運転士・車掌「相互運用」中止を
動労千葉8/18 JR千葉支社と団体交渉
8月18日、動労千葉は運転士・車掌の相互運用に関する団交を行いました。会社は今後、予備時だけでなく、交番中も車掌行路を指定するとしています。
交番中にも車掌行路指定
運転士交番の中に車掌行路を混ぜれば交番順序表は崩されます。交番順序表は、不規則な乗務労働の中でも労働者の労働条件や権利と安全を守るためのものです。「崩れて当たり前」になっていいはずがありません。
会社は「前月に勤務指定すれば問題ない」と回答しています。なし崩しで乗務員を好き勝手に運用しようなど許せません。
現場ないがしろにするな
会社は運転士・車掌の仕事をあまりに軽く見ています。鉄道と安全、現場労働者をないがしろにすることは絶対反対です。
8/18千葉支社団体交渉(要旨)
◆相互運用の目的は何か
→運転士が車掌の業務も行うことで柔軟な働き方の実現、幅広い仕事の知識、経験、技量を維持を行う。多様な経験を積むことで安全やサービスが向上できる。
◆要員削減につながる
→要員関係ではなく、多様な経験を積んでもらう目的だ。
◆人数規模はどのくらいか
→必ず何人ということはない。区所の特徴に合わせる。
◆車掌行路の指定の仕方は?
→・今月は勤務発表後だったので勤務変更で行う。
・9月以降は勤務指定の段階で車掌行路を指定する。
・交番の中でも車掌行路を指定する。
・ひと月の中で運転士の日、車掌の日がある。
◆交番順序表の変更もなしに追加するのか。運転士と車掌では業務内容も違う。
→勤務指定で入れることは可能だ。通常の勤務発表でも交番順序が変わることはある。
◆他区への拡大、対象行路の拡大は行うのか
→他区での検討は行う。行路拡大は状況を見て判断する。
◆他支社では実績があるのか
→例えば横浜支社では行っている。
◆「柔軟な運用」により「今日は運転士、明日は車掌」となれば要員削減、行路長大化につながる。安全が脅かされる
→必要な教育と不安解消は継続して行う。
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