2020年10月14日水曜日

闘いなくして安全なし No.280

休業指示 就業規則
「赤字」口実にした雇用破壊に反対!

 動労千葉は休業指定の就業規則改悪について、団体交渉を行いました。

「コロナ便乗」の雇用破壊反対!

 〝会社が意図的に業務量を減少させれば、バイトのシフトを組むように、一日単位で労働者を「休業」に追い込める〟〝いつ、誰を休業させるかも、賃金額も「会社の判断」で自由に行える〟〝休業が一時金の期間率に影 響するかどうかも明確にしない〟―「究極の雇用柔軟化」というべき重大な問題です。
 それが「コロナだから休業は仕方ない」という雰囲気の便乗して進められています。しかし、「コロナ赤字」対策とは完全に別物です。
 「黒字化と会社存続のため」という見せかけで雇用の抜本的な破壊を狙う攻撃です。

「利益優先」の矛盾おしつけるな

 そもそもコロナ赤字を口実に、労働者に矛盾を押し付けるなど絶対に許せません。
 鉄道は公共交通機関です。その使命は鉄道を使って金儲けをすることではありません。欧州では鉄道インフラを守るために政府支援を要求しています。他方、JR東日本は雇用調整助成金も拒否し、深澤社長自ら「鉄道あ りきで考えるな」とまで言うに至っています。
 「株主利益」を優先して、労働者の権利と雇用を破壊し、地域の列車を切り捨てるなど根本的に間違っています。

職場に闘う労働組合を


 休業規定を作っても、それで物事が決まるわけではありません。 職場が怒りに燃え、声が上がれば会社も思うままにはできません。
 「整理解雇」を掲げているのも、その脅しで職場を黙らせる狙いです。現場からの怒りの声と闘いこそ、会社の攻撃を打ち破る最大の力だからです。職場に必要なのは闘う労働組合です。

〈動労千葉団体交渉での主な回答〉

○毎月25日の勤務指定時に1日単位で「休業」を指定する。当該月に入り急遽、指定する場合もある。
○事前に休業理由や賃金額等について説明を行う。
○対象職種、人選の基準はその時々の判断による。
○賃金額は「100分の60以上」。具体的金額はその時の状況により総合的に判断する。
○年末手当の期間率に影響する場合としない場合がある。判断基準を具体的には回答できない。
○今回の休業は整理解雇の前段で行う。
○雇用調整助成金を考えたものではない。

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