昨日(30日) 午後9時44分 星野文昭さんが逝去されました。
医療センターから星野暁子さんに連絡がありました。
暁子さんは、昨夜対面した後一度戻り、本日、明日朝9時に医療センターに行きます。
手術が成功したと聞いて心から喜んだだけに、本当に残念です。詳細は後日掲載します。
星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議サイトへのリンク
2019年5月30日木曜日
日刊動労千葉 第8631号
千葉県労働委員会
国鉄1047名解雇撤回・団交開催
却下決定徹底弾劾!
国鉄1047名解雇撤回・団交開催
却下決定徹底弾劾!
6・9国鉄集会に大結集を!
6月9日(日)13時~ 上野公園野外ステージ
6月9日(日)13時~ 上野公園野外ステージ
千葉県労働委員会は5月14日、国鉄1047名解雇撤回・団交開催の申し立てを却下する許しがたい決定を行った(5月23日送達)。
しかも、村上公益委員による審理拒否をめぐる千葉地裁での次回裁判期日も入っている中、一方的に決定を送り付けてきたのだ。労働委員会がここまで労働者を愚弄するのか! 絶対に許すことはできない! われわれは腹の底からの怒りでこの却下決定を徹底弾劾する!
千葉県労委は真実から逃げるな!
決定では、組合の主張について、何一つまともに検討さえされていない。労働委員会としての判断はわずか2ページ分で、中身も表面的な形式論ばかりだ。村上公益委員の審理拒否とそっくり同じ姿勢で、「解雇は30年前のことだから却下」「JRは使用者ではない」と結論ありきの決定を行ったのだ。
何より許しがたいのは、設立委員会による不当労働行為について、「全ての証拠をみても、設立委員会自身が不当労働行為を行ったことを合理的に疑わせるようなものはない」というわずか一文で切り捨てていることだ。
千葉県労委が「JRは使用者ではないと確定した」と引用する判決でも、「高石ら12名の採用に関し、設立委員自身が不当労働行為を行ったと認められるか、あるいはそのように評価することができる場合には、なお設立委員ひいては承継会社の責任が問題となり得る」(04年東京高裁判決)とはっきりと書かれている。そして、われわれは設立委員会の不当労働行為を追及しているのだ。その中身についての審理こそ何より必要だ。
だが、千葉県労委は「設立委員会の不当労働行為を疑わせるような証拠はない」の一言で済ませている。JR不採用基準が不当労働行為だと最高裁で確定したことを認めないのか? 不採用基準の策定をJR設立委員長の斎藤英四郎が指示していても、第3回設立委員会で不採用基準が正式に決定されていても、設立委員会に何の責任もないというのか? 千葉県労委は見解さえ明らかにしていない。こんな決定を出すなど言語道断だ!
解雇撤回まで断固として闘おう!
千葉県労委は初めから審理を拒否し、労働委員会規則に違反してまで審理を打ち切った。結局、国家的不当労働行為の真実にちょっとでも触れれば、不当解雇の責任がJRにあることを認めざるを得ないことに怯え、真実を闇に葬ろうとしたのだ。これが、「労働者の団結権を擁護する」ための機関たる労働委員会の姿か?
労働委員会を名乗ることもおこがましい!
これは、明らかに「1047名解雇撤回闘争を終わらせろ」という国家意思に貫かれた攻撃だ。社会全体の労働運動解体、「現代の産業報国会」化を狙う攻撃だ。
われわれはこの許しがたい決定に怒りをもって反撃し、国鉄1047名解雇撤回に向けた新たな闘いにたちあがる。闘う労働運動を復権し、改憲攻撃を粉砕しよう。6・9国鉄集会の大結集をかちとろう。
しかも、村上公益委員による審理拒否をめぐる千葉地裁での次回裁判期日も入っている中、一方的に決定を送り付けてきたのだ。労働委員会がここまで労働者を愚弄するのか! 絶対に許すことはできない! われわれは腹の底からの怒りでこの却下決定を徹底弾劾する!
千葉県労委は真実から逃げるな!
決定では、組合の主張について、何一つまともに検討さえされていない。労働委員会としての判断はわずか2ページ分で、中身も表面的な形式論ばかりだ。村上公益委員の審理拒否とそっくり同じ姿勢で、「解雇は30年前のことだから却下」「JRは使用者ではない」と結論ありきの決定を行ったのだ。
何より許しがたいのは、設立委員会による不当労働行為について、「全ての証拠をみても、設立委員会自身が不当労働行為を行ったことを合理的に疑わせるようなものはない」というわずか一文で切り捨てていることだ。
千葉県労委が「JRは使用者ではないと確定した」と引用する判決でも、「高石ら12名の採用に関し、設立委員自身が不当労働行為を行ったと認められるか、あるいはそのように評価することができる場合には、なお設立委員ひいては承継会社の責任が問題となり得る」(04年東京高裁判決)とはっきりと書かれている。そして、われわれは設立委員会の不当労働行為を追及しているのだ。その中身についての審理こそ何より必要だ。
だが、千葉県労委は「設立委員会の不当労働行為を疑わせるような証拠はない」の一言で済ませている。JR不採用基準が不当労働行為だと最高裁で確定したことを認めないのか? 不採用基準の策定をJR設立委員長の斎藤英四郎が指示していても、第3回設立委員会で不採用基準が正式に決定されていても、設立委員会に何の責任もないというのか? 千葉県労委は見解さえ明らかにしていない。こんな決定を出すなど言語道断だ!
解雇撤回まで断固として闘おう!
千葉県労委は初めから審理を拒否し、労働委員会規則に違反してまで審理を打ち切った。結局、国家的不当労働行為の真実にちょっとでも触れれば、不当解雇の責任がJRにあることを認めざるを得ないことに怯え、真実を闇に葬ろうとしたのだ。これが、「労働者の団結権を擁護する」ための機関たる労働委員会の姿か?
労働委員会を名乗ることもおこがましい!
これは、明らかに「1047名解雇撤回闘争を終わらせろ」という国家意思に貫かれた攻撃だ。社会全体の労働運動解体、「現代の産業報国会」化を狙う攻撃だ。
われわれはこの許しがたい決定に怒りをもって反撃し、国鉄1047名解雇撤回に向けた新たな闘いにたちあがる。闘う労働運動を復権し、改憲攻撃を粉砕しよう。6・9国鉄集会の大結集をかちとろう。
千葉県労委に怒りの声を! 6・5抗議行動
6月5日15時 千葉県労働委員会前集合
外注化阻止ニュース 第427号
乗務手当廃止を許すな
賃金制度改悪提案
「今回は乗務員手当を見直さない」?
賃金制度改悪提案
「今回は乗務員手当を見直さない」?
乗務手当廃止は阻止できる
3月ダイ改で乗務員勤務制度の改悪が強行され、その2週間後には「運転士・車掌の職名廃止」の提案が行われました。
5月14日の賃金制度の改悪提案では、あえて「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」と但し書きがつけられました。「今後は見直す」と言っているようなものです。
既成事実を積み重ねて乗務員手当(特勤手当)の廃止を狙っているのです。
会社は当初から乗務員手当の廃止を検討していましたが、現場からの反乱を恐れて、卑劣なやり方で進めているのです。
相次ぐ輸送障害
「AIで乗務員は不要」は真っ赤なウソです。自動運転は非常事態の対応が特に弱点です。鉄道の輸送障害はこの30年で3倍以上に増えています。昨年末から今年の10連休中には乗客に大きな影響を及ぼす輸送障害が相次ぎ、国土交通省からJR東日本に対して異例の警告文書が出されています。
こんな状態で「自動運転」を口実に運転士と車掌を廃止を提案すること自体が不遜です。鉄道の安全より乗務員をおとしめることを優先するなど絶対に許せません。
人手不足は低賃金のせいだ
「人口減で人材確保が困難」もペテンです。ZOZOタウンでは時給を千円から300円あげたところ2千人の応募枠があっという間に埋まりました。
世に言う「人手不足」とは「低賃金で使える労働者が足らない」というだけです。JRが人員不足を心配するのは、鉄道業務を別会社化して低賃金にするつもりだからです。
しかし、こんなことは必ず破綻します。どんな仕事も、結局は、現場で働く者にしか引き継がれません。退職者が相次ぎ、人手不足の職場になれば、鉄道の安全を守ることはできません。
現場から団結して闘えば必ず打ち破れる攻撃です。
国交省、JRに警告文書 トラブル頻発、連休序盤にも
2019年5月2日21時25分
4月28日に上越新幹線が停電で一時運転を見合わせるなど、輸送トラブルを頻発させたとして、国土交通省はJR東日本に対し、原因究明や改善策の報告を求める警告文書を出した。
JR東日本をめぐっては、昨年12月30日に東北新幹線が車両故障を起こし、2月には国公立大学の2次試験当日に在来線が停電で一時運転を見合わせるなど、帰省客や受験生を巻き込むトラブルが相次いでいた。JR東日本によると、警告文書は4月29日付。「いずれも影響が極めて大きい時期に輸送障害を発生させ、誠に遺憾」とし、原因究明や改善策を5月4日までに国交省に報告するよう求めているという。
同社は「重大な事象が続き、誠に申し訳ない。再発防止に全力を挙げる」とコメントし
ニュースへのリンク
3月ダイ改で乗務員勤務制度の改悪が強行され、その2週間後には「運転士・車掌の職名廃止」の提案が行われました。
5月14日の賃金制度の改悪提案では、あえて「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」と但し書きがつけられました。「今後は見直す」と言っているようなものです。
既成事実を積み重ねて乗務員手当(特勤手当)の廃止を狙っているのです。
会社は当初から乗務員手当の廃止を検討していましたが、現場からの反乱を恐れて、卑劣なやり方で進めているのです。
相次ぐ輸送障害
「AIで乗務員は不要」は真っ赤なウソです。自動運転は非常事態の対応が特に弱点です。鉄道の輸送障害はこの30年で3倍以上に増えています。昨年末から今年の10連休中には乗客に大きな影響を及ぼす輸送障害が相次ぎ、国土交通省からJR東日本に対して異例の警告文書が出されています。
こんな状態で「自動運転」を口実に運転士と車掌を廃止を提案すること自体が不遜です。鉄道の安全より乗務員をおとしめることを優先するなど絶対に許せません。
人手不足は低賃金のせいだ
「人口減で人材確保が困難」もペテンです。ZOZOタウンでは時給を千円から300円あげたところ2千人の応募枠があっという間に埋まりました。
世に言う「人手不足」とは「低賃金で使える労働者が足らない」というだけです。JRが人員不足を心配するのは、鉄道業務を別会社化して低賃金にするつもりだからです。
しかし、こんなことは必ず破綻します。どんな仕事も、結局は、現場で働く者にしか引き継がれません。退職者が相次ぎ、人手不足の職場になれば、鉄道の安全を守ることはできません。
現場から団結して闘えば必ず打ち破れる攻撃です。
国交省、JRに警告文書 トラブル頻発、連休序盤にも
2019年5月2日21時25分
4月28日に上越新幹線が停電で一時運転を見合わせるなど、輸送トラブルを頻発させたとして、国土交通省はJR東日本に対し、原因究明や改善策の報告を求める警告文書を出した。
JR東日本をめぐっては、昨年12月30日に東北新幹線が車両故障を起こし、2月には国公立大学の2次試験当日に在来線が停電で一時運転を見合わせるなど、帰省客や受験生を巻き込むトラブルが相次いでいた。JR東日本によると、警告文書は4月29日付。「いずれも影響が極めて大きい時期に輸送障害を発生させ、誠に遺憾」とし、原因究明や改善策を5月4日までに国交省に報告するよう求めているという。
同社は「重大な事象が続き、誠に申し訳ない。再発防止に全力を挙げる」とコメントし
ニュースへのリンク
2019年5月29日水曜日
Kさんを翌日28日に奪還しました
全国協議会と支援の皆様 各位
5月27日に逮捕された、千曲ユニオン・セブン社員のKさんを28日に奪還しました。権力は力づくで開始されたコンビニ闘争の発展を抑えつけようとしたが、全国的注目のなかで完全に打ち砕かれたということです。
全国協は千曲ユニオンの決起を軸に、全力を挙げて「コンビニ関連ユニオン」結成へむけて総決起します。今こそ組織拡大のチャンス到来です。
6月9日午前の「コンビニ関連ユニオン結成大会」と午後の「国鉄全国闘争」に総結集し、共に闘いましょう!
事務局
5月27日に逮捕された、千曲ユニオン・セブン社員のKさんを28日に奪還しました。権力は力づくで開始されたコンビニ闘争の発展を抑えつけようとしたが、全国的注目のなかで完全に打ち砕かれたということです。
全国協は千曲ユニオンの決起を軸に、全力を挙げて「コンビニ関連ユニオン」結成へむけて総決起します。今こそ組織拡大のチャンス到来です。
6月9日午前の「コンビニ関連ユニオン結成大会」と午後の「国鉄全国闘争」に総結集し、共に闘いましょう!
事務局
闘いなくして安全なし No.213
賃金制度改悪提案
「今回は乗務員手当を見直さない」?
今こそ職場からの闘いが必要
「今回は乗務員手当を見直さない」?
今こそ職場からの闘いが必要
乗務手当廃止は阻止できる!
5月14日の賃金制度改悪提案では、あえて「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」と但し書きがつけられました。「今後は見直す」と言っているに等しいことです。
乗務員勤務制度改悪や運転士・車掌の職名廃止と、抵抗できないように既成事実を積み重ね、乗務員手当(特勤手当)を廃止する狙いなのです。
それは〝将来の話〟ではありません。3月ダイ改・乗務員勤務制度改悪強行から2週間も経たず、「運転士・車掌廃止」提案が行われました。会社は一つ外堀を埋めたら次へと、矢継ぎ早に攻撃をかけてきています。会社は乗務員手当廃止を初めから検討していました。しかし「運転士・車掌廃止」まで提案しながら手を付けらなかった。
現場からの反乱を恐れたからです。職場からの反撃が攻撃を打ち破る最大の力です。闘う組合を職場に取り戻すことです。その力があれば乗務員手当廃止を阻止できます!
ジョブロー テーションはウソとペテンだらけだ
「AIで乗務員は不要」など真っ赤なウソです。自動運転は非常事態の対応がとくに弱点です。一方、鉄道の輸送障害はこの30年で3倍以上に増えています。昨年末から今年の10連休中には乗客に大きな影響を及ぼす輸送障害が相次ぎ、国交省からJR東に異例の警告文書が出されています。
こんな状態で「自動運転」を口実に運転士と車掌を廃止する? 鉄道の安全より乗務員を貶めることを優先するなど絶対に許せません!
「人口減で人材確保が困難」もペテンです。ZOZOタウンでは時給を千円から3百円あげただけで2千人の応募枠があっという間に埋まりました。世に言う「人手不足」とは「超低賃金でこき使える労働者が足らない」というだけです。会社が人員不足を心配するのは、「鉄道業務はすべて別会社化し、超低賃金にする」つもりだからです。
しかし、こんな攻撃は必ず破綻します。鉄道の安全を守る技術も経験も現場労働者にしか引き継がれません。退職者が相次ぐ状態になれば、安全を守ることなどできません。この攻撃は矛盾だらけです。最後まで諦めず、団結して闘いぬけば必ず打ち破れます。職場から声をあげ、「運転士・車掌廃止」、乗務員手当廃止を阻止しよう。
4月28日に上越新幹線が停電で一時運転を見合わせるなど、輸送トラブルを頻発させたとして、国土交通省はJR東日本に対し、原因究明や改善策の報告を求める警告文書を出した。
JR東日本をめぐっては、昨年12月30日に東北新幹線が車両故障を起こし、2月には国公立大学の2次試験当日に在来線が停電で一時運転を見合わせるなど、帰省客や受験生を巻き込むトラブルが相次いでいた。JR東日本によると、警告文書は4月29日付。
「いずれも影響が極めて大きい時期に輸送障害を発生させ、誠に遺憾」とし、原因究明や改善策を5月4日までに国交省に報告するよう求めているという。
同社は「重大な事象が続き、誠に申し訳ない。再発防止に全力を挙げる」とコメントした。上越新幹線では2日にも、車両不具合で下り1本が運休となった。
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5月14日の賃金制度改悪提案では、あえて「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」と但し書きがつけられました。「今後は見直す」と言っているに等しいことです。
乗務員勤務制度改悪や運転士・車掌の職名廃止と、抵抗できないように既成事実を積み重ね、乗務員手当(特勤手当)を廃止する狙いなのです。
それは〝将来の話〟ではありません。3月ダイ改・乗務員勤務制度改悪強行から2週間も経たず、「運転士・車掌廃止」提案が行われました。会社は一つ外堀を埋めたら次へと、矢継ぎ早に攻撃をかけてきています。会社は乗務員手当廃止を初めから検討していました。しかし「運転士・車掌廃止」まで提案しながら手を付けらなかった。
現場からの反乱を恐れたからです。職場からの反撃が攻撃を打ち破る最大の力です。闘う組合を職場に取り戻すことです。その力があれば乗務員手当廃止を阻止できます!
ジョブロー テーションはウソとペテンだらけだ
「AIで乗務員は不要」など真っ赤なウソです。自動運転は非常事態の対応がとくに弱点です。一方、鉄道の輸送障害はこの30年で3倍以上に増えています。昨年末から今年の10連休中には乗客に大きな影響を及ぼす輸送障害が相次ぎ、国交省からJR東に異例の警告文書が出されています。
こんな状態で「自動運転」を口実に運転士と車掌を廃止する? 鉄道の安全より乗務員を貶めることを優先するなど絶対に許せません!
「人口減で人材確保が困難」もペテンです。ZOZOタウンでは時給を千円から3百円あげただけで2千人の応募枠があっという間に埋まりました。世に言う「人手不足」とは「超低賃金でこき使える労働者が足らない」というだけです。会社が人員不足を心配するのは、「鉄道業務はすべて別会社化し、超低賃金にする」つもりだからです。
しかし、こんな攻撃は必ず破綻します。鉄道の安全を守る技術も経験も現場労働者にしか引き継がれません。退職者が相次ぐ状態になれば、安全を守ることなどできません。この攻撃は矛盾だらけです。最後まで諦めず、団結して闘いぬけば必ず打ち破れます。職場から声をあげ、「運転士・車掌廃止」、乗務員手当廃止を阻止しよう。
4月28日に上越新幹線が停電で一時運転を見合わせるなど、輸送トラブルを頻発させたとして、国土交通省はJR東日本に対し、原因究明や改善策の報告を求める警告文書を出した。
JR東日本をめぐっては、昨年12月30日に東北新幹線が車両故障を起こし、2月には国公立大学の2次試験当日に在来線が停電で一時運転を見合わせるなど、帰省客や受験生を巻き込むトラブルが相次いでいた。JR東日本によると、警告文書は4月29日付。
「いずれも影響が極めて大きい時期に輸送障害を発生させ、誠に遺憾」とし、原因究明や改善策を5月4日までに国交省に報告するよう求めているという。
同社は「重大な事象が続き、誠に申し訳ない。再発防止に全力を挙げる」とコメントした。上越新幹線では2日にも、車両不具合で下り1本が運休となった。
2019年5月2日付 朝日新聞デジタル
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2019年5月28日火曜日
日刊動労千葉 第8630号
国鉄闘争で日本の労働運動を元気に!
6・9全国集会へ
6・9全国集会へ
すべての組合員のみなさん!6月9日、東京・上野公園野外ステージで開催される国鉄1047名解雇撤回、労働運動の再生をめざす全国集会への総結集を訴えます!
非正規職2千万人社会
いまJR東日本の職場では前代未聞の労組破壊攻撃が吹き荒れています。32年前、民営化によって国鉄労働運動をつぶし、総評・社会党を解散に追い込んで「非正規職2千万人社会」を生み出したように、安倍政権は、「労働組合の存在しない企業」「労働組合の存在しない社会」へ、JRで労組破壊の新たなモデルを作り、それを社会全体に拡げようとしています。
これが「働き方改革」の本質です。「同一労働同一賃金」「社会から非正規という言葉をなくす」という美名のもとで、「非正規雇用だけの社会」「労働組合の存在しない社会」を作ろうとしているのです。
「アンダークラス」 928万人!
「貧困に陥り、抜け出すことができない『アンダークラス』の人たちは、明日の私たち。社会学者の橋本健二・早稲田大教授は、近著『アンダークラス―新たな下層階級の出現』で『現状を放置すれば日本社会は危機的状況を迎える』と警告する」という、毎日新聞の特集記事は衝撃です。
「アンダークラスとは、パート主婦らを除いた非正規労働者を指す・・日本には928万人のアンダークラスが存在し、就業者の14・9%を占めた。平均個人年収は186万円、とりわけ59歳以下の男性と単身女性の貧困率が深刻」。
UNION YES!
「普通のサラリーマンが病気やケガなどでアンダークラスに転落することは珍しくありません。あなた自身や、あなたの子供がそうなったら、どうしますか?
病気、配偶者との離死別、リストラ、『落とし穴』はすべての人生に開いている」とあります。
こうした時に、「UNION・YES!」「労働組合こそ!」と、声を大にして叫ばずにはいられません。国鉄闘争は、分割・民営化攻撃によって後退を余儀なくされた労働運動の復権・再生をかけた闘いです。新自由主義によって非正規職に突き落とされ、格差・貧困を強制されている膨大な労働者の権利回復の闘いです。
全世界で労働者大反乱
世界中で労働者階級の大反乱が開始されています。韓国では、民主労総を先頭とした「ロウソク革命」を引き継いだ「非正規職撤廃!」「労働法改悪阻止!労働基本権獲得!」の闘いがひろがっています。
アメリカでは、ロサンゼルス統一教組・UTLAストライキの歴史的勝利。ウェストバージニアから始まった教育崩壊に対する止むに止まれぬ闘いは、アメリカ全土に拡大しています。
フランスでは燃料税引き上げを契機に始まった黄色いベスト運動は、今も継続して闘い続けられています。
労働者の団結した闘いが未来を切り拓く! 6・9全国集会を新たなスタートに、国鉄闘争で日本の労働運動を元気にしよう! 第3の分割・民営化攻撃を打ち砕こう!
国鉄闘争全国運動6・9全国集会
6月9日(日)午後1時~上野公園野外ステージ
ニュースへのリンク
長野県警公安はKさんを直ちに釈放しろ!
長野県警公安はKさんを直ちに釈放しろ!
セブン本部・公安一体となった
労働運動つぶしを許すな!
セブン本部・公安一体となった
労働運動つぶしを許すな!
セブンイレブン経営陣が取締役米村(元警視総監)と組んで
仕組んだデッチあげ弾圧
事実無根の「建造物侵入」でっち上げ!
長野県警公安(警備部企画課)は、27日午前、千曲ユニオン組合事務所と組合役員宅2カ所の計3カ所を家宅捜索し、副委員長Kさんを不当にも逮捕した。容疑は「昨年十二月二十日に信州大学教育学部に「警備員の許可を得ず侵入し」機関紙を配布したことが「建造物侵入」にあたるというものだが、そもそもが事実無根の、完全なデッチあげだ。逮捕令状発布日は被疑事件とされる日時から半年もたった五月二十三日(木)である。
5・23セブンイレブン株主総会闘争当日に逮捕状
この日は、千曲ユニオンが、全国の仲間とともにセブンイレブン第十四回定時株主総会抗議闘争を闘った日であり、六月九日に大会を開いてコンビニ関連ユニオンを正式結成することと、七月十一日一斉時短スト決起に共に立ち上がることを全国に呼びかけた日である。このことからも明らかなように、逮捕は、この間、コンビニ商法のブラックぶりが暴かれ、オーナーをはじめ関連労働者の過労死、過労自殺、一家崩壊という悲惨、過酷な労働実態が暴露され、その社会的批判の高まりににおいつめられたセブンイレブン経営陣が、これ以上のセブン弾劾闘争の盛り上りを阻止し、延命するためにしかけた極めて政治的、意図的な、「労働弾圧」だ。
セブンの過労死、一家崩壊との闘うKさん狙い撃ち
Kさんは千曲ユニオンの副委員長として、長時間労働によってみずから「うつ病」を発症して苦しむなか、セブンイレブンの過労死レベルの労働実態を批判して闘っていた。また、セブンの本部利益優先の経営によってオーナーが自殺や一家崩壊に追い込まれる現実に対して怒り、強く本部を批判して闘っていた。今回の弾圧は、まさにその彼を狙い撃ちした弾圧で、明白にセブン経営陣の「救済」を意図したものだ。三月二十二日には、セブンイレブン役員、古屋、永松、舛尾を長年の違法残業を命じていた責任で刑事告訴している。これに対するセブン取締役らの報復攻撃であることは明らかだ。
3月にはセブン経営陣を刑事告訴していた!
仕組んだデッチあげ弾圧
事実無根の「建造物侵入」でっち上げ!
長野県警公安(警備部企画課)は、27日午前、千曲ユニオン組合事務所と組合役員宅2カ所の計3カ所を家宅捜索し、副委員長Kさんを不当にも逮捕した。容疑は「昨年十二月二十日に信州大学教育学部に「警備員の許可を得ず侵入し」機関紙を配布したことが「建造物侵入」にあたるというものだが、そもそもが事実無根の、完全なデッチあげだ。逮捕令状発布日は被疑事件とされる日時から半年もたった五月二十三日(木)である。
5・23セブンイレブン株主総会闘争当日に逮捕状
この日は、千曲ユニオンが、全国の仲間とともにセブンイレブン第十四回定時株主総会抗議闘争を闘った日であり、六月九日に大会を開いてコンビニ関連ユニオンを正式結成することと、七月十一日一斉時短スト決起に共に立ち上がることを全国に呼びかけた日である。このことからも明らかなように、逮捕は、この間、コンビニ商法のブラックぶりが暴かれ、オーナーをはじめ関連労働者の過労死、過労自殺、一家崩壊という悲惨、過酷な労働実態が暴露され、その社会的批判の高まりににおいつめられたセブンイレブン経営陣が、これ以上のセブン弾劾闘争の盛り上りを阻止し、延命するためにしかけた極めて政治的、意図的な、「労働弾圧」だ。
セブンの過労死、一家崩壊との闘うKさん狙い撃ち
Kさんは千曲ユニオンの副委員長として、長時間労働によってみずから「うつ病」を発症して苦しむなか、セブンイレブンの過労死レベルの労働実態を批判して闘っていた。また、セブンの本部利益優先の経営によってオーナーが自殺や一家崩壊に追い込まれる現実に対して怒り、強く本部を批判して闘っていた。今回の弾圧は、まさにその彼を狙い撃ちした弾圧で、明白にセブン経営陣の「救済」を意図したものだ。三月二十二日には、セブンイレブン役員、古屋、永松、舛尾を長年の違法残業を命じていた責任で刑事告訴している。これに対するセブン取締役らの報復攻撃であることは明らかだ。
3月にはセブン経営陣を刑事告訴していた!
長野県警は金持ちの「用心棒」なのか!
恥を知れ!
元警視総監米村が
セブン経営陣の犯罪を隠蔽擁護
恥を知れ!
元警視総監米村が
セブン経営陣の犯罪を隠蔽擁護
オーナーの失踪自殺未遂、一家崩壊に抗議して4・1スト
セブンの本部利益優先経営を批判していたがゆえに、Kさんは以前から、退職に追い込む攻撃にさらされていた。2017年3月には病気を理由に、降格減給(月10万円の減収)攻撃を加えられた。しかし、労働委員会闘争を闘い、勝利して降格減給を撤回させ、原職復帰、不利益回復の勝利をかちとった。この闘いをきっかけに本部の支配と闘っていたオーナーたちと合流し、東大坂の松本オーナーに対しては連帯を表明、共にセブンイレブンの二四時間営業義務化廃止の先頭にたっていた。さらに、4月1日には東日本橋一丁目のオーナーが閉店攻撃を受け、借金を生命保険で返済しようと失踪自殺未遂する事件が起きたことに対し、そんな仕打ちを中止することを求めてストライキを決行している。
セブンイレブン経営陣の一員に元警視総監米村が
セブンイレブンの社外取締役に米村敏朗元警視総監が座っていて、これまでセブンのオーナー殺しを隠蔽する「裏工作」をやり続けていた。4月1日の指名ストには、セブン本部から「渉外部」(オーナーなどとの紛争対応の部署)のHがかけつけ、Kさんに「お前を警察に突き出すためにきた」と言い放ち、その後、ありもしない暴行事件を捏造して、Kさんをあわよくば懲戒免職にできないかと必死になっていた。それが失敗して、今回の逮捕だ。
県警には、公務員の「矜持」は無いのか!
長野県警警備部企画課よ、県警本部長よ。お前らには公務員としての「矜持」は無いのか?追詰められたセブンの経営陣が、元警視総監を使って、Kさんを潰そうとするとき、その手先をするのが「戦後警察」なのか? 仕事に対する誇りはないのか?金持ちなど「上級国民」を守るために、オーナーや労働者を過労死、一家崩壊に追い込んで恥ずかしくないのか?直ちにKさんを釈放しろ!そして、我々はこんな弾圧には絶対に屈しない。奪還したKさんとともに二四時間営業義務化を廃止させ、セブン経営陣を総退陣させるまで闘う!
ビラへのリンク
セブンの本部利益優先経営を批判していたがゆえに、Kさんは以前から、退職に追い込む攻撃にさらされていた。2017年3月には病気を理由に、降格減給(月10万円の減収)攻撃を加えられた。しかし、労働委員会闘争を闘い、勝利して降格減給を撤回させ、原職復帰、不利益回復の勝利をかちとった。この闘いをきっかけに本部の支配と闘っていたオーナーたちと合流し、東大坂の松本オーナーに対しては連帯を表明、共にセブンイレブンの二四時間営業義務化廃止の先頭にたっていた。さらに、4月1日には東日本橋一丁目のオーナーが閉店攻撃を受け、借金を生命保険で返済しようと失踪自殺未遂する事件が起きたことに対し、そんな仕打ちを中止することを求めてストライキを決行している。
セブンイレブン経営陣の一員に元警視総監米村が
セブンイレブンの社外取締役に米村敏朗元警視総監が座っていて、これまでセブンのオーナー殺しを隠蔽する「裏工作」をやり続けていた。4月1日の指名ストには、セブン本部から「渉外部」(オーナーなどとの紛争対応の部署)のHがかけつけ、Kさんに「お前を警察に突き出すためにきた」と言い放ち、その後、ありもしない暴行事件を捏造して、Kさんをあわよくば懲戒免職にできないかと必死になっていた。それが失敗して、今回の逮捕だ。
県警には、公務員の「矜持」は無いのか!
長野県警警備部企画課よ、県警本部長よ。お前らには公務員としての「矜持」は無いのか?追詰められたセブンの経営陣が、元警視総監を使って、Kさんを潰そうとするとき、その手先をするのが「戦後警察」なのか? 仕事に対する誇りはないのか?金持ちなど「上級国民」を守るために、オーナーや労働者を過労死、一家崩壊に追い込んで恥ずかしくないのか?直ちにKさんを釈放しろ!そして、我々はこんな弾圧には絶対に屈しない。奪還したKさんとともに二四時間営業義務化を廃止させ、セブン経営陣を総退陣させるまで闘う!
抗議先 長野県警察本部 026-233-0110 セブン-イレブン・ジャパン 03-6238-3711
ビラへのリンク
2019年5月27日月曜日
星野文昭さん解放要望書
法務大臣 山下貴司 殿
東日本成人矯正医療センター長 奥村雄介 殿
関東地方更生保護委員会 御中
要 望 書
星野文昭さんは1971年沖縄闘争を闘い、44年の長きにわたって投獄されています。73歳です。本年3月25日に四国地方更生保護委員会(井坂巧委員長・当時)は仮釈放を不許可としました。その直後の4月18日に徳島刑務所から東日本成人矯正医療センターに移監されました。ステージⅡ~Ⅲの重い「肝細胞がん」でした。
星野さんは、米軍基地の固定化・強化を狙った沖縄返還協定に反対し、沖縄の民衆と連帯した東京・渋谷のデモに、多くの青年労働者・学生と共に立ち上がりました。デモで機動隊員1人が死亡したことで、リーダーだった星野さんは「実行犯」にでっち上げられ、無期懲役の判決を受け、今もなお投獄されています。一貫して無実を訴え、再審を求めて闘い続けています。
昨年8月の猛暑の中、星野さんは経験したことのない腹部の激痛と、血流が逆流するような感覚に襲われ倒れました。徳島刑務所の医師は胃ケイレンと診断しただけで、家族・弁護団が医療検査を強く求めても実施しませんでした。それ以降、体重が減少し、疲れやすくなり体調を崩していきました。本年3月4日にやっと腹部エコー検査が行われました。ところが徳島刑務所はその結果を告げずに隠し放置したのです。
東日本成人矯正医療センターの検査で、「肝細胞がん」を患っていたことがわかりました。法務省・徳島刑務所・四国地方更生保護委員会の命を軽んじる非人間的な対応に強い怒りを禁じえません。
憲法第13条(幸福追求権)、第25条(生存権)は医療を受ける権利を規定しています。刑事被収容者処遇法第56条は、刑務所医療も社会一般の医療水準が保障されることを明記しています。
東日本成人矯正医療センターは星野さんの命を絶対に守るため、十分な医療を実施されるように要望します。さらに、家族と共に生き、獄外の医療が受けられるように1日も早く星野さんが解放されることを要望します。
要望書へのリンク
2019年5月26日日曜日
日刊動労千葉 第8629号
5・1メーデーに851名
改悪入管法施行と対決 5・5全国交流集会
改悪入管法施行と対決 5・5全国交流集会
天皇即位でメーデーはつぶさせない!
5・1メーデーに851名
「5月1日は労働者の闘いの日だ。天皇即位でメーデーをつぶすな!」―5月1日、東京・中央区の銀座ブロッサム中央会館ホールで5・1メーデーが開催された。安倍政権は新天皇即位と改元の大キャンペーンでメーデーの圧殺を狙った。これと真正面から対決し815人の労働者が結集し集会と銀座デモを貫徹した。
世田谷地区労顧問の花輪さんが開会を宣言、「百万人署名運動」の西川事務局長が呼びかけ人のあいさつを行い、動労千葉・田中委員長が、6・9国鉄闘争全国集会をステップに秋の臨時国会、11月集会に向かって「これまでと違うレベルの新しい闘いをつくろう」と呼びかけた。東京過労死を考える家族の会から2人が登壇し、「地獄の苦しみを味わう家族を増やしたくない」と訴えた。初当選した洞口杉並区議が今後の闘いの決意を語り、高山俊吉弁護士が「天皇即位でメーデーを潰させない」と題しての講演を行った。
基調報告に続いて、現場から教育労働者、自治体労働者からの闘いの報告が続いた。
動労水戸の石井委員長が、被曝と帰還を強制する常磐線全線開通に反対して今秋全国集会を開催すると提起した。セブン―イレブン・ジャパンと闘う千曲ユニオンの河野副委員長が、コンビニ関連ユニオンを全国につくりストで闘うと熱烈な決意を述べた。
集会にはロサンゼルス統一教組のアーリーン・イノウエさん、シカゴ市バスのATUローカル241の執行委員から連帯メッセージが届いた。
集会後、皇居に向かって銀座デモを行い「天皇いらない、安倍いらない、非正規職なくせ、今日はメーデー労働者の日」と元気なコールを都心に響かせた。
改悪入管法施行と対決5・5全国交流集会
5月5日、横浜市鶴見公会堂で第30回外登法・入管法と民族差別を撃つ全国交流集会が350人の結集で開催された。4・1改悪入管法施行と対決し在日外国人との新たな団結をつくりだす集会となった。
民主労総ソウル地域本部のカンウンギュ政治委員長とファンヒジュン組織局長が登壇し、「4月28日、民主労総は『移住労働者の労働搾取中断!事業場移動の自由!未登録労働者取り締りと追放反対!』を掲げ、移住労働者メーデー集会を行った。日本と韓国の労働者よ、団結しましょう。万国の労働者よ、団結せよ、この命題を共に守り抜きましょう」とアピールした。
「朝鮮学校の現場から」と題した講演では、高校無償化から朝鮮高校を排除するなか、朝鮮学校の子どもたちが「日本で生まれ育った私たちが、いつか故郷と日本の架け橋になりたい」と願っていることが話された。
牛久入管収容所問題を考える会の田中さんが基調報告で、「国産品ブランドの今治タオルで働く外国人技能実習生は昼食・夕食休憩各15分、残業代300円で働いている。こんな所にいたら死んでしまうと逃げ出す、しかし捕まったら入管送り。3年以上もの長期収容が常態化している」と怒りを込めて現状を訴え、「6・20難民デー」に東京入管包囲デモを呼びかけた。
動労千葉の田中委員長は「安倍政権は外国人労働者を資本のために使い捨てる奴隷制を復活させた。12・23東京入管デモを闘った時、中から聞こえた叫びと指笛、まるで建物全体が震えているようだった。この声に命がけの真剣さで応えよう」と訴えた。
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民主労総ソウル地域本部のカンウンギュ政治委員長とファンヒジュン組織局長が登壇し、「4月28日、民主労総は『移住労働者の労働搾取中断!事業場移動の自由!未登録労働者取り締りと追放反対!』を掲げ、移住労働者メーデー集会を行った。日本と韓国の労働者よ、団結しましょう。万国の労働者よ、団結せよ、この命題を共に守り抜きましょう」とアピールした。
「朝鮮学校の現場から」と題した講演では、高校無償化から朝鮮高校を排除するなか、朝鮮学校の子どもたちが「日本で生まれ育った私たちが、いつか故郷と日本の架け橋になりたい」と願っていることが話された。
牛久入管収容所問題を考える会の田中さんが基調報告で、「国産品ブランドの今治タオルで働く外国人技能実習生は昼食・夕食休憩各15分、残業代300円で働いている。こんな所にいたら死んでしまうと逃げ出す、しかし捕まったら入管送り。3年以上もの長期収容が常態化している」と怒りを込めて現状を訴え、「6・20難民デー」に東京入管包囲デモを呼びかけた。
動労千葉の田中委員長は「安倍政権は外国人労働者を資本のために使い捨てる奴隷制を復活させた。12・23東京入管デモを闘った時、中から聞こえた叫びと指笛、まるで建物全体が震えているようだった。この声に命がけの真剣さで応えよう」と訴えた。
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2019年5月25日土曜日
日刊動労千葉 第8628号
「運転士・車掌廃止」絶対許さん!⑤
賃金制度改悪提案
「今回は乗務員手当を見直さない」?
今こそ職場からの闘いが必要だ!
賃金制度改悪提案
「今回は乗務員手当を見直さない」?
今こそ職場からの闘いが必要だ!
乗務手当廃止は阻止できる!
5月14日、会社は乗務旅費や日当を廃止する賃金制度改悪提案を行いました。提案は、乗務旅費や日当を廃止するなどの一方、乗務員手当については提案がありませんでした。
しかし、資料にはあえて「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」と但し書きが入れてあります。それは「今後は見直す」と言っているに等しいことです。
乗務員勤務制度を改悪し、深夜額A・Bを廃止し、運転士・車掌の職名を廃止し、旅費を廃止し…。外堀を次々に埋めていき、その都度少しアメも与え、抵抗できないように既成事実を積み重ね、最後は乗務員手当(特勤手当)を廃止する。これが会社の考えです。
「同一担務は最長10年」とは、40歳くらいまでに管理者になれないものは下請会社に放り出すということです。まさに「集団左遷」こそジョブローテーションが狙うものです。そのために乗務員の待遇=乗務手当の解体が初めから狙われています。
それは、〝将来の話〟ではありません。3月ダイ改・乗務員勤務制度改悪強行から2週間も経たず、「運転士・車掌廃止」提案が行われました。会社は一つ外堀を埋めたら次へと、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてきています。
恐れているのは現場からの反乱
会社は乗務員手当廃止を以前から検討していました。それでも「運転士・車掌廃止」まで提案しながら、乗務員手当に手を付けられませんでした。それは、会社が現場からの反乱を恐れているからです。
だからこそ、ここで職場から反撃することが会社の攻撃を打ち破る最大の力です。闘う労働組合を職場に取り戻すことです。その力があれば、乗務員手当廃止は阻止できます。
ジョブローテーションはウソとペテンだらけだ!
会社は提案で、「AIで乗務員は不要」「人口減少で人手が不足する」などといっています。しかし、中身はウソとペテンばかりです。
自動運転は線路内への人の侵入、線路沿いの火災といった非常事態の対応がとくに弱点です。それにもかかわらず、鉄道の輸送障害はこの30年で3倍以上に増えています。昨年末から今年の10連休中には、乗客に大きな影響を及ぼす輸送障害が相次ぎ、国交省からJR東に異例の警告文書が出されています。
こんな状態で、「ドライバレス運転」推進にどれほど現実性があるのか? それを口実に運転士と車掌を廃止する? 「乗務員はもう特別な仕事ではないから乗務手当はいらない」? 安全を守ることより、乗務員を貶めることを優先するなど絶対に許せない!
「人口減で人材確保が困難」は、さらにペテンです。現在の「人員不足」は会社が必要な人数を採用・養成しなかっただけの話です。
ZOZOタウンでは時給を1千円から1千3百円に引き上げただけで、2千人の応募枠があっという間に埋まりました。世にいう「人手不足」がいかにウソか、この上なく示されています。結局、「超低賃金でこき使える労働者が足らない」というだけなのです。会社が将来の人員不足を心配しているとすれば、「鉄道業務はすべて別会社化し、低賃金にする」つもりだからです。
しかし、こんな攻撃は必ず破綻します。鉄道の安全を守る技術も経験も現場労働者にしか引き継がれません。退職者が相次ぐ状態になれば、安全を守ることなどできません。
この攻撃は矛盾だらけです。最後まで諦めず、団結を守って闘いぬけば必ず打ち破れます。ともに職場から声をあげ、「運転士・車掌廃止」、乗務員手当廃止を阻止しよう。
5月14日、会社は乗務旅費や日当を廃止する賃金制度改悪提案を行いました。提案は、乗務旅費や日当を廃止するなどの一方、乗務員手当については提案がありませんでした。
しかし、資料にはあえて「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」と但し書きが入れてあります。それは「今後は見直す」と言っているに等しいことです。
乗務員勤務制度を改悪し、深夜額A・Bを廃止し、運転士・車掌の職名を廃止し、旅費を廃止し…。外堀を次々に埋めていき、その都度少しアメも与え、抵抗できないように既成事実を積み重ね、最後は乗務員手当(特勤手当)を廃止する。これが会社の考えです。
「同一担務は最長10年」とは、40歳くらいまでに管理者になれないものは下請会社に放り出すということです。まさに「集団左遷」こそジョブローテーションが狙うものです。そのために乗務員の待遇=乗務手当の解体が初めから狙われています。
それは、〝将来の話〟ではありません。3月ダイ改・乗務員勤務制度改悪強行から2週間も経たず、「運転士・車掌廃止」提案が行われました。会社は一つ外堀を埋めたら次へと、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてきています。
恐れているのは現場からの反乱
会社は乗務員手当廃止を以前から検討していました。それでも「運転士・車掌廃止」まで提案しながら、乗務員手当に手を付けられませんでした。それは、会社が現場からの反乱を恐れているからです。
だからこそ、ここで職場から反撃することが会社の攻撃を打ち破る最大の力です。闘う労働組合を職場に取り戻すことです。その力があれば、乗務員手当廃止は阻止できます。
ジョブローテーションはウソとペテンだらけだ!
会社は提案で、「AIで乗務員は不要」「人口減少で人手が不足する」などといっています。しかし、中身はウソとペテンばかりです。
自動運転は線路内への人の侵入、線路沿いの火災といった非常事態の対応がとくに弱点です。それにもかかわらず、鉄道の輸送障害はこの30年で3倍以上に増えています。昨年末から今年の10連休中には、乗客に大きな影響を及ぼす輸送障害が相次ぎ、国交省からJR東に異例の警告文書が出されています。
こんな状態で、「ドライバレス運転」推進にどれほど現実性があるのか? それを口実に運転士と車掌を廃止する? 「乗務員はもう特別な仕事ではないから乗務手当はいらない」? 安全を守ることより、乗務員を貶めることを優先するなど絶対に許せない!
「人口減で人材確保が困難」は、さらにペテンです。現在の「人員不足」は会社が必要な人数を採用・養成しなかっただけの話です。
ZOZOタウンでは時給を1千円から1千3百円に引き上げただけで、2千人の応募枠があっという間に埋まりました。世にいう「人手不足」がいかにウソか、この上なく示されています。結局、「超低賃金でこき使える労働者が足らない」というだけなのです。会社が将来の人員不足を心配しているとすれば、「鉄道業務はすべて別会社化し、低賃金にする」つもりだからです。
しかし、こんな攻撃は必ず破綻します。鉄道の安全を守る技術も経験も現場労働者にしか引き継がれません。退職者が相次ぐ状態になれば、安全を守ることなどできません。
この攻撃は矛盾だらけです。最後まで諦めず、団結を守って闘いぬけば必ず打ち破れます。ともに職場から声をあげ、「運転士・車掌廃止」、乗務員手当廃止を阻止しよう。
2019年5月22日水曜日
外注化阻止ニュース 第426号
CTSは大幅賃上げせよ
ZOZOタウン時給1300円から見えるもの
ZOZOタウン時給1300円から見えるもの
何かと話題のZOZOタウンが、アルバイト時給を1300円にするニュースが話題になっています。毎朝、新習志野や幕張本郷駅には、真っ黒な「ZOZOバス」が大勢の若者を乗せ、茜浜の巨大倉庫(写真)へ行き交っています。
1300円アップのきっかけは、前澤社長の「月に行きたい」発言と、年始に「お年玉1億円プレゼント」と称して百人に百万円をばら撒いたイベントです。
「アルバイトや派遣から搾取した金で月に行くのか!?」「まず賃金を上げろ」の怒りが殺到し、ブランドイメージが急激に劣化したのです。見る見る株価が急落。撤退するブランドも続出。
追い詰められたZOZOは、1000円だった時給を一気に30%アップ。このニュースで応募が殺到し、わずか2日間で2000人の募集枠が埋まったのです。
「人手不足」のウソ
今回のことはZOZOにとどまらない問題になっています。
〈「人手不足」のウソ〉が社会的に暴かれたのです。時給を上げれば、たちまち人手不足は解消されるのです。
千葉の湾岸地域の郵便局やJR千葉鉄道サービス(CTS)は時給1000円未満。人が来ないと嘆いていますが、巨額の内部留保金をため込んでいる郵政やJRがZOZOと同じように時給を上げられないわけがないのです。
生活できる賃金を要求しよう
人手不足と言いながら、最低賃金の労働者に依存する日本企業――
そもそもZOZOの「時給1300円だから優良企業」とのイメージ戦略も根本的に間違っています。費用100億円で月に行けるくらい儲かっているのだから賃上げは当然なのです。
ZOZO時給が上がったとはいえ、8時間で月20日働いて月18万円、年収で216万円です。今回の影響でZOZOでは「派遣切り」「派遣会社ごと切られる」も予想されます。まだ目が離せません。
この20年間の賃金統計で、主要国では日本だけがマイナスです。時給換算で平均8%も下がっています。しかし、ZOZOの賃上げは「声をあげれば動く」ことを示しました。
人が足りないなら、賃金を上げろ! 今秋には最低賃金のアップが予定されていますが、大幅賃上げをめざして、動労千葉と共に闘おう。
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1300円アップのきっかけは、前澤社長の「月に行きたい」発言と、年始に「お年玉1億円プレゼント」と称して百人に百万円をばら撒いたイベントです。
「アルバイトや派遣から搾取した金で月に行くのか!?」「まず賃金を上げろ」の怒りが殺到し、ブランドイメージが急激に劣化したのです。見る見る株価が急落。撤退するブランドも続出。
追い詰められたZOZOは、1000円だった時給を一気に30%アップ。このニュースで応募が殺到し、わずか2日間で2000人の募集枠が埋まったのです。
「人手不足」のウソ
今回のことはZOZOにとどまらない問題になっています。
〈「人手不足」のウソ〉が社会的に暴かれたのです。時給を上げれば、たちまち人手不足は解消されるのです。
千葉の湾岸地域の郵便局やJR千葉鉄道サービス(CTS)は時給1000円未満。人が来ないと嘆いていますが、巨額の内部留保金をため込んでいる郵政やJRがZOZOと同じように時給を上げられないわけがないのです。
生活できる賃金を要求しよう
人手不足と言いながら、最低賃金の労働者に依存する日本企業――
そもそもZOZOの「時給1300円だから優良企業」とのイメージ戦略も根本的に間違っています。費用100億円で月に行けるくらい儲かっているのだから賃上げは当然なのです。
ZOZO時給が上がったとはいえ、8時間で月20日働いて月18万円、年収で216万円です。今回の影響でZOZOでは「派遣切り」「派遣会社ごと切られる」も予想されます。まだ目が離せません。
この20年間の賃金統計で、主要国では日本だけがマイナスです。時給換算で平均8%も下がっています。しかし、ZOZOの賃上げは「声をあげれば動く」ことを示しました。
人が足りないなら、賃金を上げろ! 今秋には最低賃金のアップが予定されていますが、大幅賃上げをめざして、動労千葉と共に闘おう。
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2019年5月21日火曜日
2019年5月20日月曜日
日刊動労千葉 第8627号
潮干狩り大会140名集まり大盛況
5月6日、9時30分より木更津市・江川海岸において恒例のサークル協議会団結潮干狩りが木更津支部・家族会協力の下、組合員・OB・家族そして動労水戸と共に闘う仲間たちの総勢140名の参加で五月晴れに恵まれて盛大に開催されました。
アサリ掘りを楽しんだ後、釣果を語らい昼食を取った後、家族とともに参加してくれた動労水戸の木村書記長より挨拶を頂きました。「呼んでいただきありがとうございます。今日は、二組の家族で参加させていた頂きました。楽しい一日になりました。」
潮干狩りのまとめに川崎書記長が「いつも組合員、そして家族の方々にはお世話になっております。
今、JRでは、運転士・車掌を無くしてしまう提案されています。労働者の誇りを奪うこの攻撃に動労千葉・動労総連合の団結の力で粉砕しよう。6月9日に開催される国鉄闘争全国集会への総決起を訴えます。」と挨拶した。
潮干狩り開催にご尽力頂いたサークル関係者、家族会、木更津支部の方々本当にありがとうございました。
2019年5月19日日曜日
2019年5月18日土曜日
日刊動労千葉 第8626号
JR東日本賃金制度改悪を提案(5・14)
日当、乗務員旅費等を廃止-廃止に伴う
特別措置として一時金支払いを提案
日当、乗務員旅費等を廃止-廃止に伴う
特別措置として一時金支払いを提案
ジョブローテーションの提案粉砕!
5月14日、JR東日本は、「新たなジョブローテーションの実施に伴う賃金制度等の改正」について提案を行ってきた。
提案では、「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」として手を付けなかったものの、乗務旅費や日当等を廃止する内容となっており、今後、乗務員手当の改悪を狙っていることは明らかだ、
ジョブローテーションー賃金制度改悪に対して、職場から反対の声をあげよう。
提案の概要は以下のとおり。
1 「新たなジョブローテーションの実施に伴う賃金制度の見直し」について
【基本給の調整の見直し】
①発令により、区分(営業、輸送、乗務員、車両、施設、電気、事務、医療、企画部門、出向)が2つ以上に達した場合、基本給に2000円を加算する。
②3職経験、運転士等から駅等への異動(ライフサイクル深度化等)、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整は廃止する。
③移行措置として、87年4月以降の発令により2つ以上の区分に達している場合は、2000円を加算する。
④改正前に3職経験、運転士等から駅等への異動(ライフサイクル深度化等)、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整の適用を受けている者は、適用を受けた基本給とする。
⑤19年度以前に運転士試験合格者が、来年4月以降、3職経験、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整に該当する場合は、1000円を加算する。ただし、55歳以上以上は除く。
【夜勤手当の見直し】
現行C単価 100分の35
←
改訂 C単価 100分の40
【職務手当の見直し】
現行、運転士見習の技術指導担当5000円、車掌見習の技術指導担当4000円を、乗務員の見習の技術指導担当5000円に統合する。
2 「旅費制度の改正」について
【旅費の種類の見直し】
日当及び宿泊諸雑費を廃止する。
業務上必要な経費は実費を支給する。
【連絡旅費の見直し】
宿泊費11000円を13000円に引き揚げる。
【職務旅費の見直し】
日当等の廃止に伴い助勤旅費、乗務員旅費、その他の乗務旅費を廃止する。
【赴任旅費の見直し】
①転勤に伴う転居の費用について、移転料及び家財運送料の支給方法を変更する。
②移転料は、20000円→40000円を支給する。
③扶養親族移転料として、1人当10000円を支給する。
【海外旅行費用の見直し】
①交通費は実費及び旅行雑費を支給。
②食卓料は廃止。
③支度料は廃止し、渡航諸費として1日当たり9000円を支給する。
【日当等の廃止に伴う特別措置】
日当等の廃止に伴い、特別措置として一時金を支払う。
①17年4月から20年3月の日当の実績から1月平均支給額を算出し、端数処理を行い、一時金支給基礎額とする。
②基礎額に「36」(3年分の意味)をかけた額を一時金として支給する。
③20年4月から23年3月までに満60歳となる者については、定年までの月数分とする。
④定年後、本体エルダーにとなった場合は、「36」からJRで働いた期間を引いた残り期間の額を支給する。支給時期は、本体エルダーになった直近の精勤手当支給時とする。
⑤支給時期 JR本体の場合は20年夏季手当時に支給する。
【実施時期】
実施時期は、20年4月1日。
ニュースへのリンク
5月14日、JR東日本は、「新たなジョブローテーションの実施に伴う賃金制度等の改正」について提案を行ってきた。
提案では、「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」として手を付けなかったものの、乗務旅費や日当等を廃止する内容となっており、今後、乗務員手当の改悪を狙っていることは明らかだ、
ジョブローテーションー賃金制度改悪に対して、職場から反対の声をあげよう。
提案の概要は以下のとおり。
1 「新たなジョブローテーションの実施に伴う賃金制度の見直し」について
【基本給の調整の見直し】
①発令により、区分(営業、輸送、乗務員、車両、施設、電気、事務、医療、企画部門、出向)が2つ以上に達した場合、基本給に2000円を加算する。
②3職経験、運転士等から駅等への異動(ライフサイクル深度化等)、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整は廃止する。
③移行措置として、87年4月以降の発令により2つ以上の区分に達している場合は、2000円を加算する。
④改正前に3職経験、運転士等から駅等への異動(ライフサイクル深度化等)、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整の適用を受けている者は、適用を受けた基本給とする。
⑤19年度以前に運転士試験合格者が、来年4月以降、3職経験、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整に該当する場合は、1000円を加算する。ただし、55歳以上以上は除く。
【夜勤手当の見直し】
現行C単価 100分の35
←
改訂 C単価 100分の40
【職務手当の見直し】
現行、運転士見習の技術指導担当5000円、車掌見習の技術指導担当4000円を、乗務員の見習の技術指導担当5000円に統合する。
2 「旅費制度の改正」について
【旅費の種類の見直し】
日当及び宿泊諸雑費を廃止する。
業務上必要な経費は実費を支給する。
【連絡旅費の見直し】
宿泊費11000円を13000円に引き揚げる。
【職務旅費の見直し】
日当等の廃止に伴い助勤旅費、乗務員旅費、その他の乗務旅費を廃止する。
【赴任旅費の見直し】
①転勤に伴う転居の費用について、移転料及び家財運送料の支給方法を変更する。
②移転料は、20000円→40000円を支給する。
③扶養親族移転料として、1人当10000円を支給する。
【海外旅行費用の見直し】
①交通費は実費及び旅行雑費を支給。
②食卓料は廃止。
③支度料は廃止し、渡航諸費として1日当たり9000円を支給する。
【日当等の廃止に伴う特別措置】
日当等の廃止に伴い、特別措置として一時金を支払う。
①17年4月から20年3月の日当の実績から1月平均支給額を算出し、端数処理を行い、一時金支給基礎額とする。
②基礎額に「36」(3年分の意味)をかけた額を一時金として支給する。
③20年4月から23年3月までに満60歳となる者については、定年までの月数分とする。
④定年後、本体エルダーにとなった場合は、「36」からJRで働いた期間を引いた残り期間の額を支給する。支給時期は、本体エルダーになった直近の精勤手当支給時とする。
⑤支給時期 JR本体の場合は20年夏季手当時に支給する。
【実施時期】
実施時期は、20年4月1日。
ニュースへのリンク
闘いなくして安全なし No.212
JRで働くすべての仲間、乗客、地域の方々...
誰のためにもならない!
誰のためにもならない!
運転士・車掌廃止提案は安全をないがしろにし、地域から列車を奪い、JRで働くすべての労働者の権利を破壊する攻撃です。
地方ローカル線と安全の放棄だ!
「中長編成ワンマン拡大」は地方ローカル線切り捨てそのものです。そして、車掌削減は安全の放棄です。緊急時の安全確保や乗客誘導などをすべて運転士一人でできるはずがありません。地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先するなど許せません!
「人口減少で人材確保が困難」も完全なウソです。しかし、「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱」といわれ、鉄道業務すべてが別会社化されたら? 将来への希望をもって就職できるでしょうか?
会社は「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」といいます。儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。そのために〝地域住民やともに働く仲間に立ち向かう社員〟が必要だというのです。
こんな不条理な職場にさせるわけにはいきません。将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守ろう。
〝利益優先〟〝出世優先〟反対!
「運転法規の基本習得」「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」を考えろともいっています。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされています。
現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがありません!
鉄道に働く者として、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう。職場からの真剣な闘いにこそ、地域の人々にこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力があります。
諦めさせることこそ会社の狙いです。すべての仲間は動労千葉とともに声をあげ、運転士・車掌廃止提案を阻止しよう。
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地方ローカル線と安全の放棄だ!
「中長編成ワンマン拡大」は地方ローカル線切り捨てそのものです。そして、車掌削減は安全の放棄です。緊急時の安全確保や乗客誘導などをすべて運転士一人でできるはずがありません。地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先するなど許せません!
「人口減少で人材確保が困難」も完全なウソです。しかし、「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱」といわれ、鉄道業務すべてが別会社化されたら? 将来への希望をもって就職できるでしょうか?
会社は「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」といいます。儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。そのために〝地域住民やともに働く仲間に立ち向かう社員〟が必要だというのです。
こんな不条理な職場にさせるわけにはいきません。将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守ろう。
〝利益優先〟〝出世優先〟反対!
「運転法規の基本習得」「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」を考えろともいっています。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされています。
現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがありません!
鉄道に働く者として、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう。職場からの真剣な闘いにこそ、地域の人々にこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力があります。
諦めさせることこそ会社の狙いです。すべての仲間は動労千葉とともに声をあげ、運転士・車掌廃止提案を阻止しよう。
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2019年5月17日金曜日
外注化阻止ニュース 第425号
CTSは大幅賃上げを!
契約パート賃上げは見送り、
天下りは〝お手盛り〟
契約パート賃上げは見送り、
天下りは〝お手盛り〟
JR千葉鉄道サービス(CTS)の2019年4月1日以降の賃金は、社員については定期昇給を実施しましたが、CTSの現場の3分の2を占めている契約・パート社員については賃上げは見送りとなりました。
4月から食品などの値上げが相次ぎ、秋には消費増税(+2%)も計画されています。実質賃金は下がっています。ところがCTSの19年度決算(速報値)は約130%の増益、営業利益は3400万円です。にもかかわらずCTS経営陣は現場の死活的な要望を平然と踏みにじっているのです。
天下り所長の手当は2倍に!
他方、4月1日から実施された就業規則改定では、所長手当(職務手当)は現在の2万円から4万円(2倍)に、副所長は1万5千円から2万5千円に増額されました。
会社側は「これまでの管理者の手当が低かった」「社員のやる気を引き出すため」と言っていますが、会社創立から10年の間に1人でも現場から所長になった者がいるのか。すべてJRからの天下りです。お手盛り報酬、日産ゴーンと一緒です。誰が日々の現場の仕事をやっているのか。
団体交渉で会社側は「契約社員、パート社員は昨秋に引き上げを行った(+10円)」60~65才の賃金引き上げを行った」から今回の賃金改定は見送ったと言っていますが、合計しても最低賃金の引き上げ幅にも満たない。
リクルートが3月に公表した三大都市圏(首都圏・東海・関西)の募集時平均賃金は1041円でした。木更津地域でも大型店舗の出店があいつぎ、販売系は軒並み時給1000円を超えています。現在のCTSの賃金で人が来るわけがない。結局、会社は要員不足の矛盾を現場に押し付けつけているだけなのです。
現場から怒りの声を上げよう
団体交渉で動労千葉の組合員は「都合のいいときだけ『グループ会社』と言っているが、賃金は別なのか」「肉体労働で昼がカップ麺ひとつ。これで本当にいいと思っているのか」「体を壊しながら夜勤を続けなければ食っていけない賃金だ。せめて日勤だけで食える水準にしてほしい」と訴えました。
会社は、こうした現場の声をどう思っているのか。現場から怒りの声を上げよう。動労千葉に加入し、ともに闘おう。
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4月から食品などの値上げが相次ぎ、秋には消費増税(+2%)も計画されています。実質賃金は下がっています。ところがCTSの19年度決算(速報値)は約130%の増益、営業利益は3400万円です。にもかかわらずCTS経営陣は現場の死活的な要望を平然と踏みにじっているのです。
天下り所長の手当は2倍に!
他方、4月1日から実施された就業規則改定では、所長手当(職務手当)は現在の2万円から4万円(2倍)に、副所長は1万5千円から2万5千円に増額されました。
会社側は「これまでの管理者の手当が低かった」「社員のやる気を引き出すため」と言っていますが、会社創立から10年の間に1人でも現場から所長になった者がいるのか。すべてJRからの天下りです。お手盛り報酬、日産ゴーンと一緒です。誰が日々の現場の仕事をやっているのか。
団体交渉で会社側は「契約社員、パート社員は昨秋に引き上げを行った(+10円)」60~65才の賃金引き上げを行った」から今回の賃金改定は見送ったと言っていますが、合計しても最低賃金の引き上げ幅にも満たない。
リクルートが3月に公表した三大都市圏(首都圏・東海・関西)の募集時平均賃金は1041円でした。木更津地域でも大型店舗の出店があいつぎ、販売系は軒並み時給1000円を超えています。現在のCTSの賃金で人が来るわけがない。結局、会社は要員不足の矛盾を現場に押し付けつけているだけなのです。
現場から怒りの声を上げよう
団体交渉で動労千葉の組合員は「都合のいいときだけ『グループ会社』と言っているが、賃金は別なのか」「肉体労働で昼がカップ麺ひとつ。これで本当にいいと思っているのか」「体を壊しながら夜勤を続けなければ食っていけない賃金だ。せめて日勤だけで食える水準にしてほしい」と訴えました。
会社は、こうした現場の声をどう思っているのか。現場から怒りの声を上げよう。動労千葉に加入し、ともに闘おう。
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2019年5月16日木曜日
外注化阻止ニュース 第424号
JRで働く労働者、乗客、地域住民…
運転士・車掌廃止の提案
誰のためにもならない
運転士・車掌廃止の提案
誰のためにもならない
運転士・車掌の廃止提案は、鉄道の安全をないがしろにし、地域から鉄道を奪い、JRで働く労働者の雇用と権利を破壊するものです。
地方ローカル線と安全の放棄
「中長編成ワンマン拡大」は地方ローカル線切り捨てそのものです。車掌削減は安全の放棄です。緊急時の安全確保や乗客誘導など、すべてを運転士一人でできるはずがありません。地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先することは断じて許せません。
JRは「人口減少で人材確保が困難」と言っていますがウソです。「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱」などと言って鉄道業務のすべてが別会社化されたらどうなるのか。将来への希望をもって就職できるでしょうか。
会社は「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」と言っています。儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。
こんな不条理な職場にさせるわけにはいきません。将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守ろう。
〝利益優先〟〝出世優先〟反対!
「運転法規の基本習得」「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」を考えろともいっています。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされています。
現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがありません。
鉄道に働く者として、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう。職場からの真剣な闘いにこそ、地域の人びとにこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力があります。
あきらめさせることこそが会社の狙いです。動労千葉と共に運転士・車掌廃止提案を阻止しよう。
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地方ローカル線と安全の放棄
「中長編成ワンマン拡大」は地方ローカル線切り捨てそのものです。車掌削減は安全の放棄です。緊急時の安全確保や乗客誘導など、すべてを運転士一人でできるはずがありません。地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先することは断じて許せません。
JRは「人口減少で人材確保が困難」と言っていますがウソです。「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱」などと言って鉄道業務のすべてが別会社化されたらどうなるのか。将来への希望をもって就職できるでしょうか。
会社は「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」と言っています。儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。
こんな不条理な職場にさせるわけにはいきません。将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守ろう。
〝利益優先〟〝出世優先〟反対!
「運転法規の基本習得」「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」を考えろともいっています。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされています。
現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがありません。
鉄道に働く者として、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう。職場からの真剣な闘いにこそ、地域の人びとにこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力があります。
あきらめさせることこそが会社の狙いです。動労千葉と共に運転士・車掌廃止提案を阻止しよう。
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2019年5月14日火曜日
日刊動労千葉 第8625号
5/10動労総連合 出向無効確認裁判
控訴審判決不当判決弾劾!
控訴審判決不当判決弾劾!
これからが外注化粉砕闘争の本番だ!
5月10日、東京高裁は動労総連合出向無効確認裁判で外注化・出向命令容認の不当判決を出した。われわれはこの不当判決を満腔の怒りを込めて徹底弾劾する!
これが判決と呼べるか!
判決は、職場の実態を調べることもなく、ただ会社主張を書き写しただけのものだ。
「原則3年」と言いながら、大部分の現場労働者が無制限に出向を延長されている。派出などの職場では、出向の目的であるはずの「教育」「技術継承」の相手さえいない。そういった職場の現実を判決ではすべて無視し、ただ理由もなく「出向命令の必要性は認められる」というだけだ。
さらに、地裁での結審後に会社が提案・実施したエルダー社員のJR本体配置で、「雇用の場の確保のため」という外注化の名目は完全に崩れた。だが、それも「例外的」「出向命令の目的、必要性は失われない」と事実を調べもせずに実態からかけ離れた、結論ありきの判断を行っている。こんなものは、判決ならざる判決だ!
少なくとも、出向命令には正当な理由や権利を守る規定、出向期間などの要件がある。それを無視し、会社の思うままに出向させることを認めるなど、絶対に許すことはできない。労働者の権利がこれほどまでに軽んじられていいはずがない!
これからが闘いの本番だ
何より、JRにおける外注化との闘いはこれからが本番だ。会社は「運転士・車掌廃止」提案を切っ先にして、鉄道業務すべてを別会社化する攻撃をかけてきている。「変革2027」では「20××年」の構想から現業機関はすべて消されている。残されているのは、企画業務と混み運用できる業務だけだ。それ以外の鉄道業務はすべてJR本体から放り出し、別会社化すると宣言しているのだ。
さらに、募集要項まで変更し、一般採用の「エリア職」からさえ「鉄道事業を支えるプロ」「現場第一線で活躍」という言葉が完全に削除された。「エリア全体のマネジメント」「新しいサービスを創造」が役割だというのだ。全面的な外注化攻撃が進めば、「転籍」が問題になることは間違いない。「マネジメントを担う人材になれなければ、出向・転籍しろ」という攻撃だ。
外注化粉砕まで闘いぬこう!
われわれが闘いぬいてきた外注化阻止闘争は、この攻撃を粉砕する展望を示している。
われわれが全力で闘ってきたことで、検修部門はもっとも外注化が遅れている。そのせいで、全体の外注化も最後の段階に踏み出せないでいる。会社は「7~8年で最終段階にもっていく」計画だったが、20年たってもいまだに「転籍」を言い出すこともできていない。職場で団結を守り、断固として闘いぬいたことが、決定的な歯止めになっているのだ。
外注化の破綻が全面化するのはこれからだ。外注化で業務全体に責任を取るものがいなくなったことは間違いなく事故を引き起こす。プロパー社員の養成は進まず、退職も相次いでいる。技術継承の破綻も全面化していく。これからが外注化を粉砕する勝負の時だ。
東京高裁不当判決弾劾! 分社化・転籍攻撃阻止! JR―CTSを貫く組織拡大を実現し、外注化粉砕まで全力で闘いぬこう!
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これが判決と呼べるか!
判決は、職場の実態を調べることもなく、ただ会社主張を書き写しただけのものだ。
「原則3年」と言いながら、大部分の現場労働者が無制限に出向を延長されている。派出などの職場では、出向の目的であるはずの「教育」「技術継承」の相手さえいない。そういった職場の現実を判決ではすべて無視し、ただ理由もなく「出向命令の必要性は認められる」というだけだ。
さらに、地裁での結審後に会社が提案・実施したエルダー社員のJR本体配置で、「雇用の場の確保のため」という外注化の名目は完全に崩れた。だが、それも「例外的」「出向命令の目的、必要性は失われない」と事実を調べもせずに実態からかけ離れた、結論ありきの判断を行っている。こんなものは、判決ならざる判決だ!
少なくとも、出向命令には正当な理由や権利を守る規定、出向期間などの要件がある。それを無視し、会社の思うままに出向させることを認めるなど、絶対に許すことはできない。労働者の権利がこれほどまでに軽んじられていいはずがない!
これからが闘いの本番だ
何より、JRにおける外注化との闘いはこれからが本番だ。会社は「運転士・車掌廃止」提案を切っ先にして、鉄道業務すべてを別会社化する攻撃をかけてきている。「変革2027」では「20××年」の構想から現業機関はすべて消されている。残されているのは、企画業務と混み運用できる業務だけだ。それ以外の鉄道業務はすべてJR本体から放り出し、別会社化すると宣言しているのだ。
さらに、募集要項まで変更し、一般採用の「エリア職」からさえ「鉄道事業を支えるプロ」「現場第一線で活躍」という言葉が完全に削除された。「エリア全体のマネジメント」「新しいサービスを創造」が役割だというのだ。全面的な外注化攻撃が進めば、「転籍」が問題になることは間違いない。「マネジメントを担う人材になれなければ、出向・転籍しろ」という攻撃だ。
外注化粉砕まで闘いぬこう!
われわれが闘いぬいてきた外注化阻止闘争は、この攻撃を粉砕する展望を示している。
われわれが全力で闘ってきたことで、検修部門はもっとも外注化が遅れている。そのせいで、全体の外注化も最後の段階に踏み出せないでいる。会社は「7~8年で最終段階にもっていく」計画だったが、20年たってもいまだに「転籍」を言い出すこともできていない。職場で団結を守り、断固として闘いぬいたことが、決定的な歯止めになっているのだ。
外注化の破綻が全面化するのはこれからだ。外注化で業務全体に責任を取るものがいなくなったことは間違いなく事故を引き起こす。プロパー社員の養成は進まず、退職も相次いでいる。技術継承の破綻も全面化していく。これからが外注化を粉砕する勝負の時だ。
東京高裁不当判決弾劾! 分社化・転籍攻撃阻止! JR―CTSを貫く組織拡大を実現し、外注化粉砕まで全力で闘いぬこう!
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2019年5月13日月曜日
日刊動労千葉
「運転士・車掌廃止」絶対許さん!④
JRで働くすべての仲間、乗客、地域の方々…
誰のためにもならない! 人をもてあそぶな!
JRで働くすべての仲間、乗客、地域の方々…
誰のためにもならない! 人をもてあそぶな!
地方ローカル線と安全の放棄だ!
運転士・車掌廃止提案は鉄道の安全をないがしろにし、地域から列車を奪い、JRで働くすべての労働者の権利を破壊しようとする攻撃だ。絶対に認められない!
提案では「中長編成ワンマン拡大」が打ち出されている。ワンマン化は地方ローカル線切り捨てそのものだ。すでに君津、上総一ノ宮以南を切り離してワンマン化することも計画されているという。
そして、車掌削減は安全の放棄だ。緊急時の安全確保や乗客誘導などをすべて運転士一人でできるはずがない! 地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先するな!
「人口減少で人材確保が困難」など完全なウソだ。現在の〝要員不足〟も、会社が外注化などの合理化を進めるために、必要な養成を行ってこなかったせいだ。
だが、「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱だ」といわれたら? 鉄道業務すべてが別会社化されたら? 将来への希望をもって就職できるだろうか?
その中で〝要員不足〟になれば、それを口実にさらに合理化を進める。〝人が足らないから〟といってローカル線切り捨てを進める。これまで「利用状況」の名の下に、地域から列車を次々に奪ってきたやり方とそっくりだ。絶対にこんな職場にさせてはならない!
また、資料では「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」といっている。
〝利益優先〟〝出世優先〟反対!
儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。そのために〝地域住民やともに働く仲間に立ち向かう社員〟が必要だといっているのだ。こんな提案が許せるはずがない!
「運転法規の基本習得」や「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」や「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」のことを考えろともいう。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされている。現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがない!
地域とともに今こそ反撃を!
鉄道に働く者にとって、安全を守ることは「最大の使命」だ。公共交通機関を担う者として、地域の生活に必要な列車を守らなければならない。そして、将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守らなければならない。
運転士・車掌廃止提案は不正義だ! 日々鉄道を利用する方たち。地域で生活する方たち。JRで働くすべての労働者。未来の仲間たち。誰のためにもならない提案だ。絶対に許すわけにはいかない!
だからこそ、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう!
職場からの真剣な闘いにこそ、会社施策のウソと矛盾を暴き、地域の人々にこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力がある。地域の仲間とともに、「運転士・車掌廃止反対! 列車削減反対!」の声をあげよう!
諦めさせることこそ会社の狙いだ。すべての仲間に訴える。決して諦めず、団結してともに反撃にたちあがろう! 闘う労働組合を職場に取り戻そう! 運転士・車掌廃止提案を絶対に阻止しよう!
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運転士・車掌廃止提案は鉄道の安全をないがしろにし、地域から列車を奪い、JRで働くすべての労働者の権利を破壊しようとする攻撃だ。絶対に認められない!
提案では「中長編成ワンマン拡大」が打ち出されている。ワンマン化は地方ローカル線切り捨てそのものだ。すでに君津、上総一ノ宮以南を切り離してワンマン化することも計画されているという。
そして、車掌削減は安全の放棄だ。緊急時の安全確保や乗客誘導などをすべて運転士一人でできるはずがない! 地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先するな!
「人口減少で人材確保が困難」など完全なウソだ。現在の〝要員不足〟も、会社が外注化などの合理化を進めるために、必要な養成を行ってこなかったせいだ。
だが、「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱だ」といわれたら? 鉄道業務すべてが別会社化されたら? 将来への希望をもって就職できるだろうか?
その中で〝要員不足〟になれば、それを口実にさらに合理化を進める。〝人が足らないから〟といってローカル線切り捨てを進める。これまで「利用状況」の名の下に、地域から列車を次々に奪ってきたやり方とそっくりだ。絶対にこんな職場にさせてはならない!
また、資料では「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」といっている。
〝利益優先〟〝出世優先〟反対!
儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。そのために〝地域住民やともに働く仲間に立ち向かう社員〟が必要だといっているのだ。こんな提案が許せるはずがない!
「運転法規の基本習得」や「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」や「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」のことを考えろともいう。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされている。現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがない!
地域とともに今こそ反撃を!
鉄道に働く者にとって、安全を守ることは「最大の使命」だ。公共交通機関を担う者として、地域の生活に必要な列車を守らなければならない。そして、将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守らなければならない。
運転士・車掌廃止提案は不正義だ! 日々鉄道を利用する方たち。地域で生活する方たち。JRで働くすべての労働者。未来の仲間たち。誰のためにもならない提案だ。絶対に許すわけにはいかない!
だからこそ、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう!
職場からの真剣な闘いにこそ、会社施策のウソと矛盾を暴き、地域の人々にこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力がある。地域の仲間とともに、「運転士・車掌廃止反対! 列車削減反対!」の声をあげよう!
諦めさせることこそ会社の狙いだ。すべての仲間に訴える。決して諦めず、団結してともに反撃にたちあがろう! 闘う労働組合を職場に取り戻そう! 運転士・車掌廃止提案を絶対に阻止しよう!
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2019年5月11日土曜日
日刊動労千葉 第8623号
尼崎事故14周年弾劾!全国総決起集会
19夏季物販の成功を
19夏季物販の成功を
尼崎事故14周年弾劾! 全国総決起集会 現地闘争
4月21日、10時より、兵庫県JR尼崎駅北口広場において、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西の呼びかけによる「尼崎事故14周年弾劾!全国総決起集会」が開催され、大竹副委員長と川﨑書記長と中村執行委員が参加した。
集会には、動労総連合、関西で闘う仲間を先頭に全国から185名が結集した。
主催者あいさつとして、川﨑書記長が「JR東日本では、昨年官邸の意志により、御用労組、東労組の解体攻撃が急速に進み3万人が脱退した。
2020年4月には、運転士・車掌を廃止する攻撃が襲いかかろうとしている。労働者の誇りを奪い去り、不安をかき立てている。第二の尼崎事故が迫っている。 闘い無くして安全なし、反合・運転保安闘争の原則を守り団結し闘おう」と訴えた。
つづいて、港合同の中村吉政執行委員長と全日建運輸連帯労働組合関西生コン支部から武谷新吾書記次長が共に闘う決意を述べた。
基調報告で動労西日本の山田和広書記長が「今こそ闘う組合が社会の前面に登場し、戦争・改憲・労組破壊・非正規だけの社会化、命より金儲けの攻撃を粉砕しなければならない。動労総連合を先頭に、尼崎事故を絶対繰り返さない闘いに立ち上がろう」と提起した。
動労総連合から動労水戸の石井真一委員長、動労総連合九州の羽廣憲委員長、動労北陸の灰垣さん、動労西日本の大江照己委員長、そして動労福島の橋本光一委員長が発言。
集会後、尼崎事故の現場に向け「尼崎事故14周年弾劾! 二度と尼崎事故をくり返すな!」のスローガンのもと、デモ行進に出発した。デモ行進終了後、事故現場に献花を行い、反合理化・運転保安確立に向けた誓いを新たにした。
1047名解雇撤回! 改憲阻止!
19夏季物販の成功を勝ち取ろう!
19夏季の物販オルグが始まりました。
1047解雇撤回闘争は、最高裁決定により、不採用基準そのものが不当労働行為であったことを確定させました。しかも、その基準を策定するよう命じたのが、JR設立委員長であったことも暴き出しました。
不当労働行為の救済は原状回復が原則です。
動労千葉はJR東日本に対して、JRへの採用と団体交渉の申し入れを何度も行いましたがこれを拒否したため、千葉県労働委員会に不当労働行為救済申たてを行いました。ところが労働委員会は2回の調査で事実調べをせずに審査を打ち切りました。今、県労委に審理を行うよう求める行政訴訟が闘われています。
動労千葉争議団は、解雇撤回、職場復帰を最後まで闘います。
国鉄分割・民営化は、日本における新自由主義導入の先駆けをなす攻撃でした。
そして安倍政権は「2020年新憲法施行」「働き方改革」を掲げ、改憲と労働基本権解体に突き進み、資本の生き残りをかけ襲いかかっています。
JRの職場で起きている御用組合をも解体し「運転士」「車掌」を廃止し、労働者の誇りと権利を奪い去る攻撃に対して絶対反対で闘う労働組合が絶対に必要です。
闘いはいよいよこれからです。戦争・改憲を阻み、労働者の権利と誇りを奪い返そう。物販は、解雇者を守り全国の闘う仲間とともに闘う力です。全組合員の、物販への協力をよろしくお願いします。
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1047解雇撤回闘争は、最高裁決定により、不採用基準そのものが不当労働行為であったことを確定させました。しかも、その基準を策定するよう命じたのが、JR設立委員長であったことも暴き出しました。
不当労働行為の救済は原状回復が原則です。
動労千葉はJR東日本に対して、JRへの採用と団体交渉の申し入れを何度も行いましたがこれを拒否したため、千葉県労働委員会に不当労働行為救済申たてを行いました。ところが労働委員会は2回の調査で事実調べをせずに審査を打ち切りました。今、県労委に審理を行うよう求める行政訴訟が闘われています。
動労千葉争議団は、解雇撤回、職場復帰を最後まで闘います。
国鉄分割・民営化は、日本における新自由主義導入の先駆けをなす攻撃でした。
そして安倍政権は「2020年新憲法施行」「働き方改革」を掲げ、改憲と労働基本権解体に突き進み、資本の生き残りをかけ襲いかかっています。
JRの職場で起きている御用組合をも解体し「運転士」「車掌」を廃止し、労働者の誇りと権利を奪い去る攻撃に対して絶対反対で闘う労働組合が絶対に必要です。
闘いはいよいよこれからです。戦争・改憲を阻み、労働者の権利と誇りを奪い返そう。物販は、解雇者を守り全国の闘う仲間とともに闘う力です。全組合員の、物販への協力をよろしくお願いします。
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2019年5月10日金曜日
闘いなくして安全なし No.211
ジョブローテーション提案に
不安を抱える仲間に訴えます
団結して「反対」を貫こう!
不安を抱える仲間に訴えます
団結して「反対」を貫こう!
「運転士・車掌廃止」提案では、「同一担務は最大10年」とされています。鉄道業務すべてを別会社化する攻撃と一体であり、JRで働くすべての労働者の未来がかかった問題です。
職場では、「実施されたら、いつどこに出されるかわからない」「未来が見えない」「ごますり競争になる」と不安の声があがっています。
不安を抱える仲間に訴えます。団結して声をあげよう。職場からの団結した闘いこそ、会社施策を阻止する最大の力です。
団結した闘いで攻撃うち破った
動労千葉はそのことを現実の闘いで何度も体験しました。館山運転区や木更津支区廃止攻撃には団結を守り、反対を貫いて闘いました。そして、全員が希望通りの異動をかちとり組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破りました。
分割・民営化過程で不当配転された仲間も闘いの力で取り戻しました。検修・構内外注化では、再雇用を人質にした卑劣な攻撃を打ち破り、12年にわたり阻止し続けました。団結した闘いこそ未来を切り開きます。
ライフサイクル制度は、東労組幹部が組合員にも隠して会社に「逆提案」し、労使一体で推進することで成立しました。そうでなければ運転士を駅にたらい回しにすることなどできませんでした。だからこそ、現場労働者のための労働組合をとり戻すことが必要です。
現場の真剣な闘いは社会を動かす
断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌を易々とたらい回しにすることはできません。現場からの闘いは、会社施策のウソと矛盾を暴き続けるからです。
「運転士・車掌廃止」に対して、世間的にも安全の崩壊やローカル線切り捨てを心配する声が多くあがっています。現場からの真剣な闘いには、これを本当に社会問題化して攻撃を阻止する力があります。
「自動運転で乗務員は必要なくなる」など真っ赤な嘘です。どんなに制度を変えても、会社は乗務員抜きでは一本も列車を走らせることはできません。日々、安全を守っているのも、何千人という乗客の命を預かっているのも、すべて現場労働者です。だからこそ、団結して闘えば攻撃は必ず打ち破れます。動労千葉とともに、「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。
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職場では、「実施されたら、いつどこに出されるかわからない」「未来が見えない」「ごますり競争になる」と不安の声があがっています。
不安を抱える仲間に訴えます。団結して声をあげよう。職場からの団結した闘いこそ、会社施策を阻止する最大の力です。
団結した闘いで攻撃うち破った
動労千葉はそのことを現実の闘いで何度も体験しました。館山運転区や木更津支区廃止攻撃には団結を守り、反対を貫いて闘いました。そして、全員が希望通りの異動をかちとり組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破りました。
分割・民営化過程で不当配転された仲間も闘いの力で取り戻しました。検修・構内外注化では、再雇用を人質にした卑劣な攻撃を打ち破り、12年にわたり阻止し続けました。団結した闘いこそ未来を切り開きます。
ライフサイクル制度は、東労組幹部が組合員にも隠して会社に「逆提案」し、労使一体で推進することで成立しました。そうでなければ運転士を駅にたらい回しにすることなどできませんでした。だからこそ、現場労働者のための労働組合をとり戻すことが必要です。
現場の真剣な闘いは社会を動かす
断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌を易々とたらい回しにすることはできません。現場からの闘いは、会社施策のウソと矛盾を暴き続けるからです。
「運転士・車掌廃止」に対して、世間的にも安全の崩壊やローカル線切り捨てを心配する声が多くあがっています。現場からの真剣な闘いには、これを本当に社会問題化して攻撃を阻止する力があります。
「自動運転で乗務員は必要なくなる」など真っ赤な嘘です。どんなに制度を変えても、会社は乗務員抜きでは一本も列車を走らせることはできません。日々、安全を守っているのも、何千人という乗客の命を預かっているのも、すべて現場労働者です。だからこそ、団結して闘えば攻撃は必ず打ち破れます。動労千葉とともに、「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。
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2019年5月9日木曜日
日刊動労千葉 第8622号
4/27動労総連合第33回定期中央委員会
「運転士・車掌廃止」提案粉砕!
第3の分割・民営化
分社化・転籍攻撃ゆるすな!
動労総連合の本格的組織拡大の実現を!
「運転士・車掌廃止」提案粉砕!
第3の分割・民営化
分社化・転籍攻撃ゆるすな!
動労総連合の本格的組織拡大の実現を!
4/27動労総連合第33回定期中央委員会
4月27日、動労総連合第33回定期中央委員会がDC会館において行われた。各単組の仲間が参加し、第3の分割・民営化攻撃粉砕、改憲・戦争阻止、動労総連合の本格的組織拡大実現に向けた闘いの方針を確立した。
激動のJR情勢における決戦を闘う
開会のあいさつを行った石井副委員長(水戸)は、3月ダイ改による労働強化で若手の運転士でも「つらい」「眠い」という声があがっていることを報告し、「分割・民営化の時のように意識が大きく動く情勢」「決戦を闘う方針を決定する委員会の成功をかちとろう」と語った。
委員長あいさつで田中委員長(千葉)は、3月ダイ改での限界を超えた労働強化、乗務員勤務制度改悪、「運転士・車掌廃止」提案、募集要項から「現場第一線で働いてもらいます」という文言が削除されるなど、激しい攻撃が行われていること、グループ全体の大再編攻撃が進められていることを明らかにし、「この攻撃に断固として立ち向かう決意を固めよう」と提起した。
また、JR東が東労組解体―労組根絶攻撃に踏み出し、「社友会」による労働者支配を狙う中で、「団結して闘う以外にないと訴えれば時代が変わる」と訴えた。
定期委員会の課題としては、①運転士・車掌廃止との闘いをJR―グループ会社の未来のかかった闘いとして全力で闘う、②2020年常磐線全線開通阻止に向けた闘いの強化、③グループ会社における解雇撤回闘争の勝利と大再編攻撃との対決、④改憲・戦争阻止―11月集会1万人結集と闘う労働運動の復権、⑤JR―グループ会社を貫く組織拡大の実現を提起した。
雇止め解雇を打ち破る2つの勝利
討論では各単組から闘いの報告など活発に意見が出された。とりわけ西日本と高崎からは、不当解雇攻撃に対する勝利の報告が行われた。
動労西日本は、JR西日本広島メンテックがビラ配りなどの組合活動を理由に雇止め解雇したことに対し、解雇撤回を求めて闘ってきた。そして4月23日、広島県労委は解雇撤回、3か月分の賃金支払い、謝罪文の交付を命令した。全面的な勝利命令をかちとったのだ。
高崎においては、TTS(高崎鉄道サービス)が鈴木副委員長への雇止め解雇を通告していた。しかし、職場で怒りが爆発し、わずか1週間で組合の枠を超えて籠原事業所の清掃労働者75人中45人が解雇撤回署名に名を連ねた。そして、無期転換権の発生時期をごまかそうとしたペテンを暴いて追及し、雇止め撤回と無期転換をかちとった。
組合差別による雇止めを闘いの力で打ち破ったことは重要な勝利だ。神奈川や新潟では、不当な雇止め解雇との闘いが継続している。今回の勝利を全国の闘いに拡大し、「解雇自由社会」を許さない闘いを強化する方針が確認された。
「分割・民営化以上の攻撃」に反撃を
乗務員をめぐっては、3月ダイ改で若手でも体がもたないほど行路が長大化された。そして、乗務員勤務制度改悪強行、「運転士・車掌廃止」提案と矢継ぎ早に攻撃がかけられている。
千葉の委員からは、職場で「未来が見えない」と口々に話されており、指令に行ってもノイローゼになっている現状を報告した。そして、「今闘わないと未来がないとストにたった。ジョブローテーションは分割・民営化以上の問題ではないか。若い人の置かれている立場は全国共通だ。その声を取り入れ、闘っていきたい」と決意を語った。
水戸の委員からは、検修・構内業務外注化でこれまで考えられなかったような事故が起こっていること、職場の若手から「なぜ外注化したのか」と声が上がっていることなどが報告された。
また、乗務員の問題をめぐって青年の主体的な運動が始まっていることが報告され、「総連合青年部の存在を見せる闘いをやっていきたい」と発言した。
北海道、九州の1047協議会の仲間からは、国鉄1047名解雇撤回に向けた闘いの決意が語られた。また、バス転換によって地域の交通が破壊される現状への闘いを訴えた。
われわれは新たな労働運動解体攻撃を絶対に許さない。「運転士・車掌廃止」―鉄道業務別会社化攻撃阻止へJR―グループ会社を貫く組織拡大を実現しよう。動労総連合の階級的産別労組への発展をかちとろう。
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4月27日、動労総連合第33回定期中央委員会がDC会館において行われた。各単組の仲間が参加し、第3の分割・民営化攻撃粉砕、改憲・戦争阻止、動労総連合の本格的組織拡大実現に向けた闘いの方針を確立した。
激動のJR情勢における決戦を闘う
開会のあいさつを行った石井副委員長(水戸)は、3月ダイ改による労働強化で若手の運転士でも「つらい」「眠い」という声があがっていることを報告し、「分割・民営化の時のように意識が大きく動く情勢」「決戦を闘う方針を決定する委員会の成功をかちとろう」と語った。
委員長あいさつで田中委員長(千葉)は、3月ダイ改での限界を超えた労働強化、乗務員勤務制度改悪、「運転士・車掌廃止」提案、募集要項から「現場第一線で働いてもらいます」という文言が削除されるなど、激しい攻撃が行われていること、グループ全体の大再編攻撃が進められていることを明らかにし、「この攻撃に断固として立ち向かう決意を固めよう」と提起した。
また、JR東が東労組解体―労組根絶攻撃に踏み出し、「社友会」による労働者支配を狙う中で、「団結して闘う以外にないと訴えれば時代が変わる」と訴えた。
定期委員会の課題としては、①運転士・車掌廃止との闘いをJR―グループ会社の未来のかかった闘いとして全力で闘う、②2020年常磐線全線開通阻止に向けた闘いの強化、③グループ会社における解雇撤回闘争の勝利と大再編攻撃との対決、④改憲・戦争阻止―11月集会1万人結集と闘う労働運動の復権、⑤JR―グループ会社を貫く組織拡大の実現を提起した。
雇止め解雇を打ち破る2つの勝利
討論では各単組から闘いの報告など活発に意見が出された。とりわけ西日本と高崎からは、不当解雇攻撃に対する勝利の報告が行われた。
動労西日本は、JR西日本広島メンテックがビラ配りなどの組合活動を理由に雇止め解雇したことに対し、解雇撤回を求めて闘ってきた。そして4月23日、広島県労委は解雇撤回、3か月分の賃金支払い、謝罪文の交付を命令した。全面的な勝利命令をかちとったのだ。
高崎においては、TTS(高崎鉄道サービス)が鈴木副委員長への雇止め解雇を通告していた。しかし、職場で怒りが爆発し、わずか1週間で組合の枠を超えて籠原事業所の清掃労働者75人中45人が解雇撤回署名に名を連ねた。そして、無期転換権の発生時期をごまかそうとしたペテンを暴いて追及し、雇止め撤回と無期転換をかちとった。
組合差別による雇止めを闘いの力で打ち破ったことは重要な勝利だ。神奈川や新潟では、不当な雇止め解雇との闘いが継続している。今回の勝利を全国の闘いに拡大し、「解雇自由社会」を許さない闘いを強化する方針が確認された。
「分割・民営化以上の攻撃」に反撃を
乗務員をめぐっては、3月ダイ改で若手でも体がもたないほど行路が長大化された。そして、乗務員勤務制度改悪強行、「運転士・車掌廃止」提案と矢継ぎ早に攻撃がかけられている。
千葉の委員からは、職場で「未来が見えない」と口々に話されており、指令に行ってもノイローゼになっている現状を報告した。そして、「今闘わないと未来がないとストにたった。ジョブローテーションは分割・民営化以上の問題ではないか。若い人の置かれている立場は全国共通だ。その声を取り入れ、闘っていきたい」と決意を語った。
水戸の委員からは、検修・構内業務外注化でこれまで考えられなかったような事故が起こっていること、職場の若手から「なぜ外注化したのか」と声が上がっていることなどが報告された。
また、乗務員の問題をめぐって青年の主体的な運動が始まっていることが報告され、「総連合青年部の存在を見せる闘いをやっていきたい」と発言した。
北海道、九州の1047協議会の仲間からは、国鉄1047名解雇撤回に向けた闘いの決意が語られた。また、バス転換によって地域の交通が破壊される現状への闘いを訴えた。
われわれは新たな労働運動解体攻撃を絶対に許さない。「運転士・車掌廃止」―鉄道業務別会社化攻撃阻止へJR―グループ会社を貫く組織拡大を実現しよう。動労総連合の階級的産別労組への発展をかちとろう。
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外注化阻止ニュース 第423号
団結して反対を貫こう
新たなジョブローテション
不安を抱える仲間に訴えます
新たなジョブローテション
不安を抱える仲間に訴えます
JR東日本の2020年度新卒採用情報によれば、採用職種には、「事務職」「技術職」の2つが設けられ、駅や乗務員の仕事は「事務職」という位置づけです。
そして「運転士・車掌廃止」を提案した新たなジョブローテーションでは、「同一担務は最大10年」となっています。職場では「これが本当に実施されたら、いつどこに飛ばされるか分からない」「未来が見えない」「ごますり競争になる」と不安の声が広がっています。
鉄道の仕事を軽視し、現場で働く者を不安に陥れる会社の施策を止めよう。現場で働く労働者が団結して声を上げればそれは可能です。
労働組合が闘えば状況は変わる
動労千葉はそうしたことを現実の闘いで何度も経験しました。館山運転区や木更津支区廃止という職場が奪われる攻撃に対しても、団結を守り、反対を貫いて闘いました。そして組合員全員の希望通りの異動をかちとり、組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破りました。
分割・民営化過程で不当配転された仲間も、闘いの力で取り戻しました。検修・構内業務の外注化では、再雇用を人質にした卑劣な攻撃を打ち破り、12年間にわたり阻止し続けました。
運転士を駅にたらい回しするライフサイクル制度は、東労組幹部が会社に「逆提案」し、労使一体で推進することではじめて成立したものでした。逆にいえばそういう労働組合の現状を変え、労働者の手に取り戻すことこそが状況を変えるのです。
現場の真剣な声は社会を動かす
断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌をやすやすとたらい回しにすることはできません。それは会社施策のウソと矛盾を暴き出すからです。
社会的にも安全崩壊やローカル線切り捨てに対する心配の声があがっています。現場からの真剣な闘いは、こうしたことを本当に社会問題化する力があります。
「自動運転で乗務員は必要なくなる」は、真っ赤なウソです。どんなに制度を変えても、会社は乗務員抜きでは一本も列車を走らせることはできません。
日々、鉄道の安全を守り、何千人という乗客の命を預かっているのは現場労働者です。この攻撃は必ず打ち破れます。動労千葉と共に「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。
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そして「運転士・車掌廃止」を提案した新たなジョブローテーションでは、「同一担務は最大10年」となっています。職場では「これが本当に実施されたら、いつどこに飛ばされるか分からない」「未来が見えない」「ごますり競争になる」と不安の声が広がっています。
鉄道の仕事を軽視し、現場で働く者を不安に陥れる会社の施策を止めよう。現場で働く労働者が団結して声を上げればそれは可能です。
労働組合が闘えば状況は変わる
動労千葉はそうしたことを現実の闘いで何度も経験しました。館山運転区や木更津支区廃止という職場が奪われる攻撃に対しても、団結を守り、反対を貫いて闘いました。そして組合員全員の希望通りの異動をかちとり、組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破りました。
分割・民営化過程で不当配転された仲間も、闘いの力で取り戻しました。検修・構内業務の外注化では、再雇用を人質にした卑劣な攻撃を打ち破り、12年間にわたり阻止し続けました。
運転士を駅にたらい回しするライフサイクル制度は、東労組幹部が会社に「逆提案」し、労使一体で推進することではじめて成立したものでした。逆にいえばそういう労働組合の現状を変え、労働者の手に取り戻すことこそが状況を変えるのです。
現場の真剣な声は社会を動かす
断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌をやすやすとたらい回しにすることはできません。それは会社施策のウソと矛盾を暴き出すからです。
社会的にも安全崩壊やローカル線切り捨てに対する心配の声があがっています。現場からの真剣な闘いは、こうしたことを本当に社会問題化する力があります。
「自動運転で乗務員は必要なくなる」は、真っ赤なウソです。どんなに制度を変えても、会社は乗務員抜きでは一本も列車を走らせることはできません。
日々、鉄道の安全を守り、何千人という乗客の命を預かっているのは現場労働者です。この攻撃は必ず打ち破れます。動労千葉と共に「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。
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2019年5月6日月曜日
日刊動労千葉 第8621号
「運転士・車掌廃止」絶対許さん!③
「ジョブローテーションでいつ、どこへ行かされるのか…」
不安を抱える仲間に訴える
「ジョブローテーションでいつ、どこへ行かされるのか…」
不安を抱える仲間に訴える
団結して「反対」を貫こう!攻撃は必ず打ち破れる!
「運転士・車掌廃止」提案では、「同一担務は最大でも10年」(実施日以前から通算)とされている。また、誰を乗務員にするかは「通常の異動」という形で、管理職の胸三寸ですべて決まる制度にしようとしている。
すでに会社は、鉄道の現業部門はJR本体に全く残さず、すべて別会社化する構想を打ち出している。いずれ転籍という問題が出てくることは間違いない。
今回の攻撃は、これまでのライフサイクル制度を既成事実にして、「10年で管理職になれなければ出向・転籍しろ」というものだ。それは、JRで働くすべての労働者の未来がかかった問題だ。
職場では、「実施されたら、いつどこに出されるかわからない」「この先どうなるか、未来が見えない」「管理者へのごますり競争になる」といった不安の声があがっている。将来の展望を失って退職する仲間もでてきている。
不安を抱える仲間に訴えたい。団結して声をあげよう。攻撃は必ず打ち破れる。職場からの団結した闘いこそ、会社施策を阻止する最大の力だ。動労千葉はそのことを、現実の闘いの中で何度も体験してきた。
職場に闘う労働組合をとり戻そう
館山運転区や木更津支区廃止攻撃には、団結を守り、反対を貫いて闘いぬいた。そして、全員が希望どおりの異動をかちとり、組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破った。国鉄分割・民営化過程で駅や売店に不当配転された仲間も、闘いの力で取り戻した。
検修・構内業務の外注化をめぐっては、「再雇用と引き換えに外注化に協力しろ」という卑劣な攻撃を打ち破り、12年にわたって外注化を完全に阻止し続けた。団結して闘うことこそ労働者の生きる道であり、未来を切り開く方法だ。
ライフサイクル制度は、東労組幹部が組合員にも隠して会社に「逆提案」し、労使一体で推進することによって成立した制度だ。そうでなければ運転士を駅にたらい回しにすることなどできなかったのだ。
だからこそ、今必要なのは本当の意味で労働者のために闘う労働組合だ。現場労働者のための組合をとり戻すことだ。こういった現実に団結して立ち向かうために労働組合があるのだ。
現場からの真剣な闘いは社会を動かす
断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌を易々とたらい回しにすることなどできない。現場からの闘いは、会社施策のウソと矛盾を暴き続けるからだ。
「運転士・車掌廃止」に対して、世間的にも安全の崩壊やローカル線切り捨てを心配する声が多くあがっている。これを本当に社会問題化して攻撃を阻止する力は、現場からの真剣な闘いにこそある。
「自動運転で乗務員は必要なくなる」など真っ赤な嘘だ。どんなに制度を変えても、現実に運転士や車掌を廃止することなどできない。会社は乗務員抜きで一本の列車も走らせることはできない。日々、安全を守っているのも、何千人という乗客の命を預かっているのも、すべて現場労働者だ。労働者こそ、社会の主人公であり、職場の主人公だ。
だからこそ、団結して闘えば攻撃は必ず打ち破れる。すべての仲間に訴える。ともに団結し「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。
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すでに会社は、鉄道の現業部門はJR本体に全く残さず、すべて別会社化する構想を打ち出している。いずれ転籍という問題が出てくることは間違いない。
今回の攻撃は、これまでのライフサイクル制度を既成事実にして、「10年で管理職になれなければ出向・転籍しろ」というものだ。それは、JRで働くすべての労働者の未来がかかった問題だ。
職場では、「実施されたら、いつどこに出されるかわからない」「この先どうなるか、未来が見えない」「管理者へのごますり競争になる」といった不安の声があがっている。将来の展望を失って退職する仲間もでてきている。
不安を抱える仲間に訴えたい。団結して声をあげよう。攻撃は必ず打ち破れる。職場からの団結した闘いこそ、会社施策を阻止する最大の力だ。動労千葉はそのことを、現実の闘いの中で何度も体験してきた。
職場に闘う労働組合をとり戻そう
館山運転区や木更津支区廃止攻撃には、団結を守り、反対を貫いて闘いぬいた。そして、全員が希望どおりの異動をかちとり、組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破った。国鉄分割・民営化過程で駅や売店に不当配転された仲間も、闘いの力で取り戻した。
検修・構内業務の外注化をめぐっては、「再雇用と引き換えに外注化に協力しろ」という卑劣な攻撃を打ち破り、12年にわたって外注化を完全に阻止し続けた。団結して闘うことこそ労働者の生きる道であり、未来を切り開く方法だ。
ライフサイクル制度は、東労組幹部が組合員にも隠して会社に「逆提案」し、労使一体で推進することによって成立した制度だ。そうでなければ運転士を駅にたらい回しにすることなどできなかったのだ。
だからこそ、今必要なのは本当の意味で労働者のために闘う労働組合だ。現場労働者のための組合をとり戻すことだ。こういった現実に団結して立ち向かうために労働組合があるのだ。
現場からの真剣な闘いは社会を動かす
断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌を易々とたらい回しにすることなどできない。現場からの闘いは、会社施策のウソと矛盾を暴き続けるからだ。
「運転士・車掌廃止」に対して、世間的にも安全の崩壊やローカル線切り捨てを心配する声が多くあがっている。これを本当に社会問題化して攻撃を阻止する力は、現場からの真剣な闘いにこそある。
「自動運転で乗務員は必要なくなる」など真っ赤な嘘だ。どんなに制度を変えても、現実に運転士や車掌を廃止することなどできない。会社は乗務員抜きで一本の列車も走らせることはできない。日々、安全を守っているのも、何千人という乗客の命を預かっているのも、すべて現場労働者だ。労働者こそ、社会の主人公であり、職場の主人公だ。
だからこそ、団結して闘えば攻撃は必ず打ち破れる。すべての仲間に訴える。ともに団結し「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。
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2019年5月5日日曜日
星野文昭 昭島 絵画展
無実で獄中44年 星野さんを今すぐ自由に
星野文昭 昭島 絵画展
星野文昭 昭島 絵画展
昭島市民会館・公民館1階・展示室
(昭島市田中町1-17-1 JR昭島駅北口より徒歩6分)
入場無料
5月23日(木)~25日(土)
23日(木) 12時~午後8時
24日(金) 10時~午後8時
25日(土) 10時~午後6時
詩の朗読会
5月23日(木)
午後2時~、4時~
主催 三多摩星野文昭絵画展実行委員会
星野さんの命を救え! 今すぐ釈放しろ!
沖縄闘争を闘い無実で獄中44年
1971年11月14日、沖縄の米軍基地を固定化するペテン的沖縄返還協定の批准に反対する若者のデモが渋谷で行われました。当時大学生だった星野文昭さんは、リーダーの一人としてデモに参加。デモ隊との衝突で機動隊員1人が死亡した事件の「実行犯」にデッチあげられました。1987年に無期懲役が確定し、現在獄中44年、73歳です。
しかし、星野さんは無実です。2008年、最高裁判所は星野さんを「殴打者」と特定した根拠である「服の色」が間違っていたことを認めましたが、再審請求を棄却しました。服の色が違えば別人です。星野さんは「殴打者」ではありません。星野さんは再審開始を求めて、現在、第2次再審請求の異議審を闘っています。
人権踏みにじる仮釈放却下
星野さんの仮釈放を審理する四国更生保護委員会に対して、星野さんの家族や弁護団は13回の申し入れを行い、全国から寄せられた星野さん解放を求める1万8千通の要望書を提出しました。
ところが3月25日、四国更生保護委員会は星野さんの仮釈放を不許可にしました。星野さんは無実です。44年の投獄は残虐な刑罰で拷問です。命も人権も顧みない国家暴力です。怒りに堪えません。
昭島にいる星野さんの命を守ろう
星野さんは昨年8月に猛暑で倒れ、それ以来体調不振が続いてきました。徳島刑務所は今年3月4日にやっとエコー検査を行いましたが、検査結果を隠してきました。
4月18日になって、エコー検査で異常があったと、星野さんを昭島市の東日本成人矯正医療センターに移監しました。そして、星野さんは肝臓がんだと告げられました。星野さんの命を救え! 医療センターは十分な治療を行え! 家族のもとへ一日も早く解放しろ! 絵画展で星野さんのことを知って、ぜひ一緒に声をあげてください。
文昭さんの絵と暁子さんの詩
絵画展の絵は、差し入れの写真集などをヒントに文昭さんが水彩画を描き、おつれあいの暁子さん(写真右)の面会のたびに渡しているものです。暁子さんはその絵に詩をつけています。絵画展では、その絵と詩をあわせて展示しています。
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日刊動労千葉 第8620号
「運転士・車掌廃止」提案粉砕!
労働組合のない会社・社会を作ろうとする
攻撃を許すな!
労働組合のない会社・社会を作ろうとする
攻撃を許すな!
動労総連合ー申第3号により解明要求を提出(4月26日付)
動労総連合は、4月26日、「新たなジョブローテーション」(運転士・車掌廃止)提案に対して、動労総連合申第3号により申し入れを行った。
今回の「運転士・車掌廃止」提案は、運転士としての誇りや意識を解体するとともに、運転士を志してきた若者たちの将来を奪う攻撃だ。
来年4月1日時点で、さかのぼって「同一担務に10年」以上の場合は「異動・担務変更」を行おうとしている。こんなことを行ったら人心はすさみ、職場は不安と不信感がつのり、安全を確保することなどできなくなってしまう。
そして最大の核心は、JRから労働組合をなくす攻撃だということだ。労働組合がなくなったら、残るのはもの言えぬ職場だ。労働者の未来を奪う攻撃に「間違ってる!」「反対だ!」の声をあげよう。動労千葉とともに闘おう!
動労総連合-「新たなジョブローテーション」に関する申し入れ
2019年4月26日
1.「新たなジョブローテーション」について、次の点を明らかにすること。
-以 上-
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動労総連合は、4月26日、「新たなジョブローテーション」(運転士・車掌廃止)提案に対して、動労総連合申第3号により申し入れを行った。
今回の「運転士・車掌廃止」提案は、運転士としての誇りや意識を解体するとともに、運転士を志してきた若者たちの将来を奪う攻撃だ。
来年4月1日時点で、さかのぼって「同一担務に10年」以上の場合は「異動・担務変更」を行おうとしている。こんなことを行ったら人心はすさみ、職場は不安と不信感がつのり、安全を確保することなどできなくなってしまう。
そして最大の核心は、JRから労働組合をなくす攻撃だということだ。労働組合がなくなったら、残るのはもの言えぬ職場だ。労働者の未来を奪う攻撃に「間違ってる!」「反対だ!」の声をあげよう。動労千葉とともに闘おう!
動労総連合-「新たなジョブローテーション」に関する申し入れ
2019年4月26日
1.「新たなジョブローテーション」について、次の点を明らかにすること。
(1)これまでの養成体系(駅-車掌-運転士)を廃止し、「新たなジョブローテーション」を行う理由及び目的について。2.「新たなジョブローテーション」提案を撤回し、この間の動労総連合要求に基づき労働条件の確立を図ること。
(2)車掌試験、運転士試験を廃止する理由について。
(3)乗務員への異動を「任用の基準」で行う理由について。
(4)「通常の人事異動」で乗務員になるとしているが、その場合の具体的な判断基準を明らかにすること。
(5)「車掌を経ずに運転士になることを可能」とした理由及び根拠について。
(6)車掌、運転士の職名を「乗務係」「乗務指導係」「乗務主任」「乗務主務」に変更する理由について。
(7)「中途採用社員が乗務員へ異動することを可能」とする理由及び目的について。
(8)「同一担務の従事期間が最長でも概ね10年を超えないように異動又は担務変更する」理由及び目的について。
また、「概ね10年」とした根拠及び起算点の考え方について。
(9)「概ね10年」で「異動又は担務変更」を行った場合、今後、経験を積んだ運転士や車掌を確保することが困難になると考えられるが、安全の確保をどのように行おうと考えているのか。
(10)「新たなジョブローテーション」により「多様な経験を積むことで安全・サービスレベルを向上」できるとしているが、理由及び根拠について。
また、「多様な経験」とはどのような職場、職種、業務内容を想定しているのか。
(11)「将来的な車掌業務の変化に柔軟に対応」するとしているが、「変化」「柔軟な対応」の具体的内容について。
-以 上-
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2019年5月3日金曜日
日刊動労千葉 第8619号
「新人事・賃金制度」と闘い、
安心、安全、健康に働ける職場をつくろう!
第28回貨物協議会総会
安心、安全、健康に働ける職場をつくろう!
第28回貨物協議会総会
貨物協議会は4月25日、第28回総会を開催しました。総会は大久保支部長を議長に進められ、佐藤貨物協議会議長、本部川崎書記長のあいさつ、大竹副委員長から貨物をめぐる動き、三役から、総括、情勢、方針が提起されました。質疑応答では、ダイ改後の問題点、勤務のあり方、安全対策、トイレ問題等、活発な議論が行われました。
貨物においては、本年4月から、「「当社は、時代が大きく変化していることに今後も対応し、持続可能でさらなる発展を遂げるために」という新人事・賃金制度」が導入されました。
「社員としての重要な価値観、行動、また能力、実績等を反映」する、全面的な評価制度。「役割や職務に応じた給与体系を基本とし、これまで以上に、会社貢献や職務・実績等に応じた処遇が実現する」、賃金制度というものです。
「評価」されなければ、ずーと低賃金のまま、それが退職金にまで響くというとんでもない制度です。「評価」によって、それを「正当化」するのです。
「株式上場」=労働者の低賃金化
「JR貨物グループ経営計画2023」では、「『鉄道事業を基軸とした総合物流グループ』に進化」し、「5年後に連結経常利益140億円以上を達成し、株式上場を見通せる企業グループにする」、そのための「新人事制度」導入なのです。
「社員が仕事にやりがいを持ち、働きやすさや幸せを感じる会社・職場にする」と、よく平気で言えるものです。また、「組合とも度重なる議論を重ね、新しい時代にふさわしい、未来に向けた制度を作り上げたもの」として、日貨労の裏切りを全面的に賛美しています。
しかし、「走狗煮らる」=管理職層を中心とした大量脱退が始まっています。労働者が団結して、資本(会社)と闘うための武器が労働組合です。この原則を曲げたとき、こうなるのです。
正念場の2019年
これから本格的な運用が始まる、「新人事・賃金制度」との闘い、本線運転士の高齢者対策を2本柱に、2019年は、貨物協議会にとって正念場の年です。この1年、本気になって千葉機関区の将来展望を切り開くために団結を固め、JRの大再編情勢=第3の分割・民営化攻撃と闘い抜かなければなりません。
全社的にも、2018年4月1日現在で、5406人中、51歳以上が352人(7%)、56歳以上が812人(15%)となっています。会社は千葉機関区を、「高齢者職場のモデルケース」として考えており、逆に言えば闘いのチャンスはいくらでもあります。そのための武器は、動労千葉の「反合・運転保安確立」路線の中にあります。みんなの知恵と団結で65歳まで、安心・安全・健康に働ける職場をつくっていかなければなりません。
シニア格差を許さない
定年延長や仕業緩和・高齢者交番・シニア社員として本線乗務する場合の手当の改善など、適正な労働条件を確立するために全力で闘います。特に、嘱託社員制度からシニア社員制度に変っても、基本給の地域間格差は酷いままであり、重要な闘いの課題として取り組まなければなりません。
なによりも、人生の大半を過ごす職場において、一番大切な労働条件は「職場が明るく楽しいこと」「仲間に会えるのが嬉しいこと」です。それには現場で労働者が団結して、お互いに助け合っていることです。「おかしいことはおかしい」と、キチンと声をあげ、働く職場を守り抜こう!
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貨物においては、本年4月から、「「当社は、時代が大きく変化していることに今後も対応し、持続可能でさらなる発展を遂げるために」という新人事・賃金制度」が導入されました。
「社員としての重要な価値観、行動、また能力、実績等を反映」する、全面的な評価制度。「役割や職務に応じた給与体系を基本とし、これまで以上に、会社貢献や職務・実績等に応じた処遇が実現する」、賃金制度というものです。
「評価」されなければ、ずーと低賃金のまま、それが退職金にまで響くというとんでもない制度です。「評価」によって、それを「正当化」するのです。
「株式上場」=労働者の低賃金化
「JR貨物グループ経営計画2023」では、「『鉄道事業を基軸とした総合物流グループ』に進化」し、「5年後に連結経常利益140億円以上を達成し、株式上場を見通せる企業グループにする」、そのための「新人事制度」導入なのです。
「社員が仕事にやりがいを持ち、働きやすさや幸せを感じる会社・職場にする」と、よく平気で言えるものです。また、「組合とも度重なる議論を重ね、新しい時代にふさわしい、未来に向けた制度を作り上げたもの」として、日貨労の裏切りを全面的に賛美しています。
しかし、「走狗煮らる」=管理職層を中心とした大量脱退が始まっています。労働者が団結して、資本(会社)と闘うための武器が労働組合です。この原則を曲げたとき、こうなるのです。
正念場の2019年
これから本格的な運用が始まる、「新人事・賃金制度」との闘い、本線運転士の高齢者対策を2本柱に、2019年は、貨物協議会にとって正念場の年です。この1年、本気になって千葉機関区の将来展望を切り開くために団結を固め、JRの大再編情勢=第3の分割・民営化攻撃と闘い抜かなければなりません。
全社的にも、2018年4月1日現在で、5406人中、51歳以上が352人(7%)、56歳以上が812人(15%)となっています。会社は千葉機関区を、「高齢者職場のモデルケース」として考えており、逆に言えば闘いのチャンスはいくらでもあります。そのための武器は、動労千葉の「反合・運転保安確立」路線の中にあります。みんなの知恵と団結で65歳まで、安心・安全・健康に働ける職場をつくっていかなければなりません。
シニア格差を許さない
定年延長や仕業緩和・高齢者交番・シニア社員として本線乗務する場合の手当の改善など、適正な労働条件を確立するために全力で闘います。特に、嘱託社員制度からシニア社員制度に変っても、基本給の地域間格差は酷いままであり、重要な闘いの課題として取り組まなければなりません。
なによりも、人生の大半を過ごす職場において、一番大切な労働条件は「職場が明るく楽しいこと」「仲間に会えるのが嬉しいこと」です。それには現場で労働者が団結して、お互いに助け合っていることです。「おかしいことはおかしい」と、キチンと声をあげ、働く職場を守り抜こう!
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