2017年9月15日金曜日

闘いなくして安全なし No.135

http://www.doro-chiba.org/ga/tn135.pdf


乗務員への大合理化攻撃
水戸支社10月ダイ改提案が未だされず

 JR東日本は10月ダイ改と合わせ、これまで車掌2人で乗務していた常磐線特急車両の車掌1人乗務化、水郡線ワンマン運転拡大、水戸鉄道サービス(MTS)への構内入出区の全面的委託を強行しようとしています。

車掌の大幅削減を画策

 JR東日本は7年間で1万8千人が退職、社員数は5千~1万人減少という、「大量退職期」です。社員数の劇的な減少をも利用し、特急車両の一人乗務化、水郡線のワンマン運転拡大することで車掌の大量削減を行おうとしているのです。
 これは乗務員への大合理化攻撃であり、地方ローカル線切り捨てとも一体の攻撃です。
 「人数減少でローカル線を維持できない」という形で、仕方がない現実として地方ローカル線切り捨てに突き進もうとしているのです。

入出区委託で運転士に労働強化

 さらに、MTSへの構内入出区の全面的な委託は、運転士にとって深刻な労働強化を意味します。本線運転士が入出区をやらなくなれば、その間にもう一山乗務させられるようになることは間違いありません。
 同時に、乗務員を含めた全面外注化・別会社化に向けた攻撃でもあります。
 乗務員への労働強化はダイ改ごとに行われ、すでに限界を超えた状態です。乗務中に運転士が倒れる事態が相次いでいます。そこからさらなる労働強化を行うなど絶対に許してはなりません。

合理化・労働強化反対で闘おう

 7月7日に水戸支社は、10月14日ダイ改実施を発表しています。しかし、残り1ヶ月ほどになっても、いまだに組合へのダイ改提案が行われていません。異例の事態です。
 すでに本線運転士の入出区がない行路、特急車掌一人乗務、水郡線ワンマン運転拡大した行路がつくられているはずです。
 労働組合との交渉を無視して施策を進める会社の姿勢は許せません。動労総連合は動労水戸を先頭に闘いに立ち上がっています。

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