2021年8月14日土曜日

日刊動労千葉 第8992号

CTS木更津事業所で3名が
相次いでコロナ陽性


いまだに検温も検査もしない?
感染拡大はJR・CTSの責任だ!

CTS木更津事業所で3名の組合員が相次いでコロナ陽性となった。他にも職場で濃厚接触者がでている。すべての責任はまともに感染対策を行わないJR・CTSにある。仲間を感染させた責任をとれ!

3人が相次ぎコロナ陽性に

①8月2日の日勤退勤後、体調不良に。翌3日に病院に行ったところ、陽性と判明。

②8月冒頭から体調不良が続き、欠勤もあった。7日に病院に行き、10日に陽性と判明。

③8月7日の夜勤に出勤後、勤務中に体調不良で動けなくなった。同日に勤務だった別の組合員が発見し、体温を測ったところ38度を超える高熱だった。管理者に連絡して早退させた。9日に陽性と判明。

会社が感染させたも同然だ!

JR・CTSは一貫して出勤時の検温さえ行わない(!)という驚くべき対応をいまだに続けている。PCR検査も、保健所から濃厚接触者とされなければ受けさせない。

他の企業では、「毎月、全職員にPCR検査」「陽性者が出た職場全員のPCR検査」などの対応も取られている。だが、JRはひたすら感染を隠蔽しようとするだけで、この期に及んでも検温さえ「自己申告」といっている。

JRはグループ内に病院も持っている。対策する気になれば体調管理も検査もいくらでも行うことができる。つまり、〝陽性者が見つかると仕事に穴が開くから、あえて検温も検査もしない〟のだ。どこまで現場で働く労働者の命を軽んじるのか!

そもそも、われわれは何度も検査や検温の徹底と、十分な要員確保を訴えてきた。だが、会社は要員とコストの削減を優先したのだ。会社が組合員を感染させたも同然だ! 絶対に許すことはできない!

管理者が職場に出ても来ない!

8月7日の勤務はそもそも1名欠員の状態だった。だが、夜勤で出勤した組合員は体調不良のため帰宅(上記③参照)。本来は4名体制となる夜間も2名体制で作業することになった。

所長・副所長は指示も要員手配もせず、自宅にいるだけ!

  • 本来は徹夜3名、夜勤1名体制だが、8月7日はコロナによる欠勤もある中で、朝から2人しかいない体制だった。
  • 夜勤で出勤した1名は出勤後まもなくして体調不良で帰宅した。(上記③参照)
  • 日勤退勤後だった副所長に連絡したが要員確保や作業変更の指示は行われなかった。
  • 所長・副所長は職場に来ることもなく、本来4名体制の作業を2人でやることになった。通常は夜勤者が君津でも作業をするが、それもできない状態になった。

この日は台風の影響で夜は土砂降りだった。現場は本当に大変な状況だった。しかしその時、所長・副所長は出てきて作業を手伝うこともなく、作業変更や要員手配も一切行わず、ただ家にいるだけだった。こういう時に働くのが管理者の仕事ではないのか! 矛盾をすべて現場に押し付けるな!

きちんと労災として補償しろ!

コロナ感染は労災だ!

厚生労働省は「感染経路が不明でも、感染リスクが高い業務(複数の感染者が確認された労働環境下での業務など)に従事した人は労災の対象」としている。
⇨明らかに労災そのものだ!

今回、職場で感染が拡大している以上、厚労省の基準でいっても、労災にあたるのは明らかだ。治療費や欠勤時の賃金補償が行われるのは当然だ。

JR・CTSは労災として補償を行え! これ以上、感染を拡大させるな! 検査・検温を徹底しろ!