2017年9月21日木曜日

闘いなくして安全なし No.136

http://www.doro-chiba.org/ga/tn136.pdf


乗務手当廃止阻止
東労組の裏切り許すな!
職場から絶対反対の声を!

 JR東日本はいよいよ「乗務員手当(特殊勤務手当)廃止」に手を付けようとしています。当然、東労組はそのことを知っています。
 しかし東労組は、そのことについて一切を隠しています。なぜ職場に知らせて反対の声を組織しようとしないのでしょうか?

「無人運転可能なのに手当は不要」

 会社は05年3月、18の特勤手当の内13種類を廃止しました。乗務手当についても、「ライフサイクルの深度化」導入時点(08)に廃止しようとしていました。運転士を駅に配転するためには、乗務員に手当がついていることが不都合だったのです。
 今回の廃止の理屈は、「技術的には無人運転も可能なのに乗務員に特別に手当を払う理由がない」というものです。
 冨田社長はインタビューで「鉄道事業は、まだまだ人手に頼っている部分が多い」「自動車の自動運転技術が話題になっているが、むしろ鉄道の方が専用の線路があるために自動運転に適している」と語りました。
 だから、乗務手当を払う必要はないというのです。しかし、それは乗務員の仕事を余りにも軽んじた考えです。
 乗務員は多くの乗客を乗せているプレッシャーの中、ひとつミスをしたら大変な事故になる重い責任を抱えています。そして、早朝から深夜に及ぶ不規則な勤務で身体を酷使しながら安全を守っているのです。それがどれほど大変なことか。会社は、「これからはそんなことは関係ない」というのです。

一部幹部のために権利売り渡す

 東労組が事態を隠しているのは、会社との関係を修復するためです。もし職場に明らかにすれば非和解的な関係になるから、組合員にさえ隠しているのです。
 一部組合幹部が会社とうまくやるために組合員を騙し、権利を売り渡す。とんでもない裏切り行為です。
 外注化・分社化・転籍・乗務手当廃止を許すことはできません。あらゆる職場から絶対反対の声をあげよう。


廃止になった特殊勤務手当

① 放射線作業手当          廃止
② 踏切作業手当              廃止
③ 工場等特殊作業手当   廃止
④ 防疫等作業手当          廃止
⑤ トンネル内等作業手当  廃止
⑥ 汚物処理等作業手当    廃止
⑦ 高所等作業手当           廃止
⑧ 高圧活線作業手当       廃止
⑨ 復旧警備作業手当       廃止
⑩ 手術手当                     廃止
⑪ 自動車運転手当          廃止
⑫ 深夜早朝勤務手当
⑬ 夜間看護手当
⑭ 乗務員手当
⑮ 自動車乗務員手当
⑯ 添乗手当
⑰ 緊急自動車運転手当   廃止
⑱ 特殊溶接作業手当       廃止
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