契約・パート社員の時給を1500円に
CTS時給は2年半でわずか10円しか上がっていない
動労千葉は8月22日、最低賃金の改定(10月1日から千葉県は31円引き上げの984円)にあたり、CTS(JR千葉鉄道サービス)に対して全事業所一律1500円に時給を引き上げるように申し入れを行いました。
物価の高騰、「もう限界」
原油価格の高騰や円安、ウクライナ戦争の影響もあり、生活必需品などあらゆる値上がりが続いています。電気・ガス代は1年で20%の値上げで、現場から「もう限界だ」の声が上がっています。
日本の最低賃金は、OECD諸国の中でも最低水準です。
CTSの千葉エリアの時給(現在1040円)では、1か月(160時間)の賃金は16万6400円にしかなりません。手取りで13万円前後。これでは自立した生活が成り立ちません。時給1500円は、まさに最低限度の要求なのです。
CTSは物価高騰に見合った大幅賃上げを! 生活できる賃金を!
CTSは2年半でわずか10円
CTSはJR東日本の赤字を口実に賃金抑制を続けてきました。社員はずっとベースアップ(ベア)ゼロ。ボーナスも、コロナ禍になって減額のままです。
契約社員・パート社員の時給は、この2年半で10円しか上がっていません。最低賃金との差は縮まるばかりです。これではまともに人が集まるわけがない。
黙っていても賃金は上がりません。現場からの怒りの声を上げよう。
最低賃金引き上げにともなう事業所賃金引き上げ
及び労働条件改善に関する申し入れ(要旨)
1⃣ 契約社員・パート社員の時給を、一律1500円に引き上げること。事業所間の時給格差を直ちに解消すること。
2⃣ 希望者全員を正社員に登用すること。
3⃣ 契約を月給制に戻し 定期昇給制度を導入。社員と同様の退職金制度を新設。
4⃣ 住宅手当の契約・パート・嘱託を含む全社員に拡大。
5⃣ 60歳以降(社員の嘱託移行時以降)の賃金引き下げ、65歳以降の再雇用時の賃金引き下げのとりやめ。
6⃣ 希望者全員を70歳まで雇用。JRからのエルダー出向者も同様の扱いに。
7⃣ 深夜早朝手当の事業所間格差を解消し一律1500円支給。
8⃣ 嘔吐物処理手当の支給。消毒作業に危険手当支給。
9⃣ 新型コロナ感染症に対する危険手当として一律10万円の支払い。
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