JR大合理化攻撃許すな!
改憲・戦争阻止―「労組なき社会」を許すな!
第50回定期大会開催(9/26)
組織拡大実現し、闘う労働組合を甦らせよう!
動労千葉第50回定期大会が9月26日、DC会館において開催された。大竹副委員長の開会あいさつで始まり、渡辺(剛)執行委員の司会で進められた。まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。
議長団には、津田沼支部の相馬代議員、千葉機関区支部の梶ヶ谷代議員を選出し、議事が進められた。
スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた(別掲)。
来賓あいさつでは、葉山岳夫動労千葉弁護団長が「中労委は、JR不採用の不当労働行為の救済を申し立てた事件を調査も行わず却下・棄却した。この大反動に絶対に負けるわけにはいかない。11月11日東京地裁で闘いの火ぶたは切られる。これに先立ち千労委審理拒否事件の地裁不当判決の控訴審が29日行われる。弁護団は断固として闘う。JR東は大赤字の決算を出した。資本が力を失ったときは労働者にとってチャンスの時。11月集会で反撃を」と訴えた。
また、三里塚反対同盟から伊藤信晴さんが、「動労千葉と車の両輪としてやってきた54年。こうして大会を開けていることが大きいと思う。利潤追求がコロナ情勢を生み出した。 空港もB滑走路が閉鎖された。コロナ情勢の中で人の命や存在が真剣に考えられ始めている。市東さんは「カネより命」と闘っている。不退転に闘っていこう」と翌日の9・27現地集会への結集を力強く訴えた。動労水戸木村委員長は、「組合員一人一人との信頼関係を築くなかで団結を固めていきたい。青年部時代に経験した動労千葉の信頼関係を水戸でもつくりだしていきたい」とあいさつ。さらに動労千葉を支援する会山本事務局長、永田OB会長、家族会から挨拶を受けた。
その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、事業部報告、法廷闘争報告、組織・財政・規約検討委経過報告、会計報告、会計監査報告が行われた。
議事に移り、大会延期承認、決算承認、労働協約・協定締結承認のあと、昼食休憩をはさみ20年度運動方針案が執行部より提起された。質疑・応答、総括答弁ののち、スローガン案、方針案、予算案が採択された。スト権投票は100%で批准された。委員・各種員の選出、大会宣言の発表の後、議長解任挨拶、繁沢副委員長の閉会挨拶、渡辺執行委員の音頭で組合歌合唱、関委員長の団結ガンバローで第50回定期大会を終了した。
〝JR大激動〟情勢の中で組織拡大を!
関委員長あいさつ(要旨)
本定期大会の最大の課題は、何よりも「コロナ」に便乗して開始された大合理化攻撃と対決する万全の闘争体制を確立することです。JR東日本は「1500億円のコストカット」を宣言し、「整理解雇」を振りかざして攻撃を仕掛けてきています。始まろうとしているのは、国鉄分割・民営化型の大攻撃です。
休業命令に関する就業規則改悪で、会社は「整理解雇」をふりかざして脅せば、どんな攻撃もできると考えて突き進もうとしています。東労組はこの攻撃を前に、「解雇さえしなければ何でも呑む」と、まさに国鉄分割・民営化のときと全く同じようにひざまずいています。
この大合理化攻撃との闘いを組織拡大の一点に集約して全組合員の総決起をお願いします。
動労千葉が組織拡大を実現した主な時期は、首をかけて立ち上がった国鉄分割・民営化反対闘争、清算事業団解雇をめぐる90年3月の前倒しスト、外注化阻止闘争などの闘争渦中でした。すべてを一変させるような攻撃の中で、必ず組織拡大のチャンスが生まれます。CTSでの職場代表選挙は、そうした情勢が始まろうとしていることを示しました。
コロナ禍をきっかけに社会全体も変わろうとしています。安倍もついに倒れました。今こそ階級的労働運動を復権させるときです。菅政権も「改憲に挑戦する」と宣言しています。改憲と戦争は、絶対に許すわけにはいきません。11・1全国労働者総決起集会・改憲阻止!1万人大行進の成功をかちとりましょう。本大会の成功に向けて、活発な討論をお願いいたします。
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