2011年10月17日月曜日

NAZEN福島が結成!

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10月10日、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・フクシマ」の結成集会が350名の参加で行われました。参加しての報告です。

NAZEN呼びかけ人で「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の椎名千恵子さんの発言。

広島から参加した高陽第一診療所の医師、吉田良順さんが「ヒロシマの被曝医療にたずさわって思うこと」と題して講演しました。まず、1972年に被爆者医療の拠点として高陽第一診療所をつくった経緯と目的を話しました。そして、被爆者のガン患者率が非常に高いこと、発症は数年後から20年後という幅があることなど、ヒロシマの原爆被害の実態を報告しました。
さらに「フクシマへの提言」として、「闘わなければ政府は動かない。それがヒロシマの教訓」と述べ、定期的健康診断の実施とその費用の全額公費負担、被曝手帳の交付などを闘ってかちとっていくことの重要性を提起しました。そして、「拠り所となる医療機関が絶対に必要です。そのためにヒロシマからも最大限の力を尽くす」と述べました。

長崎から参加した被爆者の城臺美弥子さんは、「被爆者自身が『原子力の平和利用』論を信じ込まされてきたことが今日の現実をつくり出した。広島・長崎・福島がつながって、核も原爆もない社会をつくりましょう」と訴えました。

「子ども福島」の佐藤幸子さんの発言。

集会の後半は、お笑いの松元ヒロさんは「原発への怒りの束を風刺にかえて」と題したコントから。会場を笑いと感動の渦にさせて、「地震や津波はなくならなくても、核や戦争はなくすことができるんです。だって、やっているのは『にんげんだもの』」と、相田みつをの詩を使って結びました。

動労千葉の田中康宏委員長、三角忠さん、動労水戸の辻川慎一副委員長、そして福島と連帯して闘う弁護士や医師が続々と登壇しました。福島の農民、ふくしま合同労組の市川潤子委員長、東北大学の学生と福島大学の1年生も感動的なアピールをしました。

最後に、渡辺馨さんが「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・フクシマ」結成宣言を読み上げ、大きな拍手で確認されました。

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載