2018年12月7日金曜日

闘いなくして安全なし No.193

http://www.doro-chiba.org/ga/tn193.pdf


千葉支社団体交渉
「確かに40頁は多い」と回答
千葉運輸 区長は運転士を侮辱する
「見極め」を直ちに中止しろ!

 千葉運輸区では、エルダー運転士として再雇用される乗務員に対して「見極め」と称して、A4用紙20枚、40頁に及ぶ「知悉度」なるものが行われています。
 しかもこれは、千葉運輸区だけで行われています。40年にわたり本線を乗務してきた運転士への侮辱行為そのものです。
 動労千葉は11月20日、こうした侮辱行為の中止を求めて千葉支社との団体交渉を行い、現場からの怒りの声を叩きつけました。

負担にならないよう区長に伝える
組合 なぜ千葉運輸区だけ「見極め」なるものを行っているのか。理由と根拠は。
会社 現場長の判断で行っている。思い起こしということで行っている。
組合 40年間安全を守って乗務してきた運転士に40頁に及ぶ「見極め」が必要なのか。
会社 確かに40頁は多いと思う。事故を起こしたくないという思いから行っている。
組合 運転士に負担をかけることが問題だ。侮辱であり、パワーハラスメントだ。
会社 負担をかけているとは考えていない。
組合 「見極め」がどれだけ負担になるか考えたことがあるのか。直ちに中止すべきだ。
会社 負担にならないように現場長に伝える。
「見極め」で乗務させない考えない
組合 エルダー運転士になるための条件は、本人の希望と会社の判断だけだ。「見極め」など条件に入っていない。
会社 必要な訓練という位置づけだ。
組合 もしも「見極め」ができなかったらどうするのか。乗務させないのか?
会社 そのようなことは考えていない。できるように指導する。
他区でやらせる考えはない
組合 区長は、「今後は全区で同じことを行う」と言っている。支社として同じことをやらせるのか。
会社 千葉運輸区と同じことをやらせるつもりはないし、現場長が他区の現場長を指導するようなことはない。
現場からの怒りに千葉支社も「負担にならないように伝える」「同じことをやらせるつもりはない」と回答せざるを得ませんでした。
 会社が労働組合解体攻撃に乗り出す中だからこそ、職場の〝侮辱行為〟に反撃することは大きな意味があります。動労千葉とともに、職場に闘う組合をとり戻そう。

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