2018年12月12日水曜日

闘いなくして安全なし No.194

http://www.doro-chiba.org/ga/tn194.pdf


「ダイ改は組合に提案しない」?!
闘う組合を職場に取り戻そう!

 JR東日本は11月22日、グループ会社69社を集めてグループ社長会を開催しました。そこで深澤社長は、〝今春から進めている職場改革〟に触れて「緩やかな情報交換の場である社友会を通じて会社の考えを社員に伝える」と発言したと報じられています。グループ会社を含め、会社の労働組合破壊攻撃が新たな段階に入っていることを示しています。

〝規定変更なければ提案必要ない〟

 会社は来年3月ダイ改をめぐるやり取りの中で、「今後ダイ改の概要提案は行わないことにした」と一方的に通告しました。理由を問いただしても「会社の判断だ」というだけで説明一つありません。
 それだけではありません。乗務員基地再編で西船橋に運輸区を作るという重大な計画であっても、業務用タブレットにデータを配信するだけで、組合には資料一つ渡していません。社員への説明もなく、「組合から要求があれば交渉だけはする」という態度です。
 会社は「タブレットに配信したから社員への周知は行われている」「就業規則など規定変更が伴わない施策を組合に提案する必要はない」という形で、労働組合を完全に無視しようとしています。そして、あらゆる施策を一気に、一方的に進めようとしているのです。

職場からの反撃が攻撃を止める力

 すでに会社は具体的な攻撃を開始しています。10月20日に強行された常磐線特急の車掌1人乗務化、秋葉原駅の3月1日全面外注化の提案、年末年始にかけては山手線全線で自動運転の試験を行うと発表しています。
 来年3月ダイ改と同時に強行が狙われている乗務員勤務制度改悪は、乗務員のさらなる労働強化と要員削減をもたらします。乗務員勤務制度そのものの解体に道を開く重大な攻撃です。そして、会社は職場から労働組合の力を一掃することを狙っています。
 労働組合のない、一言も声をあげられない職場にさせてはなりません。職場から乗務員勤務制度改悪・ダイ改合理化反対の声をあげ、闘う労働組合をとり戻そう。

ニュースへのリンク