2023年3月30日木曜日

日刊動労千葉 第9254号

久留里線の廃線化を許さない!
久留里線と地域を守る会を結成!



久留里線の廃線に反対する署名ー5000筆を突破


久留里線と地域を守る会の結成総会で役員に選出されたみなさん(3月26日・上総公民館)

3月26日、久留里駅前の上総公民館において、「久留里線と地域を守る会」の結成総会が開催され、久留里線沿線の住民をはじめ内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会、木更津支部組合員や内房地域のOBなど80名が参加し、地域にとって不可欠の公共交通機関である久留里線の廃線化を許さず、地域の活性化に向けて活動を行うことを確認するなど、JRと国が一体で進めるローカル線廃線攻撃に対する地域からの反撃の第一歩をしるした。」

「久留里線を守りたい」との強い声を受けて活動スタート!

結成総会ははじめに、災害により10年以上も不通になっていた只見線の復旧に向けた地域の人たちの強い思いや活動などを記したDVDの上映が行われ、この中で「鉄道が廃止されて栄えた町はない!」との言葉が象徴的であった。

結成準備会を代表してあいさつにたった三浦久吉さんは、「内房線・外房線の会の皆さんなどに助言をいただきながら今日の結成にいたることができた。JRは『久留里線は赤字だ。100万円稼ぐのに2億8千万円の経費がかかる』と言っている。しかし久留里~亀山間は5時間以上も列車がなく利用したくてもできない状況をJRがつくっている。一方、地元ではボランティアで駅舎清掃などを30年以上もやってきた。それを赤字だから廃線と言われても受け入れられない。

12月4日の上総地域集会で『久留里線を守りたい』との強い意見を受けて地元を中心に呼びかけ人を募って『久留里線の廃線に反対する署名』の取り組みを開始し、現在、5000筆以上が集まっている。結成総会後、JR千葉支社に提出したい。鉄道と地域を守る運動として活動していきたいので協力をお願いします」と力強く訴えた。

議事に入り、経過報告、規約制定、23年度活動方針案、23年度予算案、23年度の役員が提案され、質疑応答の後、参加者全体の拍手で採択された。

最後に、「久留里線の一部を切り取り、営業収益を理由に廃線化を進めることは許されません。結成総会を出発点として、廃線反対の署名運動をはじめ様々な活動を推進し、JRはもとより沿線の各自治体や国交省、千葉県などに対して積極的に要請活動を行っていきます」との結成アピールを全体で採択し、久留里線と地域を守る会結成総会は成功裡に終了した。

 

 

外注化阻止ニュース 第625号


「久留里線と地域を守る会」結成
80人参加で盛況に
すでに5千筆超の廃線反対署名

80人の参加で「守る会」結成

 3月26日、「久留里線と地域を守る会」の結成総会が開催され、沿線住民など80人が参加しました。その場で入会する住民も多く、熱気あふれる総会となりました。
 この1か月、廃線反対の署名運動も取り組まれてきました。呼びかけたのは、木更津・君津・袖ヶ浦3市の住民25人で、すでに5千筆超の署名が集まっていることが報告されました。沿線住民にとって廃線化がいかに切実な問題であるかが示されています。
 JR千葉支社は3月9日、「久留里線のあり方について県と沿線の君津市に協議を申し入れた」と発表しました。「JR東日本が不採算を理由にバス転換に向けて動き出すのは初めて」と報じられ、特に久留里~上総亀山駅間が「収支率最悪」と焦点にされています。

地域住民や労働者を軽んじるな

 赤字だと宣伝されていますが、この区間では昼間の時間帯は5時間以上も列車が走りません。久留里駅を除く3駅(上総亀山駅、上総松丘駅、平山駅)は無人駅です。駅舎やトイレの掃除、周辺の草取りなどは近隣住民が行っています。
 JRが路線の一部を切り取って「乗客数が減少」「大変な赤字」と宣伝して鉄道をなくすことに対して、総会では「私たちにはどうしても納得できません」と訴えられました。


 地域の生活を軽視する会社の姿勢は、職場において鉄道業務と労働者を軽んじるあり方と同じです。地域住民と共に大合理化と廃線化に反対の声を上げよう。

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2023年3月29日水曜日

日刊動労千葉 第9253号

農地強奪の強制執行に怒り!
3・26芝山現地闘争


3月26日、三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で、「成田空港機能強化粉砕!騒音拡大許すな!」を掲げた芝山現地集会が、芝山文化センターで行われた。

集会の冒頭、3月10日に急逝された反対同盟顧問弁護団事務局長の葉山岳夫さんに、全員で黙祷をささげた。
東峰の萩原富夫さんは、「体を張って実力で闘う三里塚の姿勢を日本と世界に示した。騒音訴訟に立ち上がる住民と協力し、反対同盟は『空港絶対反対』で闘う。成田の軍事空港化を許さない」と、反対同盟の鮮明な方針を提起した。

闘魂ますます盛んなり!

強制執行と闘い抜いた市東孝雄さんは「農地がなくなることは命を取られるのと同じ。でもまだ畑はある。これからも耕し続けます。闘魂ますます盛んなり! みなさん、明るく闘っていきましょう」と元気に発言し、大きな拍手が送られた。

車の両輪として

連帯あいさつで関道利委員長は「農地強奪を強行した政府、空港会社には何の正義性もない。戦争に向けた攻撃そのものだ。動労千葉は反対同盟と車の両輪としてともに闘いぬく」と決意を表明。集会には、芝山現地の住民も参加し、空港機能強化、騒音拡大への怒りを表明した。
雨の中、集まった330人の仲間が芝山町中心部をデモ行進し、周辺住民にアピールした。

 

ブラジル・コンルータスの仲間が本部訪問

3月24日、長らく連帯関係を重ねてきた来日中のブラジル・コンルータス(全国闘争連盟)の仲間が、DC会館を訪問。関委員長、田中顧問らと、公的部門の民営化攻撃、世界を覆う戦争情勢などについて懇談を行った。

 

闘いなくして安全なし No.391


3・27結成総会
「久留里線と地域を守る会」
5千筆こえる廃線反対署名

80人の参加で「守る会」結成

 3月26日、「久留里線と地域を守る会」の結成総会が沿線住民の呼びかけで開催され、80人が参加しました。その場で入会する地域住民も多く、熱気あふれる総会となりました。
 総会に先立ち1月から廃線反対の署名運動も取り組まれてきました。呼びかけたのは、木更津・君津・袖ヶ浦の3市の沿線住民25名で、総会時にはすでに5千筆を越えて集まっていることも報告されました。沿線住民にとって廃線化がいかに切実な問題であるかが示されています。
 3月9日、JR千葉支社は、「久留里線のあり方について県と沿線の君津市に協議を申し入れた」と発表しました。「JR東日本が不採算を理由にバス転換に向けて動き出すのは初めて」と報じられ、とくに久留里~上総亀山駅間が「収支率最悪」として焦点にされています。

地域住民・現場労働者を軽んじるな


 「赤字だ」と宣伝されていますが、この区間では日中帯に5時間以上も列車が走らない時間があります。久留里駅を除く3駅(上総亀山駅、上総松丘駅、平山駅)は無人駅です。その駅舎やトイレの掃除、周辺の草取りなどは近隣住民が行っています。
 JRが路線の一部を切り取って「乗客数が減少したから」「大変な赤字だから」と宣伝して鉄道をなくすことに対して、総会では「私たちにはどうしても納得できません」と訴えられています。
 地域住民の生活を軽視する会社の姿勢は、業務融合化・「その他時間」・ジョブローテーション等で現場労働者や鉄道業務を軽んじるあり方と同じです。地域住民とともに業務融合化・廃線化・ワンマン化反対の声を上げよう。

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2023年3月26日日曜日

日刊動労千葉 第9252号

追悼 葉山岳夫 動労千葉顧問弁護団長


3月10日、動労千葉顧問弁護団長として永年にわたり私たちの闘いを支えて下さった葉山岳夫先生が急逝されました。謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈りいたします。本当にお世話になりました。
葉山先生が弁護団として動労千葉の闘いに参加して下さったのは、船橋事故(1972年)闘争以来のことです。それから実に半世紀以上にわたり多大なるご指導、ご支援をいただきました。先生の姿は、裁判や労働委員会だけでなく、あらゆる闘いの現場にいつも共にありました。それは、単に組合と顧問弁護士という関係をこえたものであったように思います。本当にありがとうごさいました。
つねに誠実・実直で、どんな困難なときも真っすぐぶれることのない葉山先生の姿勢は私たちにいつも勇気や安心感を与えてくれました。動労千葉の組合員はそんな葉山先生が大好きでした。
共に闘いぬいた半世紀の歩みの中でも、最大の歴史的な裁判闘争となったのは、国鉄分割・民営化攻撃をめぐる公労法と採用差別による二つの解雇撤回闘争でした。
公労法による28名の解雇事件は、1996年に全員の解雇を撤回する形で勝利的和解をかちとり、国鉄1047名解雇撤回闘争では、様々な紆余曲折や、動労千葉以外の争議団が闘いの旗を降ろしてしまう困難な状況の中で、30年にわたる闘いを経て、ついに「不採用基準」そのものが不当労働行為であったことを最高裁に認めさせ、一からやり直した労働委員会闘争も、ついに証人採用をかちとって、『歴史的勝利まであと一歩』という段階でした。
その長い長い闘いの全過程をけん引して下さったのが葉山先生でした。この地平は、葉山先生の献身的な努力なしには絶対にかちとることができませんでした。
いよいよ国鉄分割・民営化攻撃の闇の部分を全部暴き出すぞという時に、葉山先生もどれほど無念な思いでいることか、それを考えると本当に残念でなりません。
2月21日に動労千葉の弁護団総会があったのですが、葉山先生は「千葉に行くんだ」と言って病院をぬけだそうとしていました。病床にありながらそこまで私たちの闘いに心を寄せて下さっていたのです。
葉山先生にいただいたご恩、そしてその熱い思いは絶対に忘れません。国鉄1047名解雇撤回闘争にも絶対勝利します。
戦争が世界をのみ込もうとしている情勢です。怒りの声は社会の隅々に積みあがり沸騰しようとしています。この時代に葉山先生だったら何と言ったのか。嵐に向かって高く高くさかまいて飛ぶときだと言ったに違いありません。
動労千葉は、葉山先生が人生をかけておしえて下さったことを胸に闘い続けます。これからも私たちの闘いを見守っていて下さい。

 

3・11反原発福島行動23

 

 原発事故から12年を迎えた3・11反原発福島行動23は、福島市青少年会館での集会と福島駅までの市内デモが全国から550名の結集で行わた。軍事費2倍化と共に原発政策を大転換させ、放射能汚染水の海洋放出を強行しようとする岸田政権、そして岸田の福島訪問に対する激しい怒りをたたきつけた。
集会では動労千葉から関委員長が登壇し、3月春闘をストライキで闘うことを宣言した。

 

会報・国鉄闘争全国運動 第154号


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2023年3月25日土曜日

動労千葉を支援する会ニュース 379号


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外注化阻止ニュース 第624号



ダイ改阻止!統括センター化・「その他時間」撤回!
構内要員削減・首都圏本部化阻止!

動労千葉が春闘ストライキ

 動労千葉は3月18~19日、ストライキを行いました。18日に開催した動労千葉のストライキ集会での発言の一部を紹介します。

◉津田沼支部
 1日勤減で午後の洗浄線の入れ替えがなくなった。仕業をやりながら構内運転もやらせる。労働強化で、危険な作業だ。
 清掃の作業分担にも影響が出ている。コロナ禍で消毒作業員が1人ついていたが、1人減になった。午後に洗いがないから3人で午前中の7本の消毒。作業の労働強化だ。

◉千葉転支部
 2年前はワンマン拡大、昨年は職名廃止・融合化や強制的な駅への配転もありストに入った。「その他時間」は乗務業務に関係ない委員会活動や小集団活動、消毒や駅の券売機前で案内をやらせる話もある。乗務前に負担をかけるのは事故のもとで、安全上問題。

◉幕張支部
 首都圏本部化で何が突きつけられるか分からない状況だ。自分たちの危機感、現場の危機感を拾い上げて、組織拡大につなげたい。支部一丸となってスト貫徹していきたい。

◉木更津支部

 久留里線が廃線化の突破口にされようとしている。廃線反対の署名は5千筆を越えて集まっている。地域の運動とともに廃線反対を訴えて行動していく。
 木更津統括センター設置で現場は休勤ありきの状態。ジョブで次々に強制配転され、病気になり休む人も出ている。

◉佐倉支部
 佐倉運輸区では鹿島神宮での折り返し時に車内清掃が組み込まれている。粉砕するために、これからも頑張っていく。

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2023年3月24日金曜日

日刊動労千葉 第9251号

春闘第2波  CTS本社行動に決起を!


 春闘第一波の3・18ー19ストライキ、3・17貨物団結集会に続き、第2波のCTS春闘に決起しよう。4・6CTS本社行動に総力で結集しよう。

▽行動方針△
 春闘第2波CTS本社行動
4月6日(木)18時  CTS本社前(千葉駅西口すぐ)

 

3年連続ベアゼロ!
生きていける賃金を!

CTSでは2020年以降、3年連続ベアセロ(定昇のみ)が続いています。会社は「経営体力がない」「将来展望が見通せない」などと言を左右にしていますが、CTSが赤字になったことなど一度たりともありません。

〈時給1500円はギリギリの要求〉
CTS春闘要求の概要は以下の通りです。①基準内賃金4万円の引き上げ、②契約社員・パート社員は一律、時給1500円に、③全社員に住宅手当支給を、④希望者全員を正社員に、⑤本人希望に沿って70歳までの雇用をJRからのエルダー出向者も同様の扱いに、⑥年間休日をJRと同様の114日に、等々です。
時給1500円でも月額換算で約24万円。手取りは20万円に届きません。昨年来のすさまじい物価上昇の中では本当にギリギリの要求です。


 

大手で「満額回答」「組合要求を超える回答」などのニュースが相次いでいます。これまでも出す気があれば出せたのです。株主還元や内部留保ばかりため込み、低賃金を強制してきたに過ぎません。これは同時に、御用組合が組合員の生活をかえりみず、会社に忖度(そんたく)要求をし続けてきた結果です。本当に怒りにたえません。
今春闘こそ、自ら声を上げ、闘って、なんとしても大幅賃上げを勝ち取らなければなりません。

「経営体力がない」と言いながら
管理者ポスト2倍に

 JRとCTSの経営側は、都合のいいときだけ「グループ会社一体となった業務運営」などと綺麗事を言っていますが、正社員ですらJRとCTSの賃金・労働条件の格差は歴然としています。運転部門の業務外注化(CTSへの業務委託)が、低賃金化によるコスト削減、権利破壊だったことは明らかです。

 他方、管理者ポストは外注化で、JRとCTS合わせて2倍になりました。わずか約800人(出向者含む)のCTSに100人もの管理者がなんで必要なんですか??

グループ会社を食い物にするな!

しかも8割以上がJR天下りです。こんなおかしな会社があるか! いったい、あんたらはいくらもらってんだ。現場で汗を流す現場社員の上にふんぞり返り、3倍、4倍(それ以上?!)の賃金をむさぼっているのです。「経営体力がない」など聞いてあきれます。
しかも、一般エルダーの雇用延長は拒否しておきながら、仲間内の上級管理者だけは、やりたい放題の雇用延長をしています。この会社は本当に腐り切っています。
現場を回しているのは、本社でも管理者でもなく俺たちだ! CTSは生きていける賃金を出せ!

組織拡大の突破口を!

「効率化しろ」「利益を上げろ」の掛け声のもと、JRーグループ会社を貫く組織大再編が進んでいます。この中で、安全は投げ捨てられ、鉄道150年の中で築き上げて来たものが根本から解体されようとしています。その矛盾のしわ寄せを最も受けるのが、CTSを始めとするグループ会社の労働者です。
今ほどJRに、そして全グループ会社に闘う労働組合が必要なときはありません。あらゆる形で職場討議を広げ、今春闘を闘う中から組織拡大の突破口を切り開こう。

 

闘いなくして安全なし No.390


3・18~19 スト貫徹!
23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
統括センター化・「その他時間」撤回!

 動労千葉は3月18~19日、23春闘勝利・3月ダイ改阻止に向けたストを闘いました。18日に開催した動労千葉総決起集会での発言の一部を紹介します。

○千葉転支部
 2年前はワンマン拡大、昨年は職名廃止・融合化や強制的な駅への配転もありストに入った。統括センター化では、乗務員から駅に転勤ではなく担務変更で行われる。
 「その他時間」は乗務業務に関係ない委員会活動や小集団活動、消毒や駅の券売機前で案内をやらせるという話もある。
 エルダーに対しては労働契約の関係でやらないといっているが、問題はそこではない。乗務員に乗務以外の仕事を1時間、業務指示してくる。それを簡単に提案してきた。乗務の前に負担をかけるというのは、長く運転士をやってきた者とすれば、事故の元だし安全上問題であり反対だ。

○木更津支部
 JR千葉支社は3月8日に、久留里線のバス転換に向けて千葉県と君津市に協議を申し入れた。JR東が赤字を理由に廃線に動き出すのは初めてだ。久留里線が全面的な廃線化攻撃の突破口にされようとしている。廃線反対の署名は5千筆を越えて集まっている。地域の運動とともに廃線反対を訴えて行動していく。
 木更津統括センター設置で現場は休勤ありきの状態だ。ジョブで次々に強制配転され、病気になり休む人も出ている。ストを貫徹し、組織拡大に向けて頑張っていきたい。

○佐倉支部
 佐倉運輸区では鹿島神宮での折り
返し時に車内清掃が組み込まれている。粉砕するために、これからも頑張っていく。

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2023年3月21日火曜日

日刊動労千葉 第9250号

3・18~19スト貫徹!


23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
統括センター化・「その他時間」撤回!
構内要員削減・首都圏本部化阻止!

動労千葉は3月18~19日、23春闘勝利・3月ダイ改阻止に向けたストを貫徹した。18日には動労千葉総決起集会を開催し、各支部組合員、OB、支援の仲間が結集した。集会冒頭、動労千葉弁護団長の葉山岳夫弁護士の逝去に際して黙祷を行った。

闘う労働組合を再生させよう

3/18スト当日、幕張車両センター前と千葉運輸区前での街宣を行った。


主催者挨拶にたった関委員長は今回のストについて、3月ダイ改・業務融合化等、鉄道の歴史を覆す攻撃に対する反撃であると同時に、戦時下において闘う労働運動を再生させる闘いとしての意義を訴えた。

春闘をめぐって、あたかも岸田や財界が賃上げをしているかのように宣伝されている。「労働組合の闘いで賃上げをかちとる」というあり方も、考え方も一掃しようという攻撃だ。だが、連合は政府・財界と一体化するばかりだ。

他方で、連合という存在によって労働組合や団結して闘うことに希望を見いだせず、抑え込まれてきた労働者の怒りの爆発も始まっている。

関委員長はこういった戦時下における情勢でストにたちあがった意義の大きさを明らかにした。そして、「賃上げや労働条件をかちとるのも、戦争を止めるのも、労働者の団結した闘いの力だ」と語り、階級的労働運動の再生に向けた闘いを提起した。

組織拡大に向けては、「会社への最大の反撃は動労千葉の組織拡大だ。職場の意識も間違いなく動いている。ストを貫徹し、組織拡大実現へ闘おう」と訴えた。

連帯の挨拶として、三里塚反対同盟、動労千葉を支援する会、久留里線と地域を守る会、葛飾労組連、社民党江戸川総支部、動労総連合の仲間から発言を頂いた。

職場からストで反撃にたつ

3/18スト当日、幕張車両センター前と千葉運輸区前での街宣を行った。


今回の闘争の課題について提起した渡辺書記長は統括センター化、「その他時間」設定、折り返し時の清掃業務などについて、「乗務員に対する攻撃だけでなく、CTSにおける業務削減攻撃と一体の攻撃だ」「CTSプロパー社員のことなんてお構いなしということだ」と語った。また、CTSが65歳以降の雇用について、管理者だけは影で6名も雇用延長していることに怒りを叩きつけた。業務融合化、外注化の撤回、65歳以降の雇用延長に向けた闘いを訴えた。

その上で、「『今だけ、金だけ、自分だけ』という考えを捨てることが大事だ。ここで闘わなければ会社は攻撃をさらに強めてくる。闘わずに許していたらどうなるのかを若い人たちに訴えていくストだ」「ダイ改・春闘の闘いを6、7月の組織大再編攻撃を見据えた第1波闘争として構えて闘う」と闘いの意義を提起した。

交渉報告の後、各支部からの決意をうけて関副委員長の閉会挨拶、関委員長の団結ガンバローで集会は締めくくられた。

 

2023年3月19日日曜日

日刊動労千葉 第9249号

JR貨物春闘超低額回答弾劾!


ベア定額700円+基本給の0.1%=平均1,000円
シニア社員、ベア定額1,000円

ものすごい賃下げだ!

3月17日、JR貨物は、2023年度の新賃金について、「定期昇給を実施すると共に、2023年7月1日現在(昇給前)の基本給に平均0・35%を乗じた額(平均1,000円)を加える」という回答を行った。動労総連合は、「組合要求とあまりにもかけ離れた回答であり、もちかえり検討する」とした。
2018年、18年連続のベアゼロから300円のベア実施。19年・20年が200円ずつ。21年がベアゼロ。22年は基本給×0・1%(平均300円)。今年が平均1000円! 5年で2000円も上がっていない。ウクライナ戦争による物価急騰で、ベア実施どころかものすごい賃下げだ!
日貨労は、「『額』と『率』の併用によるベースアップの実現、諸要求の前進を勝ち取ることができた」として妥結した。

23春闘勝利!
貨物団結集会を開催

 

回答指定日の17日、貨物団結集会を開催。平野書記長の司会進行で進められ、本部関委員長から「賃上げや労働条件を勝ち取るのも、戦争を止めるのも、労働者の団結した力、闘う春闘の旗をあげよう」と激が発せられた。
三本支部長は、「千葉機の問題点として、一時的な要員確保ではなく安定的な要員確保、シニア賃金の地域間格差解消等があります。貨物支部として、今回ストライキは配置しませんでしたが、この団結集会ではずみをつけ23春闘を勝利しましょう。JR東の仲間のストライキ配置の支援、県内の廃線阻止行動の支援など、千葉機関区支部としてがんばっていきたいと思います」とあいさつ。
佐藤貨物協議会議長から春闘交渉の報告とこれからの取り組みについて、本部北村執行委員から春闘第2波闘争となるCTS春闘について提起を受けた。
質疑応答・もちより議題の提起、樋口副支部長のまとめ・団結ガンバローで集会を締めくくった。千葉機の課題・問題解決の取り組みは「いまから・これから」である。怒りと誇りをもって、気を引き締めて闘い続けよう。

 

継続こそ力!
葛飾で31回目の春闘集会

 

3月15日、青戸平和公園において、「葛飾地区春闘 総決起集会」が40名の結集で開催されました。大企業労組では「満額回答」でも、中小企業や非正規職で働く労働者には賃上げがほとんどなく深刻です。連合はコトリとも声を上げない中、地域における春闘集会は非常に大切な取り組みとなっています。
国鉄闘争葛飾支援協から葛飾労組連へ、今年で31回目の開催です。まさに、「継続こそ力」! 東部地区の他の地区労の仲間、民間労組、水道、自治体、国鉄、教育、郵政、韓国サンケン弾圧支援、争議を闘う仲間がナショナルセンターの枠を越えて結集し、「春闘勝利!戦争反対!」のかけ声高く、元気よく集会とデモを貫徹しました。

23春闘勝利!3月ダイ改阻止!本日スト突入!

幕張車両センター前で朝の街宣行動

 

千葉運輸区前行動


 

スト貫徹!動労千葉総決起集会

2023年3月18日土曜日

日刊動労千葉 第9248号

本日3・18~19スト突入!


23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
今こそ闘う労働運動を甦らせよう!

23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
3・18スト貫徹!動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~ DC会館

統括センター化・「その他時間」撤回!
構内要員削減・首都圏本部化阻止!

本日3月18日から19日、われわれは3月ダイ改阻止、統括センター・業務融合化撤回、首都圏本部化・組織再編攻撃粉砕、反合・運転保安確立、70歳まで働ける労働条件確立、23春闘勝利にむけ、運転、車両検修部門におけるストライキにたちあがる。

鉄道の歴史を覆す攻撃

3月ダイ改と業務融合化攻撃はこれまでの鉄道のあり方を覆す歴史的攻撃だ。

業務融合・統括センター化は広範なエリアを「一職場」とし、駅業務をさせるのも運転士・車掌をさせるのも勤務指定一つで会社の自由というものだ。

労働者の権利は働く場所や職種と切り離せない。権利の根本を解体する重大な攻撃だ。

千葉支社は全駅に統括センター化を拡大し、乗務員の行路に「その他時間」を組み込もうとしている。業務融合化攻撃の全面的な拡大だ。

外注化をただちに撤回しろ!

車両センターでは幕張・津田沼車両センターで構内業務の要員削減が強行されている。入出区や出区点検業務についてCTSが行っていた業務の一部をJR本体の乗務員にやらせるというものだ。

これは外注化の破たんの表れだ。乗務員への労働強化という意味でも、CTSプロパーを雇っておいて業務をなくすという意味でも許すことは出来ない。ただちに外注化を撤回して、業務も出向者も全てJRに戻し、CTSプロパー社員はJRで雇えということだ。

そして、今回のストは、6月の車両センターの首都圏本部化、7月の全駅の統括センター化という形で始まる大再編攻撃と対決する「第1波闘争」だ。乗務員、検修部門、グループ会社を含めて、これまで以上の再編攻撃が狙われている。この攻撃を打ち破るためにも、労働組合として断固とした闘いが必要だ。

戦時下におけるスト闘争

また、戦時下における闘いであり、岸田政権が敵基地攻撃能力保有や大軍拡予算など、戦争国家化に突き進み、労働者の生活が破壊されている中での闘いだ。

春闘をめぐっては岸田や財界が「賃上げが必要だ」と語っている。しかし、30年にもわたって労働組合破壊を進めて労働者の賃金を切り下げ、膨大な非正規職を生み出してきたのは自民党であり財界だ。そんな連中が「労働組合ではなく自分たちが賃金を上げている」かのように振る舞っている。ふざけるな!

一方で、連合という存在によって労働組合や団結して闘うことに希望を見いだせず、抑え込まれてきた労働者の怒りの爆発は始まっている。賃上げや労働条件を勝ち取るのも、戦争を止めるのも、労働者の団結した力だ。闘う労働組合の再生に向け最後までストを貫徹しよう。

3月ダイ改阻止! 統括センター化・ジョブローテーション・融合化粉砕! 外注化を今すぐ撤回しろ! 久留里線廃線化攻撃許すな! ワンマン拡大やめろ! 65歳以降の雇用延長を行え! 改憲・戦争阻止! 断固ストライキを貫徹しよう。

 

外注化阻止ニュース 第623号


動労千葉3・18~19スト
3月ダイ改阻止!業務融合・統括センター化・
その他時間・ジョブローテーション粉砕!

 動労千葉は3月18~19日、3月ダイ改阻止を掲げて春闘ストライキを行います。

闘う労働運動を取り戻そう

 動労千葉がストを行う理由の一つは、世界中で戦争やインフレが深刻化する中で、闘う労働組合を取り戻したいということです。
 物価上昇や雇用の不安定化などで労働者の生活が破壊されています。労働組合として声を上げ、闘うことが必要です。
 JR東日本は3月のダイ改で、業務融合・統括センター化などの重大な攻撃に踏み込んでいます。これに反撃し、春闘として大幅賃上げを求めてストライキに立ちます。

歴史的攻撃に対する反対の声を

 JR千葉支社は3月9日、久留里線の存廃をめぐり君津市と千葉県に協議を申し入れたことを発表しました。全面的な廃線化と地域切り捨てに動き出しています。
 また、千葉支社管内の全駅と木更津に加えて銚子・鴨川運輸区を職場として廃止・統括センター化する提案をしています。勤務地も職種も勤務指定一つで行えるというのは労働者の権利を根本的に破壊するものです。

 労働者が団結して声をあげること、職場に闘う労働組合を取り戻すことが大きな力になります。自分自身と仲間の雇用と権利、鉄道の安全を守る道です。動労千葉と共に職場から声を上げよう。

 ………………………………………………

23春闘勝利!
3月ダイ改阻止!
3・18スト貫徹!


動労千葉総決起集会

3月18日(土)13時~
DC会館


<闘いの要求>

1 すべての外注化施策を中止すること
2 ジョブローテーション、融合化・統括センター化を中止すること
3 行路内への「その他時間」設定、乗務員による列車折り返し時の「車内清掃」を行わせないこと
4 CTS幕張・津田沼事業所での要員削減を撤回すること
5 職名制、標準数のあり方を復活すること
6 列車運行の安全確保のためワンマン運転を中止すること
7 改正高年齢者雇用安定法の観点から、定年延長と70歳まで働ける制度を設けること

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2023年3月17日金曜日

日刊動労千葉 第9247号

JR東-低額回答弾劾! 3・18~19ストへ!


ベア 昇給額の1/4+4000円の低額回答
エルダー 基本賃金に3000円を加算

JR東日本は、3月14日、4月1日以降の新賃金に関する回答を行ってきた。

回答内容は、定期昇給(係数4)を実施した上で、ベアは、所定昇給額の4分の1及び4000円を加えるとの低額回答であった。平均引き上げ額は1万2304円(内訳、ベア5947円、定期昇給6347円)。

また、55歳以上については在級する等級に基づき右記に準じて算出した額を加える。エルダーについては、3000円を加算し、テンポラリースタッフは1時間あたり50円を加えるとの回答を行ってきた。(詳細は、下記のとおり)

動労総連合は、昨年来の物価高騰とこの間の賃金抑制に対して、58000円(生活向上分38000円、物価上昇分20000円)の引き上げを要求して闘ってきた。団交の中でJR東日本は、「物価高騰を受け、現場からは厳しい意見を聞いている」と回答していた。それにもかかわらず今回の回答を行うことなど絶対に許すことはできない。

一方で、融合化=統括センター化や乗務行路への「その他時間」の設定等、「何でも屋」的に扱おうとするやり方に現場では怒りと不満が渦巻いている。

3・18~19ストを闘いぬこう!

JRの全労働者は、動労千葉とともにストライキに起ち上がろう!

 

JR東日本回答(3月14日)

1.4月1日現在、満55歳未満の社員
(1)定期昇給を実施する 昇給係数は4。
(2)基本給改定 所定昇給額の4分の1及び4000円を加える。
*主幹職B以上、技術専任職及びS等級以上には200円を、主務職及びT等級には100円をさらに加える。

2.4月1日現在、満55歳以上の社員
4月1日現在の基本給額に対し、在級する等級により前項に準じて計算した額を加える。

3.エルダー社員について
基本賃金に3000円を加える。
*等級区分(5)には200円、(4)には100円をさらに加える

4.テンポラリースタッフについて
1時間当たりの賃金額に50円を加える。

5.精算日 6月23日(金)とする。

*平均引上げ額 12,304円(3.78%)
内訳 ベア5957円(1.84%)
定昇6347円(1.94%)

 

23春闘勝利! 3月ダイ改阻止! 久留里線廃線化反対!
  大軍拡の岸田政権打倒!
3・18スト貫徹!
  動労千葉総決起集会へ!
3月18日(土)13時~ DC会館

《闘いの要求》
1.全ての外注化施策を中止すること。
2.ジョブローテーション、融合化・統括センター化を中止すること。
3.行路内への「その他時間」設定、乗務員による列車折り返し時の「車内清掃」を行わせないこと。
4.CTS幕張・津田沼事業所での要員削減を撤回すること。
5.職名制、標準数のあり方を復活すること。
6.列車運行の安全確保のためワンマン運転を中止すること。
7.改正高年齢者雇用安定法の観点から、定年延長と70歳まで働ける制度を設けること。

《闘いの配置》
(1)第1波闘争について
①3月18日勤務開始時から3月19日非番勤務終業時まで、ストライキを配置することとする。
②3月18日~19日について、会社の不当な業務運営及び組織破壊行為、ストライキ妨害行為が行われた場合は、戦術を拡大する。
③3月18日~19日について、全組合員を対象にして、休日勤務及び超過勤務、所定以外の業務(休憩時間変更を含む)は一切行わないこと。
④各支部は、スト突入時について万全の体制を取ること。
⑤3月18日、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催する。
⑥3月17日、23春闘勝利!貨物春闘団結集会を開催する。
3月17日(金)12時~

(2)第2波闘争について
CTSにおける新賃金回答段階(4月上旬)に設定する。

2023年3月16日木曜日

日刊動労千葉 第9246号

3・18~19ストに立とう ! スト貫徹!
動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~ DC会館


業務融合・統括センター化・「その他時間」導入粉砕!
車セ本区での構内業務削減に絶対反対!
3・18~19ストに立とう

労働者は「将棋の駒」ではない!

千葉支社との団交では、組合から「ジョブローテーション、業務融合化・全駅の統括センター化を中止すること。職名と標準数の復活を」「行路への『その他時間』導入、乗務員による折り返し時の車内清掃を撤回すること」「安全運行のためワンマン運行を中止すること」「改正高齢者雇用安定法の定年延長と70歳まで働ける制度を設けること」を求めた。
しかし、千葉支社は「撤回する考えはない」「業務効率化は会社としての絶対の課題」との回答を乱発し、交渉は対立のままに決裂した。
今次のダイ改で、千葉支社管内の全駅・全運輸区が「統括センター化」される。すでに職名も事業所ごとの標準数の考え方も廃止されている。現場労働者は勤務指定ひとつで「乗務」「駅業務」「企画業務」「草刈り」「コンビニの品出し」等々と、将棋の駒のようにこき使われる。すでに他支社では「乗務→駅業務(3時間)→乗務」という、とんでもない行路も導入されている。安全は二の次とされ、「効率化」「利益をあげろ」の掛け声のもと、150年の鉄道の歴史を通して築き上げられてきたあり方が根本から破壊されようとしているのだ。
われわれは、この歴史的分岐点ともいえる3・18ダイ改に対して断固としてストライキで闘う。

仕事を奪うな!

CTSに対しては、今次ダイ改での「幕張事業所(構内)1徹削減、津田沼事業所(運転)1日勤削減」の撤回を求めたが、CTSは「撤回する考えはない」とゼロ回答を行った。
組合からは「JRのいわゆる『業務効率化』により入出区業務の一部がCTSから本線運転士に持ちかえとなり、委託されてきた業務をJRに返す形になる。その結果、CTSで働く場が奪われる。グループ会社は『効率化』の矛盾のシワ寄せ先、雇用の調整弁なのか。会社はプロパーの将来展望をどう考えているのか。外注化施策の矛盾そのものだ」と追及した。
CTS側は「グループ会社全体で最適解を探すしかない」「CTSの仕事がすべて無くなるわけではない」と言うばかりで、現場の将来不安に答える回答はなに一つ出てこない。
CTSでの構内業務削減と、JRが進める統括センター化・「その他時間」導入は完全に表裏一体の攻撃だ。また、今次ダイ改での構内削減は、車両センターの首都圏本部への移管、業務大再編・大合理化の始まりそのものだ。絶対反対を貫き、3・18~19ストライキを貫徹しよう!

管理者だけはやりたい放題

CTSに対しては、改正高齢者雇用安定法の観点から、さらに安全作業と技術継承の観点からもエルダー退職者の雇用延長を改めて求めたが、ここでまたとんでもない事実が発覚した。
管理監督者の立場にあるCTS館山事業所長、成田空港事業所長、津田沼事業所(運転)副所長、さらに本社の総務部担当部長、クリーン事業部担当部長、販売管理部長に至るまで、すでに65歳到達以降も雇用延長していると回答したのだ。
「管理者だけやりたい放題じゃないか! だったら一般のエルダーも雇用延長してくださいよ」「あなたたちも残るつもりなのか(「わかりません」)。雇用延長された管理者は、いくらもらってんだよ(「それは答えられません」)。
『エルダー退職者の雇用延長ができる経営状況ではない』とか言ってたのは、大うそじゃないか」と怒りの声があがった。
現場は「効率化」「経費削減」「利益をあげろ」と、ギリギリの要員、最低の賃金でこき使っておきながら、天下りの上級管理者どもは自らのポストにいつまでもしがみつき、仲間内でやりたい放題の雇用延長をやっているのだ。本当に、どこまでも腐りきった会社だ!
業務融合・統括センター化・「その他時間」導入粉砕、車両センターでの構内業務削減に絶対反対を掲げ、3・18~19ストライキを断固貫徹しよう!
JRとCTSで働くすべての仲間は、動労千葉に結集し、ともにストライキに立ち上がろう!

▽スト貫徹! 動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~ DC会館
▽23春闘勝利! 貨物春闘団結集会
3月17日(金)12時~
 

2023年3月14日火曜日

闘いなくして安全なし No.389


3月ダイ改阻止!業務融合・統括センター化・
その他時間・ジョブローテーション粉砕!

動労千葉 3・18~19スト!

 動労千葉は3月18~19日、春闘勝利―3月ダイ改阻止のストライキにたちあがります。

闘う労働運動を取り戻そう

 動労千葉がストにたつ理由の一つは、戦争が始まっている中で闘う労働運動を取り戻さなければならないということです。激しい物価上昇などで労働者の生活は破壊されています。この中で、労働組合として声を上げ、闘いに立ち上がることが必要だからです。
 そして、3月ダイ改の歴史的な攻撃に反撃し、23春闘勝利・大幅賃上げ獲得のためです。

歴史的攻撃に対する反対の声を

 JR千葉支社は3月9日、久留里線の存廃をめぐり君津市と千葉県に競技をもうしれたことを発表しました。全面的な廃線化と地域切り捨てに動き出しています。
 また、千葉支社管内の全駅と木更津に加えて銚子・鴨川運輸区を職場として廃止・統括センター化する提案をしています。勤務地も職種も勤務指定一つで行えるというのは労働者の根本的権利を破壊する大攻撃です。
 激しい物価高騰が続く中、23春闘勝利・大幅賃上げ獲得は切実な課題です。
 団結して声をあげること、職場に闘う労働組合を取り戻すことこそ、攻撃を打ち破る力です。自分自身と仲間の雇用と権利、鉄道の安全を守る道です。動労千葉とともに職場から声を上げよう。


<闘いの要求>


1.すべての外注化施策を中止すること。
2.ジョブローテーション、融合化・統括センター化を中止すること。
3.行路内への「その他時間」設定、乗務員による列車折り返し時の「車内清掃」を行わせないこと。
4.CTS幕張・津田沼事業所での要員削減を撤回すること。
5.職名制、標準数のあり方を復活すること。
6.列車運行の安全確保のため、ワンマン運転を中止すること。
7.改正高年齢者雇用安定法の観点から、定年延長と70歳まで働ける制度を設けること。

23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
3・18スト貫徹!
動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~DC会館



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2023年3月12日日曜日

日刊動労千葉 第9245号

3月ダイ改阻止!
業務融合・統括センター化・その他時間・
ジョブローテーション粉砕!
3・18~19ストへ!


23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
3・18スト貫徹! 動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~ DC会館

3月9日、第2回支部代表者会議を開催し、23春闘勝利―3月ダイ改阻止に向けた闘いの配置を次の通り伝達・確認した。

鉄道の歴史覆す大攻撃

23春闘・3月ダイ改闘争の課題は第1に、戦時下において労働運動全体が崩れ落ち、労働者の生活が破壊されていることに対して、絶対に声を上げなければならないということだ。今こそ闘う労働運動を再生させなければならない。

第2に、3月ダイ改における、これまでの価値観を覆す歴史的な攻撃を打ち破ることだ。

千葉支社は管内全駅と木更津に加えて銚子・鴨川運輸区の統括センター化を提案している。総延長200㌔もの範囲を「一職場」として、勤務地も職種も勤務指定一つで行えるというのは、労働者の権利を根本から破壊する大攻撃だ。また、車両センターの首都圏本部化と一体の、グループ会社を含めた大再編攻撃でもある。

行路内への「その他時間」設定で乗務員に駅業務や企画業務、清掃を行わせ「何でも屋」のように扱うなど、断じて許すことはできない。何より、乗務員の誇りを踏みにじり、競争と蹴落とし合いに駆り立て、団結を破壊する攻撃だ。

激しい物価高騰が続く中、23春闘勝利・大幅賃上げ獲得は切実な課題だ。貨物会社では、千葉機関区における新採配置・要員不足解消をかちとらなければならない。

こうした要求の実現に向け、次の通りストライキを配置して闘い抜くこととする。

闘いの課題と要求、配置

第1波闘争の闘いの要求および闘いの配置は下表の通りとし、ストライキを配置して要求の実現を目指すこととする。

第2波闘争を、CTS新賃金回答が予想される4月上旬に設定し、大幅賃上げ獲得、労働条件・諸手当の抜本的改善、非正規職撤廃を要求して取り組むこととする。

 

<闘いの要求>

  1. すべての外注化施策を中止すること。
  2. ジョブローテーション、融合化・統括センター化を中止すること。
  3. 行路内への「その他時間」設定、乗務員による列車折り返し時の「車内清掃」を行わせないこと。
  4. CTS幕張・津田沼事業所での要員削減を撤回すること。
  5. 職名制、標準数のあり方を復活すること。
  6. 列車運行の安全確保のため、ワンマン運転を中止すること。
  7. 改正高年齢者雇用安定法の観点から、定年延長と70歳まで働ける制度を設けること。

<闘いの配置>

(1)第1波闘争について

  1. 3月18日勤務開始時から3月19日非番勤務終業時まで、ストライキを配置することとする。
  2. 3月18日~19日について、会社の不当な業務運営及び組織破壊行為、ストライキ妨害行為が行われた場合は、戦術を拡大する。
  3. 3月18日~19日について、全組合員を対象にして、休日勤務及び超過勤務、所定以外の業務(休憩時間変更を含む)は一切行わないこと。
  4. 各支部はスト突入時について、万全の体制を取ること。
  5. 3月18日、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催する。
    3月18日(土)13時~ DC会館
  6. 3月17日、23春闘勝利!貨物春闘団結集会を開催する。
    3月17日(金)12時~

(2)第2波闘争について

CTSにおける新賃金回答段階(4月上旬)に設定する。

 

2023年3月10日金曜日

日刊動労千葉 第9244号

JR東日本
久留里線廃線―バス転換攻撃絶対反対

芸備線廃止反対! 3・4三次集会


3月8日、JR千葉支社が久留里線の廃線ーバス転換に向けて関係自治体に協議を打診すると発表した。絶対に許すことはできない。直ちに中止しろ!
久留里線では、列車の削減が相次いで行われ、久留里~上総亀山間にいたっては日中5時間以上も列車運行が行われないなど、乗客が列車を利用できないようにされてきた。そうしてきたのはJRであり、全ての責任はJRにある。地域とともにローカル線の廃線化攻撃粉砕に起ち上がろう!

芸備線廃止反対! 3・4三次集会・デモを開催

3月4日、広島県三次市内において、芸備線廃止絶対反対!3・4三次集会が、動労西日本の呼びかけで開催された。集会には、地域の住民や労働組合など90名が参加し、JR西日本のローカル線廃線攻撃に地域と一緒になって反対することなどが確認された。集会後には三次市内をデモ行進して廃線反対を訴えた。
集会は、山田書記長が基調提起を行い、ローカル線廃線攻撃は分割・民営化の破産であり、その危機を戦争に総動員して乗り切ろうとする国家改造攻撃であると訴えるとともに、動労西日本は23春闘勝利、3月ダイ改阻止に向けストライキを配置して闘う決意を明らかにした。
特別報告として動労千葉から川崎執行委員が発言し、久留里線廃線攻撃に対して12・4上総地域集会を開催し、さらに久留里線と地域を守る会の起ち上げと署名の取り組みなど地域と一体となった運動の現状を報告した。その後、港合同、香川の私鉄労組、自治体、安芸太田町議が発言し、広島からは広島サミット粉砕の闘いへの結集が訴えられた。
三次市内のデモ行進では、「芸備線廃線反対」「改憲・戦争の岸田政権を倒そう」のコールが響き渡った。

輪になって組合を支えよう!

3月4日、動労千葉家族会は、第31回定期総会をDC会館において開催した。
総会は山田副会長の司会で進められ、最初に佐藤会長が「 この会を40回、50回と続けられるよう親組合、OB会とともに頑張っていきましょう」とあいさつ。
来賓として本部から渡辺書記長が「ウクライナ戦争から1年、物価の高騰、ダイ改にはストを構えて闘う」、永田OB会長は、「家族会、OB会が輪になって組合を支えていこう」とあいさつ。
動労千葉の闘いのビデオ上映の後、関委員長から動労千葉の今のたたかいについて報告、「ビデオを見て、分割・民営化反対ストのとき当時の中野委員長が各支部家族会を回って説得したと聞いている。このとき家族会が反対していたら今の組合はなかった。JRの大再編攻撃も戦争情勢との闘いもこの5年が勝負。ともに組合を支えていただきたい」と訴えた。
経過ととりくみの報告、決算、会計監査報告、予算案が報告され、全体で承認された。新たな役員も加わり新体制となった家族会にご協力をお願いします。

 

労連帯高崎 初代委員長和田山繁さんを偲ぶ会 開かれる

 

 

3月4日、動労連帯高崎初代委員長 和田山繁さんの偲ぶ会が、熊谷市勤労会館でしめやかに行われた。
和田山さんは1986年11月、動労連帯高崎を結成し、同月の動労総連合結成に合流。2013年病に倒れるも1年の闘病生活ののち復帰。委員長退任後も闘いの先頭に立ち続けた。
2022年10月14日永眠。享年72歳。

 

2023年3月9日木曜日

日刊動労千葉 第9243号

関生支部・湯川委員長への実刑判決徹底弾劾!


当たり前の労働運動が実刑4年

3月2日、大津地裁は連帯労組・関西地区生コン支部の湯川委員長に対して実刑4年の超反動判決を強行した。当たり前の労働運動を「犯罪」「刑事事件」と描き出し、検察の主張をそのまま引写しで認定した大津地裁・畑山靖裁判長を絶対に許すことはできない。
判決は、建設現場などでの違法行為の摘発、是正を求める関生支部の「コンプライアンス活動」を「威力業務妨害」と言いなした。法律に違反した者が罰せられず、指摘した労組の側が罪に問われているのだ。
また、タイヨー生コンが新会館建設のために自ら持ってきたカンパについても、武建一前委員長の1審判決では無罪になっているのに、カンパ受け渡しにも立ちあっていない湯川現委員長に対して、この日の判決は「証拠はないが関生支部がこれを要求したと推認できる」などとして「恐喝」と描き上げている。

控訴審での逆転無罪を!

判決公判には支援が数百人集まり、動労千葉から関委員長、田中顧問、北村執行委員が現地に駆けつけ、抽選闘争・傍聴・地裁門前行動をともに闘いぬいた。
湯川委員長は3月6日、保釈をかちとり仲間と合流した。控訴審での逆転無罪を勝ち取るために新たな闘いに突入している。

 

「和歌山事件」では逆転無罪かちとる!

(写真)関西生コン弾圧事件ニュース№85より


他方、6日に開かれた和歌山事件の大阪高裁判決では、関生支部の武谷書記次長を威力業務妨害と強要未遂で有罪とした1審和歌山地裁判決(懲役1年4月、執行猶予3年)を破棄、逆転無罪を勝ち取った!
他の2名の組合員も逆転無罪だ。
高裁判決は、「和歌山県広域生コンクリート協同組合」側が、関生支部組合員に対し元暴力団員らを使って圧力をかけたのがトラブルの発端だと指摘。これに対抗する形となった武谷被告らの行為には「暴力を伴わず、労働組合が団結権を守るための正当行為に当たる」と判断し、違法性が阻却されると結論付けた。
また控訴審判決は、関生支部が産業別労働組合として組織されていることを認定。直接の雇用関係がないことを理由に労組の正当行為を認めなかった1審判決をくつがえし、業界団体である生コン広域協組は労使関係の当事者足りうると認定させたことも大きい。逆転無罪の知らせを受けた高裁前の支援者は、喜びに湧いた。
「闘う労働組合の全国ネットワーク」が今ほど求められている時はない。関生支部、港合同と団結を深め、労働運動潰しの大弾圧を打ち破ろう!
春闘をストライキで闘おう!

 

外注化阻止ニュース 第622号



米オハイオで50両脱線
人員・コスト削減で事故続発


3月ダイ改反対、
統括センター・ジョブローテーション廃止の声を

 2月3日、米オハイオ州で141両編成の列車のうち50両が脱線して炎上する大事故が発生しました。大気や川に発ガン性物質や毒ガスの成分が放出され、何千人もの地域住民に避難指示が出されました。
 3月4日には同じくオハイオ州で212両編成の列車の約20両が脱線して送電線を破壊し、1500軒以上の家屋が停電しました。

要員は3分の1、規制は緩和

 米国では今年だけでも10数件の列車事故が起こり、年平均1700回の脱線事故が起きています。事故の背景にあるのは、利益を優先した規制緩和と人員削減です。
 14年に危険物質を運ぶ列車に対して電子制御式空気ブレーキを搭載する規制が導入されました。これに鉄道会社の業界団体が激しく反対し、18年に規制が撤廃されました。今回の当該列車にはこのブレーキは搭載されておらず、事故を深刻化させたとされています。
 問題は設備面だけではありません。当該の鉄道会社はこの20年間で労働者を3分の1まで削減し、鉄道会社全体でもこの6年で労働者の3分の1が削減されました。
 労働者には過重労働が課せられ、車両検査の時間も削られました。一方、事故を起こした鉄道会社は22年、株主のために100億㌦の自社株買いを発表しています。

職場からの声と闘いが必要


 問題の根本は、鉄道会社が鉄道を「公共交通」「社会的に需要なインフラ」ではなく「金儲けの手段」としていることにあります。
 JR東が進める統括センター化・業務融合・職名廃止は、鉄道業務もそこで働く労働者もあまりに軽視しています。その姿勢は、相次ぐ強制配転にも表れています。
 3月ダイ改合理化・「その他時間」反対、統括センター・ジョブローテーションの制度撤廃を求めて、動労千葉と共に声をあげよう。

3・18動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~
DC会館(千葉市中央区要町2―8)


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2023年3月7日火曜日

闘いなくして安全なし No.388


人員・コスト削減で相次ぐ脱線
3月ダイ改反対、
統括センター・ジョブローテーション廃止の声を

 2月3日、アメリカ・オハイオ州で141両編成の列車のうち50両が脱線して炎上する大事故が発生しました。大気や川に発ガン性物質や毒ガスの成分が放出され、何千人もの地域住民に避難指示が出されました。
 3月4日には同じくオハイオ州で212両編成の列車のうち約20両が脱線して送電線を破壊、1500軒以上の家屋が停電しました。

要員は3分の1、規制は緩和


 アメリカでは今年に入ってからだけでも10数件の列車事故が起こり、毎年平均1700回もの脱線事故が起こっています。
 事故の背景にあるのは、利益を優先した規制緩和と人員削減です。
 14年に危険物質を運ぶ列車に対して電子制御式空気ブレーキを搭載する規制が導入されました。これに鉄道会社の業界団体が激しく反対し、18年に規制が撤廃されました。今回の当該列車にはこのブレーキは搭載されておらず、事故を深刻化させたとされています。
 問題は設備面だけではありません。当該の鉄道会社はこの20年間で労働者を3分の1まで削減し、鉄道会社全体でもこの6年で労働者の3分の1が削減されました。
 労働者には過重労働が課せられ、車両検査の時間も削られました。一方、事故を起こした鉄道会社は22年、株主のために100億ドルの自社株買いを発表しています。

職場からの声と闘いが必要


 問題の根本は、鉄道会社が鉄道を「公共交通」「社会的に需要なインフラ」ではなく「金儲けの手段」としていることにあります。
 JR東が進める統括センター化・業務融合・職名廃止は、鉄道業務もそこで働く労働者もあまりに軽視しています。その姿勢は、相次ぐ強制配転にも表れています。
 3月ダイ改合理化・「その他時間」反対、統括センター・ジョブローテーションの制度撤廃を求めて、動労千葉とともに声をあげよう。


3月ダイ改阻止・23春闘勝利
3・18動労千葉総決起集会

3月18日(土)13時~DC会館



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2023年3月4日土曜日

日刊動労千葉 第9242号

3・1 65歳以降雇用延長 千葉地裁裁判
2023年 動労千葉弁護団総会


23春闘勝利!3月ダイ改阻止!大軍拡岸田政権打倒!
3・18動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~ 千葉市・DC会館


3/1 65歳以降雇用延長 千葉地裁裁判
山田特別執行委員が意見陳述

3月1日、65歳以降の雇用延長拒否・職場からの動労千葉排除をめぐる千葉地裁での裁判が行われた。裁判では山田特別執行委員の意見陳述、先行する事件との併合に向けた日程調整が行われた。

次回裁判は4月19日(水)11時~ 千葉地裁601号法廷にて。

山田特別執行委員の意見陳述(概要)

上回りでの65歳以降の雇用状況について

幕張事業所の上回り職場では65歳を迎えたJR出身者が雇用延長を希望してCTSに採用を拒否された人はいなかった。それが突然、すべての希望者が雇用を拒否されるようになった。

とくに21年9月末時点でJR出身で65歳以降も雇用されていた人たちが一斉に契約を切られた。どう考えても、半年後に私の雇用を断るためだったとしか思えない。

上回りの体制表を見ると要員が減っていないように見えても、業務に習熟した人がいなければ実際上は要員不足になる。CTSプロパー社員で上回り業務を担当している人から毎年4人程度、構内運転の訓練に出していたのに、この1年で1人しか出せていない。

65歳以降の雇用確保の努力義務について

65歳以降の雇用確保が努力義務になった。しかし、JRは「求人情報を登録したグループ会社の情報を提供するだけ」になった。これまで希望すれば65歳以降も雇用延長されてきたことから意図的に逆行させている。「雇用確保の努力」どころか、「雇用しないための努力」をしているような状態だ。

CTSの不当労働行為、不誠実な対応

CTSの対応には本当に怒り心頭だ。

団交で「管理職も同じで、みんな辞める」と回答されていた。それが裏でこっそり管理職だけ雇用されていた。本当に許せない。

団交の回答とまったく違うことを隠れてやるなんて、完全な不当労働行為だ。後出しジャンケンで、自分たちの都合のいいように回答を180度変えて良いなら団交は成り立たない。

雇用希望の書面を出したことにもCTSは返事一つしていない。本当に不誠実だ。

私と組合員を雇用しないためにJR・CTSが不当な対応を続けてきたことは明らかだ。私たちの雇用を認める判決を。

 

2023年 動労千葉弁護団総会を開催

「時効」の壁破り1047名解雇撤回を!
JR・CTSは65歳以降の雇用を行え!

2月21日、2023年動労千葉弁護団総会を開催し、各事件の担当弁護士をはじめ動労千葉弁護団の皆さんが参加した。

1047名解雇撤回をめぐる裁判でJR・中労委は「87年4月の不採用から申立期間の1年を過ぎた」という一点で国家的不当労働行為の真実から逃げようとしている。

だが、現実には採用候補者名簿に記載された者はすべて採用された。解雇にされた組合員も元々は全員名簿に記載されており、そこから排除した基準は不当労働行為であると確定した。JR東には採用義務がある。採用を拒否し続けている事自体、不当労働行為の継続だ。真実を明らかにするため、井手・深澤の証言が必要だと改めて確認された。

65歳以降の雇用延長拒否についてはJR・CTS双方が雇用の責任をなすりつけあっている。65歳以降の雇用が努力義務になったにも関わらず、JRは「情報を提供するだけ」と逆行する制度を作り、CTSは「JR社員のことはJRで」と逃げている。すべて動労千葉排除のために行われていることだ。

しかも、CTSは「管理者も同じ」などと団交で回答しながら、後から隠れて管理者だけ雇用させていた。不当性を裁判・労働委員会で徹底的にはっきりさせ、雇用を認めさせなければならない。

また、16年ガサ事件については、不当にも最高裁で組合側の請求棄却が確定した。改めて事件自体の不当性、客観的証拠なしで「事件が事実だった」とまで認定するなど、判決の重大な問題が確認された。

総会は、活発な討論を行って闘いの発展に向けた決意を固める場となった。職場での闘いと一体で、裁判闘争を弁護団とともに闘いぬこう。

 

2023年3月3日金曜日

日刊動労千葉 第9241号

ウクライナ戦争ただちにやめろ!
2/23全国反戦集会 

民主労総ソウル本部から、三里塚への強制執行
を弾劾する写真と動画が送られてきました



 

改憲・戦争阻止!大行進が主催する「ウクライナ戦争今すぐやめろ!2・23全国反戦集会」が東京・芝公園において650人の大結集でかちとられた。集会では、2・15~16の三里塚強制収用阻止の激闘を戦い抜いた反対同盟の萩原富夫さん、そして全学連の発言に対して大きな拍手が送られた。動労千葉から佐藤副委員長が登壇し、3月ダイ改・23春闘をストを構えて闘う決意が語られた。
集会後、右翼の妨害をはねのけ新橋駅の桜田公園までデモを貫徹した。

ウクライナ戦争1年 世界各地で反戦デモ

「銃を下げ、賃金を上げる!」2.25 イタリア・ジェノバ
 港湾労働者たちがウクライナに武器を送るのを拒否し24時間のスト。
全国から何千人もの労働者学生が結集し、ジェノバ港へ反戦デモ。



民主労総ソウル本部から、
三里塚への強制執行を弾劾する写真と動画が送られてきました。

2023年3月2日木曜日

日刊動労千葉 第9240号

23春闘勝利!3月ダイ改阻止!
大幅賃上げ獲得へストを構えて闘おう!

23年4月1日以降の新賃金及び労働条件改善に関する申し入れを動労総連合は2月20日(東日本)、21日(貨物)、動労千葉は24日(CTS)に行った。
動労総連合は、昨年11月、全組合員を対象に「生活実態ならびに賃金引き上げ要求に関する調査」を実施した。また、CTSにおいても職場アンケートを実施した。

大幅賃上げは待ったなしだ!
アンケート調査結果による組合員の生活実態は、昨年同期と比較して「非常に苦しくなっている」が57・1%、「やや苦しくなっている」28・6%、「同じだと思う」が14・3%となっており、ほとんどの組合員が改善を求めている。また、生活程度について94・2%の者が不満足を訴えている。
「家計は1ケ月の賃金で間に合いましたか」に対し、85・7%の組合員が不足したと答え、その補填については、「期末手当をあてる」が40%を占め、「貯金をおろす」30%、「妻の収入をあてる」が30%を占め、その他借金等によりやりくりしている状態にある。
調査結果にもとづく賃金引き上げ要求額は、「生活実態に基づき改善要求をした」85・7%、「現在の生活を維持するため」が14・3%を占め、平均要求額は4万2142円であった。

「転職という言葉が頭をよぎる」
CTSの職場アンケート結果では、生活費が「ときどき不足」、「いつも不足」が併せて82・1%で、その補てんを「生活費を切り詰める」「期末手当で補填」「家族からの援助」が多数であり、アンケートでは「給料の額を見てむなしくなる」「将来のことを考えるのが難しい」「転職という言葉が頭をよぎる」など、切実な回答が続く。
ウクライナ戦争を契機にあらゆるものが高騰しており、大幅賃上げはまったなしだ。組合員の圧倒的多数が「ストライキを配置して闘うべき」と回答している。ストを構えて23春闘を闘いぬこう!

 

組合の要求事項(概要)

1.2023年4月1日以降の基準内賃金を、物価上昇分も含めた 58,000円の原資をもって引き上げること。
2.エルダー組合員及びグリーンスタッフの基本賃金を、社員と同様に引き上げること。
3.配分に関しては、基本給を重点に行うこと。
4.定期昇給については、2021年に昇給係数「2」を削減したことから、昇給係数「4+2」で「6」とすること。
5.第2基本給を廃止すること。
6.賃金の大幅な引き下げとなる「人事・賃金制度」を撤廃するこ と。
7.昇進制度について、勤続35年で主任職2等級まで昇進・昇格できる基準昇進制度とすること。
8.定年を延長するとともに、エルダー・シニア社員制度を廃止し、改正高齢者雇用安定法の施行に踏まえ70歳まで働くことができる労働条件の確立を図ること。

【JR貨物要求】
(1)55歳以上の賃金減額の撤廃。
(2)シニア社員の労働条件について。
① 本体雇用により社員同様の勤務を行うことから、賃金を見直すこと。とくに基本給については全国同一とし、地域間格差を解消すること。
② 賃金の減額に応じて、年間休日数の増又は1日あたりの労働時間の短縮を図ること。

【CTS要求】
1.2023年4月1日以降の基準内賃金を40,000円の原資 を持って引き上げること。
2.時給制の契約社員・パート社員については一律、時給1,50 0円に引き上げること。
3.全社員に住宅手当が支給されるように適用条件を改正すること。
4.希望者全員を正社員に登用すること。
5.本人希望に沿って70歳までの雇用を行うこと。JRからのエ ルダー出向者についても同様の扱いとすること。
6.年間休日をJRと同様の114日とすること。

 

外注化阻止ニュース 第621号


ジョブローテ統括センター強制配転に反対!
深刻な権利侵害に「制度廃止」の訴えが必要

 JR千葉支社は7月から管内のすべての駅を(営業)統括センター化することを提案しています。職場としては銚子・鴨川・木更津の3運輸区が廃止され、統括センター化されます。
 統括センター内は「一職場」として扱われます。「今日は銚子駅、明日は運転士、次の日は成田駅」といったことが勤務指定一つで決められることになります。
 会社の態度は、「どの職場で、どんな仕事をさせるかは、すべて会社の自由だ」「それが当然だ」というものです。しかし、〈どこで、どんな業務で働くか〉は、労働者の権利の根本に関わる重大な問題です。会社が好き勝手に決めていいことではありません。

「どこに配転されるのか」


 すでに運転職場ではジョブローテーションによる強制配転が繰り返されています。生活上の困難が生じたり、希望しない職種への転換で休職に追い込まれる人も出ています。
 ジョブローテーション提案時から、現場からは「どこに配転されるのか」「なぜ職名を廃止するのか」「安全レベルが低下する」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」と声が上がっていました。まさに現場で起こっていることそのものです。
 当初、会社が語った「社員自ら主体的にキャリアを描く」という言葉が、ただの建前だったと完全にはっきりしました。ライフサイクルを「輸送のプロをつくるため」と言ってきたことと同じです。

制度そのものに反対の声を


 ジョブローテーションも、統括センター化も、制度の廃止を訴えることが必要です。会社の目的が、乗務員の団結を破壊して現場の抵抗力を奪うことにあるからです。
 会社の施策は決して万全ではありません。多くの矛盾があります。打ち破る力は職場からの「反対」の声、団結した闘いにあります。

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