新年エルダー協議会座談会
安心して働ける労働条件確立の先頭に
安心して働ける労働条件確立の先頭に
司会 渡辺(執行委員・津田沼清掃)
越川(協議会議長・幕張構内)
山中(副議長・南船橋駅清掃)
問題点を上げて改善へ
渡辺 お疲れ様です。まず、エルダー協議会結成から1年8ヵ月くらいたちました。現在の状況についてお話を。
越川 エルダー(貨物ではシニア)のために何ができるのかと、いろんな問題点に関して要求を出して、それなりの実績も上がってきていると思います。
山中 エルダーになって2年半、最初はまともな詰所がないなど労働条件とか酷かった。日刊動労千葉で問題点を出す中で、徐々にですけれど詰所をつくるという関係になっています。みんな言いたいことは言っているし、要求すればすぐにやってくれる状況になってきています。
渡辺 私も一昨年の3月から津田沼事業所の方で清掃に従事しています。会社に対していろいろ発言する人というのはほとんどいない状況でした。今、職場の問題点をあきらかにして団体交渉をやって改善するということが起きています。
山中 清掃に来る人は全体的に少ないと思うんですけど、まさか自分も駅の清掃をやるとは思わなかったです。実際やってみるときつい仕事なんですよ。でも、慣れちゃえばそんなにきつくはない。ただ夏場と冬場は大変。本当にこの時期は寒いし、他に逃げ場がない。
渡辺 本当に清掃に来るという人は大変。電車の掃除では嘔吐が一番多い。だけど、夜中の2時半に終わった時の達成感があって、それをみんなで頑張ったという気持ちがあるからできるようなもので、低賃金でここまで仕事をやらせるのかと。
越川 私もエルダーになって、もう2年半経ちます。清掃の苦労もある程度分かってくるようになったので、本当の意味で吸い上げて会社側にぶつけていきたいというのが、今の率直な気持ちです。
渡辺 基本給も半分以下、都市手当もないというのが問題ですね。
越川 プロパーの運転士も低賃金のため嫌気がさして、他の鉄道会社に転職する。幕張は、構内運転士は要員的にきつくて、若い人が休勤やってようやく回っているというのが現実。
エルダー運転士は同じ仕事をやっていて、目に見えるように給料が減らされちゃってる。
大切になるエルダー協議会
渡辺 それを選ばざるを得ないという現実もあって、外周区の人は本線に残る人が多い。要求的には外周区に雇用の場を求めていくというのは我々の責任だ。今年から本体よりもエルダー協議会の数が逆転して、エルダー協議会の位置というのはどんどん大切になる。
越川 65歳まで働けるというお題目をちゃんと上げているから、問題をたくさん出してもらって、団交でぶつけていって仕事内容を改善したい。労働条件確立を私たちエルダー協議会が先頭になってこれからもやっていきたいと思います。
渡辺 65歳まで安心して働けるということですね。
越川 そうだね。安心だね。体も一年一年、衰えているのがよく分かる。悲鳴上げているからな。
山中 俺も越川と同じ、実際、65まで何が何でも働くんで、今、エルダーの人、これからエルダーになる人、とにかく動員でも何でも出てきてもらいたいよね。なんかあった時に知らないというわけにはいかないから。そうすればみんなの意見も聞けるし、職場の状況もわかるから。
本当の意味で交流を
越川 たしかに動員はひとつの力だから、みんなの協力を得てやっていきたいですね。それからエルダー協議会としての交流会を本当の意味で深めていって、みんな大変だろうけど、全員参加してもらいたいと思っている。
渡辺 私も津田沼の方で、今年も職場代表選に出ますし、勝つつもりでやります。関委員長が就任の時に、「敵は大きいけど強くはない」。ここにつきると思います。いろいろな経験、解雇者も出しながら、動労千葉結成40周年を迎えてもぶれないでやっている。労働者が誇りをもって働ける職場に改善できるのは、動労千葉しかいません。頑張っていきたいと思います。
越川 組織拡大を実現して、JR・CTS両方から職場代表をとっていきたいですね。
渡辺 以上で2020年新春エルダー座談会を終了します。
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