ワンマン列車
「体が半分出たままドアが閉まった」
JR東日本は6月17日、相模線(4両編成)と宇都宮線・日光線(3両編成)へのE131系列車導入を発表しました。また、中編成を含むワンマン運転拡大を次々に提案・強行しようとしています。
会社は、「ワンマン運転で問題は起きていない」「安全は確保されている」と言っています。しかし、現実には、ワンマン運転で安全上の重大な問題が次々に発生しています。
ワンマン列車で安全守れない
先日、ワンマン列車に乗車した乗客から、「体が半分出たままドアが閉まってしまった」という声が寄せられました。
3月16日には外房線・太東駅で転倒骨折事故が発生し、4月20日には内房線・江見駅で乗客がドアに挟まれそうになっています。
ドアの開閉は、車掌が行っても神経を使う作業です。それを運転士一人に責任と負担をすべて押し付けるワンマン運転は絶対に許すことはできません。
公共交通の使命を放棄するな
チケットレス化や無人化を含めて、会社は「障害者やお年寄りが事実上、列車に乗れなくなっても構わない」「乗客とともに地方路線を切り捨てる」という施策を進めています。
しかし、鉄道は公共交通機関です。安全と地域住民の生活を犠牲にするワンマン化はただちに中止すべきです。
JR東日本 ワンマン列車の乗客からの声
◯この間、コロナ禍でドアがすべて開くようになっているが、この日はなぜか開いていないドアがあった。
◯乗車したところ、体が半分ドアから出たままドアが閉まって、発車しようとしていた。横の2人の男性がドアを引っ張ってくれて、乗車でき、事なきを得た。怖い思いをすることになった。
◯障害者やお年寄りは鉄道から排除されていると感じる。
◯橋上駅舎で改札口まで階段を登って、その後降りなければならない。
◯委託駅で駅には1人いて切符の受取をやっている。いない時は箱に入れてくださいという対応。
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