2022年10月9日日曜日

日刊動労千葉 第9180号

最低賃金が31円上がったのに
CTSはわずか10円!!!


これでは生活は苦しくなる一方!

CTSは最低賃金の改定(10月1日、千葉県は+31円で984円)に対応して時給改定を行った。

 

【事業所賃金(時給)改定内容】
(2022年10月~)

  • 65歳以降の人の時給 +20円
    (最低時給が980円→1000円に)
  • 館山・鴨川・銚子事業所 +20円
    (時給が980円→1000円に)
  • その他の契約・パート社員 +10円
    ※錦糸町 1120円、千葉エリア 1050円
    成田空港 1040円、成田 1030円
    木更津、一ノ宮 1010円
    銚子・鴨川・館山 1000円
    ※いずれも無期雇用者は+10円

 

これでは実質賃下げ

千葉県内の最賃に抵触する、65歳以降の時給、館山・鴨川・銚子事業所については20円引き上げ、その他の事業所では契約・パート社員の時給を10円引き上げた。まさに法律に抵触しない最低ラインの対応だ。

昨年10月には28円の最低賃金引き上げがあったのにCTSはゼロ回答だった(今年1月に10円引き上げ)。

今年も最賃が31円上がったのに10円の引き上げにとどまっている。


物価上昇で実質賃金マイナスが続いている!
8月でマイナス1・7%(昨年同月比)


毎日のようにニュースで報じられているとおり、物価がどんどん上がり生活が苦しくなる一方だ。それどころか、来年春には、もっと光熱費が上がると言われている。一年間で物価は2・8%も上がっている。これでは、実質的な賃下げそのものだ。

ついに千葉エリアでも東京の最賃(1071円)以下に

また、千葉事業所より西(千葉エリア)の事業所でも、時給は1050円で、都内の最低賃金を下回る水準に陥没している。

賃金の抜本的な引き上げを求める動労千葉の申し入れ、団体交渉に対しても、CTSは「JR東日本が赤字」「会社の体力がない」と賃上げを拒否しつづけてきたが、これ以上、現状を放置しつづけることなど断じて許されない。

物価上昇分を賃金に上乗せし、社員の生活を守るのは会社の社会的責任だ。現状を放置するなら、日々、賃金が下がっていることと同じだ。

CTSは生きていけるだけの賃金を出せ! 現場からの怒りの声、会社との力関係で賃金は決まる。現場からさらに声を上げ、今こそ大幅賃上げをかちとろう。

 

世界中で労働組合が大幅賃上げ求めてストライキ!

 物価高騰の中、アメリカ、フランス、イタリアなど世界中で大幅賃上げを求めるストライキが闘われている。
イギリスで10月1日に17万5千人が、5日も鉄道会社13社9千人超の運転士が賃上げを求めて全国ストに参加。