2022年3月17日木曜日

日刊動労千葉 第9090号

重大事実発覚!

管理者だけこっそり雇用延長していた!!


団交の回答は大ウソだった!
希望者全員65歳以降も雇え!


誰が責任をとるのか!

この間、65歳を迎えたエルダー社員の雇用延長について、JR本社・千葉支社・CTSと何度も交渉を繰り返してきた。

JRは「求人情報サービスを見て応募してくれ」と言うが千葉から通勤できる職場は皆無に近い。本社は「グループ会社にお願いすることしかできない」といい、千葉支社は「支社として何もしない」とまで回答している。

CTSは、「JR退職者の再雇用についてCTSに責任はない」「経営状況から雇用できる状況にない」と繰り返している。

高年齢者雇用安定法で、会社には70歳までの雇用延長の努力義務がある。その責任は一体誰がとるのか! 誰一人責任をとらない、ふざけきった対応だ。これが外注化が生み出した無責任体制だ。

会社は団交で回答不能に

この中で3月8日、CTSとの団交を行った。CTSはこの間の団交で「管理者を含めてエルダー社員の65歳以降の雇用は求人情報サービス以外では行わない」と回答していた。

だが、昨年12月に65歳を迎えてエルダー雇用が終了した南船橋事業所長が、1月からCTSに雇用されて所長を続けていることが明らかになった。現場のエルダー社員の雇用延長は拒否しておきながら、自分たち管理者は裏でこっそり雇用延長させていたのだ。こんなふざけたやり方があるのか!

これまでの団交の回答は真っ赤な嘘だった。交渉の前提がひっくり返る事態だ。3月7日に始まった千葉県労働委員会に出されたCTSの書面には「2021年度に出向を満了したエルダー社員と新たな雇用契約は一切締結していない」と書いてある。これも大ウソだったということだ。

団交でこの事実を突きつけると、CTSは回答不能に陥った。所長の雇用形態などの事実確認を求めても、「本社に確認する」「幹部も担当者も不在で調べられない」とごまかして回答しないため、団交は中断となった。

ただちに65歳以降の雇用延長を

ダイ改スト前に団交を開催して回答するよう要求していたが、今に至るもCTSは「回答できない」といい、団交は中断したままだ。3月14日、この問題を徹底的に追及する緊急申し入れをJR・CTSに提出した。

「エルダーの雇用延長はしない」というCTSの回答はウソだった。ならば、希望者全員の雇用延長をただちに行え! JR・CTSを徹底追及し、70歳まで働ける職場と労働条件確立をかちとろう。

65歳以降の雇用等に関する緊急申し入れ(3/14)

  1. 動労千葉申第9号(1月19日申し入れ)に対する団体交渉が3月8日に開催されたが、それ以前に行われた団体交渉においての会社側回答に反する事実が判明し、会社側が回答できない状態に至り、中断している状態である。
    速やかな回答を求めたが、未だ回答も行われていない状況にある。早急に団体交渉を開催すること。
  2. これまでの65歳以降の雇用等に関する交渉の回答が虚偽回答であることから、これまで雇用を希望しながら退職に至った者についても、雇用すること。
  3. 65歳以降も雇用を希望するすべての者を雇用すること。