外注化は安全崩壊の道
「選択と集中」による外注化・廃線許すな
「選択と集中」による外注化・廃線許すな
JR東日本で事故が頻発し、北海道の安全崩壊がJR東日本にも拡大しています。
北海道で6割超の線区廃止
JR北海道に設置された有識者会議が6月、「JR北海道再生のための提言書」を出しました。提言は、JR北海道に対し「事業範囲の選択と集中」「鉄道特性を発揮できない線区の廃止を含めた見直し」を求めています。「選択と集中」は、不採算部門を切り捨てる企業の常套句です。
直後に留萌本線の廃止が報道されました。同じように採算ライン(輸送密度2千人/㌔未満)を割り込む路線をすべて廃止すれば北海道では実に6割が廃線となりかねません。
鉄道設備は古くなるほど維持費が必要となるのは当然です。ところがJR北海道は、航空機や高速バスとの競争の中で、予算や要員の大半を高速化や新幹線 工事にあて、安全対策や路線維持には注意を払いませんでした。
その結果、現場には要員も資材も届かず、線路の補修もできずにデータ改竄が横行するようになったのです。
こうして2013年ごろから安全崩壊が一挙に表面化しました。それを今になって「安全経費には約2600億円かかるから、もはや路線維持はできない」とローカル線廃止を沿線住民に迫っているのです。
外注化による事故頻発
JR東日本も、北海道とほとんど同じ構図で事態が進んでいます。「選択と集中」と称して、品川や渋谷の再開発や羽田と都心を結ぶ新線などには巨額の投資を行い、他方では鉄道業務を外注化し、ローカル線を切り捨て政策を推進しています。
JR千葉支社は8月20日、駅委託と窓口削減・要員削減を提案しました。業務のすべてが委託される駅は65駅、一部委託も含めれば71駅となり、JR直営駅よりも多くなります。
駅は旅客が乗降するだけでなく、地域の拠点であり、鉄道の安全・安定輸送にも大きな役割も果たしています。緊急時の拠点です。
直ちに外注化の中止を!
外注化によって業務の連携や技術継承が本当に破壊されています。外注化は安全を破壊します。JRは直ちに外注化を中止し、すべての業務と労働者をJRへ戻せ!
ニュースへのリンク
北海道で6割超の線区廃止
JR北海道に設置された有識者会議が6月、「JR北海道再生のための提言書」を出しました。提言は、JR北海道に対し「事業範囲の選択と集中」「鉄道特性を発揮できない線区の廃止を含めた見直し」を求めています。「選択と集中」は、不採算部門を切り捨てる企業の常套句です。
直後に留萌本線の廃止が報道されました。同じように採算ライン(輸送密度2千人/㌔未満)を割り込む路線をすべて廃止すれば北海道では実に6割が廃線となりかねません。
鉄道設備は古くなるほど維持費が必要となるのは当然です。ところがJR北海道は、航空機や高速バスとの競争の中で、予算や要員の大半を高速化や新幹線 工事にあて、安全対策や路線維持には注意を払いませんでした。
その結果、現場には要員も資材も届かず、線路の補修もできずにデータ改竄が横行するようになったのです。
こうして2013年ごろから安全崩壊が一挙に表面化しました。それを今になって「安全経費には約2600億円かかるから、もはや路線維持はできない」とローカル線廃止を沿線住民に迫っているのです。
外注化による事故頻発
JR東日本も、北海道とほとんど同じ構図で事態が進んでいます。「選択と集中」と称して、品川や渋谷の再開発や羽田と都心を結ぶ新線などには巨額の投資を行い、他方では鉄道業務を外注化し、ローカル線を切り捨て政策を推進しています。
JR千葉支社は8月20日、駅委託と窓口削減・要員削減を提案しました。業務のすべてが委託される駅は65駅、一部委託も含めれば71駅となり、JR直営駅よりも多くなります。
駅は旅客が乗降するだけでなく、地域の拠点であり、鉄道の安全・安定輸送にも大きな役割も果たしています。緊急時の拠点です。
直ちに外注化の中止を!
外注化によって業務の連携や技術継承が本当に破壊されています。外注化は安全を破壊します。JRは直ちに外注化を中止し、すべての業務と労働者をJRへ戻せ!
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