2020年1月31日金曜日

日刊動労千葉 第8741号

新年エルダー協議会座談会
安心して働ける労働条件確立の先頭に

司会 渡辺(執行委員・津田沼清掃)
   越川(協議会議長・幕張構内)
   山中(副議長・南船橋駅清掃)
https://doro-chiba.org/nikkan/%e6%96%b0%e5%b9%b4%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%bc%e5%8d%94%e8%ad%b0%e4%bc%9a%e5%ba%a7%e8%ab%87%e4%bc%9a-%e5%ae%89%e5%bf%83%e3%81%97%e3%81%a6%e5%83%8d%e3%81%91%e3%82%8b%e5%8a%b4%e5%83%8d/

問題点を上げて改善へ

渡辺 お疲れ様です。まず、エルダー協議会結成から1年8ヵ月くらいたちました。現在の状況についてお話を。

越川 エルダー(貨物ではシニア)のために何ができるのかと、いろんな問題点に関して要求を出して、それなりの実績も上がってきていると思います。

山中 エルダーになって2年半、最初はまともな詰所がないなど労働条件とか酷かった。日刊動労千葉で問題点を出す中で、徐々にですけれど詰所をつくるという関係になっています。みんな言いたいことは言っているし、要求すればすぐにやってくれる状況になってきています。

渡辺 私も一昨年の3月から津田沼事業所の方で清掃に従事しています。会社に対していろいろ発言する人というのはほとんどいない状況でした。今、職場の問題点をあきらかにして団体交渉をやって改善するということが起きています。

山中 清掃に来る人は全体的に少ないと思うんですけど、まさか自分も駅の清掃をやるとは思わなかったです。実際やってみるときつい仕事なんですよ。でも、慣れちゃえばそんなにきつくはない。ただ夏場と冬場は大変。本当にこの時期は寒いし、他に逃げ場がない。

渡辺 本当に清掃に来るという人は大変。電車の掃除では嘔吐が一番多い。だけど、夜中の2時半に終わった時の達成感があって、それをみんなで頑張ったという気持ちがあるからできるようなもので、低賃金でここまで仕事をやらせるのかと。

越川 私もエルダーになって、もう2年半経ちます。清掃の苦労もある程度分かってくるようになったので、本当の意味で吸い上げて会社側にぶつけていきたいというのが、今の率直な気持ちです。

渡辺 基本給も半分以下、都市手当もないというのが問題ですね。

越川 プロパーの運転士も低賃金のため嫌気がさして、他の鉄道会社に転職する。幕張は、構内運転士は要員的にきつくて、若い人が休勤やってようやく回っているというのが現実。
エルダー運転士は同じ仕事をやっていて、目に見えるように給料が減らされちゃってる。

大切になるエルダー協議会

渡辺 それを選ばざるを得ないという現実もあって、外周区の人は本線に残る人が多い。要求的には外周区に雇用の場を求めていくというのは我々の責任だ。今年から本体よりもエルダー協議会の数が逆転して、エルダー協議会の位置というのはどんどん大切になる。
越川 65歳まで働けるというお題目をちゃんと上げているから、問題をたくさん出してもらって、団交でぶつけていって仕事内容を改善したい。労働条件確立を私たちエルダー協議会が先頭になってこれからもやっていきたいと思います。

渡辺 65歳まで安心して働けるということですね。

越川 そうだね。安心だね。体も一年一年、衰えているのがよく分かる。悲鳴上げているからな。

山中 俺も越川と同じ、実際、65まで何が何でも働くんで、今、エルダーの人、これからエルダーになる人、とにかく動員でも何でも出てきてもらいたいよね。なんかあった時に知らないというわけにはいかないから。そうすればみんなの意見も聞けるし、職場の状況もわかるから。

本当の意味で交流を

越川 たしかに動員はひとつの力だから、みんなの協力を得てやっていきたいですね。それからエルダー協議会としての交流会を本当の意味で深めていって、みんな大変だろうけど、全員参加してもらいたいと思っている。

渡辺 私も津田沼の方で、今年も職場代表選に出ますし、勝つつもりでやります。関委員長が就任の時に、「敵は大きいけど強くはない」。ここにつきると思います。いろいろな経験、解雇者も出しながら、動労千葉結成40周年を迎えてもぶれないでやっている。労働者が誇りをもって働ける職場に改善できるのは、動労千葉しかいません。頑張っていきたいと思います。

越川 組織拡大を実現して、JR・CTS両方から職場代表をとっていきたいですね。

渡辺 以上で2020年新春エルダー座談会を終了します。

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外注化阻止ニュース 第463号



運転士、車掌は必要だ!
動労千葉運転士組合員の座談会から一部を紹介

北嶋 乗務員の仕事は10年でできる仕事ではない。ジョブローテーションや乗務員廃止提案に怒りしかない。なぜ東労組本部はジョブ提案を妥結してしまったのか。組合員に対する裏切り。ほとんどの人が乗務員を続けたくて一生懸命やっている。
関 会社は東労組解体に向かって突き進んでいる。社友会をつくっている。

「何のために運転士になったのか」

北嶋 あきらめないでほしい。運転士・車掌は大変な仕事でみな一生懸命やっている。
関 現場の人たちは今の現実を変えたいと思っている。ただ会社はずる賢く声をあげさせない。
北嶋 東労組本部のジョブ提案妥結に反対している人は多い。これから会社を支える人たちが嫌な思いをしてやらされる施策ってなんなのか。「なんのために運転士になったのか」と訴えたい。
 「少子化で乗客が減る。採用できる人が少なくなる」は言い訳だ。必要なところに必要な人間がいないのが鉄道の安全運行にとって一番の問題だ。横浜シーサイドライン事故も人がいれば止められた。
 妥結であきらめるのではなく「ジョブローテーションを元に戻せ。運転士、車掌は必要だ」と職場のみんなには声を出してほしい。

「動労千葉があるじゃないか」

関 会社のやっていることは、最終的に「箱物社員」にしようという考え。
北嶋 わかっていても受けいれるしかないと諦めている。「動労千葉がある」とアピールしたい。鉄道業務の根幹である乗務員を廃止するってどういうことなのかと。
関 会社の利益のために働かなければ「運転士・車掌だとしても職場には居られません」がジョブローテーション。いいと言う奴なんか一人もいない。でも、もう受け入れざるえないと思わされている。
北嶋 だから俺たちの出番。4月1日からの「運転士・車掌の職名廃止」はその職で働く労働者の誇りを奪う攻撃です。闘いの声を絶対あげていきたい。

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2020年1月30日木曜日

日刊動労千葉 第8740号

東労組分裂!? 全組合員に訴える!
「労組なき企業」にしてはならない!

東労組解体攻撃の新たな段階

東労組が分裂、さらに瓦解しようとしている。それは、「労組なき企業・社会」をめざすJR東日本の攻撃が新たな段階に入ったことを示すものだ。
会社は東労組が「本部派」と「三地本派(東京・八王子・水戸)」に割れていがみ合っていることを利用して、さらに組合つぶしを進めようとしている。
東労組の中では、また組合財産をどっちが懐に入れるのかをめぐる汚い抗争が起きている。その一方、「本部派」も「三地本派」もジョブローテーションや業務外注化攻撃については、全部容認してしまっている。一体何を考えているのか! 労働組合というなら組合員の方を向け!
この4月には運転士・車掌の職名すらなくなってしまおうとしている。どこに配転しようが出向にしようが自由という「ローテーション」が始まろうとしている。
「一体、俺達はこれからどうなるのか」と不安にかられる。こんな状態の中で仲間たちが最後のライフに出されている。3年経って戻ってきた時、職場には知った仲間たちはほとんどいないかもしれない。駅が全部別会社にされたら、結局俺たちの行き着く先は子会社ではないのか。
こんな現実が目の前で進んでいる。今こそ労働者のために労働組合が必要なときだ。それなのに組合員の思いとはまったく関係ないところで、財産の取り合いをやる!? 「私たちのジョブローテーションをつくる」とか冗談じゃない。闘えよ。
職場の仲間たちに訴えます。今こそ職場に労働組合を! 「私たちの世代は闘わないで諦めることを絶対拒否する」――これは環境活動家グレタ・トゥンベリさんの発言だ。そうだ! 闘わないで諦めることを拒否しよう。

動労千葉の闘いが求められている

求められているのは動労千葉の闘いだ。断固とした反撃に組合の総力をかけてたちあがろう!
われわれは、国鉄分割・民営化の不当解雇から33年、一貫して解雇撤回の闘いを貫いてきた。分割・民営化が戦後最大の労働組合解体攻撃であり、すべての労働者の団結と権利、雇用を破壊する攻撃だったからだ。今現在の「労組なき社会」攻撃と雇用破壊、改憲・戦争を許さない闘いだからだ。
われわれの闘いはついに、不採用基準そのものが不当労働行為であると最高裁に認めさせた。その策定をJR設立委員長が指示し、正式に委員会で決定したことも突き止めた。国家的不当労働行為の真実をすべて暴き、不当解雇の責任がJRにあることを完全に明らかにした。
満を持して千葉県労委に申し立てたが、はじめから審議を拒否した。「国鉄改革の真実」を闇に葬ろうとする攻撃に対して行政訴訟闘争を開始し、その闘いは高裁段階に入っている。また、中労委で解雇撤回・団交開催を求める闘いも始まる。国家的不当労働行為の真実が明らかになった途端、労働委員会も裁判所も審理を拒否している。われわれの闘いは敵を追い詰めているのだ。

国鉄・関生の闘いに勝利しよう

関生支部に歴史的な大弾圧がかけられている。ストライキが〝威力業務妨害〟、団体交渉が〝恐喝・強要〟とでっち上げられ、延べ89人が逮捕されている。労働組合が禁止された戦前のような弾圧だ。労働組合の存在そのもの、憲法28条・労働基本権を否定する攻撃を絶対に許すことはできない。
JRをめぐる「労組なき社会」攻撃と関生弾圧との闘いに労働者の未来がかかっている。この2つの攻撃は、改憲情勢下の労働運動解体攻撃だ。安倍首相自身が「戦後最大の改革」と語った「働き方改革」―総非正規職化の攻撃だ。
労働運動が解体された時、改憲・戦争が現実のものになる。労働組合として、改憲・戦争を許すことはできない。「労組なき社会」攻撃は必ず粉砕する。今こそ国鉄1047名解雇撤回の旗を掲げて闘いにたちあがろう。2・16集会を反撃の出発として大結集で成功をかちとろう。千葉県労委審理拒否弾劾の3・19東京高裁闘争に結集しよう。


https://doro-chiba.org/nikkan/%e5%9b%bd%e9%89%84%ef%bc%91%ef%bc%90%ef%bc%94%ef%bc%97%e5%90%8d%e8%a7%a3%e9%9b%87%e6%92%a4%e5%9b%9e%ef%bc%81%e9%96%a2%e7%94%9f%e5%bc%be%e5%9c%a7%e7%b2%89%e7%a0%95%ef%bc%81-%ef%bc%92%e3%83%bb%ef%bc%91/

◇国鉄分割・民営化で不当解雇から33年―2・16労働者集会
2月16日(日)午後3時(開場2時30分)
葛西区民館
(江戸川区中葛西3丁目10番1号)
東京メトロ東西線「葛西駅」徒歩5分

◇千葉県労委審理拒否事件 控訴審第1回
3月19日(木)15時~ 東京高裁822号法廷




組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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2020年1月28日火曜日

闘いなくして安全なし No.244

https://www.doro-chiba.org/ga/tn244.pdf


運転士、車掌は必要だ!
動労千葉乗務員分科会の座談会発言より一部を紹介します。

北嶋 乗務員の仕事は、10年程度で出来るような仕事ではない。ジョブローテーションや乗務員廃止提案に怒りしかない。なんで東労組本部はジョブ提案を妥結してしまったのか。東労組組合員に対する裏切りだ。ほとんどの人が乗務員を続けたくて、一生懸命やっている。
関 会社は東労組解体に向かって突き進んでいる。社友会をつくっている。

「何のために運転士になったのか」


北嶋 あきらめないでほしい。運転士・車掌は大変な仕事でみんな一生懸命やっている。
関 現場の人たちは今の現実を変えたいと思っている。ただ会社はずる賢く声をあげさせない。
北嶋 東労組本部のジョブ提案妥結に反対している人は多い。
 これから会社を支える人たちが嫌な思いをしてやらされる施策って何なのか。「何のために運転士になったのか」と訴えていきたい。
 妥結で諦めるじゃなくて、「ジョブローテーションを元に戻せ。運転士、車掌は必要だ」と強調していかないと。「少子化で乗客が減る、採用できる人が少なくなる」―そんなのいいわけだ。必要なところに必要な人間がいないのが、鉄道の安全運行にとって一番の問題だ。横浜シーサイドライン事故だって人がいれば止められた。
 あまりにも経営陣と現場の考え方が違いすぎている。「運転士は必要ない、車掌は消える職だ」みたいな言い方をしてきたのは会社だ。職場のみんなには声を出してほしい。

「動労千葉があるじゃないか」

関 会社のやっていることは、最終的に「箱物社員」にしようという考え。
北嶋 わかっていても受けいれるしかないと諦めている。「動労千葉があるじゃないか」ともっとアピールしたい。鉄道業務の根幹である乗務員を廃止するってどういうことなのかと。
関 会社の利益のために働かなければ、「運転士・車掌だとしても職場には居られません」というのがジョブローテーションだ。いいと言う奴なんか一人もいない。でも、もう受け入れざるえないと。
北嶋 だから俺たちの出番。乗務員会長を引き受けたのはジョブ提案がきっかけです。4月1日からの「運転士・車掌の職名廃止」はその職で働く労働者の誇りを奪う攻撃です。闘いの声を絶対あげていきたい。

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外注化阻止ニュース 第464号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka464.pdf


いよいよ時給1500円を実現する時だ
CTS春闘の課題 抜本的な賃上げを!

 JR千葉鉄道サービス(CTS)は1月1日付で契約・パート社員の時給を30円引き上げました。
 昨年8月の20円引き上げに続くもので、19年度は計50円(月額換算8千円)の引き上げとなります。正社員も年齢給5千円の賃上げが行わ れています。
 これは、現場から怒りを何年にもわたって会社に突きつけ続けてきた結果であり、一定の前進とは言えるものの、千葉以西の事業所でも時給1030円(月額換算16万4800円)程度です。

要員不足の全責任は会社にある

 CTSは時給引き上げの理由を「要員不足」と言っています。
 介護職場をはじめ全社会的な「人手不足」が報道され、それはCTS等の清掃職場にも波及しています。
 動労千葉が数年前から指摘・追及してきた通り、恒常的で深刻な要員不足の責任は、賃金を低く抑えこんできたCTS経営陣と、親会社=JR東日本にあることは明白です。
 また、運転車両におけるプロパー社員の退職(他の鉄道会社への転職等)も続いています。あまりの低賃金、福利厚生の格差、将来展望のなさが原因です。

JR東日本に支払い能力はある!

 いよいよ全事業所一律で時給1500円(月額換算24万円)を現実的に目指すべきときです(これでも手取りで
20万円前後。最低限の要求だ!)。正社員の賃金水準も抜本的に引き上げさせなければなりません。
 CTSは団交で、ことあるごとに「会社の体力がない」とごまかしてきましたが大うそです。
 CTSの営業収益の大半はJR東日本からの委託費です。空前の黒字を重ね続けているJR東日本に、支払い能力がないはずがありません。


 すべては闘いによって、会社と労働者側の力関係によって決まります。現場からの闘いをさらに強め、2020年の春闘で基本賃金の抜本的な改善をかちとろう!

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日刊動労千葉 第8739号


いよいよ時給1500円を実現する時だ!
CTS春闘の課題
20春闘で抜本的な賃上げを!

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「生きていける賃金」にはほど遠い!

CTSは1月1日付で契約・パート社員の時給を30円引き上げました。これは昨年8月の20円引き上げに続くもので、2019年度は合わせて50円(月額換算8千円)の引き上げとなります。正社員についても2019年度中に年齢給5000円のベースアップが行われています。これは、現場から怒りを何年にもわたって会社に突きつけ続けてきた結果であり、一定の前進とは言えるものの、千葉以西の事業所ですら時給1030円(月額換算16万4800円)程度に過ぎません。「生きていける賃金」には、ほど遠いのが現実です。

要員不足の全責任は会社にある

CTSは時給引き上げの理由を「要員不足」と言っています。
介護職場をはじめ全社会的な「人手不足」が報道され、それはCTS等の清掃職場にも波及しています。この数年、CTSでは「そもそも募集、面接に来る人が減っている」(団交での回答)という現実が続いてきました。動労千葉が数年前から指摘・追及してきた通り、恒常的で深刻な要員不足の全責任は、賃金を低く抑えこんできたCTS経営陣と、親会社=JR東日本にあることは明白です。
また、運転車両におけるプロパー社員の退職(他の鉄道会社への転職等)も止まっていません。JR東日本に比べて、あまりの低賃金、福利厚生の格差、将来展望のなさが原因です。

JR東日本に支払い能力はある!

いよいよ全事業所一律で、時給1500円(月額換算24万円)を現実的に目指すべきときです(これでも手取りで20万円前後。最低限の要求だ!)。同時に、正社員の賃金水準も抜本的に引き上げさせなければなりません。
CTSは団交で、ことあるごとに「会社の体力がない」とごまかしてきましたが大うそです。CTSの営業収益の大半はJR東日本からの委託費です。空前の黒字を重ね続けているJR東日本に、支払い能力がないはずがありません。
すべては闘いによって、会社と労働者側の力関係によって決まります。現場からの闘いをさらに強め、20春闘で基本賃金の抜本的な改善をかちとろう!

「同一労働同一賃金」がCTSに突きつけるもの

今年4月から「同一労働同一賃金」が施行されます。これはCTSに対しても、あらゆる賃金制度の見直しを突き付けています。
CTSでは、およそ3分の2が契約・パート社員です。この比率は、ずっと変わりません。JR東日本は、あらゆる業務をグループ会社に委託(外注化)し、同時に、社員、契約・パート社員の賃金抑制で巨額の黒字を重ね続けてきました。本来なら労働者に支払われるべき賃金を「強奪」してぼろ儲けをしてきたのです。同時に、現場の3分の2を占める契約・パート社員の賃金を徹底的に抑えこむことで、正社員の賃金・労働条件をも低い水準にとどめてきました。しかし、こんな卑劣なやり方は、これからは絶対に許されません。

あらゆる項目で法律違反の疑い

CTSは昨年11月の団交で「CTSには『同一労働同一賃金』で引っかかる項目はない」と回答しました。認識が甘いにもほどがあります。左記にあげたように、いまCTSで支払われているすべての「賃金」項目において法律違反の疑いがあります。
動労千葉の追及に対して会社は、「正社員には転勤がある」「職場管理、指導・育成」などをあげ、正社員と契約・パート社員の賃金格差を居直ってきました。しかし、厚生労働省が示してきた「同一労働同一賃金のガイドライン」ですら「将来の役割期待といった主観的・抽象的な説明ではなく、客観的・具体的な実態に照らして判断すべき」であり、不合理化な格差は是正しなさいと言っています。
CTSでは日々、現場では社員も契約・パートも同じような仕事を担っています。会社の言うような、抽象的な「転勤の可能性」「将来への期待」などは格差の理由にはなりません。転居や子どもの転校など、転勤にともなう費用負担などもCTSの場合は発生しない場合がほとんどであり、賃金格差の理由にはなりません。

派遣労働者にも退職金支払い義務

昨年7月には厚生労働省が、派遣労働者にも勤続年数に応じて退職金を支払う(または退職金相当分を時給に上乗せする)よう求める通達を出しました。労働法の学者からも「派遣労働者も退職金をもらうのに、(直接雇用の)有期契約社員やパート社員は退職金がないということはありえない。当然、自社の正社員と同じような退職金制度を有期・短時間労働者にも適用しなければならない」(東大、水町勇一郎)と述べています。CTSの契約・パート社員にも退職金制度の新設が必要になります。

全国で闘う仲間とともに20春闘を闘おう

この数年間、全国の職場で、非正規雇用で働く仲間が格差是正の闘いや裁判に立ち上がってきました。ボーナスの支給を認めさせた大学事務職のアルバイト女性、退職金の一部支払いを認めさせた東京メトロの駅売店の女性たち、60歳以降の賃金引き下げを問題にしたトラックドライバー、郵便局員の格差是正の取り組みなど、あらゆる面から、生きていけない現実に対する闘いが始まっています。
どんな法律があろうが、黙っていたら会社は絶対に賃金をあげません。全国で闘う仲間とともに、現場から一人ひとりが声をあげ、20春闘で抜本的な賃金引き上げをかちとろう。CTSで働く正社員、契約・パート社員の仲間は動労千葉に加入し、ともに未来を切り開こう。
https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%81%84%e3%82%88%e3%81%84%e3%82%88%e6%99%82%e7%b5%a61500%e5%86%86%e3%82%92%e5%ae%9f%e7%8f%be%e3%81%99%e3%82%8b%e6%99%82%e3%81%a0%ef%bc%81-%ef%bd%83%ef%bd%94%ef%bd%93%e6%98%a5%e9%97%98%e3%81%ae/
◇大阪医科大学事件
2019年2月16日 読売新聞
https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%81%84%e3%82%88%e3%81%84%e3%82%88%e6%99%82%e7%b5%a61500%e5%86%86%e3%82%92%e5%ae%9f%e7%8f%be%e3%81%99%e3%82%8b%e6%99%82%e3%81%a0%ef%bc%81-%ef%bd%83%ef%bd%94%ef%bd%93%e6%98%a5%e9%97%98%e3%81%ae/
◇メトロコマース事件
2019年2月21日  読売新聞


2020年1月26日日曜日

日刊動労千葉 第8738号

(車両技術分科 2020年新年座談会)
「ミライ構創」
―鉄道業務の全面外注化・転籍攻撃うち破ろう!
労働組合の真価を発揮して闘おう!

――19年は施策の面でも東労組の状況からも、労働組合の真価が問われた年ではないかと思います。

https://doro-chiba.org/nikkan/%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e6%8a%80%e8%a1%93%e5%88%86%e7%a7%91%e3%80%80%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%92%ef%bc%90%e5%b9%b4%e6%96%b0%e5%b9%b4%e5%ba%a7%e8%ab%87%e4%bc%9a-%e3%80%8c%e3%83%9f%e3%83%a9%e3%82%a4/

 半田 東労組が崩壊したことは大きい。ほとんど抜けちゃった。社友会も幕張ではうわさ話だけ。その中で、現場では労働者代表選をやってきた。 自分も3回立候補してきたけど、票数は増えてきている。4月には現職最後の選挙に出る。ここまでくると最後くらいとってやろうという気持になったよね。助役なんかにやらせるんじゃなくてさ。
でも、おかしいと思っているのはいるんだよ。ただ、「半田に入れた」って見られるのが怖いんだと思う。会社が「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」とか「変革2027」を打ち出してるしね。そんな中でも票を入れてくれるのは大きいんだよね。


https://doro-chiba.org/nikkan/%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e6%8a%80%e8%a1%93%e5%88%86%e7%a7%91%e3%80%80%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%92%ef%bc%90%e5%b9%b4%e6%96%b0%e5%b9%b4%e5%ba%a7%e8%ab%87%e4%bc%9a-%e3%80%8c%e3%83%9f%e3%83%a9%e3%82%a4/


佐野 これまででは考えられないことが起きてますよね。会社が東労組を潰していく。業務的にもミライ構創とか、何十年かかるかなってことが1年の間に変わってきて驚きます。会社は今までのあり方を全部覆すといってる。
半田 動きも早いよね。会社の仕掛けだけど、第一組合の東労組がこうなったのは会社にとって都合のいい状況だよ。
渡辺 若い人の中には、組合の呪縛から解放されたって感じもある。いいか悪いかではなく、そう思っている人もいるんじゃないかなと。ただ、会社はそういう気持ちも利用して会社側に組織しようとしますよね。それは労働組合としてマイナスであることは間違いないですね。


https://doro-chiba.org/nikkan/%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e6%8a%80%e8%a1%93%e5%88%86%e7%a7%91%e3%80%80%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%92%ef%bc%90%e5%b9%b4%e6%96%b0%e5%b9%b4%e5%ba%a7%e8%ab%87%e4%bc%9a-%e3%80%8c%e3%83%9f%e3%83%a9%e3%82%a4/

――会社が東労組解体に乗り出す中、職場の状況はいかがですか。

佐野 結局、安倍の「働き方改革」で、非正規問題ではなく、正社員を保護しすぎたことが問題だって始まったことが発端でしょう。経団連の労働法規委員会の委員長がJR東の冨田会長。東労組潰しも当時の冨田社長が官邸に呼ばれて始まった。結局JRが先頭になって社会全体に拡大しろってことでしょう。分割・民営化と一緒だよ。繰り返してる。その中で自分だけしか見えなくなっちゃってる。
半田 職場の中で競争しあって、人を蹴落として自分がって職場にされちゃうよね。会社にとっては好都合だよ。
佐野 分割・民営化の時、組合がなくなったら職場だってクビになるかもしれないとやってきた。外注化に対しても、自分たちの子どもたちが非正規職で働くしかない時代にさせたくないって闘ってきた。それで俺らは10年間止めてきた。
今、JR東は国のあり方を変えるために動いてる。自分の子供を非正規職に叩き込む先頭になってるんだよね。
半田 悪い意味で「リーディングカンパニー」だよ。
佐野 そう。でも、その先頭になる会社にいるんだから止められるチャンスがある。それを考えてほしい。

――車両検修では、工場で行う保全検査の周期が60万㌔から80万㌔に延伸されるなど、象徴的に大きなことがありました。

半田 これだけじゃ済まないよね。ミライ構創とリンクしている。これからできる車両が主だから、現車両はそんなに当てはまらない。ミライ構創は30年スパンで、当面10年は基本作りといっている。それに合わせて車も作っていく。これから現場が変えられようとしているよね。
当然、周期も伸ばしてくる。今も現場と上とでギャップがある。それが大きく開いていった時、必ず事故が起きる。現場でも、みんなが出世競争になったら技術力は崩壊するよね。
佐野 会社ははっきり、現場に携わるのはグループ会社、それを管理するのがJRだって言ってますよね。JRに技術は必要ないっていう形で。それで何かあったら、業者が来てポンと交換する。
半田 それも技官次第だよ。ブラックボックスっていっても話せばある程度教えてくれる。本当に親身になって現場といろんな知識や技術を現場と共有する。そういう事ができるかどうかだと思うよ。
渡辺 会社の姿勢も伝わっちゃってますよね。ミライ構創で管理だけやればいいっていってる。技官の人も管理している側だと思っちゃってる。そうすると現場がないがしろにされる。

――会社はCBMを打ち出しています。

渡辺 会社はそう言うけど、全部データで管理すればいいってものじゃないんじゃないかと思います。データではわからないところがある。
半田 CBMって宇宙や原発関係の技術なんだよね。人がそこに行けないから、状況判断をコンピュータに任せるしかない。じゃあ鉄道はといえば、目的はコスト削減だけ。安全を守るためじゃなくて、人を減らしていかにコストをかけないかだけ。本来の目的と違う。だからろくなものじゃないんだよ。
渡辺 やったところで、人はなくせないですよね。現場で反対だって意思を表明するのが大事じゃないかと思います。

――AI化、機械化はあっても、労働者の立場がどうなるかなどはまったくないですよね。

佐野 実際に現場の人達の処遇がどうなるかとか、現場を不安にさせますよね。
半田 それも狙いだよね。あえて出してる。本体に残すのは一部だけだぞ、考えろ、どう動くか見ているぞって。そうやって不安をあおってる。

――そういう意味では課題はこれからですね。構内外注化は8年目に入り、会社の言う目安の10年まで3年をきりました。

渡辺 7年過ぎても現場は大して変わってないと思います。結局、外注化ってなんだったのか。グループ会社に技術をもたせるとか、エルダーの雇用の場の確保って言われた。だけど結局、管理者のポストづくりだったんじゃないのか。
半田 CTSプロパー社員は京葉でまた一人辞める。これで13人目の退職だよ。その中で、プロパー社員の年齢給をあげてる。この1月には契約とパートの時給を30円上げた。責任ある仕事をやらされて賃金が安い、生活できない。その中で辞めちゃう。外注化で低賃金化しようっていう施策の破綻だよね。

――今年は勝負の年になると思います。改めて職場代表選についていかがですか。

渡辺 東労組解体は会社の攻撃だけど、新しい矛盾もあります。会社も各職場で代表者選挙をやらないといけなくなった。CTS幕張事業所では、強制出向になっていた関委員長が代表をとってる。
半田 18年は3回投票をやったけど、19年は1回で過半数をとるところまで前進してるよね。自分も票数は増えてきている。何とか取りたいなと思いますよね。そもそも助役が代表なんておかしい。新聞でも「名ばかり労働者代表」って話題になった。
渡辺 30代で助役って昔はほとんどいないですよね。そういう若い世代の人達が臨検とか、現場の最先頭で活躍してもらわないといけない。それなのに、助役になっちゃう。
半田 やっぱり職場代表をかちとりたい。あと組織拡大のチャンスなんだね。組織拡大なくして安全なしだよ。会社がコスト削減するほど安全が犠牲になる。労働組合が組織を拡大して安全を守る。現場で物言って、安全を守らないと。
佐野 木更津のCTSで組合に入ってくれる人が増えてわかったんですが、みんなJRから所長で来た人は偉い人ってイメージ。逆らっちゃいけないって思ってる。
この間、動労千葉の組合員が増えたから、所長も変わってきた。ちゃんと寝る時間は休みなよとか。それも、所長がやってくれたことみたいに思っちゃう。実はこういう経緯があるんですよって話してます。少しずつ変わってきてるとは思います。労働者っていうのはこうなんだよと広めていきたい。
渡辺 現場を残そうってことは大事だと思う。自分たちの職場をどう守っていくのか。自分は先輩たちの年代まで検修一本でいきたい。自分がどう出世するかだけだと職場が関係なくなっちゃう。それじゃダメかなと。労働組合の存在意義は守っていかないと。

――動労千葉にとって、大量退職への対応は大きな課題です。

半田 車両技術分科も半分以上がエルダーになる中だから、エルダー組合員の協力なしでは進まないよね。
佐野 エルダー協議会も重視して続けたいですね。そういう中でエルダーになっても動労千葉の存在が必要だと感じてもらえるように。
渡辺 先輩方には、是非がんばっていただきたいです。

――最後に2020年の抱負をお願いします。

半田 職場代表をなんとしてもかちとりたい。CTSの職場でも、幕張では山田支部長がエルダーにいる。また幕張に来る人もいて、おもしろい状況になる。会社も幕張の関新委員長になったことは見ている。ここでJR本体、CTSの組織拡大をかちとりたい。
佐野 やっぱり組織拡大です。分割・民営化と同じで、国から言われて会社の上部が攻撃をしてきている。JR東が、労働者の権利を奪うように社会のあり方を変える先頭にたとうとしている。
若い人たちにも、自分たちがその会社にいることを考えてほしい。子どもたちの未来がかかっている。黙っていたら子どもたちの未来が潰される。それでいいのか。自分たちの子どもが大きくなって、なんだこの世の中はって言われた時、ちゃんと答えが出せる生き方をしてもらいたい。
自分たちは、非正規職だけにしたくないから外注化に反対してきた。強制出向に反対してきた。みんなにも考えてほしいって思う。
あとは組合員がニコニコ笑えるように、少しでも笑顔にできるように頑張りたい。
渡辺 一丸となって組織拡大に向けてがんばります!

(了)

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2020年1月25日土曜日

日刊動労千葉

ジョブローテーションを元に戻せ!
運転士、車掌は必要だ

北嶋分科会会長
https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%86%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%82%92%e5%85%83%e3%81%ab%e6%88%bb%e3%81%9b%ef%bc%81-%e9%81%8b%e8%bb%a2%e5%a3%ab%e3%80%81%e8%bb%8a%e6%8e%8c/

  乗務員の仕事は、10年程度で出来るような仕事ではない。ジョブローテーションや乗務員廃止提案に怒りしかない。なんで東労組本部はジョブローテーション提案を妥結してしまったのか。東労組組合員に対する裏切りだ。ほとんどの人が乗務員を続けたくて、一生懸命やつている。

関 執行委員

https://doro-chiba.org/nikkan/%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%86%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e3%82%92%e5%85%83%e3%81%ab%e6%88%bb%e3%81%9b%ef%bc%81-%e9%81%8b%e8%bb%a2%e5%a3%ab%e3%80%81%e8%bb%8a%e6%8e%8c/

運輸区で企画をやっていた人が、ライフサイクルから帰ってきて、すぐに希望もしていない西船橋駅に転勤させられた。俺は東労組の分会長に「自分の組合員への理不尽に対して抗議しないのか」と言った。昔からそうだけど東労組は、現場が声をあげても聞こうとしない。

北嶋 俺が東労組に所属していた時期から何も変わっていない。
関 会社は、東労組解体に向かってが突き進んでいる。社友会をつくっている。今までは動労千葉組合員などを差別して、東労組組合員は昇進試験などでいい思いをしてきたが、今度はそうはいかなくなる。東労組の組合員はそんなことないでしょうと言っているけど、会社はそんなもんなんだ。今のところ表だって差別をしないだけ。今の若い人たちは入社して、労働組合とは何なのかを知らないまま、そのまま東労組に入る。だから各現場長が「組合を抜けた方がいいよ」といわれ、一昨年に大量脱退した。
北嶋運転士になるために試験などで頑張ってきた。運転士、車掌を「10年以上やってはいけない」という理由がない。この先には転籍があると思う。
関 便乗で東京の乗務員に「これから若い人たち大変だよね」と言うとみんな承知してる。

「何のために運転士になったのか」

北嶋 あきらめないでほしい。運転士・車掌は大変な仕事でみんな一生懸命やっている。
関 現場の人たちは今の現実を変えたいと思っている。ただ会社はずる賢くて、飴と鞭で声をあげさせない。
北嶋 東労組本部のジョブ提案妥結に反対している人は多い。一人ひとりに声をかけてしっかり聞いていきたい。これから会社を支える人たちが嫌な思いをしてまでやらなければいけない施策って何なのか。運転士は「いらない」と同一担務10年以内で転勤させる。「何のために運転士になったのか」というところから訴えていきたい。
関 社友会の連中は会社についていく奴らだけど、運転士では東労組にまだまだ残ってる。
北嶋 この妥結自体はなくらないけど、「この施策はいらない」とみんなが思っている。組合に関係なく発信していきたい。妥結したからあきらめるじゃなくて、「ジョブローテーションを元に戻せ。運転士、車掌は必要だ」と強調していかないと。「少子化で乗客が減る、採用できる人が少なくなる」―そんなのいいわけだ。必要なとこに必要な人間がいないのが鉄道を安全運行にとって一番の問題だ。横浜シーサイドラインだって、人がいれば止められた。無人化による暴走じゃないですか。
あまりにも経営陣と現場の考え方が違いすぎている。「運転士は必要ない、車掌は消える職だ」みたいな言い方をしてきたのは会社だ。職場のみんなは、仕事を取られるんだから取られないように、もうちょっと声を出してほしい。「2、3年で次の職場になるんじゃないのか。最大で10年だ」―そういう点を動労千葉のビラ等での出してゆきたいですね。

「動労千葉があるじゃないか」

関 国鉄からJRになって、労働組合が弱い職場から真っ先に委託されていった。
北嶋 声をあげてないから。完全外注化になっていないのは、俺たち動労千葉がいるからですよ。
関 会社のやっていることは、最終的に「箱物社員」にしようという考え。
北嶋 わかっているけども受けいれるしかない―とあきらめる。「動労千葉があるじゃないか」ともっとアピールしていきたい。
鉄道業務の根幹である乗務員を廃止するってどういうことなのかと。「ジョブローテーション」というくらいだから、運転士の資格を持っているのに違う仕事をさせられる。
関 会社の利益のためにしっかり働いてくれなければ、「運転士・車掌だとしても職場には居られません」というのがジョブローテーションだ。
北嶋 運転士・車掌になりたくて頑張ってきた社員を大事にしてくれよってことですよ。
関 俺も若いのと話すとジョブローテーションがいいと言う奴なんか一人もいない。でも彼らの中では、もう受け入れざるえないと。
北嶋 だから俺たちの出番。俺たちぐらいしか反発してないんだから。
ライフサイクルでだまし討ち的に事前通知を渡されて、3年間駅に配属され、帰ってきたら転勤みたいな話が急に出てきた。またか、なんで俺たちがたらい回しにされなきゃいけないのだ。
10年、20年やったって仕事に満足してる訳じゃない。継続的に同じ職場で仕事をしっかりやっていける環境がほしいんだ。

「悔しくねんか」

関 俺なんか、国鉄分割・民営化の当時は、もっとあからさまだった。会社はやりたい放題、組合が邪魔なわけだ。27才ぐらいのとき駅に飛ばされた。当時、鉄道を辞めよう思ったけど布施さんが俺が出勤のたびに出てきて話をしてくれた。俺が残ったのは、布施さんが「会社は関が辞めるのを望んでるわけだ。おめえ悔しくねんか」って言ってくれたからだよ。
布施さんが言った 「悔しくねんか」を北嶋が同じライフに行かされた経験者と共有して話せるんじゃないかなと思うんだけど。
北嶋 そうですね。悔しい思いをしてるんだからこれ以上そういう思いをしたくない。千葉転支部のみなさんの力もお借りしながらやりたいですね。
関 たえず話はしていく。まずはコミュニケーションを取ることだ。
北嶋 同じ思いでいるのがいっぱいいるし、同じ年代もいる。そういう意味では、転勤するタイミングは自分で決めたっていいじゃないか。俺は習志野から千葉転に移るときは希望したんだ。
関 年配者も協力する。実際に動いてもらうのは会長の北嶋だと思う。
北嶋 乗務員会長を引き受けたのは、ジョブローテーション提案がきっかけです。引き継いだからには乗務員に不利益があってはいけない。みなさんに力を借りても守っていけるようにしたい。
4月1日からの「運転士・車掌の職名廃止」はその職で働く労働者の誇りを奪う攻撃です。闘いの声を絶対あげてゆきたい。
唯一、動労千葉だけが現場の労働者の声を代弁している。会社としっかり向き合って闘えるよう頑張ります。

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2020年1月24日金曜日

日刊動労千葉 第8736号

どんなに道が険しくとも真実は消せない
1047名解雇撤回!
JR採用を勝ち取るぞ!

https://doro-chiba.org/nikkan/n8736/

 組合員、そして動労千葉と1047名解雇撤回闘争を支援頂いてるみなさん。19冬季動労千葉物販闘争へのご協力ありがとうございます。
私たち動労千葉が、1047解雇撤回闘争で勝ち取り切り開いたJR不採用にあたっての最高裁の「不採用基準そのものが不当労働行為である」の確定判決は、分厚い壁をこじ開けたものでした。
だからこそ、不当労働行為の法的責任者のJR東日本は自分の責任を断じて語らず、団体交渉を拒否し続けています。
そしてJR東日本の団交拒否に対して千葉県労働委員会への申し立てを行いました。しかし県労委は、「当委員会としては最高裁判決に反する命令はできない」と言って審理を拒否し、労働委員会の責務を放棄しました。 同じく県労委審理拒否に対する裁判でも、千葉地裁は「中労委で争える」と真実から逃げ、門前払いにしたのです。
どんなに道が険しくとも、国鉄分割・民営化=国家的不当労働行為の真実は消せません。必ず真実を認めさせ、解雇を撤回させJR復帰を勝ち取ります。
安倍政権は「2020年新憲法施行」「働き方改革」を掲げ、改憲と労働基本権解体に突き進み、戦争への道をひた走っています。 国鉄闘争を共に闘う連帯労組関西地区生コン支部の仲間たちへの大弾圧、JR東日本の御用組合をも許さない「労組なき企業」攻撃はこれを先取りした攻撃です。しかし労働者・労働組合の闘う団結には、これをはねのけ阻止する力があります。絶対阻止しようではありませんか。
すべての闘う仲間に訴えます。
2月16日の、東京・葛西区民館ホールで開催される「2・16国鉄集会」への全力結集と、中央労働委員会宛署名へのご協力をお願いします。2020年も、ともに闘います。

国鉄分割・民営化による不当解雇から33年
2・16国鉄集会

日  時  2月16日(日)15時より
場  所  東京・葛西区民館ホール
呼びかけ  国鉄分割・民営化に反対し1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

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外注化阻止ニュース 第462号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka462.pdf


鉄道業務と安全を放棄するな
運転士・車掌の職名廃止に反対の声を!

「赤字なら鉄道撤退も選択肢」

 『JR九州、完全民営化で鉄道事業が〝副業化〟…赤字なら「鉄道撤退」も選択肢に』――Business  Journal がショッキングなタイトルの記事を発表しています。
 JR九州の青柳俊彦社長は、鉄道事業について「公共性を根拠に赤字でも事業を続けるべきではない」とまで言っています。
 公共交通機関である鉄道事業は地域の生活の基盤をなすものです。そのため国の責任で整備し維持していくという考え方で運営されてきました。
 しかし、民営化を契機に「儲かるかどうか」がすべての中心に据えられていきました。
 JR九州は「地元に密着した鉄道サービス」を標榜し、列車の高速化や増発も行ってきました。それが完全民営化以後の18年3月ダイ改では、新幹線や在来線特急を含む117本が削減されました。
 ここには以前の「鉄道が赤字でも副業などの黒字で補填する」という考え方さえもはやありません。鉄道事業を「副業」のように考え、「黒字でなければ企業として意味がない」「赤字なら鉄道から撤退もある」というのです。

職名廃止は「鉄道会社」の放棄


 JR東日本は、4月1日に運転士・車掌の職名を廃止しようとしています。それは、公共交通機関を担う「鉄道会社」であることを放棄しようとしていることの表れです。
 「自動運転」「ドライバレス運転」を掲げても、4月1日に運転士や車掌の仕事が変わるわけではありません。それでもあえて職名を廃止するというのです。「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」とJRで働く労働者に突きつけることが目的です。労働者をあきらめさせて、抵抗できなくさせようという狙いです。
 しかし、こんな形で鉄道業務とそこで働く労働者を軽んじていけば、鉄道の安全が破壊されます。事故につながる。だから、絶対に認めることはできません。
 動労千葉は、「運転士」「車掌」の職名廃止に対して断固反撃に立ち上がります。動労千葉とともに、職場から反対の声をあげよう。

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2020年1月21日火曜日

自衛隊を中東に行かせるな!



NO WAR!
自衛隊を中東に行かせるな!
2・1~2 横須賀ヴェルニー公園へ
2月1日(土)午前11時~ 抗議集会と抗議行動
※神奈川平和運動センターなどが主催する抗議集会に合流します。
※集会後は少し移動して、艦船前での抗議行動を行います。


2月2日(日)早朝(時間未定) 出航への抗議行動

関連行動
●1月26日(日)横浜駅前街宣と五番街デモ
 14時半~16時、横浜駅相鉄口で街頭宣伝
 16時、横浜駅相鉄口から五番街デモ(沢渡公園で解散)
 主催:改憲・戦争阻止!大行進 横浜実行委員会
●1月26日(日)中東派兵に反対する抗議集会と市内デモ
 15時~16時、ヴェルニー公園で集会
 その後、海上自衛隊横須賀総監部への申し入れと市内デモ
 主催:非核市民宣言運動・ヨコスカ、ヨコスカ平和船団

米 軍とイラン軍による軍事攻撃が起きた中、2月2日、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」(写真)が中東に派遣されようとしています。派遣される自衛官は約260人、期間は1年、そのために47億円の予算がつけられました。これは戦争参加そのものであり、私たちは絶対に認めることができません!
米政府は昨年11月、バーレーンに「多国籍軍」司令部を発足させ、軍事作戦海域をペルシャ湾、ホルムズ海峡、バブエルマンデブ海峡、オマーン湾の4カ所としました。
防衛省は「多国籍軍」との情報交換のためにバーレーンに海上自衛隊幹部を派遣するとしており、今回の海自艦派遣は、実質的な「多国籍軍」参加そのものです!
安倍首相は1月16日、自民党本部で始まった憲法講座であいさつし、「時代にそぐわない部分は改正を行っていくべき。その最たるものが憲法9条だ」と述べました。安倍政権は中東派兵を強行し、戦争の危機すら利用して9条改憲に突き進もうとしています。
横須賀現地に集まり、絶対反対の声をあげましょう!

呼びかけ:「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会

日刊動労千葉 第8735号

新支部長新年あいさつ

社友会を許さず
鴨川支部 渡辺支部長


新年あけましておめでとうございます。鴨川支部の渡辺です。
2020年を迎えて、1047名解雇撤回・JR復帰をかちとり、乗務員勤務制度・「ジョブローテーション」、運転士・車掌職廃止攻撃に向けて闘い、3月のダイ改合理化を粉砕し、ワンマン運転拡大反対に向けて全力で闘います。また、分社化・転籍攻撃を粉砕し、外注化反対闘争を強化し闘います。
今、JR東日本では、東労組を解体し社友会なる社員代表組織に変え「労組なき社会」にしようとしています。職場には闘う労働組合が必要です。おかしいことはおかしいと声をあげ、社友会の組織化を許さず、鴨川支部は全力で闘います。

エルダーが闘いの先頭に
佐倉支部 力根支部長


第9回支部定期大会において新支部長に選出された力根です。
佐倉支部もエルダーで働く組合員が増え、私も来年度エルダーとなります。エルダーが動労千葉の闘いの先頭に立たなければなりません。頑張りたいと思います。
佐倉運輸区は台風の時に停電や断水・浸水で大変でした。労働者の安全を第一に、事前の対策、災害からの復旧や勤務関係について会社を追及していきます。
佐倉支部は、ジョブローテーション粉砕、65歳まで働ける労働条件確立、ワンマン運転拡大に反対する闘いを全支部とともに闘い抜きます。

高齢者対策の確立
千葉機関区支部 梶ヶ谷支部長


明けましておめでとうございます。
11月25日の第25回支部大会で支部長に選出されました。よろしくお願いします。
昨年の4月から新人事賃金制度が強行されました。全面的な評価制度や「45才ピーク」「評価されなければ非正規職並」という賃金制度です。その中で、シニア社員の基本賃金の地域間格差の根拠についての説明が出来ないのは納得出来ません。
千葉機関区は30年以上も新規採用の運転士を配置しなかった為、この2年ほどの間にほとんどの運転士が定年退職を迎える深刻な事態に直面しています。
千葉における貨物輸送はライフラインを守るという石油輸送の重要な拠点です。会社はその将来展望を明確にしていません。
定年再雇用(シニア社員)となっても降りるところがなく、本線運転士を続けなければならないのが現実です。本線運転士の高齢者対策の確立はまったなしです。定年延長と65歳まで安心して働き続けることの労働条件の確立に向けて全力で闘います。

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2020年1月20日月曜日

JR東日本 運転士・車掌 4/1職名廃止 反対します!

https://www.doro-chiba.org/ga/tn243a.pdf


JR東日本 運転士・車掌
4/1職名廃止 反対します!

断固として反撃にたつ!
動労千葉・関委員長が闘いの決意


 新年の決意としてお話ししたいことがあります。4月1日の運転士・車掌の職名廃止に対し動労千葉として断固として反撃にたちあがりたいということです。

鉄道の歴史上初の重大な攻撃

 運転士・車掌の職名が廃止されるなど鉄道の歴史上はじめてのことです。会社は「自動運転も可能」とか、「将来はドライバレス運転にする」と宣伝しています。その時、運転台に乗るのは運転士の資格を持たない「輸送サービススタッフ」だといっています。
 しかし、本当にそうなら、職名を廃止するにしても、ドライバレス運転を実現してからにすればいい。4月1日の時点で、運転士と車掌の仕事が変わるわけではありません。

徹底して闘えば道は開ける

 なぜ今、職名を廃止するのか。
 それは、「乗務員が職名まで廃止されるのか」という形で、JRの労働者全体に「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」と突きつけるためです。労働者側の抵抗する力が最も強く、最も象徴的な位置にある乗務員の抵抗力を打ち砕くためです。諦めさせ、抵抗できなくさせ、全JR労働者の権利を根本から破壊しようとしているのです。
 だから職名廃止に対して、決して諦めず、絶対に許さない闘いが必要です。団結を守って徹底して闘い抜けば何かを掴むことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそれを実践してきました。改めて、この道を進もうと訴えたい。
(1月11日、動労千葉旗開き発言の一部)


職名廃止に「反対」の声あげよう!



 運転士・車掌は鉄道業務の中心をなす職種です。JRは乗務員を叩いて鉄道で働く労働者の労働条件を奪おうとしています。労働者の権利破壊は、「鉄道業務の破壊」と一体です。実際、JR東は「鉄道の技術は外部」と公言し、毎年のようにローカル線切り捨てを進めています。職名廃止に、鉄道業務を軽んじるJRの姿勢が表れています。こんなことを続ければ必ず事故に繋がります。私たちは職名廃止を許さず、反対の声をあげます。

3/14ダイ改・改悪乗務員
勤務制度で激しい労働強化


 3月14日のダイ改で、改悪乗務員勤務制度の本格的運用が進められます。
  朝夕のラッシュ時間帯に支社課員などの乗務員ではない者を乗務させる短時間行路を作られ、一般行路には拘束時間延長、乗務時間延長がのしかかっています。千葉でも、習志野運輸区で行路の基本が、津田沼―中野から津田沼―三鷹に延長されようとしています。
 すでに乗務員に対する労働強化は限界です。必要なのは労働強化ではなく乗務行路の緩和です。

無制限なワンマン運転拡大
列車削減で地方切り捨てるな



 JR東日本は3月ダイ改で東北本線の黒磯―新白河間の列車すべてを5両編成のワンマン運転にすると発表しました。同時に、すべての線区、両数の列車をワンマン運転の対象にするとしています。
 目的は車掌削減=「人を減らすこと」だけです。コスト削減と団結破壊です。車掌削減は安全放棄そのものです。そして、地方の列車を「儲からない」と切り捨て続けています。地域の声や生活も鉄道の安全も無視しています。本当に許せません。

あらゆる鉄道業務を外注化
労働者の非正規職化ねらう


 経営構想「変革2027」ではJR本体に鉄道業務を一切残さない構想が打ち出されています。
 駅業務は、「完全別会社化の一歩手前」の段階です。募集要項で「駅希望の方は、グループ各社にご応募ください」とまで書かれています。
 検査・修繕部門でも、「現場に直結した業務」はグループ会社の仕事だとされています。労働者ごと子会社に突き落とし、総非正規職化・名ばかり正社員化を狙う攻撃です。

JRの鉄道業務は「副業」?!
職名廃止は「鉄道会社」放棄


 「 JR九州、完全民営化で鉄道事業が “ 副業化 ”」「赤字なら『鉄道撤退』も選択肢」
 1月12日、Business Journal の記事です。社長自身が鉄道事業について「公共性を根拠に赤字でも事業を続けるべきではない」と語ったとも報じられています。
 JR東が、鉄道業務の中心職種である運転士・車掌を「廃止」しようとしていることは、公共交通機関を担う「鉄道会社」であることを放棄しようとしていることの表れです。

ビラへのリンク

2020年1月18日土曜日

運転士・車掌の4/1職名廃止反対


外注化阻止ニュース 第461号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka461.pdf


運転士 ・車掌職名廃止に反撃を
動労千葉・関委員長が新年挨拶で闘いの決意

1月11日に行われた動労千葉の組合旗開きで関委員長は運転士・車掌の職名廃止に対して「断固として反撃にたちあがりたい」と訴えました。発言の一部を紹介します。(見出しは編集上のものです)


 新年の決意としてお話ししたいことがあります。4月1日の運転士・車掌の職名廃止に対し、動労千葉として断固として反撃にたちあがりたいということです。

鉄道の歴史上初の重大な攻撃

 運転士・車掌の職名が廃止されるなど、鉄道の歴史上はじめてのことです。会社は「自動運転も可能」とか、「将来はドライバレス運転にする」と宣伝しています。その時、運転台に乗るのは運転士の資格を持たない「輸送サービ ススタッフ」だといっています。
 しかし、本当にそうなら、職名を廃止するにしても、ドライバレス運転を実現してからにすればいい。
 4月1日の時点で、運転士と車掌の仕事が変わるわけではありません。

徹底して闘えば道は開ける

 なぜ今、職名を廃止するのか。それは、「乗務員が職名まで廃止されるのか」という形で、JRの労働者全体に「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」と突きつけるためです。労働者側の抵抗する力が最も強く、最も象徴的な位置にある乗務員の抵抗力を打ち砕くためです。諦めさせ、抵抗できなくさせ、すべてのJR労働者の権利を根本から破壊しようとしているのです。
 だから職名廃止に対して、決して諦めず、絶対に許さない闘いが必要です。団結を守って徹 底して闘い抜けば何かをつかむことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそれを実践してきました。改めて、この道を進もうと訴えたい。


 関委員長は発言で、「徹底抗戦を貫いて闘う中でこそ、新たな展望を掴むことができる」「敵は大きいが強くはない」とアピールし、職場から声を上げ闘おうと訴えました。

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2020年1月17日金曜日

日刊動労千葉 第8734号

動労千葉らしく、一糸乱れぬ団結で闘おう
2020年団結旗開き開催

今年こそ本当の勝負の年、本格的な組織拡大を!

動労千葉は1月11日、午後1時からDC会館で団結旗開きを開催した。繁沢副委員長の開会あいさつ、佐藤執行委員の司会で進められた。
関委員長から年頭の挨拶が行われ、「徹底抗戦を貫いて闘う中でこそ、新たな展望を掴むことができる」「敵は大きいが強くはない」とアピールし、職場から声を上げ闘おうと訴えた。
来賓挨拶に、関西生コン支部の代表が「新年を反転攻勢の年にする。各職場でストに決起することが関生支部への最大の支援」と訴えた。
三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さんが市東さんの農地を守り空港機能強化策を粉砕する決意を述べた。顧問弁護団長の葉山弁護士は、1047名解雇撤回をめぐる労働委員会闘争・裁判闘争が中央労、東京高裁での新たな段階に入る。この闘いに必ず勝利しようと訴えた。
家族会の山田会長と関委員長による鏡開きの後、OB会の永田会長が「動労千葉が1人でも組織を拡大できたら流れは変わる」と乾杯の音頭を執った。
情報労連千葉県協議会、動労千葉を支援する会、動労水戸をはじめ共闘労組・団体のあいさつが続いた。これに応え、各支部と青年部の代表がそれぞれに組織拡大の決意を語った。
川崎書記長が、「われわれはけっして少数ではない。青年とともに多数派として職場から立ち上がる気概を持とう。ダイ改と新たなジョブローテーションに対し、ストも含めて立ち上がる。この中でなんとしても組織を拡大しよう」と訴えた。そして、国鉄闘争全国運動の2・16国鉄集会への総結集を呼びかけた。
最後に恒例のビンゴ大会で盛り上がった後、インターナショナルを合唱し、団結ガンバローで終了した。



1月12日 三里塚芝山連合空港反対同盟
新年デモと団結旗開き開催

農地死守・軍事空港反対の初心を曲げず闘う

 10時半から、市東さん宅南の東峰開拓組合道路で集会が行われ、動労千葉から中村書記次長が連帯発言に立った。
午後1時、成田市内のレストランで団結旗開きが開かれた。冒頭の萩原さんが「闘争宣言」を読み上げ、①請求異議控訴審に勝利し農地を守る、②第3滑走路・空港機能強化を粉砕する、③戦争と改憲の安倍政権を打倒する、の3点を訴え、3・29全国総決起集会(成田市赤坂公園)への大結集を訴えた。
続いて市東さんが「裁判結審の攻撃が迫っているが、反対同盟は54年の農地死守・軍事空港反対の初心を曲げずこれからも闘う」と決意を語り、乾杯の音頭を取った。
動労千葉の関委員長が連帯発言に立ち、反対同盟と車の両輪として闘いぬく決意を語った。関西地区生コン支部の代表が、逮捕攻撃などにひるむことなく立ち向かい2020年を勝利の年にすると誓った。

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2020年1月16日木曜日

日刊動労千葉 第8733号

〈台風19号勤務上の問題についてアンケート報告③〉
台風15号関係の問題点/台風関係で気づいたこと等 

台風15号時の様々な問題が明らかに
労働者の安全より運行を優先するな!


報告③では台風15号時に関係する問題点や台風問題について気づいたこととして挙げられた意見を紹介します。台風の暴風雨の中や家が被災する中、会社は無理な出勤指示をしたり、出区点検・待機等を行わせたりしています。退勤や交通費、超勤扱いについても不当な扱いが横行しています。

出勤関係 危険な出勤指示やめろ!/交通費の支給は当然

◆風が強く出勤できなくなると訴えたが、「来れる所まで来るしかない」と言われた。
◆停電して通信手段もなく車で出勤した。館山から木更津まで3時間30分かかった。
◆交通手段が私鉄しかなく、とても混んでいたのに出勤を命じられ、2時間かけて出勤した。なのに何もする事がなく待機で終わった。
◆無理やりタクシーで出勤させていた。前泊や移動へのフォローが無さすぎた。
◆出勤指示があいまいのため、誰も前超勤になっていない。そのため、マジメに前もって出勤してきた人が損をしている。
◆「社会人としての対応をしろ」というのは、有事の際、曖昧でとても危険な指示だと感じました。何かあっても「責任は社員にある」という指示ではないでしょうか?
◆最寄り路線が運転中止になっていたが、出勤方法の指示などが一切なかった。
◆明確な指示が事前に来なくて、どうすれば良いか分からなかった。
◆泊勤務だったが、深夜に会社の車が自宅に迎えにきた。
◆台風15号の際は出勤時にJRが止まっており、ダイヤ乱れの中の私鉄にて通勤しましたが、入場規制等の影響で、何分で着くのか判明せず不安でした。

出勤関係 被災しても出勤?!自宅待機でなく年休強制?!

◆家が台風で罹災した。屋根から雨もりがして、とても仕事に行く状態ではなかった。
◆台風以降、職場待機となったが自宅待機でも良かったのではないかと思う。
◆自宅待機等の判断をもっと早くすべき。
◆車掌見習が年休を取らされたという話を聞いた。

連絡関係 台風時の連絡体制・安否確認について

◆情報が錯綜して確実な情報が全然なかった。
◆当直により指示の内容が違うようだ。また職場の違いで指示も変わっていたように聞く。
◆台風時の安否確認について。19号時はスマホが使用できて安否確認のメールが来た。しかし、15号の時は携帯、電話、駅からの社内電話はすべて通じず連絡が取れなかった。支社はどの様な対策を取ったのか? 普段、練習といって確認を行っているのに何の役にも立たなかった。連絡の取れない社員はどうすればよいのか? 会社が確認にくるべきではないか。

退勤関係 出勤させたなら退勤後の交通手段・交通費も会社の責任

◆家族に送ってもらい前泊しに来た。退勤方法は指示がなく、明けで帰れなかったので、漫画喫茶に泊まった。
◆出勤はタクシーだったが、帰りは各自のため東京まで行って高速バスで帰った。
◆仕事が終わっても電車が通っていない中で、東金まで行ってから高速バスで銚子まで帰った。
◆京成で出勤しろと言われ出勤した。行きの交通費は出たが、帰りの分は出なかった。帰りの電車がないことも分かっていたはずなのに。
◆帰宅するのに電車が走っていなかったので、自腹でバスで帰った。
◆台風の日は明けだったが13時まで待機した。特に指示がないのであれば退勤にしてほしい。
◆退区して帰る手段がなかった。帰りも面倒を見るべき。
◆電車が止まったため、帰れなかった。
◆帰りの交通手段が私鉄しかなかったが、交通費は出なかった。
◆勤務解放後、帰るのが大変だった。
◆アケの人を早く帰すように!
◆仕事終了後は自分で考えて帰れと言われた。
◆帰宅時の手段について。

安全問題 乗務員だけで運転再開の試運転をやらせていいのか


◆台風15号の運転再開時、試運転列車に乗務員だけで乗務していた。19号の時は設備や指導員を乗せた。しかし、設備の人のうち1人はケガをしていた。

安全問題 暴風の中、出区点検?!社員の安全を考えて指示しろ!

◆暴風雨の中、出区点検をした。目も開けられず危険な中で実施する意味はあったのだろうか。
◆出区点検の時、出区の時間が分からず何時間もカンヅメになっている人がいた。危険な中で点検をしたのに、何時間も指示なしで放置されるのはおかしいと思う。
◆運行できないのにもかかわらず、出区点検をやる、やらないと指示が2転3転4転した。空港線も京成の運行を見て運休にしていた。判断が人任せになっている。
◆大雨(台風21号)時の対応では、避難指示が出ているにもかかわらず列車を運行させたり、「現場に泊まれるか」というとんでもない指示を出したりしていた。

職場設備 職場の長期停電は深刻な問題 必ず対策を

◆佐倉運転区が3日間停電となった。電車が運休して仕事もない中で、多くの乗務員が暑い職場に待機していた。今後は対策が必要だと思う。
◆長期停電で携帯電話も使えず、職場との連絡手段がなかった。
◆職場内の停電や断水時の対策が不十分。
◆職場が停電して混乱した。復旧も遅かった。
◆停電によって職場への連絡手段がなくなった。
◆業務用タブレットを持ち帰っても接続できない。

職場設備 非常食常備や交代は必要

◆職場の非常時の備蓄が水とクラッカーしかない。カップ麺を購入しているが数が足らない。
◆災害対策費で佐倉本区には飲み物、食糧が用意されていたようだが、行き先地で足止めになった乗務員には何もなかった。帰って来た乗務員にも袋詰めとかにして確保するべき。
◆台風21号の際、一晩中運転中止の車内にいた乗務員がいたが食糧を持って行くなり交替の乗務員を向かわせるなり対策が必要だと思った。

運行関係 運転再開について

◆10月13日の運転再開時間が二転三転した理由がよくわからない。
◆8時台に運転再開予定とお客さまに伝えてしまい、津田沼駅が大混乱した。
◆運転再開の計画が極めて甘かったと思います。
◆運転再開する際に、始発駅からではなく、回送で3~4駅毎に列車を配置してから一斉に再開すれば、津田沼駅周辺に長い列ができてニュースになる事もなかったのではないか。

多くのご協力ありがとうございます。団交で改善を要求していきます。

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2020年1月15日水曜日

日刊動労千葉 第8732号

動労総連合申第12号 「ミライ構創」JR本社団交
検修職場の将来像、水平分業―出向の構想について追及

動労総連合は昨年12月16日、「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」に関して申第12号に基づくJR本社団体交渉を行った。

「ミライ構創」の時間軸

組合 「ミライ構創」では水平分業が打ち出されている。
会社 変革2027は施策を予め社員に出し、様々な意見を取り入れて進めるスタンス。その一環だ。
組合 どういう時間軸なのか?
会社 基本的にまだ構想段階。新たな技術を入れるなら車両投入も必要だが5年~10年の話になる。委託についても、できるとなったら各地方で示していく。
組合 「今後10年で基盤づくり」とあるが、基盤とは何か?
会社 技術進展で機械に置き換えられる業務は置き換えていく。お金や技術進展、安全確保など様々な壁がある。その土台作りだ。
組合 「AI導入」のスパンは?
会社 この10年間の中で技術的な検証も含めて基盤作りだ。

「鉄道事業者としての業務」

組合 水平分業で「鉄道事業者としての業務」はJR、「現場に直結する業務」はグループ会社とある。
会社 グループ会社の業務も今後、機械化等を進める。どの業務がグループ会社かは明確でない。現在グループ会社に委託している業務は引き続きグループ会社で行う。
組合 「鉄道事業者として維持すべき業務」にかかれている「将来計画策定」は本社・支社部門か?
会社 本社・支社部門もあるが、現場の企画部門、総合車両センターの計画担当、現場も含めた部分もある。主には支社・本社だ。
組合 品質保証、故障防止もそうか。
会社 現場の技官でも行っている。必ずしも支社・本社ではない。
組合 検査計画、規定の見直しは?
会社 検査計画は現場で考えている部分がある。総セであれば入出場などだ。規定の見直し等は全社的なもので国との関係性があり、本社・支社が大きい。
組合 検査業務(出場検査)は何を指すのか? 工場から出るときの最終判断の部分か?
会社 そうだ。最終的に車両が使えるかどうかの判断はJRで見るべきという考えだ。
組合 現行のJRの業務として「新機軸」「一重系、重要機器」とある。新機軸は一部JR、一部グループ会社のような図だ。
会社 新造車両等のJR側の技術習得は必要だ。すぐグループ会社でとはならない場合もある。従前と同様ならグループ会社で行う。
組合 JR側の技術習得後には委託を進めるということか。
会社 そうだ。
組合 一重系は委託する図だが、グループ会社でできないとなったらJRに戻す考えはあるのか?
会社 機械化の中でグループ会社で行っていたものをJR本体で行う場合も出てくると思う。

「人手をかけないメンテナンス」

組合 コンセプトとして人手をかけないメンテナンスとある。
会社 機械に任せられるものは機械に任せていく。例えば、自動清掃やCBMなど。「人ならではの業務」もある。基本的に新たな技術は取り入れる。できなければ人の力でメンテナンスをしていく。
組合 次世代システムとは何か?
会社 例えば235系等のモニタリング装置を搭載した車両がそうだ。蓄積したデータをどう使うかなど、まだ開発段階ではある。
組合 経験も重要だ。現場で何年もやって技術は習得できる。会社の技術継承とはどういう考えか。
会社 長年の経験を否定するつもりはない。そういう技術継承は引き続き行っていく。システムに任せられるものは任せていく。

「技術、知見は外部」

組合 「社員の成長マップ」では、「技術力」「思考力」「創造力」がグループ会社側にだけ書かれている。
会社 3つの力の必要性はJRもグループ会社も同じだ。表記した場所だけで特段の意図はない。
組合 変革2027では鉄道の技術、知見は外部にあるという書き方だった。一定はJRに持つとしても、ほとんどはグループ会社、外部に置くという意味に取れる。
会社 外部の労力・技術をいかに当社に取り入れてシステム化・機械化を進めるかという考えはある。
組合 水平分業、業務委託は労働者の処遇にも関わる。
会社 当社社員は制度的に施策で大きく変わらないと考えている。現行のままだ。
組合 ならば台車関係は現行でJR側だ。それも変わらないのか?
会社 将来的に台車業務も委託という判断になれば、各地方でそう示していく。
組合 「変革2027」で将来像として、「本社、支社、各技術系の職場」からエリアごとに分割される図があった。そこに新幹線、工事区、車両センターの3つが書かれていた。新幹線は統括本部ができて全社的にやるとなった。車両センターはなぜエリアごとにならずに書かれているのか。
会社 システム化、機械化を進め、JR本体の業務が少なくなっていく。それに伴い組織も見直す。具体的にはこれからだ。

今後も「外注化・出向」なのか?

組合 「変わらない」といったが、今後も業務委託に伴ってJR本体から出向させるということか?
会社 現行の出向と「ミライ構創」は別の考えだ。本構想は様々な機械化、グループ会社と本体との水平分業を進めるということだ。
組合 それを現場で支えるのは労働者だ。その扱いがどうなるのか。将来の出向等がどうなるのか。
会社 具体的に決まっていない。現在の出向者についても検討する。
組合 「人手をかけない」と言っても労働者が必要なことは現実だ。将来設計はどうなるのか。10年出向になると考えている人もいる。
会社 グループ会社で技術継承する人もいるし、グループ会社からJR本体に来てグループ会社のことを伝えることもある。どういう業務が何年出向するのかなど具体的考えは、今のところない。
組合 12年10月、検修業務の外注化・委託を行った。10年で出向解除と会社は主張した。8年目だが今のグループ会社の技術の習得具合などの認識はどうか。
会社 委託当初は様々な問題があったが、ある程度のレベルが定着している。
組合 グループ会社で独自に業務の処理ができるという考えか?
会社 そうだ。

「これからの社員像」

組合 基礎技術教育から直接検査業務に配属される場合がある。現場が外注化され経験できる範囲が非常に狭まっている。
会社 人材育成は各総セの中で行われている。いろいろな経験をしてもらい様々な業務についてもらうのが基本スタンスだ。業務委託しているが、JR本体として様々な経験ができる。
組合 現場と遮断されれば検査業務の技術力が低下する。
会社 新入社員を育成する上で様々な経験をしてもらいたい。基本的に各総セの中で育成をしていくものだ。
組合 これからの社員像で、特に「今後強化すべき力」としてデータサイエンス力、データエンジニアリング力、システム系メーカーとの技術習得、ロボットエンジニアリング力、ラインエンジニアリング力、車両・製造系メーカーとの技術習得とある。
会社 新たなメンテナンスをしていく上で必要な技術はシステム系メーカーや車両・製造系メーカーに出向して習得する場合もある。データを分析する力、分析方法を変えていく力、機械化やロボット化したときに取り扱う力、それを変化させていく力といった意味だ。今後こういう社員になってもらいたいという思いを示した。

今後の採用について

組合 採用についてはどうか。
会社 採用環境は厳しいが業務に必要な数は採用していく。
組合 千葉への配置は前年度、今年度と社会人を含めても2~3人だ。本当に技術継承を維持できるのか。現場では会社はやる気がないと言われる状況だ。
会社 少人数でも技術力を低下させてはならないと考えている。
組合 本社として車両研修に関わる新規採用、社会人採用は年間どのくらいなのか。
会社 年間100人前後だ。現行の採用数を維持する考えだ。
組合 グループ会社の採用が厳しいことは承知しているか。
会社 一定は採用できている。厳しいという現状も聞いている。
組合 将来的には水平分業を進め、基本的にグループ会社に業務を回す構想が出されている。そうするとJR本体からの出向が続くのではないか。
会社 JR本体も採用は厳しい状況だ。機械化等で少人数でできる体制を作りたい。

「モニタリング装置」

組合 現場感覚でいうと、ATSは車上子から電波を拾ってやり取りするが、故障が多い。スマートメンテナンスでは電波等でのやり取りがメインになる。大丈夫かというイメージだ。
会社 技術開発が必要な部分もある。検証した上で使用していく。
組合 山手線で実際にデータ取りをやっている。それを活用して出動した実績はあるのか。
会社 この場で具体的な数字は回答できない。ある程度データで現車を見る機会はあると思う。

「どこでも機能保全」

組合 「どこでも機能保全」とはどういうものか。
会社 2つ以上の車両センターで運用している場合など、よりタイムリーに検査ができるようにしたい。CBMはあくまで一つの手段だ。それを含めてタイムリーな検査をする。検査の規定は国にも届け出ており守る。
組合 人や場所の確保が必要だ。
会社 運用について具体化するのはこれからだ。あくまで概念的なところを示した。
組合 構内の入換業務は、一本検修線に入れるにしても、入れる順番が決まっていて全体との調整が必要だ。事故の大半が構内で起こる。直近でここに行けとなると無理がかかる。事故の要素が大きくなる。
会社 今後検証し施策を進める。

「マルチ検修ライン」

組合 「マルチ検修ライン」とはどういうものか?
会社 車両を編成状態のまま一括で上げて検査できる設備だ。
組合 他企業でやっているか?
会社 西日本や北海道の函館総合車両センターなどだ。
組合 何両程度で行っているか?
会社 西日本は長いところで8両、函館は10両を短く切って2、3両単位だと聞いている。
組合 今の車両セ等に作るのか。別の場所に作るのか。
会社 現状は新たに設備を整える場所は難しい状況だ。輸送体系が変わるなどすれば、考え方が変わることもありうる。
組合 現状の設備の通路は基本的に狭いが、改良工事をやりながら検査を進めるのか。
会社 まだ決まっていない。
組合 旧津田沼電車区の検修庫や東所沢に車両の留置スペースにモデルを作るという話がある。
会社 それも一つの考えだ。メンテナンス近代化、車両セ統合等、全体を見て検証している。基地再編についても示せる段階になれば各地方で示していく。
組合 基地再編と「ミライ構創」は並行する関係か?
会社 「ミライ構創」もだが、今後の車両投入計画やホームドア、ワンマンなどすべての施策に全てが絡んでくる。

「車両基地再編」について

組合 秋田総セは秋田車両セと統合となっている。理由は何か?
会社 車両数も減り、新型車両で手がかからなくなってきている。2つより統合したほうが良いとなればそうする。それが車両セか総セかは検証していく。
組合 郡山総セは「短編成ステンレス車両」「入場レス」とある。短編成ステンレス車両の部品をやるという意味か?
会社 そう。基本的な役割になる。
組合 郡山総セの担当の東北は、ほぼ短編成ステンレス車両しかなくなるだろうということか?
会社 そうだ。
組合 今やっている勝田の特急は入らないということか?
会社 役割分担として最終的にこうだろうということで示した。

新型車両投入―ワンマン化


組合 車両関係ではワンマンとも関係する。131系を千葉に入れる計画があるのか?
会社 様々な車両投入計画の一環として、どの線区に入れる等は検証中だ。房総地区に入れることも、検証の中であり得る話だ。
組合 ワンマンの検証とはどういうものか?
会社 利用状況などを踏まえ、適切な両数か、ワンマンで対応できるかなどだ。
組合 将来的には東日本全体という考えか?
会社 出来るかどうかは別だが、どういう問題があるか、どういう機器を設置すべきか等の検証はすべての線区で行っている。
組合 郡山総セの将来に気動車が入っていない。車両製造、エンジン製造等を維持する考えか?
会社 今後変わっていく。
組合 業務外注化とそれに伴う出向については反対だ。技術はJR本体で持って、そこで働く労働者の環境も整えるべきだ。

(以上)

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2020年1月14日火曜日

2020年動労千葉旗開き 関委員長あいさつ



闘いなくして安全なし No.243

https://www.doro-chiba.org/ga/tn243.pdf

運転士・車掌 職名廃止に断固反撃を
動労千葉・関委員長が新年挨拶で闘いの決意

1月11日の動労千葉旗開きで、関委員長は運転士・車掌の職名廃止に対して「断固として反撃にたちあがりたい」と訴えました。発言の一部を紹介します。(見出しは編集上のものです)

 新年の決意としてお話ししたいことがあります。4月1日の運転士・車掌の職名廃止に対し、動労千葉として断固として反撃にたちあがりたいということです。

鉄道の歴史上初の重大な攻撃

 運転士・車掌の職名が廃止されるなど、鉄道の歴史上はじめてのことです。会社は「自動運転も可能」とか、「将来はドライバレス運転にする」と宣伝しています。その時、運転台に乗るのは運転士の資格を持たない「輸送サービススタッフ」だといっています。
 しかし、本当にそうなら、職名を廃止するにしても、ドライバレス運転を実現してからにすればいい。
 4月1日の時点で、運転士と車掌の仕事が変わるわけではありません。

徹底して闘えば道は開ける

 なぜ今、職名を廃止するのか。それは、「乗務員が職名まで廃止されるのか」という形で、JRの労働者全体に「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」と突きつけるためです。労働者側の抵抗する力が最も強く、最も象徴的な位置にある乗務員の抵抗力を打ち砕くためです。諦めさせ、抵抗できなくさせ、全JR労働者の権利を根本から破壊しようとしているのです。
 だから職名廃止に対して、決して諦めず、絶対に許さない闘いが必要です。団結を守って徹底して闘い抜けば何かを掴むことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそれを実践してきました。改めて、この道を進もうと訴えたい。

 関委員長は発言で、「徹底抗戦を貫いて闘う中でこそ、新たな展望を掴むことができる」「敵は大きいが強くはない」とアピールし、職場から声を上げ闘おうと訴えました。

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2020年1月11日土曜日

日刊動労千葉 第8731号

顧問弁護団 新年のご挨拶
動労千葉顧問弁護団長 葉山岳夫


https://doro-chiba.org/nikkan/%e9%97%98%e6%98%a5%e3%80%80%e3%80%80%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%9b%a3%e3%80%80%e7%a9%ba%e6%b8%af%e5%8f%8d%e5%af%be%e5%90%8c%e7%9b%9f%e3%80%80%ef%bd%8f%ef%bd%82%e4%bc%9a%e3%80%80%e5%ae%b6%e6%97%8f%e4%bc%9a/

安倍政権は、新自由主義の体制的危機を乗り切るため、9条改憲を強行し、戦争国家化し、侵略戦争への道に突入しようとしています。外への侵略戦争策動は、内への労働組合弾圧、治安弾圧の強化です。
2019年は、2018年に続き1047名解雇撤回闘争で、安倍政権下での千葉県労働委員会、裁判所との厳しい対決の年でした。審問を行わない、審査手続きを打ち切るという村上公益委員の暴挙、これに対する忌避申立に対する県労委の却下決定は、この救済申立が安倍政権を支える巨大資本JR東日本が直接に法的責任を負う重大事件であることに恐怖して、救済のための審査、審問を自らの使命に背いて放棄するという、自殺行為でありました。斎藤設立委員会委員長は、設立委員会会議で、不当処分を受けた組合員を「組織を破壊するようなことばかりやっていた連中を新会社で大手を振って歩かせる」訳にはいかないと力説して、不採用基準を決議しました。この国家的不当労働行為の悪事の暴露が審理打ち切りでさえぎられたのです。
今年こそは、東京高裁、中労委で徹底的に闘う年です。弁護団は、皆さんと連帯して闘い、勝利します。

農地を守る正義貫く
早期結審ー強制執行攻撃許す

三里塚芝山連合空港反対同盟

https://doro-chiba.org/nikkan/%e9%97%98%e6%98%a5%e3%80%80%e3%80%80%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%9b%a3%e3%80%80%e7%a9%ba%e6%b8%af%e5%8f%8d%e5%af%be%e5%90%8c%e7%9b%9f%e3%80%80%ef%bd%8f%ef%bd%82%e4%bc%9a%e3%80%80%e5%ae%b6%e6%97%8f%e4%bc%9a/

2020年は三里塚闘争において歴史的な決戦の年です。最高裁決定に抗して市東さんの農地を守り抜いてきた請求異議裁判は、控訴審での早期結審=強制執行との攻防下にあります。また、国と成田空港会社は、基本計画を改定し、第3滑走路など「新たな空港建設」に等しい拡張へ本格的な用地買収、工事着工に突き進もうとしています。
私たちは農地を守る正義を貫き、全力で裁判闘争を闘い、強制執行にはあくまでも体を張って実力で阻止することを宣言します。そして、住民の生活と未来を奪い、軍事転用につながる空港機能強化に対して、住民の怒りと結びつきひとつになって闘います。
そして何より、本年は安倍政権の改憲・戦争を阻止する正念場の年です。
関西生コン支部への前代未聞の大弾圧を許さず、労働組合そのものをなくそうというJRの攻撃と真っ向から闘う動労千葉との労農連帯を軸に、安倍政権打倒の一翼を担う決意です。ともに闘いましょう。

団結を強めて闘おう
動労千葉OB会長 永田雅章 
 

https://doro-chiba.org/nikkan/%e9%97%98%e6%98%a5%e3%80%80%e3%80%80%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%9b%a3%e3%80%80%e7%a9%ba%e6%b8%af%e5%8f%8d%e5%af%be%e5%90%8c%e7%9b%9f%e3%80%80%ef%bd%8f%ef%bd%82%e4%bc%9a%e3%80%80%e5%ae%b6%e6%97%8f%e4%bc%9a/

安倍政権は改憲と戦争のできる国をめざして関西生コン支部、JRでは動労千葉や動労総連合に対してなりふりかまわず労働組合解体攻撃を強めています。関西生コン支部に対してはストライキを威力業務妨害、団交や抗議行動を強要・恐喝とデッチ上げて警察を使って組織を壊滅させる攻撃を強めています。こうした攻撃に対して東京の上映運動を展開して支援運動・支援団体を作り、地域の労働組合や労働者に訴えて大きな輪を広げて関西生コン支部の仲間と共に闘い勝利しましょう。一方、JRにおいては労組なき社会化攻撃です。ジョブローテーションは運転士・車掌を4月に廃止して、乗務係にし、同一担務期間10年で管理者になれない者は子会社に転籍させる攻撃をかけてきています。国鉄時代から常に闘いの先頭を担ってきた運転士・車掌の背骨をへし折って一気に労組なき社会の実現に向けて社友会を組織して突き進んでいます。反撃の道は組織拡大です。動労千葉が国鉄の分割・民営化以降、反合理化・運転保安闘争で培ってきた全てを出し切って闘うならまだまだ多くの運転士・車掌が闘いの呼びかけを待ち望んでいます。団結を強めて闘えば道は必ず拓かれます。われわれOB会も関委員長のもと団結して闘い抜きます。明るく楽しく闘いましょう。

新たなスタートをともに
動労千葉家族会長 山田佐知子


https://doro-chiba.org/nikkan/%e9%97%98%e6%98%a5%e3%80%80%e3%80%80%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%9b%a3%e3%80%80%e7%a9%ba%e6%b8%af%e5%8f%8d%e5%af%be%e5%90%8c%e7%9b%9f%e3%80%80%ef%bd%8f%ef%bd%82%e4%bc%9a%e3%80%80%e5%ae%b6%e6%97%8f%e4%bc%9a/

あけましておめでとうございます。
動労千葉は昨年、関委員長体制が誕生し、新たなスタートをきりました。JRでは、運転士・車掌職の廃止をはじめ駅の外注化やワンマン運転の拡大など、大きな攻撃が次々とかけられています。声を上げる組合がなければ職場や安全、働く人の健康はどうなるのでしょう―家族会も全力で支えていきます。
幕張で武器見本市が開かれたり、木更津ではオスプレイ暫定配備、中東への自衛隊派兵など、戦争への道が身近で始まっています。戦争は絶対反対! 親組合とともに今年もがんばります。本年もよろしくお願いいたします。

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労働相談ドットコム

https://rodo931.com/


労働相談ドットコムのサイトを開設しました。
↓↓↓↓

https://rodo931.com/

2020年1月10日金曜日

2・16国鉄集会

https://www.doro-chiba.org/z-undou/pdf/20200216.pdf


JRの外注化・分社化―転籍攻撃をうち破れ!
国鉄1047名解雇撤回・JR採用へ
関西生コン労組への弾圧をうち破ろう
労働基本権解体 ― 「労組なき社会」を許すな
安倍政権の改憲 ― 攻撃と闘おう


2・16国鉄集会
国鉄分割・民営化による不当解雇から33年

2月16日SUN 午後3時( 開場2時30分 )
葛西区民館ホール
東京メトロ東西線「葛西駅」徒歩5分


関西生コン労組を守れ! 支援の輪を全国に!
JRの外注化・分社化ー転籍攻撃をうち破れ!

 2月16日、私たち国鉄闘争全国運動は国鉄集会を開催します。多くの方の参加を訴えます。
 国鉄分割・民営化による不当解雇から33年を迎えます。1047名の解雇撤回をめぐる闘いは現在、「国鉄改革の真実」を闇に葬ろうとする千葉県労働委員会による審議拒否に対し東京高裁で行政訴訟が闘われています。さらに今後は中央労働委員会における闘いが始まります。
 私たちは2015年6月、不採用基準の策定自体が不当労働行為だったことを最高裁判所に認定させ、さらにその基準作成を命じたのがJR設立委員長であったことも明らかにしました。解雇の責任がJRにあることを暴き出したのです。
 いまJR東日本では鉄道業務の全面外注化と「労働組合なき企業」の攻撃が開始され、全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部に対する大弾圧、さらには教育や自治体の民営化、働き方改革などと一体となった労働組合攻撃が始まっています。「労働組合なき社会」をめざす安倍政権の重大な攻撃です。
 「国鉄改革で国鉄労働運動と社会党を解体し、お座敷をきれいにして新憲法を床の間に飾る」とうそぶいた中曽根元首相が改憲の悲願を達成せずに昨年死去しました。安倍政権の改憲攻撃と闘うためにも改めて国鉄1047名解雇撤回闘争は社会全体の問題です。私たちは国鉄闘争の旗を掲げ続け、労働運動の変革と再生をめざします。
 国鉄闘争に心を寄せるすべての皆さんに2・16の大結集を心より訴えます。

国鉄闘争全国運動
[国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回を支援する全国運動]



2020年1月9日木曜日

1.24星野文昭さん追悼集会

http://fhoshino.u.cnet-ta.ne.jp/#%E9%98%BF%E4%BD%90%E8%B0%B7%EF%BC%92


 1.24
星野文昭さん追悼集会

    講 演 山田 真さん (八王子中央診療所所長)
            獄中医療と星野文昭さん
        岩井 信さん (星野再審弁護団主任)
            星野文昭さんの
             国家賠償請求訴訟に向けて
    会 場  阿佐ヶ谷地域区民センター3F     
     第4・5集会室  開場6時 午後6時30分から
       杉並区阿佐谷南1-47-17  03-3314-7211
       JR阿佐ヶ谷駅南口下車徒歩3分

日刊動労千葉 第8730号

新春インタビュー(下)関道利新委員長に聞く
 全組合員の力でJR―グループ会社を貫く
本格的な組織拡大をかちとろう!

https://doro-chiba.org/nikkan/%e6%96%b0%e6%98%a5%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%ef%bc%88%e4%b8%8b%ef%bc%89%e9%96%a2%e9%81%93%e5%88%a9%e6%96%b0%e5%a7%94%e5%93%a1%e9%95%b7%e3%81%ab%e8%81%9e%e3%81%8f/

――闘いの課題についてお願いします。

「新たなジョブローテーション」では、「同じ職種、同じ職場は最大10年」という攻撃がかけられています。しかも、4月には運転士・車掌の職名をなくすとしている。

「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」は〝検修業務はこれからAI、ロボットがやる〟〝JR本体に鉄道業務は一切残さず、すべて子会社に外注化する〟という内容です。

その狙いはショック・ドクトリンのようなやり方でJRの労働者から誇りを奪い、団結を破壊することです。

運転士・車掌は鉄道業務の中で最も中心に位置する職種です。労働条件についても、全JR労働者の労働条件を規定するような象徴的な職種です。それを職名まで廃止し「乗務係」にしてしまう。「特別な職種ではないんだ」「特別な手当ても必要ない」と乗務手当の廃止を狙っている。それによって、全体の労働条件を引き下げる狙いです。

何より運転士・車掌の職名が廃止されるなど鉄道の歴史上ないことです。職名廃止は、運転士・車掌のみならず、全JR労働者に「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」と突きつける重大な攻撃です。

ジョブローテーションに関しては、直接の配転との対決もありますが、職名廃止に対して決して諦めず、絶対に許さずに闘っていくことが重要です。そのために昨年、動労千葉、動労水戸で乗務員勤務制度改悪阻止闘争本部をたちあげました。

外注化は01年段階で「7~8年で最終段階」とされていました。それを押し留めてきたのは間違いなく動労千葉の闘いです。「ミライ構創」も私たちの外注化裁判の判決を待って出されました。徹底抗戦を貫いて闘う中でこそ、新たな展望を掴むことができます。決して諦めず、外注化を撤回させ、仕事ごと出向者とCTSプロパー社員をJR本体に戻そうと訴えていきたい。

外注化強行から7年数ヶ月が経ちますが、動労千葉はこの攻撃と現場から徹底して対決し、団結を守って闘い続けています。その上に立って、「運転士・車掌廃止」、検修職場の全面外注化攻撃に対して断固とした闘いにたちあがっていきたい。

――3月ダイ改について伺います。

千葉でいえば、習志野運輸区で総武緩行線の朝・夜の御茶ノ水折返しがなくなり、全日スルー運転になります。これまで津田沼ー中野が行路の基本でしたが、津田沼―三鷹が基本にされようとしている。今まで以上の大型行路化が狙われているのです。

行路に大きな変化のない運輸区でも、改悪乗務員勤務制度の本格的運用が進められていきます。会社は時短行路を作成した時、行路数を変えないとしている。そのせいで一般行路の拘束時間延長、乗務時間延長がのしかかる。すでに乗務員に対する労働強化は限界を超えています。絶対的な乗務行路の緩和が必要です。その中で、ダイ改合理化・労働強化を認めることはできません。今ダイ改における闘いは重要です。

また、この間ライフサイクルから帰ってきて数年で配転されるということが行われています。北嶋副委員長も該当します。北嶋副委員長への不当配転を絶対に許さない闘いを展開していきたい。それは、ジョブローテーションを前に不安を抱える青年たちに応える闘いでもあります。

そうして1年間の闘いの体制を作り、組織拡大を実現していく。そのためにもダイ改過程の闘いは重要になります。

――東北本線には5両ワンマン導入が発表されました。

運転保安の観点からも、地域切り捨ての観点からも、絶対に許すことはできません。

千葉のダイ改は他支社での攻撃に比べると押し止められています。それはこの間の闘いの力によるものです。一方、ワンマン運転拡大が準備されていることも間違いありません。鹿島線へのスイカ導入はワンマン運転拡大の前提を作るためのものです。

この間、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会とともに国交省や千葉支社への申し入れなど行動を積み重ねてきました。組合員からも、「ワンマンでは運転できない」と声が上がっています。運転保安の問題を徹底して追及し、地域と連携してワンマン運転拡大を阻止するために全力で闘っていきたいと思います。

――貨物では改悪人事賃金制度が導入されました。

貨物ではシニアになっても乗務を続けざるを得ない非常に過酷な状況です。また改悪人事賃金制度で全面的な評価制度が導入され、会社に評価されなければ賃金は頭打ちです。「55歳以降の賃金改善」を謳っていましたが、国鉄採は71%に引き下げられたまま置き去りです。

東日本でも全面的な評価制度導入が狙われていることは間違いありません。東労組情勢を見ても、恐るべき攻撃が準備されていると見なければならない。この攻撃を容認することは絶対にできません。また、貨物でも「東労組解体」のような労組解体攻撃が起こる。その情勢を踏まえて職場で闘い、新採配置・行路緩和をかちとるために闘っていきたいと思います。

――20春闘についてはいかがでしょうか。

春闘ではCTSでの大幅賃上げ獲得、超低賃金打破が重要な課題です。「生活できるだけの賃金をよこせ」「希望者全員を正規で雇え」という闘いに全力を尽くしていきたい。

CTSは1月から時給30円分の賃上げを発表しました。「労働組合に言われたからではなく、会社の判断で上げたんだ」という形で労働組合を無視していこうという狙いです。

しかし、動労千葉は常に賃上げ・正規職化を訴えてきました。その闘いに対してCTSも対抗してきている。これと対決し大幅賃上げを獲得する闘いを組織する。それは職場代表選での組織化にも繋がります。そういった闘いが組織できれば労働条件も改善できる。そういう取り組みを職場の中でやっていくことが大切です。

職場では今回の賃上げも「動労千葉がやってくれてるから上がった」という声もあります。動労千葉が訴えて闘ってきたことが賃金アップに繋がっている。現場労働者はそれを見てくれています。動労千葉は常に大幅賃上げと正社員化を訴えて闘っていきます。

――今年の情勢について伺いたいと思います。

日本政府は、年金で株を何兆円という規模で注ぎ込んで株価を維持しています。しかし、こんなことがいつまでも続くはずがない。2018年10~12月期の運用実績は14兆8039億円の赤字です。オリンピックで19~20年はバブルと言われていますが、それが終わったらどうなるのか。必ず破綻が待っていることは誰もが知っています。そのとき、安倍政権は政治的な支配の危機に陥る。

世界を見れば、米中間の対立が際限なく激化し、世界を揺るがしています。米・イランをめぐる状況は完全に戦争状態です。北朝鮮は1月1日に金正恩が「世界は新たな戦略兵器を目撃する」とまで言ったことを明らかにしています。日韓、日中間の対立も激化しており、戦争情勢が切迫しています。

その中で、日本政府が独自に生き残る道として改憲・戦争があります。国内的にも、「年金2千万円」問題、萩生田文科相の「身の丈」「端境期」発言、「桜を見る会」問題などでそのおぞましい姿が暴露され、危機にひんしています。

安倍は1月1日に2020年の年頭所感を発表し、あくまで改憲を進めると公言しました。危機ゆえに安倍政権は破綻的でも改憲へと突き進もうとしています。破綻するということは、すべてを開き直って最後は戦争に行き着くということです。

そういうときだからこそ、動労千葉労働運動がどう立ち向かうのかが問われています。世界の労働者は続々と闘いに立ち上がっています。韓国・民主労総や香港の目覚ましい闘い。フランスでは黄色いベスト運動が1年を超えて続き、年金改悪への大規模なストが年を超えて闘われています。この中で、日本の労働者が闘いに立ち上がれば情勢は大きく動き始める。日本における労働運動の復権をかちとることの意義は非常に大きくなっています。

――この間は改憲阻止大行進運動の闘いも進められてきました。

動労千葉の呼びかけで始まった大行進運動は、広島や神奈川における運動に代表されるように、全国の仲間が闘いに立ってくれています。

千葉でも、オスプレイ反対集会に目に見える形で登場することができました。地域の闘いとしては、内房線・外房線と地域を守る会や平和教育弾圧に対する闘いも進んでいます。そういう一つひとつの繋がりを大事にして、改憲阻止闘争の先頭に立っていきたいと思います。

三里塚反対同盟との労農連帯は動労千葉の原点をなす闘いです。反対同盟は第3滑走路建設、空港機能強化など軍事空港化に向けた攻撃が進む中、市東さんの農地死守の闘いを貫いています。三里塚53年、動労千葉40年。車の両輪としてこれからもともに闘っていきます。

――すべてが決戦に入っていますね。

この1、2年は本当に勝負です。40年の努力が実を結ぶチャンスが到来しています。

一方、動労千葉は組合員の半数がエルダーやシニアになる状況を迎えています。組織拡大に向けても、エルダーの協力と闘いなくして成功はありません。各支部大会でも、65歳まで闘ってもらえるよう訴えました。エルダーが職場で自分たちの問題として闘うことは大きな意味を持っています。そのために本部としてもエルダー協議会の強化、労働条件改善を全力で推し進めていきたいと思います。

今後65歳になり2回目の退職を迎える人も出てきます。この間、CTSでプロパー社員が13名も職場を去ったり運転業務をやめたりしておりプロパー社員養成は破綻しています。会社にとっても矛盾が明らかになっていく過程です。

社会全体に目を向ければ、改憲・戦争との闘いでも、社会福祉切り捨てとの闘いでも、今闘うことが重要です。団結を守って徹底して闘い抜けば何かを掴むことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそれを実践してきました。それは、JRのみならず、すべての労働者に言えることだと思います。

「敵は大きいが強くはない」「一人は万人のために、万人は一人のために」「一糸乱れぬ団結で闘おう」

就任あいさつでも訴えました。「新たなジョブローテーション」と「ミライ構創」で、労働者の誇りを打ち砕いて非正規に陥れようという会社の構えがはっきりしました。動労千葉は労働者の誇りにかけて断固としてこの攻撃を打ち砕く。組織拡大を実現し、動労千葉の新たな発展に踏み出す。そういう闘いを展開する1年にしていきたいと思います。

――ありがとうございました。

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外注化阻止ニュース 第460号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka460.pdf


避難勧告の中で出勤・乗務・点検を強制〟
〝所定までの時間を超勤で扱わない〟 など
〈台風19号の勤務上の問題についてのアンケート結果〉

乗務員の安全より運行を優先するな

 乗務員を対象に動労千葉の実施した台風問題のアンケートで左表のような問題点がわかりました。
 退勤に関しては、退勤時に帰宅する手段がなくなる中、①退勤方法の指示がない、②タクシー代等の退勤時の交通費がでない、③後泊せざるを得ない状況になったなどの問題が明らかになりました。
 今回のアンケートで、乗務員の安全よりも運行を優先する会社の姿勢が浮き彫りになりました。また、早く出勤するよう命じておきながら超勤扱いにしないという不当な実態も明らかに なりました。
 避難勧告が出される危険な状況下で、出勤や点検乗務を行わせるなどあってはなりません。乗務員の生命にも関わる問題です。
 会社の不当な指示・超勤扱い等について、動労千葉は団体交渉で改善を要求していきます。




問題点❶交通費が出ない/帰宅の手段がない
*帰りの交通手段が所定ではない場合、交通費が出ないのはおかしい。
*当日又は翌日の帰宅する交通手段がない場合、会社側で対応するべき。

問題点❷早く出勤したのに超勤にならない
*指示で計画運休前に早めに出勤した。所定時間までの時間が超勤扱いにならない。

問題点❸台風で危険なのに無理な出勤指示
*計画運休なのに、ものすごい強風の中で出勤させられている人がいた。自宅待機にできなかったのか?
*台風の影響で出勤ができない時に最寄りの駅や施設まで行って待機というのは意味がない。
*気象庁が「命を守る行動をして下さい」と言っている危険な中を無理やり出勤させている。

問題点❹避難勧告が出ても乗務や点検を強制
*利根川の氾濫危険で避難勧告が出ていた。乗務員は避難しなくていいのか?
*周辺は避難勧告が出ていたのに成田線が上下1本ずつ走行していた。沿線自治体の情報を収集し、避難情報が出れば運転させるべきではない。
*出区できない状況なのに収容線で出区点検を行い何時間も待機させられた。

問題点❺停電断水対策や非常食の充実が必要

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2020年1月8日水曜日

日刊動労千葉 第8729号

新春インタビュー(上)関道利新委員長に聞く
新執行体制を確立した2019年の闘い
動労千葉らしく、一糸乱れぬ団結で闘おう

https://doro-chiba.org/nikkan/%e6%96%b0%e6%98%a5%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%ef%bc%88%e4%b8%8a%ef%bc%89%e9%96%a2%e9%81%93%e5%88%a9%e6%96%b0%e5%a7%94%e5%93%a1%e9%95%b7%e3%81%ab%e8%81%9e%e3%81%8f/

――昨年の定期大会で新たに関委員長体制になりました。新たな年の課題などを伺いたいと思います。18年間の田中委員長体制から代替わりとなりました。

9月定期大会、11・3全国労働者集会、11・9民主労総労働者大会、各支部大会と怒涛の3ヶ月でした。組合員ともいろいろな話ができ、それは非常に良かったです。

――関委員長体制で初めての11月集会でした。

昨年の11月集会は「非常事態下の集会」だと訴えました。

私たちが国鉄闘争や闘う労働組合の全国ネットワークの形成をめざす闘いを20年以上共に闘ってきた連帯労組関西地区生コン支部の仲間たちに未曾有の大弾圧が加えられているからです。ストライキや団体交渉など正当な労働組合活動がことごとく「威力業務妨害」「強要」「恐喝」にデッチあげられる戦後最大の労働運動弾圧です。まるで労働組合が禁止されていた戦前のようです。関生支部への大弾圧との闘いは、6千万労働者の労働基本権と未来を守るための闘いです。

それはJRにおける「労組なき社会」攻撃と一体です。当時の冨田JR東社長が官邸に呼ばれ、東労組から3万数千人が脱退する激しい攻撃が開始されました。安倍政権は労働組合を一掃することで改憲・戦争へと向かおうとしています。何が何でも阻止しなければならない。そういう思いで訴えました。

――職場では「労組なき社会」の攻撃が吹き荒れています。

会社は「社友会」という会社主導の組織を作りました。労働組合をなくし、会社が職場代表を握って「不利益変更」も自由自在に行える。そのモデルをJRで作り、全社会に拡大しようという攻撃です。

経団連の労働法規委員会で、「労働者代表機関の制度化」が議論されていますが、その委員長はJR東前社長の冨田です。「働き方改革」に向けて「職場代表者法理、就業規則改正法理の明確化」が議論されてきたことそのものです。明らかにJRは政府・官邸一体となって、労働者支配のあり方を根本から転換する攻撃を進めています。

しかし、「社友会」を作っても、未だにその旗振り役がちゃんと現れていません。そこが向こう側の危機であり弱点です。

職場代表選にも助役なんかが結構出ている。すぐに異動になってまた選挙という職場もあります。結局、その職場のことではなく、会社のこと、出世のことしか考えていない。それでなぜ労働者の代表になれるのか。職場でともに働いている労働者でなければ代表としての意味がありません。

昨年、動労千葉は各職場で職場代表選に決起しました。私も職場代表選を闘い、CTS幕張事業所で職場代表をかちとっています。

幕張事業所の職場代表選については、18年は3回の投票で信任を受けました。その後1年間、安全衛生委員会を中心にして職場で地道な活動をしてきました。その力で、去年の選挙では1回で過半数をかちとることができました。

一方で、本当なら第1組合として職場代表を目指さなければなりません。今年は各職場での職場代表選を闘い、組織拡大を実現してきたい。それができれば、強行された外注化を粉砕する新たな展望が開かれます。動労千葉としては各職場で職場代表選に断固として打って出たいと思います。

――昨年は結成40周年の節目の年でした。1年を振り返っていかがでしょうか。

19年の年明けから千葉運輸区でのエルダー「見極め」粉砕闘争、乗務員勤務制度改悪反対を掲げた3月ダイ改スト、各職場での職場代表選などを闘ってきました。

60歳で退職を迎えた人間に会社・区長が「見極め」をやらせる。こんなふざけたことはありません。40年も運転士をやってきた人に何が「見極め」だということです。

しかし、組合本部としては出遅れがありました。現場組合員には申し訳ありませんでした。その中でも、千葉転支部と当該組合員が決起してくれたことで闘いを開始しました。現場がその気になってくれた。各支部からも「ふざけるな」と声があがりました。現場から断固許せないと、ストも構えて闘った。その力に区長も負けて粉砕できました。職場闘争の中に展望があることが改めてはっきりした闘いでした。動労千葉だからこそできた闘いだと思います。

3月ダイ改ストは津田沼の相馬支部長が、「今の攻撃は分割・民営化以上の攻撃だ」と訴えてストにたつ姿を示して、平成採の運転士に決起を求めました。これも動労千葉だからできたストだと感じます。

――結成40周年レセプションも開催しました。

レセプションは盛大に行えました。団結を維持してここまで40年闘ってこれた。それは先輩方を含めて今までの闘いがあったからこそです。分割・民営化を契機に職場は大きく変わりました。それは2千万人もの非正規職を生み出す出発となる攻撃でした。動労千葉は分割・民営化以降も、動労千葉らしく闘ってきました。それをOBの方たちや闘う仲間も見ていてくれた。だからこそ多くの人が集まってくれました。やはり、動労千葉の闘ってきた道は間違っていなかったと思います。

――1047名解雇撤回をめぐる裁判闘争でも大きな動きがありました。

1047名解雇撤回をめぐる裁判では、30年に及ぶ闘いで不採用基準そのものが「不当労働行為」だったと最高裁に認めさせました。国家的不当労働行為の真実を私たちの闘いが暴き出したのです。満を持して、労働委員会に持ち込んだ。しかし、千葉県労委ははじめから審理を拒否してきました。千葉地裁もそれを容認する判決を出しました。

裁判所も労働委員会も国家には逆らえない、一緒になって隠蔽するというのです。ならば、何のための労働委員会であり裁判所なのか。

そういう中での闘いですから、簡単には行かない。しかし、これは労働者の誇りをかけた闘いです。30年間諦めなかったことがここまで闘いを前進させてきました。突き止めた真実を絶対に明らかにしなければならない。

今なお1047名解雇撤回を闘っているのは動労千葉・動労総連合だけになりました。今後、東京高裁での裁判闘争と中労委闘争に入っていきます。解雇撤回・JR復帰に向けて全力を尽くしていきたい。全国の闘う仲間にもご支援、ご協力をお願いしたいと思います。

――外注化阻止の裁判でも、反動判決がだされました。

外注化粉砕・出向無効裁判では、最高裁が組合側の上告を棄却しました。地裁、高裁ともに、組合の主張と職場の実態を完全に無視し、会社側の言い分を丸写しするような判決でした。それを最高裁も容認するということです。

しかし、職場には明らかな偽装請負があり、今も解消されていません。CTS構内では、CTSへの出向者がJR本体に「指示」して初めて指示書が来るような状態が続いています。検査派出には未だにCTSプロパー社員が配置されていません。会社は出向を「技術継承のため」などといいましたが、結局外注化するだけの施策だったことがはっきりしています。

労働者を突き落とし、さらに非正規職化を進めようという攻撃です。私たちは「非正規職しかない社会にさせるわけにはいかない」と外注化と闘いぬいてきました。「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」が出される中、外注化との闘いは再び決戦を迎えています。

――訪韓闘争は韓国に対する排外主義が煽られる中での闘いでした。

今年は委員長として初の訪韓闘争でした。労働者大会では、デモ隊の最先頭で非常に大きな闘いを見せてもらうことができ、感動的でした。

11月集会に民主労総ソウル地域本部長が来てくれて交流を深め、その後の訪韓でさらに連帯を深めることができました。動労千葉とソウル地域本部とのつながりは、お互いの訪日・訪韓で非常に強くなったと感じました。

それははじめから保証されていたわけではありませんでした。8月1日、徴用工問題をめぐる日本の輸出規制に対し、動労千葉国際連帯委員会で緊急アピールを出しました。そのアピールは、韓国のマスコミに大きく取り上げられました。8・15集会ではソウル地域本部の副本部長に来ていただいて、前段のパフォーマンスも含めてともに闘いました。11月労働者集会の前段には三菱重工本社前の弾劾闘争を闘いました。ソウル地域本部長は鉄道労組出身ですが、鉄道労組ソウル地方本部とは、この間交流を重ねて連帯を深めてきました。

旭硝子非正規職支会の闘いについても、この間、私が副委員長時代から支援共闘会議の副議長をしてきました。その闘いが、少なからず実を結んでいる情勢です。

ソウル地域本部は、そういう思いを受け取ってくれたのだと思います。排外主義攻撃の中でも、ともに闘うことで連帯を深めたことは重要な経験でした。

(下に続く)

ニュースへのリンク

闘いなくして安全なし No.242

https://www.doro-chiba.org/ga/tn242.pdf


〈台風19号の勤務上の問題についてのアンケート報告②〉
台風19号関係の問題点/退勤の実態調査


避難勧告の中で出勤・乗務・点検を強制
するな!所定までの時間を超勤で扱え!

 動労千葉の実施した台風問題のアンケート報告②では、退勤時の実態とアンケートであげられた台風19号時に関する問題点を紹介しています。
 退勤に関するアンケートからは、退勤時に帰宅する手段がなくなる中、①退勤方法の指示がない、②タクシー代等の退勤時の交通費がでない、③後泊せざるを得ない状況になったなどの問題点が明らかになりました。

乗務員の安全より運行優先するな

 アンケートであがった問題点からは、乗務員の安全よりも運行を優先する会社の姿勢があらわになっています。また、早く出勤するよう命じておきながら、不当にも超勤扱いにしないという実態も明らかになりました。
 避難勧告が出される中で、出勤や点検、乗務を行わせるなどあってはなりません。これは乗務員の命に関わる問題です。
 会社の不当な指示・超勤扱い等について、動労千葉は団交で改善を要求していきます。



【問題点① 交通費が出ない/帰宅の手段がない】
◆帰りの交通手段が所定ではない場合、交通費が出ないのはおかしい。
◆当日又は翌日の帰宅する交通手段がない場合、会社側で対応するべき。

【問題点② 早く出勤したのに超勤にならない】
◆指示で計画運休前に早めに出勤した。所定時間までの時間が超勤扱いにならない。

【問題点③ 台風で危険なのに無理な出勤指示】
◆計画運休なのに、ものすごい強風の中で出勤させられている人がいた。自宅待機にできなかったのか?
◆台風の影響で出勤が出来ない時に、最寄りの駅や施設まで行って待機というのは意味がないのでは。
◆気象庁が「命を守る行動をしてください」といっていた。危険な中を無理やり出勤させている。

【問題点④ 避難勧告が出ても乗務や点検を強制】
◆利根川の氾濫危険で避難勧告が出ていた。乗務員は避難しなくていいのか?
◆周辺は避難勧告が出ていたのに成田線が上下1本ずつ走行していた。沿線自治体の情報を収集し、避難情報が出れば運転させるべきではない。
◆出区できない状況なのに収容線で出区点検を行い何時間も待機させられた。

【問題点⑤ 停電断水対策や非常食の充実が必要】

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2020年1月7日火曜日

日刊動労千葉 第8728号

https://doro-chiba.org/nikkan/2020%e5%b9%b4%e3%80%80%e3%80%80%e3%80%80%e9%97%98%e6%98%a5/


意気軒高と闘いぬく! 

2019年はJRの「第3の分割・民営化」攻撃の激化と一体の安倍の改憲・労組解体攻撃との全面的な対決の年でした。また、1047名闘争も敵の弱点を突いて千葉県労働委員会の審理拒否―行政訴訟の千葉地方裁判所の却下攻撃と激しく攻防を闘いぬいています。
めまぐるしい1年ではありましたが、動労千葉組合員の団結した力で意気軒高と闘いぬいてきました。

関委員長体制確立!

なによりも、第49回定期大会において、新委員長に関道利君、書記次長に中村仁君、新執行委員に佐野君、渡辺君、北村君をはじめとした新世代の執行体制が確立されました。
11月集会では関委員長が、「6千万労働者の労働基本権と未来を守るために関西生コン支部への大弾圧を粉砕する、それが今日この場に集まった私たちの最大の課題だ」と宣言し、さらに「労組なき社会」を狙う安倍政権―JRの攻撃とまなじりを決して闘うことを訴えました。
今、大恐慌・戦争情勢のものとで、香港・中国・韓国・アメリカ・ヨーロッパ・全世界で労働者階級が壮大な決起を開始しています。日本でも、改憲・戦争への道を阻む正念場の2020年を迎えました。すべての怒りを団結へ、行動へ!あらゆる職場に闘う労働組合を!
今年も明るく元気に闘いぬこう!

闘いの課題

1047解雇撤回―JR復帰に向け、「国鉄闘争全国運動」を全国の職場・地域に広げるために全力で闘い抜こう!

連帯労組関西生コン支部への弾圧粉砕の闘いを全国に広げ、関生支部を守るために全力で立ち上がろう!

第3の分割・民営化―分社化・転籍・非正規職化攻撃粉砕、定年延長と65歳まで働き続けることができる職場と労働条件確立に向けて起ち上がろう!

反合・運転保安確立、乗務員勤務制度―ジョブローテーション粉砕、3月ダイ改に向けて闘い抜こう!

「生きさせろ」の怒りの声を結集し、労働運動とストライキの復権をかけて20春闘勝利へ起ち上がろう!

改憲発議絶対阻止!「働き方改革」―社会丸ごと民営化攻撃粉砕、反動安倍政権打倒に向けて「大行進運動」を全国につくりあげよう!

全ての力を組織強化・拡大の一点に集中し、全支部・全組合員の総決起をかちとろう! 2020年を階級的労働運動復権の年としよう!

ニュースへのリンク

2020年1月6日月曜日

「ドキュメンタリー映画『棘』ーひとの痛みは己の痛み。武建一」上映会

https://drive.google.com/file/d/1pvgNkXBgK76QaySaYgXZGgEIOSiKYQRD/view?usp=sharing
ロゴデザイン:浅葉克己デザイン室



関西生コン支部への弾圧許すな!

「ドキュメンタリー映画『棘』
ーひとの痛みは己の痛み。武建一」上映会



日時 2月11日(火・休) 午後2時開始(開場1時半)
会場 国分寺労政会館・第四会議室

日時 2月23日(日)   午後2時開始(開場1時半)
会場 八王子クリエイトホール・11階視聴覚室

日時 2月 9日(日)   午後2時開始(開場1時半)
会場 セシオン杉並・3階

連絡先 東京都八王子市明神町4−14−5リーベンスハイム八王子2−203
      多摩連帯ユニオン気付 TEL 042-644-9914
    東京都杉並区天沼2−3−7さかいビル2A
      東京西部ユニオン気付 TEL 03-3220-7473
    関西生コン労組弾圧とたたかう東京の会(仮称)

上映協力金 800円



 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部は、関西一円の生コン産業に携わる労働者でつくる労働組合です。この関西生コン労組に対して、昨年7月以来、組合員89名を逮捕し、武委員⾧ら2名をいまなお1年以上勾留し続けるという前代未聞の弾圧がおそいかかっています。
 事件とされているのは、団体交渉での要求やストライキ、建築現場での企業の違法行為を摘発する行動など、どれも労働組合として当たり前の活動です。これらを「恐喝未遂」「威力業務妨害」などと言いなして労働組合の存在を犯罪視しているのです。これは憲法28条が保障する労働基本権を踏みにじる弾圧です。なにより、安倍政権の改憲・戦争国家化の一環です。絶対に許してはなりません。
 しかし、この弾圧はほとんど報道されず、世間に知られていません。私たちは一人でも多くの方に知っていただきたいと思い、上映会を企画しました。映画『棘』は関西生コン労組の武委員⾧の魅力に迫ったドキュメンタリー映画です。ぜひこの映画を見て広めてください。弾圧をはね返し、関西生コン労組を守るために力をお貸しください。



 われわれは国家権力の厳しい弾圧を受けています。延べ87名が逮捕され60名以上が起訴され、武委員⾧は6回の逮捕・起訴を繰り返されています。
 滋賀県警は、建築現場で企業の違法行為を摘発するコンプライアンス運動を「脅迫」、汚水の垂れ流しを問題視するビラを配布すると「威力業務妨害」と言って逮捕。
 大阪府警は、ストライキを起こしたら「威力業務妨害」、京都府警は非正規職が正社員化を求め、保育所に出すための就業証明書を求めたら「恐喝未遂」。和歌山県警は、生コン業界のトップ企業が暴力団を関生支部の事務所に押しかけさせたことに抗議したら、「威力業務妨害」として逮捕。
 保釈されても裁判所は、組合事務所への立ち入り禁止、組合員との接触禁止という条件をつけています。
 関生支部は「人の痛みは己の痛み」という精神で闘ってきました。仲間を早期に奪還し、勝利するまで闘います。

関西地区生コン支部荒川勝彦執行委員11・3集会での発言(要旨)

ビラへのリンク

2020年1月1日水曜日

あけましておめでとうございます




あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。