2019年8月22日木曜日

日刊動労千葉 第8668号

被爆74周年 8・9長崎反戦反核集会

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安倍倒せ!核兵器・原発全廃!改憲止めよう!

 8月9日、長崎は被爆74年を迎えた。
 前日の8日には、市内で街宣行動と市内デモを行い9日の集会・デモへの参加を呼びかけた。
 当日は、城栄公園に集合し、爆心地に向けてデモに出発。安倍が式典会場に向かうためにデモが止められたが、「安倍は長崎から出て行け! 改憲と戦争に突き進む安倍政権打倒!」の怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。爆心地に着き、11時2分原爆投下時間に黙祷。
 13時30分、長崎市勤労福祉会館講堂において「8・9長崎反戦反核集会」が、ナゼンナガサキの主催で開催された。
 主催者あいさつを長崎被爆者・城臺美弥子さんが行った。「無実の罪で44年国家権力によって殺された星野文昭さんの冥福を祈り黙祷をしたいと思います。
 74前に3個だった核兵器は現在、一万五千発にもなっています。74年前の8月9日に私も友達も原子爆弾により被爆しました。けれど私は長崎を少し離れておじいさんのところで暮らしました。長崎に残った友達は若くして亡くなってしまいました。だから福島原発事故の事を聞いたときから、毎年長崎で福島の家族を招いて保養を行っています。核兵器廃絶、改憲・戦争に突き進む安倍政権打倒へ、闘いましょう」と訴えた。
 広島からは被爆二世で広大生協労組委員長の壱貫田さんが、「今年の8・5、6は、改憲・阻止の闘いの可能性を大きく切り開いた。労働組合の団結の力で改憲を阻止しよう」と訴えた。動労総連合九州の羽廣委員長と石崎さんが登壇し共に闘う決意を述べた。
 山本志都弁護士が「止めよう!安倍政権の改憲を」と題して講演。
 「今年の8月はいつもと違う緊張をもった8月になっている。安倍政権により排外主義があおられ、戦争が来てしまいそうな情勢です。私たちは傍観者にならず声をあげ改憲を阻止しましょう」と訴えた。
 休憩後、今年の保養のビデオが上映され、「保養に来たお母さんたち、子供たちの笑顔に力をもらっている」との発言があった。
 次に、「反核!ヒロシマ、ナガサキ、フクシマそしてオキナワ」と題して福島診療所建設委員会事務局長の渡辺薫さんが講演。
 「『3・11』から8年、安倍は避難者をゼロにしようとしている。福島の子供たちの甲状腺がんと被爆の関係も否定している。絶対に許せない。高線量地帯のなか、来年3月には常磐線を全線開通させようとしている。文科省は放射線副読本を小・中学校に配布し、子供たちを廃炉作業従事者として育成しようとしている。許せません。改憲阻止、原発全廃で共に闘いましょう」と訴えた。
 闘いの現場から、動労千葉の中村執行委員、レイバーネット福岡、京都大学の学生が発言した。
 集会決議(案)を城臺さんが読み上げ、会場の拍手で採択され、閉会した。

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