2021年1月26日火曜日

闘いなくして安全なし No.293


ジョブ ローテーション
・ワンマン拡大
ただちに中止すべき

 JR東は3月ダイ改・ワンマン拡大とジョブローテーションによる異動を強行しています。千葉支社内でも2月からの異動では、乗務員から駅への異動が多く発生しています。
 コロナ禍で緊急事態宣言を理由に終電繰り上げまで行う中、ジョブローテーションやワンマン運転拡大を行うべきではありません。

「乗務員不足」なのに異動強行?


 JR東はワンマン運転拡大について、地域には「乗務員の確保が難しいから」と説明しています。また、管理者等による乗務についても、マスコミには「コロナに乗務員が感染した場合の要員確保」として打ち出し、報じられています。
 しかし、それならジョブローテー ションによる異動はただちに中止すべきです。他の運輸区への異動は、全体の乗務員数が変わらなくても訓練が必要になり、事実上の要員減になります。駅に異動させてしまえば、そもそもの乗務員数が減ってしまいます。
 管理者等の乗務で「コロナ感染に備えて予備要員を確保」ということとも、ワンマン運転について「乗務員の確保が難しいから」と説明していることとも矛盾します。

「コロナ」口実に合理化強行するな


 深澤社長は年頭のインタビューで「固定費が高い鉄道事業を黒字にするためには、コストの柔軟化が必須」「柔軟な働き方を」と語っています。結局、会社はコロナを口実にして雇用を破壊しようとしているだけです。
 実際、会社は春の緊急事態宣言時も、他の異動や研修を中止する中で、ジョブローテーションについては「人材育成上必要な異動」として強行し続けました。感染対策よりも職場の団結を破壊し、乗務員をたらい回しにすることの方が優先だというのです。
 ワンマン運転はただでさえ安全を無視し、乗務中の負担と責任を運転士にすべて押し付け、車掌には大幅要員削減を強いる攻撃です。現在は感染拡大の中、緊張を強いられて乗務せざるを得ない状況があります。そんな状況でも、コスト削減と利益のためだけに合理化を優先して強行するなど絶対に許せません。
 JRは3月ダイ改・ワンマン拡大など、すべての合理化をただちに中止すべきです。

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