2019年5月28日火曜日

日刊動労千葉 第8630号

国鉄闘争で日本の労働運動を元気に!
6・9全国集会へ

上野公園野外ステージに大結集を

 すべての組合員のみなさん!6月9日、東京・上野公園野外ステージで開催される国鉄1047名解雇撤回、労働運動の再生をめざす全国集会への総結集を訴えます!

非正規職2千万人社会

 いまJR東日本の職場では前代未聞の労組破壊攻撃が吹き荒れています。32年前、民営化によって国鉄労働運動をつぶし、総評・社会党を解散に追い込んで「非正規職2千万人社会」を生み出したように、安倍政権は、「労働組合の存在しない企業」「労働組合の存在しない社会」へ、JRで労組破壊の新たなモデルを作り、それを社会全体に拡げようとしています。
 これが「働き方改革」の本質です。「同一労働同一賃金」「社会から非正規という言葉をなくす」という美名のもとで、「非正規雇用だけの社会」「労働組合の存在しない社会」を作ろうとしているのです。

「アンダークラス」 928万人!

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8630/

 「貧困に陥り、抜け出すことができない『アンダークラス』の人たちは、明日の私たち。社会学者の橋本健二・早稲田大教授は、近著『アンダークラス―新たな下層階級の出現』で『現状を放置すれば日本社会は危機的状況を迎える』と警告する」という、毎日新聞の特集記事は衝撃です。
 「アンダークラスとは、パート主婦らを除いた非正規労働者を指す・・日本には928万人のアンダークラスが存在し、就業者の14・9%を占めた。平均個人年収は186万円、とりわけ59歳以下の男性と単身女性の貧困率が深刻」。

UNION YES!

 「普通のサラリーマンが病気やケガなどでアンダークラスに転落することは珍しくありません。あなた自身や、あなたの子供がそうなったら、どうしますか?
 病気、配偶者との離死別、リストラ、『落とし穴』はすべての人生に開いている」とあります。
 こうした時に、「UNION・YES!」「労働組合こそ!」と、声を大にして叫ばずにはいられません。国鉄闘争は、分割・民営化攻撃によって後退を余儀なくされた労働運動の復権・再生をかけた闘いです。新自由主義によって非正規職に突き落とされ、格差・貧困を強制されている膨大な労働者の権利回復の闘いです。


https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8630/

全世界で労働者大反乱

 世界中で労働者階級の大反乱が開始されています。韓国では、民主労総を先頭とした「ロウソク革命」を引き継いだ「非正規職撤廃!」「労働法改悪阻止!労働基本権獲得!」の闘いがひろがっています。
 アメリカでは、ロサンゼルス統一教組・UTLAストライキの歴史的勝利。ウェストバージニアから始まった教育崩壊に対する止むに止まれぬ闘いは、アメリカ全土に拡大しています。
 フランスでは燃料税引き上げを契機に始まった黄色いベスト運動は、今も継続して闘い続けられています。
労働者の団結した闘いが未来を切り拓く! 6・9全国集会を新たなスタートに、国鉄闘争で日本の労働運動を元気にしよう! 第3の分割・民営化攻撃を打ち砕こう!

国鉄闘争全国運動6・9全国集会
6月9日(日)午後1時~上野公園野外ステージ

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