2022年3月31日木曜日

日刊動労千葉 第9096号

「現場はクビ」
「管理者だけ隠れて雇用延長」
こんな卑怯なやり方があるか!


CTSは不誠実団交を謝罪し希望者全員を雇用延長しろ!


3/28 65歳雇用延長問題CTS団体交渉(申9号再開、申19号)

3月28日、65歳以降の雇用延長拒否をめぐるCTSとの団体交渉を行った。前回交渉は会社の虚偽回答が明らかになり中断していた。会社が回答を引き伸ばすことに対する緊急申し入れを含めて交渉を再開した。

すべて撤回して雇用延長しろ!

会社は雇用延長が発覚したCTS南船橋事業所の高梨所長について、「1月から管理嘱託社員として採用した」「4月以降も雇用継続される」「高年齢者求人求職情報提供サービスには出していない」と回答した。

CTSは以前の団交回答がウソだったことについて「交渉担当の認識不足」とごまかそうとした。だが、これは「認識不足」の問題ではない。65歳以降の雇用延長の制度をめぐる問題だ。

CTSは昨年4月の団交から一貫して「エルダー社員はJRの社員だ」「JR側で新たな制度ができたから、サービスを通さないでエルダーの雇用延長は行えない」「管理者でもエルダー社員はサービスを通す以外に雇用はできない」と何度も回答し続けてきた。「制度」を盾にして「サービスに登録できる経営状況ではない」と言い続けることで雇用延長を拒否してきたのだ。

だが、管理者だけは「制度」とまったく違うことをやって雇用延長させていた。「制度だから」と現場労働者のクビを切っておいて、それがすべてウソだったのだ。

これは労働者の生活がかかった重大問題だ。会社として団交でウソの回答をしておきながら〝やっぱり違ってました〟など許されるはずがない! 社長本人が謝罪して撤回し、雇用延長するのが当然だ。口先だけでごまかそうなど絶対に許せない!

「管理者は別」? ふざけるな!

CTSは「管理職エルダーはサービスにのせるにはふさわしくない」「一般の社員と違って資格がある」と回答した。どこまで現場を見下せば気が済むのか! そもそも管理者はポストづくりがいるほど余っている。人が足らないのは現場だ。

それなのに現場労働者の雇用延長は一切拒否して、管理者だけは裏口からこっそり雇用延長? それを暴かれたら「管理者だけは別でした」? こんなふざけたやり方があるのか!

会社の回答書には、「団体交渉では真摯に回答してきた」とある。

だが、CTSの回答はウソだった。これまで何度も重ねた交渉の根本がひっくり返る内容だ。前回交渉では回答不能になり、その後も回答を引きのばした。緊急申し入れしなければ対応しようともしなかった。不誠実団交そのものだ! 断じて認められない!

徹底的に怒りを叩きつけよう

団交は、再回答することを会社と確認して再度中断となった。

1月24日付けでCTSが提出した労働委員会の準備書面でも、「21年度に65歳を迎えたエルダー社員との間で新たな雇用契約を一切締結していない」と書かれている。これも真っ赤なウソだったということだ。

すべてが許しがたい! ただちに希望者全員の雇用延長を行え! クビを切った仲間全員を雇用しろ! 徹底的に怒りをJR・CTSに叩きつけよう! 裁判(4月18日10時千葉地裁607法廷)・労働委員会(5月18日12時千葉県労委)闘争に結集しよう!

 

闘いなくして安全なし No.344


3/20銚子派出廃止直後
人身事故で約90分運転見合わせ

 3月20日23時ころ、総武本線・飯岡〜倉橋駅間で人身事故が発生しました。その際、床下機器の確認のために千葉派出からタクシーでの出動となりました。
 当該列車は事故の約90分後、千葉派出からの検査担当が到着する少し前に、運転士の確認で「異常なし」となって運転再開しました。
 千葉派出から出動した検査担当が検査を行ったのは午前1時ころ、列車が銚子駅に到着してからでした。検査が終わって派出に戻ってきたのは午前3時ころです。

乗務員にも大きな負担に


 事故は銚子派出廃止の直後に起きました。床下機器の確認にかかる時間はものの15分程度でした。もし銚子派出を廃止していなければ、ただちに駆けつけて確認し、運転再開することができたはずです。
 これほど時間がかかったのは、「効率化」だけを優先し、地域と安全を切り捨てた結果です。
 事故当該の運転士にとっても、人身事故直後の状態で車両の確認まで行わなければなりませんでした。検査派出廃止は乗務員にとっても負担を強いています。
 ワンマン運転や融合化で現場をないがしろにして利益追求を優先するなど鉄道会社としてあってはなりません。


1/28動労千葉と千葉支社の団交より

組合 「異常時は支社総体で対応」というが、車両が動かなくなった時、乗務員に負担がかかる。車技でないと対応できないこともある。派出がなければ幕張から人を送るしかない。ローカルは対応に時間がかかって構わないということか?
会社 乗務員で対応できない場合、本区、派出で対応する。
組合 本線乗務員として車技がいることは精神的にも大きい。外周区の突端の銚子で、車技がまったくいないというのは大変だ。ローカルの切り捨てではないか。
会社 ローカルを切り捨てる考えはない。
組合 車両を守る検査係が必要ないという判断、発想は非常に危険だ。万が一のことを含め、臨検対応を維持することは必要だ。派出廃止にはどうしても反対だ。

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2022年3月28日月曜日

3労組共同アピール


「11月労働者集会」25年
3労組共同アピール

 私たち3労組が、「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」と呼びかけて、初めて日比谷野外音楽堂で11月労働者集会を開催したのは1998年のことでした。それ以来、全国の仲間たちに支えられて一度も欠かすことなく開かれてきた11月集会が今年25年を迎えます。
 今、関西地区生コン支部は労働組合活動を犯罪とし、89名もの組合員らを不当逮捕する戦後最大の大弾圧の渦中にあり、またJRの職場では「労組なき社会」をつくろうとする激しい攻撃が進んでいます。それでも私たちの闘う意志は少しも揺らいでいません。また11月集会は、イラク戦争をきっかけに、韓国・民主労総ソウル地域本部や鉄道労組ソウル地方本部、アメリカ、ドイツ、ブラジル、トルコ、イタリア、中国、台湾、フィリピン、ミャンマー等の労働者との画期的な国際連帯闘争、共同行動へと発展しました。
 それは〝蟷螂の斧〟のごとき、小さな労働組合の大きな挑戦でした。しかし、労働運動がとめどなく後退する困難な状況下で、「労働運動の変革」という大テーマを掲げ、25年間継続してきた蓄積はけっして小さくはありません。
 時代は大きな岐路に立っています。あらためて全国の仲間たち、全世界の仲間たちにアピールを発し、労働運動再生に向けた闘いを新たな段階に進めたいと決意しました。
 11月集会は、国鉄分割・民営化攻撃によって日本に導入された新自由主義が、社会全体をのみ込もうとしている渦中で始まりました。それから25年、労働運動を破壊し、社会を蝕んで吹き荒れた新自由主義攻撃は、自らが生み出した矛盾によって崩壊しようとしています。すべてが限度と限界をこえ、怒りと悲鳴が社会の隅々に満ちています。出口を失った危機が戦争を生み出そうとしています。
 私たちは訴えます。
 第一に、私たちは関生支部への大弾圧、政府・JR資本による「労組なき社会」化攻撃を粉砕するために全力を尽くして闘っています。それは労働者の権利・労働運動の未来をかけた闘いです。それは「戦争のできる国」をつくるための労組破壊攻撃です。連合は存立基盤を失って危機を深め、自民党に急接近するなど、ナショナルセンターとしての実質を放棄しようとしています。労働者自身の手で労働運動を再建する時がきました。闘う労働組合を甦らせるためにも、私たちは必ず関生弾圧を粉砕します。この闘いにぜひともご支援をお願いします。
 第二に、新自由主義を終わらせなければなりません。日本の賃金水準は先進国中最低レベルに落ち込み、貧困が社会に蔓延しています。激しいインフレが始まりました。それが労働者の生活に、とくに非正規職、女性、子どもに悲劇的な結果をもたらすことは明らかです。「同一労働同一賃金」など真っ赤なウソだったこと、最低賃金に同一化する総非正規職化攻撃だったことがあらわになっています。民営化、外注化、非正規職化、労働柔軟化・融合化が嵐のように進められています。ズタズタに引き裂かれ破壊された雇用や権利、医療、教育、地球環境、社会のすべてをつくり直さなければなりません。それができるのは労働者の団結した力だけです。労働運動を刷新しなければなりません。
 第三に、改憲と戦争を止めるために力を合わせて起ちあがることを訴えます。それは労働組合の最も大事な任務です。規制を解き放たれた資本の暴走は世界中で数十億人にのぼる飢餓を生み出し、国家主義と結びついて民主主義的なものをことごとく破壊し、中東では20年に及ぶ戦争を生み出しました。そして今、米日政府は東アジアにおいて、「台湾有事」を焦点とした中国侵略戦争の深刻な危機をつくり出しています。岸田政権は「敵基地攻撃能力の確保」を掲げて空前の大軍拡を強行し、沖縄―南西諸島全体の出撃基地化が急速に進んでいます。今年5月、沖縄は「復帰50年」を迎えます。しかしその「祝賀」にぬり隠されて沖縄は再び戦争にのみ込まれようとしているのです。
 改憲攻撃が切迫しています。憲法審査会を毎週開催することが与野党で合意され、自民党本部と全県連に「憲法改正実現本部」が設置され、5月連休前までに全県で「憲法改正大会」が開かれようとしています。今年私たちは、沖縄・改憲をめぐって眦を決して闘いに立ち上らなければなりません。「外への侵略戦争」と「内への階級戦争」は一つの攻撃です。全国の仲間たちに訴えます。あらゆる職場・地域から草の根の闘いを作り出そう。全世界の仲間たちに訴えます。東アジアにおける戦争を止めるために、私たちに連帯の力を貸して下さい。
 第四に、労働運動の不可欠の課題として、私たちは労働者の国際連帯闘争のさらなる前進のために闘います。11月集会は、民主労総ソウル地域本部と共に「東京―ソウル国際共同行動」として発展し、今日に至っています。全世界の労働者が燎原の炎のように新自由主義への反撃を開始しています。アメリカでは社会の隅々で新労組が結成され、ストライキが激発し、韓国では民主労総が社会の変革をめざしてゼネストに立ち上がりました。ミャンマーでは国軍クーデターに対する命がけの抵抗が続いています。私たちも同じ時代を生きています。
 私たちは11月6日、東京・日比谷野外音楽堂で「労働者の団結した力で新自由主義を終わらせよう! 闘う労働組合を甦らせよう! 改憲・戦争阻止!1万人大行進」を呼びかけます。ぜひとも多くの皆様の賛同と参加をお願いします。
 全国各地に実行委員会、賛同人・賛同団体会議を立ち上げて下さい。共に討議し、様々な行動を組織し、変革に向けた計画をつくりあげたいのです。変革は、突然奇跡のように起こるものではなく、時には何世代にもわたる努力によって起きるものです。私たちはその新たな一歩を踏み出します。多くの仲間たちがこの闘いに加わって下さることを願っています。これまでなら不可能だと思われたことも可能性を帯びて動きだす時代です。労働運動の再生は、この時代に求められている最先端の変革です。私たちこそ社会の主人公です。共に闘いましょう。

2022年2月13日

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
全国金属機械労働組合港合同
国鉄千葉動力車労働組合


◉名 称 11・6全国労働者総決起集会―改憲・戦争阻止!1万人大行進
◉日 時 2022年11月6日(日)正午~
◉場 所 東京・日比谷野外音楽堂
◉事務局 千葉市中央区要町2―8DC会館
     TEL 043(222)7207
     FAX 043(224)7197


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2022年3月26日土曜日

日刊動労千葉 第9095号

総武本線・飯岡〜倉橋駅間で人身事故
銚子派出廃止を撤回しろ!

3・18千葉支社団体交渉
(内房線パンタグラフ破損・エルダー配属)


3/20総武本線 飯岡〜倉橋駅間で人身事故
千葉派出から出動し銚子駅で検査
銚子派出廃止を撤回しろ!

3月20日23時15分、総武本線・飯岡〜倉橋駅間で人身事故が発生した。その際、床下機器の確認で千葉派出が出動することとなった。

当該列車は千葉派出の検査担当が到着する少し前に、運転士の確認で「異常なし」となって運転を再開した。検査は午前1時ころに銚子駅で行われ、検査担当が千葉派出に戻ってきたのは午前3時ころだ。

床下機器の確認にかかる時間はものの15分程度だ。もし銚子派出を廃止していなければ、ただちに駆けつけて確認し、運転再開することができたのだ。これほど時間がかかったのは、「効率化」だけを優先し、地域と安全を切り捨てた結果だ。

また、千葉派出の体制は2徹だ。1度出動してしまえば、その間は別の箇所で問題が発生しても対応することはできない。派出体制は「廃止・縮小」ではなく、強化が必要だということだ。

JR・CTSは銚子派出廃止を撤回し、派出体制の強化を行え!

 

内房線倒木・パンタグラフ破損
ワンマン運転を直ちに中止しろ!
3/18 千葉支社団体交渉 申15号


2月17日早朝、内房線千倉駅~千歳駅間で、木更津発、安房鴨川行のE131系4両編成が倒木と支障し、パンタグラフが破損した事故について、申第15号に基づき千葉支社との団体交渉を行った。

事故の経過について

組合 経過はどうだったのか。

会社 指令の方に2223M運転士が架線が横に揺れるのを認めて停車後に確認したら、パンタグラフの破損を発見した。その後、パンタグラフ上昇確認を行っている際、別の列車が倒木を認めて停車。付近の列車を確認して、パンタグラフを破損した列車が何本かあった。

破損があった当該を含めて、屋根上に木があったとか、変形があったものが3編成あった。異常のない編成のほうが多かった。原因究明のために確認範囲が広がったこともあり、運転再開時間が延びてしまった。

組合 架線の交換は行うのか。

会社 張替えはない。

組合 2両編成が2つつながった形だが、破損は片方か。

会社 パンタグラフは各編成ごとに上げていたが、破損があったのは先頭の編成のみだ。

組合 担当区以外にも情報は共有されているのか。聞いても「まだ来ていない」と言われることもある。

会社 情報が確定すれば共有している。

検査派出の体制強化が必要だ

組合 内房線の一番端で起こったが、千葉派出が2時間かけていっている。なぜ鴨川派出ではないのか。

会社 写真でパンタグラフが変形し、交換が必要なことは分かっていた。大きな事象だということで、千葉派出だけでなく幕張車両センターと京葉車両センター、本区からの出動をかけた。

組合 鴨川に出動をかけることもあるのか。

会社 今回の時間帯は入換作業や出区点検がある。外房線の列車を運休にして出動させるとはならない。鴨川派出から出動はできなかった。場合によってはお願いすることもある。

組合 こういうことに備えて派出がある。派出の要員を減らすのではなく、増やすべきだ。

会社 トータルの業務量や頻度を考える必要がある。

組合 銚子派出も残して、臨時検査を行えるようにしておくべきだ。

当該運転士への対応について

組合 当該のフォローなどの対応はどうか。

会社 状況の確認は行っている。当該が新人の場合、管理者からフォローは引き続きやっていきたい。

組合 パンタグラフは破損したが、通電していてバッテリー状態でもなく、事故表示灯もつかないし、停電もしない。その状態で破損はなかなか分からない。

会社 運転士は架線の揺れを見て、駅で点検して分かった。それまでは車両の表示も含めて異常がなかった。

組合 それに気がついただけ素晴らしい。

会社 それはそうだ。

組合 個人の責任が追及される雰囲気があるようだがどうか。

会社 原因の確認はしたい。そして、今後同じことをやらないように対策を練るというやり方は変わらない。原因究明とケアと対策は今後もやっていく。

強風時の注意喚起について

組合 その日、館山は風が強かった。初電の運転士には「倒木があるかもしれないから気をつけてください」という情報があった方が良い。指令からの注意喚起だけでも違う。「動物がいた」という連絡は今も入るようになっている。

会社 朝の点呼でやるなどは考える。

組合 前日に風が強い場合、初電の点検や巡回はやっていないのか。

会社 台風になれば行う。翌日の天候状態、風規制が入るかどうかという予測は出ている。それを加味して対策は行う。対策本部が立ち上がらない状況では、事前に巡回するということはやっていない。

組合 風や雨の基準を決めて、未然に防げるものは防ぐべきだ。

会社 前日の雨が規制レベルとなれば、現状でもやっていることがある。

倒木危険箇所の対応を

組合 富浦―岩井間は台風15号で崩れたことがあった。それで木が垂れ下がったまま2年ほど経つ。「よく線路に倒れないな」「いつか倒れるんじゃないか」という状態だった。富浦―岩井間だけでなく、外房でもいつ倒れてもおかしくないところがある。

会社 電力や保線で添乗巡回は行っているが、視点が違うかもしれない。指導が乗っても毎回同じところには乗れない。その日の風の状況によっても違う。気づいたことがあれば教えてもらいたい。

組合 草が生えすぎだといっても「来月やる予定だ」としか返ってこない。別のところでも倒木の恐れがある場所はある。よく確認して速やかに撤去してほしい。

会社 内房線の中でも山沿いで山の中で走っているところもある。定期的に見てもらってもいるが、突発的なものがあれば情報を上げてもらいたい。無線で「確認してくれ」など。

 

エルダー配属は本人希望に基づき行え!
3/18 千葉支社団体交渉 申16号


来年度エルダーとなる組合員に対し、JRは本体エルダーの希望を拒否し、出向先も本人希望と異なる就業先を提示してきた。この事に対して3月18日、千葉支社との団体交渉を行い、本人希望に基づく就業先を提示するよう追及した。

組合 本体エルダーの希望はとっている。今まで希望があれば本体エルダーをとってきた。なぜ本体エルダーを拒否するのか。

会社 希望はとるが原則出向だ。職種とエリアにおける年齢構成、出向先の状況、要員需給等を総合的に勘案するという考え方だ。

組合 習志野運輸区だと乗務員は休勤で回しているのが実態だ。それなら本体エルダーをとればいい。

会社 意見としては伺う。

組合 統括センター化を急ぐから年配はいらないということか。

会社 そういうことではない。

組合 要員の関係だけでとらなかったとは考えられない。理由は説明すべきだ。

会社 もともと本体エルダーをとらないということではなく、結果としてそうなった。個別の理由は言えない。

組合 来年度以降10年くらいは、乗務員でエルダーになる人間は何人もいない。年齢構成からすればとれないはずがない。

会社 それだけではない。総合的な判断だ。

組合 再雇用契約書とエルダー制度辞退事由書を渡されて、「選択肢はない。どっちか選べ」と言われているようだ。

会社 配慮が必要だということはわかる。

組合 本人希望通りに再雇用することを求める。

 

2022年3月24日木曜日

3・27 芝山現地闘争


空港機能強化白紙撤回・第3滑走路建設阻止

3・27 芝山現地闘争

市東さんの農地を守ろう
静かで安全な空を返せ
成田の軍事空港化許すな

芝山文化センターホール
3月27日(日)
午後1時開場~集会
集会後、デモ行進



芝山町による施設貸し出し拒否
使用申請却下処分撤回の大勝利

 空港反対の声を上げさせないために町の施設を私物化し、会場の貸し出しを拒否した相川勝重前芝山町長の集会妨害・言論弾圧をついに打ち破りました。
 1年にわたる審査請求の末に、芝山町は2月18日、処分を取り消して使用申請を承認するよう裁決したのです。
 この勝利の上に3月27日、機能強化反対の集会を芝山文化センターで開催します。

成田空港の軍事利用を許すな!

 ウクライナで戦争が始まり核戦争の危機が迫っています。米中対立も深まっています。その中で岸田政権は、沖縄・南西諸島を出撃拠点と位置づけ、日米軍事演習を頻繁に行いながら大軍拡を進め、改憲・戦争へと進もうとしています。
 成田空港会社(NAA)は、B滑走路北延伸の工事を今年の秋に、第3滑走路の工事を来年度中に開始すると発表しました。
 成田空港は有事の際の兵站拠点に位置付けられています。航空需要が蒸発する中での新滑走路建設は戦争準備のために他なりません。成田の軍事利用、戦争動員は絶対に認められません。

市東さんの農地強奪強制執行阻止

 NAAは、空港機能強化の工事強行と共に、反対同盟員・市東孝雄さんの農地を強制執行で奪おうとしています。
 昨年6月の最高裁決定によって、NAAはいつでも市東さんの農地を奪える状況にあります。
 しかし、私たちの実力阻止の構えと地元や全国の闘う仲間の皆さんの「農地を奪うな」の声で、強制執行を阻み続けています。
 闘いはまさに正念場です。市東さんへの農地取り上げ攻撃は、住民に犠牲を押しつける成田空港機能強化策と一体のものです。市東さんへの強制執行を絶対に阻止しましょう。

今こそ空港機能強化白紙撤回を!

 コロナ禍をきっかけに航空需要は激減し、成田は廃港の危機にあります。ところがNAAは、あくまで空港敷地を2倍にする機能強化を推し進め、農地や山林を破壊しようとしています。
 広大な自然を破壊して敷地を拡張し、航空機の運航を増やすことは大量のCO2 を排出するものであり気候変動を促進します。
 同時に、機能強化は周辺住民に更なる騒音被害をもたらし、落下物で命が脅かされるのは火を見るより明らかです。機能強化は白紙撤回しかありません。
 「成田空港の更なる機能強化」は時代に逆行する最悪の政策です。未来のために「巨大空港建設の時代」は終わらせなければなりません。
 皆さん。今こそ機能強化反対の声を共に上げましょう。

巨大空港建設の時代を終わりに

三里塚芝山連合空港反対同盟


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日刊動労千葉 第9094号

CTS春闘勝利! 物価上昇分の賃上げを!

 
先週の大手企業の集中回答に続き、CTS(千葉鉄道サービス)を含む中小の春闘は今週から4月上旬にかけて本番を迎える。動労千葉は、社員については4万円の賃上げ、契約・パート社員については一律1500円への時給引き上げを求めて申し入れ書を提出した。これは絶対にゆずれない要求だ! 職場から声を上げ、何としても大幅賃上げをかちとろう。

 ふざけるな!株主には 赤字でも巨額配当

JRーCTSはコロナ禍を口実として、2年間にわたってベースアップなし、夏期手当・年末手当の減額を強行してきた。
クリーン事業部では、約2年にわたって新規採用を止め、どの事業所も要員はぎりぎりの状況だ。退職者が出ても要員は補充せず、65歳を迎えたエルダー出向者の雇用延長も拒否し、残った仲間への労働強化や、超勤、休勤ではじめて職場が回っているのが現実だ。
JR東日本はCTSに「3年で10%のコスト削減」を求め、そのすべての矛盾が現場にしわ寄せされきた。
他方でJRは昨年末、株主に対しては1株100円、総額377億円もの株主配当を実施した。今年度末も、同程度の配当を予定している。こんなふざけた話があるか! コロナ以前にJR東日本は、毎年のように最高益を更新し、その分け前を株主に還元し山分けしてきた。赤字が出たなら、その矛盾も株主がかぶるのが当然ではないのか。
コロナ感染の危険にさらされながら、現場を守りぬいてきたのはわれわれだ。JRーCTSは大幅賃上げを行え!

 生活防衛のため物価上昇分の賃上げを!

諸物価の値上がりは、ギリギリの低賃金で暮らす者にとっては危険水域だ。
昨年の後半以降、毎日のように値上げのニュースが流れているが、別表にあげたように、1年前と比べると大変な額になっている。「今年は寒かったから電気代、ガス代が高かった」ということではない。
これに加えて食料品の全面的な値上げが続き、今後も、ロシアーウクライナ情勢を背景に、小麦・小麦製品をはじめ世界的な食料危機すら予想されている。今春闘では、ベースアップに加えて物価上昇分の賃金引上げが絶対に必要だ。


物価上昇は危険水域だ
■東京電力(標準的な家庭で)
2021年3月 約6000円
2022年3月 約8000円
1年で約3割の値上げ!
■東京ガス 1年で26%の値上げ!
■ガソリン(レギュラー全国平均))
2021年3月 約 143円
2022年4月 約 171円
1年で約22%の値上げ!


 働き続けることさえ困難な現状

動労千葉が実施した職場アンケートでは、「生活費は足りていますか」という問いに対して78・2%が生活費の不足を訴えている。また、その穴埋めについては「生活費を切り詰める」「家族からの援助」「夏期手当・年末手当」の回答が多数で、生活費をぎりぎりまで切りつめ、夏冬のボーナスでなんとか穴埋めしている現状が浮きぼりになった。とりわけ日勤勤務者は、この職場で働き続けることさえ困難な現状であり、あらゆる物の値上がりが続く中、待ったなしに基本賃金の大幅な引き上げが求められていることは明らかだ。

 住宅手当を全社員に出せ!

また職場アンケートでは、「住宅手当を社員全員に支給を」「支給範囲が狭すぎる」「住宅手当が出ないと一人暮らしができない」「はっきり言って福利厚生は全くないのと同じ」「数十年後を考えると不安を抱かざるをえない」「休日勤務をやっても生活が苦しい。介護・子育てができる給与じゃない」「基本給が低すぎる」「昇給額について深く失望」「ある程度、賞与の月数は出ているがベースが低い。賞与でごまかされていると感じる」等々、会社への怨嗟の声があふれている。

検修・構内業務のCTSへの外注化から9年が経つが、すでに約3分の1の若者が退職し、その流れは止まっていない。入社してはみたものの労働条件があまりに低い、将来展望もないことがその最大の原因だ。

これはCTSに限った話ではない。JR東日本がすすめる現業部門の全面外注化(グループ会社への業務委託)は、そのグループ会社で労働条件のあまりの悪さから必要な要員が集まらず、後進の育成や技術継承もままならず、駅でも検修部門でも全面的に破たんしようとしている。低賃金で人をこき使い、コストを削減して利潤を上げようというやり方は通用しないのだ。

 格差是正は時代の要請

さらにCTSでは、契約社員・パート社員が約7割を占めている。現場で同じ仕事を担っていても、基本賃金、夏冬のボーナス、昇給制度、退職金制度、住宅手当支給基準など、正社員と契約・パート社員の賃金格差はあまりにも大きい。今春闘では、格差是正の観点から、正社員と契約・パート社員の格差を解消することは避けることができない時代の要請であることは明らかだ。
CTSは抜本的な賃金・労働条件の改善を行え! 団結して闘わなければ、日々の生活も、将来展望もつかめない時代が到来している。CTSで働くすべての仲間は動労千葉に加入し、ともに22春闘を闘おう!

 

会報・国鉄闘争全国運動 第142号


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2022年3月23日水曜日

日刊動労千葉 第9093号

JR貨物春闘回答 ベアー基本給×0.1%
高齢者対策の確立!シニア賃金格差打破!

「定額」から「定率」評価制度を反映

3月17日、JR貨物は、2022年度の新賃金について、「定期昇給を実施すると共に2022年度7月1日現在(昇給前)の基本給に0.1%(平均300円)を乗じた額を加える」という回答を行った。動労総連合は、「組合要求とあまりにもかけ離れた回答であり、もちかえり検討する」とした。
2018年、18年連続のベアゼロから300円のベア実施。19年・20年が200円ずつ。20年がベアゼロ。今年は「定額」から「定率」によるベア実施となった。
定率によるベア実施となると、基本給の高い管理職層と現場労働者に格差が生じる。ここでも、評価制度を反映している。鉄道の現場に必要なのは、評価によって差をつけることではなく、「力を合わせる」こと、「チームワーク」だ。こんなやり方は絶対に許せない。 日貨労は、「昇給額表に応じた昇給の実施と、基本給×0.1%のベースアップ、諸要求の前進をかちとった」として妥結した。

22春闘勝利!貨物団結集会を開催

回答指定日の17日。貨物団結集会を開催。前日深夜の福島県沖地震の影響で、プログラムに沿った集会形式ではなく、ミーティング形式での開催となった。
まず、佐藤貨物協議長からこの間の交渉報告と貨物における闘いの課題が提起された。参加した組合員からは、おもに「シニア基本給の地域間格差をなんとしても解消してほしい」「年金だけでは生活できない現状の中で、65歳以降もなじんだ千葉機で働ける環境づくりが重要」という意見が出された。三本支部長からも、この2本柱を重点課題として取り組むことが提起された。
関委員長から、職名廃止・融合化をはじめとするJR東を巡る状況とストライキ報告がおこなわれ、関副委員長からタブレット導入による諸問題と本線運転士の高齢者対策についてのアドバイスが行われた。北村執行委員から、動労千葉の春闘第2波闘争となるCTS春闘について提起を受けた。
まとめと団結ガンバローを、山下貨物協事務長がおこない、これをもって動労千葉の春闘第1波闘争はしめくくりとなったが、課題の達成・問題解決の取り組みは「いまから・これから」である。気を引き締めて闘い続けよう。

継続こそ力! 葛飾で30回目の春闘集会

3月16日、青戸平和公園において、葛飾地区春闘総決起集会」が開催されました。ウクライナで実際に戦争が起きている中で、地域における春闘集会は非常に大切な取り組みとなりました。
国鉄闘争葛飾支援協から葛飾労組連へ、今年で30回目の開催です。まさに、「継続こそ力」!大弾圧と闘う全日建運輸連帯労組、民間労組、水道、自治体、国鉄、教育、郵政、JAL争議団、韓国サンケン労組支援、争議を闘う仲間がナショナルセンターの枠を越えて結集し、「春闘勝利!戦争阻止!」のかけ声高く、元気よく集会とデモを貫徹しました。

 

外注化阻止ニュース 第573号


JR東日本 ベアゼロ回答
矛盾を現場に押し付けるな
物価上昇の中、大幅賃上げは当然だ

 JR東日本は3月17日、4月1日以降の新賃金に関する回答を行いました。会社は「2年連続赤字」「業績を踏まえれば引き続き厳しい判断をせざるを得ない状況」と言ってベースアップゼロの回答を強行しました。

戦争で物価高が加速


 赤字の矛盾を労働者に押し付けること自体が許せません。2~3月過程でもさまざまな生活必需品の値段が上がっています。ウクライナ戦争などの影響で今後も物価上昇が進むと言われ、大幅な賃上げがなければ、実質賃金は低下していくことになり、労働者の生活が犠牲にされてしまいます。
 そもそも会社は昨年の定期昇給をカットしています。夏季・年末手当もコロナ以前と比較すると年間で2か月分以上が減らされています。カットした定期昇給分を含めた大幅な賃上げを行うのは当然です。

赤字でも株主配当377億円


 JR東日本はコロナ禍前まで過去最高益を更新し続けてきました。その上で、昨年度の株主配当は377億円で「赤字でも配当金を支払う会社」第3位です(『会社四季報』)。
 今年度の配当も昨年度並の予定です。それで「現場労働者に賃上げする金はない」とでも言うのでしょうか? JR東日本の内部留保は2兆円を超えているのです。
 会社の関心は「株主利益」「利潤追求」ばかりで、現場労働者をないがしろにしています。こんなやり方は絶対に許せません。

CTSは大幅賃上げの回答を!

 会社は「融合と連携で構造改革を加速」「会社発足以来の組織再編」と職名廃止・融合化からの大合理化を狙っています。現場への矛盾の押しつけを許さないためにも、必要なのは闘う労働組合です。引き続きJR東日本・CTSに対して大場は賃上げを求めていこう!

JR東日本回答(3/17)

1 4月1日現在、満55歳未満の社員
  定期昇給を実施、昇給係数は4
  (平均6311円増+1.97%)
2 精算は6月24日(金)以降、準備でき次第


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2022年3月22日火曜日

闘いなくして安全なし No.343


ベアゼロ弾劾!
3/17JR東2022年度新賃金回答

 3月17日、JR東日本は4月1日以降の新賃金に関する回答を行いました。その中で会社は、「2年連続赤字」「業績を踏まえれば引き続き厳しい判断をせざるを得ない状況」といいベアゼロの回答を強行しています。

矛盾を現場におしつけるな

 まず、赤字の矛盾を労働者に押し付けること自体が許せません。2月、3月過程でもさまざまな生活必需品の値段が上がっています。今後も物価上昇が進むと言われ、大幅に賃金を上げなければ事実上の賃下げです。労働者の生活が犠牲にされてしまいます。
 そもそも会社は昨年の定期昇給をカットしているのです。夏季・年末手当もコロナ以前から年間で2ヶ月分以上減らされています。カットした定期昇給分を含めた大幅な賃上げを行うのは当然です。

赤字でも株主配当377億円

 JR東はコロナ禍前まで過去最高益を更新し続けてきました。その上、昨年度の株主配当は377億円で「赤字でも配当金を支払う会社」第3位です(『会社四季報』より)。今年度の配当も昨年度並の予定です。それで「現場労働者に賃上げする金はない」とでも言うのでしょうか?
 会社が関心があるのは「株主利益」「利潤追求」ばかりで、現場労働者をないがしろにしています。こんなやり方は絶対に許せません。

職場に闘う労働組合を

 会社は「融合と連携で構造改革を加速」「会社発足以来の組織再編」と職名廃止・融合化からの大合理化を狙っています。攻撃を阻止するためにも、現場への矛盾の押しつけを許さないためにも、必要なのは闘う労働組合です。


JR東日本回答(3/17)

1 4月1日現在、満55歳未満の社員
  定期昇給を実施、昇給係数は4。
 (平均6311円増+1.97%)
2 精算は6月24日(金)以降、準備でき次第。

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2022年3月20日日曜日

外注化阻止ニュース 第572号


22春闘勝利!3月ダイ改―職名廃止・融合化・検査
派出廃止・ワンマン運転拡大反対!戦争・改憲阻止!

動労千葉 3・11~13スト

 3月11日~13日、動労千葉はストライキを行いました。12日に開催されたスト集会の発言を一部紹介します。

▪渡辺書記長
 アメリカではストライキが増加して労働組合の組織率が上がっている。私たちの世代では、声を上げられない人がいっぱいいる。その人たちが動労千葉の闘いを見て何かを感じてもらいたい。動労千葉は小さい組合だが先輩方が礎を築いてきてくれた。動労千葉の発展のため、労働者の誇りを守るために、がんばっていきたい。

▪木更津支部
 職名が廃止される。草刈りも、駅も、切符売りも、何でもやれと会社が言ってくる。運転士は国家試験で受かったものだ。専門職の呼称を剥奪することに断固反対していく。統括センター撤回、ワンマン化に反対していく。

▪津田沼支部
 本線運転士とCTS清掃で初のストに立った。4月からのCTS春闘も闘っていきたい。

▪幕張支部
 ダイ改闘争過程で清掃部門の人員削減、仕業検査の周期延伸など多くの攻撃がかけられた。攻撃との闘いの過程で組織拡大が実現している。今回の職名廃止・融合化は断じて許せない。幕張支部は団結して闘っていく。新体制を動労千葉一丸となってバックアップしていこう。

▪幕張支部(新規加入の組合員)
◦労働者をもっと大切にしてほしいと思い、加入しました。よろしくお願いいたします。
◦16年のCTS就業規則改悪の際、会社公認の組合はなあなあで、そのまま進むはずだった。動労千葉から声を上げてもらって、無期雇用という状況をかちとってもらった。その結果に多少なりとも動労千葉に恩義を感じている所がある。まだまだ知らないこと、もっと勉強しなければならないことが多いと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

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2022年3月19日土曜日

日刊動労千葉 第9092号

JR東ベアゼロ弾劾!


3/17 JR東日本2022年度 新賃金回答

物価上昇の中、大幅賃上げは当然だ
矛盾を現場労働者に押しつけるな!

 

JR東日本回答(3/17)

  1. 4月1日現在、満55歳未満の社員
    定期昇給を実施し、その際の昇給係数は4とする。
    (1人あたり平均6311円増 +1.97%)
  2. 精算は6月24日(金)以降、準備でき次第とする。

 

3月17日、JR東日本は4月1日以降の新賃金に関する回答を行ってきた。

回答にあたり会社は、昨年から大幅な増収になったにも関わらず、「2年連続赤字だ」「有利子負債が約20年前の水準まで増加した」「業績を踏まえれば引き続き厳しい判断をせざるを得ない状況」といいベアゼロの回答を強行してきた。

赤字でも株主配当377億円

昨年に続き「コロナ危機」を口実にしているが、赤字の矛盾を労働者に押し付けること自体が許しがたい!

2月、3月過程でもさまざまな生活必需品の値段が上がっている。今後も物価上昇が進むと言われている。大幅に賃金を上げなければ事実上の賃下げになり、労働者の生活が犠牲にされる。

そもそも会社は昨年の定期昇給をカットしているのだ。カットした定期昇給分を含めた大幅な賃上げを行うのは当然だ。

JR東はコロナ禍直前まで過去最高益を更新し続けてきた。その上、昨年度の株主配当は377億円で「赤字でも配当金を支払う会社」第3位だ(『会社四季報』より)。今年度の配当も昨年度並が予定されている。それで「現場労働者に賃上げする金はない」とでも言うのか? ふざけるな!

会社が関心があるのは「株主利益」「利潤追求」ばかりだ。現場のことなど何とも思っていないのだ。許すことはできない!

融合化攻撃と対決しよう

回答において会社は、「(営業)統括センターが発足し、これから融合と連携により構造改革を加速させる」「会社発足以来の大きな組織再編が始まった」と語っている。職名廃止・融合化を出発にしたさらなる大合理化攻撃の宣言だ。

会社の攻撃を阻止するためにも、労働者への矛盾の押しつけを許さないためにも、必要なのは闘う労働組合だ。JR東のベアゼロ弾劾! 大幅賃上げを行え! 融合化攻撃と対決し組織拡大を実現しよう。

 

動労千葉を支援する会ニュース 367号


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2022年3月18日金曜日

日刊動労千葉 第9091号

新たな役員体制で出発!
家族会第30回定期総会開催

3月5日、動労千葉家族会は、第30回定期総会をDC会館において開催した。
総会は佐藤事務長の司会で進められ、最初に山田会長が「昨年はコロナ禍で総会が延期となり、活動も縮小せざるを得ませんでした。ウクライナへの軍事侵攻やコロナ、物価上昇など不安が高まっています。親組合、OB会とともに頑張っていきましょう」とあいさつ。
来賓として本部から渡辺書記長が、今回の春闘・3月ダイ改をめぐってストライキを構えて闘うことを報告。永田OB会長は「昨年、OB会も役員らが亡くなった。健康に注意しながら関―渡辺体制を支えていきたい」とあいさつ。
関委員長から動労千葉の今のたたかいについて、「JRが打ち出している融合化・職名廃止は、運転士や車掌など、労働者の専門性をはぎとり、鉄道の安全を破壊するもの。ウクイナへの軍事侵攻など戦争の危機が高まっているが、労働組合として戦争をさせない闘いを。昨年の職場代表性の勝利に続いて組織拡大に向けて闘う」と提起された。
経過ととりくみの報告、決算、会計監査報告、予算案が報告され、全体で承認された。
新役員は、長年にわたって重責を担ってくれた山田会長に代わり佐藤新会長が選出された。佐藤新会長は、「たいへんなプレッシャーですが、みなさんにご協力いただきながら勉強させていただきます」。山田前会長は、「これまで支えていただきありがとうございました。役員を離れたわけではないので、これからも協力していきます」とあいさつ。
新たな体制となった家族会にご協力をお願いします。

 

ながすな汚染水! うごかすな原発!
すべての核と原発なくそう!
3・11 反原発福島行動’22

1万2千人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災から11日で11年を迎えました。今も約3万8千人が避難を強いられています。全国の死者は1万5900人、行方不明者は2523人、災害関連死は3786人。
17歳から27歳の若者たちが「自らの甲状腺がんと原発との因果関係を認めてほしい」と裁判に立ち上がりました。政府は因果関係も闘病の苦しみも否定し、原発事故などなかったかのような態度。避難生活や情報隠し、生活や人生を奪われてきた11年もなかったと言うのでしょうか。
新たな決意で、3・11反原発行動22が福島市・信夫山公園において開催され、全国から510名の仲間が参加しました。
東電と政府は、福島県民の声を無視し「地元の理解なしにいかなる処分も行わない」とする県漁連との約束も破って汚染水を流そうとしています。トリチウムは極めて危険な放射性物質であり、有機化合物となって体内に蓄積し内部被曝を起こします。
「ふるさとを奪った東電が、今度は海を奪う。さらに原発の再稼働? 絶対に認められない!」と、福島の仲間を先頭に県主催の祈念式典に参加した岸田首相を弾劾し、県庁に向けて圧倒的なデモを貫徹しました。「汚染水流すな」全国署名運動をスタートさせる集会としても大成功しました。
スト中の動労千葉からは、代表して佐藤副委員長が、「労働者の国際連帯で戦争阻止、核と原発をなくそう!3月ダイ改スト貫徹!」と、連帯のあいさつを行いました。

 

2022年3月17日木曜日

日刊動労千葉 第9090号

重大事実発覚!

管理者だけこっそり雇用延長していた!!


団交の回答は大ウソだった!
希望者全員65歳以降も雇え!


誰が責任をとるのか!

この間、65歳を迎えたエルダー社員の雇用延長について、JR本社・千葉支社・CTSと何度も交渉を繰り返してきた。

JRは「求人情報サービスを見て応募してくれ」と言うが千葉から通勤できる職場は皆無に近い。本社は「グループ会社にお願いすることしかできない」といい、千葉支社は「支社として何もしない」とまで回答している。

CTSは、「JR退職者の再雇用についてCTSに責任はない」「経営状況から雇用できる状況にない」と繰り返している。

高年齢者雇用安定法で、会社には70歳までの雇用延長の努力義務がある。その責任は一体誰がとるのか! 誰一人責任をとらない、ふざけきった対応だ。これが外注化が生み出した無責任体制だ。

会社は団交で回答不能に

この中で3月8日、CTSとの団交を行った。CTSはこの間の団交で「管理者を含めてエルダー社員の65歳以降の雇用は求人情報サービス以外では行わない」と回答していた。

だが、昨年12月に65歳を迎えてエルダー雇用が終了した南船橋事業所長が、1月からCTSに雇用されて所長を続けていることが明らかになった。現場のエルダー社員の雇用延長は拒否しておきながら、自分たち管理者は裏でこっそり雇用延長させていたのだ。こんなふざけたやり方があるのか!

これまでの団交の回答は真っ赤な嘘だった。交渉の前提がひっくり返る事態だ。3月7日に始まった千葉県労働委員会に出されたCTSの書面には「2021年度に出向を満了したエルダー社員と新たな雇用契約は一切締結していない」と書いてある。これも大ウソだったということだ。

団交でこの事実を突きつけると、CTSは回答不能に陥った。所長の雇用形態などの事実確認を求めても、「本社に確認する」「幹部も担当者も不在で調べられない」とごまかして回答しないため、団交は中断となった。

ただちに65歳以降の雇用延長を

ダイ改スト前に団交を開催して回答するよう要求していたが、今に至るもCTSは「回答できない」といい、団交は中断したままだ。3月14日、この問題を徹底的に追及する緊急申し入れをJR・CTSに提出した。

「エルダーの雇用延長はしない」というCTSの回答はウソだった。ならば、希望者全員の雇用延長をただちに行え! JR・CTSを徹底追及し、70歳まで働ける職場と労働条件確立をかちとろう。

65歳以降の雇用等に関する緊急申し入れ(3/14)

  1. 動労千葉申第9号(1月19日申し入れ)に対する団体交渉が3月8日に開催されたが、それ以前に行われた団体交渉においての会社側回答に反する事実が判明し、会社側が回答できない状態に至り、中断している状態である。
    速やかな回答を求めたが、未だ回答も行われていない状況にある。早急に団体交渉を開催すること。
  2. これまでの65歳以降の雇用等に関する交渉の回答が虚偽回答であることから、これまで雇用を希望しながら退職に至った者についても、雇用すること。
  3. 65歳以降も雇用を希望するすべての者を雇用すること。



2022年3月16日水曜日

日刊動労千葉 第9089号

22春闘勝利!
3月ダイ改―職名廃止・融合化・検査派出廃止・ワンマン運転拡大反対!
戦争・改憲阻止!
3・11~13スト貫徹!


3・12動労千葉総決起集会200名の結集で成功かちとる

3月11日~13日、職名廃止・融合化粉砕、仕業検査周期延伸反対―検査派出廃止・要員削減阻止、乗務員の業務等の見直し撤回、ワンマン運転拡大阻止、外注化撤回、定年延長と70歳まで働き続けることのできる労働条件確立にむけ、3月ダイ改ストライキを闘いぬいた。

3月12日には動労千葉総決起集会を開催し、組合員、家族、OB、動労千葉を支援する会の仲間など200名の結集がかちとられた。

鉄道の歴史始まって以来の大転換攻撃と闘う

関副委員長の司会で、集会冒頭に昨年の布施顧問、西森顧問の逝去に際して黙祷を行った。

今回のストは、ロシア・プーチン政権がウクライナへ軍事侵攻を開始する、戦時下の春闘ストライキとなった。あいさつにたった関委員長は冒頭、「労働組合にとって戦争阻止の闘いは本質的な課題だ。世界の労働者とともに戦争反対、改憲阻止の闘いに全力でたちあがろう」と訴えた。

また、ストの最大の課題について「3月ダイ改から始まり数年に渡る大攻撃に対して、全力で闘いにたちあがることだ」と提起した。

職名廃止・業務融合は鉄道の安全を守っている各系統の専門的な技術や経験を「必要ないもの」として安全を切り捨てる攻撃だ。しかも、この攻撃は今後数年に渡る大攻撃の出発だ。だからこそ、今、労働組合の断固とした反撃が必要だ。

関委員長はストライキの意義を提起した上で、「動労千葉が職場の怒りや不安の声を代表して、職場に本気になって訴え、本気になって闘おう」として、組織拡大に向けた全組合員の闘いを訴えた。

その上で、労働運動再生にむけて20年を迎える11月集会の成功と、ストライキの貫徹を訴えた。

千葉駅前で3月ダイ改反対
ウクライナ反戦を訴え街頭行動


渡辺書記長が基調提起

連帯あいさつとして、三里塚反対同盟、外房線と地域を守る会、社民党千葉県連合、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さん、動労千葉を支援する会から発言をいただいた。

交渉報告は佐野書記次長、佐藤副委員長から行われた。

渡辺書記長は基調提起で、ストにたつにあたり焦点となった、職名廃止・業務融合、仕業検査周期延伸・派出廃止削減、乗務員の労働時間削り取り、65歳以降雇用延長の問題について提起した。

また、22春闘への闘いを訴えた上で、「アメリカではストライキが増加して、労働組合の組織率が上がっている。日本で声を上げられない人がいっぱいいる。その人達が動労千葉の闘いを見て、何かを感じてもらいたい。動労千葉は小さい組合だが先輩方が礎を築いてきてくれた。動労千葉の発展のため、労働者の誇りを守るために、がんばっていきたい」と決意を語り、ストライキを最後まで貫徹することを訴えた。

郵政、自治体の仲間からはJRの融合化攻撃と同じ攻撃と闘う決意が語られた。中村副委員長は1047名解雇撤回に向けた決意を訴えた。その後、各支部からの決意をうけて関委員長の団結ガンバローで集会は締めくくられた。

各支部からの決意

3月12日、千葉駅前で職名廃止・業務融合反対、
動労千葉のダイ改スト、ウクライナ反戦を訴える街頭行動が
支援の仲間たちを中心に取り組まれた。

木更津支部

本日、木更津に社長、支社長、運輸部長、営業課長などが来てセレモニーやった。今回、職名が廃止される。草刈りも、駅も、切符売りも、何でもやれと会社が言ってくる。運転士は国家試験で受かったものだ。専門職の呼称を剥奪することに断固反対していく。統括センター撤回、運転保安闘争の再構築、ワンマン化反対だ。

銚子支部

検査派出を廃止してその分を乗務員の行路に組み込んでいる。乗務員の労働時間削り取りで、銚子では業務量が増えたのに、平均で労働時間が20分減となった。3分、5分と削ったことで本線乗務員に組み入れられるようになったと言っている。

銚子だけの問題ではなく各区に影響する。ここで食い止めなければ乗務員負担が増大して、安全が失われる。動労千葉は何より安全を中心として闘ってきた。会社に安全を強制する立場で今後もやっていきたい。

千葉運転区支部

昨年は内・外房線をはじめワンマン運転反対でストに立った。今年はさらに大きな転換点だ。ここで声を上げる。ストをやる。これはやっぱり大事だと思う。ここで声を上げなかったら「賛成」とみなされる。今回のストだけでなく、今後もこの声はずっとあげて闘っていきたい。

津田沼支部長

本日は本線運転士とCTS清掃で初となるストにたった。4月からのCTS春闘も闘っていきたい。

幕張支部

ダイ改闘争過程で清掃部門の人員削減、仕業検査の周期延伸など多くの攻撃がかけられた。攻撃との闘いの過程で組織拡大が実現している。

今回の職名廃止・融合化は断じて許せない。幕張支部は団結して闘っていく。新体制を動労千葉一丸となってバックアップしていこう。

幕張支部 新規加入の組合員

  • 労働者をもっと大切にしてほしいと思い、加入しました。よろしくお願いいたします。
  • 16年のCTS就業規則改悪の際、会社公認の組合はなあなあで、そのまま進むはずだった。動労千葉から声を上げてもらって、無期雇用という状況をかちとってもらった。その結果に多少なりとも動労千葉に恩義を感じている所がある。まだまだ知らないこと、もっと勉強しなければならないことが多いと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

京葉支部

去年4月の退職者から始まったエルダーの雇い止めは不当だ。今回のストで融合化やダイ改という攻撃とともに、70歳まで働ける労働条件確立に向けて闘っていきたい。

千葉機支部

貨物春闘集会を17日に開催する。22春闘勝利へともにがんばろう。

3月ダイ改ストに向けて千葉運輸区、木更津運輸区、佐倉運輸区、習志野運輸区、蘇我運輸区などで宣伝行動が行われた。

3月9日 千葉運輸区前


3月8日 佐倉運輸区前


3月8日 習志野運輸区前


 

2022年3月15日火曜日

ロシアと米・NATOはウクライナから手を引け!



ウクライナへの侵略弾劾 ロシアは原発攻撃するな!
ロシアと米・NATOはウクライナから手を引け!


労働者の国際連帯で核戦争とめよう!

■今すぐ、爆撃をやめろ!

 連日、ウクライナでは爆撃され、多くの人びとが犠牲になっています。学校や放送局、病院など生活インフラも破壊されています。170万人もの人びとが生活を奪われ、難民となっています。
 もう黙ってはいられません!ロシア・プーチンのやっていることは、100%の侵略戦争です。さらに、原発を攻撃・占拠し、核兵器をもって脅しています。これは第三次世界大戦への道です。
 アメリカやEUもロシアを抗議しています。しかし、ベトナム、イラク・アフガニスタン侵略をはじめ、世界に破壊と殺戮のかぎりを尽くしてきたのがアメリカです。
 東欧をめぐる市場・資源をめぐる争奪戦の行きついた先が、今回のウクライナ侵略戦争であり、第三次世界大戦の道です。絶対に阻止しよう!

■世界の労働者は戦争反対だ!


 いつの時代も戦争を引き起こすのは、一握りの政治家であり、資本家です。戦争の危機に便乗したい軍事産業や一部の投資家はほくそ笑んでいます。
 労働組合は「一人はみんなのために。みんなは一人のために」と、労働者へのあらゆる権利侵害にたいして立ち向かう団体です。もっとも激しい人権侵害である戦争にたいして、労働者はゼネストで闘ってきました。日本の労働者も、戦後直後、ゼネストに立ち上がりました。以降、ヒロシマ・ナガサキをはじめ反戦を闘ってきたのが労働組合です。
 私たちは「平和」でなくては生きていけません。もっとも労働者が犠牲になるからこそ、労働者が戦争に反対しなくてはなりません。
 戦争を阻止できるのは、労働者の国際連帯の力です。闘うロシアの労働者と連帯し戦争を止めよう!



安倍と維新の「核の共有化」論は、核戦争への道!

 日本政府の態度はどうでしょうか? 安倍元首相は、今回のウクライナ危機をも利用して、改憲・戦争の道に突き進もうとしています。維新の橋下や松井は「核の共有化」を打ち出し、核武装論を展開しています。絶対に許すわけにはいきません。
 アメリカは、近い将来、南西諸島やINF(中距離ミサイル)配備を狙っています。日本が核を持てば、他国から反撃されることは必至です。その時、犠牲になるのはそこに住む労働者住民です。
 核によって私たちの生活が守られることはありません。戦争を挑発し、世界を破滅への道です。こんな世界に引きずりこむことなどゆるされません。
 台湾危機をあおり、東アジアに戦争を呼び込んでいるのは日本とアメリカです。
 1年以上にわたって、人民を抑圧・弾圧しているミャンマー国軍を最も支援しているのは日本政府です。アジアの人びととつながって戦争とめよう!

戦争と解雇はひとつ!職場で労働組合をつくろう!

 労働者の生活を奪っているのは資本家です。コロナ・パンデミックで、世界中で格差がさらに拡大し、1%の富裕層の利益が4割の富を独占しています。
 新自由主義によって社会を崩壊させたのは、橋下や安倍です。彼らは労働者の生活など考えていません。コロナ禍で女性や外国人が解雇され、生活が奪われています。医療崩壊によって、多くの人が医療にかかれず亡くなりました。これは一つの「戦争」でした。戦争と貧困、格差、根っこは一つです。
 そして、コロナの危機はついに戦争を生みだしました。これから予想される戦争の長期化、経済制裁は、インフレによる物価や燃料の高騰などをもたらします。私たちの生活に直撃します。戦争と大失業の時代を闘う労働者の団結が必要です。
 合同・一般労組全国協議会は全国のユニオンでつくる組織です。反戦を闘うとともに、労働運動を展開しています。労働相談もおこなっています。解雇や権利侵害、パワハラなどにたいし労働者の団結、ストライキで闘おう! 全国の仲間とつながろう!



行動の呼びかけ


官邸前・原発いらない金曜行動
日時:3月18日(金)午後6時30分~7時45分
場所:首相官邸前(地下鉄丸ノ内線「国会議事堂前」すぐ)
主催:「原発いらない金曜行動」実行委

ウクライナに平和を! 原発に手を出すな!市民アクション
日時:3月21日(月・休) 12:30 ~
場所:代々木公園・B地区野外ステージ
主催:さようなら原発1000万人署名

合同・一般労組全国協議会


ニュースへのリンク

国際反戦デモで核戦争を止めよう!


STOP WAR in UKRAINE
国際反戦デモで核戦争を止めよう!

 ロシア・プーチン政権によるウクライナへの侵略戦争が続けられています。2月24日の軍事侵攻開始以降、数千人もの民間人が虐殺され、ウクライナからの難民は170万人を越えました。プーチンは「ロシアは世界で最も強力な核保有国の一つ」と叫んで核兵器の使用すら言及し、原発施設への攻撃まで行っています。絶対に許すことはできません。
 同時に、ウクライナ侵略戦争をもたらした最大の元凶であり、世界戦争・核戦争を準備してきた張本人は米政府です。91年のソ連崩壊以降もNATO=軍事同盟を東方に拡大し、ロシアの喉元に突きつけ、さらにINF(中距離核戦力)全廃条約も一方的に破棄しました。とてつもない戦争挑発をしかけ、実際の戦争準備を進め、ロシアを軍事的に締め上げてきたのです。
 バイデン米大統領は「プーチンは暴力と混沌を解き放った」と断罪し、「専制主義対民主主義」の構図で描こうとしています。しかし、朝鮮、ベトナム、イラク、アフガンと数十年間絶えることなく侵略戦争をやり続け「暴力と混沌」の限りを尽くしてきたのは一体誰なのか! そしていま、対中国の侵略戦争を構え、作戦計画と軍事態勢を準備しているのです。
 何よりも、日本の資本家・政治家連中-岸田政権が、「核共有」-核武装や改憲、防衛力強化を声高に騒ぎ立てています。絶対に許すことはできません。
 こういう連中が叫ぶ、「ウクライナ支援」「プーチン弾劾」「制裁」は自国の戦争を正当化する論理以外のなにものでもありません。必要なのは自国の政府を打倒する労働者民衆の闘いです。ロシア国内で弾圧と立ち向かいプーチン政権と闘う労働者民衆とともに、日本の地から改憲・戦争阻止、岸田政権打倒を貫く国際反戦闘争-デモ・ストライキに立とう。



対中国の侵略戦争狙う米日政府こそ戦争の元凶だ

 ウクライナ情勢は台湾情勢と直結しています。米日政府は、対中国の侵略戦争を構えて動き出しているのです。
 昨年末、右図のような対中国の日米共同作戦計画がすでに策定されていることが明らかになりました。米軍は、中距離核ミサイルの大量配備とともに、南西諸島全体を攻撃拠点にする海兵隊の新作戦構想「遠征前方基地作戦(EABO)」によって制海権を確保し中国本土への侵攻を狙う恐るべき計画を準備しており、それに基づいて米軍・自衛隊による軍事演習が連日のように行われています。中国・台湾・沖縄を核戦争の戦場とする侵略戦争の準備を急速に進めているのです。
 岸田政権は、ウクライナ戦争を奇貨として、戦後9条的建前をすべて取っ払おうとしています。ウクライナへの軍事支援を決定し、2月以来毎週開催されている衆院憲法審査会では改憲と防衛力強化の声が噴出し、「日本国内に米国の核兵器を配備し共同運用する『核共有』政策、それに伴う非核三原則見直しに関する議論も排除しない」などといった議論が平然と行われています。絶対に許すことはできません。「台湾有事は日本有事だ」として台湾海峡への軍事介入を要求する安倍や麻生らの主張は、「安全の確保」「自国民保護」などを口実にウクライナを侵攻したプーチンと何が違うのか!
 バイデンや岸田こそ、世界戦争・核戦争の元凶そのものです。戦後の支配体制が破産し、新自由主義が大崩壊する中で、すべてを戦争で突破しようとしているのです。改憲・大軍拡・核武装を狙う岸田政権を打倒しよう。ウラクライナ侵略戦争、対中国侵略戦争を阻止し、新自由主義の支配をひっくり返そう。



自衛隊ミサイル部隊の南西諸島配備は米軍と一体の対中国戦争の最前線部隊。

辺野古新基地建設阻止!
沖縄をミサイル基地にするな!


3・21~22沖縄現地闘争
3月21日(月)15時 沖縄県庁前集会→デモ
22日(火)辺野古ゲート前座り込み
陸自 勝連分屯地抗議行動


中国・台湾・沖縄を核の戦場にさせない!
中距離ミサイル配備阻止! 岸田倒そう!


改憲・戦争阻止! 4・23集会
4月23日(土)14時 すみだリバーサイドホール
集会後、デモ行進



<中距離核ミサイル配備反対>署名を広げよう
安倍らの「核共有」策動を絶対許さない!


 米バイデン政権が、「第1列島線」への地上発射型中距離核ミサイルの配備を狙っています。米軍元高官は「沖縄、岩国、三沢」を候補に挙げ、「本音は日本全土に配備したい」と語っています。対中国侵略戦争の柱をなす計画であり、絶対に許すわけにはいきせん。安倍元首相や自民党の連中が叫び出している「核共有」はこれと完全に連動しています。広島から呼びかけられた配備反対の署名運動を広げよう。

改憲・戦争阻止! 大行進
http://stop-kaiken.blog.jp/


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闘いなくして安全なし No.342


22春闘勝利!3月ダイ改―職名廃止・融合化・検査
派出廃止・ワンマン運転拡大反対!戦争・改憲阻止!

動労千葉3・11~13スト

 3月11日~13日、動労千葉はストにたちました。12日に開催された動労千葉総決起集会の発言を一部紹介します。

○渡辺書記長

 アメリカではストライキが増加して労働組合の組織率が上がっている。私たちの世代では、日本で声を上げられない人がいっぱいいる。その人たちが動労千葉の闘いを見て何かを感じてもらいたい。
 動労千葉は小さい組合だが先輩方が礎を築いてきてくれた。動労千葉の発展のため、労働者の誇りを守るために、がんばっていきたい。

○木更津支部
 職名が廃止される。草刈りも、駅も、切符売りも、何でもやれと会社が言ってくる。運転士は国家試験で受かったものだ。専門職の呼称を剥奪することに断固反対していく。統括センター撤回、ワンマン化に反対していく。

○銚子支部

 検査派出廃止でその分を乗務員の行路に組み込んだ。乗務員の労働時間削り取りで、銚子では業務量が増えたのに平均で労働時間が20分減だ。
 銚子だけの問題ではなく各区に影響する。ここで食い止めなければ乗務員負担が増大して、安全が失われる。
 動労千葉は何より安全を中心として闘ってきた。会社に安全を強制する立場で今後もやっていきたい。

○千葉運転区支部

 昨年は内・外房線をはじめワンマン運転反対でストに立った。今年はさらに大きな転換点だ。ここで声を上げる。ストをやる。これはやっぱり大事だと思う。ここで声を上げなかったら「賛成」とみなされる。今回のストだけでなく、今後もこの声はずっとあげて闘っていきたい。

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2022年3月13日日曜日

3・12 スト貫徹!動労千葉総決起集会

3月ダイ改-職名廃止・融合化粉砕!
3・12 スト貫徹!動労千葉総決起集会


13時半から 3・12 スト貫徹!動労千葉総決起集会

11時45分から 動労千葉を支援する会が千葉駅でスト支援行動

11時から「ウクライナ反戦」スタンディング行動 学生や高校生や千葉市民がとび入り参加

 

 

2022年3月12日土曜日

End the Invasion in Ukraine Immediately!

End the Invasion in Ukraine Immediately!

Let’s Stop the Escalation to Global and Nuclear War with All Our Might!

On February 24, the Russian Putin regime launched a large-scale military invasion of Ukraine under the pretext of “protection the population in eastern Ukraine.” We strongly denounce this genocidal war of aggression.

 

Since the collapse of the Soviet Union, NATO, led by U.S. and European imperialism, has introduced neoliberal measures in Eastern Europe and expanded its military encirclement of Russia. Finally, it has led the Putin regime to a desperate military invasion of Ukraine.

However, the Ukrainian people have launched strong resistance against this invasion, while the Russian people are fighting against the Putin regime throughout the country.

 

Meanwhile, the working class and people of the world, on whom the capitalists shifted all the burden of the pandemic under the depression, are taking to the street in solidarity with the fighting people of Ukraine and Russia.

This worldwide upsurge of struggles, combined with mounting anger against various neoliberal measures such as privatization, unemployment, growing inequality and poverty, dismantling of health care and social security, is leading to a struggle for the transformation and overthrow of their own imperialist governments, which are rushing to war.

 

The invasion of Ukraine will undoubtedly accelerate the ongoing US, Japanese and European imperialists’ scheme toward war of aggression against China. Japanese imperialism, seeing this situation as linking to the “Taiwan contingency”, has clearly embarked on the road to aggressive war.

Former Prime Minister Shinzo Abe, exploiting the Putin’s nuclear threat, called for “nuclear sharing” with the U.S., deploying US nukes throughout Japan. Current Defense Minister Nobuo Kishi, Abe’s younger brother, declared that Japan will maintain a force capable of “bombing enemy bases with Self-Defense Force aircrafts.” And current PM Fumio Kishida is pushing ahead with plans to convert Okinawa and the entire Nansei Islands into sortie bases and deploy intermediate-range missiles; thus, he is violently destroying the Constitution, which stipulates “renunciation of war and war potential.”

 

In workplaces of Japan Rail Companies, the management intends to render the knowledge, skills, and experiences which frontline workers have acquired through their own work unimportant, by eliminating all job titles, “merging” operations, and turning workers into “jacks-of-all-trades and master-of-none.” This unprecedented assault will undoubtedly spread to all workplaces. Such has been imperialism’s usual means to smash workers’ unity, atomizing them, and to mobilize them for a war of aggression.

We, Doro-Chiba and other unions and workers, will fight head on against this assault with strikes in the 2022 Spring Labor Offensive.

 

The prospect of ending the war and overthrowing imperialism, criminal warmonger, lies in the international solidarity of the working class without borders.

Let’s fight, in line with the struggle for the revival of the class struggle labor movement, to stop the war drive of our own government with a clear recognition that “war of aggression abroad” is one and the same with “class war at home.”

End the Invasion in Ukraine Immediately!

Let’s Stop the Escalation to Global and Nuclear War with All Our Might!

 

March 7, 2022

 

National Railway Motive Power Union of Chiba (Doro-Chiba)

International Labor Solidarity Committee of Doro-Chiba

 

日刊動労千葉 第9088号

本日(3・11~13)スト突入!


国際連帯の力で戦争阻止を
ダイ改ストを貫徹しよう!

22春闘勝利!3月ダイ改阻止!
3・12動労千葉総決起集会

3月12日(土)13時30分
千葉商工会議所第1ホール(千葉中央ツインビル 2号館14階)


3月9日千葉運輸区前でダイ改ストに向けた宣伝行動。学生が支援に駆けつけた。
習志野運輸区前、佐倉運輸区前、木更津運輸区前などでも行動が行われた。

本日3月11日から13日、われわれは3月ダイ改阻止、職名廃止・融合化粉砕、ワンマン運転拡大阻止、反合・運転保安確立、70歳まで働ける労働条件確立、22春闘勝利にむけ、運転、検修、清掃部門におけるストライキにたちあがる。

鉄道の歴史始まって以来の攻撃

JRは3月ダイ改から鉄道の現業職すべての職名を廃止しようとしている。鉄道は各系統の専門的な技術・経験で成り立っている。専門的な技術・経験を持った労働者の育成は鉄道会社の根幹をなす。

職名廃止は「そんな労働者はもう育成しない」という宣言であり、鉄道会社の根幹を投げ捨てる行為だ。鉄道の歴史始まって以来の大転換攻撃を許すことはできない。

しかも、この攻撃は今後数年にわたる大攻撃の出発だ。統括センター設置、本社・支社・現業部門の組織再編などで攻撃の枠組みを作り、そこから現場を根本から作り変えようと狙っているのだ。行き着く先は、全面外注化と分社化・転籍であり、労働者の権利の抜本的な解体だ。だからこそ、この3月ダイ改に対し、労働組合として総力を挙げた闘いが必要だ。

今こそ改憲・戦争阻止の闘いを

今回のストは、ロシア・プーチン政権がウクライナへ軍事侵攻を開始し、現実の戦争が進行する最中の闘いだ。プーチンの軍事侵攻も、アメリカをはじめNATO勢力の戦争行為も許すことはできない。

何より元首相の安倍や維新の会などがこの戦争を利用して、「核共有の議論が必要だ」と核武装に向けて露骨に動き出そうとしている。岸田政権もウクライナの状況と「台湾有事」とを結びつけ、南西諸島の軍事化、改憲に突き進もうとしている。絶対に許せない! 満腔の怒りをもって弾劾する!

この戦争は結局、一握りの大国の支配者の利害・権益のためのものだ。その犠牲にされるのは労働者民衆だ。こんなものに加担してはならない。われわれは改憲・戦争に進むことを断じて許さない。

ロシア国内でも侵攻が開始された日からウクライナ民衆との連帯を掲げた反戦デモが行われている。すでに1万人を超える拘束者が出る困難な状況においても、不屈に闘いは継続されている。世界中で反戦闘争が闘われている。

闘う労働者の国際連帯こそが戦争を止める力だ。世界の労働者とともに戦争反対、改憲阻止の闘いに全力でたちあがろう。

3月ダイ改阻止! 職名廃止・融合化粉砕! ワンマン拡大やめろ! 65歳以降の雇用延長を行え! 外注化を今すぐ撤回しろ! 改憲・戦争阻止! 断固ストライキを貫徹しよう。

 

2022年3月10日木曜日

2022春闘勝利

3月ダイ改-職名廃止・融合化粉砕!
3・11~13ストを闘いぬこう!


 

3・12 スト貫徹!動労千葉総決起集会
3月12日(土) 13時30分
千葉商工会議所 第1ホール(14階)

 

外注化阻止ニュース 第571号


JR東日本 CTS 大幅賃上げを!
動労千葉 3月11~13日にストライキ

 食料品・日用品の値上げがテレビや新聞で報じられています。ウクライナ戦争の影響も大きく、ガソリン・燃料費の値上がり、小麦など原材料や輸送費の高騰で、物価上昇が加速することが予想されています。
 コロナ禍や赤字を口実に、JR東日本やCTSは2年にわたってベースアップなし、ボーナスも減額を行い、契約・パート社員の時給はわずか10円(今年1月)しか上げていません。
 この間、労働者の実質賃金は大きく落ち込んでいます。このまま物価上昇が続けば、本当に生活していけない状況が来ます。なんとしても状況を変えなければなりません。

動労千葉の組合要求


 動労千葉は2月、JR東日本・CTSに対して4月以降の賃金要求を行いました。
 JR東日本に対しては、物価上昇分を含め5万8000円の賃金引き上げを求め、定期昇給については、昨年会社が係数「2」を削減したことから昇給係数4+2の「6」とすることを求めました。
 CTSに対しては、基本賃金4万円の引き上げ、契約・パート社員は時給を一律1500円に引き上げるよう求めました。

労働組合の復権が必要だ


 私たちの生活がギリギリで将来展望も見えてこないのは自然現象でも仕方のない現実でもありません。
 企業の利潤追求ばかりが優先され、労働者が普通に生きていくこともできない社会は間違っています。
 私たちの手で職場に労働組合をよみがえらせ、奪われた雇用と賃金を奪い返えそう。動労千葉に加入し、ともに闘おう。

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2022年3月9日水曜日

日刊動労千葉 第9087号

内房線の倒木でパンタグラフ破損(2/17)


危険なワンマン運転は直ちに中止しろ!

2両のワンマン運転なら対応不能

2月17日早朝、内房線千倉駅~千歳駅間で、木更津発、安房鴨川行のE131系4両編成(2123M、R12+R07)が倒木と支障し、先頭のR12編成のパンタグラフが大きく破損する事態となった。

千倉駅を発車した後、走行中に運転士が空転を感じてノッチをオフにしたという。惰行運転で千歳駅まで運転を継続し、車両点検を行ったところ先頭のR12編成のパンタグラフが大きく破損していることが判明した。沿線の倒木が支障し、パンタグラフが破損したと推定されている。

この編成には20数名の乗客が乗っていた。今回は惰行運転で千歳駅まで到達できたこと、4両編成のツーマン運転だったことなどがまだ幸いしたが、2両編成のワンマン運転で駅間で停止した場合、事故対応、乗客対応などほとんど対応不能に陥ったことは明らかだ。

第一陣は千葉派出から!!

事故の報を受けて駆け付けた第1陣は、千葉からタクシーで約4万円、2時間かけて駆けつけた千葉派出の検査係だ。さらに、第二陣以降に駆けつけたのも幕張車両センターと木更津の検査係だった。本来なら鴨川派出が即応するべきところだろうが、度重なる体制縮小で鴨川からは人が出せなかったということだ。結局、対応は午後を過ぎても終わらなかった。

JR東日本は、どんどん駅の無人化を進めており、近隣の駅や派出から駆けつける体制も圧倒的に弱体化している。

3・12ダイ改では、CTS鴨川派出の体制がさらに縮小され、CTS銚子派出は廃止されようとしているが断じて認められない。外周区に検査係が常駐する体制が絶対に必要だ。

ワンマン運転拡大するな!

外房・内房ワンマン運転が開始された直後の昨年3月16日には、外房線・太東駅で男性がワンマン列車から降車しようとしていた際にドアが閉まり、ホーム上に転倒して大腿部を骨折するという重大事故が発生している。2両編成の後方車両、1番後ろのドアから降りるときにおこった転倒事故で、車掌が乗務していれば完全に防げた事故だった。この事故に関して千葉支社は新聞報道が出るまで、プレス発表して社会的に公表すらことすらしなかった。

昨年4月20日には江見駅でも同様の事故がおきている。

ワンマン運転では、ただでさえドアの開け閉めや乗客対応など、運転士が極度に神経をすり減らして運転せざるをえない。動物との衝突、倒木・倒竹が増加し、車両故障も頻発している。

接続のアナウンスまでやらせるのか!!

2月20日の定期委員会では、組合員から「ワンマンでダイヤが乱れた時の接続のアナウンスまで運転士にやらせるのはおかしい」との指摘も出された。

危険なワンマン運転は直ちに中止しろ! 3・12ダイ改でのワンマン運転拡大をやめろ!

全組合員は一致団結して3・12ストライキに立ち上がろう!

 
3・12スト貫徹!動労千葉総決起集会
3月12日(土) 13時30分
千葉商工会議所 第1ホール(14階)
 

(声明) ウクライナ軍事侵攻を直ちに停止せよ!

ウクライナ軍事侵攻を直ちに停止せよ!

世界戦争・核戦争への拡大を絶対に阻止しよう!

 2月24日、ロシア・プーチン政権は「ウクライナ東部の住民を保護する」ことを口実にして、ウクライナへの全面的な軍事侵攻に踏み切った。この人民虐殺の侵略戦争を満腔の怒りをもって弾劾する。

米欧帝国主義主導のNATOは、ソ連崩壊後の東欧諸国に新自由主義的諸施策を持ち込み、軍事的にロシア包囲網を拡大して来た。そして遂にプーチン政権を絶望的なウクライナ軍事侵攻に引き込んだ。

しかしながら、ウクライナ人民はこの軍事侵攻に対し頑強な抵抗闘争をもって立ちはだかり、ロシア人民はロシア全土でプーチン政権を揺るがす闘いに立っている。

一方、恐慌下のコロナ・パンデミックという状況の中で、その一切の犠牲を集中されてきた全世界の労働者階級人民は、闘うウクライナ、ロシア人民との連帯を求めてデモ・集会に決起している。

この全世界に沸き立つ闘いは、民営化・非正規職化、格差・貧困拡大、医療・社会保障解体など新自由主義の諸施策に対する抑えがたい怒りと相まって、戦争に向かう自国帝国主義そのものの変革・打倒に向かう闘いを生み出している。

ウクライナ軍事侵攻は、米日欧帝国主義による中国侵略戦争の策動を間違いなく加速させる。日本帝国主義は、この事態を「台湾有事」に連動するものとして捉え、明確に侵略戦争への道を歩み出した。

元首相・安倍晋三は、プーチン政権の「核の威嚇」を奇貨となして「アメリカの核を日本全土に配備して共用する」などと口走り、安倍の弟の現防衛相・岸信夫は、「自衛隊機による敵基地空爆」を可能とする戦力を保持するなどと公言し、現首相・岸田文雄は、沖縄―南西諸島全体の出撃基地化・中距離ミサイル配備計画を推し進め、「不戦・戦力不保持」を明記する憲法の破壊に躍起となっている。

JRの職場では、現場労働者が自らの労働を通して身に着けて来た知識・技術・経験(勘)をどうでも良いものとして蔑み、全職名を廃止して業務を「融合」し、労働者を「何でも屋」にする前代未聞の攻撃が開始された。この攻撃は間違いなく全職場に拡大する。これは、労働者の団結を砂粒のように解体し侵略戦争に動員していく帝国主義の常とう手段だ。

動労千葉を中心に私たちは、2022春闘においてストライキをもってこの攻撃と真正面から対峙し闘い抜く。

戦争を阻止しその元凶たる帝国主義を打倒する展望は、"国境を持たない労働者階級"の国際連帯の中にこそある。

「内なる階級戦争」と「外への侵略戦争」を一体の攻撃として捉え返し、階級的労働運動の復権に向け闘うと共に、自国政府の戦争への突進を絶対に阻止しよう。
ウクライナ軍事侵攻を即時停止せよ!

世界戦争・核戦争への拡大を絶対に阻止しよう!

2022年3月7日

国鉄千葉動力車労働組合

動労千葉国際連帯委員会

 

3・5千葉駅前


 

2022年3月8日火曜日

日刊動労千葉 第9086号

2/18 国鉄1047名解雇撤回!
JR復帰!団交開催!
第8回行政訴訟

「JR不採用」は継続する行為
中労委は真実を隠ぺいするな!

2月18日、国鉄1047名解雇撤回、JR復帰、団交開催の行政訴訟の第8回裁判が行われた。動労千葉争議団、動労総連合1047協議会を先頭に、各支部組合員や支援の仲間とともに裁判闘争を闘った。

JRには採用する義務がある

この間、中労委は「申立期間の1年を過ぎている」という1点で真実から逃れようとしてきた。「すでに申立期間を過ぎているから、JRが不当労働行為をやっていたかどうかも関係ない」というのだ。今回の裁判では組合側からこの問題についての反論を行った。

中労委は、組合側の主張を「87年4月1日の不採用」だけを問題にしていると言って、「それから1年以上が過ぎている」としている。だが、組合側の主張はまったく別だ。

もともと動労千葉組合員も採用候補者名簿に記載されていた。だが87年2月、JR設立委員会の指示・決定で名簿不記載基準をつくり、組合員を採用候補者名簿から排除した。

この基準はすでに最高裁で不当労働行為だと確定している。JR設立委員会=JR自身の不当労働行為がなければ全員が採用されるはずだった。不採用の責任は当然にもJRにある。全員を採用する義務がJRにあるのだ。

JRは本来採用すべき組合員を一貫して採用していない。それは87年4月の1回限りの行為ではない。87年4月以後にも国鉄解雇者からの採用はあった。中途採用も含めて、JRは毎年採用を行っている。「採用義務の不履行」がずっと続いている状態だ。「1年を過ぎている」といって門前払いにできる問題ではないのだ。

「形式的な問題」ではない!

なぜ中労委は組合側の主張を全く理解していないのか。それは中労委が1度も調査を行わず、組合の主張を一切聞こうともしなかったからだ。「申立期間という形式的な問題」として審理を打ち切ったのだ。

申立期間は単に形式の問題ではない。労働委員会として何を、どこまで救済できるかという、不当労働行為事件の本質に関わる重大な問題だ。だが、中労委はまったく審理せずに打ち切った。

それはわれわれが闘いの中で暴いた真実に触れれば、国鉄分割・民営化の「闇」を暴くことになってしまうからだ。中労委は政府とJRを守るために、労働委員会としての本質的な役割をも投げ捨ててしまったのだ。

弁護団は法廷でこのことを明らかにして追及した。裁判長も中労委に対して、「1回限りという主張について明らかにするように」と言わざるを得なかった。次回裁判は中労委側の書面に対し、組合側から反論を提出した上で開かれる。

「勝利まであと一歩」だ!

中労委が「1年」だけを盾に真実から逃げようとしてきた。だが、この壁を超えれば、すべての真実は明らかになっている。闘いは勝利まであと一歩だ。今こそ国鉄1047名解雇撤回を! 署名運動を全力で強化し、闘争勝利まで闘いぬこう。

 

次回裁判までに1万筆の署名を
金元重・国鉄闘争全国運動呼びかけ人
(裁判後の報告会での発言より)

いよいよ裁判闘争は佳境に入った。弁護団から説得力ある主張がされ、裁判所を動かしている。歴史に残る闘いになっている。署名運動を広げよう。5月の次回裁判までに1万筆の署名を全力で集めよう。

 
○次回裁判
5月25日11時~
東京地裁527号法廷
 

2022年3月6日日曜日

日刊動労千葉 第9085号

3月ダイ改-職名廃止・融合化粉砕!
3・11~13ストを闘いぬこう!


3月3日、第2回支部代表者会議を開催し、22春闘―3月ダイ改・職名廃止・融合化粉砕に向けた闘いの配置を次の通り伝達・確認した。

鉄道の歴史始まって以来の大攻撃
今年の3月ダイ改は、鉄道の歴史が始まって以来最も重大な歴史的転換点だ。現業機関の全職名廃止は、各系統の専門的業務など価値のないものであると宣告するものであり、融合化・統括センター化攻撃は、現場労働者を「なんでも屋」として働かせる攻撃である。標準数廃止・乗務員の労働時間の2分、3分単位での削り取り、行路の長大化―入換業務の組み込みによる労働強化を絶対に許してはならない。さらに仕業検査の周期延伸による検査派出廃止や派出要員削減は、外注化の破綻の表れであり、安全破壊・ローカル線切り捨て攻撃であると同時に、今後さらなる派出削減攻撃につながるものと捉える必要がある。
22春闘においては、昨春闘でコロナ禍に便乗した定期昇給「係数2」カット分の回復、現在の激しいインフレ状況に踏まえ、「物価上昇分」を加えた大幅賃上げ獲得を勝ちとらなければならない。
貨物会社においては、ベアゼロ回答打破、改悪人事・賃金制度を粉砕し、地域格差是正、シニア賃金の改善を勝ちとらなければならない。
こうした要求の実現に向けて次のとおりストライキを配置して闘いぬくこととする。

3月ダイ改阻止―22春闘の 闘いの課題と要求
第1波闘争として、JR―3月ダイ改を「鉄道の歴史が始まって以来最も重大な歴史的転換点をなす攻撃」と位置づけ、あわせて22春闘を「大幅賃上げ獲得、定昇カット・ベアゼロ打破」を勝ちとるべく、ストライキを配置して要求の実現を目指す。
(1)職名廃止・融合化粉砕
(2)定年延長と70歳まで働き続けることのできる労働条件確立
(3)仕業検査周期延伸反対―検査派出廃止・要員削減阻止
(4)乗務員勤務制度改悪粉砕、乗務員の業務等の見直し撤回、ワンマン運転拡大阻止
(5)JR貨物「人事・賃金制度」改悪反対、地域格差是正、シニア賃金改善
第2波闘争として、4月上旬に予想されるCTS新賃金回答時にグループ会社における大幅賃上げ獲得・労働条件改善を要求し取り組むこととする。
(1)社員、契約社員、パート、嘱託ともに大幅一律賃上げ、非正規職の賃金格差粉砕
(2)希望する全社員の正社員登用
(3)住宅手当支給適用条件の改正、各手当の格差是正
(4)JRと同様の福利厚生制度の導入、手当支給
(5)適正な要員の確保
(6)その他労働条件の改善

 闘いの配置について
(1)第1波闘争について
①3月11日~13日にストライキを配置して要求の実現を目指すこととする。
②3月11日~13日について、会社の不当な業務運営及び組織破壊行為、ストライキ妨害行為が行われた場合は、戦術を拡大する。
③3月11日~13日について、全組合員を対象にして、休日勤務及び超過勤務、所定以外の業務(休憩時間の変更を含む)は、一切行わない。
④各支部はスト突入時について、万全の体制をとること。
(2)第2波闘争について
CTSにおける新賃金回答段階(4月上旬)に設定する。

22春闘勝利!3月ダイ改―職名廃止・融合化粉砕、仕業検査周期延伸反対!乗務員業務等見直し撤回!ワンマン運転拡大阻止!

 
 闘いの配置について

①3月11日正午以降13日明けまで、ストライキを配置して、要求の実現をめざすこととする。
②3月12日、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催する。
3月12日(土) 13時30分~ 千葉商工会議所第1ホール
③3月17日 貨物春闘団結集会
3月17日(木) 12時~
④ストライキ期間中は、全組合員を対象にして休日勤務、超過勤務、所定以外の業務(休憩時間変更を含む)は一切行わない。
⑤なお、会社による不当な業務運営および組織破壊攻撃が行われた場合は、戦術を拡大する。


3・12 スト貫徹!動労千葉総決起集会

3月12日(土) 13時30分
千葉商工会議所 第1ホール(14階)

 

2022年3月3日木曜日

日刊動労千葉 第9084号

22春闘勝利!3月ダイ改阻止!
大幅賃上げ獲得へストを構えて闘おう!


動労総連合及び動労千葉は、それぞれ22年4月1日以降の新賃金及び労働条件改善に関する申し入れを2月21日行った。
動労総連合は、昨年11月、全組合員を対象に「生活実態ならびに賃金引き上げ要求に関する調査」を実施した。また、CTSにおいても職場アンケートを実施した。

 大幅賃上げが必要だ!
アンケート調査結果による組合員の生活実態は、昨年同期と比較して「非常に苦しくなっている」が44・5%、「やや苦しくなっている」31・3%、「同じだと思う」が24・2%となっており、ほとんどの組合員が改善を求めている。また、生活程度について82・4%の者が不満足を訴えている。
「家計は1ケ月の賃金で間に合いましたか」に対し、93・4%の組合員が不足したと答え、その補填については、「期末手当をあてる」が45%を占め、「貯金をおろす」33・8%、「妻の収入をあてる」が17・7%を占め、その他借金等によりやりくりしている状態にある。
調査結果にもとづく賃金引き上げ要求額は、「生活実態に基づき改善要求をした」、「現在の生活を維持するため」が93・3%を占め、平均要求額は49,540円であった。

働き続けることも困難な職場
CTSの職場アンケート結果では、生活費が「ときどき不足」、「いつも不足」が併せて78・2%で、その補てんを「生活費を切り詰める」「家族からの援助」「各期末手当で補填」が多数であり、夜勤手当のない日勤勤務者はこの職場で働き続けることさえ困難な実態が浮き彫りとなっている。
あらゆるものが値上がりしており、大幅賃上げはまったなしだ。組合員の圧倒的多数が「ストライキを配置して闘うべき」と回答している。ストを構えて22春闘を闘いぬこう!

 

 組合の要求事項(概要)

1.2022年4月1日以降の基準内賃金を、物価上昇分も含めた58,000円の原資をもって引き上げること。
2.エルダー組合員及びグリーンスタッフの基本賃金を、社員と同様に引き上げること。
3.配分に関しては、基本給を重点に行うこと。
4.定期昇給については、2021年に昇給係数「2」を削減したことから、昇給係数4+2の「6」とすること。
5.第2基本給を廃止すること。
6.賃金の大幅な引き下げとなる「人事・賃金制度」を撤廃すること。
7.昇進制度について、勤続35年で主任職2等級まで昇進・昇格できる基準昇進制度とすること。
5.定年を延長するとともに、エルダー・シニア社員制度を廃止し、改正高齢者雇用安定法の施行に踏まえ70歳まで働くことができる労働条件の確立を図ること。

【JR貨物要求】
(1)55歳以上の賃金減額の撤廃。
(2)シニア社員の労働条件について。
① 本体雇用により社員同様の勤務を行うことから、賃金を見直すこと。とくに基本給については全国同一とし、地域間格差を解消すること。
② 賃金の減額に応じて、年間休日数の増又は1日あたりの労働時間の短縮を図ること。

【CTS要求】
1.2022年4月1日以降の基準内賃金を40,000円の原資を持って引き上げること。
2.時給制の契約社員・パート社員については一律、時給1,500円に引き上げること。
3.全社員に住宅手当が支給されるように適用条件を改正すること。
4.希望者全員を正社員に登用すること。
5.本人希望に沿って70歳までの雇用を行うこと。JRからのエルダー出向者についても同様の扱いとすること。
6.年間休日をJRと同様の114日とすること。

 

外注化阻止ニュース 第570号


動労千葉3・12ストへ
職名廃止・業務融合に絶対反対!

 動労千葉は2月20日の定期委員会で、3月12日のダイ改時にストライキに立ち上がる方針を確立しました。

これが「鉄道会社」のやることか

 JR東日本は3月ダイ改時に鉄道の現業部門すべての職名を廃止し、駅・乗務員区を廃止・統合した統括センターを設置して業務融合を行うとしています。
 鉄道はさまざまな系統の専門的な知識・技術・経験の上に成り立っています。そういった労働者の養成は、鉄道会社の根幹をなすものです。職名廃止は「そういう労働者の養成は行わない」という宣言です。
 そして、「人ならではの業務を行え」「付加価値を生む仕事を行え」というのです。鉄道会社であることを放棄して利益を追求する攻撃を許すことはできません。

動労千葉とともに声をあげよう

 この3月ダイ改は今後数年に渡る攻撃の始まりでもあります。会社自身が「23年6月までに組織再編し、さらに業務集約・体制見直しを進める」と打ち出しています。現場を含めた抜本的な転換と、労働者の権利の破壊が狙われています。
 だからこそ、その出発となる3月ダイ改に、職場から反対の声をあげ、闘いに立つことが必要です。現場労働者の団結した力こそ会社の攻撃を打ち破る力です。
 そもそも運転士や車掌、駅員を「何でも屋」のように扱うこと自体が許せません。毎日、列車を運行し、安全を守っているのは現場労働者です。
 どんな技術を用いても、最後に安全を守るのも現場労働者です。その現場労働者をないがしろにして鉄道の安全はありません。
 ストに立つ動労千葉とともに、3月ダイ改・職名廃止・業務融合に反対の声をあげよう。


22春闘勝利! 3月ダイ改阻止!
3・12動労千葉スト総決起集会


3月12日(土)13時30分 
千葉商工会議所第1ホール
(千葉中央ツインビル 2号館14階)

ニュースへのリンク

2022年3月2日水曜日

闘いなくして安全なし No.341


職名廃止・業務融合に反対!
動労千葉3・12ストへ!

 動労千葉は2月20日の定期委員会で、3月12日のダイ改時にストライキに立ち上がる方針を確立しました。

これが「鉄道会社」のやることか

 JR東日本は3月ダイ改時に鉄道の現業部門すべての職名を廃止し、駅・乗務員区を廃止・統合した統括センターを設置して業務融合を行うとしています。
 鉄道はさまざまな系統の専門的な知識・技術・経験の上に成り立っています。そういった労働者の養成は、鉄道会社の根幹をなすものです。職名廃止は「そういう労働者の養成は行わない」という宣言です。
 そして、「人ならではの業務を行え」「付加価値を生む仕事を行え」というのです。鉄道会社であることを放棄して利益を追求する攻撃を許すことはできません。

動労千葉とともに声をあげよう

 この3月ダイ改は今後数年に渡る攻撃の始まりでもあります。会社自身が「23年6月までに組織再編し、さらに業務集約・体制見直しを進める」と打ち出しています。現場を含めた抜本的な転換と、労働者の権利の破壊が狙われています。
 だからこそ、その出発となる3月ダイ改に、職場から反対の声をあげ、闘いにたつことが必要です。現場労働者の団結した力こそ会社の攻撃を打ち破る力です。
 そもそも運転士や車掌、駅員を「何でも屋」のように扱うこと自体が許せません。毎日、列車を運行し、安全を守っているのは現場労働者です。どんな技術を用いても、最後に安全を守るのも現場労働者です。その現場労働者をないがしろにして鉄道の安全はありません。
 ストに立つ動労千葉とともに、3月ダイ改・職名廃止・業務融合に反対の声をあげよう。


3・12動労千葉総決起集会
22春闘勝利! 3月ダイ改阻止!


3月12日(土)13時30分
千葉商工会議所第1ホール
(千葉中央ツインビル2号館14階)

ニュースへのリンク

2022年3月1日火曜日

日刊動労千葉 第9083号

2/21 65歳以降雇用延長拒否問題
千葉支社団体交渉(申8号)


支社として「何も知らない」「働きかけることはない」と回答
ふざけるのもいい加減にしろ!

 

裁判・労働委員会闘争を開始
3・7千葉県労委/4・18千葉地裁闘争へ

○千葉県労委闘争
日時:3月7日(月)10時半~
集合:9時50分 千葉県労委前

○千葉地裁闘争
日時:4月18日(月)10時~
場所:千葉地裁601号法廷

 

2月21日、65歳以降雇用延長拒否をめぐり千葉支社との団体交渉を行った。だが、千葉支社は「何も知らない」「何もしない」という回答を行った。ほんの少しの努力さえしないということだ。こんな回答が許せるか! JR・CTSは希望者の雇用延長を行え! 裁判・労働委員会闘争勝利へ全力で闘おう!

組合 65歳以降の雇用について、「必要な対応について検討していく」という回答だが、具体的にどんな検討をしているのか。

会社 JR東日本として必要な対応を検討している。現時点では求人・求職情報提供サービスを行っている。

組合 65歳以降の雇用について、会社として雇用延長の希望の調査などはしているのか。

会社 していない。

組合 エルダー社員は千葉支社で何人か。

会社 21年4月1日時点で790人くらいだ。JESS、CTSがほとんどで本体エルダーは1割程度だ。

組合 情報提供サービスの中身を見るとほとんどが東北だ。それで努力義務を果たしているのか。JESSとCTSがエルダーのほとんどなら、その求職は何人くらいあったのか。

会社 数字は把握していない。

組合 千葉で登録しているグループ会社はいくつなのか?

会社 把握していない。分からない。

組合 「どういうところがあるか分からない」なんて失礼な話があるのか。関係ないということか? 努力義務がある。会社として関わっていないというのは法律違反の回答だ。

会社 サービスへの登録はCTSに限らずグループ会社にお願いしている。支社としてではなく、会社としてお願いする。

組合 「千葉支社としては頼めない」ということか? 支社としてグループ会社に「雇ってほしい」と話したり、「受け入れの範囲を増やせないか」と聞くこともできないのか?

会社 できない。対応するのは制度にあるものだけだ。会社としての「努力」は情報提供サービスを行うことだけだ。

組合 そこに働く場所がない。だから支社として言えといっている。千葉支社は「関係ない」というなら、どこに言えばいいのか。

会社 本社から一括してお願いしている。意見は本社でも聞く。

組合 支社で決められなくても、話をつかんで本社に持ちかけるというのが支社の役目だ。それもやらないなら支社がある意味がない。

会社 支社から働きかけられることはない。

組合 すべて本社でできるわけではない。支社は各地域の近くにいて状況もわかる。エルダーの場合は、支社が窓口も作って各社に働きかけている。今度は「イロハのイ」もやらないのか。

会社 制度が違う。エルダーは制度としてあるからできる。65歳以降の雇用を何をもってお願いするのか。

組合 本社は何をもってお願いしているのか。

会社 求人・求職情報サービスでグループ会社にお願いしている。

組合 それで支社が「何をもってお願いするか」という回答は矛盾している。「何も知りません。やりません。でも、努力義務を果たしています」は通らない。

会社 これは制度ではなく「ツール」だ。グループ会社に使い方を教えることはできる。支社単位でお願いする制度ではない。

組合 「聞いたが断られた」さえやらない。支社として「何も知らない」「何もできない」「働きかけることはない」とまで言い切るなら団交にならない。本社の団交でそう言う。支社として働きかけることはないということか。

会社 そうだ。

組合 「努力もしない」というのが支社の回答ということだ。この件はまた本社と交渉する。

以上