2019年3月9日土曜日

日刊動労千葉 第8588号

ダイ改合理化粉砕!
乗務員勤務制度改悪やめろ!
3・15-16スト貫徹しよう!

ストライキ要求
◎改悪乗務員勤務制度実施を中止すること。
◎習志野運輸区B17行路について、津田沼~中野4往復を解消すること。
◎拘束時間の延長を中止し、日勤行路は9時間以内、泊行路は19時間以内とすること。
◎乗務員の高齢者対策を早急に実施すること。
◎3万8千円の大幅賃上げを実施すること。
◎外注化を撤回し、仕業・構内業務をJR直営に戻すこと。


 われわれは3月15日~16日、習志野運輸区を拠点とするストライキを配置して闘いにたちあがる。われわれがストにたつのは乗務員勤務制度改悪を絶対に許すわけにはいかないからであり、習志野運輸区を〝モデルケース〟にして進められようとしている超ロングラン・長大行路化の攻撃を阻止するためだ。

これまでにない長大行路化ゆるすな


 3月ダイ改では習志野運輸区で初日に津田沼~中野を3往復、明けで1往復の合計4往復というこれまでにはない長大行路が設定された。
 一方、短時間行路の3月勤務では711行路で1回、714行路で2回を除き、すべて本線運転士が乗務に指定されている。その内711行路で3回、714行路で2回は初めから休日勤務で指定されている始末だ。強引な短時間行路設定によって、労働強化と休日出勤が増やされているのだ。
 しかし、問題は〝矛盾のある改悪〟というレベルに留まらない。これは改悪乗務員勤務制度による労働強化の始まりに過ぎないからだ。現時点では、兼務発令された支社課員の不足等のために改悪乗務員勤務制度の適用はごく限定的だ。それが全面的に適用されるのはこれからだ。そうなれば、短時間行路設定のために、通常の交番内の行路はますます過密化・長大化され、徹底した人員削減が行われる。
 習志野運輸区をめぐっては、中央線の11両化が完成すれば朝夕の御茶ノ水折返しをなくし、終日中野までの通し運転が可能になる。その次には、三鷹折返しや千葉折返しが付け加えられる事が考えられる。職場からは「こんな行路ができたら若い運転士でも身体が持たない」と怒りの声があがっている。
 また、職場では習志野運輸区を津田沼駅脇の旧車掌区へ移転するという話が広がっている。入出区を全面的に外注化し、徒歩時間や入出区の時間をすべて乗務させるということと一体で画策されていると見なければならない。これを千葉における〝モデルケース〟にして、各区への攻撃を進めようとしているのだ。
 東京支社では業務移管を含め乗務員100名の要員削減が提案された。水戸支社では昨年10月の車掌32名減に続き、運転士19名削減が提案されている。乗務員勤務制度改悪では乗務員を運転士でも車掌でもない「輸送サービススタッフ」に置き換える構想まで公然と打ち出された。その背後にあるのは、「鉄道はもう主力ではない。これからの中心はスイカだ」「自動運転できるのだから乗務員は使い捨てで構わない」という会社の姿勢だ。黙って会社の好きにさせることは絶対にできない。

3月ダイ改に職場からの反撃を

 だが、最大の問題は職場の多くの仲間が怒りをもち、「何かおかしい」と感じていても、声をあげられない雰囲気が職場を支配していることだ。
 会社は東労組解体に本格的に乗り出して以降、労働組合を徹底的に無視して、これまでとはレベルの違う攻撃を立て続けに行っている。そして、東労組の現本部派を含めて解体し、「労働組合の存在しない会社」を作ろうとしているのだ。
 職場の力関係を変え、現場労働者一人ひとりが職場から声をあげ始めれば、事態は必ず動く。そのために、労働者の団結した力を示さなければならない。だからこそ、この攻撃に真正面から反撃する闘いが必要だ。
 われわれは千葉運輸区における「見極め」強制を、指名ストを構えた職場からの反撃で完全に粉砕した。現場からの闘いに職場の力関係を転換する力があることを、現実の闘いで示した。この勝利の上にたち、習志野運輸区から開始された乗務員勤務制度改悪―ダイ改合理化攻撃への反撃にたちあがろう。3・15動労千葉総決起集会への大結集をかちとり3・15~16ストを貫徹しよう。
3・15動労千葉総決起集会
3月15日(金)18時~
千葉市文化センター5Fセミナー室

※習志野運輸区前抗議行動
同日16時~ 習志野運輸区前集合
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