2019年3月31日日曜日

日刊動労千葉 第8602号

本日・動労千葉結成40年!
「俺たちの40年」の真価を発揮しよう

結成40周年にあたって ②  

 1979年3月30日、動労本部からの分離・独立、国鉄千葉動力車労働組合結成から、今日、2019年3月30日で40年。今、動労千葉の団結を形成する組合員は、この前後の年に国鉄労働者となりました。54年採からは、「千葉地本」時代を知らない世代です。
 だから、動労千葉結成40周年は、「俺たちの40周年」でもあります。

分離・独立

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 1978年7月、岡山県津山市で開かれた動労第34回全国大会。ここで、動労本部は、「三里塚闘争と一線を画す」「貨物安定宣言」という2つの反動的方針を提起。これに反対する動労千葉地本の修正動議に4割の大会代議員が賛成し、大会は大紛糾し本部方針は採決することができませんでした。動労本部・革マルは、大会終了後、千葉地本の代議員と傍聴者に殴る、蹴るの暴行を働きました。
 「貨物安定宣言」とは、貨物列車をストの対象から外すことを全国大会で宣言することによって、国鉄当局の貨物大合理化に全面協力するというものであり、その後のジェット燃料貨車輸送阻止闘争への裏切りを準備するものでもありました。
 千葉地本は、全国大会後も労農連帯の旗を守り、9月の三里塚での全国集会に400名で参加。これに対して、動労本部第101中央委員会で千葉地本役員に対する査問委員会設置を決定。翌年3月30日、動労104回中央委員会において、関川委員長以下4人の除名処分と執行部全員の組合員権停止処分を決定。
 同日、動労千葉地本は、臨時大会を招集。動労本部が統制処分で関川委員長の除名を決定した直後、間髪を入れずに動労千葉の結成大会を開き、同じ執行部を選出しました。

次々と各支部結成

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79年417津田沼支部襲撃

 直ちに新組合結成の趣旨を全組合員に周知徹底させるために、①職場集会の開催、②各支部結成大会の開催、③団結署名の完遂に全力をあげ、「これが千葉における正統派だ。立派に千数百人を組織している組合である」ということをはっきりさせました。

79年417津田沼支部襲撃

 これ以降、動労本部・革マルによる、「オルグ」と称する大規模な組織破壊攻撃との闘いに入ります。特に4月17日、津田沼支部結成大会を翌日に控えたこの日、石、竹竿、バール、かけやなどで武装した200名の動労本部と革マルの学生が津田沼電車区を襲撃。片岡支部長は、頭蓋骨骨折の重傷を負います。
 「あれはもはや労働組合ではない。あんな連中と一緒にやれるか」という激しい怒りが全職場に広がり、翌4月18日津田沼支部結成大会を皮切りに、19日館山、21日新小岩、24日千葉運転区、25日木更津、16日勝浦、27日幕張、5月20日成田、6月28日蘇我と各支部の結成大会が次々と開催されました。

青年に闘う姿を示そう


 「世の中で起きていることは、われわれ労働者にとって無関係じゃないんだ。労働組合をどういう労働組合にしていくのかという問題なんだ」 「この闘いをとおして、組合員が飛躍的に意識転換をかちとった。
 その後、八一年三月の三里塚ジェット闘争で五日間のストライキを闘った力も培われた。さらに国鉄分割・民営化に対して、国鉄の中で唯一、二波のストライキを敢行できた原動力も、七〇年代の一〇年間にわたる動労本部・革マルとの闘いにある」(俺たちは鉄路に生きる2)
 今、「JRという資本に身を寄せて、資本の庇護のもとで、その力を借りて労働者を制圧し、労働者を恫喝し従わせることで生き延びてきた」(同)、JR東労組が、「労働組合の無い社会づくり」という首相官邸の意を受けたJR東資本の攻撃によって大崩壊する中で、「俺たちの40年」の真価を発揮する時がきています。
 全組合員が直面する「大量退職問題」に断固として立ち向かい、組織破壊攻撃を粉砕し、65歳まで働き続けることのできる職場と労働条件をかちとるために全力で闘うこと。そのためにも、大きな組織的な変化、それに伴う組合員の意識の変化、組合員一人ひとりが抱える様々な問題を考え、本部=支部の機能を強化しよう。
 職場には、闘う労働組合が必要だ! 青年労働者に闘う姿を示そう。エルダーの5年間は、第3の分割・民営化粉砕闘争、組織拡大闘争の最前線だ。動労千葉らしく、結成50周年に向かって闘いを継続しよう!

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2019年3月30日土曜日

4・12千葉地裁に大結集を

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第2回千葉県労委審理拒否事件行政訴訟
4・12千葉地裁に大結集を
4月12日(金) 千葉地裁 601号大法廷

9時45分、千葉県労働委員会(千葉県庁)前に結集後、千葉地裁に移動します
。裁判後に報告会を行います。

国鉄1047名解雇撤回!労働委員会制度解体に反撃を!
千葉県労働委員会の審理拒否ゆるすな!


 4月12日、国鉄1047名解雇撤回をめぐる千葉県労委審理拒否事件(千葉県労働委員会忌避申立却下決定取消行 政訴訟)の第2回裁判が行われます。この闘いは、国鉄分割・民営化との対決であると同時に、労働運動解体と産業報国会化の攻撃との対決です。4月12日、千葉地裁への大結集を訴えます。

審査開始した以上、事実調べが原則
 この裁判は、JR東に「1047名解雇撤回・団交開催」を求めて千葉県労働委員会に申し立てた不当労働行為事件で、千葉県労委が冒頭から審理を拒否し、わずか2回の調査で審問(事実調べ)さえ行わずに審査を打ち切ったことに対するものです。
 そもそも、労働委員会において審査を開始した以上、事実調べを行うのが当然の原則です。
 不当労働行為が行われても、会社側は必ずその事実を隠蔽します。基本的に証拠の全ては会社が握っているのです。そうである以上、尋問などを行い徹底して事実を暴かなければなりません。
 しかし、村上公益委員は第1回目から「最高裁判決に反する命令は出せない」と宣言しました。はじめから「審理するつもりはない」という審理拒否宣言そのものです。
 そして、2回目に突然、審査を打ち切り、「命令は10月から11月ころに送る」と言い放ちました。労働委員会制度そのものを否定する許しがたい行為です。

「団結権擁護」の役割を投げ出すな!
 動労千葉は30年にわたる闘いの中で、国家的不当労働行為の真実をすべて暴き出しました。当時国鉄職員局次長であった葛西敬之JR東海名誉会長や、採用候補者名簿からの排除に直接携わった深澤祐二JR東社長などの尋問を行い、真実を明らかにすることが絶対に必要です。
 労働委員会は「労働者が団結する権利を擁護する」ための機関です。国家的不当労働行為の真実を隠蔽して、JRと政府を擁護するなど絶対に許されません。
 これは、JRにおける東労組解体や関西地区生コン支部への大弾圧に象徴される労働運動解体攻撃と一体の攻撃です。改憲に向けて、労働組合も労働者の団結権も解体しようとしているのです。4・12行訴闘争を全力で闘おう。

◆4月12日(金)9時45分、千葉県労働委員会(千葉県庁南庁舎)前に結集後、千葉地裁に移動します。裁判は10時30分から601号大法廷。裁判後に報告会を行います。

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2019年3月29日金曜日

日刊動労千葉 第8601号

4・12第2回千労委審理拒否裁判へ!
国鉄1047名解雇撤回!
労働委員会制度解体に反撃を!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8601/

 4月12日、国鉄1047名解雇撤回をめぐる千葉県労委審理拒否事件(千葉県労働委員会忌避申立却下決定取消行政訴訟)の第2回が行われる。この闘いは、国鉄分割・民営化との対決であると同時に、労働運動解体と産業報国会化の攻撃との対決だ。大結集で闘いぬこう。

千葉県労委の審理拒否ゆるすな!

 この裁判は、JR東に「1047名解雇撤回・団交開催」を求めて千葉県労働委員会に申し立てた不当労働行為事件で、千葉県労委が冒頭から審理を拒否し、わずか2回の調査で審問(事実調べ)さえ行わずに審査を打ち切ったことに対するものだ。
 そもそも、労働委員会において審査を開始した以上、事実調べを行うのが当然の原則だ。不当労働行為が行われても、会社はその事実を隠蔽する。基本的に証拠の全ては会社が握っている。だから、尋問などを行い徹底して事実を暴かなければならないのだ。
 だが、村上公益委員は第1回目から「最高裁判決に反する命令は出せない」と宣言した。「はじめから審理するつもりもない」という審理拒否宣言そのものだ。そして、2回目に突然、審査を打ち切り、「命令は10月から11月ころに送る」と言い放ったのだ。労働委員会制度そのものを否定する許しがたい行為だ。

葛西・深澤の尋問を行え!

 しかも、われわれは、この間の闘いで暴いた国家的不当労働行為の真実を突きつけていた。
 「動労千葉組合員もそもそも採用候補者名簿にのっていた」「名簿から排除した不採用基準そのものが不当労働行為だった」と最高裁で確定させた。そして、その不採用基準がJR設立委員長の斎藤英四郎の指示で策定され、設立委員会で正式に決定されたことも暴いた。不当解雇の責任が直接JRに及ぶことを完全に明らかにしたのだ。
 「JRに責任なし」とした03年最高裁判決でさえ、「設立委員会が不当労働行為を行った場合は別」という前提でだされている。この事実を明らかにすること抜きに、命令を出すことなどできない。
 当時国鉄職員局次長で不採用基準による名簿からの排除を指示した葛西敬之JR東海名誉会長、当時の実務に直接携わった深澤祐二JR東日本社長などの尋問は絶対に必要だ。
 だが、JR側は「使用者ではない」と主張する文書を一度出しただけで、2度の調査に出席さえしていない。そして、千葉県労働委員会は出頭を命じることもなく、「連絡はしたが出席しなかった」と、JRの姿勢を容認したのだ。
 つまり、 村上公益委員がはじめから結論ありきで、事実を明らかにするつもりも検討するつもりも全くなかったことは明らかだ。

「団結権擁護」を投げ出すな!


 労働委員会は「労働者が団結する権利を擁護する」ための機関だ。それにもかかわらず、国家的不当労働行為の真実を隠蔽して、JRと政府を擁護しているのだ。これは、JRにおける東労組解体や関西地区生コン支部への大弾圧に象徴される労働運動解体攻撃と一体のものだ。
 安倍政権は2月の自民党大会でも「改憲に取り組む時が来た」と宣言して、改憲・戦争へ突き進もうとしている。もう一方で、「働き方改革」を掲げ、「正社員ゼロ・解雇自由」の社会にしようとしている。だからこそ、労働組合も労働者の団結権も解体しようとしているのだ。
 国鉄分割・民営化は現在に至る労働運動解体攻撃の出発点だ。だからこそ、われわれはこの問題を曖昧にせず、30年以上にわたって闘いぬいてきた。そして、国家的不当労働行為の真実のすべてを暴き出した。労働委員会は国鉄分割・民営化の真実から逃げるな! JRは解雇撤回・団交開催を認めろ! 裁判闘争を全力で闘い、国鉄1047名解雇撤回をかちとろう。


第2回 千葉県労委審理拒否事件

4月12日(金)10時30分 千葉地裁601号法廷


動労千葉結成40周年記念レセプション

4月7日(日)12時30分 ホテルプラザ菜の花


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闘いなくして安全なし No.206

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管理部係長・親睦会代表は
「労働者代表でない」の判決

「使用者の意向で選んではならない」

 今年4月から労働者代表の選出規定に、「使用者の意向で選定されたものでないこと」という決まりが追加されます。管理者などを使って会社が労働者代表選びに介入することを禁止するためのものです。
 すでに労働者代表者をめぐる裁判では、代表を選ぶ方法が不当だとして協定を無効とする判決が相次いでいました。
 長崎市の食品会社では、管理部の係長が労働者代表として、固定残業代や変形時間労働制を導入する就業規則変更に同意しました。
 これについて17年9月の長崎地裁判決では代表者選定の問題が認められました。固定残業代も変形労働制も適用されなくなり、会社は残業代を支払わざるを得なくなりました。
 京都地裁でも代表者選出の問題を指摘し裁量労働制導入を否定する判決が出ています。
 01年には、親睦会の代表者が労使協定を結んだことについて、「親睦会は労働組合でない」「親睦会代表は労働者代表でない」「労使 協定は無効」と最高裁が判断しています。

現場労働者の立場にたつ職場代表を

 安倍政権が「働き方改革」を掲げる中、高プロ制度や裁量労働制による残業代ゼロ化、「同一労働・同一賃金」の名のもとに年功制賃金解体と〝最低賃金への同一化〟などが狙われています。それに向けて、各企業で就業規則改悪が開始されています。
 その際、職場代表者が鍵を握っています。管理者や「社友会」代表、会社の意向で選ばれた人は「労働者代表ではない」と裁判でも認められているのです。職場代表には現場労働者の立場からモノを言える人が必要です。
 会社はドライバレス運転推進や乗務員の「輸送サービススタッフ」化を打ち出し、乗務員勤務制度改悪を強行しました。この会社施策を止める力は、現場労働者の団結した力にあります。職場から労働者一人ひとりが声をあげれば、事態は必ず動きます。動労千葉とともに、職場に闘う労働組合を取り戻そう。

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2019年3月28日木曜日

日刊動労千葉 第8600号

≪これからも親組合とともに ≫
家族会第28回定期総会開催

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 動労千葉家族会は、3月3日、第28回定期総会をDC会館において開催した。
 総会は関副会長の司会で進められ、最初に山田会長が「親組合は今年結成40周年を迎えます。共に歩んできた家族会としてもいろいろな苦労や想いがありました。また、今年は昨年できなかった料理教室をぜひ開催していきたい」とあいさつ。
 来賓として、永田OB会会長が「結成40周年を迎えて、今までやってきたことを出し切って動労千葉ここにありといわれるような闘いをやっていきましょう。OB会は家族会と手をとりあっていきます。ともにがんばりましょう」とあいさつした。
 議事に移り、経過ととりくみの報告、決算、会計監査報告、予算案が報告され全体で承認された。

ミニ講演でQ&A

 ミニ講演として、「現在の動労千葉のたたたかい」について田中委員長より話を伺った。田中委員長は、いまJRで起きている大再編攻撃にふれ、職場が一変していること、分割・民営化のときのように組合つぶしが露骨に始まっていること、「働き方改革」のモデルケースをJRが行っていること、また改憲をめぐって自治体などに協力要請が強まっていること等に触れ、労働組合の力が弱まったとき、こうした攻撃が強まる。闘う労働組合の力を甦らせなければならないと訴えた。質疑では、「同一労働・同一賃金はごまかされてしまう」「なぜ非正規にしたがるのか」「余ったお金はどこにいくのか」「子供たちの世代が大変になっていく」など、活発な討論が行われた。

ともに歩んできた40年

 懇親会では、結成40周年をめぐって、ともに歩んできた家族として、それぞれの思いが語られた。
 「分割・民営化の頃は、これからどうなるのかと家族会も結構集まった。毎日のように集会とかあって、ストもすごかった。夫の体調を心配したり」「最初は官舎ごとにあった家族会から本部家族会を結成した。同じ官舎でも闘争をめぐっていろいろあった」「中野顧問は、組合員の子供のこととか実家のことまで覚えていて、すごい人だなと思った」「運動会や青年部キャンプ、料理教室なども楽しかったですね」「つれあいが仲間が一番大事だと組合のことを熱く語るのに引かれて家族会に参加するようになった」「中野顧問や田中委員長の話で、そういうことなのかと社会のことを知るいい機会でした」「外の集会に行くと動労千葉のすごさって分かる。そこに家族会がいることが強い」「祖父も父も動労千葉。仕事のストレスすごいと思うけど頑張ってほしい」「最初は夫の助けになればと思って始めたけれど、歴代家族会長がよくやってくれているのを見てて役員も続けようと思った」。最後に山田会長の「みなさんが一緒にやってきてくれて家族会の中にも親組合とはまた違う団結が今できているような気がします。本当にありがとうございます」と感謝のことばで終了した。
 家族会は、これからも親組合を支え共に闘います。家族会の行事への参加等にご協力をよろしくお願いします。


動労千葉結成40周年記念レセプションに集まろう!
■4月7日(日)12時30分
■千葉市 ホテルプラザ菜の花
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外注化阻止ニュース 第418号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka418.pdf


賃金格差の抜本的是正を
動労千葉とCTSの団体交渉の報告

 動労千葉は3月18日、来年4月に施行となる「同一労働同一賃金」制度への対応について、CTSと団体交渉を行いました。正社員と契約・パート社員との賃金格差の是正を求めました。

日々の仕事は同じ!
【組合】同じ仕事であれば、不合理な賃金格差があってはならない。会社として、勤務形態による格差をどう認識しているのか。
【会社】作業手当等については同額。扶養手当の問題(社員には支給。契約・パートはなし)については検討の余地がある。
【組合】最大の問題は基本賃金。契約・パートには昇給制度もない。夏期・冬期のボーナスではベテランでも3倍以上の開き。どう考えてもおかしい。
【会社】契約・パートは昇進の基準がない。
【組合】社員も、契約・パートも日々の仕事は同じだ。昨年来、こうした議論をしてきたが、会社の回答は、つまるところ「転勤の有無」だけだ。転勤の有無だけでこれほどの賃金格差は合理化できない。
【会社】責任の度合いが違う。
【組合】厚労省の同一労働同一賃金ガイドラインでも「将来の役割期待や、賃金の決定基準・ルールが異なるという主観的・抽象的説明」ではだめだと言ってい る。大阪医科大学のアルバイト職員への ボーナス支給を命じた判決でも「抽象的な将来への期待」などでなく、具体的に仕事の差があるのかどうかが判断基準となっている。
【会社】「雇用形態に関わらない公正な待遇の確保」の内容に基づき、当社の制度内容と照らし合わせて検討していく。


動労千葉の申し入れ
①4月1日以降の基準内賃金を3万円の原資をもって引き上げる。配分については職務給を重点に行う。
②契約社員・パート社員について、一律、時給1500円に引き上げる。
③契約社員については、月々の収入を安定させるため月給制に戻す。
④契約社員・パート社員について、定期昇給を実施する。
⑤全社員に住宅手当を支給する。
⑥契約社員・パート社員に扶養手当を支給する。
⑦契約社員・パート社員の夏期手当、冬期手当については、正社員と同じ基準で支払う。
⑧契約社員・パート社員について正社員と同様の退職金制度を新設する。
⑨深夜早朝手当の事業所間格差を解消し、一律1500円を支払う。
⑩年間休日を、JR東日本と同じ114日とする。
⑪半休制度を導入する。

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2019年3月27日水曜日

日刊動労千葉 第8599号

結成40周年にあたって
①団結の源泉=反合・運転保安闘争

反合・運転保安闘争路線とは

 動労千葉は、反合理化・運転保安確立闘争路線の下に団結してきた組合だ。動労千葉は1972年に起きた船橋事故をきっかけにして闘う労働組合に生まれ変わった。
 反合・運転保安闘争路線とは、鉄道事故を労働組合の最も重要な正面課題・闘争課題として位置づける立場を鮮明にしたということだ。
 事故が起きると「この事故は合理化によって引き起こされたものだ」とよく言われる。それはある意味、誰もが言ってきたことだ。でも、本当に、真剣にそう考えてきたのか。そうだとするなら一番の闘争課題にならなければいけないはずだ。重大事故が起きれば、乗員・乗客の生命が失われる。そうでなくとも、乗務員は責任を問われ、処分され、時には逮捕される。

「事故」を労働組合の正面課題に

 しかし、誰も「事故」という問題を労働組合の正面課題にすることができなかったのが現実だ。なぜか? 多くの場合、事故は労働者のちょっとしたミスをきっかけに起きる。会社もそれを攻撃し、マスコミも攻撃する。しかも、鉄道事故の現場は深刻で、小さな事故でも何万人という乗客に影響を与える。だから、声を大にして闘いにすることができず、せいぜい情状酌量を求めるだけであった。
 こんな状態だから、日々の合理化攻撃に対しても積極的に対抗することはできず、そのほとんどを「仕方がない現実」として受け入れ続けてきたのが、日本の労働組合の歴史であった。こうした関係をひっくり返したのが動労千葉の反合・運転保安闘争であった。

1972年 船橋事故
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現場から闘いへ!

 こうした状況の中、事故直後から現場が地本に要求し、実際の闘いに突入してしまう。まず闘われたのは、首都圏の列車運行がガタガタになるような25日間に及ぶ強力順法闘争であった。もちろん世間からの批判もあった。
 しかし、こうした事態が起きてはじめて、マスコミも「一体国鉄の職場で何が起きているのか」と事故の背景について真剣に調査し、報道することになった。国鉄当局も自らの非を隠すことができなくなった。闘ったからこそ、安全軽視の現実をすべて明るみに出せたのだ。そして当該運転士を守り、職場復帰をかちとった。これが船橋事故闘争である。
 それ以上に最大の成果だったのは、この闘いを通して組合員の意識が一変したことだった。「こういう闘いがやりたかったんだ」。船橋事故闘争は組合員みんながそういうふうに感じる闘いになり、その後もずっと続く組合員の団結が形成された。その翌年・73年の大会で労使協調派執行部を退任に追い込み、闘う執行部が樹立されたのである。ここから動労千葉は始まった。

攻めの反合理化闘争

 その闘いは直ちに発展させられた。当時は高度経済成長期。千葉も急激に人口が増え、輸送量の増大に対して地上設備の強化が追いつかない。線路がボロボロ・ガタガタになっていく状態なのに、労働組合としてそれに対抗する有効な手立てがなかなか見いだせない。こんな状態だった。
 闘う執行部を確立して動労千葉が始めたのが「線路闘争」だった。管内の線路を全部調査し、危険箇所を対象にして「組合徐行」を指示したのである。その行動による千葉管内の列車の遅れは1日約3千分であった。
 動労千葉は、線路設備等の抜本的な改善が済むまで、その遅れをダイヤに組み込めと要求し、それを当局に認めさせた。当局も「不安全で良い」と言えない以上、安全問題は最大のアキレス腱だ。こうしてダイ改のたびに労働条件が改善される状況を生み出したのである。この闘いを通して実現したのは「受け身の反合闘争」から「攻めの反合闘争」への転換であった。

東中野事故との闘い

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 その後の闘いについてもいくつか触れておきたい。
 国鉄が民営化されてJRになった翌年の1988年12月5日、東中野で総武緩行線が追突し、運転士と乗客2人の尊い生命が奪われる重大事故が起きた。
 事故原因は、その4日前に実施されたダイ改にあった。千葉―三鷹間の運転時分を3分40秒短縮し、さらに600㌔余り増発するダイヤが組まれたのである。しかも、3分40秒短縮するために、千葉支社は「輸送混乱時は停止信号を越えて列車を進めろ」という指示文書まで出し、津田沼運転区(現習志野運輸区)では、その指導文書が実際に運転士に配布されていた。事故当日も列車は遅れて運行されており、亡くなった平野運転士はその指示文書どおりに運転して事故を起こしてしまったと考えられる。
 それは、運転士からいっさいの余裕を奪ってしまう以外には、ほとんど意味のないスピードアップだった。千葉―三鷹間を緩行線に乗り続けても短縮時間はわずか3分40秒に過ぎない。
 それを「1分の短縮は1億円の宣伝効果」だと言って強行したのだ。千葉支社・河野車務課長は「運転士に余裕がないというが、俺はメシなんか3分もあれば食える」と言い放った。それによって生命が奪われたのだ。
動労千葉はこうしたことを徹底的に追及してストライキにたちあがり、次のダイ改で3分40秒短縮を撤回させた。

JR体制下での労働組合の変質


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  JRになってからの最大の問題は、労使一体化のもとで、労働組合が逆に事故を起こした労働者を攻撃するようになったことである。それを典型的に示したのが東中野事故と、1997年の大月事故のときの対応であった。
 東中野事故の際、東労組は、自らの組合員の生命が奪われているというのに何もしなかった。事故当日出した指示文書では、「死亡されたお客さまに心から哀悼の意を表します」とは書いても、自らの組合員には全く触れず、「社会的責任を自覚し、会社とともに事故撲滅に向けて最大の努力をしていく」と言い、さらには「事故原因は究明中であり、ダイヤ改正が直接の原因ではありません」と述べて必死に会社を擁護した。
 大月駅事故は、100㌔で通過中の特急列車に入換列車が突っ込んでしまった重大事故だったが、その対応はもっと酷かった。
 運転士はその場で逮捕されている。しかし東労組は「第1の原因は信号機の見間違え」と直ちに表明し、当該運転士の裁判に弁護士すらつけなかったのだ。しかし、本当の原因は違った。
  その点について、当時朝日新聞が次のように書いている。「JRの指導体制に背筋が凍る思いだ。検察官が次々と明らかにする事実に息をのみ、事故現場が頭をよぎり、身震いした。彼は見習い期間中の研修で入換作業をやっただけ。2年6ヵ月ぶりの作業にすっかり手順を忘れていた。『どうしよう』。運転席についていよいよ慌てた。ろうばいしている姿を車内の清掃員が見ている。事故は自然の流れだった」と。
 しかし組合はこうした点を追及しようともしなかったのだ。

尼崎事故、安全運転闘争

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 05年には尼崎事故が起きている。107名の乗員・乗客の生命が奪われた日本の鉄道事故史上最悪レベルの事故であった。原因は「日勤教育」によって運転士が精神的にギリギリまで追いつめられていたことにあった。そして、車両の軽量化等がこの事故をあれほど悲惨なものにしたのだ。あの時は誰もがJR西日本を批判した。でも、その恐るべき現実に対し、職場から闘いを組織した組合は一つもなかった。
 尼崎事故の前後、千葉ではレール破断が多発していた。それは、2001年に保線業務外注化が強行された結果であった。動労千葉はこの現実に対し、尼崎事故の前から危険箇所の速度ダウン闘争を始めていた。そこにあの事故が起きた。それで、05年から06年にかけて安全運転闘争に突入した。会社は「違法争議だ」と言って、何千人もの管理者を動員して運転台に乗り込ませて弾圧し、処分を受けながらの闘いになった。
でもそれは、乗客から圧倒的な支持を受ける闘いになり、膨大なレール交換を実現することになった。

幕張構内事故との闘い

 実はその闘いの渦中で、幕張構内事故が起きた。これは、車両洗浄機のランプを入信と勘違いしてポイントを割り出し、慌ててバックさせてしまったため、丁度入区してきた列車にぶつかり、車体が傾いて洗浄機も倒してしまうという事故だった。その直前に千葉運転区で携帯使用で解雇されるという事態が起きていた直後でもあり、本社では直ちに「解雇」の声があがる状況であった。
 動労千葉は組織をあげて立ち向かうことを決断した。職場の労働安全衛生委員会で以前から事故箇所にATSを設置するよう求めていたことを会社が議事録から消していたことや、現場管理者が「一通告・一作業」を全く指導していなかったこと等を暴きだして、当該運転士を守りぬいた。
 ここに挙げたのは、長い闘いのごく一部だけだ。でも、こうした反合・運転保安闘争が動労千葉の原点であり、団結の源泉だ。そしてその闘いは、反合理化闘争の新たな地平を切り開くものであった。これからもその原点が変わることはない。闘いなくして安全なし! 当該運転士への事故責任転嫁粉砕! 万人は一人のために、一人は万人のために! 40年間誇り高く団結を守りぬいた組合員各位に心から敬意を表します。本当にご苦労様でした。そして一歩前へ、新たな闘いへ!


動労千葉結成40周年記念レセプションに集まろう!
日時:4月7日(日)12時30分
場所:千葉市 ホテルプラザ菜の花
外房線・本千葉駅 徒歩3分 モノレール「県庁前」駅横
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2019年3月26日火曜日

日刊動労千葉 第8590号

3・18 CTS団交報告
「同一労働同一賃金」制度への対応について

外房線地域集会に100名

賃金格差の抜本的是正を
「同一労働同一賃金」制度への対応について
3・18 CTS団交報告


 来年4月から施行となる「同一労働同一賃金」制度への対応について3月18日、CTSと団体交渉を行った。CTSで働く現場組合員を先頭に、正社員と、契約・パート社員との賃金格差の是正を求めた。

日々の仕事は同じ!

【組合】社員と、契約・パート・嘱託の雇用形態に分かれている。同じ仕事であれば、不合理な賃金格差があってはならない。会社として、勤務形態による格差を、どのように認識しているのか。
【会社】作業手当等については当社は同額。扶養手当の問題(社員には支給。契約・パートはなし)については検討の余地がある。社会的風潮と当社の制度を照らし合わせて検討していくしかない。
【組合】作業手当は同額だが、最大の問題は基本賃金。契約・パートには昇給制度もない。夏期・冬期のボーナスでは、ベテランでも3倍以上の開きがある。どう考えてもおかしい。
【会社】社員については基本給が上がっていくが契約・パートは昇進の基準がないので…。
【組合】社員も、契約・パートも日々の仕事は同じだ。昨年来、こうした議論をしてきたが、会社の回答は、つまるところ「転勤の有無」だけだ。転勤の有無だけでこれほどの賃金格差は合理化できない。
【会社】負っている責任の度合いが違う。
「将来の期待」 だけではダメ
【組合】厚労省の同一労働同一賃金ガイドラインでも「将来の役割期待や、賃金の決定基準・ルールが異なるという主観的・抽象的説明」ではだめだと言っている。大阪医科大学のアルバイト職員へのボーナス支給を命じた判決でも「抽象的な将来への期待」などでなく、具体的に仕事の差があるのかどうかが判断基準となっている。
【会社】「雇用形態に関わらない公正な待遇の確保」の内容に基づき、当社の制度内容と照らし合わせて検討していく。
【組合】今後も具体的な問題をめぐって繰り返し議論していくべき課題と考えている。
将来展望を持てる だけの賃金を!

 会社側は「作業手当はCTSでは同額だ」などと述べ、CTSの現状には基本的に問題がないかのような姿勢に終始している。断じて許しがたい。
 会社は、労働者を雇用している以上(しかも多くはフルタイムだ!)、きちんと生活し、将来展望を持てるだけの賃金を保障する雇用責任がある。ましてや、契約・パートの大半の仲間が無期転換して65才まで働く意思を示している。郵政では、無期転換した期間雇用社員に扶養手当を支払うことを決めている。
 今春闘を出発点にして、CTSにおける賃金格差の抜本的是正について、取り組みを強めていく。 
今年度、全員無期転換

 また今回の団交では、今年度は全事業所で20名程度が無域転換を希望し、全員が無期転換することを確認した。

船橋法典駅で休憩スペースを改善

 この間、作業環境改善を求めてきた駅清掃にかかわる休憩スペースについて、今年度は船橋法典駅(西船橋事業所)で休憩スペースの改修を行ったとの回答を受けた。今後も、具体的に要求を続け、少しでも駅清掃時の作業環境改善を進めていきたい。
(以上)

 3月18日、動労千葉はCTS本社に、2019年度新賃金および労働条件改善に関する下記の申し入れを行った。

1.2019年4月1日以降の基準内賃金を、30,000円の原資をもって引き上げること。配分については職務給を重点に行うこと。
2.契約社員・パート社員について、一律、時給1500円に引き上げること。
3.契約社員については、月々の収入を安定させるため月給制に戻すこと。
4.契約社員・パート社員について、定期昇給を実施すること。
5.全社員に住宅手当を支給すること。
6.契約社員・パート社員に扶養手当を支給すること。
7.契約社員・パート社員の夏期手当、冬期手当については、正社員と同じ基準で支払うこと。
8.契約社員・パート社員について、正社員と同様の退職金制度を新設すること。
9.深夜早朝手当の事業所間格差を解消し、一律1500円を支払うこと。
10.年間休日を、JR東日本と同じ114日とすること。
11.半休制度を導入すること。



外房線地域集会に100名
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8598/

 3月10日、「外房線と地域を守る会」の主催で「外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会」が勝浦市内で開催され、地域住民をはじめ100名の市民が結集した。 集会では、上総一ノ宮駅以南でのワンマン運転導入の計画に対して、ワンマン化絶対阻止に向けて闘うことが確認された。

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2019年3月24日日曜日

千葉地裁 47人の弁護団を結成し行政訴訟

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国鉄1047名解雇撤回闘争
労働委員会は真実を葬るな!
ついに暴き出した国鉄分割・民営化の不当労働行為の真実!!

今こそ国鉄闘争を闘おう
千葉地裁  47人の弁護団を結成し行政訴訟


 

2019年3月23日土曜日

日刊動労千葉 第8597号

3.31三里塚全国集会へ
3.11反原発福島行動19

農地取り上げ強制執行許さない!

◇「強制執行」許すな


 昨年の12月20日、千葉地裁は、百年耕作した農地を取り上げようとする裁判で、強制執行を認める不当判決を下した。市東さんは、「不当判決には、腹の底からの憤りを感じています。農民にとって、農地は命です。私はこれから先、何事があろうとも農地を守り、天神峰で生きていくことを宣言します」と決意を明らかにしている。

◇騒音いらない

 成田空港会社は、オリンピックを口実に、A滑走路の運用時間を今年の10月末から 1時間延長して深夜0時までにすると言っている。住民の生活と健康は二の次だというのだ。空港周辺住民の、第3滑走路・深夜飛行・B滑走路延長に反対する怒りの声が、ますます広がっている。

◇動労千葉の原点

 動労千葉は、結成40年を迎える。反対同盟との労農連帯の闘いは動労千葉の原点をなす闘いだ。金と暴力に屈せず、実力闘争で戦争政策と対決してきた反対同盟農民との労農連帯をさらに強化し、安倍政権の戦争・改憲攻撃と闘おう!

3・31三里塚全国総決起集会

■3月31日(日)正午
■成田市 赤坂公園(成田ニュータウン内)



福島は絶対負けない
3.11反原発福島行動19
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 東日本大震災と福島第一原発事故から8年の3月11日に郡山市で3・11反原発福島行動19が開催され、700人が集まった。
 主催者あいさつに立った動労福島の橋本委員長は、「避難指示解除、安全復興キャンペーンで復興に向かっているような報道がされている。しかし、汚染水も汚染土も何も解決していない。甲状腺がんは300人とも言われている。動労福島は被曝労働反対!常磐線全線開通阻止を掲げて、3月15日にストライキをやる。ここから反撃だ」と訴えた。
 福島診療所建設委員会代表の佐藤幸子さんは、「福島の放射能被害は終わっていない。不安を抱えながら毎日を送らなければならないのは本当につらいこと。現実から目をそらすことはできない。仲間と共に考えながら行動していきたい」と語った。
 浪江町の希望の牧場の吉沢正巳さんは、「避難解除したってみんなは帰ってこない。今、浪江町に住んでいる人は4%。3・11は終わっていない」と訴えた。
 ふくしま共同診療所布施院長は、「東京オリンピックをやるのは福島原発事故の問題が終わるという安倍の宣言だ。昨日、福島市で『被曝・医療―福島シンポジウム』を行った。福島現地の医師が来てくれ、大きな前進をかちとっている」と報告した。
 集会後は、郡山駅まで1時間のデモを行い、福島の怒りの声をともに上げた。

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会報・国鉄闘争全国運動 第106号

https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/news_106.pdf


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2019年3月22日金曜日

日刊動労千葉 第8596号

異次元外注化を止めよう!
すべてのJR労働者の力を結びつけよう!
車両技術分科第30回定期委員会

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 車両技術分科会第30回定期委員会が、3月9日、DC会館において開催された。
 
安全を解体する異次元外注化を現場から止めよう!

 委員会は議長に、川村委員(幕張)を選出した後、冒頭、あいさつに起った半田会長は、「JR東日本は、『変革2027』を発表して、事業のあり方そのものを変えていくことを明言した。3月ダイ改での動力車乗務員勤務制度の改悪、検修関係ではCBM=モニタリング方式を展開しようとしている。すでに山手線の車両で導入されているが、機能していない。現車に出向いて故障読み出しをしている。幕張車両センターにも、モニタリング装置の付いた2両編成が配置されることとなっている。始まったばかりで、今後どうなっていくのか? 追及していかなければならない。検修関係の人数が少なくなり仕事が厳しくなっている。現場で闘っていきたい」と訴えた。
 続いて来賓として本部・田中委員長より、闘いの課題が全体に示され、昨年から参加してくれている事務分科会・今井さんよりあいさつを受けて、質疑に入った。

【質疑での主な意見・質問】

◆日刊工業新聞に、「JR東、ワンマン列車拡大、3両編成以上にも適用」とする記事が出たと聞くが、どのような内容、状況なのか?
◆来年度、エルダー雇用の現状について、また水戸支社では検修職での本体エルダーが行われたと聞くが、千葉支社ではどうなのか?
◆車両センターへの新人配属が一名程度しかない。要員補充をどうしていくのか。人がいない。
◆強制出向無効確認訴訟について、結審という反動状況だが、外注化を止め続けていくためにも重要な審理であり、今後どうなっていくのか?
◆京葉車両センターでは助役が事務の業務をやっている。会社側は、休職等での補充は「事務センターから送る」としていた。補充をしないで仕事が回るのか? 事務職の養成もしていない。これが実態だ。
 以上のような討議を経て、闘う方針が満場一致採択された。

65歳まで闘いを継続して、新たな情勢を切り拓いていこう!

 異次元外注化を止め続けるために、JRで働く全労働者の力を結びつけていくことを確認して、団結ガンバローが会場に轟いた。

3・31三里塚全国総決起集会
■3月31日(日)正午
■成田市 赤坂公園(成田ニュータウン内)

動労千葉結成40周年記念レセプション
■4月7日(日)12時30分
■千葉市 ホテルプラザ菜の花
外房線 本千葉駅トホ3分、モノレール「県庁前」駅横

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動労千葉を支援する会ニュース 331号

https://drive.google.com/file/d/1cobUxMBdaILVRwAdfogX9387Ol95pskP/view?usp=sharing


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2019年3月21日木曜日

日刊動労千葉 第8597号

津田沼~中野4往復を解消しろ!
3・15~16ストライキ貫徹!

“若い人たちに動労千葉の闘う姿を示すためのストだ”

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8597/

  動労千葉は3月15~16日、JRダイヤ改定による乗務員勤務制度改悪の中止を求め、習志野運輸区で本線運転士がストライキに突入した。今回のダイ改でJR東日本は、泊まり勤務で津田沼―中野間を4往復させる長時間行路を設定した。

◇16時 抗議行動

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8597/

 15日午後4時、習志野運輸区前で抗議行動が行われ、組合員や支援の仲間が結集した。ストライキに突入した相馬・津田沼支部長が、「乗務キロも拘束時間も増え、生身の人間のやる労働ではなくなっている。その怒りを込めてストライキに突入した。私は来年定年を迎えるが、このストは私が若い人たちに残す最後のメッセージだ」と訴えた。

◇18時 総決起集会

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8597/

 午後6時から千葉市文化センターで、スト貫徹!動労千葉総決起集会が行われた。主催者あいさつを関副委員長、基調提起を川崎書記長が行った。交渉報告は中村執行委員が行った。
 津田沼支部の相馬支部長が発言に立ち、「今回設定された行路は若い人でも体が持たない。このままでは乗務中に倒れるか、重大事故が起きる。今日のストは、若い人たちに動労千葉の闘う姿を示すためのストだ」とこの闘いにかけた思いを語った。

 CTS春闘について北村特別執行委員が決意を語り、木更津支部の花崎支部長からCTS木更津事業所での組織拡大が報告された。
 連帯あいさつに、三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さん、国鉄闘争全国運動東京東部の会、動労千葉を支援する会、そして千葉転、千葉機、幕張の各支部長、青年部長が決意表明を行った。
 最後に田中委員長は、「ダイ改で設定された行路は人間が乗るものではなくなっている。そしてもっとひどくなる。今日のストは、この業務をこれからも続けなければならない青年に、ここで声を上げなくていいのかと問う闘いだ。木更津で始まった組織拡大は必ず次の展望を切り開く。09春闘は、『労働組合のない社会』『非正規だけの社会』をたくらむ歴史的転換点の中で闘われている。労働運動をよみがえらせよう」と集会のまとめを行った。

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外注化阻止ニュース 第417号


http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka417.pdf


職場で共に声をあげよう
CTS木更津事業所で動労千葉に加入

動労千葉、3月15日にスト

 動労千葉は3月15~16日、ダイ改と改悪された乗務員勤務制度の中止を求めて、習志野運輸区で本線運転士がストライキに入りました。
 今回のダイ改でJR東日本は、泊まり勤務で津田沼~中野間を4往復の長時間行路を設定し、乗務員の労働強化を強めています。千葉支社管内では習志野運輸区をモデルにこれを進めようとしているのです。

〝若い人でも身体がもたない〟


 ストに入った津田沼支部の相馬支部長は習志野運輸区の入口ゲート前で次のように訴えました。
 「今回のダイ改で乗務キロも拘束時間も増え、若い人でも身体が持たない。このままでは乗務中に倒れるか、重大な事故が起きる。今日のストライキは、動労千葉の闘う姿を若い人たちに示すためもの。このストは私たち動労千葉からの若い人たちへのメッセージです」と訴えました。

木更津支部で組織拡大


 ストライキに先立ち、JR千葉鉄道サービス(CTS)木更津事業所で働く労働者が3月1日付けで動労千葉へ加入しました。
 動労千葉木更津支部の花崎支部長はストライキ集会で次のように報告しました。
 自分も、国鉄分割・民営化反対の第一波ストライキの時に国労から動労千葉に入りました。〝動労千葉に入って良かった〟――これが一番に言えることです。新しく結集してくれた組合員が、自分と同じように心からそう思えるようにがんばります。
 今、JR東日本が組合をなくすという方向に動いていて、東労組がつぶれて社友会ができています。若い人みんなが不安がっています。だからこそ自分も経験した分割・民営化の頃の、気持ちが高ぶるようなストライキをみんなに見せてやりたい。
いまこそ職場で声を上げるときです。動労千葉と共に闘おう。

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2019年3月20日水曜日

日刊動労千葉 第8594号

貨物春闘
300円のつぎが200円!超低額回答弾劾!
 
〈JR貨物回答〉
1.定期昇給及びベースアップ200円
2.55歳以降、基本給に3,200円 (ベースアップ含む)を加算
3.嘱託社員、基本賃金に200円加算
その他.扶養手当を22歳未満の子まで


 貨物会社は3月15日、「今年度は『2018年7月豪雨』等、未曽有の自然災害の影響を受け、120億円を上回る大幅な減収を余儀なくされ、鉄道事業の大幅な赤字転落が確実」「社員の皆さんには、当社の置かれている厳しい現状を十分に理解していただきたい」としてベースアップ200円という超低額回答を行った。

「責任組合として受け止める」・日貨労

 日貨労は、「要求額から見れば不満であるが、2年連続でベアを実施するという判断について、責任組合として受け止める」と、裏切り妥結した。
賃金は労働者が生きて行くためのものだ。この原点に常に立ち返り、怒りも新たに、日貨労の裏切り、国鉄分割・民営化のウソとペテンを断罪し、団結して闘い貨物労働者の未来を切り拓こう!
 春闘回答予定日の3月15日、貨物協議会主催による「貨物春闘団結集会」を開催しました。三本書記長が司会進行をつとめ、佐藤貨物協議長、本部田中委員長、中村執行委員からあいさつ、大竹副委員長から春闘交渉の報告をうけました。

職場にこだわって闘いを
        貨物春闘団結集会
 
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8594/

 佐藤議長は、「3月ダイ改・改悪乗務員勤務制度粉砕に向けた、習志野運輸区を拠点とするストライキと共に、春闘第2波闘争として今日の貨物春闘団結集会が開催されています。新人事制度は、55歳~60歳以降のひどい賃金はそのままおきざりのとんでもない制度です。今日の集会で、じっくり、何でもざっくばらんに出し合って、貨物における新しい闘いを開始しよう」とあいさつしました。

子や孫たちの 世代のためにも

 田中委員長は、「今度の人事制度で一番初めに怒らなければいけないことは国鉄採用者の賃下げ問題が何一つ改善されていないことだ。55歳以下には賃下げと分断評価、55歳以上はおきざり、全体的に賃金がガターと下がる。『働き方改革』の名の下に、貨物だけでなく、あらゆる企業がこういう賃金制度に変えている。子や孫たちの世代を考えると大変なことだ。JR東のダイ改から始まった『労働の柔軟化』と『生産性向上』という名の大攻撃が始まり、貨物にとっても転換点がきている。動労千葉らしく、職場にこだわって闘いを作り出そう」と訴えました。中村執行委員は、「東日本の仲間とスクラムを組んで、職場を変えるために声を上げ続けよう」と訴えた。
 大竹副委員長から交渉報告を受け、その後ざっくばらんに質疑応答をおこないました。 大久保支部長が「わすれちゃいけない、55歳の時、ガックンと賃金が下がって、みんな大変だった。子や孫の世代のためにも、動労千葉の一番の課題である組織拡大、65歳まで安心して働ける労働条件確立へ、千葉機関区支部は団結してガンバロー」と集会をまとめ、夕方の動労千葉総決起集会に合流しました。

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闘いなくして安全なし No.205

http://www.doro-chiba.org/ga/tn205.pdf


動労千葉 3・15~16ストを貫徹!
津田沼~中野4往復の解消を

 動労千葉は3月15~16日、3月ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪の中止を求め、津田沼支部・相馬支部長がストに突入しました。スト貫徹総決起集会での発言を紹介します。

若い人たちに動労千葉の闘う姿示す
津田沼支部 相馬支部長


 本日、ダイ改に反対してストに突入した。今回は始まりで、これからもっときつくされる。次は三鷹泊となり、津田沼~中野4往復の1・5倍の距離まで間違いなく延ばされる。
 すでに日勤で200㌔、泊りで300㌔の乗務が基本にされている。習志野運輸区は旧車掌区に移転することが決まっているという話だが、それと一体で入出区がCTSに外注化されれば、さらに乗務時間が延ばされる。
 毎日のように遅れが発生しているが、かつてなら中野や三鷹で運用変更をかけていた。今はそれをやらず、津田沼や千葉まで戻ってから運用変更をかける。だから、乗りっぱなしになる。自分なら「5分、10分の休憩で戻れない」というが、若い人は「継続乗務します」とそのまま乗らされちゃう。
 このままでは誰かが倒れてしまう。倒れれば行くところがない。動労千葉の闘う姿を現場の若い人たちに見せていきたい。今日、私がストに立ったのはそのためだ。門前行動でも、「万人は一人のために、一人は万人のために」という姿を示せたと思う。
 新たに増やされた短時間行路2つはほとんど本線乗務員が乗務に指定された。定年延長で高齢者対策の短時間行路にもできるのに、それもやらずに休勤までさせる。こんなバカげたことはない。
 このままでは「第2の東中野事故」が必ず起きる。誰かが倒れる。そんなことを職場から出したくない。最後までストを貫徹する。

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2019年3月19日火曜日

日刊動労千葉 第8593号

JR東日本 ベア平均1050円低額回答弾劾!

「ベアの原資は生産性向上」ーこれ以上の労働強化=搾取を許さない!

 3月14日、JR東日本は、4月1日以降の新賃金に関する回答を行ってきた。
回答内容は、定期昇給を実施した上で、ベアは、提起昇給額の6分の1であり、1人平均1050円の賃金引き上げというものであった(昨年は1328円)。
また、エルダー及びグリーンスタッフに対しては、500円を加算するとの回答を行ってきた。(詳細は、下記のとおり)
 今回の回答にあたりJR東日本は、「基本給改定の原資は生産性向上である」として、「変革2027」の実現に向けたさらなる合理化や外注化を進めることを打ち出している。
 乗務員勤務制度の改悪により習志野運輸区では津田沼~中野4往復の行路が設定された。これまでにも乗務中に倒れる乗務員がいる状況だ。
 一方、東労組は、「定期昇給はあって当たり前ではない」という議論さえ行っている状況だ。
 JR東日本の低額回答弾劾!反合運転保安闘争で組織拡大を実現しよう!

JR東日本回答(3月15日)
1.4月1日現在、満55歳未満の社員
(1)定期昇給 昇給係数は4とする。
(2)基本給改定 所定昇給額の6分の1。
主務職以上及びT等級以上は100円加算(M等級、S等級は200円加算)。
*初任給 基本給改定に伴い等級にあわせ在級する等級により前項に準じて計算した額に、減額率をかけた額。
(所定昇給額×6分の1×減額率)
*定期昇給後の平均引上額 1050円
3.精算 6月25日以降、準備でき次第。
4.その他
(1)グリーンスタッフ 基本賃金に500円加算。
(2)エルダー 基本賃金に500円加算。

動労千葉結成40周年記念
レセプションに集まろう!


 動労千葉は、3月30日、結成40周年を迎える。
 72年の船橋事故を契機に反合・運転保安闘争を運動の基本に据え、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争、分割・民営化反対の2波のストライキ、東中野事故弾劾でJR後に初のストライキ、尼崎事故弾劾の減速闘争、1047名解雇撤回闘争、そして外注化反対闘争を闘いぬいている。
 闘って団結を守り抜いてきた動労千葉をさらに発展させ、新たな時代を闘いぬくために、結成40周年記念レセプションへの組合員の参加を心より訴えます。
1.開催日時 4月7日(日)12時30分~
2.開催場所 千葉市・ホテル プラザ菜の花
*千葉都市モノレール「県庁前駅」隣接
*本千葉駅から徒歩3分
※40周年記念レセプションへの組合員、家族、OBのみなさんの参加をお願いします。

20年度退職者全員集会の開催について
1.日  時  3月26日、27日、28日
*各日10時、13時、18時
2.場  所  千葉市 DC会館 2階会議室
3.参加対象  2020年度中に退職予定の全ての組合員
4.内  容  *エルダー制度・嘱託制度について
*年金制度について その他

2019年3月16日土曜日

日刊動労千葉 第8592号

本日(3・15~16)スト突入!
津田沼~中野4往復を解消しろ!
木更津支部で組織拡大!

本日(3・15~16)スト突入!
津田沼~中野4往復を解消しろ!


 本日、習志野運輸区に勤務する本線運転士が改悪乗務員勤務制度の中止を求めて、ストライキに突入する。
 明日16日のダイ改から改悪乗務員勤務制度が実施される予定となっている。現時点では部分的な導入にもかかわらず、習志野運輸区では、津田沼~中野3往復(泊で4往復)の行路が設定されるなど、これまでの乗務労働のあり方が根本から変えられようとしている。これが全面的に適用されたら一体どうなるのか。現在の朝夕、御茶ノ水折り返しが中央線列車の11両化でなくなれば、津田沼~中野が基本行路となり、三鷹折り返しや千葉折り返しが付けられる可能性もある。これでは身がもたないと怒りの声が上がっている。
 さらには、短時間行路が設定されたが、習志野運輸区では、結局、日中帯の2本を除き朝夕の短時間行路は予備や休勤の本線運転士が担当するようになっている。強引な行路指定によって労働強化と矛盾があらわになっている。
 習志野運輸区を突破口に超ロングランと長時間拘束を標準化し、強行しようとする攻撃を絶対に許してはならない。
 今回のストライキは、乗務員の怒りを体現し、これらと断固として対決する闘いだ。労働者の団結した力こそ攻撃を打ち破る力だ。千葉運輸区で、現場からの闘いで「見極め」強制を粉砕した力をバネに、ストライキを貫徹し3月ダイ改合理化粉砕へ闘おう! 

闘いの要求
①改悪乗務員勤務制度実施を中止すること。
②習志野運輸区B17行路について、津田沼~中野4往復を解消すること。
③拘束時間の延長を中止し、日勤行路は9時間以内、泊行路は19時間以内とすること。
④乗務員の高齢者対策を早急に実施すること。
⑤3万8千円の大幅賃上げを実施すること。
⑥外注化を撤回し、仕業・構内業務をJRに戻すこと。

木更津支部で組織拡大!


 千葉運転区支部における「見極め」粉砕と共に、木更津支部が組織拡大で3月ダイ改阻止・19春闘勝利へ、大きな突破口を切り開きました。3月1日付けで加入したYさんを紹介します。「すべての力を組織拡大へ!」、各支部は木更津支部に続こう!

はじめまして。新組合員です。

CTS木更津事業所 Yさん

 皆様、はじめまして。
 この度、動労千葉へ加入させていただきましたCTS木更津事業所のYと申します。以後、おみしりおきをお願いします。
 まだ、右も左もわからぬ新参者ですが、活動を通じて皆様から有意義なお話等をうかがえたら幸いです。
これから宜しくお願いいたします。

「動労千葉に入ってよかった」と思えるように

木更津支部 花崎 薫支部長


 自分も、分割・民営化反対の第一波ストライキの時に国労から動労千葉に入りました。「動労千葉に入って良かった」、これが一番に言えることです。新しく結集してくれた吉原君が、自分と同じように心からそう思えるように頑張ります。
 今、JR東日本が組合をなくすという方向に動いていて、東労組がつぶれて社友会ができています。若い人、みんなが不安がっています。だからこそ自分も経験した分割・民営化の頃の、気持ちが高ぶるようなストライキをみんなに見せてやりたい。今日のストライキはその新しい一歩です。
 今年は、本当に勝負の年。組織拡大の絶好のチャンスが来ています。各支部、力を合わせて頑張りましょう。

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2019年3月15日金曜日

日刊動労千葉 第8591号

3・15~16スト貫徹! こんなダイ改許せるか!
ダイ改の労働条件に関する千葉支社団交報告

稠密線区だからこそ行路緩和が必要だ!

 3月8日、各支部の改善要求に関する3月ダイ改の団交を行った。

【習志野運輸区関連】
組合 12月末に3月ダイ改の行路が出たときに非常にキツくなったと感じた。乗務効率を限りなく「7時間10分」に近づけて行路作成している。津田沼~中野4往復なんて冗談だと思っていたら本当にやってきた。稠密線区だからこそ行路の緩和が絶対必要だ。
 短時間行路が増えて他の行路は益々ロングランと長時間拘束になった。限界だ。
 育児介護勤務者の意見を聞いたというが、新たに設定された711行路と714行路には育児介護勤務者が乗務しないで予備や休勤で出てきた運転士が乗務するようになっている。当務主務が乗務するようだが今後どうするのか。
会社 育児介護勤務者の意見を聞きながら行路は作成した。当務主務はダイ改当日の16日に任命する。
組合 今回、改善要求した日勤行路はユニット交番で200キロ以上乗務するが、日勤とユニットの違いは無いのか。
会社 ユニットも日勤という考えで行路作成している。
組合 今回は助走で来年のダイ改でさらにキツくしようとしている。若い乗務員はキツくなった行路で仕事を覚えてきたが、今回のダイ改での行路設定には「大丈夫ですかね」ということを言っている。仮眠時間や食事時間、途中での休憩もほとんど確保できてない。それでも乗務員は、列車を安全に、定時に運行するために必死で頑張っている。
 今回の団交では17行路の4往復も会社は改善を拒否したが、われわれ動労千葉は声をあげ続ける。運転職場で働くすべての乗務員が安心して働ける職場にするために。
会社 提案した内容で問題ないと考えている。

【千葉運輸区関連】

組合 今回、短時間行路が設定されたが、今のところ育児介護に該当する者がいない。勤務指定はどうするのか。
会社 当面、当務主務が乗務することになる。当務主務が乗務できない場合は、予備が乗務することになる。
組合 泊行路の退勤時間が12時を超える行路が多数あるので改善すること。
会社 就業規則等に基づき列車設定等様々な制約を加味し、作成している。
組合 これだけ増えたのは、乗務員勤務制度が改悪されたからだ。
会社 指摘されたことは認識した。

【鴨川、佐倉、銚子、木更津運輸区関連】
組合 鴨川運輸区においても改善要求に退勤時間が午後になる行路が多くあるが同じ考えか。
会社 就業規則等に基づき列車設定等様々な制約を加味し、作成している。
組合 佐倉運輸区において短時間行路の設定により乗務距離が400キロを超える行路が設定され乗務員の負担が大きくなった。行路数を増やす事が急務だ。
また、長時間拘束勤務、ロングラン行路の改善・撤回が必要だ。
会社 就業規則等に基づき列車設定等様々な制約を加味し、作成している。
組合 銚子運輸区は、短時間行路が設定されなかったが、育児・介護の希望があった時はどうなるのか。
会社 現在ある行路を分割して対応する。銚子運輸区では4行路が対象になる。分割した残りの行路は予備が乗ることになる。
組合 長時間拘束、持ちきり行路の増加が提案されたが改善が必要だ。
会社 今回の提案でお願いしたい。
組合 久留里線のワンマン運転を中止しツーマンに戻すことが必要だ。久留里~上総亀山間の運行が5時間以上も空く状況は住民の死活問題になる。
会社 列車ダイヤは、お客様のご利用状況に合わせて設定している。久留里線ワンマン運転を中止する考えはない。

 われわれは千葉運輸区における「見極め」強制を、指名ストを構えて職場からの反撃で完全に粉砕した。 この勝利に続き、 19春闘勝利!3月ダイ改ー改悪乗務員勤務制度粉砕!3・15~16ストを貫徹しよう。全組合員の力を結集して組織拡大を実現しよう。

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2019年3月14日木曜日

日刊動労千葉 第8590号

ダイ改合理化粉砕!
乗務員勤務制度改悪粉砕!
3・15−16ストライキへ!

3・15動労千葉総決起集会 3月15日(金)18時~ 
千葉市文化センター5Fセミナー室


ダイ改の労働条件に関する千葉支社団交報告 ① 

 3月6日、3月ダイ改に関する基本要求の団体交渉を千葉支社と行った。

◎3月ダイ改の課題

 3月ダイ改は、改悪乗務員勤務制度の実施により、短時間行路が設定され、それに伴って一般行路の拘束時間が大幅に拡大された。これにより、習志野運輸区での津田沼~中野4往復に典型的に示されているように、運転士にとって耐え難いロングランと長時間拘束となっている。
 さらに、短時間行路の関係では、育児・介護勤務者を優先するとしていたにもかかわらず、習志野運輸区の3月16日以降の短時間行路には、朝と夕方はほとんどが本線運転士(予備)が乗務する勤務指定が行われている。
 結局、早朝や夜遅くなるような短時間行路には、育児・介護勤務者は乗務できないということを示している。

◎短時間行路の運用について

 団交では、まず、短時間行路設定の考え方を質した。会社は「育児・介護勤務者に仮勤務を指定し、次に当務主務、支社社員、予備の順に指定する」「育児介護勤務者以外が乗務する場合は、行路番号の頭に7をつけ、『711行路』の場合は、『7711行路』とするとの回答を行ってきた。
 また、朝の短時間行路は3時間乗務した後には「その他時間」が指定されているが、乗務員勤務制度の中に「その他時間」という考え方はない。それを追及すると、千葉支社は、「付加時間と同じ考え方である」との回答を行ってきた。
 一方、短時間行路に予備が乗務した場合の取り扱いについて次のとおり回答を行ってきた。「予備が短時間行路に乗務した場合、乗務後は7時間10分まで基本は「待機」と同様に扱う」「夕方の短時間行路の場合は、短時間行路の退区時間後に待機時間を付けると帰宅できなくなるので、出勤時間の前に1時間10分を付け、待機とする」との考え方を回答してきた。

◎短時間行路がない区で育・介が適用の場合

 短時間行路は、木更津、鴨川、佐倉、銚子の各運輸には設定されていないが、今後、育児・介護勤務の適用を受ける乗務員が出た場合の対応について糾すと、「育児介護勤務に該当する者が出た場合は、行路を分割して短時間行路を設定する。「鴨川では、201行路、銚子では4行路が分割に該当する行路だ」との回答を行ってきた。
 さらに、分割する場合は、「育児・介護勤務者が乗務する場合だけ分割し、短時間行路は育児・介護勤務者、残った行路は予備が乗務する」「育児介護勤務がいない日は通常の行路として運用する」と回答してきた。
 この場合、日によって行路を分割する日、分割しない日が発生するということであり、現場に混乱が生ずることになる。重大な問題だ。

◎標準数に支社課員、当務主務は含まない

 標準数については、これまで同様、行路数を基本にすること、その場合、支社課員や当務主務は含まないことを確認した。
 結局、短時間行路の設定で乗務キロが大幅に増え負担がこれまで以上に大幅に増加している。行路の緩和と高齢者対策の実施、運転士の要員増が絶対必要だ。
 改悪乗務員勤務制度の実施に絶対反対で闘おう!




各職場の現在標準数
           運転士    車 掌
習志野運輸区        100      124
千葉運輸区            120         110
木更津運輸区          55          56
蘇我運輸区           77      115
京葉 派出           50          0
鴨川運輸区           42       42
佐倉運輸区           79      114
銚子運輸区           42       45

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外注化阻止ニュース 第416号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka416.pdf


動労千葉3・15―16にスト
ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪やめろ!

 動労千葉は3月15日~16日、習志野運輸区を拠点とするストライキに立ちます。乗務員勤務制度の改悪と習志野運輸区をモデルケースにした行路の長大化をストップするためです。

かつてない長大行路化
 習志野運輸区では、津田沼~中野3往復、明け1往復の合計4往復という、かつてない長大行路が設定されています。改悪された乗務員勤務制度が全面的に適用となればさらに行路の過密化・長大化が進み、徹底した人員削減につながります。
 習志野運輸区をめぐっては、中央線での終日の中野までの通し運転や、三鷹折返しや千葉折返しを付け加えることなども狙われています。
 職場では「これでは若い運転士でも身体が持たない」と怒りの声があがっています。
 習志野運輸区を津田沼駅脇の旧車掌区へ移転する話も広がっています。入出区を外注化し、徒歩時間や入出区時間をすべて乗務時間にしようとしているのです。乗務員を、運転士でも車掌でもない輸送サービススタッフに置き換える構想も出ています。
 その背後にあるのは「鉄道はもう主力ではない」「自動運転もできるのだから乗務員は使い捨てで構わない」という会社の姿勢です。

3月ダイ改に職場から反撃を


 このまま会社の好きにさせてはなりません。職場では多くの人が「何かおかしい」と感じています。しかし会社は東労組の解体に本格的に乗り出し、職場から労働組合をなくして、そうした声を押しつぶそうとしているのです。
 でもそんなことはありません。職場から声をあげれば事態は必ず動きます。
 動労千葉は2月末、千葉運輸区での「見極め」強制を、指名ストを構えた職場からの反撃で完全に打ち破りました。区長の高圧的な態度も鳴りを潜めました。現場からの闘いに職場を変える力があること現実に示したのです。



ストライキ要求
◎改悪乗務員勤務制度実施を中止すること
◎習志野運輸区B17行路について、津田沼~中野4往復を解消すること
◎拘束時間の延長を中止し、日勤行路は9時間以内、泊行路は19時間以内とすること
◎乗務員の高齢者対策を早急に実施すること
◎3万8千円の大幅賃上げを実施すること
◎外注化を撤回し、仕業・構内業務をJR直営に戻すこと
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2019年3月13日水曜日

闘いなくして安全なし No.204

http://www.doro-chiba.org/ga/tn204.pdf


ダイ改合理化粉砕!
乗務員勤務制度改悪やめろ!
動労千葉3・15-16スト

 動労千葉は3月15日~16日、習志野運輸区を拠点とするストライキにたちあがります。乗務員勤務制度改悪と習志野運輸区を〝モデルケース〟にした長大行路化を阻止するためです。

これまでにない長大行路化ゆるすな

 習志野運輸区では、初日に津田沼~中野3往復、明け1往復の合計4往復という、これまでにない長大行路が設定されています。しかも、現時点の改悪乗務員勤務制度適用はごく限定的です。全面的に適用となればさらに行路の過密化・長大化、徹底した人員削減に繋がります。
 習志野運輸区をめぐっては、中央線の終日中野までの通し運転や、三鷹折返しや千葉折返しを付け加える事などが狙われています。職場からは「こんな行路ができたら若い運転士でも身体が持たない」と怒りの声があがっています。
 また、習志野運輸区を津田沼駅脇の旧車掌区へ移転するという話が広がっています。入出区を全面的に外注化し、徒歩時間や入出区時間をすべて乗務時間にすることと一体の問題です。
 また、乗務員を運転士でも車掌でもない輸送サービススタッフに置き換える構想まで打ち出されています。背後にあるのは「鉄道はもう主力ではない」「自動運転できるのだから乗務員は使い捨てで構わない」という会社の姿勢です。

3月ダイ改に職場からの反撃を

 黙って会社の好きにさせてはなりません。最大の問題は職場の多くの仲間が怒りをもち、「何かおかしい」と感じていても、声をあげられない雰囲気が職場を支配していることです。会社は東労組解体に本格的に乗り出し、東労組の現本部派を含めて解体し、職場から労働組合を一掃しようとしています。
 この現状に対し、職場から現場労働者一人ひとりが声をあげ始めれば事態は必ず動きます。動労千葉は千葉運輸区における「見極め」強制を、指名ストを構えた職場からの反撃で完全に粉砕しました。区長の高圧的な態度も鳴りを潜めました。現場からの闘いに職場の力関係を転換する力があることを、現実の闘いで示したのです。動労千葉とともに、乗務員勤務制度改悪―ダイ改合理化攻撃への反撃にたちあがろう。



ストライキ要求
◎改悪乗務員勤務制度実施を中止すること。
◎習志野運輸区B17行路について、津田沼~中野4往復を解消すること。
◎拘束時間の延長を中止し、日勤行路は9時間以内、泊行路は19時間以内とすること。
◎乗務員の高齢者対策を早急に実施すること。
◎3万8千円の大幅賃上げを実施すること。
◎外注化を撤回し、仕業・構内業務をJR直営に戻すこと。
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2019年3月10日日曜日

日刊動労千葉 第8589号

「同じ仕事をしているにもかかわらず・・」
正規・非正規の格差是正を!– CTS春闘

「同一労働同一賃金」、 CTSはどうするのか!

 動労千葉は2月27日、CTS(千葉鉄道サービス)に対して左記のとおり「同一労働同一賃金」への対応を問う申し入れを行いました。
 CTSでは、およそ3分の2(約400人)が契約社員・パートで働いています。日々、同じ仕事をしているにもかかわらず、基本賃金や定期昇給制度、夏期・冬期の手当、退職金制度等において、あまりにも大きな格差が存在しています。無期雇用に転換したベテランの仲間ですら、わずか時給10円アップのみ。正社員と契約社員・パートでは、ボーナスの支給額は少なくとも3倍以上もあります。
 大半の仲間が、家族の支えや、貯金を取りくずすなどしなければ働きつづけられないのが現実です。このような現実を会社が放置しつづけることは、もはや絶対に許されません。

CTSでの格差是正も待ったなし!

 先月、アルバイト職員へのボーナス支給(大阪高裁)、契約社員への退職金支給(東京高裁)を命じる判決が相次いで出されました。CTSにおいても、現在のような正規・非正規の格差賃金の是正が待ったなしで問われています。

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8589/

 
◇「バイトにもボーナス」の判決
2月16日には大阪高裁が大阪医科大学に対して、「アルバイト職員にボーナスを出さないのは違法」として、110万円の支払いを命じる判決を出しました。訴えをおこした女性は、正規職員と同じ業務内容なのに賃金は半分、手当などにも大きな格差があり、その是正を求めて裁判をおこしていました。
◇「契約社員に退職金を支払え」の判決
2月20日には東京高裁が、東京メトロの子会社「メトロコマース」に対して、駅売店で働いていた女性労働者(契約社員)に「退職金をまったく支払わないのは不合理」として、正社員の4分の1以上の退職金支払いを命じました。訴えた女性たちは「支給を認めたことには意義があるが、きわめて低額だ」と最高裁にさらに訴えています。

全国で立ち上がる非正規雇用の仲間とともに!

 会社に対して声をあげ、訴えを起こすのは、本当に勇気がいることです。しかし、職場の誰もが同じ気持ち、同じ理不尽さや怒りを感じながら働いているのです。
そして、全国で働く2千万人を超える非正規雇用の労働者が、さまざまな形で闘いをおこし、社会を根底から動かし始めています。大阪医科大学のアルバイト職員の女性は「判決をきっかけに非正規の人が働きやすくなれば」と述べ、東京メトロコマースの女性労働者は「これからも声をあげ非正規労働者の賃金を底上げしていきたい」と述べています。この心意気と闘いに続こう!
 来年4月から「同一労働同一賃金」制度が施行されることからも、今春闘こそが正規・非正規の格差是正にむけた勝負どころです。現場からの行動と闘いこそ、会社を突き動かす唯一にして最大の力です。
「同一労働同一賃金」をめぐる団交をCTS春闘第1弾の闘いとして全力で闘い、格差是正の突破口を開こう。19春闘で、正社員・契約社員・パート・嘱託社員の一律大幅賃上げをかちとろう!

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2019年3月9日土曜日

日刊動労千葉 第8588号

ダイ改合理化粉砕!
乗務員勤務制度改悪やめろ!
3・15-16スト貫徹しよう!

ストライキ要求
◎改悪乗務員勤務制度実施を中止すること。
◎習志野運輸区B17行路について、津田沼~中野4往復を解消すること。
◎拘束時間の延長を中止し、日勤行路は9時間以内、泊行路は19時間以内とすること。
◎乗務員の高齢者対策を早急に実施すること。
◎3万8千円の大幅賃上げを実施すること。
◎外注化を撤回し、仕業・構内業務をJR直営に戻すこと。


 われわれは3月15日~16日、習志野運輸区を拠点とするストライキを配置して闘いにたちあがる。われわれがストにたつのは乗務員勤務制度改悪を絶対に許すわけにはいかないからであり、習志野運輸区を〝モデルケース〟にして進められようとしている超ロングラン・長大行路化の攻撃を阻止するためだ。

これまでにない長大行路化ゆるすな


 3月ダイ改では習志野運輸区で初日に津田沼~中野を3往復、明けで1往復の合計4往復というこれまでにはない長大行路が設定された。
 一方、短時間行路の3月勤務では711行路で1回、714行路で2回を除き、すべて本線運転士が乗務に指定されている。その内711行路で3回、714行路で2回は初めから休日勤務で指定されている始末だ。強引な短時間行路設定によって、労働強化と休日出勤が増やされているのだ。
 しかし、問題は〝矛盾のある改悪〟というレベルに留まらない。これは改悪乗務員勤務制度による労働強化の始まりに過ぎないからだ。現時点では、兼務発令された支社課員の不足等のために改悪乗務員勤務制度の適用はごく限定的だ。それが全面的に適用されるのはこれからだ。そうなれば、短時間行路設定のために、通常の交番内の行路はますます過密化・長大化され、徹底した人員削減が行われる。
 習志野運輸区をめぐっては、中央線の11両化が完成すれば朝夕の御茶ノ水折返しをなくし、終日中野までの通し運転が可能になる。その次には、三鷹折返しや千葉折返しが付け加えられる事が考えられる。職場からは「こんな行路ができたら若い運転士でも身体が持たない」と怒りの声があがっている。
 また、職場では習志野運輸区を津田沼駅脇の旧車掌区へ移転するという話が広がっている。入出区を全面的に外注化し、徒歩時間や入出区の時間をすべて乗務させるということと一体で画策されていると見なければならない。これを千葉における〝モデルケース〟にして、各区への攻撃を進めようとしているのだ。
 東京支社では業務移管を含め乗務員100名の要員削減が提案された。水戸支社では昨年10月の車掌32名減に続き、運転士19名削減が提案されている。乗務員勤務制度改悪では乗務員を運転士でも車掌でもない「輸送サービススタッフ」に置き換える構想まで公然と打ち出された。その背後にあるのは、「鉄道はもう主力ではない。これからの中心はスイカだ」「自動運転できるのだから乗務員は使い捨てで構わない」という会社の姿勢だ。黙って会社の好きにさせることは絶対にできない。

3月ダイ改に職場からの反撃を

 だが、最大の問題は職場の多くの仲間が怒りをもち、「何かおかしい」と感じていても、声をあげられない雰囲気が職場を支配していることだ。
 会社は東労組解体に本格的に乗り出して以降、労働組合を徹底的に無視して、これまでとはレベルの違う攻撃を立て続けに行っている。そして、東労組の現本部派を含めて解体し、「労働組合の存在しない会社」を作ろうとしているのだ。
 職場の力関係を変え、現場労働者一人ひとりが職場から声をあげ始めれば、事態は必ず動く。そのために、労働者の団結した力を示さなければならない。だからこそ、この攻撃に真正面から反撃する闘いが必要だ。
 われわれは千葉運輸区における「見極め」強制を、指名ストを構えた職場からの反撃で完全に粉砕した。現場からの闘いに職場の力関係を転換する力があることを、現実の闘いで示した。この勝利の上にたち、習志野運輸区から開始された乗務員勤務制度改悪―ダイ改合理化攻撃への反撃にたちあがろう。3・15動労千葉総決起集会への大結集をかちとり3・15~16ストを貫徹しよう。
3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
同日16時~ 習志野運輸区前集合
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2019年3月7日木曜日

外注化阻止ニュース 第415号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka415.pdf


2・28 千葉運輸区「見極め」を粉砕!
ダイ改合理化にストライキで闘おう

 動労千葉は2月28日、千葉運輸区でのエルダー運転士に対する「見極め」をやめさせました。
 職場では「見極め」を中止しない場合は指名ストを行うことを通告し、抗議・要請行動が繰り返されてきました。とりわけ当該組合員は激しい怒りで区長を追及しました。
 エルダー運転士になっても同じ仕事、同じ責任でありながら賃金は半分です。そして40年も働いてきた最後の退職日に、新人の見習時に行う40㌻もの「見極め」を強制する――こんなことは絶対に許せないという当該組合員の強い怒りが闘いを牽引しました。
 「40年働いて、区長の最後のプレゼントがこれなのか。誰に聞いてもおかしいと言う。JR以外の人もみんな『それはひどい』と。しかも退職日にやるのは絶対に許せない」
 区長は、この追及にまったく返答ができず沈黙しました。そして、「これは『見極め』でも『知悉度』でもありません。強制はしません。全部やる必要はないです。振り返りとして必要なところだけ見てもらえばいい」としました。
 28日当日は、未実施だった毎月の定例訓練を行い、資料は最後の段階で出すことも確認しました。「見極め」強制を撤回させたのです。

現場からの闘いで力関係を転換

 闘いは勝利的に進められました。しかし、動労千葉はあくまでスト体制を維持し、不当なことが行われればただちに指名ストに立つ体制で退職日に臨みました。
 退職日当日は、出区点検の確認、定例訓練、構内配線図の振り返りが行われました。結局、試験は行われず、
40㌻の〝知悉度試験〟の資料も出されませんでした。「見極め」を完全に粉砕したのです。
 区長の高圧的な態度は鳴りを潜めました。現場からの闘いにこそ職場の力関係を転換する力があることを示しました。
 現在、会社は東労組の解体に乗り出し、〝職場の監獄化〟というべき締め付けを行っています。だからこそ今回の闘いは大きな意味があります。


3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)
18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
16時~
習志野運輸区前集合
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2019年3月6日水曜日

動労千葉組織部報 第27号

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/03/sosikibuhou27.pdf


「社友会」に入ってはならない
職場に闘う組合を取り戻そう!

 JR東日本は社長自ら号令をかけて「社友会」を推進しています。とくに木更津では「木友会」が管理者によって積極的に組織されています。深澤社長は社友会を「緩やかな情報交換の場」といいますが、その狙いは労働組合つぶしです。社友会に入ってはなりません。

「社友会」は職場から声をあげさせないための組織

 実際、「水戸社友会」の規約では、労働組合に加入している者に入会資格はなく、すでに入会していても「組合に入ったら自動的に退会」という規定になっています。そして、「総会の決定に従うこと」が義務付けられています。
 そもそも、「労働組合に加入していないこと」を前提とする組織を、管理職の主導で組織させること自体、不当労働行為そのものです。それを社長自らグループ全体で「社員との接点」の中心として据えると宣言しているのです。
 社友会の目的には、「より効率的な職場づくり」が掲げられています。労働組合ではないから、ストライキも団交もできません。管理者が代表をする組織の決定にも従わなければなりません。労働組合をつぶし、一切声をあげられない職場にしようとしているのです。

現場から団結して声をあげることに力がある

 会社は、乗務員勤務制度改悪やドライバレス運転推進、駅や電気系統をはじめとした鉄道業務すべての別会社化・転籍強制に向けた攻撃など、これまでとはレベルの違う攻撃を始めています。鉄道の安全を投げ捨て、労働者を使い捨てにして、金儲けを何より優先しようとしています。そのために労働組合を職場から一掃しようというのが会社の狙いなのです。
 しかし、会社がここまでして労働組合つぶしをするのは、現場労働者が職場から団結してたちあがることを恐れているからです。労働者の団結に、闘う労働組合に、会社施策を止める力があるからです。会社の好きにさせてはなりません。ともに闘う労働組合をとり戻そう。

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2019年3月5日火曜日

闘いなくして安全なし No.203

http://www.doro-chiba.org/ga/tn203.pdf


2・28 千葉運輸区  「見極め」を粉砕!
闘争勝利の力を
3月ダイ改合理化反対の闘いへ

 2月28日、動労千葉は千葉運輸区での「見極め」を粉砕しました! 3月ダイ改闘争の緒戦における勝利がかちとられています。

千葉運輸区長 「見極めでも何でもない」

 職場では「見極め」を中止しない場合は指名ストを行うことを通告し、抗議・要請行動が繰り返されてきました。とりわけ、当該組合員は激しい怒りで区長を追及しました。
 エルダーになると同じ仕事、同じ責任を負いながら、賃金は半分です。その中で働くことになるのに、40年働いてきた最後の退職日に、見習時に行う40㌻もの「見極め」を強制する。こんなことは絶対に許せないという当該組合員の強い怒りが闘いを牽引しました。
 「40年働いてきて区長からの最後の〝プレゼント〟がこれか。こんなこと誰に言ってもおかしいというぞ。JR以外の人に聞いても、みんな『それはひどい』と言っている。しかも、退職日にやるというのは絶対に許せない。」
 区長は、当該組合員からの追及に答えることができず、押し黙ってしまいました。そして、「これは『見極め』でも『知悉度』でも何でもありません。強制はしません。全部やる必要はないです。振り返りとして必要なところだけ見てもらえばいい」としました。
 当日は忌引で未実施だった毎月の定例訓練を行い、資料は最後の段階で出すことも確認しました。「見極め」強制を撤回させたのです。

現場からの闘いで力関係を転換

 闘争は勝利的に進められました。しかし、あくまでスト体制は維持し、不当なことが行われればただちに指名ストにたちあがる体制で退職日に臨みました。
 退職日当日は、出区点検の確認、定例訓練、構内配線図の振り返りが行われました。結局、試験のようなものは行われず、40㌻の〝知悉度試験〟は資料を出すことさえありませんでした。「見極め」は完全に粉砕したのです。
 区長の高圧的な態度は鳴りを潜めました。この闘いは、現場からの闘いに職場の力関係を転換する力があることを示しています。
 現在、会社は東労組解体に乗り出し、〝職場の監獄化〟というべき締め付けを行っています。だからこそ、「見極め」を粉砕した今回の闘いは大きな意味を持っています。


3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)
18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
16時~
習志野運輸区前集合
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2019年3月2日土曜日

日刊動労千葉 第8586号

2・28千葉運輸区 「見極め」を粉砕!
闘争勝利をバネに
3月ダイ改合理化粉砕の闘いにたちあがろう

3・15動労千葉総決起集会に結集を!

 2月28日、千葉運輸区における「見極め」を粉砕した! 会社は40㌻の「見極め」資料を出すこともできなかった。この間、千葉運転区支部を先頭に、指名ストを構え、現場から「見極め」中止に向けて区長を追及し、全力で闘ってきた。その闘いの中で、3月ダイ改闘争の緒戦における勝利をかちとったのだ。

「見極めでも何でもない」と撤回強制

 千葉運転区支部は2月5日の執行委員会から「見極め」を中止しない場合は指名ストライキを行うことを通告し、抗議・要請行動を繰り返してきた。その奮闘で区長を追い詰めてきた。 とりわけ、当該組合員は激しい怒りを持って直接に区長を追及しぬいた。
 エルダーになると、同じ仕事、同じ責任を負いながら、賃金は半分になる。モチベーションを維持すること自体も大変な状況にされる。その中で、40年働いてきた最後の日に、見習い時に行う40㌻もの「見極め」を強制する。こんなことは絶対に許せないという当該組合員の強い怒りが闘いを牽引した。
 「40年働いてきて区長からの最後の〝プレゼント〟がこれか。こんなこと誰に言ってもおかしいというぞ。JR以外の人に聞いても、みんな『それはひどい』と言っている。しかも、退職日にやるというのは絶対に許せない。」
 区長は、当該組合員からの追及に答えることができず、押し黙るしかなかった。そして、退職日の訓練については「会社の指示」として譲らなかったものの、「これは『見極め』でも『知悉度』でも何でもありません。強制はしません。全部やる必要はないです。振り返りとして必要なところだけ見てもらえばいい」とした。
 当日は忌引のために未実施だった毎月の定例訓練を行うとともに、資料は最後の段階で出すということも確認した。「見極め」強制を撤回させたのだ。

現場からの闘いで力関係を転換

 こうして闘争は勝利的に進められた。だが、あくまでスト体制は維持し、不当なことが行われればただちに指名ストにたちあがる体制をもって退職日に臨んだ。
 退職日当日、午前中は指導員とともに出区点検の確認が行われた。午後は定例訓練を行った後、指導員と構内配線図の振り返りが行われた。
 結局、試験のようなものは行われず、40㌻の知悉度試験は出すことさえなかった。「見極め」は完全に粉砕した。
 この過程で、区長の高圧的な態度は鳴りを潜めた。今回の闘いは、現場から闘うことに職場での力関係を転換する力があることを示した。

3月ダイ改合理化粉砕へ闘おう


 現在、会社は東労組解体に乗り出し、〝職場の監獄化〟というべき締め付けを行っている。その中だからこそ、「見極め」を粉砕した今回の闘いの勝利は大きな意味を持っている。
 この闘いの勝利の上に、3月ダイ改闘争勝利に向けて全力で闘いにたちあがろう。3・15動労千葉総決起集会への大結集をかちとり、3月ダイ改合理化・改悪乗務員勤務制度粉砕へストライキで闘いぬこう。 19春闘勝利、組織拡大実現へ全力で闘いにたちあがろう。

3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
16時~ 習志野運輸区前集合

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3・31三里塚全国集会

https://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/2017/pdf/190331bira.pdf


市東さんの農地を守ろう!
空港機能強化粉砕!
改憲阻止・安倍政権打倒!
3・31三里塚全国集会

農地取り上げ強制執行許さない!
3月31日(日)
 12時~集会
 14時半~デモ
会場:成田市赤坂公園
    (成田ニュータウン内)
主催:三里塚芝山連合空港反対同盟

戦争絶対反対! 不屈非妥協で闘い50余年
一緒に世の中を変えよう!




かけがえのない命はカネに変えられない

沖縄も福島も我慢の限界、 労働者も農民も黙ってないぞ
犠牲になるのはもうゴメンだ! 一緒に声をあげよう!

「強制執行」とめよう


 農地は私たちの命です。
 反対同盟員・市東孝雄さんは、成田市で有機農業を営んでいます。  
 100年耕作した農地を取り上げようとする裁判で、千葉地裁は強制執行を認める不当判決を下しました(民事第5部・高瀬順久裁判長)。
 絶対に許すことはできません。
 裁判は東京高裁に移ります。私たちは何があろうと体を張って農地を守り闘います。ぜひご支援下さい。

騒音いらない 住民なめるな!

 成田空港会社(NAA)は、オリンピックを口実に、A滑走路の運用時間を今年の10月末から1時間延長して深夜0時までにすると言っています。
 住民の生活と健康は二の次です。騒音対策の「二重窓」はあまりにもデタラメで、申請する住民は対象の1割程度。騒音と落下物の危険にさらされる毎日は我慢の限界! 犠牲になるのはもうゴメンです。
 第3滑走路・深夜飛行・B滑走路延長にあくまでも反対の声を上げましょう。

みんなで戦争ストップ

 空港機能強化は、NAAと利権屋どもの金もうけです。広大な自然と農地が破壊され、無人化・廃村化がもたらされます。
 こうした住民を犠牲にする政治の最たるものが戦争です。安倍政権は、改憲と戦争への衝動をあらわにしています。
 声を上げ立ち上がる時です。世界中で民衆のたたかいが始まっています。私たちには53年「国策」と闘い続けてきた蓄積があります。全国の闘う仲間がいます。
 3月31日、一緒にスクラムを組み、声をあげ、ここから政治を変えましょう。



何事があろうとこの地で生きていく
市東孝雄さん


 12月20日の不当判決には、腹の底からの憤りを感じています。農民にとって、やっぱり農地は命です。私はこれから先、何事があろうとも農地を守り、天神峰で生きていくことを宣言します。
 安倍政権は闘う労働組合への弾圧を強めています。国策と対決している沖縄・福島・三里塚、それに市民運動や学生運動にも攻撃がかかると思いますが、みんなでこれと闘っていきましょう。

ビラへのリンク

2019年3月1日金曜日

日刊動労千葉 第8585号

3月ダイ改合理化-改悪乗務員勤務制度粉砕!
3・15動労千葉総決起集会へ!

3月15日、18時~/千葉市文化センター・5階 セミナー室
3月ダイ改ー習志野運輸区を焦点にして、ストライキで闘おう!


 動労千葉は、2月24日、第80回定期委員会を開催し、19春闘勝利、3月ダイ改合理化ー改悪乗務員勤務制度粉砕に向けて、千葉運輸区での「見極め」強制粉砕の闘いを第1波闘争として闘いぬき、そして、第2波闘争を3月ダイ改段階に、習志野運輸区を焦点にしてストライキを配置して闘いぬく方針を決定した。
 3月15日には、動労千葉総決起集会を開催する。全力で結集しよう!

津田沼~中野3往復に三鷹や千葉折り返しが付く?

 3月ダイ改では、乗務員勤務制度がごく部分的に始まっただけで、習志野運輸区では津田沼~中野3往復(泊で4往復)が設定されるなど、これまでの考え方を根本からひっくり返すような行路設定が行われている。会社は、これをモデルケースにして、「乗務効率の向上」「労働の柔軟化」をさらに進めようと狙っている。
 現在、総武緩行線では、朝夕は御茶ノ水での折り返しが行われている。しかし、中央線列車の11両化が進められている中で、今後、御茶ノ水での折り返しがなくなり、津田沼~中野が基本行路になろうとしている。そうなった場合、今度は、三鷹折り返しや千葉折り返しが付けられ可能性がある。
現場では、これでは身体がもたないとの声があがっている。
 JRは、現在、乗務員基地の再編を計画している。こうした中で、習志野運輸区では、習志野運輸区を旧津田沼車掌区(津田沼駅脇)に移転するとの話が広がっている。
 そうなった場合、入出区の外注化と一体で行われると考えられる。津田沼駅までの徒歩時間や入出区の時間を全て乗務させることができるということだ。
 また、今回、短時間行路が、習志野運輸区(4本、2本が新規)、千葉運輸区(2本)、蘇我運輸区(3本)、京葉派出(2本)、佐倉運輸区(2本)で設定された。習志野運輸区では、日中帯の2本は育児・介護勤務の乗務員が担当するが、朝夕の短時間行路は予備の本線運転士が担当する交番となっているのだ。

ダイ改後、短時間行路には予備の運転士が連日乗務

 また、今回、短時間行路が設定されていない区でも、育児介護を希望する乗務員や、支社課員の兼務発令などが行われた場合、短時間行路が設定され、余った部分は他の行路に付け加えられることになる。外周区の場合、乗り出せば乗務キロが長くなるが、それに輪をかけてロングランが強制されることになる。
 今回、習志野運輸区が焦点になっているが、ダイ改で発生する問題は、全ての運転各区で将来発生する問題だと考えなければならない。

乗務員勤務制度改悪のはじまりー闘いに起ち上がろう!


  一方、水戸支社では、3月ダイ改で、業務量は減っていないの運転士の要員が19名削減される。昨年10月の特急車掌の1人乗務による車掌削減(32名)を含めれば50名を超える削減だ。
 こうした中で乗務キロ、拘束時間が大幅に増えている。ある行路では、泊勤務で7時30分に出勤し、23時30分まで乗務し、初日が終わるのが24時を過ぎるというのだ。また、拘束時間も大幅に増え最大で27時間拘束という勤務までつくられている。 東京支社では、山手線6周の行路まで設定されている。
 こうしたことを併せて考えれば、3月ダイ改は、乗務員勤務制度改悪のはじまりだということだ。ここでストライキに起ちあがることが何よりも必要になっている。
 動労総連合を全国の職場・地域につくり、反合・運転保安闘争に起ちあがろう!
 19春闘勝利!3月ダイ改ー改悪乗務員勤務制度粉砕にストライキで闘おう!3・15動労千葉総決起集会に全力で結集しよう!

ニュースへのリンク

動労総連合青年部 第8号

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2019/02/fd7d5bd1f0fda6635a2b8b0f4f9b2e38.pdf


3/1秋葉原駅
業務全面外注化 絶対反対!

 JR東日本は3月1日、秋葉原駅の業務全般を子会社であるJRステーションサービス(JESS)に全面外注化しようとしています。私たちは、秋葉原駅全面外注化に反対しています。

全面外注化は安全を破壊する

 駅業務は〝安全の要〟です。駅業務の全面外注化を強行すれば、鉄道の安全は崩壊させられてしまいます。
 現在であれば、人身事故などで輸送障害が起こった場合、最終的な安全確認はJR社員が行います。外注化後はそれを外注先の社員が行うことになります。駅における安全の確保にJRがまったく責任を取らなくなるのです。
 本来、線路に落ちた物を拾う作業であっても、駅から輸送指令に伝達し、列車が駅に入らないことが確認されてから作業が行われます。それらをJRが統一して責任をもって初めて、安全な作業ができるのです。
 駅が本線運転と分断され、本来の共同作業が外注会社とJR本体とに分断されれば、安全の基盤そのものが崩壊することになります。
 実際、阪急電鉄や京浜急行電鉄では、一度は別会社化した駅業務の外注化を取りやめ、子会社の社員を直接雇用に切り替えました。その理由は、「偽装請負」の問題、「社員の士気の低下」「安全強化」「情報伝達を一元化すれば災害やトラブルに素早く対応できる」というものです。

鉄道会社としてのあり方を放棄

 JRは明らかに駅業務すべてをJR本体から切り離して別会社化することを狙っています。
 すでに昨年12月1日から吉祥寺駅も完全に外注化・別会社化されています。秋葉原駅は1日平均の乗降客数が25万人を超え(17年度・東日本管内9番目)、土日・休日には特急列車も停車する吉祥寺駅以上の大規模駅です。秋葉原駅で外注化できるということは、どの駅でも子会社化できるということです。
 その狙いは合理化とJR本体の人員減でコストを削減し利益を追求することです。実際、JR東日本の社員数は5年で4000人以上も減少している一方、外注先を含めたグループ全体の社員は横ばいのままです。
 JRは鉄道会社としてのあり方を放棄し、無人運転導入などで機械化・合理化を進め、鉄道業務すべてをバラバラに別会社化しようとしています。地域の生活に必要とされている列車も削減し、利益を何より優先しようとしています。駅業務の別会社化はその一環です。安全より利益を優先する姿勢を認めることはできません。

非正規職だけの社会にさせない

 私たちは、この問題を単にJRだけの問題とはとらえていません。多くの青年が非正規職に突き落とされる現実に反対しています。
 外注化は、労働者ごと仕事を下請け、孫請けへと突き落とし、次々と非正規雇用にする最大の〝武器〟として使われてきました。総務省が今年2月15日に公表した労働力調査によれば、非正規職は2152万人まで増加しています。30年ほどの間に約1500万人が非正規雇用に突き落とされているのです。
 外注先では当然にもコストカットが徹底して行われます。請負労働者の賃金は発注元の半分や3分の1以下という超低賃金です。
 それは「解雇自由」化に向けた攻撃でもあります。必要なくなれば「委託契約の解除」という形で自由に〝解雇〟するというやり方が横行しています。「発注元に文句をいえば契約を切られる」と、どんな理不尽があってもものも言えない職場にされることにもつながります。そのようなあり方は絶対に許せません。
 多くの皆様に、秋葉原駅全面外注化に反対する声をともにあげていただくことを訴えます。

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