現場労働者をないがしろにするな
運転士・車掌相互運用、統括センター化
組織再編、業務融合、ワンマン拡大…
副社長が人材戦略部を〝慰労〟
喜勢副社長が人材戦略部と行った懇親会が話題になっています。懇親会は喜勢副社長の慰労のあいさつで始まったそうです。
人材戦略部は職名廃止やジョブローテーション、組織再編・業務融合、統括センター化などを推進してきた部署です。その人材戦略部を「慰労する」懇親会が副社長の下で行われていました。
職場に闘う労働組合を
本社は鉄道会社としてのあり方を壊すような施策を出すだけですが、その矛盾や苦労はいつも現場労働者に押し付けられています。
会社は「柔軟化」「業務融合」「コスト削減」等を掲げ、労働強化や要員削減を進めようとしています。昨年は定期昇給もカットし、いまだに一時金も削減しています。
コロナ禍でも日々鉄道を運行し安全を守ってきたのは現場労働者です。その現場労働者をないがしろにすることは絶対に許せません。
喜勢副社長・人材戦略部14人で懇親会
救急搬送発生で報酬減額の処分
6月8日、JR東日本の代表取締役である喜勢陽一副社長と人財戦略部の社員計14人が、中華料理店で懇親会を行い、参加した社員が救急搬送されました。
報道によれば、懇親会は2時間飲み放題コースでした。紹興酒中瓶30本以上が空になり、店内で泥酔して嘔吐したり、動けなくなる人が出て、最終的に救急車2台が出動する騒ぎになったと報じられています。
会社は、喜勢副社長を報酬月額の1割を1カ月返上とし、人財戦略部の部長(当日は不参加)もけん責処分としました。喜勢副社長は「乾杯とは杯を乾かすという意味だ」という趣旨の発言をしましたが、JR東日本は「飲酒の強要はなかった」としています。
ニュースへのリンク