2021年1月14日木曜日

日刊動労千葉 第8892号

闘 春 2021.1.1

 

時代が動く

新型コロナ禍は新自由主義の闇を誰の目にも明らかにしました。資本主義がいかに脆弱か、新自由主義が「公的医療」をはじめ社会そのものを崩壊させ、どれほどの格差を生み出してきたのかを。
全世界で炎のような労働者階級の総反乱が始まっています。時代が動き出しています。コロナ禍の困難を突いてかちとられた11月労働者集会の画期的な成功、呼びかけ三労組(動労千葉、関西生コン支部、港合同)は、労働運動の変革に向けて時代の先頭に立つことを表明しました。

 組織拡大こそ

2021年、決意あらたに新型コロナに便乗した分割・民営化型の大攻撃、菅政権の改憲・戦争・行革攻撃と対決しよう。医療労働者の決起への連帯の拡大に見られるように、労働者が団結する条件は広汎に生まれています。問われているのは、積みあがる怒りの声を団結した闘いに組織することです。
JR東日本における、1500億円のコストカット、休業命令に関する就業規則改悪、なにより年末手当の回答は過去最悪の減額でした。こうした攻撃は、CTSをはじめとしたグループ会社の労働者に直結します。貨物における闘いも、改悪人事賃金制度下で新たな局面に入っています。
コロナ禍で、日々の列車運行を支える現場労働者の怒りを、組織拡大で力のある闘いに組織しよう。

 闘いの課題

1.コロナ感染症に便乗した国鉄分割・民営化型の大攻撃に立ち向かう万全の闘争体制を確立しよう! ワンマン運転拡大阻止! 外注化粉砕! 反合・運転保安闘争の発展をかけて3月ダイ改闘争に総決起を開始しよう!

2.動労千葉の原点、1047名解雇撤回―JR復帰、国鉄闘争全国運動の発展をかちとろう!

3.「生きさせろ!」の怒りの声を結集し、労働運動とストライキの復権をかけて21春闘に起ち上ろう!

4.改憲と戦争、働き方改革・行革攻撃―社会丸ごと民営化攻撃粉砕、反動菅政権打倒に向けて全力で闘いに起ち上ろう!

5.JR―グループ会社を貫いて組織拡大を実現しよう! 時代が変わろうとしている。今ならできる。全組合員の力を組織拡大の一点に集中しよう!
職場闘争無くして組織拡大なし。反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし。外注化―転籍攻撃、ジョブローテーション―運転士・車掌廃止攻撃を阻止する最大の力は組織拡大です。

2021年、われわれは、労働運動変革のために全力で起ちあがる。大失業が社会をのみ込もうとしている。社会にこれほど深刻な対立と衝突があるというのに、それが労働者の闘いとならずに封じ込められている現実を打破しなければならない。「労組なき社会」など絶対に許さない。三労組共闘の力で‘闘う労働組合の全国ネットワーク’を必ずつくりあげる。2021年を労働運動復権の年にしよう。

2021年
動労千葉団結旗開き
●1月9日(土)13時
●千葉市・DC会館