2019年10月7日月曜日

「社友会」に反対します! 2019年10月7日

http://dourousien28.kane-tsugu.com/renrakuban/190917.pdf


保守部門削減は安全破壊
台風15号
東電コスト削減・別会社化で停電深刻化

 鉄道の安全を守るためには、保守部門の充実が不可欠です。それは台風15号による停電が長期・大規模化した東電の例からも明らかです。

設備投資9千億円→2千億円に削減

 停電被害が広がった要因に送電設備の老朽化があります。送電線の鉄塔建設は70年代が中心です。倒壊により10万戸の大規模停電に繋がった君津市の鉄塔は72年完成でした。
 東電は送電や配電設備への投資を91年の約9千億円から15年には約2千億円に抑制してきました。このコスト削減が長期の大規模停電を引き起こしたのです。
 背景には別会社化の問題もあります。東電は20年4月までに送電部門の別会社化を控える中で、「耐久性がある」と判断した設備の更新を先送りにしていました。そうでなければ、台風の勢力が予想を超えようと、多数の電柱に加えて鉄塔まで倒れるなどありえません。

社友会ではなく闘う労働組合を

 JR本体から鉄道業務を外注化する目的はコスト削減以外にありません。外注会社にJR本体以上にコストをかけて保守点検する条件などありません。外注化は鉄道の安全を破壊します。絶対に認めてはならないのです。
 現場の労働者が一日も早い復旧に向けて必死に努力した一方、会社は鉄道業務をすべて外注化してJR本体から一掃しようとしています。あらゆる責任からも逃れようとしています。
 鉄道業務すべてをJR本体に戻させ、要員を確保して鉄道の安全を守る。そのために必要なのは、闘う労働組合です。社友会は現場労働者を黙らせ、雇用と権利を奪うためのものです。社友会にだけは入ってはなりません。労働者の権利と鉄道の安全を守れるのは労働組合です。

※職場での問題やご意見等あれば、是非お寄せください。

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