2020年10月31日土曜日

日刊動労千葉 第8862号

 第1回 解雇撤回・JR復帰、
団交開催行政訴訟 国鉄1047名解雇撤回!
11・11東京地裁に結集しよう!

11月11日(水)10時~ 東京地裁527号法廷
(9時15分東京地裁前集合)

東京地裁は真実から逃げるな!新署名を集めよう



11月11日、解雇撤回・JR復帰、団交開催を求める第1回行政訴訟が行われる。国鉄1047名解雇撤回に向け、傍聴闘争に結集しよう。新たに開始した解雇撤回・JR復帰、団交開催判決を求める東京地裁宛署名の取り組みを強化しよう。

不当労働行為の真実は暴かれた

30年を超える国鉄1047名解雇撤回の闘いは、ついに国家的不当労働行為の真実を完全に暴き出した。JR不採用とした基準そのものが不当労働行為だったと最高裁で認めさせ、その基準の策定を斎藤英四郎JR設立委員長が指示し、設立委員会として正式に決定していたことも突き止めたのだ。

国鉄改革法は23条5項で、「設立委員会が行った行為はJRの行為」と規定している。「JRに責任なし」とした最高裁判決でも、前提として「設立委員自身が不当労働行為を行った場合は別として」と書かれている。

これまでJRは最高裁判決をたてに「JRは国鉄解雇の当事者ではない」と責任を逃れようとしてきた。だが、その最高裁判決の前提は覆り、国鉄分割・民営化による不当解雇の責任がJRにあることが誰の目にも明らかになったのだ。

労働委員会は一切の審理を拒否

われわれは、この突き止めた真実をもって解雇撤回・原職復帰と団交開催を求める救済申立を労働委員会に行った。

しかし、千葉県労委の村上公益委員は、冒頭から「最高裁判決に反する命令は書けない」といって一切の審理を拒否した。その上、労働委員会規則に反して事実調べさえ行わず、わずか2回の調査で審理を打ち切ったのだ。

再審査申し立てを行ったが、中労委は驚くべきことに一回の調査さえ行わず、突然に却下・棄却の命令を送りつけてきた。労働者の団結権擁護を使命とする労働委員会が、労働者側の言い分を聞こうとさえしないというのだ。労働委員会としての使命を放棄する、とんでもない暴挙だ。

東京地裁は徹底した事実調べを

中労委の不当命令に対して動労総連合は7月22日、中労委命令の取消と解雇撤回・JR復帰、団体交渉開催を求める裁判を東京地裁に申し立てた。今回がこの行政訴訟の第1回裁判だ。

最高裁判決の前提を覆す真実が明らかになった以上、徹底した事実調べを行うのは当然だ。国鉄職員局次長だった葛西敬之JR東海名誉会長や、採用候補者名簿からの排除に直接携わった深澤祐二JR東社長などの尋問は絶対に必要だ。労働委員会のように真実から逃げることは絶対に許されない。

突き止めた真実を社会的に明らかにして解雇撤回・JR復帰まで断固として闘おう。国鉄1047名解雇撤回に向けて裁判闘争への結集と署名運動の成功をかちとろう。

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2020年10月30日金曜日

日刊動労千葉 第8861号

 声をあげよう!行動しよう!  
11・1日比谷野音へ

日本学術会議任命拒否

日本学術会議の会員(定員210人・3年ごとに半数改選)について、菅首相は日本学術会議の推薦した新会員候補者105名のうち6名の任命を拒否しました。
過去に安倍政権の安保戦争法や共謀罪導入を批判したことのある6人だけを「狙い撃ち」にして任命を拒否したのです。
「日本学術会議には10億円もの国民の税金を投入している、国のいうこときくのは当たり前、黙れ!」ということです。「学問の自由」というレベルを超えた戦前への回帰がはじまっています。

中曽根康弘合同葬

コロナ禍の中で10月17日、アメリカのレーガン、イギリスのサッチャーとともに、日本に新自由主義を導入した国鉄分割・民営化攻撃の張本人・極悪中曽根の内閣と自民党による「合同葬」が約1億円もの血税を投入して強行されました。文部科学省は全国の公立大学などに弔意の表明を行うように通知していました。
「戦争を目的とする科学の研究は絶対にこれを行わない」と声明してきた学術会議を解体し、大学へは防衛省が直接資金を支給する「安全保障技術推進制度」をもって、戦争協力機関へとつくり変えようとしているのです。

菅政権打倒の旗高く

臨時国会初日、国会前で「スガやめろ!」

菅政権は、26日に召集された臨時国会における所信表明演説で、「行政の縦割り、既得権益、そしてあしき前例主義を打破し、規制改革を全力で進めます」と声明、これは労働者階級にたいする「階級戦争」の宣言です。
目玉政策として「行革」を掲げ、国鉄分割・民営化攻撃の時と同じく、「国家改造計画」「静かな革命」「戦後政治の総決算」「戦後最大の労組破壊攻撃」「戦後最大の首切り攻撃」のはじまりです。
しかし、その先に見えるのは新自由主義攻撃の限界と崩壊です。闘う労働組合を歴史の全面に、団結して社会を変えよう! 菅政権打倒の旗高く、11・1全国労働者総決起集会、改憲・戦争阻止1万人大行進へ!

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会報・国鉄闘争全国運動 第125号

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2020年10月28日水曜日

日刊動労千葉 第8860号

 「仕方ないのか?仕方なくなんかない!
そうですよね!それが集会の核心です!」
社会保障としての医療を取り戻そう!

10・10ふなばし集会



7月10日、コロナ禍で奮闘する医療従事者への犠牲の押しつけ、ボーナスカットに反対し、船橋二和病院労働組合の看護師、医師たちがストライキに立ち上がりました。テレビや新聞でも大きく報道され、日本だけでなく、世界中から激励の声が寄せられました。


10月10日には、船橋勤労市民センターにおいて、「地域医療・介護を、社会保障を守ろう! みんなの手で取り戻そう! ストライキ報告&これからの展望をみんなでつくる10・10ふなばし集会」が、180名の参加で開催されました。

組合員のスト報告に感動

組合員のストライキ報告は、そこにいたる「葛藤」や「決断」、「リーダーのあり方」など、動労千葉が国鉄分割・民営化とストライキで闘った当時を彷彿とさせ、多くを学び、感涙の大感動でした。

「介護、教育、非正規公務員、中規模民間病院、鉄道現場からも、みんな苦闘しながらも、『仕方ない!』に屈せず闘っている報告を頂きました。お互いの闘いが共鳴しあって強くなっていく。それが労働者の闘いの有りようだとよくわかりました。

国や地方自治体はコロナ情勢で医療が崩壊しかかっていることが露わになったにもかかわらず、医療現場における病院の統廃合、独法化、民営化を一気呵成に進めようとしています。

この情勢は、仕方ないのか? 仕方なくなんかない! そうですよね! それが集会の核心です! 職場で闘って、またお会いしましょう!」と、この集会を高らかに報告しています。共に闘いを進めよう!


外注化・民営化といかに闘うか
葛飾労組連職場報告交流会

10月10日、堀切地区センターにおいてコロナ感染が拡大する中で、毎年行っている春闘時の「葛飾労組連職場報告交流集会」が開催されました。
葛飾区労働組合連絡会(葛飾労組連)は、葛飾地区労からの伝統を引き継ぐ労働組合・労働者の共闘組織です。動労千葉は新小岩支部の時代から、争議支援、春闘、反戦デモなどに参加しています。 なにより、三里塚ジェット闘争、1047名解雇撤回闘争、動労千葉の闘いに多くの支援を受けています。

北村君、並木君が報告

今回のテーマは業務委託・民営化。メインの報告は3本。上下水道職場の業務委託、水道民営化と闘う東水労。会計年度任用職員制度の運用開始の中で格差是正、組織化に取り組む葛飾区職労。さらに動労千葉から、ジョブローテーション、検修外注化、ワンマン運転拡大について北村執行委員が、貨物職場での課題について千葉機関区支部の並木君(動労千葉新小岩地域班・葛飾労組連副議長)が報告を行いました。

各報告に対して質疑応答の時間もたっぷりとり、例年以上に中味の濃い交流ができました。さらに、葛飾地域で闘う争議組合から闘いの報告が行われ、地域共闘と団結を深めました。

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外注化阻止ニュース 第502号

年末手当削減 断固反対!
 「コロナ」を一時金カットの口実にするな

 JR東日本は1500億コスト削減(JR東単体1160億円、グループ会社合計400億 円)を打ち出しました。さらに、JR東日本の人件費について、一時金削減や社員数減などで昨年から304億円削減するとしています。
 夏季手当は昨年から0.5か月減という許しがたい内容でした。その削減額は約110億円だと発表されています。年末手当ではさらなる削減が狙われているのです。

コロナ赤字を押し付けるな!


 深澤社長は「会社発足以来初めての大幅赤字」「コストが下がらなければ会社は存続できない」と危機を叫んでいます。〝だから合理化も賃金・一時金カットも受け 入れろ〟と言うのです。
 しかし、そもそもJR東日本はこれまで30年あまり文字通り巨額の利益を上げ続けてきました。
 それを今期の赤字だけを持ち出して、千載一遇とばかりに現場労働者を黙らせるために利用するのはあまりに卑劣です。
 今年も株主配当は623億円です。来年も1株100円の配当計画を発表しています。赤字になっても巨額の配当は続けているのです。
 現場労働者はコロナ禍の中でも日々列車運行を担ってきました。管理者の大半がテレワークの一方で、感染の危険の中でも通勤し、列車の運行を必死に維持してきたのです。
 大株主の金儲けだけを優先し、コロナ赤字の矛盾を現場に転嫁するなど絶対に許せません。

職場から一時金削減反対の声を

 会社は「さらなるコストダウンの深堀り」と打ち出して、乗務手当廃止などの大々的な賃下げ攻撃を準備しています。しかし、この「危機」 自体、鉄道を民営化して金儲けの道具にした結果です。それは雇用と労働条件の解体だけでなく鉄道崩壊にまで行き着こうとしています。


 年末手当削減に黙っているわけにはいきません。職場からの怒りの声と闘う労働組合の力が必要です。
 社友会の行き詰まりなど会社の攻撃も思い通りには進んではいません。労働組合の力は決して小さくありません。動労千葉とともに職場から怒りの声をあげよう。

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2020年10月27日火曜日

闘いなくして安全なし No.282


年末手当削減断固反対!
 「コロナ」を一時金カットの口実にするな!

 JR東日本は1500億コスト削減(JR東単体1160億円、グループ会社合計400億 円)を打ち出しました。さらに、JR東日本の人件費について、一時金削減や社員数減などで昨年から304億円削減するとしています。
 夏季手当は昨年から0・5ヶ月減という許しがたい内容でした。その削減額は約110億円だと発表されています。年末手当ではさらなる削減が狙われているのです。

「コロナ赤字」を押し付けるな!

 「コロナ」を口実にして労働者に矛盾を押し付けるなど絶対に許すわけにはいきません。
 会社は深澤社長声明で「会社発足以来初めての通期大幅赤字」「コストが下がらなければ会社は存続できない」と危機を叫んでいます。
 〝だから、合理化も賃金・一 時金カットも受 け入れろ〟というのです。
 しかし、そもそもJR東日本はこれまで30年余り巨額の利益をあげ続けてきました。それを今期の数字だけを持ち出して、〝千載一遇〟とばかりに現場労働者を黙らせるために利用する――あまりに卑劣です。
 また今年の株主配当は623億円です。来年も1株100円の配当計画を発表しています。
 現場労働者はコロナ禍の中でも日々列車運行を担ってきました。管理者の大半が「テレワー ク」している一方で、感染の危険の中でも通勤し、列車の運行を必死に維持してきたのです。
 大株主の金儲けを優先し、「コロナ赤字」の矛盾を現場に転嫁するなど絶対に許せません。

職場から一時金削減反対の声を

 会社は「さらなるコストダウンの深堀り」と打ち出して、乗務手当廃止などの大々的な賃下げ攻撃を準備しています。しかし、この「危機」自体、鉄道を民営化して金儲けの道具にした結果です。それは雇用と労働条件の解体だけでなく、〝鉄道崩壊〟にまで行き着こうとしています。
 年末手当削減に黙っているわけにはいきません。攻撃を打ち破る力は職場からの怒りの声と団結した闘い、闘う労働組合の力です。
 「社友会」の行き詰まりなど、会社の攻撃も思い通りに進んではいません。団結を守りぬけば労働組合の力は決して小さくありません。動労千葉とともに職場から怒りの声をあげよう。

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2020年10月26日月曜日

11・11東京地裁に結集を


第1回 解雇撤回・JR復帰、
団交開催行政訴訟
11・11東京地裁に結集を


11月 11日 (水)10時~
東京地裁527号法廷 (9時15分東京地裁前集合)  

東京地裁は真実から逃げず解雇撤回・JR復帰判決を
今こそ国鉄1047名解雇撤回を―東京地裁宛署名を集めよう


 11月11日、解雇撤回・JR復帰、団交開催を求める第1回行政訴訟が行われます。国鉄1047名解雇撤回に向け、裁判闘争への結集とともに、新たに開始した東京地裁宛署名の取り組みへのご協力を訴えます。

国家的不当労働行為の真実は暴かれた

 30年を超える国鉄1047名解雇撤回の闘いは、ついに国家的不当労働行為の真実を完全に暴き出しました。
 JR不採用とした基準そのものが不当労働行為だったと最高裁で認めさせ、その基準の策定を斎藤英四郎JR設立委員長が指示し、設立委員会として正式に決定していたことも突き止めたのです。
 国鉄改革法は23条5項で、「設立委員会が行った行為はJRの行為」と規定しています。「JRに責任なし」とした最高裁判決でも、「設立委員自身が不当労働行為を行った場合は別」とされています。
 これまでJRは最高裁判決をたてに「JRは国鉄解雇の当事者ではない」と責任を逃れようとしてきました。しかし、その最高裁判決の前提は覆り、国鉄分割・民営化による不当解雇の責任がJRにあることが誰の目にも明らかになったのです。

東京地裁は徹底した事実調べを行え

 動労総連合は、この真実をもって解雇撤回・原職復帰と団交開催を求める救済申立を労働委員会に行いました。
 しかし、驚くべきことに中労委は一回の調査さえ行わず、突然に却下・棄却の命令を送りつけてきました。労働者の団結権擁護を使命とする労働委員会が、労働者側の言い分を聞こうとさえしないというのです。労働委員会としての使命を放棄する、絶対に許せない暴挙です。
 この裁判は中労委の不当命令取消と解雇撤回・JR復帰、団体交渉開催を求めて東京地裁に申し立てたものです。
 最高裁判決の前提を覆す真実が明らかになった以上、東京地裁は徹底した事実調べを行うべきです。労働委員会のように真実から逃げることは 絶対に許されません。
 私たちは、突き止めた真実を社会的に明らかにして、解雇撤回まで闘う決意です。国鉄1047名解雇撤回にむけて裁判闘争・署名運動へのご協力をお願いいたします。

国鉄分割・民営化に反対し
1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動

 ビラへのリンク


東京地裁宛署名運動


国鉄1047名解雇撤回!
JR復帰、団交開催を求める
東京地裁宛署名運動に
ご協力お願いします

署名用紙はこちらから

https://doro-chiba.org/wp/wp-content/uploads/2020/09/9df245323e71ddcdb8a270a29f472983.pdf


国家的不当労働行為の真実は暴かれた
東京地裁は解雇撤回・JR復帰の判決を

不当解雇の責任はJRにある

 30年を超える国鉄1047名解雇撤回の闘いは、ついに国家的不当労働行為の真実を完全に暴き出しました。JR不採用とした基準そのものが不当労働行為だったと最高裁で認めさせ、その基準の策定を斎藤英四郎JR設立委員長が指示し、設立委員会として正式に決定していたことも突き止めたのです。国鉄改革法23条5項では、「設立委員会が行った行為はJRの行為」と規定されています。
 「JRに責任なし」とした最高裁判決でも、「設立委員自身が不当労働行為を行った場合は別として」とされています。これまでの最高裁判決の前提は覆り、国鉄分割・民営化による不当解雇の責任がJRにあることが誰の目にも明らかになったのです。

労働委員会は審理を拒否

 動労総連合は、この暴き出した真実をもって、労働委員会に解雇撤回・原職復帰と団体交渉開催を求める救済申立を行いました。
 しかし、2020年3月18日、驚くべきことに中労委は一回の調査さえ行わず、一切の連絡さえなく、突然に却下・棄却の命令を送りつけてきました。労働者の団結権擁護を使命とする労働委員会が、調査も開かず、労働者側の言い分を聞こうとさえしないというのです。労働委員会としての使命を放棄する、絶対に許せない暴挙です。

署名運動・裁判闘争へご協力を

 中労委の不当命令に対して、動労総連合は2020年7月22日、中労委命令取消と解雇撤回・JR復帰、団体交渉開催を求める裁判を東京地裁に申し立てました。そして、東京地裁に対して、解雇撤回・JR復帰、団交開催判決を求める署名運動を開始しました。
 コロナ感染症拡大は、新自由主義・民営化がどれほど社会を崩壊させてきたのかを明らかにしました。国鉄分割・民営化はこの攻撃の出発をなす戦後最大の労働運動解体攻撃でした。だからこそ、この闘いには労働者の権利と未来がかかっています。また、中労委の暴挙を許すわけにはいきません。
 私たちは、突き止めた真実を社会的に明らかにして、解雇撤回まで闘う決意です。国鉄1047名解雇撤回をかちとるために、労働委員会の反動化攻撃を許さないために、署名運動へのご協力をぜひお願いいいたします。

 国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(国鉄闘争全国運動)

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2020年10月23日金曜日

外注化阻止ニュース 第501号


内房線と地域を守る会
ワンマン運転問題考える会開催
地域の怒りと共に職場から反対の声を!

 館山市で9月13日、「内房線と地域を守る会」主催の「内房線のワンマン運転問題を考えよう~みんなで知ろう運転士の仕事・車掌の仕事~」が開催されました。
 会場では久留里線のワンマン運転を担当している運転士、木更津運輸区の元車掌が業務内容を説明しました。また、東北本線の黒磯 ~新白河間の5両ワンマン運転の現地調査について、運転士が確認するモニターには限界があること、障がい者が利用する際の問題点などが報告されました。
 今後も学習会を開催して地域からワンマン問題に声をあげること、JRや国土交通省に要請行動を行うことが確認されました。

地域ないがしろにするJRに怒り

 地域住民にとってワンマン化や列車削減は切実な問題です。この間、「内房線と地域を守る会」や「外房線と地域を守る会」は1万筆を超える署名提出などを行っています。
 しかしJR東日本は来年3月から内房・外房・鹿島線へのワンマン運転拡大を行おうというのに、いまだに地元へ説明も行っていません。地域住民をかえりみず、一方的に列車削減やワンマン化を進めるJRに対し、怒りの声があがっています。

千葉支社「4両ワンマン実施」


 JR千葉支社は動労千葉との団体交渉で「木更津~上総一ノ宮間を通しで運行」「E131系4両でのワンマン運転を行うことがある」と回答しています。会社はコロナ禍に乗じて中編成ワンマン運転実施と木更津~上総一ノ宮間の切り離し・切り捨ての道を開こうとしています。
 鉄道の安全を破壊し、車掌を削減して運転士にすべての責任を負わせ、地域の過疎化に拍車をかけるワンマン拡大に対し、地域と共に職場から反対の声をあげよう。

<質疑応答での主な意見〉


◉運転士1人になったら乗客の安全はどうなるのか
◉他の地域でワンマン運転に対する意見はどうなっているか
◉JR内の労働組合は何をやってるのか
※その他、ワンマン運転拡大・導入への疑問や反対の声が相次いだ

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2020年10月22日木曜日

全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止!大行進



11.1 GO TO HIBIYA
コロナで解雇・賃下げするな!
新自由主義と戦争に No1
●11⽉1⽇(⽇)正午●⽇⽐⾕野外⾳楽堂


全国労働者総決起集会
改憲・戦争阻止!大行進


闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう︕
関⻄⽣コン労組弾圧を打ち破れ︕
国鉄1047名解雇撤回︕コロナ⼤失業にたち向かおう︕
呼びかけ◆全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部◆全国金属機械労働組合港合同◆国鉄千葉動力車労働組合◆国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動◆改憲・戦争阻止!大行進



私たちの怒り1つの力に

 11⽉労働者集会は、「闘う労働組合の全国ネットワークを」という呼びかけの下に毎年、東京・⽇⽐⾕野⾳で開催されてきました。1980年代の中曽根政権による国鉄分割・⺠営化以来、労働運動の⼒が⼤きく後退し、資本の⾦儲けが第⼀とされる新⾃由主義の世の中が続いてきました。コロナは、新⾃由主義がもたらした医療や社会保障の崩壊、雇⽤の破壊、社会の解体的危機を加速させています。安倍政権を継いだ菅政権は、コロナ危機をさらなる新⾃由主義と改憲・戦争の独裁政治を推進するテコにしようとしています。
 しかし、菅政権は学術会議任命拒否や中曽根国葬・弔意強制で正体を⾒破られ、怒りと闘いがわき起こっています。これを 1 つの⼒として⽰し、社会を変える出発の⽇とするのが11・1労働者集会と改憲・戦争阻⽌︕⼤⾏進です。
 集会ではストライキを威⼒業務妨害とする戦後最⼤の労組弾圧を跳ね返して闘う関⻄地区⽣コン労組、国鉄分割・⺠営化反対を貫く動労千葉をはじめ、コロナ下で職場から闘う医療、教育、⾃治体、⺠間などの労働組合、改憲・戦争に反対する各地の運動体、⻘年や学⽣からのアピールが⾏われます。いっしょに声をあげ、つながりましょう︕

⽇⽐⾕野⾳集会 12:00 〜 15:00 ⼤⾏進(銀座→東京駅⽅⾯へデモ)15:15 〜
★集会場ではコロナ感染症対策をとります。★託児所あり。どなたでも参加できます。

改憲・戦争阻止! 大行進 実行委員会【連絡先】千葉県千葉市中央区要町 2-8 動労千葉気付
 TEL.0432227207 東京都台東区元浅草 2-4-10 五宝堂ビル 5F 全国労働組合交流センター気付




新自由主義はもうたくさん!

⾮正規 格差 賃下げ 解雇 独裁 戦争 私物化
医療崩壊 ⾃⼰責任 改憲 原発 労組破壊


10月15日、再びコロナ感染が急増するフランスで医療労働者が、人員や病院設備の不足の解消、待遇改善を求め、パリの保健省周辺でデモ。フランスでは2018年までの25年間で、ベッド数が10万床削減された。同じ状況にある世界の医療労働者が声をあげ立ち上がっている。

日本の病院でもついにストライキが起き大反響!

10月17日夕、「学費減免 STREET DEMO」が東京・渋谷で行われた。ハチ公前広場でアピールを行った後、「学費を減らせ!学籍を返せ!」とデモ行進。

時代は動き出した
労働者 学生 市民団結し 11・1日比谷へ
反撃開始!

中曽根を歴史のクズかごへ 「 国葬」に若者の怒り


国鉄分割民営化で200人もの国鉄労働者を自殺に追い込み、派遣労働を導入して労働者を貧困に突き落とす新自由主義を始めた中曽根。日本中に原発作り、電力会社から巨額のカネを受け取り、福島原発大事故をもたらした元凶も中曽根。その大罪を菅は「引き継ぐ」と明言した。絶対に引きずり倒してやろう!

韓国民主労総ソウル本部、アメリカ、中国、香港、台湾、アジア、ヨーロッパ、中東、中南米、全世界の労働組合、労働者から連帯メッセージ。労働者はひとつ! この力こそ戦争を止める!

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動労千葉を支援する会ニュース 350号

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2020年10月21日水曜日

日刊動労千葉 第8859号

「会社と対等に渡り合える
組合を作っていきたい」
CTS幕張事業所(清掃部門)で
T君が動労千葉に加入


10月4日、千葉鉄道サービス幕張事業所(清掃部門)で働くT君が新たに動労千葉に加入しました。加入にあたって、組合員と職場の仲間に対してあいさつを寄せてもらいました。

″どんどん仲間を増やしていきたい〟

この度、動労千葉にお世話になることになりました。よろしくお願いします。
以前も組合には入っていたんですが、具体的な活動はしていませんでした。これからは、闘う組合に加入したということで、どんどん仲間を増やしていき、組織拡大を目指し会社と対等に渡り合える組合を作っていきたいです。労働者の職場環境、福利厚生、労働条件改善に向けた取り組みに最善を尽くす所存です。

T君は、2016年の「限定正社員」制度の導入を狙う就業規則改悪の動きに対して「白紙撤回」を求める声をともにあげ、2018年の関道利委員長の職場代表選挙の勝利以降は2年以上にわたって幕張事業所の安全衛生委員として、ともに職場の労働条件や職場環境改善に取り組んできた仲間です。

今回の加入は、こうした地道な取り組みの結果であり、幕張支部をはじめ組織全体で組織拡大に取り組んできた中で勝ちとられた非常に大きな勝利です。
あいも変わらぬ最賃並みの低賃金と、コロナ情勢下のはてしない労働強化で、職場の怒りはますます高まっています。JR東日本の「1500億円コストカット」攻撃の中でグループ会社への新たな攻撃も不可避な状況です。

しかし、危機こそチャンスです! 新加入したT君の新鮮な思いに応え、全支部、全組合員が、JRーCTSでのさらなるに組織拡大へ総力をあげて立ち上がろう。

「要員増やせ!危険手当を出せ!」

10月1日からのつり手消毒の急増、現場の負担増に関してCTSに申し入れ書を提出しました。

「つり革消毒作業の追加」に関する緊急申し入れ

2020年10月7日

1.10月1日以降、各事業所においてつり革の消毒作業が大幅に追加されていることについて、理由およびJRとの契約内容を具体的に明らかにすること。

2.つり革消毒の作業量増加に対しては、要員を増配置して対応すること。

3.清掃業務等感染リスクが高い業務に従事する者に対しては「危険手当」を支給すること。

4.清掃業務におけるこの間の採用実績および今後の採用計画等について具体的に明らかにすること。
(以上)


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闘いなくして安全なし No.281

内房線のワンマン運転問題を考えよう
みんなで知ろう 運転士の仕事・車掌の仕事(9/13)

 

 内房線と地域を守る会
ワンマン運転問題考える会開催
地域の怒りとともに職場から反対の声を


 19月13日、館山市で内房線と地域を守る会主催の「内房線のワンマン運転問題を考えよう―みんなで知ろう運転士の仕事・車掌の仕事―」が開催されました。
 会場では久留里線のワンマン運転を担当している運転士、木更津運輸区の元車掌の方が業務内容を説明しました。また、東北本線・黒磯~新白河間の5両ワンマン運転の現地調査について、運転士が確認するモニターには限界があること、障害者が利用する際の問題点などが報告されました。
 今後も学習会を開催し地域からワンマン問題に声をあげること、JRや国土交通省に要請行動を行うことが確認されています。

地域ないがしろにするJRに怒り


 地域の住民にとってワンマン化や列車削減は切実な問題です。この間、内房線と地域を守る会や外房線と地域を守る会は、1万筆を超える署名提出などを行っています。
 しかし、会社は来年3月から内房線、外房線、鹿島線へのワンマン運転拡大を行おうというのに、未だに地元住民への説明すらまったく行っていません。地域住民を顧みず、一方的に列車削減やワンマン化を進めるJRに対し、深い怒りの声があがっています。

千葉支社団体交渉「4両ワンマン実施」と回答


 JR千葉支社は動労千葉との団体交渉で「木更津~上総一ノ宮間を通しで運行する」「E131系4両でのワンマン運転を行うことがある」「4両ワンマンを行う条件はまだ回答できない」と回答しています。
 会社はコロナ禍に乗じて中編成ワンマン運転実施と木更津~上総一ノ宮間の切り離し・切り捨ての道を開こうとしています。
 鉄道の安全を破壊し、車掌を削減して運転士に全ての責任を負わせ、地域の過疎化に拍車をかける―ワンマン拡大を認めることはできません。地域の怒りとともに、職場からワンマン運転反対の声をあげよう。

<質疑応答での主な意見〉


◆運転士1人になったら乗客の安全はどうなるのか
◆他の地域でワンマン運転に対する意見はどうなっているか
◆JR内の労働組合は何をやってるのか

その他、ワンマン運転拡大・導入への疑問や反対の声が相次いだ

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2020年10月20日火曜日

日刊動労千葉 第8858号

 年末手当削減断固反対!
「コロナ」を一時金カットの口実にするな!
今こそ職場から怒りの声を!

JR東日本は1500億コスト削減(JR東単体1160億円、グループ会社合計400億円)を打ち出している。さらに、JR東日本の人件費について、一時金削減や社員数減などで昨年から304億円削減する計画を発表した。

夏季手当は昨年から0・5ヶ月減という許しがたい内容だったが、それによる削減額は約110億円だと発表されている。年末手当では、さらなる削減が狙われているということだ。

われわれは年末手当削減に断固反対する。怒りを持って職場から声をあげ、闘いにたちあがろう!

◆「コロナ赤字」を押し付けるな!

「コロナ」を口実にして労働者に矛盾を押し付けることを許すわけには断じてはいかない。

会社は深澤社長声明で「会社発足以来初めての通期大幅赤字」「コストが下がらなければ会社は存続できない」と危機を叫んでいる。〝だから、合理化も賃金・一時金カットも受け入れろ〟というのだ。

だが、そもそもJR東日本はこれまで30年余り巨額の利益をあげ続けてきた。それを今期の数字だけを持ち出して、〝千載一遇〟とばかりに現場労働者を黙らせるために利用している。卑劣極まりない!

しかも今年の株主配当は623億円であり、株主のために年間1千億近い巨費が支払われている。6月の株主総会では、株主から配当撤回を求める修正動議が出る中でも300億円強の期末配当を強行した。すでに来年も1株100円の配当(今期比での単純計算で約326億円相当)を行う計画を発表した。

現場労働者はコロナ禍の中でも日々列車運行を担ってきた。管理者の大半がテレワークと称して自宅待機している中でも、感染の危険がある中で通勤し、列車の運行を必死に維持してきた。大株主の金儲けを優先し、「コロナ赤字」の矛盾を現場に転嫁するなど絶対に許せない!

◆ 民営化・利益優先が根本的原因

この「危機」自体、鉄道を民営化して金儲けの道具にしたことの結果だ。

コロナ以前から民営化は、特にJR北海道、四国、九州においてその破たんをあらわにしていた。各社ではコロナ禍に乗じて各地の路線が次々に廃線化され鉄道が消えていっている。

民営化によって「利益追求」が至上命題にされた結果、鉄道業務の大部分を外注化して雇用と労働条件を解体するだけでなく、〝鉄道崩壊〟にまで行き着こうとしているのだ。

JR東日本では深澤社長が「鉄道ありきで考えるな」とまでいっている。公共交通機関を担う鉄道会社であることを放棄し、「一部の大株主が金儲けするための会社」にしろということだ。そんなことのために労働者の権利と生活を犠牲にするなど、断じて認められない!

◆ 黙っているわけにいかない!

この年末手当削減に黙っているわけにはいかない。これは一時金削減だけで終わる攻撃ではないからだ。

実際、会社は「さらなるコストダウンの深堀り」と打ち出している。乗務手当廃止をはじめとした、大々的な賃下げ攻撃が準備されていると考えなければならない。

だが、「社友会」の行き詰まりをはじめ、会社の攻撃も思い通りに進んではいない。攻撃を打ち破る力は、職場からの怒りの声と団結した闘いだ。そして、闘う労働組合の力だ。団結を守りぬくことができれば、労働組合の力は決して小さくない。われわれはそれを現実の闘いの中で何度も実現してきた。

年末手当削減反対! 「コロナ赤字」の矛盾を労働者に押し付けるな! 今こそ職場から怒りの声を! すべての仲間は動労千葉とともに団結して闘いにたちあがろう。

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2020年10月19日月曜日

日刊動労千葉 第8857号

内房線と地域を守る会
ワンマン運転問題を考える会を開催

地域の住民など60名が参加し活発な意見交換
木更津支部組合員2名が、
運転士の仕事とワンマン運転の問題点を説明


館山コミセンで開催されたワンマン運転問題を考える会。地元中心に60名が参加

9月13日、館山市コミュニティーセンターにおいて、内房線と地域を守る会主催による、「内房線のワンマン運転問題を考えようーみんなで知ろう 運転士の仕事・車掌の仕事ー」が開催され、地元の市民を中心に60名が参加し、JRが来年3月から行おうとしている内房線、外房線、鹿島線へのワンマン運転拡大について、運転士・車掌の仕事を知ることでワンマン運転になった場合の安全問題や地域の過疎化の問題等について活発な意見交換が行われた。

冒頭、松苗代表から「運転士、車掌の仕事を知ることでワンマン運転の問題点を上げていきましょう」とあいさつが行われた。

集会では、久留里線のワンマン運転を担当している木更津支部の組合員2名が運転士の行っている仕事を具体的に説明し、その後、ワンマン運転の問題点について触れた。とくに、車掌が行っていたドアの開閉や後方の安全確認、発車後のホーム上の安全確認等を全て1人で行うことを説明した。さらに、鹿と衝突した際に1人で車両の下から引き出すことができず、消防隊が来るまで動かせなかったことなどを具体的に話し、事故や災害などが発生した場合、運転士1人では絶対に対応できないことを訴えた。

車掌の業務については、木更津運輸区の元車掌が業務内容を詳細に説明し、乗客の安全を守るために車掌が必要だと訴えた。
さらに、幹事会からは、東北本線・黒磯~新白河間の5両ワンマン運転の現地調査の報告が行われ、運転士が確認するモニターには限界があること、障害者が利用する際の問題点等について指摘した。

質疑応答では、「運転士1人になったら乗客の安全はどうなるのか」「他の地域でワンマン運転に対する意見はどうなっているか」「JR内の労働組合は何をやってるのか」等々、ワンマン運転拡大・導入への疑問や反対の声が相次いだ。

最後に幹事会から、今後も学習会を開催し地域からワンマン問題に声を上げること、JRや国土交通省に要請行動を行うことが提起され、参加者全員で確認し、集会は成功裡に終了した。
今こそ廃港のとき 農地取り上げ許すな!!


9・27三里塚全国総決起集会

 

成田ニュータウンをデモ
 

9月27日、成田市において三里塚全国総決起集会が一年半ぶりに開催された。
基調報告にたった萩原富夫さんは、国際線の旅客数が9割以上の減少、空港内の店舗も端数以上が休業など破たん寸前の成田空港の現状を数字をあげて報告し、そして成田空港会社(NAA)がいまだ「空港機能強化策を推進する」と言い張っていることを厳しく断罪した。

連帯のあいさつの冒頭に動労千葉関委員長がたち、JRも成田空港同様、激しい赤字のなかで、JR東日本では整理解雇まで振りかざした分割・民営化以来の大合理化計画が狙われていることを明らかにした。そして、前日に開催した定期大会でこれと対決する闘争体制を確立したことを報告し、新自由主義に断を下すため11・1労働者総決起集会への大結集を訴えた。

反対同盟の市東孝雄さんは、請求異議裁判の控訴審の最終弁論が10月22日予定されているなかで、文書偽造まで行って土地をだまし取ろうとしたNAAの卑劣なやり方を弾劾し、「小作農でもそこで生きていく権利がある、正しいものは正しい、ウソはつかないという信条だ」と決意を明らかにした。
10・22東京高裁へ、請求異議裁判へ結集しよう!

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10.26臨時国会「開会日」行動



スガ ヤメロ!!!
10.26臨時国会「開会日」行動

10月26日(月)am11:00~
参議院議員会館前 (12:00~12:45、総がかり行動の抗議集会に合流)

学術会議の任命拒否を撤回しろ!
敵基地攻撃能力保有・改憲反対!

コロナ解雇を許さない!
新自由主義はもうたくさんだ!


主催:「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会


11・1 日比谷
労働者・市民の総決起集会
どなたでも参加できます!

政府は生活を補償しろ!
労働組合を甦らせよう!
コロナに乗じた 賃下げ・首切り許さない!
自助? 自己責任? もうガマンの限界だ!


【呼びかけ労組・団体】
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車
労働組合/国鉄分割民営化に反対し1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動
改憲・戦争阻止!大行進


11月1日(日)東京・日比谷野外音楽堂 参加費500円
●正午~ 全国労働者集会
●午後2時~「改憲阻止!大行進」集会 
●午後3時20分~ 東京駅までデモ行進


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2020年10月17日土曜日

日刊動労千葉 第8856号

JR千葉支社ー来年3月ダイ改以降、
4両のワンマン運転も行うと回答

 JR千葉支社は、来年3月ダイ改において、内房線(木更津~安房鴨川)、外房線(上総一ノ宮~安房鴨川)、鹿島線(佐原~鹿島神宮)にワンマン運転を拡大しようとしている。

 この間、動労千葉は、ワンマン運転が、運転士に全ての責任を負わせ、安全を破壊し、地域の過疎化に拍車をかける重大な攻撃であることから、JR千葉支社との団体交渉において徹底的にに追及を行ってきた。団体交渉の概要は以下のとおり。
 
運転士に全ての責任を負わせるワンマン運転絶対反対

●脱線・踏切事故発生時の対応

組合 ワンマン運転の拡大を提案しているが、安全面で重大な問題がある。状況毎に具体的に回答してもらいたい。まず、脱線、踏切事故が発生した場合の対応はどうするのか。特に乗客との関係はどのように考えているか。
会社 初動として運転士が対応することになる。その上で各駅、指導センター、車両センター等、支社総体で対応する。
組合 5月に外房線で脱線事故があったが、その時の対応はどうだったのか。
会社 鴨川運輸区の区長や指導員が約15分で駆けつけて対応した。
組合 仮にワンマンの場合、その15分の間に何を、どのように対応するのか。
会社 乗務員として、まず人命、乗客を最優先に考えることになる。その次に車両の点検になる。運転士1人なので、1人でできることを行うことになる。
組合 乗客を最優先に考えると回答したが、運転士1人で乗客の安否等をどう把握するのか。
会社 車内放送でJR社員が乗っていたら協力を要請してもらうことになる。いない場合は、運転士ができる範囲で乗客を優先して対応することになる。
組合 現行は、まず車掌に連絡して内容を説明し、その後、指令に連絡して指示を受けるようになっている。ワンマンの場合はどうするのか。
会社 まず、指令に連絡することになる。
組合 今、脱線事故の対応について議論しているが、今後、 会社は、訓練を行い、その中で事故や車両故障、災害等について個別、具体的に教育するはずだ。その内容について、今、回答で示してもらいたい。
会社 運転士標準集や各マニュアルに踏切事故発生時の取り扱い等が記載されており、それに準じて取り扱うことになるので大きな差はないと考えている。
組合 運転士1人になった場合大変なことになる。そんなに簡単なことでは済まない。今は車掌が放送したり、乗客の安全を確認している。運転士は、車両の状況などを確認しなければならない。また、その時に乗客が騒ぎ出すことも考えられる。今もマニュアルはあるが、車掌がいることが前提だ。5月の脱線は鴨川から近かったが、その他の場所だったら無人駅ばかりで直ぐに来れない所もある。そうなれば時間がかかり乗客も心配になって騒ぐことも考えられる。車掌がいる時だって、乗客から色々と言われることがある。
会社 今後、ワンマン運転用のマニュアルを作って訓練でやっていきたい。また、ワンマン運転が導入されている仙台支社等と連絡をとり、訓練方法や乗務員の取り扱い、マニュアルや知識等について参考にして、教育の中で生かしていきたい。

●乗客が怪我を負った場合の対応
組合 乗客との関係が特に重要になると思うが、乗客が怪我をしている場合はどう対応するのか。
会社 怪我の度合いにもよるが、他の乗客にも協力をお願いすることになる。
組合 今、新型コロナの関係で人との接触をできるだけ避けなければならない。これまでと状況が違う。感染の危険性があるのにそれでも乗客に協力を要請するのか。
会社 お願いすることになる。マスクをしているので・・・。
組合 運んだり寝かせたりすれば人と触れることになる。一般の乗客はゴム手袋など持っていない。どのように協力しろというのか。
会社 これまでの例だと、運転士、車掌が指令とやり取りする間、急変したら車内のボタンを押してもらうことを説明するなど、そんなに負担をかけることはないと考えている。
組合 ワンマンの場合、乗客がボタンを押したとしても、運転士は車両点検で降りてしまい、聞こえないこともある。その場合、運転士の責任になるのかも含めて問題が発生すると考えるが。
会社 ・・・。
組合 車内ブザーは、車掌か運転士で先に取った方が話すことになる。ワンマンの場合、走行中に鳴ったらどうするのか。
会社 車内ブザーは次駅まで、非常ブザーはその場で止まることになる。ワンマンの場合、車内ブザーは、停車後に運転士がインターホンで状況を聞くなどの対応を行ってもらいたい。
組合 停車後、車掌が行っていた発車ブザーの合図の取り扱いは、どのようになるのか。
会社 車掌が乗務しない列車の取り扱いにより、停車した場合、運転士が安全確認を行い、指令に連絡して指示を受けて運転再開となる。
組合 ワンマンの場合、安全を確認した後に指令に連絡して発車するというが、その時点で後部は見えないが、それでいいのか。
会社 運転士ができる範囲で安全を確認して問題なければ、問題ない。回送列車と同じ取り扱いになる。
組合 運転士が安全を確認し、指令に連絡して発車した後に、後部で何か問題があったとしても、運転士に責任はないということでいいのか。
会社 運転士が確認できないところで何かあったとしても、運転士に責任はない。

●人身事故時の対応
組合 人身事故の場合、今は車掌が警察に連絡して位置情報の提供をおこなっているが、ワンマンの場合はどうなるのか。
会社 人身事故の場合、まず指令に連絡してもらうことになる。なお、現在、取り扱いを整理し、訓練時に具体的に教育する。
組合 事故等の場合の乗客への説明や放送はどうなっているのか。
会社 自動放送する内容が26項目用意されている。内容は、事故や故障、災害発生等を知らせる簡単な内容であり3分置きに放送されるようになっている。
組合 地震発生時はどうなるのか。
会社 これも自動放送が入っているので流してもらうことになる。その間に、指令とやり取りしてもらい、復旧までの時間等を確認し、乗客に放送で連絡してもらう場合もある。
津波等で避難する場合の的確な判断はどうするのか?

●地震・津波等による避難の対応
組合 津波等避難が必要な場合の対応はどうか。
会社 仙台支社の話では、地元の乗客や社員の協力等を得て避難を行ったとの話だ。千葉支社としても同様に取り扱っていきたいと考えている。
組合 ワンマンの場合、運転士1人で避難の誘導を行うことになる。高台への避難といっても地理的に分からない場合もある。また、どこから降りるのか、避難の方向の確認をどうするのかも問題になる。指令に連絡した場合でも、指令が避難する方向を全て把握することができるのか。しかも、地震が発生すれば一斉停車になり、指令にはいくつもの列車から連絡がはいるはずだ。そうした場合、指令が一つひとつの列車にキチンと対応できるのか。
会社 列車から降りる場合、運転台に近いドアから、梯子を使って降りてもらうことになる。また、避難の方向については、200m置きに、電柱に矢印で避難方向を示す表示板を設置している。
組合 避難する場合、運転士が先頭で避難を誘導するのか、あるいは最後の乗客を確認してから離れるのか、どうするのか。
会社 会社としては、乗客の安全を確認することが必要だと考えている。また、先に降りた乗客についても、先に避難させるのか、全員の降車を待って避難するのかは、その時の状況によると考えている。
組合 ワンマンを考えている外房線や内房線は海からの距離がないわけだから、避難はどの方向だとか、ある程度的確に判断できるようにしてもらいたい。とくに、今でも車掌と2人でも大変なのに、ワンマンになれば運転士1人で対応しなければならい。責任問題にもなってくる。
会社 運転士が正当な業務として判断したものであれば責任を負わせるようなことは考えていない。

●長い橋梁で停車した場合の対応
組合 長い橋梁で停車した場合の取り扱いはどうか。
会社 たとえば鹿島線の北浦橋梁の場合、強風で停車した場合、規程上は「極わずかな速度」で橋の部分から出てもらうようになっている。そのため、乗客を降ろして避難することは考えていない。また、築堤等の危険地帯が指定されているが、その部分で停車した場合は、指令に連絡し、「極わずかな速度」で移動することができるようになっている。
組合 車両故障で停車した場合はどうか。
会社 その時の状況によるが、救援列車を出すのかを含めて検討することになる。
組合 車両火災も想定されることから、避難の方法や通路の確保等をキチンとしておくべきではないか。
会社 片側だけだが設備関係の社員が点検で歩ける通路もある。非常の場合は、乗客も歩けると考えている。

●輸送混乱時の接続の対応
組合 輸送混乱の場合、乗り継ぎの問題が必ず出てくるがどう対応するのか。
会社 事前の駅で乗り継ぎの情報を取ってもらい、乗客に情報を伝えてもらうのが最善の方法だと考えている。
組合 今は、列車が遅れると車掌が接続時間などの説明を行っている。ワンマン運転になれば、運転士が運転しながら指令との連絡や乗客への放送はできない。遅れた場合の自動放送はどうなるのか。
会社 駅等での情報を確認してもらうか、あるいは運転士が時刻を知らせるかを含めて、今後検討していきたい。先ほどの事故等の自動放送26項目以外に遅れ等の設定も入っている。

●ドアに荷物等が挟まった場合の対応
組合 ドアに荷物等が挟まった場合はどうするのか。以前、他社で、ベビーカーが挟まって引きずった事故が起きている。
会社 モニターにより見える範囲で確認してもらい、異常がなければドアを閉めてもらう。そして発車した後に何か起きた場合、運転士に状況を聞かせてもらうことはある。
組合 乗客の安全対策はどうするのか。モニターも10km/h程度で消えてしまい、その後、運転士は後方を確認することもできない。さらに、夜になれば見えない部分も出てくる可能性がある。視覚障害の人の白杖を挟んでしまう可能性もある。
会社 モニターにより見える範囲で確認してもらいたい。

●停車位置不良が発生した場合
組合 停車位置を間違えた場合等の対応はどうするのか。
会社 行き過ぎた距離にもよるが、指令に連絡し、その後、運転台を換えて停車位置を直すことになる。
信号や踏切の接点を踏んでしまった場合は、指令に連絡し、指令の指示で対応してもらうことになる。

●無人駅での車いす等への対応
組合 無人駅に車いすを利用する乗客が来た場合はどう対応するのか。
会社 車いすの取り扱いは、事前に利用日、利用時間、利用列車を駅に伝えてもらい、駅が対応することになっている。無人駅で乗る場合は、管理駅に連絡してもらうことになっている。無人駅に1人で来た場合、無人駅がバリアフリーになっていないため、来ること自体考えられない。対応できない場合は、断る場合もある。
組合 視覚障害者の人で杖の人や盲導犬で利用する場合、ワンマン列車のドアが半自動で閉じている場合、ボタンの位置が分からない可能性があるがどうするのか。
会社 自治体等への周知を行っていく。仮に視覚障害の人が困っていたら運転士で対応してもらいたい。
組合 何かあれば「運転士」というが、そもそも駅員がいないことが問題だ。駅員がいることが乗客への最大のサービスだ。
会社 ・・・。

●精算等の問い合わせへの対応
組合 精算の問い合わせがあった場合はどうするのか。また、無札の人への対応は。
会社 運転士は精算しないので、駅の収納箱に精算金額を入れていただくようになる。
無札の場合は、後日、有人駅で精算してもらうように案内してもらいたい。
木更津~安房鴨川~上総一ノ宮を通しで運転

●ワンマン列車の運行の考え方
組合 ワンマン列車の運行について、時間帯や本数はどのように考えているのか。
会社 基本は、日中帯の運行を考えている。その上で、夜間や早朝もワンマン運転が数本あると考えている。詳しくは、提案できる段階になったら明らかにする。
組合 ワンマン運転を導入する区間の列車本数はどう考えているのか。
会社 基本的には維持すると考えている。
組合 前回の団交で、木更津~上総一ノ宮間を通しで運転することを検討していると回答しているがその点はどうなったのか。
会社 通し運転を行うことを考えている。
組合 通し運転の目的は何か。
会社 乗客の利便性や乗り換え等を考慮した。
組合 通し運転の本数はどの程度を考えているのか。
会社 それはまだ分からない。

●ワンマン運転の訓練計画
組合 今後の訓練計画の詳細を明らかにすること。
会社 ワンマン運転を行う区所には掲示を出している。木更津運輸区は11月下旬から12月中旬で2~3時間程度の現車訓練を予定している。ワンマン運転訓練は、1月~2月の下旬頃まで実施予定となっている。内容としては木更津~館山間で考えている。
組合 訓練の内容はどうなるのか。
会社 現車ではカメラの位置やモニターの表示、各機器の取り扱い、ワンマン訓練では、モニター、ドア扱いなど一連の取り扱いを行ってもらう。定例訓練と別に現車訓練を行う予定だ。
組合 現車訓練の実施場所はどこか。
会社 木更津運輸区は木更津駅構内に131系を入れて行う。鴨川運輸区は安房鴨川駅電留線、佐倉運輸区と千葉運輸区は東千葉の東部電留線で行う。

●運転台モニターの取り扱い
組合 運転台モニターについて、発車後もモニターが消えるまで後方の安全確認等を行うのか。
会社 基本は前方注視になる。取り扱いとして、ドア閉め、パイロットランプ点灯、モニターで再確認し、出発という手順になる。
組合 ノッチを入れた後はどうなるのか。
会社 ノッチを入れた後は前方注視になる。

●中編成でのワンマン運転
組合 会社の資料に「利用状況により中編成ワンマンを実施する」とあるが4両・6両でのワンマン運転を考えているのか。
会社 来年3月以降、中編成ワンマンを行う可能性がある。
組合 中編成ということは、最大6両のワンマン運転も考えているということか。
会社 千葉支社としては4両で考えている。
組合 訓練時に4両の取り扱いも行うのか。
会社 4両実施時にあらためて訓練を行う。
組合 4両でワンマン運転を行う条件は何か。
会社 そこまではまだ回答できない。
組合 4両ワンマンを行うということは、2両編成12本以外に増配置はあるのか。
会社 それは考えていない。
組合 コロナ感染症の関係もあり、ワンマン訓練時に運転台に何人も乗ったら「密」になり危険だ。訓練は中止すべきだ。
会社 運転台以外の客室でも問題ないと考えている。
組合 客室で訓練など聞いたことがない。
会社 ・・・問題はない。

●131系にATSーSNが搭載されていない問題
組合 131系にはATSーSNが搭載されていない。幕張に入る場合、ATSーPが反応し停まってしまう。Pへの対応をどうするのか。
会社 現状では、CTSの副所長が添乗して対応している。
組合 ずっと副所長の添乗ということもできないはずだ。今後の対応はどうするのか。
会社 運転士の注意力による運転で対応する。
組合 そもそも保安装置は、人間の注意力だけでは限界があるからATS等をつけてきた。構内は一番事故が多いため、事故を起こさない対策としてSN等をつけてきた経緯がある。それが今後は運転士の注意力になったら、保安度が下がってしまう。車両の改造あるいは車両センターへのP設置しか方法がないがどうするのか。
会社 車両センターへのPの導入も含めて検討を行っている。

動物の死骸処理で伝染病への感染の危険性を指摘

●動物との衝突、死骸処理の問題

組合 動物との衝突がこれまで以上に多発している。ワンマン運転になったら対応できない。
会社 9月末で昨年と同じような数になっている。対策は行っているが・・・。
組合 先日、組合員から、イノシシの死骸処理の関係で、伝染病に感染する危険性があるとの指摘があった。イノシシの死骸処理には、自治体ではゴム手袋、ゴーグル、前掛け等の防護服を配布している。国立感染症研究所も、「人獣共通伝染病への感染の危険性があり、一般の人は死骸に触れるべきではない」と指摘している。会社として認識しているのか。
会社 今回、初めて聞いた内容であり、何らかの情報を持っているわけではない。指摘されたことについては、会社としても検討する。
組合 病原菌への感染の危険性があるとすれば、動物と衝突した場合、死骸に触れていいのかという問題になる。早急に対応を検討すること。
会社 了解した。

(了)

JR千葉支社は、4両でのワンマン運転まで計画している。また、動物の死骸処理による感染の危険性も明らかとなった。安全を守るために、職場から反対の声をあげよう!

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CTS職場ニュース No.4


格差是正裁判で最高裁が最低の差別判決
10・13
「非正規職には退職金もボーナスもいらない」

●「同一労働同一賃金」を最高裁が否定

 ニュースでも大きく報道されましたが、最高裁判所は10月13日、格差是正を求めた二つの裁判で許しがたい判決を出しました。
 大阪医科大学で秘書のアルバイトとして働いていた女性が「正社員と同じ仕事をしているのにボーナスゼロは違法だ」と訴えた裁判、さらに東京メトロの売店で働く女性たちが「正社員と同じ仕事をしているのに退職金ゼロはおかしい」と訴えた裁判です。大阪高裁と東京高裁は2審段階で、不十分ながら一部の支給を命じる判決を出していました。
 最高裁はこれを全否定し「非正規職には退職金もボーナスもいらない」という判決を出したのです。最高裁が事実上、同一 労働同一賃金を否定する最悪の判決です。
 
●ボーナス、退職金は賃金 の一部だ

 賞与や退職金は賃金の一部であり労働の対価です。同じ仕事 をしているなら、同じように賞与や退職金を出すのは当然です。労働法の専門家も「人材確保や定着を図るためという会社の主観的な(賞与、退職金の)支給の意図を認めてしまえば脱法行為が許されることになりかねない」とし、相当問題のある判決だとしています。
 CTSでも最大の賃金格差は賞与、退職金にあります。こんな判決を許さず、現場から「正社員と同じ基準でボーナスを支払え」「契約・パートにも退職金制度をつくれ」の声を会社にたいして突きつけていかなければなりません。
 
●コロナ下の企業救済、労働 者見殺しに道を開く

 コロナで真っ先に大量に首を切られているのはパート、アルバイト、派遣などの非正規雇用労働者です。正社員のボーナスカットなども始まっています。
 こうした情勢の中、長年にわたる格差是正の闘いを否定し、流れ を逆転し、あからさまな企業救済に最高裁が道を開いたことは大変な意味を持ちます。
 企業存続のためには労働者が犠牲になるのはしょうがないという、コロナ下での労働者全体への攻撃でもあります。
 
現場からの闘いでかちとろう!

 労働者の、権利は裁判所に認めてもらうものではありません。現場からの闘いで、一つひとつ勝ち取ってきたものです。
 原告の女性たちは判決の後、次のように声を上げています。

▽「非正規2千万人の期待を裏切 るもの」
▽「ありえない不当判決」「最高 裁はサイテーだ」「最高裁は恥を しれ!」
▽「今日が終わりではない。私も(退職後に)コロナで就職苦・生活苦で、退職金がないと非正規は定年後が大変だと実感している。だからますます非正規差別をなくす運動が重要だと思っている。これから新たな闘いをつくっていきたい」

 全国で闘う仲間とともに、職場から非正規職撤廃の闘いを強めよう。11月1日、全国労働者集会(日比谷野外音楽堂)に集まろう!



〔最高裁判決のポイント〕

●もっとも格差が際だっている賞与、退職金について格差を認める。
  高裁(二審)が認めた一部支給すら逆転して否定
●社会的影響力の大きさを恐れ、非正規職の待遇改善ではなく「会社側の自由裁量」(出しても出さなくても会社の勝手)に重点をおく
●「将来の役割期待など主観的・抽象的な説明で格差をつけてはならない」という厚労省の同一労働同一賃金ガイドラインにすら反する


「要員増やせ! 危険手当を出せ!」
つり手消毒について緊急申し入れ


 10月1日からのつり手消毒の急増、現場の負担増に関してCTSに申し入れ書を提出しました!

「つり革消毒作業の追加」に関する緊急申し入れ

2020年10月7日


1.10月1日以降、各事業所においてつり革の消毒作業が大幅に追加されていることについて、理由およびJRとの契約内容を具体的に明らかにすること。

2.つり革消毒の作業量増加に対しては、要員を増配置して対応すること。

3.清掃業務等感染リスクが高い業務に従事する者に対しては「危険手当」を支給すること。

4.清掃業務におけるこの間の採用実績および今後の採用計画等について具体的に明らかにすること。

(以上)


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2020年10月16日金曜日

日刊動労千葉 第8855号

9/17 209系スカート取付部の亀裂
E131系車両ATSーSNについて

 千葉支社団体交渉

「亀裂があっても走行に支障ない」
「構内は安全装置がないのが基本」?!
JRの安全無視ゆるすな!

9月17日、動労千葉は209系スカート取付部亀裂と新型ワンマン車両E131系にATS―SNが搭載されていない問題について、申58号に基づき千葉支社との団体交渉を行った。

○亀裂あっても運行に支障ない?!

組合 209系のスカート取付部の亀裂の問題は以前にも議論した。だが、その後も動物との衝突が多発し亀裂が新たに発生している。車両の強度の問題、亀裂のある車両を使っていいのかということを含めて、改めて議論したい。

会社として、亀裂の問題をどう対処する考えか。前回の団交時に、スカート取付部、車体側の亀裂は「差し支えない」と回答したが、根拠は何か。

会社 今もその状態で列車を運行できるという考えだ。

組合 亀裂の長さも関係ないのか。

会社 「長さ何㌢以上」という目安はない。運行に支障はないという判断だ。

組合 一方で、現場には支社からどんどん修理をしろと指示が来ている。矛盾しているではないか。

会社 走れるか、走れないかという判断だけだ。

組合 亀裂が入っている事自体が問題だと言っている。それで運用して良いのか。「問題ない」というなら「やらなくていい」ことになる。現場からすれば、どうなっているのかとなる。

会社 それは受け止める。

組合 申し入れから1ヶ月以上たっている。会社としてどうする考えか。

会社 引き続き、大宮、東京の総合車両センターにお願いしていく。入場申告で直してもらうことも継続する。

○「問題ない」のに「亀裂修理は週2回行え」?! 現場にしわ寄せするな!

組合 最近は毎週のようにスカート修繕が入ってくる。工場は火を扱う(ガス溶接)技術があるが車両センターにはない。やたらと火であぶると収拾がつかないことになる。厚さ2㌢の鉄板で挟んで圧力をかけて、取って状態を確認して、というのを何十回もやる。本当に重労働だ。だから、特に夏は隔週にするなどしていた。支社から「やれ」と指示しているのか。

会社 そういう指示はしていない。

組合 嘘はやめてもらいたい。職場では「今度は週2回、亀裂の修繕をやれと支社から言われた」と聞いている。

工場に溶接をお願いする際に工夫して修理してもらった車両は、またぶつかっても亀裂は入っていない。だが、スカート本体も取付部も曲がってしまう。その段階で引っ張って直せば綺麗にできる。それを放置してまたぶつかると曲がりがひどくなって、収拾がつかない。スカートを下ろしての修理になり、非常に手間がかかる。そうした実態を支社は把握しているのか。

会社 見てはいないが話は聞いている。

組合 どれだけひどいか見るべきだ。暑い中での作業は本当に大変だ。取付面の強化もやってもらいたい。

会社 総合車両センターと溶接の調整がつかずに直していけなかったが、そこは調整する。

組合 実際に行えるのか。

会社 件数が多く、大宮で都合がつかないときは東京にお願いするように調整している。だが、直してもまたぶつかって亀裂が入るというのが現状だ。

組合 スカート修繕を幕張車両センターでやりだしたのは5~6年前からだ。工場も退職者が増えて幕張に来れなくなってきてた。鉄板など最低限のものをもらって、見様見真似で始めた。はじめは、引っ張れば済むものだったが、どんどんひどくなっている。

軽いうちに修理しておけば、亀裂やスカート取替にならない。手間は少なくて済む。それを放置するから「亀裂修理を週2回やれ」なんてことになる。

会社 支社としても動物との衝突が多発している中で、なるべく対策したい。

組合 軽いうちに修理しておけば、職場の中で済んでいる話だ。しわ寄せはみんな現場だ。

会社 なるべくしわ寄せのいかない対策を考えていく。

組合 支社から「やれ」と言われれば、現場の担当者はやるしかないとなる。

会社 現場とのコミュニケーションを取りながらやっていく。

組合 スカート、取付部の補修について、大宮や東京との調整も計画的に行ってもらいたい。

○動物との衝突対策は急務だ


組合 衝突が増えたのはいつ頃からか。

会社 去年くらいからだ。特に今年は多い。8月は30件、9月もすでに21件発生している。

組合 スカート亀裂だけの問題ではない。乗務員もぶつかった動物を引き出すのも大変だし、生きていたら襲われる。ぶつかる箇所はだいたい特定できるはずだ。具体的な対策はあるのか。

会社 今は忌避剤散布や誘鹿剤設置を行っている。しかし、根本的解決になっていない。その区間とは別の場所に行ってしまう。列車走行中の散布ができないかというイメージはあるが、実現には相当な費用がかかる。

組合 イノシシにぶつかるとスカートはひとたまりもない。対策の徹底が必要だ。具体的な対策として、除草を行えば改善される。車体の強化も要求する。

会社 これだけ被害が出ているので何かしらの対策は必要だ。除草に関しては計画的にやっていく。

○構内は保安装置を付けないのが基本!?


組合 E131系について、なぜATS―SNを付けなかったのか。

会社 本線はすべてATS―Pになっていることと、車両センター内は保安装置を付けないのが基本だからだ。

組合 一番危ないのは構内だ。何のための保安装置なのか。ポイントも多く信号も複雑だ。幕張車両センターでは大きな事故があってSNを設置した。「構内は基本的に保安装置を付けない」というのはおかしい。ワンマン運転に関する団交で引き続き問題にしていく。

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2020年10月15日木曜日

外注化阻止ニュース 第500号


休業指示就業規則
赤字を口実にした雇用破壊
「コロナ便乗」の雇用破壊と闘おう!

 動労千葉は休業指定の就業規則改悪について団体交渉を行いました。会社の主張は、

•会社が意図的に業務量を減少させれば、バイトのシフトを組むように一日単位で労働者を「休業」にできる
•いつ、誰を休業させるかも、賃金額も「会社の判断」で自由に行える
•休業が一時金の期間率に影響するかどうかも明確にしない

 ――というもので、こんな重大な雇用の破壊を「コロナだから休業は仕方ない」「黒字化と会社存続のため」という雰囲気に便乗して強行しようとしているのです。

利益優先の矛盾おしつけるな

 そもそもコロナ赤字を口実に、労働者に矛盾を押し付けるなど絶対に許せません。
 鉄道は公共交通機関です。鉄道を使っての金儲けが至上命題ではありません。欧州では鉄道インフラを守るために政府支援を要求しています。ところがJR東日本は雇用調整助成金も拒否し、深澤社長が自ら「鉄道ありきで考えるな」とまで言うに至っています。
 「株主利益」を優先して、労働者の権利と雇用を破壊し、地域の列車を切り捨てることは根本的に間違っています。

職場に闘う労働組合を

 休業規定を作っても、それで物事が決まるわけではありません。職場が怒りに燃え、声を上げれば会社も思うままにはできません。
 「整理解雇」を掲げているのも、脅して職場を黙らせるのが狙いです。現場からの怒りの声と闘いこそ、会社の攻撃を打ち破る最大の力です。職場に必要なのは闘う労働組合です。

〈動労千葉団体交渉での主な回答〉

◎毎月25日の勤務指定時に1日単位で「休業」を指定する。当該月に入り急遽、指定する場合もある。
◎事前に休業理由や賃金額等について説明を行う。
◎対象職種、人選の基準はその時々の判断による。
◎賃金額は「100分の60以上」。具体的金額はその時の状況により総合的に判断する。
◎年末手当の期間率に影響する場合としない場合がある。判 断基準を具体的には回答できない。
◎今回の休業は整理解雇の前段で行う。
◎雇用調整助成金を考えたものではない。

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2020年10月14日水曜日

闘いなくして安全なし No.280

休業指示 就業規則
「赤字」口実にした雇用破壊に反対!

 動労千葉は休業指定の就業規則改悪について、団体交渉を行いました。

「コロナ便乗」の雇用破壊反対!

 〝会社が意図的に業務量を減少させれば、バイトのシフトを組むように、一日単位で労働者を「休業」に追い込める〟〝いつ、誰を休業させるかも、賃金額も「会社の判断」で自由に行える〟〝休業が一時金の期間率に影 響するかどうかも明確にしない〟―「究極の雇用柔軟化」というべき重大な問題です。
 それが「コロナだから休業は仕方ない」という雰囲気の便乗して進められています。しかし、「コロナ赤字」対策とは完全に別物です。
 「黒字化と会社存続のため」という見せかけで雇用の抜本的な破壊を狙う攻撃です。

「利益優先」の矛盾おしつけるな

 そもそもコロナ赤字を口実に、労働者に矛盾を押し付けるなど絶対に許せません。
 鉄道は公共交通機関です。その使命は鉄道を使って金儲けをすることではありません。欧州では鉄道インフラを守るために政府支援を要求しています。他方、JR東日本は雇用調整助成金も拒否し、深澤社長自ら「鉄道あ りきで考えるな」とまで言うに至っています。
 「株主利益」を優先して、労働者の権利と雇用を破壊し、地域の列車を切り捨てるなど根本的に間違っています。

職場に闘う労働組合を


 休業規定を作っても、それで物事が決まるわけではありません。 職場が怒りに燃え、声が上がれば会社も思うままにはできません。
 「整理解雇」を掲げているのも、その脅しで職場を黙らせる狙いです。現場からの怒りの声と闘いこそ、会社の攻撃を打ち破る最大の力だからです。職場に必要なのは闘う労働組合です。

〈動労千葉団体交渉での主な回答〉

○毎月25日の勤務指定時に1日単位で「休業」を指定する。当該月に入り急遽、指定する場合もある。
○事前に休業理由や賃金額等について説明を行う。
○対象職種、人選の基準はその時々の判断による。
○賃金額は「100分の60以上」。具体的金額はその時の状況により総合的に判断する。
○年末手当の期間率に影響する場合としない場合がある。判断基準を具体的には回答できない。
○今回の休業は整理解雇の前段で行う。
○雇用調整助成金を考えたものではない。

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2020年10月12日月曜日

2020年10月11日日曜日

日刊動労千葉 第8854号

危機こそチャンス! 組織拡大を
今こそ、闘う労働組合を!
11.1労働者総決起集会へ


組合員の総結集を

 連帯ユニオン関西生コン支部・港合同・動労千葉が「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」と呼びかけて始まった11月集会が今年で23回目を迎えます。
コロナ禍から始まった2020年の大情勢に応える道は、まさに「闘う労働組合を再生させる」ことです。日本における新自由主義攻撃の始まりであった分割・民営化攻撃と闘った原点に立ち返り、組合員の総結集を訴えます。

菅政権打倒!

9月16日、7年8カ月にわたって雇用・社会保障制度、医療をはじめ社会の全領域を破壊し、安保戦争法を強行し、改憲に突き進んだ安倍政権は、コロナ危機の前になす術を失い、腐敗にまみれて退陣しました。
しかし、後を継いだ首相・菅義偉もごりごりの新自由主義者です。閣僚人事では20名中14名を日本会議で固め、安倍以上に強権的・独裁的な体制で危機を乗り切ろうとしています。新型コロナの蔓延と世界大恐慌という歴史的な危機に突き動かされて、「改憲に挑戦する」「敵基地攻撃能力の保有」「行政改革」を押し立て、「戦争のできる国」への道にのめりこんでいます。あらたな決意で、菅政権打倒!の旗をかかげよう!

時代が動く

大倒産・大失業、より極端化された新自由主義攻撃が社会を呑み込もうとしています。しかし、コロナ危機は労働者が団結して歴史の全面に登場する条件を広範につくりだしました。全世界で労働者が燃え上がる炎のように立ち上がっています。
新自由主義の中で最底辺に突き落とされ、軽んじられ、侮辱されてきた世界中の労働者が本来いるべき場所を自覚し始めたのです。怒りの声は社会に満ちあふれ、時代が動こうとしています。日本でも必ず山が動く時がきます。まなじりを決して立ち上がろう。

JR大激動

コロナ感染症の拡大は、JR民営化体制を崩壊させました。3島JRの経営は壊滅的な状態です。本州3社も巨額な赤字におちいっています。JR貨物も深刻です。
しかしJR東日本はそれを「千載一遇のチャンス」として、1500億円のコストカット、〝整理解雇〟を振りかざして、分割・民営化以来の大攻撃に踏み出しています。
「整理解雇一歩手前」と称する休業命令に関する就業規則改悪は、すべての労働者を恒常的に失業・解雇の恐怖のもとにおく究極の雇用解体攻撃です。東労組などは「雇用と職場を守るため全組合員とともに黒字経営を作り出す」と、解雇さえしなければ何でも呑むと震えあがっています。

危機こそチャンス

強固に団結した労働組合の闘い以外にこの攻撃に立ち向かうことはできません。「団結さえ崩さなければ道は開ける」、自分たちは、国鉄分割・民営化との闘いでこのことを、身をもって体験しました。「危機こそチャンス」〝JR大激動〟この情勢の中で組織拡大を実現しよう。
11・1全国労働者集会―改憲・戦争阻止!1万人大行進の成功をかちとろう。労働運動の産業報国会化、総非正規職化・解雇自由・労組なき社会を許すな!闘う労働運組合の全国ネットワーク、国際連帯闘争のさらなる発展をかちとろう!

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実行委員会第7号

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2020年10月10日土曜日

11.1全国労働者集会 10.31労働者国際連帯集会


11.1 日比谷
全国労働者集会
改憲阻止!1万人行進

呼びかけ ●全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部
●全国金属機械労組港合同●動労千葉
●国鉄闘争全国運動●改憲・戦争阻止!大行進


11月1日(日)正午開始(開場11時)
東京・日比谷野外音楽堂 (日比谷公園」)
★午後3時15分~デモ行進


新自由主義はNO!
労働者国際連帯で世界を変えよう!
International Joint Action in Tokyo & Seoul



10.31
労働者国際連帯集会

10月31日(土)午後1時30分 開場  1時45分 開会
千葉商工会議所第2ホール
(千葉中央ツインビル2号館14階)


☆ビデオ上映「全世界の闘い」
☆オンラインメッセージ  韓国・民主労総ソウル地域本部
☆ビデオメッセージ
 アメリカ・UTLAロサンゼルス統一教組
 台湾・桃園市職業労働組合
☆在日の闘う労働者・労働組合から

主催 動労千葉国際連帯委員会


新自由主義・戦争と対決し
労働者の国際連帯で闘おう!

Let’s create international workers’solidarity and fight against Neoliberalism and war.


 400年にわたる人種差別・抑圧、失業・貧困の政治が「法と秩序」の名のもとにまかり通るアメリカ社会で、Black Lives Matter (BLM、ブラック・ライブズ・マター)運動が歴史を変える闘いとして燃え広がっています。この中で日本から11・1全国労働者集会アピールが、全世界(95個人・団体)に発信されました。渡航制限など困難な状況ですが、今年も〈東京-ソウル国際共同行動〉として11・1労働者集会を開催します。すでにコロナによる分断をうち破る熱いメッセージが、世界各地から続々と届いています。全世界の〈労働者はひとつ〉です。今こそ、日本で労働運動をよみがえらせましょう。〈闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう! 関西生コン労組弾圧を打ち破れ! 国鉄1047名解雇撤回! コロナ大失業にたち向かおう!〉―日比谷野外音楽堂へ集まりましょう。「新自由主義NO!」「改憲・戦争阻止!」の声を上げ、共に行動しましょう!

11・1労働者集会に
世界の労働組合から届いた国際連帯メッセージ


☆アメリカ ILWU/国際港湾倉庫労働組合 2003年から18年、動労千葉との顔の見える交流が続いている。ILWU は9月15日、「警察テロと制度的人種差別を許さない闘争宣言」を発した。ILWUが闘った6・19西海岸全港封鎖ストに対し、トランプ大統領が軍隊投入でスト破壊を画策した。9・15宣言はこの弾圧に抗議し、「全労働者は差別・排外主義との闘いの最前線に立たなければならない」「巨大なストライキを組織するため労働者階級の闘うネットワークをつくり出そう」と訴えている。

☆フランス Sud Rail /フランス鉄道連帯 彼らが所属する Network Rail Without Border /国境なき鉄路の構成団体は「日本の同志たちから寄せられたアピールを支持し賛同する」と返答。国境なき鉄路は、欧州・アフリカ・中東・アジア・南北アメリカで活動する86労組・団体で構成されている。

☆イタリア SI Cobas /職場委員会連合 「私たちは11・1集
会への支持を表明すべく、代表者の日本派遣を追求します」。SI コバスは、コロナで多数の死者が出たイタリア北部工業地帯で工場操業停止求めストライキ。職場占拠で組合破壊と闘っている。

☆アメリカ RWU /鉄道労働者連帯 運営委員会で賛同決議。メッセージには米国初の産別労組・鉄道労組の創設者ユージン・デブスの「団結しなければ何事も成すことはできず、団結すれば不可能なことはない」という言葉が添えられている。2016年11月集会に参加したエレック・スレーターさん(RWU 所属のシカゴ都市交通労組ローカル241執行委員)は、5月31日、BLM運動弾圧に抗議し警察部隊のバス輸送を拒否。シカゴ市当局は彼を7月7日に解雇! 動労千葉は解雇撤回へ支援声明を送った。

☆ブラジル CSP ‐ Conlutas /全国闘争連盟 メッセージにはブラジル金属労組のヘルベルト・クラロス委員長以下、傘下の79労組・団体が名を連ね、11・1集会への連帯と1047名の解雇撤回を共に闘い取ることを表明している。動労千葉は2010年6月にブラジルを訪問、コンルータス大会に参加した。



●全国労働者集会
11月1日(日)正午開会
東京・日比谷野外音楽堂

●10・31労働者国際連帯集会
千葉商工会議所第2ホール


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実行委員会第6号

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2020年10月9日金曜日

日刊動労千葉 第8853号

JR東日本ー「休業命令」で団交
「休業命令は整理解雇の前段で実施」


 この間、動労総連合は、「休業命令」の就業規則への追加に関してJR東日本との団体交渉を行い、休業命令を追加した理由及び休業を行う場合の判断基準、対象職種や対象者の選定基準、賃金の取り扱い等について追及を行った。団体交渉の概要は、以下のとおり。

休業は、発令ではなく、毎月の勤務指定時に指定」

【「休業」の項目を追加する理由について】

組合 就業規則に「休業」の項目を追加する理由を明らかにすること。
会社 今回、あらためて1日単位で休業できる項目を追加することとした。待命休職もあるが、この場合は一定の期間を休職することになり、発令と発令解除が伴うことになりなじまないと判断した。
組合 休業は、発令行為ではないということか。
会社 会社が、勤務指定時に、休業を指定するという形になる。例を挙げれば、「〇月〇〇日、『休業』」という勤務を指定することになる。
組合 毎月、25日の勤務指定時に「休業」を指定するということでいいのか。
会社 基本的にはそうなる。しかし、当該の月に入り、急遽、「休業」を指定する場合もあると想定している。
組合 勤務認証はどうなるのか。また、他の勤務との違いは何か。
会社 勤務認証は、「休業」となる。勤務上の違いとして、これまでの休業は100分の60の賃金であったが、今回の休業は「100分の60以上」となっている。
組合 休業を実施する場合、どのような手順になるのか。
会社 いきなり休業を実施するということは考えていない。事前に休業する理由や賃金額等について説明を行う考えである。
組合 文書回答の「社員が安心して働ける環境を整える」とはどのような意味か。
会社 1年前には今の状況を予測することはできなかった。また、将来についても予測はできない。現状では、新型コロナで大規模な休業にはなっていない。しかし今後どうなるかは不透明でありわからない。その他にも将来がどうなるのかはわからない。それに備えるのが今回の目的である。
「社員の安心」とは、これまでは100分の60の賃金だったが、これからは「100分の60以上」の賃金を支払うということも含めて安心して働いてもらうことを考えている。
組合 社長声明の中でうたわれている「コスト削減」と今回の「休業」との関係はどうなっているのか。
会社 関係ないとはいわないが、会社とすれば今後も持続的に成長することが大事だ。今後、どこに投資するのか、どこに向かうのかを検討しなければならないと考えている。いずれにしても社員のことを考えて提案している。

休業を行う場合の判断基準を示すことはできない?

【「業務量の減少その他経営上の判断」の具体的判断基準について】
組合 「休業」は、「業務量の減少その他経営上の都合」となっているが、具体的基準は。
会社 明確に示すことは難しいと考えている。新型コロナもそうだが予測できなかった。たとえば経営が厳しくなって大規模な運休、業務縮小をせざるを得なくなった場合は可能性がある。
組合 「業務量の減少」とか「経営上の都合」という場合、何にでも使えるということになる。
会社 前項でも回答したが、事前に理由や期間、賃金等についてキチンと周知して進めていきたい。
組合 自宅待機と休業は同時に進めていくという考え方があるのか。
会社 業務量を維持するための要員を確保することは重要であり、感染防止のために自宅待機してもらう場合もあり、休業と平行して扱うこともあると考えている。
組合 新型コロナの場合、休業する場合は雇用調整助成金の給付を受けることも想定されるが、今回の場合はどう対応するのか。
会社 休業に紐づけて雇用調整助成金を考えている訳ではない。
組合 「業務の減少」という場合、どのようなことを想定しているのか。
会社 例をあげれば乗客の減少による大規模な運休であったり、駅での窓口閉鎖などあげたらキリがない。
組合 その他経営上の都合とは何をさすのか。
会社 これという形で明示に回答することは難しいと考えている。今回の場合「業務量の減少」と「経営上の判断」が別ではなく、ひとつのことと考えてもらいたい。
組合 休業を実施する場合、対象となる職種、人選の基準はどうなっているのか。
会社 将来的にどうなるか分からないということもあり、どの職種が対象になるのかも分からないと考えている。全職種での休業というだけを考えている訳ではない。場合によっては限定的な職種であったり、あるいは首都圏だけという場合もある。その時々の判断による。
組合 就業規則42条では、「業務量の減少その他経営上やむを得ない事由により解雇を必要と認めた場合は解雇する」となっているが、これとの関係はどうなるのか。
会社 今回の休業は、整理解雇の前段で行うと考えている。

休業時の賃金額は、そのときの状況により判断?


【「休業」の賃金を「100分の60以上」とした理由及び具体的額の判断基準について】
組合 休業を指定した場合の賃金を100分の60以上とした理由及び、支払額を決定する場合の基準はどうなっているのか。
会社 業務量の減少等により休業を行うことから、経営上の判断として100分の60以上とした。
組合 「100分の60以上」という場合、100~60までの幅があるが、何を基準にして具体的額を決めるのか。
会社 80、70、60あるいは減額しない場合もあるかもしれないが、判断はその時の状況により総合的に判断する。今回、「100分の60」の限定的だったものを「60以上」とした。
組合 乗務員に休業を命じた場合、適性は維持するのか。
会社 乗務員の適性は維持する。
組合 災害等への対応はどうするのか。
会社 休業の場合は、基本は呼び出さない。

期末手当の期間率ー適用する場合としない場合がある?

【期末手当の期間率の適用の考え方について】
組合 休業を命じた場合、期末手当の期間率への適用はどのように取り扱うのか。
会社 今回、会社が命じた場合、全てではないが、期末手当の期間率に影響が無いように取り扱うこともある。
組合 今の回答は、期間率を適用する場合としない場合があるということか。
会社 そういうことになる。
組合 その場合の判断基準は。
会社 先ほどの賃金と同じで、今ここで具体的に回答することはできない。
組合 年休の出勤率の関係はどうなるのか。
会社 休業は、出勤率の出勤としてカウントすることになる。
組合 組合としては、休業は必要ないし、行うべきではないと考えている。仮に行う場合は、事前に組合に説明を行うこと。
会社 組合の要求は理解した。

(了)
 
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2020年10月8日木曜日

日刊動労千葉 第8852号

いつでもストライキに決起 できる体制を!

第50回定期大会報告②


 動労千葉は9月26日、DC会館において第50回定期大会を開催し、コロナ惨事に便乗した国鉄分割・民営化型の大攻撃と対決して組織拡大の実現をめざす闘いの方針を決定しました。
本号では、日刊動労千葉第8850号(9月28日発行)につづいて、各支部・各代議員から出された意見について報告します。

組織拡大の実現へ!

▽外注化が強行されて9年、CTSは自ら教育して社員を育てることもできない。JRの新採と一緒に白河で研修をしている。外注化は完全に破たんしている。このかんプロパー社員19名が辞めている。なんで辞めるのか? 会社の上は全部JRからの天下りや出向で、どんなに頑張ってもあがれない。CTSではやりがいがないからだ。だからこそ、外注化をとめるために組織拡大を実現しなければならない。

ワンマン運転絶対反対!

▽ワンマン運転で一人乗務で本当に安全が守れるのか。中途半端に反対するんじゃなくて、本当に阻止するような闘いにもっていってもらいたい。

▽ワンマンの問題はこれからの職場の焦点だ。猪や鹿との衝撃が増えている。手負になると向かってくるし、あぶない。ワンマンでは対応できない。また野生の猪は、豚熱・豚コレラにかなり感染している。接触したら人間にうつる危険性がある。いろんな観点からワンマンに反対していかなければならない。

安全を守るために

▽安房天津での脱線車両の回送中、車内で振動・音・臭いなどを確認していたというが、それがわっかた時点でオシマイだ。小動物との衝突も一気に増えている。スカート亀裂が5センチにもなると、ちぎれる感じだ。会社は「安全に支障はない」というが、車両のことがまったく分かっていない。
131系にはATS―SNが付いていない。会社に何で付けなかったのかと問うと、「すべてP化されている、車両センター内は付けないのが基本」と言う。あきれるばかりだ。構内が一番危ないし事故が多い。これからも団交でガンガン追求していこう。

コロナをめぐる闘い

▽CTSで消毒の作業が増えているのに人は増えていない。ホームのゴミ箱が撤去された。ゴミはどこへいっちゃうのか、そんなことでいいのかと思います。
現場は多くの人と接している。みんな感染の不安を感じながら仕事をしている。安心して働けるようにPCR検査を定期的に受けさせるべきだ。

▽この間、消毒やマスクの配布など本部と一緒になってCTS本社を追及してきた。消毒剤がエコプラスに変更になり、消毒作業が増えるが、今の出面の中でやるということなので、どっかに影響が出る。
人の動きが多くなり車内での「嘔吐」が増えている。一日に5回も6回も対応する。運転士の頃はここまでひどいとは思わなかった。「嘔吐手当」が必要だ。
終電の繰り上げで2時半におわる作業が1時半になれば、時給の人にとっては賃金が減る。今の勤務でぎりぎり生活しているのに、やめる人がけっこう出るのでは。

仕事やれるのか不安


▽千葉機関区では長い間、新採が配置されず、今年度末には6割がシニア社員になる。クーラーがない機関車、重いカバンや手歯止め、なにより基本給の地域間格差、シニアとしてこれからキツイ仕事をやれるのか不安がある。千葉機関区の将来展望や高齢者対策など、がんばってやっていきたい。

11・1全国労働者集会に総決起し、年末手当をめぐる闘い、3月ダイ改、21春闘へ、各支部大会を成功させ、いつでもストライキに決起できる闘争体制を確立しよう!

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外注化阻止ニュース 第499号


コロナ禍鉄道赤字
 欧州は政府が鉄道支援
赤字口実に労働者へ矛盾おしつけるな

赤字でも株主に320億円の配当

 深澤社長は21年3月期は1株100円の配当予定だと発表しました。20年3月期比で単純計算すると配当金は約326億円に相当します。
 一方、労働者には年末手当の削減など、「赤字」を口実に様々な形で矛盾を押し付けようとしています。鉄道は公共交通機関であり、社会的インフラです。株主利益や金儲けのためにあるのではありません。以下、欧州における鉄道赤字 の対応について紹介します。


【フランス】地方線の再建含む財政支援

◉政府は9月3日、約5775億円の財政支援を用意する意向を示した。
◉地方ローカル線の再建、貨物輸送強化の支援、立体交差化による踏切の除去、夜行列車運行再開へ向けた準備金なども含まれる。
◉鉄道インフラ救済と環境対策のための支援。

【ドイツ】環境対策含む1兆円超の支援検討

◉政府が24年までの間に約1兆3500億~1兆6500億円の支援を検討。
◉鉄道インフラ救済と環境対策のための支援。

【オランダ】経済支援を強く要求・外国鉄道運営の子会社は各政府の支援・救済策で黒字

◉20年上期の損失額が227億円に到達。
◉ロックダウン期間中の利用客数は通常の10%程度まで減少。解除後も40%前後で推移。
◉政府に経済支援を急ぐよう強く求めている。
◉ドイツ・イギリスで鉄道を運営する子会社は、 各政府からの支援や救済策で黒字。

【デンマーク】政府が11億円超の緊急支援

◉20年上期に約100億円の損失と報告。年末までに赤字は165億円に到達する予想。
◉ロックダウンによって前年同月比80%減収。
◉政府は緊急で約11億2200万円の財政支援を行うことを決定。
◉将来的な金融枠組み交渉を政府と行う方針。

【ベルギー】政府に早期の資金調達を促す

◉ロックダウン期間中は通常時の9・7%まで 利用客数が減少。解除後の乗客は通常の半分。
◉前年同月の約54億4300万円の黒字から、約187億円の赤字へ悪化。赤字額は年末ま でに368億円に達する恐れ。
◉政府に対して早期の資金調達を促している。

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2020年10月7日水曜日

闘いなくして安全なし No.279


コロナ禍鉄道赤字
 欧州は政府が鉄道支援
赤字口実に労働者へ矛盾おしつけるな

深澤社長 320億円相当の配当を発表

 深澤社長は21年3月期は1株100円の配当予定だと発表しました。20年3月期比で単純計算すると配当金は約326億円に相当します。
 一方、労働者には年末手当の削減など、「赤字」を口実に様々な形で矛盾を押し付けようとしています。
 鉄道は公共交通機関であり、社会的インフラです。株主利益や金儲けのためにあるのではありません。
 欧州における鉄道赤字の対応について紹介します。

【フランス】地方ローカル線の再建含む財政支援

・政府は9月3日、約5775億円の財政支援を用意する意向を示した。
・地方ローカル線の再建、貨物輸送強化のサポート、立体交差化による踏切の除去、夜行列車運行再開へ向けた準備金なども含まれる。
・鉄道インフラ救済と環境対策のための支援。

【ドイツ】環境対策含む1兆円超の支援検討

・政府が24年までの間に約1兆3500億~1兆6500億円の支援を検討。
・鉄道インフラ救済と環境対策のための支援。

【オランダ】経済支援を強く要求・外国鉄道運営の子会社は各政府の支援・救済策で黒字

・2020年上期の損失額が227億円に到達。
・ロックダウン期間中の利用客数は通常の10%程度まで減少。解除後も40%前後で推移。
・政府に経済支援を急ぐよう強く求めている。
・ドイツ・イギリスで鉄道を運営する子会社は、各政府からの支援や救済策で黒字。

【デンマーク】政府が11億円超の緊急支援を決定

・2020年上期に約100億円の損失と報告。年末までに赤字は165億円に到達する予想。
・ロックダウンによって前年同月比80%の減収。
・政府は緊急で約11億2200万円の財政支援を行うことを決定。
・将来的な金融枠組みの交渉を政府と行う方針。

【ベルギー】政府に早期の資金調達を促す

・ロックダウン期間中は通常時の9・7%まで利用客数が減少。解除後の乗客は通常の約半分。
・前年同月の約54億4300万円の黒字から、約187億円の赤字へ悪化。赤字額は年末までに368億円に達する恐れ。
・政府に対して早期の資金調達を促している。

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2020年10月4日日曜日

2020年10月3日土曜日

日刊動労千葉 第8851号

 千葉県労委審理拒否行政訴訟 第1回控訴審
東京高裁の結審強行弾劾!

国家的不当労働行為を隠ぺいするな!
真実は暴かれた!1047名解雇撤回まで闘いぬこう


9月29日、千葉県労委審理拒否事件の控訴審第1回が東京高裁で行われた。動労千葉争議団、1047協議会の仲間を先頭にして、組合員、支援の仲間とともに裁判闘争を闘った。

だが、裁判長は第1回裁判で即座に結審を強行した。真実から逃げる東京高裁を徹底弾劾する! 解雇撤回・JR復帰まで闘い抜いこう!

弁護団・中村書記次長が意見陳述

裁判では冒頭に、弁護団の葉山弁護士と動労千葉・中村書記次長が意見陳述を行った。

葉山弁護士は、審理を拒否した千葉県労委の村上公益委員の忌避を裁判で争っている間に命令を出したことについて、「公正な手続きを行わず、違法きわまる審理を強行することは重大な権利侵害」であることを明らかにした。

中村書記次長は、不採用基準そのものが不当労働行為と確定させた上に、この国家的不当労働行為がJR設立委員会の正式な決定のもとに行われていることを明らかにした。「JRに責任なし」とした最高裁判決の前提をも覆す真実が暴かれたのであり、事実調べもなく命令を出すことなど本来できるはずがない。その上で、「JRは解雇を撤回し、原職復帰させるのが当たり前だ」「労働委員会が自らの使命を放棄している。労働者の団結権を守る上で重大な問題であり、決して認められない」とこの裁判闘争の意義と重要性を裁判所に突きつけた。

だが、裁判長は提出書類を確認すると、すぐに結審を強行し、判決日を11月12日に指定してきた。法廷では弾劾する怒りの声が上がった。

決意も新たに解雇撤回・JR復帰へ

総括集会で弁護団は国家的不当労働行為を隠ぺいする裁判所を弾劾し、「裁判所は解雇撤回・団交開催の行政訴訟でやれと言っている。審理拒否の問題を含めて徹底的にやる」と訴えた。

1047名解雇当該からの発言の後、動労千葉を支援する会の仲間から、東京地裁に対する新たな解雇撤回・JR復帰署名の取り組みを強化する決意が語られた。

最後に、関委員長が暴いた真実を社会的に明らかにして解雇撤回・JR復帰へ闘う決意と、開始された国鉄分割・民営化型の大合理化攻撃と対決し、11・1労働者集会の大結集をかちとる闘い訴えた。真実を隠ぺいする裁判所、労働委員会を許さず、断固として1047名解雇撤回まで闘い抜こう。

〈1047名解雇当該の訴え〉

◆中村書記次長

私たちがここまで闘えてこれたのは、支援の皆さんの支えがあるからです。そして、組合員はJR内で差別を受けても闘ってきました。そういう力が闘いを続けさせてくれました。支えてくれる力があって闘ってこれた。だから、解雇撤回を絶対にかちとりたい。

◆高石特別執行委員

裁判長を見て思ったのは、逃げたがっている。向こうが困っているのだから、こちらが攻勢に立って、これからも闘っていきたい。

◆小玉・動労総連合1047協議会代表

逃げ回っているというのにリアリティを感じる。1回1回の裁判を全力で闘っていきたい。国鉄総裁が「本州は全員採用」と記者会見をしたのに解雇になった。その隠された過程を明らかにしてきた。何としても勝ち抜きたい。



◆千葉県労委審理拒否事件 控訴審 判決
11月12日13時30分~ 東京高裁101号法廷

◆1047名解雇撤回・団交開催 行政訴訟
11月11日10時~ 東京地裁527号法廷


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実行委員会ニュース4号

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2020年10月2日金曜日

日刊動労千葉 第8850号

 JR大合理化攻撃許すな!
改憲・戦争阻止―「労組なき社会」を許すな!

第50回定期大会開催(9/26)

組織拡大実現し、闘う労働組合を甦らせよう!

動労千葉第50回定期大会が9月26日、DC会館において開催された。大竹副委員長の開会あいさつで始まり、渡辺(剛)執行委員の司会で進められた。まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。
議長団には、津田沼支部の相馬代議員、千葉機関区支部の梶ヶ谷代議員を選出し、議事が進められた。

スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた(別掲)。
来賓あいさつでは、葉山岳夫動労千葉弁護団長が「中労委は、JR不採用の不当労働行為の救済を申し立てた事件を調査も行わず却下・棄却した。この大反動に絶対に負けるわけにはいかない。11月11日東京地裁で闘いの火ぶたは切られる。これに先立ち千労委審理拒否事件の地裁不当判決の控訴審が29日行われる。弁護団は断固として闘う。JR東は大赤字の決算を出した。資本が力を失ったときは労働者にとってチャンスの時。11月集会で反撃を」と訴えた。

また、三里塚反対同盟から伊藤信晴さんが、「動労千葉と車の両輪としてやってきた54年。こうして大会を開けていることが大きいと思う。利潤追求がコロナ情勢を生み出した。 空港もB滑走路が閉鎖された。コロナ情勢の中で人の命や存在が真剣に考えられ始めている。市東さんは「カネより命」と闘っている。不退転に闘っていこう」と翌日の9・27現地集会への結集を力強く訴えた。動労水戸木村委員長は、「組合員一人一人との信頼関係を築くなかで団結を固めていきたい。青年部時代に経験した動労千葉の信頼関係を水戸でもつくりだしていきたい」とあいさつ。さらに動労千葉を支援する会山本事務局長、永田OB会長、家族会から挨拶を受けた。

その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、事業部報告、法廷闘争報告、組織・財政・規約検討委経過報告、会計報告、会計監査報告が行われた。

議事に移り、大会延期承認、決算承認、労働協約・協定締結承認のあと、昼食休憩をはさみ20年度運動方針案が執行部より提起された。質疑・応答、総括答弁ののち、スローガン案、方針案、予算案が採択された。スト権投票は100%で批准された。委員・各種員の選出、大会宣言の発表の後、議長解任挨拶、繁沢副委員長の閉会挨拶、渡辺執行委員の音頭で組合歌合唱、関委員長の団結ガンバローで第50回定期大会を終了した。

〝JR大激動〟情勢の中で組織拡大を!

関委員長あいさつ(要旨)

 本定期大会の最大の課題は、何よりも「コロナ」に便乗して開始された大合理化攻撃と対決する万全の闘争体制を確立することです。JR東日本は「1500億円のコストカット」を宣言し、「整理解雇」を振りかざして攻撃を仕掛けてきています。始まろうとしているのは、国鉄分割・民営化型の大攻撃です。

休業命令に関する就業規則改悪で、会社は「整理解雇」をふりかざして脅せば、どんな攻撃もできると考えて突き進もうとしています。東労組はこの攻撃を前に、「解雇さえしなければ何でも呑む」と、まさに国鉄分割・民営化のときと全く同じようにひざまずいています。
この大合理化攻撃との闘いを組織拡大の一点に集約して全組合員の総決起をお願いします。

動労千葉が組織拡大を実現した主な時期は、首をかけて立ち上がった国鉄分割・民営化反対闘争、清算事業団解雇をめぐる90年3月の前倒しスト、外注化阻止闘争などの闘争渦中でした。すべてを一変させるような攻撃の中で、必ず組織拡大のチャンスが生まれます。CTSでの職場代表選挙は、そうした情勢が始まろうとしていることを示しました。

コロナ禍をきっかけに社会全体も変わろうとしています。安倍もついに倒れました。今こそ階級的労働運動を復権させるときです。菅政権も「改憲に挑戦する」と宣言しています。改憲と戦争は、絶対に許すわけにはいきません。11・1全国労働者総決起集会・改憲阻止!1万人大行進の成功をかちとりましょう。本大会の成功に向けて、活発な討論をお願いいたします。

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実行委員会ニュース3号

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2020年10月1日木曜日

外注化阻止ニュース 第498号

内・外房線で動物との衝突が急増
ワンマン運転拡大中止と早急な対策を

20年度はすでに昨年度件数こえる

 この間、内房・外房線を中心に動物との衝突事故が急増しています。7月31日の動労千葉との団体交渉で千葉支社は、支社管内全体で18年度は68件、19年度は95件と回答しました。
 特に内房線、外房線での件数が多くなっています。昨年度では内房線の上総湊~竹岡間で18件、竹岡~浜金谷間で
20件、外房線の浪花~鵜原間で14件、興津~安房天津間で4件発生していると回答しています。
 会社は、「鉄分を与える」「オオカミの尿を設置する」などの対策を行っていると回答しましたが現実には件数が増えています。
 今年度も、すでに昨年度を超える件数の衝突が起こっています。動労千葉は柵やネットの設置、沿線の除草の徹底などを要求しました。
 動物が生きていた場合、車外の対 応は危険です。イノシシの豚熱感染の拡大も報じられています。衝突後の対応は感染症の危険性もあります。

衝突時の対応に車掌は必要

 動物との衝突で車両が故障した場合、車両の確認や処置も必要になります。駅間での停車・確認が必要になれば、抑止手配も必要です。ワンマン化されれば指令への連絡ややり取り、乗客への案内も含めて、すべて一人で行わなければなりません。
 駅間停車の場合も、車掌がいれば、乗客に状況を案内し、車外へ出ないよう呼びかけを適宜行うことができます。運転士一人で、車両の確認と乗客への案内を同時に行うことはできません。万が一、乗客が線路上に降りてしまったらどうするのでしょうか? 安全確保のためにも車掌は絶対に必要です。

ワンマン運転拡大は中止すべき

 動物との衝突多発で、運転士はただでさえ神経を使って運転せざるを得ません。そんな中でワンマン化となれば、運転士への負担はさらに大きくなります。会社の儲けのために安全を犠牲にして車掌を削減し、運転士への負担を強いるなど許されません。ワンマン運転拡大はただちに中止するべきです。

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