2023年2月16日木曜日

日刊動労千葉 第9232号

国鉄分割・民営化で不当解雇から36年
どないすんねん連合!
甦れ労働組合! 取り戻そう団結!
2・12国鉄集会を開催


 国鉄分割・民営化による解雇から36年、2月12日、国鉄闘争全国運動は、江戸川区総合文化センターで国鉄集会を開催し、480人が結集した。司会を動労千葉の北村執行委員、東京中部ユニオンの仲間が担った。2月10日には関西国鉄集会も開催され、動労千葉を代表して山田護特別執行委員が参加した。
 

鉄道労組ソウル地本8人が登壇

集会の冒頭、1月に急逝した韓国・鉄道労組の執行委員に全参加者が黙とうを捧げた。
主催者としてあいさつを全国運動呼びかけ人の金元重さんが行い、「連合のもと多くの労組が春闘要求も自ら出すこともできなくなっている。この現実を見据え、労働組合を甦らせなくてはならない」と訴えた。
連帯あいさつで、三里塚空港反対同盟の市東孝雄さんが、「農地は農民の命。強制執行を今も阻止し勝利している。農地死守の原則を貫き、楽しく闘おう」と呼びかけた。
基調報告を、関委員長が、「戦争・新自由主義崩壊—資本主義にNOと言える労働運動を!」と題して行った。特に今の連合について、「連合の主張は『人への投資を積極的に』『成長と分配の好循環』などと経団連と全く同じだ。賃金が『投資』ですか? 団結も闘いもない、これが労働組合の主張ですか? 大軍拡や敵基地攻撃能力についても、何も言わずに容認している」と厳しく批判した。
次に、韓国・鉄道労組ソウル地方本部の8人の代表団が登壇し、チェミョンホ本部長があいさつに立ち、動労千葉の闘いを教訓に、韓国での鉄道民営化を絶対に阻止する決意、労組弾圧を強めるユンソンニョル政権打倒の決意を表明した。鉄道労組から動労千葉に、解雇撤回闘争支援のカンパが手渡された。

裁判の傍聴を訴え

解雇撤回闘争の訴えでは、当該の登壇し、高石さんが代表して決意表明。続いて弁護団から「4月14日の裁判は井手・深澤ら不採用の首謀者を証人採用させるか結審を許すのかの最大の攻防になる」と傍聴への大結集を訴えた。
全国運動呼びかけ人に加わった札幌学院大学の浅川教授、関西地区生コン支部の武谷書記次長の発言と続き、動労神奈川の時廣書記長がカンパを訴えた。
在日ビルマ市民労組ら不服従を貫く在日ミャンマー人が登壇し、「軍事クーデター2年」ー命をかけた闘いと訴えに会場から熱い連帯の拍手が送られた。

久留里線と地域を守る会の住民が発言

JR合理化・廃線化との闘いの報告として、渡辺書記長は、業務融合化、統括センター設置など常軌を逸した攻撃に対し、動労千葉は3月ダイ改ー春闘ストを構えて闘い、組織拡大に打って出ること宣言した。
久留里線と地域を守る会の住民は、廃線反対署名が住民の主体的運動として始まり、今大きく広がろうとしていることを報告した。
動労連帯高崎の木村書記長の労働委員会闘争での勝利報告、「『11月労働者集会』3労組共同アピール2023」「日本の大軍拡に反対する日韓鉄道労働者の決議」が読み上げられた。
決意表明につづいて、港合同の木下執行委員が集会をまとめ、労働委員会で勝利を勝ち取ったコンビニ関連ユニオンの河野委員長の音頭でインターナショナルを斉唱し集会は終了した。