2015年9月9日水曜日

外注化阻止ニュース 第216号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka216.pdf


動労水戸  被曝労働拒否の闘い
帰還強制を迫る常磐線 全線開通に反対!

 動労水戸などの呼びかけで8月29日、「帰還と被曝の強制許さない!いわき行動」が300人の参加で行われました。動労水戸はこの日、ストライキを決行しました。

安倍政権の棄民=帰還政策

 安倍政権は、福島県楢葉町の避難指示を解除し賠償金も打ち切って住民に帰還を強いようとうしています。JR東日本はこれに同調して原発からわずか2㌔を走る常磐線の全線開通を画策しています。先に全線開通した国道6号線は、放射線量があまりに高く、「窓は開けるな。降りるな。バイク・自転車と飲食は禁止」。こんな危険な道路をなぜ開通したのか。避難住民の帰還強制のためです。
 安倍政権は、まるで原発事故などなかったかのように福島を見殺しにしています。
 労働組合は何をなすべきか。何ができるのか。動労水戸は被曝労働拒否と常磐線の全線開通に反対してストライキで闘っています。
 動労水戸の石井真一委員長は次のように訴えています。
 「原発事故は収束していない。にもかかわらず『楢葉町に帰れ、補償も打ち切る』と安倍首相は言う。帰還が始まれば鉄道・自治体・教育・郵政・NTT・水道・運輸などすべての労働者に被曝が強いられる。労働組合として絶対に許せない」「JRは常磐線を全線開通させるためにバラストを交換してどれだけ線量が下がるかを調べる工事を始めた。動労水戸は団体交渉を要求したがJRは応じない。労働者が被曝しても関係ないという態度だ」

原発を止める労働組合の力

 原発ユニオンの労働者は、除染労働者として働き、労働基準法も労働安全衛生法も守られていない現実を告発して解雇された経験を語り、
「人間らしい労働条件とまともな賃金を求める」と語っています。
 この日、JRいわき駅の近くにある「いわき運輸区」の前では、動労水戸や動労千葉の青年部組合員がアピールを行いました。
 「被曝したくないとはっきり言えるのが労働組合。動労水戸に入って会社と闘おう」
 「動労水戸は皆さんの決起に全力で応える」

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