闘うメーデー復権を!
3労組共同アピールを全国・全世界へ!
新型コロナ感染症が世界を覆う状況の中、私たちは、ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、あらたな世界戦争の危機に直面しています。「プーチン=悪、NATO=正義」という論理で世界が二分され、そのもとで多くの労働者市民の命が奪われています。
しかし、ソ連崩壊以降の歴史を見れば明らかなとおり、この戦争の真の原因は、NATO、とくにアメリカにこそあります。資本主義の出口なき危機が戦争を現実化させているのです。その本質を見すえ、国家・国境をこえて戦争反対の闘いに立ち上がらなければなりません。
今年のメーデーは「反戦」メーデーとして重要な闘いとなりました。
あらためて「メーデー」とは?
5月1日は、「労働者の闘いの日」=メーデーです。本来「メーデー」とは、ヨーロッパの各地で夏の訪れを祝う、「五月(MAY)祭り」を意味しました。労働者の日としてのメーデーは、1886年5月1日にアメリカでシカゴを中心に8時間労働制(8時間は労働に、8時間は休息に、8時間は自分の好きなことに)を要求して統一ストライキを闘ったことが始まりです。
日本でも、今の連合などの「官製メーデー」とは大違いで、1946年の「食糧メーデー」、1952年の「血のメーデー」と終戦直後の厳しい食糧事情、劣悪な労働環境に対し「生きさせろ」と命をかけた激しい闘いがありました。
「戦時下」の22春闘を闘う
3月11日から13日にかけて職名廃止―融合化粉砕、仕業検査周期延伸反対―検査派出廃止・要員削減阻止、乗務員の業務等の見直し撤回、ワンマン運転拡大阻止、外注化撤回、定年延長と70歳まで働き続けることのできる労働条件確立に向け、3月ダイ改ストライキを闘いぬきました。
今回のストはロシア・プーチン政権がウクライナへの軍事侵略を開始する戦時下の春闘ストライキとなりました。同じ質をもって、4月7日、CTS春闘において3年連続ベアゼロ回答弾劾、65歳雇用延長問題をめぐって、CTS本社抗議行動を貫徹しました。
戦争阻止は労働組合の「基本のき」
賃金、雇用、労働者の生活を守る闘いと戦争に反対する闘いは一つの闘いです。戦争こそが最大の生活破壊であり、権利破壊です。それは、関西生コン弾圧やJRにおける「労組なき社会」=労働組合根絶攻撃と一体です。メーデーを本来の「労働者の闘いのメーデー」として復権させなければなりません。
戦争阻止は、労働組合の「基本のき」です。いまこそ国境・国家をこえて戦争反対の声をあげなければなりません。労働者の国際連帯闘争で戦争を止めよう。労働者の団結した力で新自由主義を終わらせよう。闘う労働組合を甦らせよう。
11月労働者集会・改憲阻止!1万人大行進へ!「3労組共同アピール」を全国・全世界へ!