千葉事業所でさまざまな改善が実現
~職場改善も労働組合で声を上げてこそ~
職場の実態について、千葉事業所勤務の山田繁幸さん(木更津支部)に聞きました。
詰所の新設など改善を実現
動労千葉組合員がCTS千葉事業所に入ったのは、2016年からでした。それ以降に実現した職場改善にはさまざまなものがあります。ロッカー室の拡大や熱中症対策、各駅への冷蔵庫の設置などです。
とくに、本千葉駅、浜野駅に詰所ができたことは大きな前進でした。冷蔵庫やクーラー、電子レンジ、電気ケトルも設置されています。
待機環境の悪かった出先でも快適に過ごせるようになりました。
この間、実現された職場改善
①ロッカー室の拡大
②各駅に冷蔵庫を設置
③クーラーのない箇所にスポットクーラーを設置
④水、むぎ茶、塩飴などの熱中症対策
⑤本千葉・浜野駅に詰所を設置 。
冷蔵庫やクーラー、電子レンジ、電気ケトルも完備。
休憩所改善を組合として要求
動労千葉組合員がエルダーとしてCTS各事業所に入った当初、駅舎清掃時の休憩施設はあまりにひどい実態でした。
出先の休憩所では冷暖房が入っていない場所も多く、「飲用または食器洗浄用の水道」は一つもありませんでした。湯沸かし器やせっけんなどの衛生用品もありません。手や顔を洗ったり、食器を洗ったりすることもできない状態でした。ホームの階段下をまともに整備もせずに休憩場所としている実態もありました。
その中で、動労千葉はCTS独自の休憩所の整備を要求してきました。千葉事業所での改善も、職場で日々改善を訴える中で実現していきました。労働組合のもとに団結して声を上げることは、職場改善を勝ち取る上でも大きな力になります。
駅ゴミ箱撤去は要員減が狙い
現在、千葉事業所で清掃を担当している各駅で、ゴミ箱の撤去が進められています。
ゴミ箱からのゴミ回収は、重く匂いもきつい多量のゴミを運ぶ大変な仕事です。コロナ感染症の危険性もあります。ゴミ箱が減ることは私たちの作業の軽減になります。
しかし、これは清掃部門の要員削減に直結する問題です。CTSはゴミ箱撤去は、「人がいないから」と説明していますが、完全なウソです。JR東日本は今年度のコストをグループ全体で1500億円、グループ会社では400億円削減すると発表しました。要員を減らして人件費を削ろうという狙いであることは明らかです。
コスト削減のために現場労働者を犠牲にするなど、あってはなりません。団結して闘うことこそ、雇用と労働条件を守る道です。動労千葉とともに現場から声をあげよう。
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