2017年9月29日金曜日

闘いなくして安全なし No.137

http://www.doro-chiba.org/ga/tn137.pdf


会社・東労組「対立」の真相
隠された乗務手当廃止に反対の声あげよう

 東労組と会社が「対立」しています。10月ダイ改では、水戸支社で特急の一人車掌化、水郡線ワンマン運転拡大、入出区作業の全面外注化が狙われていました。しかし、東労組と合意できず、全面実施は見送られました。

東労組切り捨てに動くJR

 6月9日のエルダー新提案当初、東労組は、「第三の雇用安定協定」「国鉄改革を担った真面目な社員を対象とした制度」「シニア協定と覚書の趣旨は今も変わらないことを確認した」とニュースを発行していました。
 東労組は会社との蜜月を再確認できたと捉え諸手をあげて賛成し歓喜していたのです。
 しかし、交渉が始まってみれば、それは全くの幻想でした。
 会社が東労組を徹底的に敵視して事を進めようとしていることがはっきりしたのです。
 東労組は一転して「約束が違う」「エルダー本体勤務枠拡大の議論中に、今後実施する施策を持ち出すのであれば、今施策の交渉とならない」「本体勤務枠拡大よりも、効率化が前面に押し出されていることには、東労組として断固として反対」と言い出しました。

なぜ組合員にさえ隠すのか?


 しかし、東労組は重大な攻撃を隠しています。会社が「乗務員手当(特殊勤務手当)廃止」を検討していることを知りながら、口を固く閉ざして沈黙しています。
 東労組幹部は、このことを職場に明らかにしたら怒りの声が次々にあがると分かっているのです。そうなれば、修復したいと考えている会社との関係が非和解的になるから、組合員にさえすべて隠しているのです。
 これまで東労組は、シニア制度を「素晴らしい再雇用制度」と賛美する裏で「労使は業務委託を深度化し着実に推進する」という協定を締結していました。ライフサイクル制度も「運輸のプロを育てるため」と賛美し、運転士の駅への強制配転を容認しました。
 すべて一部組合幹部が会社と上手くやるためです。乗務手当廃止を隠し、組合員を騙して権利を売り渡す裏切りが狙われています。
 乗務手当廃止に、あらゆる職場から絶対反対の声をあげよう。

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