戦争-大軍拡絶対反対!
ローカル線廃線化粉砕に向け、
闘う労働運動を復権しよう!
ローカル線は地域になくてはならない公共交通!
内房線と地域を守る会 事務局長 山 口 純 一
昨年7月25日に国交省の有識者会議は、輸送密度1000人未満の路線の廃止・代替輸送置き換えに向け、JRと地元自治体に協議を促す提言を発表し、JR東日本は、この提言発表後に、2019年度の1㌔当たりの一日平均乗客数が2000人未満の35路線66区間の利用者の少ない地方路線の収支を初めて公表しました。その中に久留里線、内房線の館山~安房鴨川間、外房線の勝浦~安房鴨川間が含まれていたことに衝撃を受けました。内房線・外房線全体では輸送密度は1万人を超えていますが、利用者の少ない一部区間を切り取って公表するという手法は大変問題であると考えます。このようなやり方は、地方路線の切り捨てではないかと私たちは不安を募らせております。
1987年の国鉄分割・民営化時に、採算がとれない83路線が廃止・第三セクター移管となりました。一方存続した路線に対してこれ以上ローカル線は廃止しないと国民に約束しました。
久留里線、内房線、外房線の当該区間は、通勤はもちろん、高校生の通学、高齢者などの交通弱者の貴重な足として地域の公共交通として無くてはならない鉄道であります。地方ローカル線の切り捨てではなく、地域住民の足である地方ローカル線の存続を強く求めていきたいと考えます。
JRの廃線攻撃に地域をあげてたたかう!
外房線と地域を守る会 副会長 早 川 隆 雄
動労千葉の皆様には常日頃から全面的にご支援いただき、心から感謝しているところです。私たち「外房線と地域を守る会」は4年前に結成されて以来、外房線の利便性確保とワンマン導入反対を求めて地域署名や国土交通省、JR千葉支社への要請行動を行ってきました。しかしながら、JRは2021年3月のダイヤ改正で一方的にワンマン運転を導入し、その3日後には、外房線太東駅で乗客が大腿骨を骨折するという重大事故が起こりました。
さらに、国交省は赤字線区を廃線に追い込むような内容の提言を出しました。私たち夷隅、安房郡市にとっては地方消滅に関わるとても大きな問題です。高校生、大学生や病院に通う患者さんの足が奪われ、観光業にも大きな打撃です。地域に住み続けることが困難になります。私たちは、自分たちの地域と暮らしを守るために、JRの廃線攻撃に対して地域をあげて地道に、粘り強く取り組むつもりです。ともに頑張りましょう。
主敵は自国にあり」の確信もち闘おう!
動労千葉を支援する会 事務局長 山 本 弘 行
新自由主義が社会のあらゆる位相でほころび始め、その一切の矛盾が労働者・民衆に転嫁され、侵略戦争に向かう大軍拡が進展する中での年明けとなりました。
昨年12月、私たちは大きな闘いの展望を掴み取ることが出来ました。一つ目は、12・4に久留里線廃線化を許さない上総地域集会が開催され、労働組合と地域が固く結びつく闘いが切り開かれました。そして二つ目には、12・23の国鉄1047名解雇撤回・団交開催を求める裁判において結審策動を「紙一重」で押し返し、井手・深澤を証人席に立たせる闘いへの接続を勝ち取ったことです。
戦時下の耐え難い物価急騰に対し、全世界で「生きさせろ!」の闘いが燎原の火のように拡大しています。2003年のイラク侵略戦争に反対する数千万人の労働者の決起を彷彿とさせます。同じ闘いが、今、『主敵は自国にあり』の確信を共通項に据えて爆発しているということです。
私たちの国際連帯の闘いの扉は、この2003年の3月27日~30日に打ち抜かれた動労千葉の72時間反戦ストライキによって切り開かれました。そして今や、それは韓国・台湾・中国・フィリピン、アメリカ・ブラジルそしてトルコ・イタリア・ドイツ・イギリスへと拡大しています。
3月ダイ改と大軍拡を目の前にして、国際連帯の更なる発展を切り開く時が来たように強く感じています。
『労働者は団結して闘って行かない限り、労働者らしく生きていけない。その団結の中身を、自らの歴史の中で培っていく』。この動労千葉と歩を並べ、今年も奮闘して行く所存です。よろしくお願い致します。