3・27結成総会
「久留里線と地域を守る会」
5千筆こえる廃線反対署名
80人の参加で「守る会」結成
3月26日、「久留里線と地域を守る会」の結成総会が沿線住民の呼びかけで開催され、80人が参加しました。その場で入会する地域住民も多く、熱気あふれる総会となりました。
総会に先立ち1月から廃線反対の署名運動も取り組まれてきました。呼びかけたのは、木更津・君津・袖ヶ浦の3市の沿線住民25名で、総会時にはすでに5千筆を越えて集まっていることも報告されました。沿線住民にとって廃線化がいかに切実な問題であるかが示されています。
3月9日、JR千葉支社は、「久留里線のあり方について県と沿線の君津市に協議を申し入れた」と発表しました。「JR東日本が不採算を理由にバス転換に向けて動き出すのは初めて」と報じられ、とくに久留里~上総亀山駅間が「収支率最悪」として焦点にされています。
地域住民・現場労働者を軽んじるな
「赤字だ」と宣伝されていますが、この区間では日中帯に5時間以上も列車が走らない時間があります。久留里駅を除く3駅(上総亀山駅、上総松丘駅、平山駅)は無人駅です。その駅舎やトイレの掃除、周辺の草取りなどは近隣住民が行っています。
JRが路線の一部を切り取って「乗客数が減少したから」「大変な赤字だから」と宣伝して鉄道をなくすことに対して、総会では「私たちにはどうしても納得できません」と訴えられています。
地域住民の生活を軽視する会社の姿勢は、業務融合化・「その他時間」・ジョブローテーション等で現場労働者や鉄道業務を軽んじるあり方と同じです。地域住民とともに業務融合化・廃線化・ワンマン化反対の声を上げよう。
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