不当な命令・指示にストライキで闘おう!
本日春闘第3波スト突入!
職場の全ての皆さん!動労水戸は、本日3月14日、外注化粉砕の春闘第3波ストに休み以外の全組合員が突入する。3月6日、12日のストを闘い、JR・MTSによる外注化のデタラメさを現場の青年労働者と共に暴露し徹底弾劾する中で今日を迎えた。強制出向で労働者の誇りと鉄道の安全を踏みにじるJR水戸支社と、「スト破り」のために違法な「業務指示・作業指示」を乱発するMTS。今や彼らと、現場で責任をもって働く労働者との輸送安全をめぐる対立は一層深まっている。強制出向、さらに不当な業務指示で労働者を支配しようとする会社に対し、共に怒りのストライキを叩きつけよう!
MTSは、6日のスト破り代務のために労働者の生活を考慮せず不当な勤務変更や出勤を命じ、さらに鉄道会社としてあり得ないデタラメな作業指示を行った。MTS本社は、動労水戸が抗議するまでそれを把握しておらず、組合の抗議を受け慌てて現場責任者に作業を止めさせた。さらに12日のストライキでも、青年の都合も聞かずに「作業指示」を出した。そして、本日14日のスト破りには、不当な業務指示に抗議するどころか「業務指示ならやむを得ない」と何と国労の出向組合員が入る予定だ。恥を知るべきだろう。
勤務変更の指示も、配置転換の発令も、あるいは出向や解雇についても、労働者の生活や生命に関わることである以上、会社にはその命令の「正当性」に対する厳しい縛りがある。会社の命令が正しい限りにおいて、「労働者は正当な理由なく命令を拒否できない」のだ。それが「コンプライアンス」である。違法な作業指示を問題にした動労水戸と青年こそコンプライアンスを守ったのである。会社が正当性もないのに「就業規則に『労働者は正当な理由なく業務指示を拒否できない』と書いてあるから従え」というのは本末転倒の嘘だ。しかし、労働組合で団結し、不当な命令や指示と争わない限り労働者は会社の言いなりになるしかない。団結して闘うことで、正義は正義として貫くことができる。だから会社を最後に助けるのは、事実として闘わない労組幹部なのだ。
昨年10・1外注化ではっきりしたことは、会社が労働者としての誇りを奪うだけでなく、鉄道会社としての責任すら放棄しているということだ。JRの幹部は「労働条件は変わらない」と言っていた。しかし、実際起こったことは何か。作業責任者は検修や構内作業を指示できない。旅費手当は無くなり、休日も減らされた。抗議すれば「労働条件の変更は組合には説明しない」と組合無視。現場はJRとMTSで分断され、雪害や輸送障害のたびに大混乱。ストライキで闘えば、違法な業務指示でストをつぶそうと必死になる。一切が外注化を進めてきた会社幹部と、闘うことなく妥結してきた御用労組幹部の責任である。しかし、私たちは動労水戸の団結した闘争、交渉、ストライキと青年たちの協力によって、駐車場使用禁止も、清掃業務の制服採寸も打ち破ってきた。不正義を許さず、外注化を粉砕する力は誰のものでもなく現場で働く私たちにある。業務指示も強制出向も、動労水戸に加入し、ストライキに立ち上がることでこそ根本的に打ち砕くことができる。共に闘い、必ずや外注化を粉砕しよう!