3・1 65歳以降雇用延長 千葉地裁裁判
2023年 動労千葉弁護団総会
3・18動労千葉総決起集会
3月18日(土)13時~ 千葉市・DC会館
3/1 65歳以降雇用延長 千葉地裁裁判
山田特別執行委員が意見陳述
3月1日、65歳以降の雇用延長拒否・職場からの動労千葉排除をめぐる千葉地裁での裁判が行われた。裁判では山田特別執行委員の意見陳述、先行する事件との併合に向けた日程調整が行われた。
次回裁判は4月19日(水)11時~ 千葉地裁601号法廷にて。
山田特別執行委員の意見陳述(概要)
上回りでの65歳以降の雇用状況について
幕張事業所の上回り職場では65歳を迎えたJR出身者が雇用延長を希望してCTSに採用を拒否された人はいなかった。それが突然、すべての希望者が雇用を拒否されるようになった。
とくに21年9月末時点でJR出身で65歳以降も雇用されていた人たちが一斉に契約を切られた。どう考えても、半年後に私の雇用を断るためだったとしか思えない。
上回りの体制表を見ると要員が減っていないように見えても、業務に習熟した人がいなければ実際上は要員不足になる。CTSプロパー社員で上回り業務を担当している人から毎年4人程度、構内運転の訓練に出していたのに、この1年で1人しか出せていない。
65歳以降の雇用確保の努力義務について
65歳以降の雇用確保が努力義務になった。しかし、JRは「求人情報を登録したグループ会社の情報を提供するだけ」になった。これまで希望すれば65歳以降も雇用延長されてきたことから意図的に逆行させている。「雇用確保の努力」どころか、「雇用しないための努力」をしているような状態だ。
CTSの不当労働行為、不誠実な対応
CTSの対応には本当に怒り心頭だ。
団交で「管理職も同じで、みんな辞める」と回答されていた。それが裏でこっそり管理職だけ雇用されていた。本当に許せない。
団交の回答とまったく違うことを隠れてやるなんて、完全な不当労働行為だ。後出しジャンケンで、自分たちの都合のいいように回答を180度変えて良いなら団交は成り立たない。
雇用希望の書面を出したことにもCTSは返事一つしていない。本当に不誠実だ。
私と組合員を雇用しないためにJR・CTSが不当な対応を続けてきたことは明らかだ。私たちの雇用を認める判決を。
2023年 動労千葉弁護団総会を開催
「時効」の壁破り1047名解雇撤回を!
JR・CTSは65歳以降の雇用を行え!
2月21日、2023年動労千葉弁護団総会を開催し、各事件の担当弁護士をはじめ動労千葉弁護団の皆さんが参加した。
1047名解雇撤回をめぐる裁判でJR・中労委は「87年4月の不採用から申立期間の1年を過ぎた」という一点で国家的不当労働行為の真実から逃げようとしている。
だが、現実には採用候補者名簿に記載された者はすべて採用された。解雇にされた組合員も元々は全員名簿に記載されており、そこから排除した基準は不当労働行為であると確定した。JR東には採用義務がある。採用を拒否し続けている事自体、不当労働行為の継続だ。真実を明らかにするため、井手・深澤の証言が必要だと改めて確認された。
65歳以降の雇用延長拒否についてはJR・CTS双方が雇用の責任をなすりつけあっている。65歳以降の雇用が努力義務になったにも関わらず、JRは「情報を提供するだけ」と逆行する制度を作り、CTSは「JR社員のことはJRで」と逃げている。すべて動労千葉排除のために行われていることだ。
しかも、CTSは「管理者も同じ」などと団交で回答しながら、後から隠れて管理者だけ雇用させていた。不当性を裁判・労働委員会で徹底的にはっきりさせ、雇用を認めさせなければならない。
また、16年ガサ事件については、不当にも最高裁で組合側の請求棄却が確定した。改めて事件自体の不当性、客観的証拠なしで「事件が事実だった」とまで認定するなど、判決の重大な問題が確認された。
総会は、活発な討論を行って闘いの発展に向けた決意を固める場となった。職場での闘いと一体で、裁判闘争を弁護団とともに闘いぬこう。