2019年1月31日木曜日

日刊動労千葉 第8573号

第1回 千葉県労働委員会忌避申立却下決定取消行訴

国鉄1047名解雇撤回!
千葉県労委は真実を葬り去るな!
労働委員会解体許さず闘いぬこう


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8573/

2・10国鉄集会に大結集を!

 1月22日、千葉県労働委員会の忌避申立却下決定の取り消しを求める行政訴訟の第1回裁判が行われた。動労千葉争議団、1047名協議会の小玉さん、各支部組合員、支援の仲間が結集し、千葉地裁の大法廷を埋めて闘いぬかれた。

不当労働行為の真実は暴かれた

 裁判では冒頭、中村本部執行委員が意見陳述を行い、「不当解雇した犯人がJR東日本だったと明らかになったのだから、解雇を撤回し、原職復帰させるべきだ」とJRの責任を明らかにした。そして、「JRに責任なし」とした最高裁判決の前提を覆す事実が明らかになったことを突きつけ、「事実調べを行わずに審査などできない」「事実調べを行わずに打ち切るとは、不当労働行為を正すべき労働委員会が、自ら労働委員会制度を解体する重大事態だ」と訴えた。
これを受けて弁護団からは、名簿不記載基準そのものが不当労働行為だったという真実を暴いたこと、その基準をJR設立委員会自身が決定していたことを突きつけ、JR自身に不当解雇の法的責任があることを一点の曇りもなく明らかにした。そして、国策との真正面からの対峙をおそれ、真実を葬り去ろうとした千葉県労委を断罪した。

労働委の権力への屈服ゆるすな

 裁判に先立ち行った千葉県労委への抗議行動で、小玉さんは「怒りに堪えない。真実は明らかになった。典型的な不当労働行為だ」「国労本部が折れずに闘えば勝てた。本当に悔しい」「労働委員会はJRを擁護している。とんでもない話だ。絶対に勝利したい」と千葉県労委を激しい怒りで弾劾し、熱い決意を語った。
裁判終了後、動労総連合決起集会が開催され、田中委員長から、分割・民営化の国家的不当労働行為の真実を突き止めた勝利を確認したうえで、「決定的な勝利の地平が、今日の裁判闘争に凝縮されている」と本裁判闘争の意義を明らかにした。また、「揺るがない事実を明らかにしたのに、千葉県労委は事実調べもしない。真実を暴くかどうかの闘い。未来にむけた問題だ」と訴えた。
 弁護団からは、「傍聴への結集が、簡単に打ち切れない関係を築いている」「労働者の権利を守るための機関が権力に屈服している」と労働委員会の屈服を弾劾し、闘う決意を表明した。
 その後、動労総連合、支援の仲間から発言が続き、「人生をかけた闘いが素晴らしい地平を切り開いている。闘いは今からだ」「労働委員会が不当労働行為を扱わないなどということが許せるか」と、多くの仲間から1047名解雇撤回の新たな闘いへの熱い決意が語られた。

大結集で闘争勝利まで闘いぬこう

 この裁判闘争は、最高裁判決を覆す事実をもってJRに解雇撤回・団交開催を行わせ、国鉄分割・民営化攻撃に決着をつける新たな闘いだ。同時に、労働委員会解体という労働者の団結権を奪う攻撃と対決し、労働者全体の権利と未来を守る闘いだ。
裁判では、千葉県労委は事態の重大さを無視し、形式的に打ち切るよう主張している。裁判闘争の大結集をかちとり、早期打ち切りを許さず闘いぬこう。2・10国鉄集会の成功をかちとり、国鉄1047名解雇撤回まで闘いぬこう。

国鉄分割・民営化による不当解雇から32年 2・10国鉄集会
2月10日(日)午後4時~(開場3時30分)
市川市文化会館2階 小ホール

第2回 千葉県労委行政訴訟
4月12日(金)10時30分~ 千葉地裁601号法廷

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外注化阻止ニュース 第410号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka410.pdf


民間委託が路線バスを危機に
京都市営バス
低賃金と過重労働で運転手不足

 年間5千万人を超える観光客が訪れ、バスの利用者も増加している京都市で市内8割超の路線を運行する京都市営バスが維持困難に陥っています。
 京都市は「経営改革」と称して十数年、民間委託や人員削減を強烈に進めてきました。市交通局の運転手数は2000年の1338人から12年度に680人に半減し、整備士も百人以上が減りました。
 そして市内中心部や観光路線は直営を維持する一方で、周辺部の赤字路線(約400台のバス)の運行を丸投げで安価な委託料で民間バス会社に外注化したのです。

なぜ深刻な運転手不足が起きたのか

 しかし外注先の民間バス会社の運転手・整備士不足が深刻化し、受託を維持できない状況になっているのです。
 なぜこれほど深刻な運転手・整備士不足が起きたのか?
 原因は、赤字路線を安値で民間バス会社に外注化し、民間バス会社がそこから利益をひねり出す仕組みにあります。より低賃金、より少ない要員でバスを運行する以外にこの仕組みは維持できないのは明らかです。

バス外注化の先陣を切った京都市

 人件費が安い民間バス会社に委託して経費を削減する「民間委託」の仕組みは、公営バスでは京都市が全国で初めて導入しました。すでに仙台市、東京・川崎・名古屋・神戸などで認可上最大限の委託が行われています。
 低賃金で過重労働が続けば、深刻な人手不足が生じるのは当然です。悪循環の結果として、運転手のなり手が激減し、民間バス会社が持続できなくなったのです。対応を迫られた京都市交通局は15年連続の黒字から今後10年で百億円以上の赤字となる見通しです。
 同様の事情で全国各地でバス路線が維持困難に陥っています。この冬、インフルエンザの流行で運転手の病欠者が出て減便となったニュースが相次いでいます。これまでなかった事態です。本当の理由は運転手不足なのです。
 JR東日本も、より低い賃金、より少ない要員で利益を上げるために、駅や保守部門の鉄道業務の外注化、分社化を進め、鉄道の安全も危機的状態にあります。
 鉄道の安全と労働者の未来のために、委託=外注化、分社化―転籍攻撃を許してはなりません。

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2019年1月29日火曜日

日刊動労千葉 第8572号

人事制度改悪阻止!19春闘勝利!
65歳まで安心して働ける労働条件の確立を!
2019年貨物協議会の闘う決意

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8572/

とんでもない制度だ!

 「平成31年4月1日」から実施するという「人事制度の見直し」。プランナー、エキスパート、プロフェッショナルという職群を設ける。「主に鉄道業務の第一線で業務経験を重ねていく。転勤範囲は採用支社内とする」、プロフェッショナル職群は今の指導職に相当する等級R(レギュラー)1級で277,500円、主任職のR2級で327,500円が基準(最高)額だ。
 しかも、昇給についてはS・AA・A・BA・Bと5段階で評価され、標準となるA評価ではR1級で4,000円、R2級で5,000円といくらも上がらない。最低額が、R1で181,500円、R2で237,500円なのだから、高卒で現場でコツコツ何十年働いてもいくらも上がらない。
 上位職・管理職にならない現場労働者の、生涯にわたる低賃金を正当化するとんでもない制度だ。鉄道業務を「根っ子で支えているのは誰なのか」、ということだ。

55歳と嘱託はおきざり


 新制度に移行後、55歳以降も「定年に達するまで昇給する」というが、現行71%のままでいったい、いくら上がるというのだ。そして、「嘱託社員」を「シニア社員」と名称を変え、基本賃金が千葉県の場合、特休が年間56日のコースAで171,000円、年間80日のコースBで150,300円。要員が回らなくなる中で、わずかな差で人を釣るというのか。これでは、現制度のあまりの酷さと同じである。

日貨労が 「大筋合意」

 日貨労は、何一つ抵抗することもなく人事・賃金制度の改悪提案に「大筋合意」した。
 新人事制度は、日貨労の言う「社会人としての他の模範となるべく組合員が働きがいを持ち、生活にゆとりと安定が感じられる」ものでは断じてない。
 JR東日本における東労組解体が貨物に波及することに震えあがって全面屈服に走ったのだ。国鉄分割・民営化の時と同じく、自らの延命のために現場組合員の利益・権利を差し出したのだ。
 貨物協議会は怒りも新たに、貨物会社に働く青年労働者の未来を切り拓くためにも、本線運転士の高齢者対策を始めとした安心して65歳までちゃんと働ける労働条件を確立するために、人事制度改悪阻止!19春闘勝利へ心機一転、全力で闘います。

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2019年1月28日月曜日

改憲を考える講演会

https://drive.google.com/file/d/1nwNJOWoWJ6qmSoJG4WCOPEVsdWuGd4St/view?usp=sharing


改憲を考える講演会

戦争に反対し改憲を許さない


◆ 講演 弁護士 高山 俊 さん
戦争が近づいている/安倍政権のもくろみ/改憲の日程/憲法とは何か/自衛戦争なら許されるのか/戦争反対の確信を改憲反対の力へ

◆ 国分寺実行委員会からのお話
本町クリニック院長 杉井 吉彦

◆ 教育・医療福祉現場からの発言

講師の紹介
○憲法と人権の日弁連をめざす会・前代表
○裁判員制度はいらない大運動 代表呼びかけ人
○交通法科学研究会・事務局長

2月24日(日) 午後6時半~(午後6時開場)

会場 cocobunjiプラザ5F リオンAホール
資料代500円

連絡先 戦争するな!9条変えるな!国分寺実行委員会




◆ 安倍の改憲発議をとめよう!

 安倍政権は、今国会で「2020年新憲法施行」のために自民党の改憲案を国会に提出し、改憲発議をめざしています。その意図は、戦争放棄の現憲法を変え、「自衛のために」と戦争の出来る国へとつくりかえようとすることです。これまでの戦争は、いつも「自衛のため」といって始められてきました。その歴史を繰り返すことはできません。資本家の利益のために、労働者や子どもたちの未来が戦争で破壊されてはなりません。今こそ、反対の声をあげましょう。

◆ 福島原発事故は終わっていない!

 ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・チエルノブイリそしてフクシマと放射能による被曝は続いています。
 安倍政権は、「原発事故はアンダーコントロールできている」と、オリンピックを招致しました。
 一方で福島の避難者の住宅保障等を打ち切り、20ミリシ-ベルトという高線量の地域に帰還強制を行っています。
 福島県内では、小児甲状腺ガンは、200人を超え、今も被曝が続いています。
 JRの労働組合である水戸動力車労働組合は、乗務員や乗客を被曝させる常磐線延伸反対のストライキに決起しています。
 東京新聞によると、福島県双葉町の11歳の少女が事故直後、喉にある甲状腺に推計100ミリシーベルト程度の被曝を受けたことを、国の研究機関が今年初めて明らかにしたと報道されました。
 こうした深刻な状況の中で安倍政権は、核戦争準備のために、老朽化した東海第二原発の再稼働に踏み切ろうとしています。

◆ 学校から戦争がはじまる!


 安倍政権の改憲攻撃と一体で、公立小学校の道徳教育の教科化が昨年から始まりました。
 今年の4月からは公立の中学校での道徳の教科化が行われます。安倍とその夫人が教育勅語を賞賛していることからも明らかなように、子どもの道徳教育は、安倍政権による国家に従順な子どもづくりです。
 大学では、学問の自由が奪われ、自治が奪われています。軍事に関する学問研究には予算がつくけど、戦争に反対するものは弾圧するという事態がおきています。
 京都大学では、立て看板が禁止され、反対した3名の学生が逮捕・起訴されました。現在も拘置所に拘留されています。戦争に反対する学生弾圧は許せません。

 みなさん。2・24講演会にご参加ください。ともに考え、声を上げていきましょう。

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2019年1月27日日曜日

日刊動労千葉 第8571号

3・16ダイヤ改悪阻止!
「闘い無くして安全なし」の実践を!
組織拡大を実現しよう!

ダイヤ改悪絶対阻止!、組織拡大を実現しよう!

 3月ダイ改阻止に向けて、習志野運輸区での問題点について相馬支部長と青山交渉員に話を伺いました。(文責編集部)

相馬 3月のダイヤ改正提案を見てまず思ったのは、短時間行路が増えた関係で、全ての行路が重くなっていること。これは始まりであり、もっとひどくなると思う。若い人たちのためにも、このダイ改は闘わなければいけないと思いましたね。

これでは事故が起きる


青山 会社は、現場の乗務員のことなどまったく考えていないね。このままだと東中野事故と同じことが起きてしまう。

相馬 とくに問題になっているのは、17行路の泊仕業だ。初日に津田沼~中野間を3往復し、明けで1往復の計4往復になる。しかも、明けは一番眠い時間での乗務。これでは事故を起こせってことだ。
 会社は、指差喚呼をやれば事故は起きないと言うけど、そんなことはない。やはり休むところは休む、寝るところは寝る、そこはきっちりやらないと。今の緩行の乱れ方を見ていると、定時で動いているのは月に何日もないよね、その中でみんな必死になって頑張ってやってる。安全無視、現場軽視を絶対に許しちゃいけないね。

青山 今回はユニットの乙行路の終了が15時から16時ぐらいになった。16時なんて、冬場は真っ暗ですよ。現実的に非常にきついよね。
 あと習志野は今回、ライフサイクルで4人出しちゃうんですよ。(帰ってくるのはゼロ)。今、習志野運輸区は休勤だらけになっている。しかもライフサイクルで帰ってきた乗務員が配転で他区へ転勤させられてしまう。こんな制度絶対粉砕しかない。

声を上げる組合が必要だ


 今、動労千葉が職場にいることは結構重要なんですよ。文句を言っている組合がいるというのは、無視できないと思うよ。会社の横暴を許さず、組織拡大に向けて頑張ってゆきたいです。

相馬 乗務員全体のことを考えながら全力で、声をあげてゆきます。 それが組織拡大に必ずつながると思うね。

乗務職場で働くすべての乗務員の闘い

乗務員分科会長 鈴木 貴雅


 昨年5月、JR東日本は「乗務員勤務制度の見直しについて」を提案してきました。それは、乗務員勤務制度のみならず、乗務員という概念を無くしてしまおうとする攻撃です。
 また、その後に提案された「賃金制度見直し」も行き先地手当、深夜額A・Bを廃止して一般的な深夜手当てにするなど、乗務員の特性を否定しようとするものでした。
 3月ダイ改において、育児・介護を目的とした時短行路が提案されました。時短行路作成にあたっては、他の行路へ乗務行程を移管した乗務員負担増による作成は絶対認めることは出来ません。これは乗務割交番作成規定による新たな行路増による設定を行い、且つ、これに伴う要員の配置が「安全」確保のために絶対に必要なのです。
 また運用に関しては、行路設定に伴う具体的な支社課員・指導・当務主務の乗務指定や予備の乗務における勤務扱いに注視し、問題を提起していかなければなりません。
 拘束時間の延長により乗務効率の拡大を画策し、「」生産性向上」を主張する会社に対して、「安全確保」を第一とした全組合員の団結による闘いの強化が求められています。
 会社は「2020年70キロ圏外ワンマン化」「乗務員は将来[輸送スタッフ]という位置づけ」「運転士レス運転」等の主張をしていますが、詳細に関しては何ら明らかにしていません。乗務員勤務制度、賃金制度見直しに絶対反対し、運転職場の将来展望について真実を明らかにさせることにより、3・16ダイヤ改悪阻止を、乗務職場で働く全ての乗務員の闘いへと発展させて「闘い無くして安全なし」の実践を押し広げよう。

「見極め」を絶対に阻止しよう!

本部執行委員 関 和幸


  昨年は組合員、支援の皆さんには大変お世話になりました。御礼申し上げます。
 電力、保線、駅、構内が外注化される中、車掌、運転士まで丸投げ構想の輸送スタッフなど断じて許してはいけません。
 支社課員、主務、内勤者の片手間乗務は安全の崩壊はもちろん教育訓練、体調管理など問題は山積みです。
 まずは、3・16ダイ改に向けて千葉運輸区を先頭に、全乗務員、全組合員は闘いの先頭にたち上がります。その突破口は、「見極め」を絶対に阻止することです。
 今回、外房線で1本のみ大原止まりが勝浦まで延長になりましたが、上総一ノ宮・君津より下り2020年以降、ワンマン化などもってのほかです。全てを現場労働者とりわけ運転士、車掌に押しつけ地域を見捨てるようなダイ改を絶対に阻止しましょう。
 JRのみならず、労働者を苦しめる戦争法案廃止、全労働者の正規雇用、安倍政権を打倒し、生きる権利を勝ち取ろう。
 改めて乗務員勤務制度改悪阻止。3・16ダイヤ改悪阻止。安倍打倒に向かって、私たち動労千葉は、動労総連合と一体となり支援の皆様の力を借り、全員の力を結集させようではありませんか。

若い人の心を捉えるような闘いを

新青年部長 渡辺 剛史


 あけましておめでとうございます。北嶋前青年部長に続き、新たに青年部長に選出されました。よろしくお願いいたします。
 動労千葉にも世代交代の波が押し寄せています。私たち青年部も含めて、若い世代が役員に台頭していかなければならない時が来ています。
 なおかつ、組織拡大も急務な課題です。若い人たちに響かせるよう、会社の攻撃を動労千葉として真に受け止めて、跳ね返し、それを組織拡大に変えていくような闘いが大切だと思います。青年部としても、いろんな若い人の心を捉えるような闘いで、組織拡大に向けて頑張っていきたいと思います。
 動労千葉は結成40周年を迎えます。記念レセプションも盛大に成功させ、新たな闘いの出発にしましょう。今年もよろしくお願いいたします。

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2019年1月26日土曜日

日刊動労千葉 第8570号

-3月ダイ改 習志野運輸区17行路-
津田沼~中野間4往復!
306・4kmの超ロングラン行路
「事故が起きる」の声が上がっている!

 3月ダイ改の行路・交番が提案され、各支部でダイヤ検討が行われている。
 その中で、習志野運輸区において、とんでもない行路が設定されている。左の行路表を見てもらいたい。平日の17行路(習志野運輸区泊)だ。初日に津田沼~中野を3往復、明けでさらに1往復、合計4往復という行路が設定されている。
 これまでも、津田沼~中野2往復に千葉や三鷹、お茶の水が付くことはあったが、初日に3往復などという行路はこれまでにないものだ。
 乗務キロも306・4kmというように、超ロングラン行路だ。
 しかも、初日に中野までの3往復を乗務し、明けで朝のラッシュ時間帯を乗務するのだ。睡眠時間もまともにとれない中で睡魔との闘いが強いられることになる。
 こんな行路に対して職場では、「もの凄く重くなっている」「こんな行路じゃやってられない」「事故が起きる」との怒りの声が上がっている。
 「育児・介護」を理由にして導入した短時間行路を、現行の2本に加えさらに2行路増やし、残った部分を他の一般行路に振り分けたために17行路のような今までにない酷い行路ができたのだ。このまま黙っていたら、さらに劣悪な行路が強制されることになる。職場から反対の声を上げよう!3月ダイ改阻止へ闘争体制を確立しよう!反合・運転保安確立へ、全力で闘いぬこう!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8570/

当面する行動について 

■1047名闘争勝利ーJR採用! 2・10国鉄集会

 日 時 2月10日(日) 16時~ 場 所 市川市文化会館小ホール
*1047名解雇撤回ーJR採用に向けて、全支部からの結集をお願いします。

■第70回動労千葉定期委員会

 日 時 2月24日(日) 13時~ 場 所 千葉市・DC会館
*3月ダイ改阻止、19春闘勝利に向けて成功をかちとろう!

■動労千葉結成40周年記念レセプション

 日 時 4月7日(日) 13時~ 場 所 千葉市内
*79年3月30日の動労千葉結成から40周年を迎えます。記念レセプションへの結集をお願いします。

2019年1月25日金曜日

日刊動労千葉 第8569号

内房線・外房線と地域を守る会
JR千葉支社要請行動

峡東3市市民の会
「中央線ダイヤ改悪絶対反対」ののぼり

内房線・外房線と地域を守る会
JR千葉支社要請行動署名1万2227筆を提出

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8568/

 昨年12月25日、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会がJR千葉支社への要請行動を行い、外房線と地域を守る会から署名1万2227筆を提出した。

地域住民の切実な思いを訴える


 内房線関係では館山―千葉間の直通列車、特急列車の復活を強く要請し、外房線関係では昨年3月ダイ改で茂原、上総一ノ宮以南の列車が5本削減されたことに強く抗議した。高校生のアンケートも用いて、列車増発の必要性やワンマン化、列車削減の問題を突きつけた。
 要請行動で内房線と地域を守る会の松苗代表は、「学校ということをダイ改の視点に入れていただきたい。次の時代を担う子供たちの育成のためにJRはなくてはならない」と訴えた。また、外房線と地域を守る会の藤平代表が、「1万2千余りの署名は『不便になる』『困るんだ』という地域の人々の強い気持ちが集まったものだと理解してもらいたい」と訴えた。
 会社からは総務部企画室の早川室長ら3人が対応し、列車削減や駅員削減について、「利用状況に応じた対応だ」と開き直った。券売機を定期券発行に対応したものにせよという要求についても、「すぐにはできない」と回答するのみで、切実な声に応えることはなかった。
 外房線の上総一ノ宮以南、内房線の君津以南へのワンマン運転導入は、さらなる列車削減や廃線化につながる攻撃だ。緊急時に安全を確保できるはずもない。このことについて追及されると、会社は「具体的には決まっていない」としながら、「ワンマンを検討しているのは事実」とあくまでワンマン運転推進を表明した。
 また、JRはこれまで列車削減にあたり地域との話し合いも説明もせず、一方的に強行するという対応を続けてきた。このことへの激しい怒りが突きつけられた。その中で、千葉支社は「今後も情報の共有、意見交換の場を持つ」と応じざるを得なかった。

地域と共に列車削減反対で闘おう

 地域住民にとって列車削減は深刻な問題だ。それは、学校や職場単位で多数の署名が寄せられ、1万2千筆超まで署名が集まったことにも表れている。
 昨年のダイ改で、勝浦へ向かう千葉駅20時台発の列車が一本もなくなった。今年3月ダイ改では、20時24分発大原行が勝浦行へと延長された。小さな成果であるが、運動の前進がかちとられている。地域の仲間とともに粘り強く運動を作り、JRの地方切り捨て攻撃を阻止しよう。




峡東3市市民の会「中央線ダイヤ改悪絶対反対」ののぼり
地域の反対の声でJR東も「あずさ・かいじ増発」発表


 3月ダイ改では、山梨県と長野県の駅で特急「あずさ」が停車しなくなると提案された。特急停車本数は石和温泉駅で10本減、山梨市、塩山駅も6、7本減、下諏訪駅は上下計16本から計4本に大幅に減少するなどだ。
 しかも、地元に一切説明もせず、一方的に削減を発表したのだ。
 特急削減の理由は、「首都圏までの速達性向上」とされている。しかし、3時間程の新宿―松本間で平均短縮時間はわずか6分だ。
 地域からは激しい怒りの声があがった。石和温泉駅には地元関係者で設立された峡東3市市民の会によって、「JR中央線ダイヤ改悪絶対反対!」と書かれたのぼり旗がたてられた。
 この中で1月18日、JRは3月~6月の増発列車(金土日祝日とゴールデンウィーク期間に増発)を発表した。「かいじ」は去年の70本から106本、「あずさ」は85本から123本に増やすとしている。激しい怒りの中、会社も一定の対応をせざるを得なかったということだ。
 しかし、こんなごまかしで地域の怒りはおさまっていない。どこまでも効率化と金儲けを優先し、地域の生活も鉄道の安全も切り捨てる攻撃に、職場・地域から反撃しよう。

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闘いなくして安全なし No.198

http://www.doro-chiba.org/ga/tn198.pdf


千葉運輸区長  「見極め」必要な根拠ない
動労千葉が「見極め」中止求める申入れ

 動労千葉は、1月9日、JR千葉支社に対して、千葉運輸区における「見極め」の中止を求める申入れを行いました。
 千葉運輸区での「見極め」は、40年以上本線乗務を行ってきた運転士に対して40頁に及ぶ「知悉度試験」を強要するものです。しかし、退職手続きを行う最後の日に「見極め」を行う必要などまったくありません。嫌がらせ以外の何ものでもありません。

3月ダイ改合理化に反撃を

 動労千葉は、千葉運輸区長による許しがたい嫌がらせに、徹底した闘いを構えて反撃を始めています。それは3月ダイ改との闘いの出発でもあります。
 水戸支社では、泊勤務にも関わらずなんと7時台の出勤という勤務が組まれています。
 要員も、昨年の車掌31人減に続き、今年は運転士19人減が提案されています。
 その分を乗務員の労働強化で埋め合わせようというのです。
 会社の好きにさせてはなりません。動労千葉とともに、職場から声を上げ、闘う労働組合を取り戻そう。



動労千葉申第8号
2019年1月9日

千葉運輸区における「見極め」の中止を求める申し入れ

 この間、動労千葉は、千葉運輸区でのエルダー運転士になる者に対する「見極め」の中止を求めて団体交渉を行ってきたところである。
 「見極め」の強要は、40年以上にわたり安全確保の第一線で働き続けてきた乗務員を侮辱するものであり、到底、看過することはできない。
 また、エルダー運転士として乗務するための労働契約はすでに結ばれており、「見極め」を行わなければならない根拠は全くない。
 こうした状況にもかかわらず千葉運輸区において「見極め」を行っていることは、乗務員に対する嫌がらせ以外の何ものでもない。
 従って、下記のとおり申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。

1.千葉運輸区での「見極め」を直ちに中止すること。
-以   上-

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2019年1月24日木曜日

国会開会日 1.28(月)行動

http://stop-kaiken.blog.jp/20190128bira.pdf


改憲・戦争 絶対阻止!!
国会開会日
1.28(月)行動


1月28日(月)午前11時、参議院議員会館前に集合。
正午からは全体集会に合流。

よびかけ 改憲・戦争阻止!大行進


■1月28日から始まる通常国会は “改憲国会” です。安倍首相は4日の年頭会見で「具体的な改正案を示して、国会で活発な議論をしていく」と述べ、6日のNHKインタビューでは、「(2020年新憲法施行の)気持ちは全く変わりはない」と明言しています。
また、9日の日経新聞では「政府・与党は、与野党が鋭く対立しそうな法案の提出をできるだけ見送る方針」と報じています。つまり安倍政権は、この通常国会で、改憲論議に集中して発議をめざす方針だということです。

■12月18日に閣議決定した「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」は、空母の保有、F35の大量購入、巡航ミサイルや弾道ミサイルの導入など、一線を完全に越えた大軍拡方針です。これまでの「大綱」は防衛省で原案をつくってきましたが、今回は首相官邸の国家安全保障会議とその事務局が策定しました。つまり、この大軍拡方針は安倍の指示なのです。「レーダー照射」問題で、ビデオの公開を指示したのも安倍です。戦争を止めるはずの政治家が、戦争を加速させようとしています。

■「自衛隊明記」の改憲とは、軍事中心の社会に変えることです。改憲・戦争の安倍政権を倒すために猛然と決起しましょう!

外注化阻止ニュース 第409号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka409.pdf


山手線 ホームドア破損し乗客けが
労働者がいなければ安全は守れない

ドアに荷はさみ発車、次駅で衝突

 昨年11月、JR代々木駅において、山手線列車の先頭部ドアにはさまれた荷物がホームドアに衝突し、ドアを破損。さらにホーム上の乗客が負傷する事故が発生しました。前駅の新宿駅の駈け込み乗車で荷物がはさまれたまま発車したのが直接の原因です。

要員配置の要求を拒否したJR東

 JR東日本は事故直後から、新宿駅のホーム立番や車掌、運転士などに「見えなかったのか」と事情聴取し、現場に責任転嫁しようとしました。しかし事実は真逆で現場の労働者は再三、危険を指摘し要員配置を要求していたのです。
 そもそも新宿駅14番ホームは大きく曲がり、特に代々木駅方面の先端は急カーブです。ホームの反対13番線は総武緩行線です。山手線と総武線という最も混雑する路線を一つのホームでこなしているのです。
 現場は「最も注意が必要な危険箇所」と指摘しているにもかかわらず、安全要員は民営化前は4人だったのが現在わずか2人で恒常的に欠員状態です。休憩も取れず、超勤や休勤でかろうじて安全が守られていたのです。


 特に最近、新宿駅の南口にバスタ(高速バスターミナル)と商業ビルを増設したため、南口などの乗客が急増し、駈け込みで先頭車両に乗るケースが大幅に増えているのです。
 ドアでの荷ばさみ事故は多発しています。乗客が先頭車両のドアの前に殺到することが常態化し、ダンゴを切り裂くようにドアを閉めることもあるのです。

機械化で安全は守れない

 ここに要員が1人も配置されていないのです。機械化で安全は守れません。危険箇所の放置はあらゆる駅ではびこっています。にもかかわらず会社は、吉祥寺駅の丸ごと外注化に続き、秋葉原駅の外注化が強行されてようとしています。年末年始には無人運転の試験まで強行しました。
 現在の会社の施策では安全を守ることはできません。「闘いなくして安全なし」です。でたらめな合理化や外注化と闘おう。

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2019年1月23日水曜日

2019年1月19日土曜日

改憲阻止学習会

http://blog.livedoor.jp/daikoushin_santama/190211%E6%94%B9%E6%86%B2%E9%98%BB%E6%AD%A2%E5%AD%A6%E7%BF%92%E4%BC%9A.pdf


改憲阻止学習会
「空襲体験者が語り継ぐ戦争の姿」


日時: 2月11日(月・休)午後2時開始(1時半開場)
場所: 武蔵野公会堂・第3会議室
(武蔵野市吉祥寺南町1-6-22 JR吉祥寺駅南口より徒歩2分)
資料代:300円(大学生以下は無料)

お話 浦田 よしえ さん(元小学校教員、静岡市平和を考える市民の会)

講師プロフィール
1928年10月、静岡市生まれ。師範学校在学中の1945年6月、市内で静岡大空襲を体験。戦後は小学校教員。退職後、「語り部」として空襲体験を語りつぐ活動に従事。85年、『画集 静岡市空襲の記録 街が燃える 人が燃える』(静岡市平和を考える市民の会 編)編集に携わる(左は表紙)。現在、武蔵野市に在住。

呼びかけ: 改憲・戦争阻止!大行進 三多摩実行委員会



安倍の改憲とめる大行動を起こそう

 安倍首相は1月4日の年頭記者会見の場で、「2020年新憲法施行」のために自民党の改憲案を国会に提出し、改憲発議を目指していく意向を表明しました。
 そもそも、安倍首相は昨年秋の臨時国会に改憲案を提出するつもりでした。それが改憲への危機感や臨時国会での政権不信の高まりで挫折しました。しかし再び、”なにがなんでも改憲を進める”と改めて宣言したのです。
 その意図は、戦争放棄の現憲法を変え、「自衛」の名で戦争できる国へとつくりかえることです。絶対に許してはなりません。
 「国及び国民の安全を保つ」というのはペテンです。沖縄戦や本土空襲はなぜ引き起こされたのか? 「国を守るため」と言って、天皇制や一握りの資本家、政治家を守るためです。そのために多くの労働者民衆(国民)が犠牲にされてきたのが戦争の真の姿でした。
 いまも安倍政権は、北朝鮮の脅威や韓国軍のレーダー照射をあおり、改憲に向けた自衛隊の侵略軍隊化・大軍拡を正当化しようとしています。絶対にだまされてはなりません。戦争の真実を学び、二度と許さないために、世界の仲間とともに立ち上がりましょう。



「9条の2」の追加でこう変わる

http://blog.livedoor.jp/daikoushin_santama/190211%E6%94%B9%E6%86%B2%E9%98%BB%E6%AD%A2%E5%AD%A6%E7%BF%92%E4%BC%9A.pdf

●「自衛」の名であらゆる戦争が可能に

 「9条の2」の「前条の規定は…妨げず」という例外規定で現行の9条2項を無効化。「自衛」の名であらゆる戦争が可能に。例えば「国及び国民の安全」の意味。海外にいる国民も含まれるため、海外派兵が容易に。「国民を守るため」と言って「自衛」の名で攻め入るのは侵略戦争の常とう手段。また「集団的自衛権」という“同盟国防衛”の形での侵略戦争も可能になる。

●軍備増強や徴用・徴兵が国の義務に

 国民は戦争協力や徴兵に従うことが義務に。戦争反対が罪に。


改憲・戦争阻止!大行進1周年集会に集まろう

3月1日(金)18時半開始 セシオン杉並・大ホール

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2019年1月18日金曜日

日刊動労千葉 第8568号

1047名闘争勝利! 解雇撤回・原職復帰!
2・10国鉄集会に結集しよう!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8568/

 組合員、そして動労千葉を支援して共に闘う皆さん18冬季動労千葉の物資販売へのご協力いただき、ありがとうございます。
 動労千葉の1047名解雇撤回裁判闘争で、我々を差別選別した「不採用基準」それ自体が不当労働行為意思に基づいて作られた事を最高裁に認めさせました。しかも、「不採用基準」の作製を指示したのは、JR設立委員会でした。「設立委員会の行った行為は継承法人JRの行為」と規定しています。
 昨年、千葉県労働委員会に対して動労総連合として、『新たな真実』をもって、JR東日本との団体交渉と解雇撤回・職場復帰を求める申し立てを行いました。しかし千葉県労働委員会は真実から逃げ2回の調査で事実調べを全く行わず打ち切りました。労働者の当然の権利を遵守させるため行政訴訟を開始します。この訴訟に50名を超える大弁護団が結成されました。
 32年前の国鉄分割・民営化攻撃は、自民党中曽根政権による、総評労働運動・労働組合を潰し、戦争を出来る国をつくり出す攻撃でした。今の自民党安倍政権はそのしっぽで中曽根が出来なかった事を完結しようとしています。絶対に許してはんりません。
 国鉄分割・民営化に絶対反対で闘う労働者としてJR採用から排除されました。働いていた職場を奪われました。労働者の誇りかけて、「解雇撤回・原職復帰」を実現し、原職・JR東日本の職場を取り戻し勝利します。
 安倍の改憲・戦争に絶対反対し、団結破壊に立ち向かう旗印として、解雇撤回の闘いの先頭にたちます。
 1月11日(火)の「千葉県労働委員会忌避申立て却下取消し行訴」への結集と2月10日(日)の市川市での「2・10国鉄集会」へ全力での結集を訴えます。

■千葉県労働委員会忌避棄却命令取消行訴

日 時 1月22日(火) 10時30分~
場 所 千葉地裁601号法廷
*なお、9時45分から、千葉県労働委員会への抗議行動を行う予定です。
*裁判終了後、千葉市文化センター9階において、「動労総連合決起集会」を開催する予定です。 

■ 国鉄分割・民営化による不当解雇から32年
2・10国鉄集会

 日 時   2月10日(日) 16時~
 場 所   市川市文化会館小ホール
 呼びかけ  国鉄分割・民営化に反対し、
       1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

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闘いなくして安全なし No.197

http://www.doro-chiba.org/ga/tn197.pdf


動労千葉が闘争体制確立を指令
千葉運輸区長は「見極め」やめろ!

 1月7日、動労千葉は支部代表者会議を開催し、とくに千葉運輸区における「見極め」中止に向けた闘争体制確立を指令しました。

乗務員への侮辱行為そのものだ

 千葉運輸区ではエルダー運転士になる者に「見極め」と称して、見習い時に行う40頁もの〝知悉度試験〟が行われています。すでにエルダー運転士として就労する労働契約が結ばれているにもかかわらずです。
 今日まで40年以上にわたって乗務してきた運転士が、明日からまた乗務するだけのことです。会社としてもそれを認めているのです。
 それを現場長の判断だけで「見極め」を強制する必要も根拠もありません。実際、他区でも行われておらず、運転士に屈辱を強いる嫌がらせ行為以外の何物でもありません。
 当該組合員の千葉運転区支部・福島さんは、「JR最後の日にこんなことをやらせるのは納得できない。白紙で出す。すでにエルダー再雇用の契約は結んでいる。取り消すというならやってみろ」と決意を語っています。

3月ダイ改との闘いの突破口


 乗務員勤務制度の改悪は、乗務員という考え方を解体し、すべての職種に攻撃を拡大し、労働者の権利や労働条件の解体を狙うものです。その乗務員勤務制度改悪を前提にした3月ダイ改が提案されています。ダイ改提案では行路数を増やさずに短時間行路が設定され、他行路の拘束時間が拡大しています。
 また、「新乗務員勤務制度の高度な活用」と称して乗務員基地再編が計画され、テレワーク導入やフレックスタイム制のコアタイム廃止の就業規則改定も提案されています。
 動労千葉は「見極め」中止へ闘い、3月ダイ改―乗務員勤務制度改悪阻止の突破口を開こうとしています。すべての仲間は動労千葉とともに、職場から声をあげよう。



【闘争指令】

 千葉運輸区における「見極め」の強制は、乗務員に屈辱を強いる許し難い問題であり、全組合員の闘争課題と位置づけて闘いを配置し、「見極め」の中止を求めることとする。
 さらに、3月ダイ改―乗務員勤務制度改悪阻止に向けた突破口を切りひらく闘いと位置づけて闘うこととする。
 従って、各支部は、何時いかなる時でもストライキに起ちあがることができる闘争体制を確立すること。

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2019年1月17日木曜日

日刊動労千葉 第8567号

労働者いじめの「見極め」を直ちに撤廃しろ!

「見極め」を行わなければならない根拠は、どこにもない!

 動労千葉は、1月9日、JR千葉支社に対して、「動労千葉申第8号」により、千葉運輸区における「見極め」の中止に向けて申し入れを行った。
 千葉運輸区での「見極め」は、40年以上本線乗務を行ってきた運転士に対して、A4用紙20枚、40ページに及ぶ「知悉度試験」を行うというものだ。エルダー運転士になるために会社との労働契約も終了しいる。退職手続きを行う最後の日に、なぜ「見極め」を行う必要があるのか。
 嫌がらせ以外の何ものでもない。「見極め」撤廃へ闘いぬこう!



動労千葉申第8号
2019年1月9日
東日本旅客鉄道株式会社
千葉支社長 西 田 直 人 殿

国鉄千葉動力車労働組合
執行委員長 田 中 康 宏

千葉運輸区における「見極め」の中止を求める申し入れ

 この間、動労千葉は、千葉運輸区でのエルダー運転士になる者に対する「見極め」の中止を求めて団体交渉を行ってきたところである。
「見極め」の強要は、40年以上にわたり安全確保の第一線で働き続けてきた乗務員を侮辱するものであり、到底、看過することはできない。
 また、エルダー運転士として乗務するための労働契約はすでに結ばれており、「見極め」を行わなければならない根拠は全くない。
 こうした状況にもかかわらず千葉運輸区において「見極め」を行っていることは、乗務員に対する嫌がらせ以外の何ものでもない。
 従って、下記のとおり申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。


1.千葉運輸区での「見極め」を直ちに中止すること。
-以   上-



当面する行動について

■千労委忌避棄却命令取消裁判

 日 時 1月22日(火) 10時30分~
 場 所 千葉地裁601号法廷
*なお、9時45分から、千葉県労働委員会への抗議行動を行う予定です。
*裁判終了後、千葉市文化センター9階において、「動労総連合決起集会」を開催する予定です。 

■第29回全支部活動者研修会

 日 時 1月27日~28日
*参加対象者の勤務手配を確実にお願いします。

■1047名闘争勝利ーJR採用! 2・10国鉄集会

 日 時 2月10日(日) 16時~
 場 所 市川市文化会館小ホール
*1047名解雇撤回ーJR採用に向けて、全支部からの結集をお願いします。

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外注化阻止ニュース 第408号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka408.pdf


内房線外房線 JR千葉支社に署名提出
中央線や常磐線など各地で怒り

 昨年12月25日、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会がJR千葉支社への要請行動を行い、外房線と地域を守る会から署名1万2227筆を提出しました。
 内房線関係では館山~千葉間の直通列車、特急列車の復活を強く要請し、外房線関係では昨年3月ダイ改で茂原、上総一ノ宮以南の列車が5本削減されたことに強く抗議しました。
 内房線・外房線を利用する高校生のアンケートも用い、列車増発の必要性やワンマン化や列車削減の問題を明らかにしました。

中央線沿線にのぼり旗が林立

 次期ダイ改では、特急「あずさ」が山梨県3駅(石和温泉、山梨市、塩山)に停車しなくなり、特急の停車本数が石和温泉駅で10本減、山梨市、塩山駅も6、7本減少する計画が発表されています。長野県では、上諏訪駅で上下各1本が通過、下諏訪駅は停車本数が上下計16本から計4本に大幅に減少、岡谷駅、富士見駅も大幅減少するとされています。
 「住民生活や観光、経済などに影響が大きい」「乗り換えが不便になれば、観光客の減少につながる」「納得できない」「事前説明もなく、あ まりに唐突で乱暴」。地域からは不安と怒りの声が上がっています。
 石和温泉駅には地元関係者で設立された峡東 3市市民の会によるのぼり旗が立ち、「JR中央線ダイヤ改悪絶対反対! あずさが1本も止まらなくなる!」と書かれています。
 特急削減の理由は、「首都圏までの速達性向上」とされています。しかし、3時間ほどの新宿~松本間で平均短縮時間はわずか6分!


 常磐線特急の車掌削減なども含め、どこまでも効率化を優先し、地域の生活も鉄道の安全も切り捨てる。公共交通機関である鉄道会社の責任を投げ捨て、利益を追求する。こんなあり方は絶対に許されません。

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2019年1月16日水曜日

日刊動労千葉 第8566号

動労千葉にとって大きな節目の年
今年は必ず組織拡大を実現する!
2019年団結旗開き開催(1/12)

2019年団結旗開き開催(1/12)


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8566/

 動労千葉は1月12日、午後1時からDC会館で団結旗開きを開催した。 関副委員長の開会あいさつ、佐藤執行委員の司会で進められ、田中委員長から新年の挨拶が行われた。
 来賓挨拶に、三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さんが連帯あいさつに立ち、昨年12月20日の千葉地裁での市東さんの農地を奪う強制執行を認める反動判決を弾劾して、農地死守、空港機能強化粉砕へ、決意を新たに決起することを宣言した。
 顧問弁護団長の葉山弁護士は、「1月22日から始まる新たな行政訴訟は1047名解雇撤回・原職復帰の基軸の闘いだ」と位置づけて、裁判への結集を訴えた。
 家族会の山田会長と田中委員長による鏡開きの後、OB会の永田会長の音頭で乾杯! ひき続き、情報労連千葉県協議会・鈴木議長、動労千葉を支援する会、動労水戸の石井委員長、動労東京をはじめ共闘労組・団体のあいさつが続いた。
 これに応え、動労千葉争議団、各支部と青年部の代表がそれぞれに組織拡大の決意を語った。千葉転支部の福島君は「JRでの現役の最後の日にこんなことをやらせるのは納得できない。白紙で出す。すでにエルダー再雇用の契約は結んでいる。取り消すというならやってみろ」とエルダー運転士に対する「見極め」中止に向けた闘いの決意表明がなされた。次に本部を代表して川崎書記長が当面の方針を提起し、「結成40周年の今年を組織拡大の年に」と訴えた。
 最後に恒例のビンゴ大会で盛り上がった後、インターナショナルを合唱し、団結ガンバローで終了した。



「何事があろうとも天神峰の地で生きていく」市東さん
反対同盟団結旗開き(1/13)


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8566/

 1月13日、三里塚芝山連合空港反対同盟は新年デモと団結旗開きを行った。10時から、市東さん宅南の東峰開拓組合道路で集会が始まった。動労千葉からは関副委員長、佐藤執行委員が参加した。午後1時、成田市内のレストランで団結旗開きが開かれた。東峰の萩原富夫さんが「闘争宣言」を読み上げ、続いて市東さんが「何があっても天神峰の地で生きていく」と決意を語り、乾杯の音頭を取った。連帯のあいさつの最初に動労千葉の田中委員長が立った。

ニュースへのリンク


労働委員会は真実を葬るな!

https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/chibachiisaipanf.pdf


国鉄1047名解雇撤回闘争

労働委員会は真実を葬るな!

ついに暴き出した国鉄分割・民営化の不当労働行為の真実!!
今こそ国鉄闘争を闘おう
千葉地裁 47人の弁護団を結成し行政訴訟

リーフレットへのリンク

2019年1月15日火曜日

1.27星野文昭さんいますぐ解放全国集会



1.27星野文昭さんいますぐ解放全国集会

日時/2019年1月27日(日)
12時開場 午後1時開会
午後4時パレード出発
会場 すみだリバーサイドホール

2・10国鉄集会

https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/2019210.pdf


関西生コン支部弾圧を打ち破り、
第3の分割・民営化と闘おう!
改憲と労働基本権解体を許すな!


2・10国鉄集会

国鉄分割・民営化による不当解雇から32年
2月10日SUN 午後4時~(開場3時30分)
市川市文化会館 小ホール(2階)


改憲阻止 ― 国鉄1047名解雇撤回の新たな闘いへ!
千葉県労働委員会は事実調べ行え! 行政訴訟を闘おう!

 改憲攻撃をはじめ、臨時国会での入管法や水道法、漁業法の改悪など安倍政権の攻撃が激化しています。何より労働組合をめぐる攻防が大きな焦点となっています。
 全日建連帯労組関西地区生コン支部に対して「威力業務妨害」を口実とした大弾圧が続いています。国鉄・JR労働運動をめぐっては、JR東日本の社長が「労働運動のない会社をつくる」と公言し、国鉄分割・民営化に協力した東労組でさえ徹底的に切り崩し、すでに3万5千人が脱退し、東労組は二分解の状況です。
 国鉄1047名解雇撤回闘争をめぐっては、ついに国鉄改革の真実を暴き出し、不当労働行為を認めさせた2015年の最高裁判決に基づいて開始した千葉県労働委員会が2回目の調査で突然審理が打ち切られ、事実調べもないまま終わろうとしています。
 また、連合最大の産別であるUAゼンセンが改憲支持に舵を切り、日教組や自治労への攻撃が激化しています。
 労働運動をめぐる重大な情勢を前にして、私たちは、改めて国鉄闘争の重要性を訴えるものです。1047名闘争を圧殺を狙う千葉県労働委員会に対して、動労千葉―動労総連合は千葉地裁で行政訴訟を行うことを決め、47人の弁護団を結成しました。
 「国労と総評を解体し、お座敷を綺麗にして新憲法を安置する」と公言した中曽根の野望に対して国鉄闘争は30年を超えて闘いを継続し、ついに真実を暴き出し、今なおJR資本や司法、国家権力を脅かす闘いを展開しています。
 国鉄闘争は、30年を超える戦後最大の労働争議であり、全国の支援・連帯と結びついてきました。国鉄分割・民営化こそ新自由主義の出発点であり、国鉄闘争は、いまの社会の現実の核心に迫る最先端の闘いであり、闘いの指針です。
 今こそ改憲阻止と労働運動再生の決意と展望を持って国鉄闘争を訴えます。2・10国鉄集会へ大結集をお願いします。

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2019年1月13日日曜日

1.20小平市民の集い

https://drive.google.com/file/d/1p0DoPRE8Pm3NoJLD4bhHB9KpfQzwMfcZ/view?usp=sharing


戦争するな! 9条変えるな!
小平市民の集い


お話しとフリートーク 杉井 吉彦さん
(国分寺本町クリニック院長)
(ふくしま共同診療所医師)

『福島県民の命と暮らしを守ろう。
オリンピックと原発被害』

日時 1月20日 (日曜日)
午後1時半開場 午後2時開始
場所 花小金井南公民館(1階講座室)
小平市花小金井南2-12-6

連絡先 戦争するな! 9条変えるな! 国分寺実行委員会




憲法改正・子どもの戦争教育・
福島県甲状腺学校健診打ち切り反対です!

『避難・保養・医療』を!

 福島県民のたたかいとふくしま共同診療所の役割はますます重要になってきています。
 3.11後、福島で小児甲状腺がんが210名以上と多発しています。そのことを隠すために、県民健康調査検討委員会などの一部委員が「学校での甲状腺検診の中止」を叫んでいますが、保護者の皆さんを始めとする多くの県民が、県へ「学校検診の継続」を要求しているため、県は「学校検診を中止する」と言えなくなっています。
 国や県は、帰還困難地域を除いて避難指示を解除し、支援策を取り止め、避難者を経済的困窮へ追い込んでいます。それでも多くの避難者は、歯を食いしばって生活を維持し、帰ることを拒否しています。
 経済的事情などで避難できない保護者は、子どもと共に保養に出掛けられています。福島県民を中心に周辺県から、年間約1万5千名以上の方が保養に出掛けられており、県民は健康を守るために必死にたたかっています。
 ふくしま共同診療所は、『避難・保養・医療』をモットーに、各地で無料エコー検診や健康相談会などを行い、福島県民と共に、放射能から健康と命を守る診療を行っています。

甲状腺検査の継続を!

 昨年10月29日の県の甲状腺評価部会では、これまで学校健診打ち切り急先鋒だった安倍政権直系の委員に対する批判が噴出し、打ち切りはいったん後景に退いたように見えます。県民の広範な怒りが反映した面もあると思います。しかし、甲状腺がんの発生の地域差が隠しようもなくなっている中で、「UNSCER(原子放射線の影響に関する国連委員会)のデータによって補正する」と決められました。これは地域差を認めると放射能の影響を否定できなくなることからそれをどう隠すのか、という検討であると考えられます。監視の目を緩めることなく闘い続けなければなりません。同時に、「風評被害キャンペーン」による抑圧とたたかって、避難、保養の権利を実際に守り抜くことが、命と健康を守るために絶対に必要であることを肝に銘じなければなりません。

安倍政権の改憲発議を止めよう!

 オリンピックをはじめとする復興キャンペーンに抗して、戦争と原発から子どもの命と健康を守りぬくために、地域の中に新しい運動を始めましょう。
 自衛のために、軍備は必要と安倍政権は、イージスアショアやオスプレイ等を配置し戦争出来る国作りに突進しています。自衛のための戦争に騙されてはいけません。これまでの戦争は、常に自衛のためにと戦争は行われてきました。「国を守るため」とは、資本家の利益を守る為です。労働者は、競争と非正規化にさらされ、団結が奪われています。この社会を動かしているのは、99%の労働者です。1%の資本家の利益の為の、「自衛戦争」です。9条改憲に反対しましょう。

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日刊動労千葉 第8665号

2019年弁護団の年頭のご挨拶
強制執行阻止の決戦の年
 三里塚芝山連合空港反対同盟

2019年弁護団の年頭のご挨拶
動労千葉弁護団長 葉山 岳夫

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8665/

 動労千葉弁護団を代表して新年のご挨拶を申し上げます。
 激動の二〇一九年が明けました。
 二〇〇八年に開始した世界大恐慌は、米国をはじめとする世界の帝国主義国が巨額の財政支出、マイナス金利などで各国の巨大独占資本、銀行などを救済して延命を図って来ました。巨額の財政赤字と厖大な過剰資本の重圧で世界大恐慌は、底割れの状況に入りました。日本では、日経平均株価は大幅に下落。二万円を大きく割り込み、米国株も大幅に下落しています。トランプによる日米貿易戦争をキッカケにして、全世界で関税の引き上げによる貿易の大幅収縮により、貿易戦争は、第二次世界大戦を上回る帝国主義戦争に発展する危機が増大しています。
 日本帝国主義、安倍政権は、憲法九条に自衛隊を明記する改憲発議、国民投票による改憲によって、日本の戦争国家化を狙っています。安倍の改憲攻撃は、日本を戦争国家化する反革命クーデター攻撃に他なりません。
 反動の嵐は、労働委員会でも襲いかかっています。昨年五月二八日動労総連合と動労千葉一二名、動労福島の小玉さんが千葉県労働委員会に対して、一〇四七名解雇撤回闘争の一環として、不当労働行為救済申立を提起しました。解雇撤回要求の団体交渉申入れをJR東日本が拒否したことに対する、この申立について、同委員会村上典子公益委員・審査委員は、第一回調査期日に最高裁の判例に反する命令は出しませんと誤った発言をした上、第二回の調査期日では、突如、審査は行わない、この段階で手続きは打ち切る、公益委員会議を開いて後に通知すると通告しました。審査委員の独断で調査手続を打切ることは違法であり、直ちに忌避の申立をしました。これに対して千葉県労働委員会は、九月二七日忌避却下決定を通知してきました。
 葛西敬之や井手正敬が新会社設立委員会委員長で経団連会長斎藤英四郎とともに策定し、設立委員会で決定した新会社職員の不採用基準が国鉄分割・民営化に反対する動労千葉組合員であることを理由とする不当労働行為であることについて、東京地裁、東京高裁が明確に認め、最高裁決定で二〇一五年六月に確定しました。この不当労働行為に日本帝国主義の総本山経団連会長で設立委員長が関与したことでJR東日本が直接の責任を負うことが判明しました。斎藤経団連会長がJR東日本など新会社の設立委員会委員長として不当労働行為をおかしたことは、超重大事件です。公正かつ勇気ある判断が独立行政委員会である千葉県労働委員会として要請されています。しかるに同委員会は、この判断を避けて、門前払いで決着をつけるという犯罪的行為を行ったのであります。このような判断回避のための労働委員会の著しくかたよった審査指揮を許すことは絶対に出来ません。
 動労千葉を中心として、動労総連合は四七名の弁護士によって千葉地裁に忌避申立却下決定取消等行政事件を提起し、千葉地裁民事第三部六階の法廷で本年一月二二日(火)一〇時三〇分から第一回期日が開かれます。この裁判は、千葉県労働委員会での闘争とともに一〇四七名解雇撤回、原職復帰闘争の基軸をなす闘いです。皆さんのご参加を要請します。
 JR東日本は、空前の黒字収益をあげて新自由主義路線を暴走しています。第三の分割・民営化を強行しようとしています。山手線の自動運転化、秋葉原駅等の民営化、全職場での外注化、分社化、非正規職化、労働組合のない会社をめざすという攻撃は、絶対に許すことができません。
 かつて、日本軍国主義、帝国主義は組合をなくして、産業報国会を全職場で各企業社長をその長として戦争協力のために組織しました。組合をなくし、社友会を通じて労働者を支配するJR東日本の企みは、まさに産業報国会、戦争動員の恐るべき攻撃です。国際連帯を強め、これらの密集した反動と対決し、闘うことによって、労働運動は、ますます団結をかため前進できます。今年も共に闘い抜きましょう。

千葉地労委忌避申立て却下取消行訴
 1月22日(火)10時半~ 千葉地裁 601号大法廷
  *9時45分 千葉県労働委員会(千葉県庁南庁舎)前集合
   *裁判後、動労総連合総決起集会(千葉市文化センター9階)




強制執行阻止の決戦の年
三里塚芝山連合空港反対同盟

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8665/

 昨年末に下された反対同盟員・市東孝雄さんの農地取り上げ強制執行を認める不当判決を絶対に許すことはできません。千葉県収用委員会に成り代わって、千葉地裁が農民殺しに手を染める暴挙です。
 しかし、危機に追いつめられているのは成田空港会社であり国の側です。半世紀を経てなお空港は完成せず、新たな空港機能強化策の強行に、周辺住民の怒りは増すばかりです。2019年は、あらためて強制執行阻止の決戦の年です。請求異議裁判は東京高裁に移ります。私たちは裁判闘争を通して農地を守る正義を貫き、強制執行にはあくまでも体を張って実力で阻止することを宣言します。
 そして2019年は安倍政権の改憲・戦争を阻止する正念場の年です。歴史を画するこの時まで農地を守り抜いたことに、何より勝利を確信します。「新たな分割・民営化」・労組破壊と真っ向から闘う動労千葉との労農連帯を軸に、安倍政権打倒の一翼を担う決意です。ともに闘いましょう。

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2019年1月11日金曜日

日刊動労千葉 第8564号

千葉運輸区長は「見極め」を直ちに中止しろ!

第2回支部代表者会議ー「見極め」の中止に向けて
闘争体制の確立を指令!


 動労千葉は、1月7日、DC会館において、第2回支部代表者会議を開催し、3月ダイ改ー乗務員勤務制度改悪阻止、第3の分割・民営化攻撃粉砕、1047名解雇撤回等、当面する闘いの課題について伝達・確認し、とくに、千葉運輸区における「見極め」の中止に向けて動労千葉全体で闘いに起ちあがる闘争体制の確立を指令した。

運転士に屈辱を強いる許し難い攻撃だ!

 千葉運輸区におけるエルダー運転士になる者への「見極め」は、40年以上にわたって運転保安確立の最先頭を担ってきた運転士に屈辱を強いる許し難い攻撃である。しかも、他区ではこのようなことは行われていない。さらに、エルダー運転士として就労するための労働契約はすでに結ばれており、「見極め」を行う必要性もないし、根拠そのものが存在しないのだ。
 この「見極め」問題に関しては、各支部定期大会でも怒りの声があがるなど、動労千葉全体に闘いとして取り組まなければならない最重要課題である。
 今後、2月と3月に動労千葉組合員が退職を迎えることから、千葉運輸区における「見極め」の中止に向けて全力で取り組むこととし、第2回支部代表者会議において闘争体制の確立を指令した。

短時間行路設定で拘束時間が拡大!


 さらに、乗務員勤務制度の改悪を前提にした3月ダイ改の要員及び行路が提案された。習志野、千葉、蘇我、京葉、佐倉の各運輸区に運転士の短時間行路が朝・夕を中心に設定された。しかも、短時間行路設定で余った分が他行路に振り分けられたため拘束時間が拡大している。すでに「これまで以上にきつくなっている」との声が上がっている。
 さらにJR東日本は、「新乗務員勤務制度の高度な活用」と称して乗務員基地の再編を計画していることが明らかになった。
 また、就業規則改定が提案され、その中で「テレワーク」(短時間行路乗務後、出先のサテライトオフィスで業務を行うこと)の導入や、フレックスタイム制の「コアタイム」(支社で勤務しなければならない時間)の廃止まで盛り込まれている。
 乗務員勤務制度の改悪は、乗務員という考え方を解体し、それをすべての職種に拡大し、労働者の権利や労働条件を解体しようとする攻撃の始まりに他ならない。
以上に踏まえ以下のとおり指令する。

【闘争指令】
1.千葉運輸区における「見極め」の強制は、乗務員に屈辱を強いる許し難い問題であり、全組合員の闘争課題と位置づけて闘いを配置し、「見極め」の中止を求めることとする。
 さらに、3月ダイ改ー乗務員勤務制度改悪阻止に向けた突破口を切りひらく闘いと位置づけて闘うこととする。
 従って、各支部は、何時いかなる時でもストライキに起ちあがることができる闘争体制を確立すること。

2.各支部は、執行委員会、職場集会等を開催し、本闘争の意義等について万全の意思統一を図ること。

3.各支部は、闘争体制の確立に向けて、次の行動について取り組みの強化を図ること。
① 千労委忌避棄却取消訴訟
日時 1月22日(火)10時30分~
場所 千葉地裁601号法廷
*前段で、千労委抗議行動
*裁判終了後、動労総連合集会

② 全支部活動者研修会
日時 1月27日(日)~28日(月)
*参加対象者の勤務手配を確実に行うこと。

③ 1047名闘争勝利!国鉄集会
日時 2月10日(日)16時~
場所 市川市文化会館 小ホール
ー以 上ー

2019年1月10日木曜日

外注化阻止ニュース 第407号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka407.pdf


3月ダイ改阻止へ共に闘おう
今年も1年よろしくお願いします

 今年も1年間、『外注化阻止ニュース』をよろしくお願いします。
 昨年は、JR東日本と関連職場で働く労働者にとって国鉄分割・民営化以来ともいえる大きな転換の年でした。JRは、民営化に協力した東労組でさえ解体して職場を強権支配し、大リストラや分社化を強行しようとしています。


 動労千葉は34年前の国鉄分割・民営化反対のストライキをはじめ、多くの解雇者を出しながら、一歩も譲らずに闘って団結を守ってきました。公共財産である鉄道を民営化し、20万人もの職員の首を切り、金儲けの道具にすることは根本的に間違っているのです。動労千葉はそれを堂々と主張し、胸を張って闘ってきました。
 そして会社と東労組の結託体制がついに崩壊したのです。その中で動労千葉は昨年、CTS幕張事業所では147票という圧倒的な信任を 受けて関副委員長が職場代表に選出されました。

安全と雇用の破壊を許すな!

 東労組の解体と一体で乗務員勤務制度を解体
する動きが始まり、「新乗務員勤務の高度な活 用」を掲げた基地再編計画が発表されました。 無人運転に向けた走行試験が始まり、全面的な ワンマン化が動き出そうとしています。
 今年3月には秋葉原駅の全面外注化も強行さ
れようとしています。保線・電力・信通で別会 社化が進められています。グループ会社の労働 組合も一斉に東日本労連を脱退し、労連そのも のが消滅しました。貨物でも人事・賃金制度の 大改悪が強行されようとしています。
 これらは安全と技術継承の崩壊をもたらし、労働者の権利・労働条件を破壊するものです。内房線・外房線をはじめローカル線の切り捨てに対する地域の怒りの声は高まっています。

3月ダイ改との闘い

 動労千葉は今年、東労組・JR総連の前身である動労本部から独立して40年を迎えます。30年に及ぶ分割・民営化反対、20年に及ぶ外注化阻止のを闘いぬいてきました。動労千葉は3月ダイ改阻止に向けて全力で闘います。
 JRとJR関連職場で働くすべての労働者の皆さん、鉄道の安全と雇用、そして労働者の誇りを守るために共に闘おう。

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2019年1月9日水曜日

日刊動労千葉 第8563号

新支部長 新年の決意
OB会、家族会
新年の挨拶

新支部長 新年の決意

地域ぐるみの闘いとともに
鴨川支部 上村支部長

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8563/ 
 
  新年明けましておめでとうございます。
10月26日の第24回支部定期大会において支部長に選出されました。よろしくお願いします。
 新たな年を迎えるにあたり、系統分離や、ワンマン運転の拡大=ローカル列車切り捨て攻撃に対して、外房線と地域を守る会と共に、地域ぐるみの闘いを強化して、通勤・通学の路線を守って行きたいと思います。
 拘束時間延長、実乗務増など、ダイ改のたび毎に耐えがたいロングランがのしかかり、特に泊アケ行路の長大化が限界を超えて進んでいます。今後、エルダーが増える中で、これは大変な問題です。
 65歳まで安心して働ける労働条件の確立に向け、乗務員勤務制度改悪、乗務員手当廃止攻撃に対して、「闘いなくして安全なし」=反合・運転保安闘争を強化して、共に団結して闘いましょう。

新人事改悪制度と闘う
千葉機関区支部 大久保支部


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8563/

  明けましておめでとうございます。
 11月25日の第24回支部大会で支部長に選出されました。よろしくお願いいたします。
 千葉機関区は、貨物会社の中でも一番の高齢者職場として注目を得ています。職場内は60歳以降、嘱託として定年再雇用になっても本線乗務員を続けるしかほかありません。本線運転士の高齢者対策の確立は喫緊の課題です。
 そんな現状にもかかわらず貨物会社は、何の展望も示さずに労働者の賃金の減額、福利厚生の廃止を行い、鉄道事業部門の黒字化に夢中です。昨年の春闘にしても19年目にベアを実施したかと思えば、300円という超低額回答でした。また、今年の4月から「新人事制度」の導入を行おうとしています。
その中でも、嘱託社員(シニア社員)の基本賃金に東京都と千葉県で3万円もの地域間格差があり、会社はその根拠について説明することもできません。
千葉機関区支部は、19春闘勝利を目指し、大幅賃上げ獲得、定年延長による65歳まで安心して働ける労働条件の確立、そして新人事制度改悪との闘いを進めていきたいと思います。お互いに頑張りましょう。

乗務員の高齢者対策を
佐倉支部 椎名支部長


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8563/

  明けましておめでとうございます。
 12月5日の第8回支部大会で坂尾支部長からバトンを受け取り、新支部長に選出されました。よろしくお願いします。
 JR千葉支社は、3月ダイ改と同時に乗務員勤務制度の改悪を強行しようとしています。これは、乗務員に極限的な人員削減と殺人的な労働強化を強制するものです。「輸送スタッフ」に置き換え、「乗務員=運転士・車掌」という考え方そのものを解体する許すことのできない攻撃です。何よりも、もっとも切実な課題である本線乗務員の高齢者対策は何一つ考慮されないどころか、まったく無視されています。
 佐倉支部は、乗務員勤務制度改悪と全力で闘い、運転士の高齢者対策をかちとり、65歳まで働き続けられる労働条件確立へ、ローカル線切捨て・廃線化攻撃を許さず、3月ダイ改阻止へ、19春闘勝利、1047名解雇撤回へ、各支部と協力して共に闘っていきますので、お互いに頑張りましょう。




闘春

団結して闘えば勝てる
動労千葉OB会長 永田雅章



https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8563/ 

 安倍政権は、「働き方改革」一括法、入管法の改悪・防衛費の増大など、天皇制代替わりやオリンピックをテコに改憲・戦争への道を突き進んでいます。
JRも安倍政権と一体となって外注化・分社化・転籍の頂点にある動乗勤の改悪を強行して、「労働組合のない企業」「組合が声をあげることも抵抗もできない労働組合つぶし」の攻撃を強めています。しかし、こうした攻撃も運転士を中心に万単位の人たちが拒否して破綻しています。関西生コン支部への弾圧に対しても反撃が始まっています。動労千葉40年の闘いの中で、強い信頼関係と路線と義理人情で闘い、団結さえ崩さなければ勝てることを学んだ全てをかけて、3月の動乗勤改悪阻止のストライキを動労水戸に続き動労千葉も闘い抜き、階級的労働運動の再生・復権に向けての自信と確信を持って突破口にしなければなりません。
 CTS幕張事業所での職場代表選挙での勝利、館山・勝浦の地域を守る会の運動の前進、そして鈴コン分会でも非正規労働者が勝利したように、改憲・戦争阻止大行進を闘う仲間と共に全国の職場・地域に分け入ってまだ会えない人たちに、団結して闘えば勝てることを訴えて大きな輪ができるかどうかが勝負だと思います。労働委員会制度解体攻撃粉砕! 1047名解雇撤回へOB会も闘い抜きます。

変わらぬ団結力で新たな歴史を共に
動労千葉家族会長 山田佐知子


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8563/

 明けましておめでとうございます。
 今年は動労千葉結成40周年と伺いました。心よりおめでとうございます!!
 家族会も共に分割・民営化に苦悩しながら活動を続けてきました。そんななか、地曳き網や浜辺の宝探し、また運動会での各支部対抗リレー等、楽しい思い出もあった40年間でした
 これからの動労千葉の新たな歴史のために私たち家族会は今まで通り親組合の皆さんやOB会の皆さん、そして全ての動労千葉を応援して下さる皆様と変わらぬ団結力で前進していきたいと思います。戦争絶対反対と組織拡大を中心にがんばっていきたいと思います。今年も宜しくお願いいたします。

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闘いなくして安全なし No.196

http://www.doro-chiba.org/ga/tn195.pdf


内房線・外房線と地域を守る会
JR千葉支社要請行動 署名1万2227筆を提出

列車復活・ワンマン化反対等を要請

 昨年12月25日、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会がJR千葉支社への要請行動を行い、外房線と地域を守る会から署名1万2227筆を提出しました。
 内房線関係では館山―千葉間の直通列車、特急列車の復活を強く要請し、外房線関係では昨年3月ダイ改で茂原、上総一ノ宮以南の列車が5本削減されたことに強く抗議しました。内房線・外房線を利用する高校生のアンケートも用いて、列車増発の必要性やワンマン化や列車削減の問題を明らかにしました。
 地域との話し合いもなく一方的に列車を切り捨てることへの強い怒りに対し、千葉支社は「今後も情報の共有、意見交換の場を持つ」と応じざるを得ませんでした。
 地域住民にとって列車削減は深刻な問題です。それは人口1万8千人弱の勝浦市を中心に1万2千筆超の署名が集まっていることからもわかります。

中央線沿線でも「絶対反対」の声

 次期ダイ改では、特急「あずさ」が山梨県3駅(石和温泉、山梨市、塩山)に停車しなくなり、特急の停車本数が石和温泉駅で10本減、山梨市、塩山駅も6、7本減少する計画が発表されています。長野県では、上諏訪駅で上下各1本が通過、下諏訪駅は停車本数が上下計16本から計4本に大幅に減少、岡谷駅、富士見駅も大幅減少するとされています。
 「住民生活や観光、経済などに影響が大きい」「乗り換えが不便になれば、観光客の減少につながる」「納得できない」「事前説明もなく、あまりに唐突で乱暴」。地域からは不安と怒りの声があがっています。
 石和温泉駅には地元関係者で設立された峡東3市市民の会によるのぼり旗がたち、「JR中央線ダイヤ改悪 絶対反対! あずさが1本も止まらなくなる!」と書かれています。
 特急削減の理由は、「首都圏までの速達性向上」とされています。しかし、3時間程の新宿―松本間で平均短縮時間はわずか6分。
 どこまでも効率化を優先し、地域の生活も鉄道の安全も切り捨てる。公共交通機関である鉄道会社の責任を投げ捨て、利益を追求する。こんなあり方は絶対に許されません。

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2019年1月8日火曜日

日刊動労千葉 第8562号

新春インタビュー(下) 田中康宏委員長に聞く

改憲阻止!大行進運動の発展を!
労組解体攻撃と対決し労働運動復権かちとろう!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8562/

●昨年動労千葉は、改憲阻止の大行進運動を全国に呼びかけ、新たな闘いに踏み出しました。

 安倍政権が「2020年新憲法施行」を掲げたことに対し、労働運動の再生をかけて闘いを再組織しなければならないと考え、関西生コン支部や港合同、百万人署名運動、憲法と人権の日弁連をめざす会と共に呼びかけを発しました。全身全霊をかけた真剣さで原則性と大衆性を合わせ持った運動をつくろうと。闘いは始まったばかりですが、全国各地の仲間たちが本当に頑張ってくれています。
 安倍政権が進める改憲攻撃は「戦争のできる国」をつくるためのクーデターです。憲法9条に自衛隊を明記すれば、戦力維持が憲法上の義務になる。国や地方自治体、学校、企業は全部協力せざるを得なくなる。
 一方、労働者の権利・基本的人権は否応なく制限される。国の性格が根本から変わることになります。「緊急事態条項の新設」も同じです。かつてヒトラーが独裁体制を樹立する「手口」として使ったのが緊急事態条項でした。
 「戦争だけは二度と許してはならない」は、戦後日本の労働運動の一貫して変わらない原点でした。だから戦争法や共謀罪のときも、何万という人々が国会前に集まった。だけど、屈服を深める野党や既成勢力は「選挙協力」だけが唯一の抵抗手段かのように言って怒りの声に冷水をあびせ、雲散霧消させている。この現状を見て、われわれが声をあげなければいけないと考えました。

●安倍は、結局改憲案を国会に提出することができませんでしたね。

 臨時国会の当初は、憲法審査会の幹事を総入れ替えし、本気でした。でも、自民党の中ですら安倍についていこうとする者がどんどん減っている。内閣の構成一つとっても、腐敗不祥事まみれの者しか据えられなくなっています。
 でも絶対に武装解除してはいけない。米中の衝突が始まり、アベノミクスが大崩壊しようとしている今、安倍にとって、改憲と大軍拡に突き進む以外残された道はありません。辺野古への土砂投入や、入管難民法改悪の強引極まるやり方の中に安倍政権の凶暴さが示されています。
 安倍政権は天皇代替りと一体で、国家主義を振りかざして改憲発議を暴力的に強行しようとしています。当面、通常国会の過程が大きな焦点になります。

●社会の在り方が根本から変えられようとしているように感じます。

 改憲攻撃の背後で、これまでの社会のあり方を根底からくつがえすような現実、攻撃が進行しています。
 水道事業が丸ごと民営化されようとしている。世界三百数十ヵ国で失敗に終わり、公営に戻さざるを得なかったことを、あえて今やろうとしているのです。社会丸ごとの民営化です。
 今年、大阪で小中学校の公設民営化が始まります。アメリカでは学校の成績によって運営会社への補助金が変わる。だから成績の悪い子はどんどん排除されていく。公設民営校の先生は全員非正規です。こうやって教育が崩壊していった。こうして起きたのが「教育戦争」と呼ばれる教育労働者の大ストライキでした。
 「働き方改革」と称して労基法や労働基本権的な考え方が社会から解体・一掃されようとしています。JRがその先頭を走っている。「全世代型社会保障制度改革」と称して生きる術が奪われようとしている。
 漁業法、種子法、畜産安定法などが次々に改悪され、大資本の利益のために地場の農業・漁業・畜産業が潰されようとしています。大変なことです。社会を崩壊させてでも資本の利益を追求する。これが安倍政権の手で進められていることです。

●そのために新たな労働運動解体攻撃が仕掛けられているわけですね。

 そうです。JRの職場で起きている事態も、JR東日本の社長が官邸から呼ばれて、「2020年までに組合を潰せ」と指示されたことをきっかけに始まった国策的攻撃です。
 連帯労組関西地区生コン支部への大弾圧が執拗に続いています。中小零細の生コン会社を共同組合に組織して競争原理を阻害し、巨大ゼネコンやセメントメーカーに歯向かうような労働運動は、もはや絶対に許さないということです。でも関生支部は「嵐は若木を育てる」と一歩も引かずに闘っています。
さらに、日教組や自治労への最後的な解体攻撃が仕掛けられています。自治労や日教組を潰さなければ、改憲国民投票に持ち込めないと考えているのです。
 その一方で、連合を「現代の産業報国会」として完成させるために育成されているのがUAゼンセンです。UAゼンセンは9月の大会で「武力行使を前提とした9条改憲推進」とする中央執行委員会見解を発表しました。
 労働運動が解体されたとき、戦争は現実のものとなる。われわれはこのことを肝に命じてこの1年全力で闘いぬかなければならないと決意しています。

●昨年末以来のニュースを見ていると、世界中が大激動の渦中に入ったように感じます。

 先送りはされましたが、米中の貿易・通商戦争が、軍事的緊張をはらみながら非和解的に衝突しようとしています。事態はついに中国最大の輸出企業・ファーウェイの最高幹部をカナダで逮捕させる事態にまで至りました。背景には、リーマンショックを遥かに越えるようなバブル経済の崩壊が迫っている事態があります。
 25%の関税が発動されれば総額50兆円にも及ぶ輸出入が止まる。世界経済は一挙に縮小し、世界中に失業者が溢れ返り、国家の利害をかけて衝突する。これはまさに「いつか来た道」に他なりません。
 テレビニュースですら「アメリカはトランプ政権が発足して以降、内戦状態だ」と報じています。怒りの声が闘いとなって爆発している。こうした事態を前にして一番震えあがっているのは安倍政権です。だから改憲に突き進もうとしているわけです。

●ヨーロッパでも、フランスやイギリスなどで大闘争が始まっている。

 燃料税の引き上げをきっかけにものすごい闘いが燃え上がっています。2018年に軽油1㍑あたり76円、ガソリン1㍑あたり39円増税したのを、今年からさらにそれぞれ65円、29円上げようとした。まさに生きていけなくなるような大増税です。
 でもそれだけじゃない。闘いは「打ち棄てられた地方の反乱」という形で始まっている。だからパリに向う道路が各地で占拠されて交通が遮断された。
 さらに社会保障制度改悪に対する怒りの声が爆発した。「わずかばかりの年金も仕事が無い娘のために消えていく。どうやって生きろというんだ。フランスは革命の国だ!」。報道されたデモ参加者の声です。マクロンは怒りの声の余りの深さに譲歩せざるを得なくなり、もはや死に体です。そして闘いは今、ベルギーやフランスに燃え広がろうとしています。
 イギリスでもEU離脱をめぐってメイ首相は引くことも進むこともできなくなっている。ドイツのメルケル政権も同じです。将来に確信をもっている政権は一つもない。すべてが噴火山の上に乗っている状態です。
 韓国でも「ろうそく革命」の火は消えていません。どんどん裏切りを深めるムンジェイン政権に対する必死の闘いが続いています。
 さらに、ホンジュラスからアメリカ国境に押し寄せているキャラバンも、この社会の矛盾がもはや解決する余地を完全に失って爆発しようとしていることを示しているように思います。国境が開いていないことを誰もが知っていながら、命がけで行進してくる。よっぽどのことです。ホンジュラスはアメリカが南米を支配するための反革命の拠点としてメチャクチャにした国です。積もり積もった矛盾が爆発しようとしている。

●日本でも闘いは始まりますか?

 必ず始まると思います。日本の場合、一国の労働運動のナショナルセンターが解体されるところまで、一旦闘いが後退を余儀なくされました。こんなことは国際的に見ても他にあまり例のない事態です。
 それに伴って、労働運動が本来もつ荒々しい力や、世界各地で燃え上がっているような階級闘争の思想が、この社会から一掃されてしまったかのような状況が長く続いてきました。しかし、この社会に階級対立があり、それがますます激しく衝突しようとしている以上、労働者の闘いがこの社会から無くなってしまうことなど絶対ありません。これからだと思っています。
 改憲・戦争阻止!大行進運動の中で復権させたいのはそうした闘いです。また、全てが国鉄分割・民営化から始まった以上、それと闘ってきたわれわれには、その闘いの先頭に立つ責任があると考えています。総評解体から30年にあたる2019年、今度は日本における労働運動復権の年にしたい。そのためにも動労千葉自身が組織拡大を実現することです。

●結成40周年の今年を動労千葉の新たな発展への一歩を踏み出す年にしたいですね。

 歩んできた道は絶対に間違っていなかったと確信しています。30年に及ぶ国鉄分割・民営化反対闘争、20年に及ぶ外注化阻止闘争の中で築きあげてきた成果を今年こそ発揮させたいと思います。
 動労千葉の分離・独立はジェット燃料輸送阻止闘争に対し、動労本部が統制処分攻撃を加えてきたことがきっかけでした。その三里塚の闘いも、昨年末に千葉地裁が市東さんの農地強制収用を認める反動判決を下したことで今年はまさに正念場です。沖縄でも間違いなく怒りの声が爆発する。改憲・戦争に対する時代への危機感も必ず高まる。そして何よりもJRの職場でも「これでいいのか」という声は必ずあがる。
 期せずして、すべてが決戦に入ろうとしています。40年間の努力が実を結ぶチャンスが到来しています。全組合員の力を結集して組織拡大を実現することです。

●今日はありがとうございました。

2019年1月7日月曜日

職場討議資料

https://doro-chiba.org/pdf/181229.pdf


3月ダイ改合理化粉砕! 運転保安確立!
動労千葉の要求

 

2019年1月5日土曜日

日刊動労千葉 第8561号

新春インタビュー(上) 田中康宏委員長に聞く

動労千葉結成40周年―今こそ闘う労働組合を!
全組合員の総力で組織拡大を実現しよう!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8561/

●明けましておめでとうございます。今日は新たな年の課題などについて伺いたいと思います。

 今年、動労千葉は結成40周年を迎えます。また、旧体制の動労千葉地本の中で青年の力が台頭し、闘う労働組合に変わっていくきっかけになったのはマル生攻撃(生産性向上を掲げた労組破壊攻撃)でしたが、それから丁度50年が経ちます。さらに、分割・民営化の結果、総評が解体されたのが1989年。丁度30年です。それは日本の労働運動にとって決定的な転換点でした。「国鉄労働運動を潰し、総評・社会党を潰して立派な憲法を安置する」と言った中曽根の意図は、今、安倍政権の手で強引に進められ、今年は改憲・戦争をめぐる歴史的な焦点の年になろうとしています。
 動労千葉は、小さいながらこうした状況に立ち向かって本当に立派に闘いぬいてきたと思います。そして今年、私は、その全ての経験が活きる時が来たように感じています。われわれの闘い方いかんによっては、目指してきたものが実現できる時が来た。動労千葉の発展、組織拡大への大きなチャンスが到来したと考えています。だから初志貫徹の決意で2019年を闘いぬきたい。

●昨年来、職場の状況が激変していますが、これに立ち向かうことができれば大きな可能性が開かれるということですね。

 そうです。昨年、JRと東労組の結託体制がついに崩壊しました。会社から突き放された途端、3万5千人もの組合員が脱退していった。この結託体制こそが30年間にわたってJRの職場を支配してきた仕組みでした。
 それだけではない。旧動労革マル―東労組が手先にならなければ、20万人もの国鉄労働者が職場を追われ、2百人もの労働者が自殺に追い込まれることはなかったんです。今思い起こしても絶対に許すことができない。JRだけでなく日本の労働運動全体がこれほど後退することもなかった。その意味で、昨年起きたことは歴史的な大転換の始まりです。
 どれほど多くの仲間たちが首を切られ、不当配転され、昇進差別を受けてきたことか。その全てが東労組が会社の手先になることによって起きたことでした。動労千葉の闘いの歴史は、この厚い壁に立ち向かい続けた40年だったと言っても過言ではありません。そしてついに敵の側の職場支配の体制が崩壊したのです。組織拡大の大きなチャンスでないわけがない。動労千葉が貫いてきた闘いが全体を獲得する時が来たと考えています。
 JRは、民営化や外注化の手先になってきた御用組合すら解体して職場を直接支配しようとしています。でもそんなことが思う通りにいくはずはありません。動労千葉は、多くの組合員が60歳を迎える状況に直面しています。でもこれからが本当の勝負なのだと考えています。そのために初心に返りたい。新たな年の年頭にあたって、それを共同の決意にしたいと思います。

●昨年はその可能性がかいま見えた1年だったように思います。

 例えば、CST幕張事業所で、関副委員長が147票という圧倒的な信任を受けて職場代表に選出されました。会社の露骨な選挙妨害や圧力に抗して多くの仲間たちが関副委員長に投票してくれた。誰もが御用組合じゃダメだと思っています。
 CTSは検修・構内業務の外注先企業で、幕張はその最大の事業所です。そして何よりも、この20年にわたる外注化阻止闘争の攻防の最大の焦点が幕張でした。この間何十波ものストライキが闘いぬかれ、日々職場で起きる様々な問題について、職場闘争がつねに闘い続けられてきました。それが、動労千葉への支持を生み出したのです。「職場闘争なくして組織拡大なし」です。
 東労組は少数派に転落しても、未だ醜い内部抗争を繰り返しています。その背景には会社の激しい合理化攻撃に対する怒りの声が職場に満ちている現実があります。職場で声をあげ闘いを起こせば必ず響く情勢です。今こそ闘う労働組合が必要だ、と全組合員が職場から声をあげる。それが何よりも求められている課題です。

●職場では「第3の分割・民営化攻撃」が一斉に始まっています。

 職場は一変しようとしています。東労組への攻撃と一体で、乗務員勤務制度改悪攻撃が強行されました。改悪というよりも「解体」と言った方がいい。支社課員や内勤、指導員にハンドルを握らせて乗務員という概念そのものを解体する。将来的には運転士も車掌も無くして「輸送スタッフ」というようなものにしていく。
 しかも、東労組などが乗務員勤務制度改悪案を妥結した途端に「新乗務員勤務の高度な活用」を掲げた基地再編計画が一方的に発表され、山手線で無人運転に向けた走行試験が始まり、全面的なワンマン化が動き出そうとしています。
 さらに今年3月、秋葉原駅まで丸ごと外注化が強行されようとしており、保線・電力・信通では完全別会社化攻撃が進行しています。
 こうしたことが全部労働組合を無視して進められています。グループ会社の労働組合も一斉に東日本労連を脱退し、労連そのものが消滅した。労働者の転籍を伴う分社化攻撃が始まろうとしています。
 貨物でも、4月実施に向けて人事・賃金制度の大改悪が強行されようとしています。その内容は全面的な評価制度と超低賃金化を労働者に強制しようとするものです。

●3月ダイ改をめぐる闘いが当面の焦点ですね。

 19春闘と結合して、改悪乗務員勤務制度が適用される3月ダイ改阻止闘争に立ち上がる闘争体制を確立しなければなりません。そのためにも、激変する職場で起きている一つひとつの問題を真正面からとりあげ、怒りの声を具体的な闘いに組織していかなければなりません。
 千葉運輸区では、運転士エルダーとして65歳まで乗務し続けることを希望したベテラン運転士に対し、「見極め」と称して40ページにも及ぶ知悉度試験が強制されています。意味のない屈辱を強いる。いじめそのものです。昨年11~12月に開かれた各支部大会でも、全職場で怒りの声が吹き上がっていました。これを絶対に粉砕する。その闘いが3月ダイ改阻止闘争の突破口を開くことになると思います。

●永年にわたって闘い続けられてきた外注化反対闘争はこうした事態を先取りした闘いだったと言えますね。

 鉄道業務を何百もの会社にバラバラに分社化して労働者ごと放りだし、非正規職に突き落としていくようなやり方は絶対間違っています。まさに第3の分割・民営化攻撃です。
 動労千葉はこの20年、最終的にはJRで働く労働者の転籍に行き着く攻撃が進められていることに警鐘を打ち鳴らし、必死の闘いで歯止めをかけてきました。その力が今こそ発揮されなければならない時です。
 JRはブレーキの壊れた車のように突き進もうとしています。でも攻撃は間違いなく破たんします。なぜなら、それがもたらすのは安全と技術継承の全面的崩壊であり、第2、第3の尼崎事故であり、地方ローカル線の廃線化であり、労働者の権利・雇用・労働条件の根本的な解体だからです。
 職場だけでなく、JRのローカル線切り捨て攻撃、地域を完全に無視して突き進む横暴なやり方に対する怒りの声も沸騰点に達しています。内房線・外房線での闘いはそのことを鮮明に示しました。地域ぐるみの怒りの声がJR東日本を追いつめています。

●1047名の解雇撤回闘争でも、今年新たな闘いが始まりますね。
 そうです。われわれは、国鉄分割・民営化にあたって、国鉄職員のJR採用を拒否するために作られた「不採用基準」それ自体が不当労働行為意志に基づいて作られたものであったことを最高裁に認めさせ、しかもその基準を作ったのは、旧国鉄ではなくJRの設立委員会であったことを突き止めました。
 30年という途方もない時間を費やしましたが、不当解雇の法的責任がJRにあることをついに一点の曇りもなく明らかにしたのです。かつて「JRに法的責任なし」と判じた最高裁判決でも、「JR設立委員会が不当労働行為を行った場合は別として」と明記されているのです。
 このことを千葉県労働委員会に持ち込みました。しかし千労委は、国策と真正面から対峙することになるのを恐れ、調査も審問も拒否して真実を沈め、葬り去ろうとしました。それをめぐる裁判闘争が今年1月22日から、千葉地裁で始まるのです。
 われわれは、国鉄分割・民営化を絶対にあいまいにしない。それは、全労働者の権利、日本の労働運動の未来に係わる問題だからです。

●65歳まで働き続けることができる労働条件確保の闘いも、動労千葉にとっては重要な課題ですね。

 この1~2月に、来年度退職者の再雇用先の通知が行われようとしています。希望どおりの雇用先を確保させるために全力を尽くします。
 しかし、最大の問題は、東日本でも貨物でも、再雇用賃金や労働条件があまりにも酷すぎることです。今後、JRで働く者の賃金や労働条件を、分社化・転籍によって切り下げ、あるいは非正規職化していくための布石としか思えない扱いです。40年以上鉄道で働いた者に対し、こんな仕打ちをするのかと言わざるを得ない条件です。
 だから、われわれは闘争体制を確立して、粘り強く執拗に闘い続ける決意です。とくに外周地域に雇用先を確保させる闘いは絶対あきらめない。60歳も過ぎれば身体もあっちこっちガタがくるし、親の介護で身動きがとれなくなったり、様々な問題が起きますが、気持ちだけは絶対負けない、譲らない、あきらめない。一歩づつでも職場の条件を変えてやるという決意で闘い続けたいと考えています。(下に続く)

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2019年1月2日水曜日

日刊動労千葉 第8560号

闘春

結成40周年の今年を動労千葉の新たな発展への
一歩を踏み出す年にしよう。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8660/

  昨年は、JRに働く労働者にとって国鉄分割・民営化以来の大転換の年であった。JR当局と一体となって30年以上職場を支配してきた東労組がついに崩壊したのだ。JRは民営化、首切り、外注化の手先になってきた御用組合すら解体して職場を直接支配しようとしている。だがそんなことが会社が思う通りにうまくいくはずはない。

(一)
 動労千葉はこの30余年、巨大なクジラのような敵に立ち向かい、多くの解雇者を出しながら、一歩も譲らずに闘い、団結を守りぬいてきた。公共の財産である鉄道を民営化し、その過程で20万人もの国鉄職員の首を切り、民営化してカネ儲けの道具にすることは絶対に間違いだ。鉄道業務を何百もの会社にバラバラにして外注化し労働者ごと放りだし、非正規職に突き落としていくようなやり方は絶対間違っている。動労千葉はそれを堂々と主張し、胸を張って闘ってきた。
 そして今、敵の側、つまり会社と東労組の結託体制がついに崩壊したのだ。組織拡大の大きなチャンス、動労千葉が貫いてきた闘いが全体を獲得するときが来たのだ。実際、20年にわたって外注化阻止闘争の火花を散らす焦点であったCTS幕張事業所では147票という圧倒的な信任を受けて関副委員長が職場代表に選出されている。職場闘争なくして組織拡大なし! 今こそ組織拡大の実現に向けて全組合員が総決起しよう。新しい年の年頭にあたってこれを全組合員の共同の決意にしよう!

(二)
 職場は一変しようとしている。東労組解体攻撃と一体で、一気に乗務員勤務制度改悪攻撃が強行された。その途端に「新乗務員勤務の高度な活用」を掲げた基地再編計画が発表され、無人運転に向けた走行試験が始まり、全面的なワンマン化が動き出そうとしている。支社課員や内勤、指導員にハンドルを握らせることで乗務員という概念そのものを解体してしまおうというのだ。
 さらに今年3月、秋葉原駅も丸ごと外注化が強行されようとしている。保線・電力・信通では完全別会社化攻撃が進められている。グループ会社の労働組合も一斉に東日本労連を脱退し、労連そのものが消滅した。貨物でも人事・賃金制度の大改悪が強行されようとしている。
 しかし、こうした攻撃がもたらすのは安全と技術継承の全面的崩壊であり、労働者の権利・労働条件の根本的な解体に他ならない。JRの横暴に対する地域の怒りの声は沸騰点に達している。内房線・外房線での闘いはそのことを鮮明に示している。JRは、60歳を迎える労働者に対して膨大な試験を行うといういじめを強制している。われわれはこれを粉砕する闘いを突破口に、3月ダイ改阻止に向けて全力で立ち上がる。今こそ職場に、そして地域に闘う労働組合が必要なときだ。

(三)
 1047名の解雇撤回闘争でも、今年新たな闘いが始まる。われわれは12名の仲間たちを不当解雇した基準そのものが不当労働行為であったことを最高裁に認めさせ、しかもその基準を作ったのがJR側であったことを突き止めたのだ。JRに法的責任があることは一点の曇りもなく明らかだ。しかし千葉県労働委員会は、巨大な国策と真正面から対峙することになるのを恐れてそっくり真実を葬り去ろうとした。それをめぐる裁判闘争が今年、千葉地裁で始まるのだ。

(四)
 2019年は、安倍政権の改憲攻撃との一大決戦の年である。安倍は、臨時国会終了後の記者会見で、「2020年は新しい憲法が施行される年にしたい」とあらためて宣言した。天皇代替わりと一体で天皇制と国家主義を全面に押し出し、改憲発議へと一気に突き進もうとしている。改憲・戦争は絶対に許してはならない。それは労働運動の特別の課題だ。
 JRにおける攻撃と完全に一体で、連帯労組関西地区生コン支部への大弾圧が執拗に続いている。それは改憲に向けた労働運動解体攻撃だ。われわれは今年、改憲・戦争阻止! 大行進運動の本格的な発展を通して、階級的労働運動の再生をめざす。韓国、フランス、イギリス、アメリカなど全世界で、激しい怒りの声が爆発している。2019年を労働運動の荒々しい復権元年にしなければならない。

(五)
 今年、動労千葉は結成40周年を迎える。30年におよぶ分割・民営化反対闘争、20年におよぶ外注化阻止闘争を闘いぬいて、攻撃を押しとどめてきた大きな成果を今こそ発揮させなければならない。結成40周年の今年を動労千葉の新たな発展への一歩を踏み出す年にしよう。

▽2019年動労千葉団結旗開き
1月12日(土)13時~ DC会館

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2019年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます




あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。