2022年5月3日火曜日

日刊動労千葉 第9112号

鉄道労働者として絶対に忘れることの
できない 尼崎事故17周年弾劾!
尼崎現地で集会とデモ



4月24日、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西の呼びかけで尼崎事故弾劾集会がJR尼崎駅北口広場で開催された。関西を中心に約100名が参加した。動労千葉からは渡辺書記長、北村執行委員が参加した。
主催者あいさつを港合同・中村委員長が行い、連帯労組関西地区生コン支部の武谷書記次長が特別報告。基調報告を行った動労西日本の山田書記長は、17年目を迎えた尼崎闘争が国鉄分割・民営化と安全無視の大合理化の帰結だと批判した上で、800人の要員削減、地方ローカル線切り捨てに突き進むJR西日本の姿は、何も変わっていないことを怒りを込めて弾劾した現在、事故現場はマンションと周辺をJR西日本が買い取り、慰霊施設「祈りの杜」として整備されている。マンションの4階から下が残され屋根で覆われている。

 

 JR労働者の決意では動労千葉、動労西日本、動労総連合・九州の仲間が発言。それぞれ、鉄道労働者として絶対に忘れることのできない日として、この日の闘いにのぞむ決意を明らかにした。動労千葉の渡辺書記長は、まず尼崎事故で犠牲となった107人に哀悼の意を示すとともに、コロナ禍の下でのJR東日本のコストカット攻撃は必ず安全破壊につながること、「業務融合化」とワンマン運転拡大に対して3・11~13ストライキに立ち上がったことを報告した。さらに、1047名解雇撤回闘争の勝利、11・6全国労働者集会への大結集をよびかけた。
国鉄闘争全国運動の参加団体から、日教組奈良市、大阪市職の仲間、関西合同労組、八尾北医療センター労組、高槻医療福祉労組、全学連が発言した。港合同の木下執行員のまとめと行動提起の後、事故現場までのデモ行進を貫徹した。

 

武器を送るな! 参戦するな!
「大行進」が集会と浅草デモ

4月23日、東京・すみだリバーサイドホールで、改憲・戦争阻止!大行進の主催で、「台湾・中国・沖縄を核の戦場にさせない!4・23集会」と浅草デモが行われた。

 

 集会では、基調報告を呼びかけ人の森川さんは「ロシア軍の『戦争犯罪』を言うが、そもそも『戦争自体が犯罪』だ。戦争を誰も止めない以上、私たちが止めるしかない。革命しかない」と訴えた。次に、「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水事務局長がリーモートで、宮古島に自衛隊ミサイル基地が作られ、対中国を想定した戦争準備が進められていること、島民が体を張って闘っていることが報告された。動労千葉から中村副委員長が発言した。集会後、 青年・女性・学生を先頭にした浅草反戦デモが行われ、周りからすごい注目され、デモへの飛び入り参加する青年が多数いた。