JR東日本本社団交報告
ジョブローテーションを撤回
を求めて徹底的に追及!
ジョブローテーションを撤回
を求めて徹底的に追及!
「ジョブローテーションー運転士・車掌廃止提案」を
直ちに撤回しろ!
6月24日、動労総連合は、「ジョブローテーションに関する申し入れ」(その2)についてJR東日本本社との団体交渉を行い、ジョブローテーションによる乗務員の将来のあり方、「多様な働き方」の具体的内容等を明らかにするとともに、今次提案が乗務員に不安と混乱をもたらし、生活と未来を奪うジョブローテーションを撤回を求めて徹底的に追及した。
【将来の人材確保について】
組合 会社は、ジョブローテーションの理由として「人材確保が厳しい」としているが、今後の採用計画は?
会社 今後も、今と同水準の採用を行いたい。人材としては、乗務員としての資質や接客の対応等ができる人を中心に採用を考えている。
組合 ジョブローテーションとの関係ではどのように考えているのか。
会社 将来的には少子化が進み、優秀な人材確保が厳しくなる。社員の質を下げないことを前提に採用を行いたい。
組合 人材確保が困難であれば、高卒も含めた採用は考えないのか。
会社 現在、大卒8割、高卒2割で行っている。
「他職にいったら、運転士の適正は維持しない」
【運転士から先のキャリアアップ】
組合 ジョブローテーションでは、運転士から先のキャリアアップを求めるようになっているが、どのようなキャリアがあるのか。
会社 会社として活躍できるフィールドを示し、相談しながらキャリアアップの支援を行っていきたい。現在でいえば、指令、輸送職、企画部門、支社内での運用を計画する業務などがある。
組合 今示した職種だけでは、運転士全員がなれるわけではない。
会社 キャリアの数は決まっているので・・・。
組合 キャリアアップできなかった場合はどうなるのか。
会社 どこを到達点にするかは個人によって異なる。活躍フィールドという点でいえば、運転士から駅に異動してそこで活躍してもらい、また運転士に戻ることもある。
組合 本当にそのようなことを考えているのか。今、運転士になって10年だと大体38歳位だと思うが、駅に行って10年経ったら48歳。直ぐに50歳だ。10年間、運転士として適正を会社とし維持するのか。
会社 維持することは考えていない。状況によっては・・・。
組合 結局、他職に出されたら戻れないということだ。
組合 運転士の中には、将来にわたり運転士を続けたいと思っている者が大半を占めている。運転士を続けたいという者はどうするのか。
会社 運転士のプロとしてやりたいということだと思うが、面談等を行いながら個別に対応することになる。
キャリアアップということから言えば、他線区や他車種の経験を積むことも方法のひとつだ。
組合 他区への異動と簡単に言うが、水戸などは通勤距離が長くなり単身赴任になる可能性もあり、本人の生活設計が立たなくなり不安や不満を招くことになる。そういう精神状態で運転したら事故になってしまう。
会社 単身赴任手当などで対応することになる。
組合 不安と混乱、生活破壊を招くジョブローテーション提案は直ちに撤回すべきだ。
「出向も『多様な業務経験』のひとつと位置づけている」
【「多様な業務経験」について】
組合 ジョブローテーションの中の「多様な業務経験」とは具体的にどのような業務なのか。
会社 運転士であれば駅や車掌、指令や企画部門、さらに海外事業などだ。
組合 「外部」という言葉もあるがこれは何を意味しているのか。
会社 グループ会社、パートナー会社、他企業も含めて考えている。
組合 つまり出向ということか。
会社 そういうことになる。JRはグループ企業であり、グループ会社等がなければ成り立たない。そういう意味での「多様な経験」を積んでもらいたいと考えている。
組合 運転士から他企業に出向したら、それこそ運転士の適正など維持できないということではないのか。
会社 戻さない出向はない。多様な経験をすることで安全やサービスの向上を図ることができる。
組合 戻さない出向はないと回答したが、現在われわれの組合員は7年以上も出向が続いている。
会社 出向が継続する場合もある。
仙台支社でE531系5両編成でワンマンの試験運転
【ワンマン運転の拡大について】
組合 「中長編成の拡大」として、現在、試運転を行ってると現場から報告があった。
会社 仙台支社管内で、今年5月から、E531系の5両編成でワンマン運転の試運転を行っている。車体側面にカメラを設置し、全扉を開扉し、運転台のモニターで確認する仕組みだ。
組合 早ければ来年度には導入との話も出ている。
会社 まだ試運転の段階であり、明確な時期は回答できない。
組合 ワンマン運転の拡大範囲は。
会社 首都圏も含めた全線区が対象と考えている。長編成という場合は、快速の15両も含めて対象という意味だ。
【「エリア別」の意味について】
組合 「変革2027」では現業機関が「エリア別」とされているが、どのような意味か。
会社 支社内のエリア分けもある。また、職種・業務別に支社を跨いで統一した運用ということもある。今回、新幹線統括本部を設けたが、これは新幹線を一括して管理するという位置づけだ。
組合 今回、ジョブローテーションに関する2回目の団交を行ったが、乗務員の不安を煽り生活と雇用を破壊し、未来を奪う今次提案は直ちに撤回すべきだ。
ー以 上ー
ニュースへのリンク
直ちに撤回しろ!
6月24日、動労総連合は、「ジョブローテーションに関する申し入れ」(その2)についてJR東日本本社との団体交渉を行い、ジョブローテーションによる乗務員の将来のあり方、「多様な働き方」の具体的内容等を明らかにするとともに、今次提案が乗務員に不安と混乱をもたらし、生活と未来を奪うジョブローテーションを撤回を求めて徹底的に追及した。
【将来の人材確保について】
組合 会社は、ジョブローテーションの理由として「人材確保が厳しい」としているが、今後の採用計画は?
会社 今後も、今と同水準の採用を行いたい。人材としては、乗務員としての資質や接客の対応等ができる人を中心に採用を考えている。
組合 ジョブローテーションとの関係ではどのように考えているのか。
会社 将来的には少子化が進み、優秀な人材確保が厳しくなる。社員の質を下げないことを前提に採用を行いたい。
組合 人材確保が困難であれば、高卒も含めた採用は考えないのか。
会社 現在、大卒8割、高卒2割で行っている。
「他職にいったら、運転士の適正は維持しない」
【運転士から先のキャリアアップ】
組合 ジョブローテーションでは、運転士から先のキャリアアップを求めるようになっているが、どのようなキャリアがあるのか。
会社 会社として活躍できるフィールドを示し、相談しながらキャリアアップの支援を行っていきたい。現在でいえば、指令、輸送職、企画部門、支社内での運用を計画する業務などがある。
組合 今示した職種だけでは、運転士全員がなれるわけではない。
会社 キャリアの数は決まっているので・・・。
組合 キャリアアップできなかった場合はどうなるのか。
会社 どこを到達点にするかは個人によって異なる。活躍フィールドという点でいえば、運転士から駅に異動してそこで活躍してもらい、また運転士に戻ることもある。
組合 本当にそのようなことを考えているのか。今、運転士になって10年だと大体38歳位だと思うが、駅に行って10年経ったら48歳。直ぐに50歳だ。10年間、運転士として適正を会社とし維持するのか。
会社 維持することは考えていない。状況によっては・・・。
組合 結局、他職に出されたら戻れないということだ。
組合 運転士の中には、将来にわたり運転士を続けたいと思っている者が大半を占めている。運転士を続けたいという者はどうするのか。
会社 運転士のプロとしてやりたいということだと思うが、面談等を行いながら個別に対応することになる。
キャリアアップということから言えば、他線区や他車種の経験を積むことも方法のひとつだ。
組合 他区への異動と簡単に言うが、水戸などは通勤距離が長くなり単身赴任になる可能性もあり、本人の生活設計が立たなくなり不安や不満を招くことになる。そういう精神状態で運転したら事故になってしまう。
会社 単身赴任手当などで対応することになる。
組合 不安と混乱、生活破壊を招くジョブローテーション提案は直ちに撤回すべきだ。
「出向も『多様な業務経験』のひとつと位置づけている」
【「多様な業務経験」について】
組合 ジョブローテーションの中の「多様な業務経験」とは具体的にどのような業務なのか。
会社 運転士であれば駅や車掌、指令や企画部門、さらに海外事業などだ。
組合 「外部」という言葉もあるがこれは何を意味しているのか。
会社 グループ会社、パートナー会社、他企業も含めて考えている。
組合 つまり出向ということか。
会社 そういうことになる。JRはグループ企業であり、グループ会社等がなければ成り立たない。そういう意味での「多様な経験」を積んでもらいたいと考えている。
組合 運転士から他企業に出向したら、それこそ運転士の適正など維持できないということではないのか。
会社 戻さない出向はない。多様な経験をすることで安全やサービスの向上を図ることができる。
組合 戻さない出向はないと回答したが、現在われわれの組合員は7年以上も出向が続いている。
会社 出向が継続する場合もある。
仙台支社でE531系5両編成でワンマンの試験運転
【ワンマン運転の拡大について】
組合 「中長編成の拡大」として、現在、試運転を行ってると現場から報告があった。
会社 仙台支社管内で、今年5月から、E531系の5両編成でワンマン運転の試運転を行っている。車体側面にカメラを設置し、全扉を開扉し、運転台のモニターで確認する仕組みだ。
組合 早ければ来年度には導入との話も出ている。
会社 まだ試運転の段階であり、明確な時期は回答できない。
組合 ワンマン運転の拡大範囲は。
会社 首都圏も含めた全線区が対象と考えている。長編成という場合は、快速の15両も含めて対象という意味だ。
【「エリア別」の意味について】
組合 「変革2027」では現業機関が「エリア別」とされているが、どのような意味か。
会社 支社内のエリア分けもある。また、職種・業務別に支社を跨いで統一した運用ということもある。今回、新幹線統括本部を設けたが、これは新幹線を一括して管理するという位置づけだ。
組合 今回、ジョブローテーションに関する2回目の団交を行ったが、乗務員の不安を煽り生活と雇用を破壊し、未来を奪う今次提案は直ちに撤回すべきだ。
ー以 上ー
ニュースへのリンク