顧問弁護団 新年のご挨拶
動労千葉顧問弁護団長 葉山岳夫
安倍政権は、新自由主義の体制的危機を乗り切るため、9条改憲を強行し、戦争国家化し、侵略戦争への道に突入しようとしています。外への侵略戦争策動は、内への労働組合弾圧、治安弾圧の強化です。
2019年は、2018年に続き1047名解雇撤回闘争で、安倍政権下での千葉県労働委員会、裁判所との厳しい対決の年でした。審問を行わない、審査手続きを打ち切るという村上公益委員の暴挙、これに対する忌避申立に対する県労委の却下決定は、この救済申立が安倍政権を支える巨大資本JR東日本が直接に法的責任を負う重大事件であることに恐怖して、救済のための審査、審問を自らの使命に背いて放棄するという、自殺行為でありました。斎藤設立委員会委員長は、設立委員会会議で、不当処分を受けた組合員を「組織を破壊するようなことばかりやっていた連中を新会社で大手を振って歩かせる」訳にはいかないと力説して、不採用基準を決議しました。この国家的不当労働行為の悪事の暴露が審理打ち切りでさえぎられたのです。
今年こそは、東京高裁、中労委で徹底的に闘う年です。弁護団は、皆さんと連帯して闘い、勝利します。
農地を守る正義貫く
早期結審ー強制執行攻撃許す
三里塚芝山連合空港反対同盟
2020年は三里塚闘争において歴史的な決戦の年です。最高裁決定に抗して市東さんの農地を守り抜いてきた請求異議裁判は、控訴審での早期結審=強制執行との攻防下にあります。また、国と成田空港会社は、基本計画を改定し、第3滑走路など「新たな空港建設」に等しい拡張へ本格的な用地買収、工事着工に突き進もうとしています。
私たちは農地を守る正義を貫き、全力で裁判闘争を闘い、強制執行にはあくまでも体を張って実力で阻止することを宣言します。そして、住民の生活と未来を奪い、軍事転用につながる空港機能強化に対して、住民の怒りと結びつきひとつになって闘います。
そして何より、本年は安倍政権の改憲・戦争を阻止する正念場の年です。
関西生コン支部への前代未聞の大弾圧を許さず、労働組合そのものをなくそうというJRの攻撃と真っ向から闘う動労千葉との労農連帯を軸に、安倍政権打倒の一翼を担う決意です。ともに闘いましょう。
団結を強めて闘おう
動労千葉OB会長 永田雅章
安倍政権は改憲と戦争のできる国をめざして関西生コン支部、JRでは動労千葉や動労総連合に対してなりふりかまわず労働組合解体攻撃を強めています。関西生コン支部に対してはストライキを威力業務妨害、団交や抗議行動を強要・恐喝とデッチ上げて警察を使って組織を壊滅させる攻撃を強めています。こうした攻撃に対して東京の上映運動を展開して支援運動・支援団体を作り、地域の労働組合や労働者に訴えて大きな輪を広げて関西生コン支部の仲間と共に闘い勝利しましょう。一方、JRにおいては労組なき社会化攻撃です。ジョブローテーションは運転士・車掌を4月に廃止して、乗務係にし、同一担務期間10年で管理者になれない者は子会社に転籍させる攻撃をかけてきています。国鉄時代から常に闘いの先頭を担ってきた運転士・車掌の背骨をへし折って一気に労組なき社会の実現に向けて社友会を組織して突き進んでいます。反撃の道は組織拡大です。動労千葉が国鉄の分割・民営化以降、反合理化・運転保安闘争で培ってきた全てを出し切って闘うならまだまだ多くの運転士・車掌が闘いの呼びかけを待ち望んでいます。団結を強めて闘えば道は必ず拓かれます。われわれOB会も関委員長のもと団結して闘い抜きます。明るく楽しく闘いましょう。
新たなスタートをともに
動労千葉家族会長 山田佐知子
あけましておめでとうございます。
動労千葉は昨年、関委員長体制が誕生し、新たなスタートをきりました。JRでは、運転士・車掌職の廃止をはじめ駅の外注化やワンマン運転の拡大など、大きな攻撃が次々とかけられています。声を上げる組合がなければ職場や安全、働く人の健康はどうなるのでしょう―家族会も全力で支えていきます。
幕張で武器見本市が開かれたり、木更津ではオスプレイ暫定配備、中東への自衛隊派兵など、戦争への道が身近で始まっています。戦争は絶対反対! 親組合とともに今年もがんばります。本年もよろしくお願いいたします。
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