労働者の権利、労働条件
守れるのは労働組合だけ!
「社友会」に入ってはならない!
守れるのは労働組合だけ!
「社友会」に入ってはならない!
千葉支社や水戸支社で業種系統別の「社友会大懇親会」が開かれるなど、JRは社友会を本格的に組織しようとしています。乗務中の運転士に、添乗した管理職がしつこく社友会への加入を迫ったという話も出ています。
しかし、けっして社友会に入ってはなりません。社友会は、労働組合をつぶして賃金や労働条件をどこまでも切り下げるために、会社によって作られた組織だからです。
「知らないうち」に労働条件改悪
7月3日付東京新聞は、「『名ばかり労働者代表』蔓延(まんえん)」「労働者代表なのになぜか社側が選出」という見出しを掲げ、会社が労働者代表を勝手に選出する不正が横行している実態を報じています。そこでは「労働者代表を会社が選んでいたため何も意見を言わず労働条件が悪化した」「一方的に給与が引き下げられた」「過労死ラインに迫るまで労働時間が増やされた」という労働者の声が伝えられています。
安倍政権が「70年ぶりの労働基準法の大改革」と称して強行した「働き方改革」も、その多くの項目が、労働者代表の同意や意見聴取を経なければ実施に移せません。過労死を強いるものとして怒りの対象になった「高度プロフェッショナル制度」も、労働者代表の同意がなければ実施に移せません。裁量労働制やフレックスタイム制の導入も、同じ手続きが必要です。
にもかかわらず、労働者代表が会社によって勝手に決められ、労働者が知らないうちに36協定などが結ばれている事例は、後を絶ちません。そんな形で決められた36協定で、労働者は過労死するほどの長時間労働を強いられています。労働組合のない企業では、こうした現実が当たり前のことになってしまっています。
JRも、社友会によってこうした会社になろうとしています。社友会は、誰が代表者なのかも、規約の有無も、明らかにされていません。その社友会が職場を抑えれば、「労働者代表」は会社が勝手に決め、内容も公開されない「協定」が、いくらでも作られることになるのです。
JRは、こうしたやり方で就業規則を改悪し、労働条件を徹底的に切り下げようとしています。就業規則の改定に際しては、労働者代表の意見を聞き、その結果を労働基準監督署に届け出なければなりません。また、就業規則の不利益変更には高度な必要性・合理性がいるとされています。
しかし、JRは、労働者代表を会社が勝手に決めることで一方的に労働条件を切り下げようとしているのです。それは、労働者に関連会社への転籍を強い、非正規職化することに行き着きます。
JRがたくらんでいるのは、改悪された労基法も超えて、労働者を奴隷のように扱う新たな労働者支配のモデルをつくろうとしているのです。
社友会ではなく労働組合を!
しかし、このやり方は必ず破綻します。CTS(千葉鉄道サービス)幕張事業所では、動労千葉の関道利副委員長が職場代表選挙に圧勝し、昨年に続いて職場代表に選出されました。
関副委員長は昨年来、職場代表として労働環境の問題を安全衛生委員会で動労千葉の関副委員長発行の「安衛だより」関副委員長が労働者代表になり、「安衛だより」で毎月の安全衛生委員会での労働者側の要求・会社の回答等を職場に報告してきました。職場の意見を集約して会社に突きつけ、職場改善を実現しました。会社と粘り強く交渉し、その結果を職場の仲間に報告して、夏季期間中の熱中症対策を会社にとらせるなど、職場環境の改善を一つ一つ実現してきました。
まっとうに職場代表が選ばれ、代表が労働者の立場で会社に立ち向かえば、ことは会社の思い通りには進まなくなるのです。
社友会の組織化を許してはなりません。労働者の権利、労働条件を守れるのは労働組合だけです。
労働相談・パワハラ・セクハラ相談、組合加入等
お問い合わせは
国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで
TEL:043(222)7207
メール:doro-chiba@doro-chiba.org
ニュースへのリンク
しかし、けっして社友会に入ってはなりません。社友会は、労働組合をつぶして賃金や労働条件をどこまでも切り下げるために、会社によって作られた組織だからです。
「知らないうち」に労働条件改悪
7月3日付東京新聞は、「『名ばかり労働者代表』蔓延(まんえん)」「労働者代表なのになぜか社側が選出」という見出しを掲げ、会社が労働者代表を勝手に選出する不正が横行している実態を報じています。そこでは「労働者代表を会社が選んでいたため何も意見を言わず労働条件が悪化した」「一方的に給与が引き下げられた」「過労死ラインに迫るまで労働時間が増やされた」という労働者の声が伝えられています。
安倍政権が「70年ぶりの労働基準法の大改革」と称して強行した「働き方改革」も、その多くの項目が、労働者代表の同意や意見聴取を経なければ実施に移せません。過労死を強いるものとして怒りの対象になった「高度プロフェッショナル制度」も、労働者代表の同意がなければ実施に移せません。裁量労働制やフレックスタイム制の導入も、同じ手続きが必要です。
にもかかわらず、労働者代表が会社によって勝手に決められ、労働者が知らないうちに36協定などが結ばれている事例は、後を絶ちません。そんな形で決められた36協定で、労働者は過労死するほどの長時間労働を強いられています。労働組合のない企業では、こうした現実が当たり前のことになってしまっています。
JRも、社友会によってこうした会社になろうとしています。社友会は、誰が代表者なのかも、規約の有無も、明らかにされていません。その社友会が職場を抑えれば、「労働者代表」は会社が勝手に決め、内容も公開されない「協定」が、いくらでも作られることになるのです。
JRは、こうしたやり方で就業規則を改悪し、労働条件を徹底的に切り下げようとしています。就業規則の改定に際しては、労働者代表の意見を聞き、その結果を労働基準監督署に届け出なければなりません。また、就業規則の不利益変更には高度な必要性・合理性がいるとされています。
しかし、JRは、労働者代表を会社が勝手に決めることで一方的に労働条件を切り下げようとしているのです。それは、労働者に関連会社への転籍を強い、非正規職化することに行き着きます。
JRがたくらんでいるのは、改悪された労基法も超えて、労働者を奴隷のように扱う新たな労働者支配のモデルをつくろうとしているのです。
社友会ではなく労働組合を!
しかし、このやり方は必ず破綻します。CTS(千葉鉄道サービス)幕張事業所では、動労千葉の関道利副委員長が職場代表選挙に圧勝し、昨年に続いて職場代表に選出されました。
関副委員長は昨年来、職場代表として労働環境の問題を安全衛生委員会で動労千葉の関副委員長発行の「安衛だより」関副委員長が労働者代表になり、「安衛だより」で毎月の安全衛生委員会での労働者側の要求・会社の回答等を職場に報告してきました。職場の意見を集約して会社に突きつけ、職場改善を実現しました。会社と粘り強く交渉し、その結果を職場の仲間に報告して、夏季期間中の熱中症対策を会社にとらせるなど、職場環境の改善を一つ一つ実現してきました。
まっとうに職場代表が選ばれ、代表が労働者の立場で会社に立ち向かえば、ことは会社の思い通りには進まなくなるのです。
社友会の組織化を許してはなりません。労働者の権利、労働条件を守れるのは労働組合だけです。
かちとった職場改善
➤作業場の夜間照明の改善、危険個所の改善
➤粉塵対策で作業内容を変更(車両椅子下のフィルター交換を屋外で行うことに)
➤熱中症指数計、クーラーボックス、お茶・水・ポカリなど熱中症対策用品の購入
➤計画業務、構内業務、清掃業務の意見交換会を開催
➤時間外の清掃作業について未払い賃金の是正
➤夜勤の食事時間の改善、詰所への乾燥機増設
労働相談・パワハラ・セクハラ相談、組合加入等
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国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)まで
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