2022年12月9日金曜日

外注化阻止ニュース 第610号


ワンマン・統括センター化
・業務融合化に反対の声を
労働者の無権利化と競争施策やめろ

統括センター化の拡大

 JR東日本は、ワンマン運転をほぼすべての線区に拡大することを狙い、さらに職名廃止・業務融合・統括センター化やジョブローテーションを強行しています。
 JR千葉支社では、錦糸町・船橋・津田沼・千葉・新浦安・成田の各営業統括センターが10月1日に発足しました。
 千葉運輸区では運転士に交番中に車掌の業務をやらせる「込み運用」が開始されています。統括センター化された木更津では、乗務員が交番中に駅業務につく運用も行われています。会社は統括センター化・業務融合をさらに進めようとしています。
 ジョブローテーションによる本人の希望を無視した強制配転も毎月のように繰り返されています。
 労働者の権利は「どこでどんな業務を行うのか」ということと切り離すことはできません。それをすべて会社の好きにして、労働者の権利を根本から奪おうという攻撃です。

競争ではなく団結した闘いを

 運転士や車掌は、不規則な勤務でまともな睡眠時間もない中で神経をすり減らしながら列車を運行しています。そうした専門的な技術・経験をもった労働者が鉄道の安全を守ってきたのです。
 「鉄道より価値創造」「何でも屋になれ」など現場の鉄道業務をあまりに軽視しています。
 会社の狙いは業務融合に協力する人を募り、自ら手を挙げさせて競争に駆り立てていくことです。しかし、それはこれまでの労働者の権利を奪い、鉄道の安全を破壊するものです。
 職場からの団結した闘いこそ攻撃を打ち破る力です。労働者の団結した力は決して小さくありません。必要なのは闘う労働組合です。

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