ジョブローテーションただちに中止しろ!②
不当配転に断固反撃を!
ライフサイクルがもたらしたもの
諦めずに反対を貫き、声をあげることが現状を動かす
現場からの声にこそ力がある
ジョブローテーションでの不当配転が強行されている。千葉でも多くの乗務員が駅に強制配転された。今の職場は、会社が矢継ぎ早に仕掛ける攻撃を前に、声を上げることも困難な状況にある。だが、鉄道を動かす力も、この職場の現実を変える力も、すべて現場労働者にある。会社は「大きく」とも、「強い」わけではない。
不安を感じ、怒りを持つ仲間に訴える。われわれはジョブローテーションを断固として許さない。すべての仲間はともに闘おう。
改めて裏切り妥結を許さない
だからこそ、改めて東労組のジョブローテーション妥結は許すことができない。たとえどんなに厳しくとも、労働組合には譲ってはならない一線がある。
そもそもジョブローテーション提案時も現場からは「どこに配転されるのか」「なぜ職名を廃止するのか」「安全レベルが低下する」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」と声が上がっていた。「社員自ら主体的にキャリアを描く」といった会社の口上は建前で、本音が乗務員の権利と職場の団結破壊にあることは誰しもが気づいていることだ。
それを東労組は「反対だけで展望は開けない」「施策をつくる」「納得感がポイント」と、あくまで〝施策を受け入れろ〟と現場に強制した。
その結果、何が起きているのか。現場に怒りはあっても、声を上げることさえ諦めさせられている。会社が居丈高に攻撃をかけてこれるのは、それが最大の理由だ。
容認すれば攻撃はエスカレート
2月1日の駅への大量配転を引き起こしたのは、東労組がライフサイクルを「輸送のプロはステップアップ」などという屁理屈を使って推進してきた結果だ。
「白紙撤回はできない」「3年で帰ってこれる」と現場を諦めさせ、容認してきた。その結果、運転士をたらい回しにするという矛盾だらけのことが〝既成事実〟にされた。それが「恒久的な駅への配転」へのエスカレートを生んだのだ。
そして、大事なことは攻撃はここで終わったわけではないということだ。駅への配転を容認すれば、今度は「即出向」「転籍」と乗務員を使い捨てる攻撃がさらにエスカレートすることは間違いない。
今こそともに声をあげよう
だが、会社も何か展望を持って攻撃しているわけではない。本気になって声を上げれば、さらなるエスカレートを止めることができる。
ライフサイクル提案当初、現場からは激しい怒りがわきおこった。東労組の青年運転士たちの怒りの声を前に、会社もいったん実施を延期せざるを得なくなった。
乗務員をたらい回しにして駅に放り出すなど、それ自身が矛盾だらけだ。現場が反対を貫いて声を上げている以上、会社もやすやすとたらい回しになどできないのだ。
改めてすべての仲間に訴える。今こそともに声を上げよう。それが、乗務員を「輸送サービススタッフ」として単なる保安要員とする攻撃、職場を管理者への〝ごますり競争〟にする攻撃を阻止するための力だ。われわれは反対を貫き闘い抜く。ともに声を上げ、闘おう。