スキルダウンふざけるな!
非正規の使い捨てやめろ!
5.1闘うメーデーへ!
営業、残業、事故、ガマンも限界だ!
この春、おびただしい数の青年労働者が雇い止めや退職強要によって職場を追われ、残った労働者に対しても、労働強化やスキルダウン=賃下げが強行されています。
私たちが日々命を危険にさらしながら、工夫したり助け合って働いてきた一方、会社は何をやってきたでしょうか。「単年度黒字必達」を掲げて、欠区も埋めないままに、連日夜まで残業の強制。ハガキを売った枚数にしか興味を示さないくせに、事故が起きようものならば、会社の責任は不問にしたうえで、これ見よがしにさらし者にする。晴海局の例(裏面参照)でも明らかなように、何年勤続していようと、労働災害に遭っていようとも「勤務成績不良」などと言って容赦なくクビにするのが、会社のやりかたなのです。営業を頑張ろうとも、命を危険にさらしていようとも、結局会社は安上がりな、使い捨て労働力としか見ていないのです。絶対許せない!
スキルダウンへの怒りの声が多数寄せられています。スキル制度の根本的な犯罪性は、半年ごとの更新とセットにして、賃下げを強制する点にあります。
1回や2回の「ミス」を、会社の責任はほおかむりして労働者個人に押しつけ、年間数十万円単位の賃下げを行うなど、断じて許されるものではありません。
全員の賃下げを撤回せよ!
評価基準などあってないようなもの。「これまで問題にもならなかったような理由で下げられた」「3区通区できるのにCランク」「営業成績を理由にスキルダウン」等々、会社の「やりたい放題」がまかり通ってきました。
賃金は労働者の生活と生存に直結した問題であり、勝手に下げて良いものではありません。普通なら、会社が労働組合におそるおそる提示し、何ヶ月もかけて交渉し、それでも認めるかどうか、の話です。働かなければ食えないことを十分知りながら、「更新するかしないかは自由ですよ」と言って、賃下げを呑ませるやりかたなど、即時やめさせよう! 全員の賃金をもとに戻せ!
怒りを声に出そう!
班の仲間全員のスキルランクを知っていますか? 自分のことも同僚のことも、上がったのか、下がったのか、話題にもしにくい。ともすれば、「どうしてあいつは上がったのに俺は上がらないんだ」なんてことにさえなる。会社は、そうやって分断して競争させながら、結局は全体の賃金を下げることを考えているのです。
こんな扱いに嫌気がさして、退職した仲間もいるでしょう。次の更新で退職しようかと考えている人もいることと思います。
しかし、ひとりが辞めても、会社は手を汚すことなく人件費を浮かせられたと喜ぶだけです。残された仲間や、次に入ってくる仲間には劣悪な労働環境だけが残ってしまいます。逆に、みんなが自分の感じている怒りを公然と口に出し始めたら、管理職の「権威」なんて、あっという間に崩れ落ちて、会社の違法・不法がどんどん暴かれます。「怒っているのは自分だけ。どうしてみんな声をあげないんだ」と、隣の仲間も同じことを考えているのです。「俺たちはモノじゃない、人間なんだ!」という心の底からの叫びは、職場の雰囲気を必ず変えていきます。闘って元気になろう! 郵政非正規ユニオンに加入しよう。
雇い止め撤回へ! 晴海局・本社行動うちぬく
「全員非正規化」にストで反撃しよう!
いまや、郵政職場での非正規職に対するデタラメな扱いは、すべての労働者への首切り・賃下げとして広がっています。マスコミは「アベノミクス」を絶賛し、春闘「満額回答」などと言っていますが、冗談ではありません。物価だけ上がって、生活はどんどん苦しくなるばかりではありませんか。安倍政権はさらに「准正社員制度」(『期間の定め』はないが、企業が職務を廃止したら同時に雇用契約も終わる)など全面的な「解雇自由」を打ち出しています。労働者を全員、非正規職にしてしまおうというのです。郵政職場に残るも地獄、去るも地獄、ならばたたかって未来を切り開くしかない!
JRでは、列車の安全も無視した民営化・外注化・出向の強行、駅業務全体の外注会社への丸投げなどに対して、ストライキで反撃にたっています。
自治体労働者は、政府主導の7・8%賃下げ攻撃に対し、4月26日にストライキを闘おうとしています。「ストライキをやろう!」の声が現場から次々と上がっています。
こうしたたたかいと団結し、「郵政グループビジョン2021」のもと進められる、競争=団結破壊と 解雇・賃下げ=全員非正規職化の攻撃に対して反撃をたたきつけよう!
8時間労働で生きられる賃金をよこせ! 5月1日、闘うメーデーに集まろう!