65歳以降の雇用延長を
CTSと団体交渉
当該を「部外者」呼ばわりで紛糾
管理者だけ65歳以降も雇用延長
JR東日本では、20年に及ぶ外注化によって鉄道を維持する要員の確保ができない状況になっています。CTSでは厳しい労働条件のため若手社員が次々転職し、さらに65歳大量退職がこの事態に拍車をかけています。
高齢者雇用安定法が改定され70歳雇用は企業の努力義務となっています。またグループ会社での雇用延長は慣例として行われてきました。
こうした状況に踏まえ組合は希望者については70歳までの雇用延長を求めてきました。
しかし、JR東日本とCTSは65歳以降の雇用延長を拒否し続けています。CTSは経営状況などを理由に「管理者も一般社員も例外なく」と言って雇用延長を拒否してきました。ところが実際には、南船橋事業所長などの管理者だけはこっそり雇用延長していたことが明らかになったのです。
「もう謝った」と開き直り
動労千葉は10月21日、「65歳以降の雇用延長」を求めてCTSと団体交渉を行い、管理者だけ雇用延長していた問題を追及しました。
会社は虚偽回答について「もう謝った」「不誠実と言われる理由はない」と居直りました。
これに対して組合は「口先で謝って済む問題ではない。去年の時点に戻してやり直せ」「何人の労働者が雇用延長をあきらめて辞めていったと思っているのか」と厳しく断罪しました。
雇用延長がなされなかった当該組合員を先頭とする怒りに圧倒され、あろうことか雇用延長を拒否された当該組合員に対して「そもそも部外者がなぜこの場に居るのか」と暴言を吐いたのです。
自分たちがウソまで言って雇用延長を拒否しておいて、その本人に向かって「部外者」とはよくも言えたものです。
組合員の怒りを前に会社は回答不能となり、一度退席して、その後に謝罪しましたが、ここで団体交渉は中断となりました。
不当労働行為の動かぬ証拠
この暴言にこそ、65歳以降の雇用延長拒否の会社の真の狙い、労働組合を嫌悪するCTSの本音が暴露されています。
動労千葉は、65歳以降の雇用延長を求めて、団体交渉や労働委員会、裁判などを一体で進めています。共に声を上げよう(写真は千葉県労働委員会前)。
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