2013年4月30日火曜日

全国協メーデーアピール

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賃下げ・首切り自由を許すな!

 安倍首相を議長とする産業競争力会議、規制改革会議等が1月から矢継ぎ早に開催されています。ここで議論されていることは、労働者の解雇規制の撤廃、金銭解決の法制化、準社員制度の導入等々です。日本においては解雇規制が厳しすぎるので、労働者の首を簡単に切れるように法改正をしようというのが経団連と安倍政権の狙いです。その為に公務員の賃金を7・8%、JR貨物の賃金を8%も下げるというのです。公務員の賃金が下げられるのと連動して1000万人の賃金が下げられます。公務員の労働組合を解体し、全労働者の賃下げ・首切りを行い、全労働者を非正規化しようというのです。

 公務員の賃下げ・非正規化は青年労働者のさらなる非正規化をもたらします。生きさせろ!食える賃金を! これ以上の賃下げは絶対に認められません! 今こそ闘う労働組合を甦らせる時です。

青年の5割、全労働者の37%が非正規

 上記の会議では「非正規労働」という言葉が否定的なニュアンスを含んでいるので「非正規」という呼称はやめようなどという議論もしています。しかし、呼び方を変えたからといって現実の雇用形態が変わるわけではありません。非正規労働というのは、①有期労働契約②間接雇用③短時間労働のことであり、その①~③が複合的に組み合わされていることにより低賃金・不安定労働が強制されています。②は派遣労働や請負労働ですが、偽装請負のような違法なケースも多いのです。
 3ヶ月、半年、1年という有期労働契約の下で契約が満了したから契約=雇い止めが為されます。会社は解雇ではなく契約を更新しないだけだと言います。しかし、契約が満了したからといって自動的に契約を解除できるわけではありません。契約解除には通常の解雇と同じレベルの理由がなくては雇い止めはできないのです。有期労働契約は首を切りやすくするために会社にとって都合の良い雇用契約であり、労働者にとっては百害あって一利なしです。有期労働契約そのものを葬りさる闘いが必要です。

 安倍政権・日本経団連は非正規と正規の壁を取り払う、格差是正が必要と称してその中間に「準正社員制度」を導入すべきという議論をしています。業種や地域限定の社員を「準正社員」として正社員とは区別すべきであると。これは正規を非正規労働に置き換えて、全労働者を非正規雇用に置き換えていく資本の側の攻撃です。7・8%の公務員に対する賃下げ、JR貨物の8%賃下げ攻撃は正規雇用という呼称はそのままにして実態として正規を「準正社員」化して、非正規雇用に叩き込む攻撃です。絶対に許してはなりません!

4・26ストから5・1メーデーへ

 4月26日の自治労のストライキを成功させましょう。5月1日、正午、新宿駅東南口に集まり、JR貨物抗議行動へ! 新宿中央公園からデモに出発しましょう。今こそ闘うメーデーを甦らせる時です。動労千葉・動労水戸、動労総連合と共に闘う全国労働組合交流センターに加入しましょう。失業している人、非正規雇用の労働者、労働組合のない職場で働く労働者は合同・一般労働組合全国協議会傘下のユニオンに加盟しましょう。全国協の合同・一般労組は全国に28労組あり、あなたの職場・居住近くの労組を紹介します。

2013年4月29日月曜日

ふくしま共同診療所NewsLetterが発行されました

年4回 季刊発行されます

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「共に闘う国労の会」会報No.34

「共に闘う国労の会」会報No.34 (2013年4月16日)が発行されました。

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「共に闘う国労の会」会報へのリンク

2013年4月27日土曜日

5.1新宿メーデー

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5・8解雇撤回JR復帰署名提出行動

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難波裁判長の結審策動を許すな!
5・8解雇撤回JR復帰署名提出行動

協約・本人同意なしの出向は不可能
今すぐ業務と出向者をJRに戻せ!

 5月8日午後1時5分より東京地裁で「動労千葉・動労総連合の強制出向無効確認訴訟」、同日午後2時30分より「解雇撤回・JR復帰を求める動労千葉・鉄建公団訴訟」が行われます。強制出向確認訴訟は??東京地裁民事11部の白石裁判長が実質的に更迭された状態にあり、検事上がりの裁判官への変更が予想されます。5・8裁判への大結集を訴えます。
 JRは「労働者の同意がなくても就業規則で出向できる」と主張しています。しかし、歴史的事実としてまったく違います。1987年の国鉄分割・民営化からJRへ移行後、JRは「余剰人員」という位置づけで多くの労働者を他企業へ強制出向してきました。動労千葉はストを配置し、本人同意なしの出向協定を拒否して闘ってきました。JRもまた、出向協約を結んでいない動労千葉の組合員については本人同意なしの出向は一度も行うことはできなかったのです。
 JRは動労千葉と出向協定を結ばない限り出向はできないし、本人同意なしに出向はできないのです。協約・本人同意なしの出向は不可能であることはJR自身の実践において示してきたことなのです。5・8裁判は、国鉄分割・民営化以後、四半世紀を超えて闘い続けてきた動労千葉の闘いと歴史的事実を突きつける闘いです。

第1次提出行動へ署名の集約を

 鉄建公団訴訟控訴審も重要な局面に入っています。昨年6月29日の東京地裁1審判決は、動労千葉組合員9人が直前まで採用候補者名簿に記載されていたことを認定しました。葛西職員局次長(現JR東海会長)によって外され、それが不当労働行為意思に基づくものであったことも認定したのです。不当労働行為を認めたのならば原状回復=解雇撤回・JR復帰以外の結論はありえません。
 しかし、東京高裁・難波裁判長は、葛西証人を採用せずに早期結審を狙っています。真実を明らかにさせ、解雇を撤回させる決戦の局面です。
 裁判に先立ち、東京高裁民事12部に対して、解雇撤回・JR復帰??署名の第1次提出行動を行います。早期結審策動を打ち破るための署名提出行動です。4月24日現在で1万筆を突破しました。地域や職場で集めた署名をいったん集中されることをお願いします(作業上の都合もありますので5月5日頃までにお願いします)。
 安倍政権の歴史的な賃下げ・労働規制緩和の大攻撃、民営化と外注化、非正規職化との闘いにとって国鉄闘争は決定的な位置をもっています。5・8裁判は重大な決戦です。多数の参加を訴えます。

ビラへのリンク

2013年4月26日金曜日

全国運動速報第23号

全国運動速報23号

 

4・21全国統一行動 各地で署名活動
各地のメーデーでも署名の訴えを!
1万筆突破(1万560筆/4月24日現在)

みぞれの中で100筆(新潟)

 新潟では4月21日、みぞれの悪天候にめげず、6人でJR新潟駅前に登場して1時間半、署名とビラまきを行いました。
 「物販を職場で買ったことがある」という家族連れが快く署名に応じたり、高校生のグループが「クビって何のことですか?」と足を止めてこちらの話を聞き、納得して署名に応じるなど1047名闘争の歴史と獲得する力を感じる街宣でした。
 私たちが街宣を開始する直前まで自治労の労働者が4・26ストライキに向けての宣伝行動を20人どで展開していましたが、それに連帯し、激励する街宣ともなったと思います。
 新潟では4月13日にも街宣を行いました。2回あわせて署名は100筆近く集まりました。5・1メーデーを闘い、動労千葉鉄建公団訴訟5・8控訴審へ向けて闘いぬく決意です。(動労千葉を支援する会 ・新潟)

高校生「自分の将来のために」(千葉)

 千葉では4月21日、小雨の中、約10人でJ R津田沼駅前で署名活動を行いました。1985年の国鉄分割・民営化反対ストライキの舞台となった駅の前で「解雇撤回・JR復帰」を訴えました(下の写真)。
 「解雇撤回」や「自治労の4・26ストライキ」「労働組合をつくろう」との訴えに高校生が「これは自分の将来の問題」と応えて署名するなど、多くの人が署名してくれました。
 途中で雨もあがり、マイクでの訴えに署名に応じる人も増えて行きました。約1時間半の間に動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長は一人で19筆も署名を集め、全体で約80筆が集まりました。

3㌢の雪の中で署名の訴え(福島)

 福島はこの日、観測史上最も遅い積雪となり、3㌢の雪が散りかけの桜や満開の桃の花に積もる寒空の下、ふくしま合同労組と労組交流センターのメンバーを中心に10人で駅前に登場しました。
 「福島・星野さんを取り戻す会」の5人の署名隊と一緒に15人という大部隊での展開となりましたが、あいにくの雪と寒さで人出はいつもの5分の1くらいの閑散とした駅前通りを私たちだけが「制圧」している感じでした。
 それでも、1時間弱のあいだに20筆の署名が寄せられました。星野署名と両方していく人が多かったように思います。ちなみに星野署名の方は、30筆以上、少人数でも大きな「成果」だったようです。日常的取り組みの度合いの違いが差になって現れたような気がします。
 寒かったですが、「採用差別を認めさせるのに20年以上もかかったのか。頑張ってね」「職場で何かあったときは相談します」など、年配の方から「名ばかり管理職」の青年労働者まで、さまざまな人との交流と団結の場になりました。
 5・8の結審を許さず、今後も運動を強めていきたいと思います。

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2013年4月25日木曜日

日刊動労千葉 第7495号

5・1JR貨物本社抗議行動へ!
メーデー行動へ総決起を!

 貨物会社は、経営自立計画において、2018年度には100億以上の経常利益を確保して上場をめざすとしている。しかし、貨物・三島会社は分割・民営化から25年も経つにも係わらず、上場などほど遠い経営状況だ。まさに分割・民営化の失敗・破綻だ。

賃金削減絶対反対!
国鉄分割・民営化のツケを労働者に転嫁するな!
 ■5月1日(水)正  午 新宿駅 新南口集合
         12  時 JR貨物本社抗議行動
         14時30分 5・1メーデー新宿デモ
     (新宿中央公園出発~JR東日本・貨物本社~新宿文化センター)

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日刊動労千葉 第7495号へのリンク

外注化阻止ニュース 第67号

外注化阻止ニュース第67号

 

賃金破壊・首切り自由を許すな!
自治労 4・26全国スト

公務員賃金7・8%カットは全労働者への攻撃

 地方公務員83万人を組織する自治労が、上限1時間の全国一斉4・26統一ストライキ指令を発しました。
 安倍政権は地方交付税の強制削減というかたちで全国の地方公務員の7・8%賃下げと一時金の1割削減を強行しようとしています。
 数百万人の地方公務員が政府の号令一下で大幅賃下げされようとしているのです。こんな賃下げを許せば次は数千万人の賃金が破壊されることは間違いありません。7・8%賃金カットは全労働者への攻撃です。
 「すでに手取り13万円まで下がっている。これ以上に減らすのか」「職員が減り、仕事が激増しているのに賃下げはない」。怒りの声が全国でわきあがっています。
 公務員賃金の削減に呼応して、JR貨物が大幅賃下げを画策し、NHKでも一般職員の賃金1割削減が労使合意されるなど、全社会的に一斉賃下げが始まっています。
 労働組合がその最大の武器であるストライキで闘うことは当然のことです。

私たちのために あなたのために

 自治労の4・26ストはこれへの反撃、すべての労働者の未来をかけた闘いです。ギリシャでは同じような攻撃に対して、何度もゼネストが行われています。昨年の史上最大のゼネストの合言葉は「私たちのために、あなたのために」でした。
 すべての労働者の賃金と雇用を守る闘いです。私たちは自治労の4・26全国ストを断固支持します。

ニュースへのリンク

◆本部ニュース447号発行!

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2013年4月24日水曜日

日刊動労千葉 第7494号

京葉線-ドア全開のまま100km/hで列車運転!
列車運行優先ー乗客の安全確保など二の次
というJR東日本の姿勢を許すな!

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 4月10日、京葉線において、車両のドアが全開のまま、時速100キロで列車を運転するという事態が発生した。運転保安上、極めて重大な問題であり、乗客の安全を無視した一大事だ。

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労働運動ニュース第42号を発行しました!

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労働運動ニュース第42号へのリンク

2013年4月23日火曜日

日刊動労千葉 第7493号

久留里線ワンマン運転を直ちに中止しろ!
941Dと947Dで車掌が乗務して運転!

久留里駅下り2番線ホームは、カーブしているため
2両目を目視で確認することができない状況!
ワンマン運転を行う条件が全くないことはハッキリしている!

 久留里線については、3月16日のダイ改からワンマン運転が導入されているが、すでに「日刊動労千葉7489」号でも報告したとおり、精算業務で列車が遅れる、乗客が乗り降りできない事態が発生している、しかもミラーに水滴が付いて見えない状況が続き、小櫃駅などの段差も解消されていない、祇園駅では停車駅を変更したためホームが狭く安全上の問題が発生している、そして最大の問題は、ダイ改前の訓練だけでは運転士が全く習熟しておらず、運転士負担はこれまで以上に大きくなっている。

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国鉄闘争全国運動 6・9全国集会

6・9チラシ

 

国鉄闘争全国運動
6・9全国集会

国鉄1047名解雇撤回!
民営化と外注化、非正規化と闘おう!
賃金・雇用破壊にストライキで反撃を!

 安倍政権が全面的な雇用破壊を進めようとする中、「解雇撤回」はあらゆる労働者のテーマです。26年間、解雇を許さず闘い続けてきた国鉄1047名解雇撤回の闘いは、今こそ大きな意味を持っています。
 1987年の国鉄分割・民営化は大きな転機でした。約20万人の国鉄労働者が職場から追い出され、同時期に労働者派遣法も制定されました。労働組合が後退し、非正規雇用が今日のように激増する出発点でした。
 1047名の被解雇者は「解雇撤回」を掲げ26年闘ってきました。国鉄分割・民営化に決着をつける1047名解雇撤回は大きな意義があります。
 私たち国鉄闘争全国運動は、「国鉄分割・民営化を正当化させてはならない」「国鉄闘争の火を消すな」という全国の呼びかけに応えて結成されました。そして、民営化や外注化・非正規雇用化と対決できる労働運動を新たにつくりあげようと闘ってきました。
 現在、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)の被解雇者の解雇撤回を求める裁判が高裁で行われています。
 1審東京地裁では、「国鉄分割・民営化に反対する組合員を不当に差別する目的で名簿不記載基準が策定され、採用候補者名簿に載せなかったのは不法行為」「名簿不記載基準が策定されなければ、原告らは採用候補者名簿に記載され、その結果、JR東日本に採用されたはず」とする判決をかちとりました。
 次回裁判は、5月8日です。早期結審が狙われています。解雇撤回に向けて重要な局面に入っています。
 多くの呼びかけと賛同を得て「解雇撤回・JR復帰」の判決を高裁に求める署名運動が始まり、大きく広がっています。署名へのご協力を多くのみなさまにお願いいたします。

解雇撤回JR復帰10万筆署名を

 国鉄1047名解雇撤回の闘いに心を寄せてきた全国のみなさん。「解雇撤回・JR復帰」の10万筆署名をみなさんの職場や地域のお知り合いなどに拡大して下さい。
 国鉄分割・民営化は、約20万人の国鉄労働者が職場を追われ、200人もの自殺者を出した巨大な国家的不当労働行為です。労働運動の解体を狙った戦後最大の攻撃でした。
 「解雇撤回・原職復帰」を掲げて四半世紀を超えて闘われてきたのが1047名闘争です。それは全労働者の生活と権利、未来をかけた闘いです。署名用紙は、国鉄闘争全国運動ホームページでダウンロードできます。1面の住所か6・9集会にご持参ください。ネット署名(下記参照)も始めました。10万筆署名へみなさまのご協力をお願いします。

6・9全国集会ビラへのリンク

2013年4月22日月曜日

全国運動速報第22号

全国運動速報22号

各地のメーデーで署名を
韓国の公共運輸労組・連盟が署名を決定

5・1新宿メーデー
署名数8949(4月20日現在)

 韓国の公共運輸労組・連盟が「解雇撤回・JR復帰」判決要求10万人署名に組織として取り組むことを正式決定しました。
 公共運輸労組・連盟は公共、運輸、社会サービル業務の労働者を組織している産別労組・連盟です。約15万人の労働者を組織している韓国の大産別です。
 「国鉄分割・民営化に反対して闘った1047名の解雇撤回闘争を支持・支援することは当然だ」などの議論を経て取り組みを決定したとのことです。
 さらにソウル地域本部(約16万人)も署名への取り組みを開始しています。

 東京都内で4月18日、6・9集会に向けた第1回実行委員会が開催されました。
 4月26日に全国ストを配置する自治労の組合員が討論を牽引。「7・8%賃下げ攻撃は全労働者への攻撃だ。すべての労働者の未来をかけて自治体労働者こそが先頭に立ってストライキで闘いたい」。
 ストをめぐる緊迫した攻防の報告が続きました。各職場共通の特徴は、ストの訴えと署名がかみあっていることでした。ある自治体職場では14人中11人が署名に応じてくれたり、50人に署名を依頼したところ47人が署名してくれたなどの報告が続きました。
 安倍政権の攻撃は本当に全面的かつ徹底的なものです。産業競争力会議・経済財政諮問会議・規制改革会議など各種の会議が頻繁に開かれています。
 「世界一企業活動がしやすい国をつくる」路線のもとで「2年間が勝負」「ロケットスタートが大事」という論調で労働規制緩和が議論されています。
 この攻撃の戦略的核心が公務員労働者への攻撃です。これに対して自治体労働者の闘いが始まりました。動労千葉を先頭に国鉄分割・民営化に対して半世紀を超えて闘い続け、4・9政治和解を超えて、4大産別で闘い抜いてきたからこそ、このスト情勢は本当に決定的です。

 連合メーデーは4月27日ごろから始まります。署名の訴えをぜひお願いします。
 5月1日は、動労千葉・動労総連合が新宿メーデー総行動を呼びかけています。多くの人の参加を訴えます。

全国運動速報第22号へのリンク

ごろはち通信 No.15

ごろはち通信15号

ごろはち通信 No.15へのリンク

2013年4月20日土曜日

日刊動労千葉 第7492号

国際連帯の発展で新自由主義を打ち破ろう!
第24回外登法・入管法と民族差別を撃つ研究交流集会

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 4月14日、「第24回外登法・入管法と民族差別を撃つ研究交流集会」が多くの在日・滞日労働者の参加のもと横浜市鶴見公会堂において開催された。
 動労千葉は、韓国・民主労総ソウル本部の仲間とともに参加した。特別報告では金元重さんが在日韓国人政治犯の再審無罪確定者として、これから救援活動をさらに強めていく訴えを行った。

 


賃金削減絶対反対!
国鉄分割・民営化のツケを労働者に転嫁するな!
5・1JR貨物抗議行動へ!
■5月1日(水)正午 新宿駅 新南口集合
        12時 JR貨物本社抗議行動
     14時30分 5・1メーデー新宿デモ
     (新宿中央公園出発~JR東日本・貨物本社新宿文化センター)

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動労水戸 内部被曝の怖さ知ってほしい

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内部被曝の怖さ知ってほしい
柳沢裕子医師、チェルノブイリ事故踏まえ訴える

 動労水戸はK544再運用問題や大子における被曝労働の危険性について強く訴えてきました。4月14日、内部被曝の危険性について理解を深めるために、船橋二和病院の内科医で全国労組交流センター医療福祉部会の柳沢裕子医師による学習会を行い、家族も含めて25人が参加し、真剣な学習と質疑が行われました。内容はパンフにまとめますが、重要なポイントについて報告します。

チェルノブイリ事故27年現在も続く深刻な被害

 柳沢医師は、チェルノブイリの放射能被害の実態を自ら確かめるため、先月までベラルーシを訪問してきました。その経験を基に「原発を推進する国と御用学者の言う『安全基準』には全く根拠がありません。実際の被害は隠されてきました。放射線はどんなに少量でも人体に危険です。核政策を推進するためのICRP(国際放射線防護委員会)でさえ、『これだけの量なら安全という閾値(しきいち)はない』と公言しています。ここを踏まえずに動労水戸の被爆労働反対の闘いを批判するのは間違っています」と前置きしました。そしてベラルーシの甲状腺ガンの特徴として、

○事故後2年目から発症し、4年目から増加している。
○事故当時に胎児~18歳だった人が事故後10年で発症率のピークを迎え、現在も同じ率で発生している。
○事故当時19~40歳の人も10年後から発症し始めている。
○公式見解ではヨウ素131の初期被曝が原因とされるが、内部被曝のうち60%は「吸入」によるものとされている。
○しかし、ヨウ素131の半減期は短いのに、その後も甲状腺ガンが発生している。セシウムなどが疑われるが公式には「原因不明」とされている。

を挙げました。「ヨウ素131は福島だけでなく茨城県内にも大量に降っているにもかかわらず、政府も自治体も健康調査を行おうとしません。甲状腺異常の正確な診断のためにはエコー検査が必要。しかし政府の一方的な『安全だ』という決めつけによって行なわれていません」と指摘しました。5年10年後になって真の被害が出てくるだけでなく、27年経っても健康被害が続いているという恐るべき事実が報告されました。

低線量でも重大な内部被曝の健康被害

 さらに柳沢医師は、「チェルノブイリでも甲状腺ガン以外の健康被害は調査されてきませんでした。それも子供たちに異常が現れてからの対応であり、その意味ではどの国も本当の被害を隠そうとしています。原爆の被害も原発事故の被害も正確な資料や情報が極めて少ないのが現状です」と述べつつ、公式に出されている資料や事実から明らかになった内部被曝の危険について丁寧に解説しました。

①外部被曝ではエネルギーが少なく貫通性が高いγ線が体を通過する。一方、内部被曝では貫通性が低い分強いエネルギーを出すα線・β線が細胞や遺伝子を修復不能に破壊することが原因で起こる。しかもα線・β線はWBCC(ホールボディカウンター)でも測定できない。
②内部被曝は食物からの摂取だけでなく放射性物質を吸引する事によっても引き起こされる。防護服は放射線を防護できるわけではなく放射性物質の拡散を防ぐもの。最も重要なのはマスクだが、医療現場で結核などの空気感染を防ぐための「N95」という0.1~0.3μm(放射性物質は0.1μmの大きさ)を通さないマスクでないと意味がない。それでも微量は吸い込んでしまう。
③今年2月、機械乾燥させた切り干し大根から出なかったセシウムが、天日干ししたものからキロ3千ベクレルも検出され福島で出荷自粛になった。風で舞った放射性物質が付着したことが原因。空間線量の問題だけではなく、放射性物質を含んだホコリを吸引し体内に取り込む方がより深刻な被害をもたらすと考えられる。
④内部被曝の健康被害はセシウム以外は調査されていない。しかし、放射性物質は肺から血液に入り循環器や筋肉にも作用するので、心筋梗塞などが増える可能性がある。

K544強行は補償と命の切り捨てが目的

 質疑では、茨城に住む組合員の家族からも甲状腺異常が出ていると深刻な相談も出されました。政府と東電の行なっている「切り捨て」とは、補償金だけでなく人の命の切り捨てです。準放射線管理区域とほぼ同じ線量の広野、そこに留置されてきたK544の検査・運用を強行するのはまぎれもなく内部被曝を強制することです。さらに放射線管理区域と同等の線量の竜田延伸とそこへの住民帰還による「命と生活」の切り捨てに他なりません。チェルノブイリでさえ行われなかった年間5mSv以上の地域への帰還強制を政府・東電・JRが一体となって強行しているのです。
 鉄道労働者の第一の使命は安全です。そして鉄道関連労働者で構成する労働組合の使命は、労働者と乗客の安全と生命に責任を取るということです。原発事故に対する国と企業の無責任に対し、怒りをもって団結し共に闘おう!

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◆本部ニュース446号発行!

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2013年4月19日金曜日

日刊動労千葉 第7491号

動労千葉物販を生きさせろ! の闘う力に!
2013夏季物販闘争にご協力を!

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1047名解雇撤回 偽装請負・外注化粉砕 JR復帰を勝ち取るぞ

 動労千葉は、4月16日に、各支部の物販担当者会議を開催し13夏(27期目)の物販オルグに向け冬物販を総括し新たな闘いの方針が確認された。

日刊動労千葉 第7491号へのリンク

外注化阻止ニュース 第66号

外注化阻止ニュース第66号

京葉線 ドア全開で時速100km
安全よりダイヤと利益のJR


 JR西船橋駅で4月10日午前8時30分ごろ、東京駅行きの京葉線普通電車(8両編成)のドア戸袋に乗客の手荷物が吸い込まれ、閉まらなくなりました。
 朝のラッシュアワーで代替列車が手配できなかったため、応急処置で開いたままのドアをシート(緊締幕)でふさいで運行。ドア全開のまま9駅24㌔を最速100㌔で走行、東京駅到着後さらに西船橋駅まで乗客を乗せて運行しました。
 マスコミも「恐怖体験」と報道していますがまったく考えられない事態です。JR東日本は乗客の安全をどう考えているのか?
 運休どころか車両閉鎖も行わずに乗車率200%を超える大混雑の中でドア全開のまま荒川鉄橋やカーブも走行したのです。
 「駅員をドア代わりに発車」とも報道されていますが労働者の安全確保はどうなっているのか。
 JR東日本の安全綱領には「安全は輸送業務の最大の使命」「疑わしいときは、最も安全と認められるみちを採らなければならない」と書いてあります。しかし、現実には安全に対する感覚はまったく転倒しています。
 「安全よりダイヤが優先」「運休は許されない」――まもなく05年4 月25日の福知山線脱線事故( 尼崎事故)から8年となりますが、こういう考えが107人の生命を奪ったのではないか。
 「安全より利益」。これが外注化問題にも貫かれているJRの発想なのです。


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◆本部ニュース445号発行!

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2013年4月18日木曜日

日刊動労千葉 第7490号

CTS全社員に1万円の物品支給
それなら賃金あげろ!

まず賃金をあげろ! 要員を補充しろ!

n7490  3月から4月にかけて、CTSが全社員1141人を対象に物品支給を行っていることがわかった。しかも一人あたり1万円相当の防災セット、ジュースセットと立て続けにだ。一回あたり1千万円規模の施策だ。そんな金があるなら、まず労働者の賃金・労働条件を改善しろ!

 

 

 

 

 

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5・1 JR貨物本社抗議闘争(正午 新宿駅 新南口)
 メーデー新宿デモへ!(14時半 新宿中央公園出発)

日刊動労千葉 第7490号へのリンク

4・26全国ストへ

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国鉄闘争全国運動 6.9全国集会タブロイド判ニュースへのリンク

2013年4月16日火曜日

2013年4月15日月曜日

動労千葉を支援する会ニュース259号

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動労千葉を支援する会ニュース259号へのリンク

全国協通信第6号を発行しました!

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安倍政権打倒!
4・26自治労スト~5・1メーデーへの総決起を!
全国協1000名名建設へ、
前半戦300名拡大の大チャンス到来!

安倍政権打倒へ!反転攻勢始まる!

 安倍政権打倒の力は職場からの決起にある。動労千葉・動労水戸を先頭に日機・モリタ分会・アメアパ分会・・と続くストライキ決起は、全国一般東京東部労組メトロコマース支部(非正規職労組)のストを鼓舞し、4・26全国ストを担う自治体労働者の決起と一体となって進んでいる。
 金属産別JAMの日本機械工業労組のスト突入報告を聞く機会がありました。労働者とは何かということを、新たな感動をもって知ることができた。組合員が執行部を突き上げ、執行部が必死になって食らいついて闘っていく姿には、職場での怒りを資本との対決としてつらぬく労働者の戦闘性をみてとることができた。
 それから、前回のストから4年ぶりのスト。この間にあった課題とそれをのりこえる“飛躍”とは何か、は実に興味深い点でした。09年ストの課題を“ネガな意見に対して、何か言いたいのかをよく聞いて考えて、この人と一緒にやる内容をつくること”としてとらえ、これと3年間とりくんできてのスト実現だった。“全ての職場の労働者が力をもっている”との言葉に、ストライキに勝利して飛躍する労働者の階級的力強さを実感しました。
 それから、3月31日の東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会と郵政非正規ユニオンの渋谷デモは、青年労働者の決起が“一つの転換”をもって進んでいることを明らかにしている。解雇攻撃に対して何ら屈することなく、とことん明るく強烈なエネルギーをもって決起しつづけている。これは、“奪われたものを奪い返す”闘いなんだということ―解雇によって街頭に放り出される!青年労働者の未来は、こんなものなのか!そんなことはない、逆だ!もはや、奪われる何物もない青年労働者の反転攻勢が、職場闘争を軸に始まったのだ。

前半戦(6・9集会まで)300名拡大へ勝負をかけて決起しよう!

 第1回集約は、100名に迫る拡大を実現し、前半戦=300名拡大の展望を示しています。次は、4~5月が勝負です。前半戦に勝利するカギはなにかを、組織拡大という観点からみてみます。
 一つは、職場闘争への決起です。拠点建設を実現する闘いの推進であり、これが産別と地域へのひろがりをもたらす。
 二つは、解雇撤回闘争を当該を軸に構築することです。闘いは、地区をまとめあげ活性化させ、全体の戦闘性をひきだすものとなる。
 三つは、新たなユニオンを結成することです。今回立ち上げた「いわき合同ユニオン」は、労働相談が相次ぎ新たな接点が拡大しています。
 四つは、街宣闘争の熱気ある展開です。職場決起と一体の闘いで、青年労働者を獲得することです。
 4・26スト情勢の先頭にたち、5・1メーデーを連合・全労連にかわって闘いぬくという情勢は、組織拡大決戦にとってはまたとないチャンスです。前半戦300名拡大の勝負をかけて総決起しよう!

「解雇撤回・JR復帰」10万筆署名運動の推進を!

 鈴コン分会を先頭に、4・26ショーワ・ジェコー闘争に総結集し、非正規職撤廃闘争の本格的発展を切り開こう!
 4・26自治労スト~5・1メーデー闘争は、非正規職撤廃闘争の発展をかけた大闘争となります。4月26日、ショーワ・ジェコー全国闘争が開催されます。当日は、自治労ストの闘いを先頭に、各地区、各ユニオン、郵政非正規ユニオン・・の諸行動が組まれていますが、ショーワ・ジェコー闘争は正午から夕方までのロング闘争ですので、遅くなったとしても是非かけつけて連帯してくださるようお願いします。共に闘いましょう!

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2013年4月13日土曜日

日刊動労千葉 第7489号

JR東日本千葉支社は
久留里線のワンマン運転を中止しろ!

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 JR東日本千葉支社は、3月16日のダイヤ改正で久留里線のワンマン運転を強行した。
 ワンマン運転を強行しながら、実際にはダイ改後も車掌を乗せて「ワンマン運転」を実施しているのが現状だ。まともな訓練もせずにワンマン運転を強行しながら、ワンマン運転が無理だとなると2人乗務で運行する。こんなデタラメな話しがあるか。運転士に無理な労働を押しつけ、乗客を省みないワンマン運転を中止し、直ちに2人乗務に戻せ。

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動労水戸 第7回MTS団交

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第7回MTS団交
ダイ改提案拒否と職場代表選への管理者介入を追及
「請負業務」にしがみつき労働条件改悪開き直るMTS

「狭い裁量権」を口実に安全破壊開き直るMTS

 動労水戸は3月28日、水戸鉄道サービス(MTS)と7回目の団交を行った。
 3月ダイ改に伴う労働条件変更の提案を求める組合の要求を、MTSはかたくなに拒否し続けている。団交では、MTSは「当社はJRから仕事をもらって成り立つ会社なので、仕事内容に関しての裁量権は狭い。今回のようなダイ改に伴う業務内容の変更であっても事前に組合との協議は難しい」と発言した。そもそも業務委託とは請負会社が100%自分の責任で請け負った業務を独立して行う義務がある。しかも鉄道業務は仕事の精度が安全に直結する妥協が許されない仕事だ。「裁量権が狭いので組合・現場の要求を汲み上げられない。問題があっても改善できない」という言い逃れは通用しない。

 今回の団交で、MTSの「JRから仕事をもらわなければ会社が成り立たない。仕事をもらうためなら労働者の要求も安全も無視する」という本末転倒な経営が明らかとなった。業務受託で生まれる「企業の利益」のために鉄道業務を請け負ったが、いざ仕事が始まれば無準備・無計画で問題が噴出し、労働者の怒りは爆発している。それでも「オイシイ仕事」を手放そうとはしないMTSという会社は、まさに労働者を地獄に引きずり込む「ブラック企業」だ。同時に、このような会社を「グループ企業」として抱き込み、鉄道と労働者の雇用に対する責任を丸投げにしてきたJR本体も同罪だ。会社は口先では「安全は輸送業務の最大の使命」「コンプライアンス」と言うが、労働者の仕事への誇りを奪い、安全破壊を推し進めているのは会社の方なのだ。

36協定軽視し企業犯罪に無自覚なMTS

 団交ではさらに、36協定(時間外及び休日の労働に関する協定)の職場代表選の際に管理者が介入した問題を追及した。
 36協定の代表選出をめぐっては、勝田では、管理者が「代表選出は会社が関与することではない」と言って告示すら行わずにいたが、いざ動労水戸組合員が代表に立候補し3月21日から職場で立候補ビラを配り始めると、その翌日の22日には選挙活動を行っていたかすら不明の別の代表が選出されていた。水戸では、清掃労働者が「このような代表選は今回が初めてだったが、何のための署名か説明もなかった」と述べている。土浦では、選出方法も何の代表かも書いていない「立候補受付」の掲示がわずか2日間の期限で張り出され、その後動労水戸組合員のところに署名を持って回ってきたのは立候補者本人ではなく所長だった(署名は既に7~8割集められていた)。動労水戸がMTS本社に抗議すると代表選出の話はうやむやとなり、再選挙が行われたか不明のまま、3月21日に「代表決定」の掲示が張り出された。
 その後、3月22日には各事業所の「代表」がMTS本社に集められ、会社は36協定と就業規則の改訂案を見せて「明日23日以降に締結して欲しい」と言い渡したという。36協定は「既に労基署に提出した」とMTSは回答した。36協定の中身も就業規則の変更も現場に知らされることなく「密約」とも言える形で結ばれたのだ。
 日本をはじめほとんどの国では「8時間労働制」が法律で厳格に決められている。厚労省が「過労死ライン(月80時間=一日あたり4時間)」を定めているように、人間も生物である以上、休息を取らなければ健康を害したり死んでしまうのは当然のことだ。さらに、安全を守るための体力・集中力を維持するために、会社は余裕を持った労働を保障する義務がある。「超勤・休日勤務をさせる場合、会社が一方的に決めるのではなく必ず労働者の許可を得なさい」というのが36協定の趣旨であり、会社から労働者に対して「大変申し訳ないが超勤・休日労働を認めてください」という姿勢で結ばなければならないのだ。この大原則をあいまいにして形式的に協定を結ぶことは断じて認められない。
 MTSの場合、職場で過半数を組織する労働組合がないため、協定締結のたびに職場代表を選ぶ必要がある。労働者全体に関わるこれらの問題をしっかりと協議し労働者の同意を得るという過程を、今回の協約締結は完全に無視している。この行為がどれだけ労働者の権利を踏みにじるものであるか、MTSは思い知るべきだ!
 強制出向に出された仲間を取り戻すために、団結し徹底的に闘い抜こう!

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2013年4月12日金曜日

日刊動労千葉 第7488号

尼崎事故から8年 4/20現地闘争へ
尼崎事故を忘れるな!

 福知山線・尼崎での列車脱線・転覆事故から8年が立とうとしている。我々は、絶対に尼崎事故を忘れてはならない。
 107人もの生命を一瞬にして奪いさった尼崎事故は、1962年の三河島事故(死者160人)、翌63年の鶴見事故(死者168人)と並ぶ、日本の鉄道史上最大級の大惨事だ。
 JR西日本は尼崎事故の責任をとっていない。事故の責任を運転士一人に転嫁している。山崎元社長の尼崎事故裁判、井手、南谷、垣内ら歴代元社長の裁判でも、事故の責任をとることを一切拒否している。

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サッチャーの死 祝賀暴動が英国各地で爆発

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「サッチャーが私の街をぶちこわした。私は彼女の死を歓迎する」

「人生で最良の日だ」元炭鉱労働者

不当なテント撤去と土地明渡等請求に対する抗議の記者会見~4月10日テントひろば~

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4月6日(土)、東京地方裁判所は経産省前テントひろばの正清太一さん、渕上太郎さんの二人に対して「テントひろばの撤去」と「土地明け渡し請求」の訴状を送りつけてきました。3月29日に出された国の訴えを受理して、5月23日に第1回口頭弁論を行うと通知してきました。
この不当な請求に対して、テントひろばはすでに「撤去させない」ことを表明していますが、4月10日(水)、テント前で記者会見を行いました。新聞社、通信社の記者が多く集まりました。【続く…

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

◆本部ニュース444号発行!

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2013年4月11日木曜日

日刊動労千葉 第7487号

―賃下げ許すな!―
5・1貨物本社抗議行動へ

怒りの声に火をつけよう

 われわれは、昨日開催された第3回支部代表者会議において、JR貨物会社が画策する賃金カット攻撃に対し、5・1メーデーの日に、新宿にある貨物本社への抗議闘争と怒りのデモに立ち上がることを決定した。この闘いは貨物職場で働く全国の仲間たちに真実を知らせ、怒りの声を組織する闘いだ。メーデー総行動に立ち上がろう。

 貨物賃金カット絶対反対、公務員労働者7.8%賃金カット許すな!
 吹き荒れる解雇・賃下げと闘おう!
 分割・民営化破産のツケを労働者に転嫁するな!
 民営化・外注化・非正規職化粉砕! 闘う労働組合を甦らせよう!
☆JR貨物本社抗議闘争  正午/新宿駅・新南口
☆JR抗議・メーデー新宿デモ 14:30/新宿中央公園出発
  《呼び掛け》動労千葉/動労総連合

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外注化阻止ニュース 第65号

外注化阻止ニュース第65号

 

「遅刻未遂」責められ青年が自殺
外注化が労働者の命を奪う

 4月5日の東京新聞夕刊に「『出勤遅延未遂』責められた駅員が自殺」という衝撃的な記事が掲載されました。
 自殺したのはJR東海に入社2年目の21歳の男性。男性は上司から始業時間の1時間前に出勤せよと言われていたといいます。
 ある日、男性は定時の20分前に出勤したにもかかわらず、1時間前に出勤しなかったことを上司から「遅刻未遂」だと責められ、前日のプライベートまで含めて明らかにする「行動記録」の提出を求められたのです。その数日後、男性は山林で自ら命を絶った姿で見つかりました。
 男性を追い詰めたのは会社です。この10年あまり、JRでの度重なる業務外注化により、人員削減が横行し、あらゆる職場で「サービス残業」は常態化しています。
 しかし会社は、仕事の遅れやミスをすべて個人の責任にし、「処分」をちらつかせて時間外労働を強制してきました。責められるべきは極限的な外注化を進めてきた会社です。
 時間外労働の規制撤廃が全社会に広がろうとしています。安倍政権は解雇の自由化とともに「残業代ゼロ法(ホワイトカラーエグゼンプション)」の法制化を狙っています。
 何時間働いても残業代はつかない――こんなことが法制化されれば「待っているのは無限サービス残業地獄」だと言われています。
 命を絶った男性は「明日の私」かもしれないと思うと胸が締め付けられます。「仕事に遅れを出したくない」「仲間に迷惑をかけたくない」という労働者の気持ちを利用し、さらなる労働強化を強いる会社は絶対に許せません。

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◆本部ニュース443号発行!

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2013年4月10日水曜日

4・20全国総決起集会

尼崎事故弾劾! 外注化・非正規化粉砕!

4・20全国総決起集会

4月20日(土)午後1時 JR尼崎駅北口広場
呼びかけ/動労千葉、国鉄闘争全国運動・関西準備会

メーデー新宿デモ

―賃下げ許すな!―
5・1貨物本社抗議行動へ

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 貨物賃金カット絶対反対、公務員労働者7.8%賃金カット許すな!
 吹き荒れる解雇・賃下げと闘おう!
 分割・民営化破産のツケを労働者に転嫁するな!
 民営化・外注化・非正規職化粉砕! 闘う労働組合を甦らせよう!
☆JR貨物本社抗議闘争  正午/新宿駅・新南口
☆JR抗議・メーデー新宿デモ 14:30/新宿中央公園出発
  《呼び掛け》動労千葉/動労総連合

日刊動労千葉 第7486号

貨物の賃下げ許すな!
数百万人の一斉賃下げ・雇用破壊と対決を!

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貨物の賃金カット絶対反対!

 前号で掲載したとおり、JR貨物は一方的な賃下げを強行しようとしている。国鉄分割・民営化が完全に破産したことの矛盾を、労働者に押し付けることなど絶対に許せない!
 同時に、この貨物への賃金減額攻撃は、全社会で吹き荒れようとしている全面的な賃金破壊攻撃と一つのものだ。安倍政権は、もはや「正社員」というあり方そのものを解体しようとしている。凄まじい賃金・雇用破壊攻撃だ。

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2013年4月9日火曜日

郵政非正規ユニオンNEWS23号

YHU23号

 

スキルダウンふざけるな!
非正規の使い捨てやめろ!

5.1闘うメーデーへ!

営業、残業、事故、ガマンも限界だ!

 この春、おびただしい数の青年労働者が雇い止めや退職強要によって職場を追われ、残った労働者に対しても、労働強化やスキルダウン=賃下げが強行されています。
 私たちが日々命を危険にさらしながら、工夫したり助け合って働いてきた一方、会社は何をやってきたでしょうか。「単年度黒字必達」を掲げて、欠区も埋めないままに、連日夜まで残業の強制。ハガキを売った枚数にしか興味を示さないくせに、事故が起きようものならば、会社の責任は不問にしたうえで、これ見よがしにさらし者にする。晴海局の例(裏面参照)でも明らかなように、何年勤続していようと、労働災害に遭っていようとも「勤務成績不良」などと言って容赦なくクビにするのが、会社のやりかたなのです。営業を頑張ろうとも、命を危険にさらしていようとも、結局会社は安上がりな、使い捨て労働力としか見ていないのです。絶対許せない!
 スキルダウンへの怒りの声が多数寄せられています。スキル制度の根本的な犯罪性は、半年ごとの更新とセットにして、賃下げを強制する点にあります。
 1回や2回の「ミス」を、会社の責任はほおかむりして労働者個人に押しつけ、年間数十万円単位の賃下げを行うなど、断じて許されるものではありません。

全員の賃下げを撤回せよ!

 評価基準などあってないようなもの。「これまで問題にもならなかったような理由で下げられた」「3区通区できるのにCランク」「営業成績を理由にスキルダウン」等々、会社の「やりたい放題」がまかり通ってきました。
 賃金は労働者の生活と生存に直結した問題であり、勝手に下げて良いものではありません。普通なら、会社が労働組合におそるおそる提示し、何ヶ月もかけて交渉し、それでも認めるかどうか、の話です。働かなければ食えないことを十分知りながら、「更新するかしないかは自由ですよ」と言って、賃下げを呑ませるやりかたなど、即時やめさせよう! 全員の賃金をもとに戻せ!

怒りを声に出そう!

 班の仲間全員のスキルランクを知っていますか? 自分のことも同僚のことも、上がったのか、下がったのか、話題にもしにくい。ともすれば、「どうしてあいつは上がったのに俺は上がらないんだ」なんてことにさえなる。会社は、そうやって分断して競争させながら、結局は全体の賃金を下げることを考えているのです。
 こんな扱いに嫌気がさして、退職した仲間もいるでしょう。次の更新で退職しようかと考えている人もいることと思います。
 しかし、ひとりが辞めても、会社は手を汚すことなく人件費を浮かせられたと喜ぶだけです。残された仲間や、次に入ってくる仲間には劣悪な労働環境だけが残ってしまいます。逆に、みんなが自分の感じている怒りを公然と口に出し始めたら、管理職の「権威」なんて、あっという間に崩れ落ちて、会社の違法・不法がどんどん暴かれます。「怒っているのは自分だけ。どうしてみんな声をあげないんだ」と、隣の仲間も同じことを考えているのです。「俺たちはモノじゃない、人間なんだ!」という心の底からの叫びは、職場の雰囲気を必ず変えていきます。闘って元気になろう! 郵政非正規ユニオンに加入しよう。

雇い止め撤回へ! 晴海局・本社行動うちぬく

「全員非正規化」にストで反撃しよう!

 いまや、郵政職場での非正規職に対するデタラメな扱いは、すべての労働者への首切り・賃下げとして広がっています。マスコミは「アベノミクス」を絶賛し、春闘「満額回答」などと言っていますが、冗談ではありません。物価だけ上がって、生活はどんどん苦しくなるばかりではありませんか。安倍政権はさらに「准正社員制度」(『期間の定め』はないが、企業が職務を廃止したら同時に雇用契約も終わる)など全面的な「解雇自由」を打ち出しています。労働者を全員、非正規職にしてしまおうというのです。郵政職場に残るも地獄、去るも地獄、ならばたたかって未来を切り開くしかない!
 JRでは、列車の安全も無視した民営化・外注化・出向の強行、駅業務全体の外注会社への丸投げなどに対して、ストライキで反撃にたっています。
 自治体労働者は、政府主導の7・8%賃下げ攻撃に対し、4月26日にストライキを闘おうとしています。「ストライキをやろう!」の声が現場から次々と上がっています。
こうしたたたかいと団結し、「郵政グループビジョン2021」のもと進められる、競争=団結破壊と 解雇・賃下げ=全員非正規職化の攻撃に対して反撃をたたきつけよう!
 8時間労働で生きられる賃金をよこせ! 5月1日、闘うメーデーに集まろう!

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日刊動労千葉 第7485号

貨物賃金カット絶対反対!
分割・民営化破産の犠牲を労働者に転嫁するな!

「賃金減額に踏み切る」

 JR貨物が一方的な賃下げを強行しようとしていることが明らかになった。
 貨物会社・田村社長が、先に発表された今年度事業計画についての幹部社員に対する訓示の中で、「大変辛い選択になりますが、鉄道貨物輸送を将来にわたって継続・発展・強化させていくために、賃金の抑制に踏み切ることといたしました」と発言したのである。

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2013年4月6日土曜日

「主権回復政府式典」と対決して、4・28集会にあつまろう!

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 安倍首相による憲法改悪(=戦争への道)を絶対に許さない! そのために4.28集会を開催します。福島・沖縄の怒りとつながって、労働者民衆の国際連帯で、改憲と戦争を阻もうという集会です。【続く…

とき:4月28日(日)午後1時 開会

ところ:ハイライフプラザいたばし
(JR埼京線板橋駅西口1分)
【行き方】JR埼京線「板橋駅」より徒歩1分(JR池袋駅経由)、都営地下鉄三田線「新板橋駅」より徒歩2分、東武東上線「下板橋駅」より徒歩7分

●沖縄から:水島満久さん(元全駐労マリン支部副委員長)
  「カギを握る基地労働者。沖縄闘争の課題と展望」

●福島から:柴口正武さん(福島県教組副委員長・前双葉支部長)
  「学校現場から見るフクシマとフタバ」

●国会報告:西川重則さん /基調提起/若者から/その他

資料代として500円

主催:とめよう戦争への道!百万人署名運動
協賛:戦後50年を問う8.15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会、8.6広島-8.9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会
連絡先:〒101-0061東京都千代田区三崎町2-20-7-303百万人署名運動事務局

とめよう戦争への道!百万人署名運動サイトから転載

2013年4月5日金曜日

日刊動労千葉 第7484号

外注化粉砕!
JRに戻るまで闘い続けよう

第2ラウンドの火蓋きる!

 13春闘勝利、外注化粉砕、久留里線ワンマン化阻止のストライキご苦労様でした。外注化強行から丁度半年。外注化強行への怒りと悔しさをバネに、矛盾だらけの職場の現実を突いて新たな闘いが始まった。
 外注化との13年間の闘いは、民営化・外注化・非正規職化攻撃に真正面から挑む歴史的な闘いであった。これまでの労働運動の歴史の中でもほとんど前例のない闘いであったと言っても過言ではない。そしてそれは、検修・構内のみならず、JR東日本全体の外注化政策を揺るがす大きな地平を切り開いた。
 外注化は雇用と安全を破戒する攻撃だ。《雇用と安全》はどんなことがあろうと譲ってはならない問題だ。われわれは外注化攻撃を粉砕してJRに戻るまで絶対に闘いの旗を降ろさない。外注化・非正規職化攻撃に立ち向かうことができず後退を続けた労働運動の現状を絶対に変えなければいけない。闘いはこれからだ。10月計画業務外注化阻止、外注化のさらなる拡大を許すな! 新たな時代の反合・運転保安闘争をつくりあげよう。

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◆本部ニュース442号発行!

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2013年4月4日木曜日

外注化阻止ニュース 第64号

外注化阻止ニュース第64号

 

安倍政権 解雇自由を狙い準正社員提唱
業職種限定社員を提案する東労組

 安倍首相が進める解雇の自由化=準正社員制度が、駅の外注化を突破口にしてJRにも導入されようとしています。
 準正社員制度とは「勤務地や職務を限定した新しい正社員制度」であり、「今の正社員と非正規雇用の中間に位置する雇用形態で、職務が続く限りは期間を定めずに雇用されるが、企業が職務を廃止した場合はその時点で雇用契約が終わる」(3月16日付日経新聞)というものです。
 これまで企業が社員を解雇する際には、その必要性が厳しく問われてきました。一方で、会社が民営化・外注化を行う際にこの解雇規制が大きな障害とされてきました。
 安倍政権はこの規制を取り払うために準社員制度の導入を狙っています。「日本経済の競争力向上に結び付けていくためには、企業の再編や合理化とも連動させていくことも必要」(麻生副総理)と言っています。準社員制度の導入で、あらゆる事業の民営化、外注化を一気に進めようというのです。

JRでは組合(東労組)側から提案

 JRにこうした制度を率先して導入しようとしているのが東労組本部です。
 4月1日から、駅業務の「JR東日本ステーションサービス」会社への全面委託が始まっています。東労組本部は今回の駅全面外注化にともなって「業職種限定社員」制度の導入を突如会社に要求し、まずは5年で雇い止めにされた駅の契約社員を「業職種限定社員として雇え」と言っています。
 狙いはJRのあらゆる業務の外注化の推進です。「正社員になりたい」と願う契約社員を利用して、より解雇を自由化し外注化を進めるやり方はあまりに卑劣です。
 こんな制度が導入されたら、JRの9割は「準正社員」に行き着きます。動労千葉は、若い労働者の未来を守るためにも、外注化に反対し、非正規職撤廃を掲げてストライキで闘っています。労働者が闘えば阻止できます。ともに闘おう。

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◆本部ニュース441号発行!

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2013年4月3日水曜日

日刊動労千葉 第7483号

第13期労働学校に集まろう!

全支部から労働学校に参加しよう!
第13期労働学校が4月20日より始まります。2001年より始まった労働学校も13年目を迎えます。昨年の10月1日に外注化が強行され、われわれは外注化、強制出向との闘いを全力で闘いぬいています。再度われわれは労働者の闘いについて学習し直し、新たな闘いを作っていこう、労働学校に結集する青年労働者との交流を発展させていこう。全支部から労働学校に参加しよう。

日刊動労千葉 第7483号へのリンク

全国協通信第5号を発行しました!

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解雇撤回・JR復帰10万人署名!
原発再稼働阻止!安倍政権打倒へ!
全国協1000名建設へ!
前半戦300名拡大の展望をかちとる!

ちば合同労組モリタメディック分会、ストライキに突入!

 今、情勢と対決するストライキ決起が、最高にカッコいい。3・28ちば合同労組モリタメディック分会のストライキ決起は、このことを告げ知らせている。モリタで働く青年労働者は、自らの生き様をかけて決起しました。
 このストライキ決起は、非正規職化攻撃のなかで、全ての職場において共通のものとなっている。雇い止め攻撃、生きていけない低賃金化、際限なき長時間労働の強制・・・、さらには、ありとあらゆる手段を使っての退職勧奨の強要・・・に対して、体を張っての闘いに立ち上がる。これがストライキ情勢であり、相次ぐ決起が各職場で始まっています。
 モリタのストライキは2名です。なかには、仕事には影響はないという人がいるかも知れない。しかし、そんなことはない。モリタメディック分会の組織拡大が進み、スト参加者が5名・10名と増え、過半数を超えたらどうなるか。労働者こそが職場の主人公であることが明白となり、力関係は逆転するのです。
 モリタ資本は、この労働者の団結に恐怖し、朝の社前闘争には東日本物流センター・倉庫のシャッターを閉めざるをえなかった。昼のモリタ本社抗議行動に対しては、権力の出動を要請するという動揺ぶりをさらけだしました。
 モリタ分会の根底からの決起は、ついに始まりました。闘いはこれからです。労働者をなめたらどうなるか!目に物を見せてやろうではありませんか!

前半戦300名建設―10月大会1000名建設の展望を切り開く!

 「6・9集会までに300名拡大―10月第5回全国協大会1千名建設」へ向けての第一回集約は、全国で100名に迫る組織拡大を実現し、前半戦300名拡大の展望をしっかりとたぐりよせるものとなりました。
 今回の勝利は、何によって実現されたのか。
 第一は、全国協の「時代認識と路線」が青年労働者を軸とする労働者階級をとらえているということです。
 この象徴的闘いが、ちば合同労組モリタメディック分会のストライキへの突入です。
 3月5日モリタ東日本物流センターは、モリタメディック分会がある派遣会社TOPとの間で、請負契約を打ち切り、24名全員の雇い止めを通告してきた。これに対して、分会は「解雇撤回」を掲げ断固としてストライキへ突入しました。
 ここでの核心は、怒りです。モリタの7年間は私の青春!とする、青年労働者の生き様を一瞬につぶそうとしているのが、今回の雇い止めなのです。
 そして、この怒りは何によって表現されるのか。それは、ストライキ以外にない。ストライキこそ、社会の主人公はだれなのかをはっきりさせるものとなる。そして、このなかに、労働者階級の勝利の方向性があるのです。
 第二は、拠点職場建設の威力です。
 12年の鈴コン分会の闘いは、13年に「第二第三の鈴コン」というべき組合を生み出し、ここから二桁の組織拡大を実現するものとなっています。拠点職場建設が、その産別的地域的拡がりをつくりだす原動力となるということです。
 また、郵政非正規ユニオンの教訓も大きい。東京多摩局から始まったユニオンの闘いは、2年の闘いをへて東京と大阪を中心に全国で複数の「拠点職場」を形成しつつあります。そして、このユニオンの闘いが、国鉄と並ぶ郵政の闘いを再度復活させる展望を切り開いています。
 第三は、全国の闘いが等しく階級的労働運動を実践するなかで、じりじりとその組織拡大を実現していることです。いま一歩、もう一歩―大反乱情勢をこじ開ける日は近づいています。
 4月ストライキ決起から、5・1メーデーへ進撃しよう!
 解雇・賃下げ阻止への労働者の怒りが地殻変動的にまきおこり、いまや嵐のような労働者階級のストライキ決起への切望となって4月へなだれこむものとなっている。そして、それは5・1メーデーを「解雇撤回、賃下げ阻止、8時間労働制解体を許すな」の動労千葉派の一大行動へとおしあげている。
 そして、ここでの闘いの核心は、このストライキ情勢ゆえに、「解雇撤回・JR復帰」を求める10万署名運動が、すべてをたばねる闘いとして力強く発展していくということです。
 4月ストライキ闘争から5・1メーデーへ向け総決起しよう!そして、この闘いのなかから、前半戦300名組織拡大の爆発的進展をつくりだそう!

全国協通信へのリンク

2013年4月2日火曜日

動労水戸 K544の交番検査絶対反対!

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K544の交番検査絶対反対!
作業指示拒否のストで命と安全を守ろう

 JR水戸支社は、職場の労働者の不安と反対の声を無視し、差し当たり業務上の必要性もない被曝車両K544の運用を強行しようとしています。私たちは特に放射性物質のホコリを吸い込むことによる内部被曝の危険性について警鐘を鳴らしてきました。しかし、会社は「資産の有効活用」が優先で「放射性物質はあるが線量に問題なし」と線量の高いメイントランスの冷却装置を交換し交番検査を強行しようとしています。動労水戸は組合員と仲間、そして利用者の安全を守るために「K544に関係する作業指示が組合員に出された場合勝田車両センターの全組合員がストライキに入る」という通告を行い、作業指示が行われる3月26日13時からのストライキを貫徹しました。私たちの追及によって行われた屋根上の線量測定では、1年半以上野ざらしだった集電舟から、広野の平均線量と同じ0・2μsv(マイクロシーベルト)という値が計測されました。2年経っても線量は変わっていないという事実が突きつけられているにもかかわらず、会社は交番検査を強行する構えです。私たちの主張は単に不安をあおっているだけなのでしょうか?

命を脅かす危険な放射線の最低基準・年間1msv

 放射線は命をつないでいく遺伝子を破壊します。その凄まじさは原爆やビキニ核実験だけではありません。99年の東海村JCO臨界事故で犠牲になった2人の労働者は、細胞の再生能力が失われ皮膚も内臓も血液も再生できなくなり、輸血された血を体中から吹き出して亡くなりました。放射線はその線量に関わらず生命を脅かします。放射線にはこれで安全という「閾値(しきいち)」はありません。自然界の放射線も有害であり可能な限り避けなければならないのです。しかし、核兵器の拡散と核戦争の危機に対して全世界で反対運動が高まると、「核の平和利用」の名の下に国際的に被曝基準が定められてきました。それ自体「人間と放射線の共存」を強いるものですが、その基準が「年間1msv(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)」という数値です。この数値は、国と企業が守るべき最低の約束としてあります。年間1msvを超える被曝がある場所は「準放射線管理区域」とされ、放射線技師などが働く年間5msvを超える被曝がある場所を「放射線管理区域」と定めて厳格に運用されてきたのです。被曝時間を一日4時間と仮定した一般的計算では、毎時0・21μsvの場所は年間被曝量が1msvを超えるため当然にも「準放射線管理区域」になります。これがK544の基本的数値です。また、水郡線安積永盛駅では毎時0・6μsvが計測されています。これは年間では5msvを超えるので、従来なら「放射線管理区域」になります。これはチェルノブイリでは避難区域の線量であり、27年経っても深刻な健康被害が出ている場所と同じ線量になります。
 ところが2年前の原発事故以後、厳格に守られてきた年間1msvという基準が勝手に変えられています。「100msvまで大丈夫」と原発労働者の基準が勝手に緩和され、福島の子供たちにも「20msvまで大丈夫」などと何の根拠もなく基準が緩和されているのです。年間20msvとはレントゲン検査400回に匹敵する恐るべき被曝量です。また、原発事故で放出された主な放射性物質であるセシウム137は、致死量では青酸カリの1000倍以上強い毒物であり、体内に入ると筋肉に吸着し様々な健康被害をもたらすのです。内部被曝の場合、体内に入った放射性物質が細胞に直接ダメージを与えるため、外部被曝に比べその健康被害はより深刻なのです。
 会社は普段から「電気は目に見えないから、電圧の大小に関係なく、感電には注意するように」と言っていますが、電気と同じく目に見えない放射能の対策はどうなのでしょうか。会社は、K544について放射性物質があることは認めながら、こうした危険性について真剣に検証しようとしないのです。むしろ政府や東電の責任回避を率先して助けています。広野乗り入れで乗務員の積算線量も異常に高くなっています。さらに15キロ圏の竜田延伸など絶対に許してはなりません。

「安全は輸送業務の最大の使命」ではないのか

 労働者と利用者の安全を守る責任は会社にあります。車両センターでは、毎朝の点呼で安全綱領等を唱和させています。ところが今回のK544問題は、会社が労働者の命や利用者の安全に関わる重大な問題について「営利優先」で「安全無視」をしているということに他なりません。茨城県内の最も空間線量の高い守谷でさえ0・14μsvです。K544の3号車座席の0・23μsvをはじめ、明らかに警戒すべき数値であり、床下機器のホコリを労働者に吸わせるなど論外ではないのでしょうか。会社の言う「安全」や「フェイル・セーフ」が本当ならば、K544の交番検査も運用も絶対にすべきではないはずです。私たちの主張は間違っているのでしょうか?
 仲間、家族、利用者を守るためにK544の検査強行に対してストライキで闘おう!

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