休業指示就業規則
赤字を口実にした雇用破壊
「コロナ便乗」の雇用破壊と闘おう!
動労千葉は休業指定の就業規則改悪について団体交渉を行いました。会社の主張は、
•会社が意図的に業務量を減少させれば、バイトのシフトを組むように一日単位で労働者を「休業」にできる
•いつ、誰を休業させるかも、賃金額も「会社の判断」で自由に行える
•休業が一時金の期間率に影響するかどうかも明確にしない
――というもので、こんな重大な雇用の破壊を「コロナだから休業は仕方ない」「黒字化と会社存続のため」という雰囲気に便乗して強行しようとしているのです。
利益優先の矛盾おしつけるな
そもそもコロナ赤字を口実に、労働者に矛盾を押し付けるなど絶対に許せません。
鉄道は公共交通機関です。鉄道を使っての金儲けが至上命題ではありません。欧州では鉄道インフラを守るために政府支援を要求しています。ところがJR東日本は雇用調整助成金も拒否し、深澤社長が自ら「鉄道ありきで考えるな」とまで言うに至っています。
「株主利益」を優先して、労働者の権利と雇用を破壊し、地域の列車を切り捨てることは根本的に間違っています。
職場に闘う労働組合を
休業規定を作っても、それで物事が決まるわけではありません。職場が怒りに燃え、声を上げれば会社も思うままにはできません。
「整理解雇」を掲げているのも、脅して職場を黙らせるのが狙いです。現場からの怒りの声と闘いこそ、会社の攻撃を打ち破る最大の力です。職場に必要なのは闘う労働組合です。
〈動労千葉団体交渉での主な回答〉
◎毎月25日の勤務指定時に1日単位で「休業」を指定する。当該月に入り急遽、指定する場合もある。
◎事前に休業理由や賃金額等について説明を行う。
◎対象職種、人選の基準はその時々の判断による。
◎賃金額は「100分の60以上」。具体的金額はその時の状況により総合的に判断する。
◎年末手当の期間率に影響する場合としない場合がある。判 断基準を具体的には回答できない。
◎今回の休業は整理解雇の前段で行う。
◎雇用調整助成金を考えたものではない。
ニュースへのリンク