「融合化」提案と全力で対決を!
第84回定期委員会( 6/20)
6月20日、DC会館において第84回定期委員会を開催し、JR民営化体制の崩壊―5・26「融合化」提案と全力で対決し、外注化粉砕、反合・運転保安確立、組織拡大、闘う労働運動の復権に向けて全力で闘い抜く方針を確立した。
委員会は、木更津支部の小柴君を議長に選出。スローガン提起の後、関委員長があいさつを行った(別掲)。動労千葉を支援する会の山本事務局長から「職場代表選で示されたことは、傲慢で思い上がったJRに対する現場労働者の怒りがどれだけ深いのかということです。まったく新たな情勢に、1987年4月・支援する会発足の原点にたちかえり共に闘い抜きます」と、熱い来賓のあいさつを受けた。
その後、経過報告、当面する取り組み、共済適用承認、質疑応答が行われた。 総括答弁の後、委員会宣言が発表され、組合歌合唱・団結ガンバロ―を三唱し委員会は成功裡に終了した。
本定期委員会で獲得しなければいけないことは何か。第一に、現業機関の職名を全廃して〝融合化〟し、丸ごとJR本体から放り出すことをもってJRグループ会社全体の白紙的な再編をする攻撃に、外注化阻止闘争、反合・運転保安闘争を再構築することをもって立ち向かう方針を確立することです。
第2の課題は、闘いのすべてを組織拡大の一点に集約していくことだ。
融合化提案は、①われわれが担ってきた各系統の業務の専門性や社会的意味を〝何の価値もないもの〟〝評価に値しないもの〟として否定し、②労働者を際限のない競争に駆り立て、③出向も転籍も自由自在にできる存在に貶める攻撃です。
それに立ち向かう最大の手段は組織拡大です。CTSにおける職場代表選の勝利がその可能性を示しています。職場代表から過半数組合へ、動労千葉もあと一歩、もうひとふんばり、闘いに起ち上ろう!
最後に、7月4日、千葉市民会館で開催される「1047名解雇撤回!関西生コン支部弾圧粉砕!『労組なき社会』化を許すな!7.4国鉄集会」への組合員の全力結集を訴えます。
出された主な意見
▽貨物夏季手当の低額回答、なによりシニアの基本給の地域間格差を徹底的に追及していく。この間、連結後の確認作業・換算通知・シーツ交換・アルコール検査などよけいな負担が増えている。
▽職場代表選への協力ありがとうございました。津田沼ではエルダーの退職などの要員問題についてとことんやっていきたい。
▽職場代表選は圧勝しました。ありがとうございました。高齢法をめぐる団交をやっても矛盾だらけ。70歳まで働き続ける労働条件確立へ、委員長が言われたように、もうひとふんばり、全力で闘っていきたい。
▽3月ダイ改では久々の本線のストを貫徹した。ワンマンで事故があっても、何があっても会社は反省しない。タブレットの更新における超勤扱いなど、声を上げ続けることが大切だ。
▽ワンマン運転2両でも大変なのに、これが4両などになったら、特に夜間の確認作業などできるわけがない。ワンマン運転中止の団交など、取組みの強化を。
▽最近のJRの施策はものすごいスピードだ。転籍が目前にせまっていると感じる。技術職の将来展望があるのか。コスト削減による検修合理化で台車の亀裂など、JR・私鉄を問わず事故・故障が吹き出している。この先、人命にかかわる大事故が起きるのではと危惧している。