千葉県警はAさんを直ちに釈放しろ
労働組合つぶし狙った
容疑も証拠もでっち上げの不当弾圧
千葉県警は3月24日未明(午前1時過ぎ)に、国鉄1047名解雇撤回闘争の支援や労働組合の書記として活動しているAさんを市民税・県民税の申告の際に虚偽申告したという理由で逮捕しました(公電磁的記録不正作出・同供用の疑い)。しかし、虚偽の申告はまったくありません。当然、千葉県警は何が虚偽なのかを明らかにすることもできず、その証拠もまともに示すことができない状況なのです。労働組合の活動を妨害することを狙ったでっち上げの逮捕なのです。
真夜中に逮捕しただけではなく、その翌日には、あまりにひどいでっち上げのため証拠とされたものに不備があり、県警は釈放せざるをえなくなりました。ところが、釈放直後に緊急逮捕を強行したのです。でっち上げの証拠も揃えることもできずに釈放せざるを得なかったのに、新たな証拠も用意できずに緊急逮捕するのはあまりにデタラメです。
〝緊急逮捕〟とは、急を要するため令状なしに被疑者を逮捕することです。容疑も証拠もないために「このままでは違法逮捕になれば世間の非難を浴びることになる」ことを恐れて釈放した直後に、どうしたら緊急逮捕ができるというのでしょうか。
裁判所は労組弾圧でっち上げに加担するな!
千葉県警の暴挙は、憲法や最低限度の法律遵守も無視した不当な弾圧です。完全に権力犯罪です。しかも、千葉地裁の裁判官は、千葉県警に言われるがまま2度も逮捕令状をを出しています。少し確認するだけでもこんな権力犯罪を追認できるはずはありません。真実、そして正義や公正さを無視した不当な弾圧に加担する千葉地裁は恥を知るべきです。
日本の警察はこの間、労働組合に対する弾圧を強めています。関西では、生コン業界で画期的な労働運動を展開してきた関西生コン労組に対して、組合加入やストライキ参加を呼びかけたことを「業務妨害」としたり、アルバイトの正社員化要求や、子どもの保育園のための就労証明書の発行を要求したことを「脅迫」とするなど、でたらめな労働組合弾圧が行われています。
団結権や団体行動権などの労働三権(労働基本権)を否定する暴挙と言わざるをえません。新型コロナウィルスで明らかになった医療崩壊の中で、医療労働者のストライキが各地で注目を集めています、コロナ解雇に対して労働組合がクローズアップされています。労働組合の必要性が高まり、その活動が活発になっていることに対して日本の警察は不当な弾圧を加えようとしているのです。
千葉県警は労働組合への弾圧をやめろ! 千葉県警はAさんを直ちに釈放しろ! 千葉地裁は労働組合への弾圧をやめろ! 千葉県警の弾圧に加担するな!
千葉労働組合交流センター